【コミッション】 たてがみ少女と夏の日

  「ふああ……よく寝た」

  私は目を覚ますとまずはぐっと背を伸ばした。そしてカーテンを引き、窓を開けて部屋の空気の入れ替えをする。今日はよく晴れていて、朝の日差しと共に爽やかな空気が窓の外から流れてくる。お昼には暑くなるのだろうけど、やっぱり朝のこの瞬間は特別なものがある。

  それから通学の準備をする。といっても昨日の夜のはすませていたので、それを確認するだけだ。整理整頓と掃除も問題無し。

  部屋を出て歯を磨き、シャワーを浴びる。夜に入るお風呂も一日の疲れを取るあの感じがいいのだけど、朝のシャワーもさっぱりしていいものだ。わざわざ家を出る前にシャワーなんて浴びない人が多いんなんて、私にはにわかに信じがたい。寝汗とか気にならないのかな?

  「おはよう」

  シャワーの後に一息ついて制服に着替えてリビングに行くと、長期出張中で不在の両親の代わりに兄が朝食を用意してくれていた。

  「シャワーもいいけど風邪をひかないようにな」

  「うん。これくらいなら大丈夫だよ」

  兄は病弱な私をいつも心配してくれている。高校の登校時間だって私の通う中学校より遅いはずなのに、わざわざこっちに合わせて起きてくれているほどだ。そんな兄の優しさに私はつい甘えてしまう。

  「テレビでもやってるけど、最近変な病気が流行ってるんだから、かおりも気をつけないと」

  最近のテレビのニュースではパンデミックの情報ばかり報道されていて、今もコメンテーターが画面の中で意見を交わしている……。

  「我々の中にも体調不良とかで休んでいる者がいますからね。国民は安心できませんよ……」

  どうにも出演者の一人である女子アナウンサーがしばらく番組に出ていないらしい……いつからだろうか世界中で人間が獣に変わる病についての報道がされるようになったのは。それはいきなり発症し、人間の姿を別の生き物に変えてしまうだけでなく、性格や性別までも変わってしまうこともあるのだ。

  そしてまだ感染経路や治療法は発見されていないままだった。

  「気をつけるっていっても対策しようもないんだから。手洗いとうがいとかはいつもやってるんだし」

  とはいえ私は病気がちなのだから、自分でも気がかりなのは事実だった。こんなのに感染なんてしたくはないのは誰でもそうだろう。

  「おはよう」

  「かおりちゃんおはよう」

  学校へ行きクラスメイトと挨拶をして、授業を受ける。世間は獣化病で大騒ぎだけど、学校に来ればいつもの普通の日常が続いている。経路が分からないとはえ感染対策をしっかりやってはいるが、私としては他の病気も防げるからありがたかった。

  「そうそう昨日獣化病にかかった人見たんだけどやばかったよ。見た目がもう人間じゃないんだもん」

  「怖いよね。あんなふうになっちゃうなんて……私らも気をつけないと」

  その人も別に悪いことをしたわけでもないだろうに、とんでもないことをしたかようの扱われているのがちょっとかわいそうだと私は思った。だから、対策のしようもないけど今朝兄に言われたようなことをつい私は口にしていた。

  私は普段からしっかり対策してるんだから大丈夫かもだけど、病弱なのだから油断しないようにしないとなあ……。

  「ちょっと遅くなっちゃった」

  放課後の当番のついでに先生から用事を頼まれてしまったので、帰るのがすっかり遅れてしまった。だけど部活動をしている人たちはまだ残っているようだったので、先生は謝ってたけどそこまで遅くはないのかもしれない。兄が心配するといけないから早く帰らないとなあ。

  「夏だからまだまだ明るいのはいいけど、暑いのはかんべんして欲しいよ……」

  もう夜が来そうだというのに日差しが強いままだ。暑さはもちろんのこと、汗だくになるのも好きではないので、夏は私にとって嫌な季節である。

  パンデミックなんだし寄り道しないで早く帰らないと……なんてちょっと焦ってしまってたのか、暑さにうんざりして空なんて見上げてしまっいたので、私は前にいたであろう人にぶつかってしまう。

  「すみません……きゃっ!?」

  「あら、いいのよ別に……」

  女性の声だけどしゃがれていてやけに低い。それよりもその風貌を隠すようにボロ布をまとったその姿に、私は驚いて声を出してしまった。

  やけに背が高くて大柄で、下半身になにか隠しているのか妙に膨らんでいて、なによりボロ布から覗くその顔には灰色の毛皮が生えていて、ニヤリと笑う口元からは鋭い牙の生えるハイエナのような顔だったからだ。

  肉食獣らしい厳つい圧力はあったが、その人はそそくさとその場を後にしてしまった。

  「うっ……」

  驚きと緊張のあまりその時は気がついていなかったのか、その人がいなくなってからとても酷い悪臭を感じて、私は反射的に鼻をつかみ顔をしかめてしまう。

  もうそこにいないのに残り香が強く残留している。酷い獣臭さと汗の臭いの混ざったようなすえた臭い……とにかく不快で、吐き気がして冷や汗さえ出てくる。

  あの人は獣化病を発症してしまった人だろうか……かかった人と直接の接触があっても感染することは無いので、不当な隔離や差別などをしないようにとの通告が国際機関から世界中の国に伝えられているといえ、あまりいい気分はしない。

  なによりあの悪臭……きれい好き私としては耐えがたいもので、それがよりいっそう不安にさせた。早く帰ってシャワーを浴びないと。

  「ふう……今日は大変だったな」

  家に帰るとまず窓を開けて、むわりとした部屋の空気を循環させてからエアコンをつけた。

  普段ならまずは部屋の整理整頓と掃除をするのだけど、今日は一刻もシャワーを浴びたかったのですぐにお風呂場に向かう。

  「おかえり。やけに時間かかったみたいだけどなにかあったの?」

  「ただいまー先生に用事までたのまれちゃって。汗もかいたしちょっと先にお風呂入っちゃうね」

  そこまで遅くなったわけではないと思うのだけど、兄は私になにかあったのではと不安になっていたようだ。今日は放課後に当番があることを伝えていたのだけど、頼まれ事で少し遅れたことまでは伝えなくてもいいかと連絡していなかったので、いらない心配をかけてようだ。

  ごめんね。こんなことなら一言連絡しておいてもよかったな……。

  「でも私だってもう中学生なんだから、いつまでも子供じゃないんだけどね」

  悪いなあと思いつつも、そんな兄のことをちょっと過保護じゃないかなあと思うこともたまにある。めんどくさくなることもあるけど、それでもいつも私のことを気にかけてくれる兄のことは感謝している。もっと仲の悪い兄妹もいる中でとても頼りになるにだから、反発なんてする気はまったくない。

  「ふう……」

  兄との会話もそこそこに私はシャワーを浴びた。少しだけほっとするけど、まだあの悪臭が鼻に残って全身にまとわりついている気がして、念入りに頭も体も洗って湯船につかった。お気に入りの入浴剤も入れて、その香りに包まれているとやっと気持ちが落ち着いてきた。

  余計に心配させてしまうし、ぶつかっただけなのだからさっきのことは兄には言わなかった。

  あの全身がゾワゾワするような不快な臭い……あれは人が近づいてはいけないものだとはっきり分かる。今思い出しても怖くなる。

  「でも、あの人も大変だろうなあ……私ならあんなの嫌すぎるな」

  夕食をとり、宿題と明日の準備をし整理整頓と掃除をすませる。手入れをきちんとしているからベッドもいつもさらさらだ。こんなの毎日していることだからゴミなんてそうでないけど、手を動かしていると考えがまとまってくる。

  いくら接触や空気感染もしないとはいえあの風貌となにより酷い悪臭。あの人が悪いわけじゃないけど、どうしても不快な出来事として頭から離れない。

  「大丈夫だよね……」

  けれども作業をしていると気持ちもだいぶ落ち着いてきた。やはりこういう時は手を動かすに限るなあ……明日も学校だし早く寝ないとね。

  「大丈夫じゃなかった……やっぱり昨日のが原因なの……」

  私は自分の身に起きたことに息が詰まりそうになり、目の前がちかちかしてしまう。不安でどうにかなってしまいそうだ。

  朝起きると私の体からは短い尻尾が生え、体毛が妙に濃くなっていた。ムダ毛だらけの体も尻尾も信じられないのに、口と鼻が少し前に出てきていてなんだかちょっと動物みたいな顔だ。

  どうしてかアソコや脇の毛ももじゃもじゃになっていてなんか固いのも地味に嫌だ。

  「どうして……どうしよう……」

  こんなの誰にも言えない……接触じゃ感染しないんじゃなかったの?

  窓を開けて朝の空気を吸い込んでも、今日は爽やかな気がしない。いつもよりも違う匂いが増えている気がして、それがより私の不安を駆り立てる。

  とにかく全身が不快で、絶対にこうなってはいけなかった忌避感でいっぱいだった。途方に暮れくよくよしてしまう。

  「どうしよう……」

  まだちょっと変なだけで明日には治るかもしれない。なにより獣化病にかかっちゃったなんて言えるわけがない。

  学校もあるしマスクをしてたらまだぜんぜん分からないはず。無駄毛も処理すればなんとか……私はいつもとは違う学校へ行く準備をして部屋を出た。

  「かおり大丈夫か? 今日は休んだ方がいいんじゃないか」

  「大丈夫だよ。風邪かもしれないだけで熱とかはないけど、念のために朝のシャワーは我慢して家の中でもマスクしてるだけだから」

  本当はシャワーも浴びたかったけど、準備に時間がかかったから我慢だ。朝食は口元を見られないように先にすませておいた。

  とりあえずはこれでなんとかなりそうだ。風邪で休むのも限界があるだろうし、登校できるうちに登校しておきたい。私の心配をしている兄をなだめ登校することにした。

  「暑い……でもこれでなんとかしなくちゃ」

  夏だというのに私は長袖を着用し、マスクまでつけて登校していた。何もしてなくても汗がじわじわ出てくるのに、長袖で歩くとどんどん汗が手てきてしまう。

  汗臭くないかな? それにこんな格好なんかして周りに見られているような気がして落ち着かない。でも、しばらくはこれで生活しなくちゃいけない……。

  「おはよう」

  「かおりちゃんおはよう……えっ、どうしたの。大丈夫?」

  「うん。風邪っぽいからちょっとね……」

  学校でクラスメイトと挨拶をした。汗臭くないかが気になっていて、全てがすぐにばれてしまわないかとドキリとしたけど、誰も何も疑わない。しばらくは問題なさそうだ。

  念には念を入れて寒気がするという理由で長袖を許可してもらったので、体中の無駄毛も大丈夫みたい。

  「おはようございます」

  だけど夏だというのに長袖は辛いものがある。学校に着いたからもう歩かなくていいとはいえ、ホームルームが始まったばかりだというのに私は汗だくになっている。

  その後の授業も自分が汗臭くなっていないか気になってしまい身に入らない。不安もいっぱいあるけど、とにかく全身にまとわりつく汗が蒸れて不快でしょうがない。汗をかくことも、体に起きていることも嫌で仕方がない。避けたくて、ものすごくしてはいけないことをしてしまっている気分になる。

  「無理しないでやばい時は早退してね」

  「うん……」

  友達が心配してくれるのも悪いし、どんどん自分がみじめで嫌になってくる……なんとか授業をすべてこなして私は家に帰った。

  「かおり大丈夫だったか?」

  「うん。体調はそんなに悪くは無いし熱も無いからなんとかなったよ」

  「休んでもいいんだからな」

  「分かってるって」

  元々病弱で休みがちだから学校はなるべく行きたい。体調は別に悪く無いし、風邪とかならうつす可能性もあるけどうつらないはずだし、そもそも獣化病と決まったわけでもない。明日にはきっと良くなってるはずだ。

  「明日に備えて今日は早く寝るね。おやすみ」

  けれども今日はまだましなほうだった。私の病状はどんどんここから悪くなっていったのだから……。[newpage]

  次の日起きると私の体の症状は悪化していた。

  体毛はより濃くなって黄土色の産毛のようなものが体中にびっしりと生えてしまっている。牙も爪も少し長くなって、鼻先もやや伸びてしまって動物っぽい顔になりつつある。

  尻尾もまた出てきているし、全身の感覚がやはりいつもとは違う。

  「やだ……こんなのひどいよ」

  どうしよう……病院に行っても治療のしようがないから薬も無しに帰されるだけだし、休めばいいかさえも分からない。

  私の体毛はもう無駄毛といえないほど濃くなっていて、ムダ毛として処理するのも限界がある。尻尾も口先も昨日より伸びてるし、爪まで鋭くなって気がする。

  アソコと脇の毛はもう剃ることすら出来ないほど固い剛毛の密林になっていて、朝起きたばかりだというのに汗で湿っていてなんだか汗臭いのがすごく嫌。そう、なんだか体中から変な臭いがしてきている気がして恐ろしくなる。

  「嫌だなあ、こんなのすぐ治るよね……」

  兄が起きる前に早くシャワー浴びなくちゃ……この体を早くきれいにしないと。

  「うう、暑い……臭い……」

  長袖のおかげで体毛は隠せるけど、夏だというのに厚着をして毛まで生えてきているんだから暑くてしょうがない。汗が昨日より噴き出てきてたぶん汗臭いんだろうなと思うと本当に嫌だ。

  しかもそれが次の日、更に次の日と酷くなっていくので私はまいってしまう。

  適度に学校を休んでみたりもしたけどダメだった。体毛はどんどん濃くなっていって、それが体毛ではなく毛皮であることに気がついてしまった。毛皮としてはまだ薄いけど、あのハイエナのような灰色ではない黄土色の毛皮に私の全身は覆われつつある。

  尻尾も口先も鼻先も牙もますます伸びていって、今や耳まで変形し始めてて、私の顔はより動物らしい顔になってしまう。

  それにまさかとは思っていたけど、体臭に鼻をつまみたくなるような獣臭さまで加わってきた気がして本当にげんなりさせられる。

  「なあ本当に大丈夫なのか? 病院行った方がいいんじゃないのか」

  「大丈夫だって。うつすといけないから部屋にいるだけで、明日は学校に行くつもりだし」

  「ならいいんだけど、本当に無理はするなよ」

  兄にはこの体のことを隠したままだ。いつばれてしまうのだろうと思うとヒヤヒヤするし、こんな場合なら誰でも心配するだろうから申し訳なくなる。

  なんとか登校しても夏だというのに変化を隠そうと更に厚着をしていたのと毛皮のせいで、熱くて蒸れて汗まみれでたまったものじゃない。

  獣化病の症状だけでも絶望的な気分にさせられるのに、獣臭くて汗だくになって毛皮に染み込んで汗臭くなるのがものすごく嫌で嫌でしょうがない。むしろ、あまり清潔じゃないことの方が耐えられないかもしれない……しっかりシャワーを浴びておかないと。

  「もうカミングアウトしたあほうがいいのかなあ……」

  もしも獣化病なら治らないのだし、全て打ち明けてしまえば汗で臭くて不潔で不愉快な状況からだけは解放されるかもしれない。

  そんな私を嘲笑うかのように病気の症状は日に日に悪化していき、私の姿は獣じみていく……汗臭くてみじめで醜い。それが今の私。

  なのにちょっと変な気分になる時があって、それの正体が分からなくてモヤモヤしてしまう。[newpage]

  獣化病の症状が表れてから一週間くらい。まだ兄には話していない。症状の悪果も著しそろそろ隠すのも限界のように思うけど、出席のことを考えて学校には来ていた。

  だから友達が遠慮がちに話しかけてきた時は、ついにこの時が来てしまったのかと思っていたのに少し違ったので、私は驚くと共にとても恥ずかしくなってしまうのだった。

  「ねえかおりちゃん……お風呂には入れてる? なんだかここ最近獣臭いよ……見た目もなんだか変だし、目が怖いよ」

  ただでさえ普段から病弱で休みがちなので迷惑をかけているであろうクラスメイトは、なんだかとても言いにくそうにしているし、意地悪でもないのだろう。

  だけど、てっきり汗臭いと言われるものばかり思っていたので獣臭いと言われてドキリとしてしまった。毛皮に顔が覆われてなければ真っ赤になっていたかもしれない。

  毎日お風呂に入っているが、間違いなく今の私は汗臭いはずだ。なのに他人に知られてしまうくらいの獣臭さまであったなんて……めちゃくちゃ恥ずかしいし、明日はどうしよう登校できるのかとか考えるべきことがあるはずなのに、私はなんだか違う意味でドキドキしてしまっている。

  それなのに、病気のことをもうみんなうすうす気がついているのかもしれないのに、獣臭いと言われてちょっとだけときめいてしまった。最近のもやもやの正体が分かっちゃった……。

  私はこの汗臭くて獣臭い自分の体臭に興奮し始めているのだ。

  「おかえり。ちょっと話があるんだけどいいか?」

  家に帰ると兄からもそういわれてしまい、もう隠し通すには無理があったのだろう。私はおとなしく受け入れることにした。

  「服を脱いでくれないか。意味は分かるだろ?」

  私はマスクを外して大げさに身につけていた帽子やマフラーも脱いで服をめくって見せた。

  「そうだよな……かおりお前は隠せていたつもりだったのかもしれないけど、体毛も臭いもバレバレだったんだぞ」

  兄も言いたくても言えなかったのだろう。悲しい顔をしていて私も悲しい……だけど、私はそんなこと考えている場合ではないのに、やっぱり臭かったんだと知るとドキドキしてしまい、ムラつくものがあった。

  「とにかく病院行こう。行けばなんとかなるかもしれないし……」

  やるせないように声をしぼり出した兄にこれ以上迷惑をかけるわけにもいかないので、次の日私たちは病院に行き検査を受けたのだった。

  体重や身長を計り、血液検査やレントゲンを撮ったり……診察というより徹底的な健康診断といった感じだったけど、治療法も対策も無いので観察経過ということで家に帰されててしまった。

  隔離も必要ないらしい。やはりなんともならないようで、私は分かっていたとはいえこの現実をはっきり突きつけられてしまい、とても落胆したのだった……。

  それから数日たった。とにかく空気でも接触でも他人には感染しないようなので、隔離はされずそのままの生活を続けられるようだ。家でも学校でもそのままで、違うのは私だけ……いくら大丈夫と言われても、みんな私を避けている。

  当然だ。私でもそうするだろう。もうすでに人間ではない獣じみた見た目なうえに獣臭さまで発生しているのだから……今も病状は進んでいるし、茶色い髭のようなものまでうっすら生え始めている。

  ただ、こうなってから少しだけ自分の身体やにおいも気にならなくなってきていた。もちろん嫌だし耐え難いことではあるのだが、カミングアウトをしたせいなのか、体の変化に馴染んでいっているのか、以前よりも気持ち的には楽になった。

  「んっ……お兄ちゃん……っ!」

  その代わりになんだかムラムラしてしまうようになっていた。今までそんなこ感じたことも無かったのに、急に性欲という物が芽生えてしまい、お腹が空くように体の生理現象としてエッチな気分になって発散したくなってしまう。

  「お兄ちゃん……お兄ちゃん」

  なので私は頻繁にオナニーをするようになってしまっていた。そんなことしたことなかったのに……ムラムラしてアソコがじんわりと熱くて自然と割れ目に手を入れてしまった。

  私のアソコはもう固い陰毛でジョリジョリでハリネズミみたいになってて酷いありさまだ。脇も同じような状態で、毛皮は黄土色で体の内側は少し色が薄くて、腋毛や陰毛は固くて黒い毛でバリバリで酷い臭いがする。しかも、腋からなんだかネトネトした汁のようなものさえ出てきているようで、それがまた不快な臭いをしている。

  股からは妙におりものの出る量が増えてパンツに黄色い染み汚れを作ってしまう……。

  「あっ……んっ……」

  私は猫科っぽいのでおそらくライオンではないかと診断された。体毛はすっかり毛皮となって顔も体も黄土色の毛に覆われている。耳も尻尾もすっかり変形して獣じみている……もうすでに私は人間の女の子ではなく、ほとんどライオン獣人の雌という見た目になってしまっている。

  「こんなのしたくないのに……」

  モジャモジャのネトつく陰毛をかき分けて、初めてアソコに指をいれるとそれだけで気持ち良くてブルブルと震えてしまった。

  ゆっくりと指を動かすとじんわりとした気持ちのいい感じが体中に広がっていく。滑りが良くなった指を前後させると汁が出てきて変な臭いがし始める。

  「臭い……」

  これがオナニーというものなのだろう……オナニーをしていると兄のことばかり頭に浮かんできてしまうだが、獣化したうえにこんな淫乱になってしまったなんて知られるわけにはいかない。

  今もこうして声を殺して固くてモジャつくアソコをいじりながら兄のことを考えてしまう。

  「お兄ちゃんっ……お兄ちゃん……っ」

  尻尾もしごいたりしてみて私は気持ちのアソコをいじる。ビクビクと甘い痺れが走り、背筋がゾクゾクする。いつか兄とエッチしてみたいなんて許されない妄想ばかりしてしまう。

  「やっ……こんなっ……臭いのにっ」

  アソコをいじると快感が走るだけでなく、嗅いだことのない変な臭いがしてきて忌避感に苛まれるのにムラついてしまう……毎日オナニーばかりしているのに、兄とエッチなことしている想像ばかりしちゃっている。こんなおかしくてはしたない妹なのに、兄は顔を合わせるといつものように優しく接してくれる。それがいけないことだって分りきったことなのに、つい襲いたくなってしまう。

  そんな思いも性欲と一緒に解消しようと、兄に隠れて私はオナニーに夢中になってしまう。

  「あっ……イク、臭いのイッちゃう!」

  声を出したいのも堪えながら毛でボーボーの変な臭いのするアソコを切なくいじる。オナニーをしていると自分の体臭もまるでいい匂いのように錯覚してしまう。

  特にアソコと脇が臭いのだが、脇のあの独特の妙な匂いはもちろん……発情した雌の女性器というのもまたおかしな匂いがしていて、それが陰毛に溜まって蒸れてとても臭いのだ。

  「臭い……私臭いよう」

  獣臭くて汗臭い私の体臭、濃くなっていく腋とアソコの不快な臭い……それらを嗅ぐと本能的に嫌悪の感情がつきあがってくるのに、いけないことをしていてひどくドキドキしてしまう……。

  臭いのがやみつきになるというのが以前は理解できなかったが、今ならよく分かる気がする。

  「ダメッ……ダメなのに……こんな……」

  オナニーをしていてだいぶ性感が高まってくると私は腋毛と陰毛をよくまさぐってやり、その指先を獣じみた湿った黒い鼻先に持っていく。

  「うぐっ!?」

  自分の体臭なのにその衝撃におもいきりえづいてしまう。二つの独特な不快な匂いが鼻にまとわりつき脳に直接届く。

  どういうわけか私はそれで非常に興奮してしまうのだ。もう自分の身体の匂いだけでも発情してしまう。特に臭い所の匂いは私をより発情させた。

  「く……臭い! 臭いの! 臭いのイクッ!」

  私は兄のことを思いながら自分の体臭にクラクラして絶頂してしまう。すっかり最近の日課になってしまっているけど、癖になりそうでやばいなあと痙攣しながら自分の臭さのことをぼんやりと考えるのだった。

  

  「ここ分るやついるかー? 当てるぞ」

  「はい、答えます」

  私が挙手をして立ち上がるだけでクラスに緊張が走り、ざわつくか感じがしている。

  避けられていて居心地はあまり良くはないが、みんな関わりたくはないようでいじめなども無いから学校には通うようにはしている。

  もう厚着はしていないけど毛皮のせいで暑くて蒸れているので、結局は汗臭くて獣臭いのも原因だろう。無精ひげのようなものもより濃くなって鬣みたいになってきているので、より臭うのかもしれない。

  「正解だな……もういいぞ……」

  先生もクラスメイトもよそよそしいけどそれはしょうがないよね。

  それにいろいろと慣れてきたせいもあって、お風呂が面倒になってきているせいもあるだろう。体毛を洗うのも乾かすのにも時間がかかるから、毎日お風呂に入らなくなってしまったから余計に汗臭いはずだ。

  でも、クラスメイトのみんなだって色んな匂いをさせてるんだからお互い様だよね。朝食の匂いや、私ほどではないにせよ汗の匂いに、男の子と女の子の匂い、特に雄と雌のアソコの匂いはたまんない。

  男の子なんてザーメンの匂いをプンプンさせてるんだもの。私と同じで朝から抜いてきたのかしら? あっ……やだ。ムラムラしてきちゃった。

  「先生トイレに行ってきます!」

  私がトイレに行くだけでクラスがまたざわつく。やばいどんどんムラムラしちゃう。授業の途中なのに教室を抜け出し、私はトイレに駆け込んだ。

  個室に入り胸ををはだけさせてパンツをズリ下ろす。ねっとりと糸を引いて、私の泡立つような獣の汁で毎日黄ばんでしまう下着は今も汗でしっとり濡れていてとっても臭そう。

  狭い空間に入りこんだから自分の体臭がよく分かる。獣化病の進行とともにまた体臭がきつくなったみたい。汗臭くて獣臭い匂いがまた強くなっちゃってる……鬣だってまた濃くなっちゃって、胸元にまでうっすらと生えてきているのに。

  すごく不快でこんなの嫌だって思うのに……この臭さが癖になっちゃう。汗や愛液などでガビガビになっている股の剛毛をかき分け、割れ目に指を滑りこませる。

  「あっっ……」

  うう、すごくいい……こんな嫌なのにすごくしてはいけなくて恥ずかしいことなのに、嫌悪すべき不快なことなのに、自分の身体から漂う悪臭を嗅ぎながらいやらしい穴をいじるととっても満たされてしまう。

  狭いから公衆トイレにも負けない自分の体臭が本当にくさいってよく分かっちゃう……こんな不快な匂いなのにすごく興奮しちゃう自分をもう否定できない。

  「あんっ……あああっ、あおおおおおっ!」

  だらしなく舌を口から出して獣のような声で喘いじゃう。もっと臭い匂いを直接嗅ぎたくて鼻先を腋に近づけて舐めまわしてみた、あの脇の嫌なにおいが鼻につき嫌悪感に胃がムズムズする。腋毛はワイヤーのように固くて、汗とそれ以外にも汁が出てきていてベタベタしていて変な味がするが、それが私にはいいスパイスになる。

  あの脇の独特の臭いを嗅ぎながらアソコをいじくりまわしてくると上がってきちゃう! 私はより興奮して猫科の柔らかい体を利用して自分の股に顔を突っ込んだ。

  「ふぐっ!!!」

  そこは黄ばんだ汁まみれで濡れていて普通に汚くて、腋なんかよりももっと臭くて奇妙な匂いがしている。クリトリス? もなんだか大きくなった気がするし、苦手な海外のチーズのような刺激的な発酵したようなとても不快で嫌な悪臭がしていて私は息が詰まってしまう。

  「おえええ……えへっ」

  不潔で臭くて忌避感が胸の奥底から湧いてくるのに、ゾクゾクしてなんだか嬉しくなっちゃう。自分の割れ目を舌で舐めるとざらついていて、ああ獣人になったんだな……という実感と共にとても良い感覚がする。固い陰毛が口に入ってきてよくないし、垢も溜まっているようなので舌に絡みついてきて全身の毛穴が総毛立つくらい最悪なのに、最高の忌避感に毛穴から頭の芯までぞっと寒気立ってしまう。

  割れ目の垢を咀嚼するとヌルついて味は無いのに少ししょっぱい気がして、なにより食べてはいけないものを口に含んだことによる味覚からの壮絶な危険信号により私は股を濡らしてしまう。

  拒否感……やってはいけないこと、酷い悪臭の元。そこの垢を舐め取っていくように割れ目に舌を入れて舐めまわすと、性の快感以上のものがゾクゾクと全身を駆け抜けて打ち震える。全身が熱い……股が濡れる。

  「はーああああ……くっさー……」

  私は体からの拒絶により吐き気を催しながら夢中でアソコを舐めた。気持ち良くて臭くて体がブルブルしっぱないでたまらない……それに飽きたら腋に黒ずんだ獣の鼻を突っ込んでまた違う悪臭を楽しんで股をいじった。割れ目からは黄ばんだ汚らしい汁がいっぱい出てきていて変な匂いがしている。

  尻尾の先にもいつの間にか茶色い毛が生えてきているのでしごいてみたら、やけに敏感でここも気持ちがいい……。

  「あはっ……ここもいいのお……くっさぁ」

  非常に敏感になっている尻尾は性器みたいでしごくだけでもオナれちゃう。何となく口に含んでみるとここも十分に臭くてダメな匂いがしていて股が濡れちゃう。

  敏感な尻尾をしごいて臭い先端をしゃぶり、股間をまさぐる。もう指なんて四本も入るようになってしまった。グリグリと股間をいじくりまわると気持ちが良くて、変な臭いでトイレが充満する。

  「あっくさっ、臭い……くさあ……」

  こんないけないことを学区でしちゃうなんて……でもすごく興奮しちゃう。汗だくになって腋も蒸れて、こうしてるとまた体が臭くなった気がする。

  もうトイレよりも私のアソコの方が臭いかもしれない。私公衆トイレになっちゃう……胸がドキドキして全身がゾワゾワして毛が逆立つ。

  体が収縮するような感じがして限界が近づいてくる……アソコがすごく熱くて、体が爆発しちゃうそう。

  「あっ……くさっ、臭い、私すごく臭いっ、イクイク、イクゥゥゥゥゥ!!!」

  私は自分の体臭に包まれ学校のトイレで絶頂するのだった。また一段と体臭がきつくなってしまった気がする……。

  私が満足した後のトイレは黄ばんだ汁があちこちに飛び散り、汗と獣臭さでめちゃくちゃで、困った私はそれを見ないことにして体調不良による早退で帰ることにした。今の私に早退くらいで注意してくる教師はすでにいない。[newpage]

  家に帰ってからは今日の出来事による疲れと、どうしてあんなことしてしまったのだろうという気持ちから混乱してしまい、お風呂にも入らずにすぐ寝てしまった。

  翌日、私はどうしようもない猛烈な火照りを感じ目を覚ました。体が熱くてたまらない……下半身がじんじん疼く。

  私は無意識に雌の割れ目に手を伸ばしかき回す。まだ初めてもまだなのにガバガバになってきているアソコは臭くて黄色い愛液でベタベタだ。もちろん指もそれで臭くなるので、その臭い指をひと嗅ぎして発情を促す。

  「くっさ、くっさぁ……」

  より私の体は獣の姿に近づいたようだ。また逞しくなり一回り大きくなったように感じる。黄土色の毛皮は完全に私の肉体を包んでしまっていて、顔つきも完全にライオンらしいものになっている。

  「あおおおっ! いいっ! ああああん!」

  我慢してたのにもう抑えが効かない、朝から盛って大声を出してしまう。クリトリスがまた大きくなっちゃったみたいで、親指くらいに成長していた。

  マンコを広げてクリを剥いてぐりぐりとマンカスをほじって手にねちゃりと付着させる。それを自分の獅子の黒い鼻にたっぷりとなすりつけてから、指を舐めまわして舌に広げる。

  「うっ!」

  鼻と口の中の両方から強烈なえぐみと臭気が脳へ突き抜け、胃からこみ上げてくるものにえづいてしまう。このねっとり不快な垢を嗅覚と味覚で楽しみ、刺激臭にうっとりしながらクリトリスをしごく。

  「グルルル……ガオッ!」

  中に入れるのとは違う快感があって静かにしないといけなのに唸ってしまう。こんな汚らわしいことしちゃうなんていけないのに、いけないと思いつつも口の中と鼻の穴から強く主張してくるえぐみと臭気に身震いしながらオナってしまう。

  「んんんんんっ。すごい……クリちゃん勃起しちゃってる……あおおおおっ!」

  鼻が焼けちゃう……気持ち悪い。それにやっぱクリトリスが大きくなってる。シコシコクリをしごいていると鬣もモサモサ生えてきて、胸元まで覆い隠してまるで雄ライオンみたいになっちゃった。おっぱいからは生えてないから胸の谷間を鬣が抜けている。

  鬣には自分の縄張りをを主張するための油みたいなものがべったりついていて、これがまた変な匂いがして臭い。気分が悪くなるような生臭さがある。私の部屋は今、獣臭い体臭と、鬣の生臭さと、汗臭い匂いと、腋の匂いと、おマンコの発酵臭が合わさり、それが蒸れてとんでもない悪臭になっている。

  それが自分の体毛に染み込んでいく。早く学校に行ってみんなにもおすそ分けしたい……鬣をいろんな場所に、人に、こすりつけてやらなくちゃ。そう思うだけでクリトリスがビンビンに固くなって、私はそれをいっそう強くこするのだった。

  「お兄ちゃん……」

  鬣がすごく臭い……それなのにやっぱりその悪臭を嗅いでいると体が熱くなって興奮しちゃう……兄にもこの匂いを嗅いで欲しい。私の体臭を一緒に味わって欲しい。

  抱いて……私を抱いて、もっといけないことがしたい。兄とするなんて許されないことなのに、もう兄のこと雄として見れなくなっている。

  「アアーッ……! お兄ちゃん……あっすごい……来ちゃう、デカいの来ちゃう! イッちゃう!」

  私は鬣を振り回しながらガクガクと震えて絶頂を果たす。アソコからは黄ばんだ臭い汁が吹き出しベッドを汚す。体が硬直した後で私はそのすっかり汚れた不潔なベッドに倒れ込んだ。

  まだ私のしなやかな獅子の体は震えている。息を荒くしながら今朝のオナニーは今までよりも激しくて、とても満足だったので笑みがこぼれてしまう。

  ああ、いろんなことを妄想だけでオナニーして我慢しないとなあと思うと残念でならない……。[newpage]

  「生えちゃったなあ……」

  鬣はしっかりと頭と胸元まで生えてしまい、性別は雌のままだけど雄ライオンのような立派な茶色い鬣が出来てしまった。鬣は油みたいなものを分泌しているせいでベタベタしていて、嗅いだこと無い匂いがしてうっと胸やけがしてしまう。

  腋毛と陰毛もより長くなって、生えてる範囲まで広がってしまった。脇なんか油とは違う変な汁が出るようになって、汗とその汁が蒸れて顔をそむけたくなる匂いがしている。

  獣の耳に鬣にライオンのような顔。だいぶ筋肉質になってしまったけれども体つきはほっそりしたままで、雌らしい体のままだ。鬣がありつつも、私は完全に雌のライオン獣人になってしまった。

  「グルル……」

  発情と体の火照りがが抑えられなくて常に交尾のことばかり考えてしまう。授業中にオナニーをしているとつい小さく唸ってしまうのだった。

  この頃になるとクラスメイトのみんなは私にドン引きするようになっていた。常に漂う私の強烈な体臭のせいもあるが、ついムラムラしてしまって授業中にクリトリスと割れ目をいじってしまうせいだろう。

  ペンの代わりにクリを握ってしまっているが、ちゃんと授業を受けてるんだからいいよね。だってみんながおいしそうな匂いしてるのが悪いんだよ。私の乳首もクリトリスも学校に来るとこんなに固くなっちゃうんだから。

  でも、体臭を楽しみつつみんなのことを見ながら体とアソコをまさぐっていると、男子も女子も先生でさえも肉食獣に狙われた草食獣にみたいにおびえて私から目をそらそうとするんだもん。それが私をより興奮させてオナっちゃう……。

  そんなの襲ってみたくなっちゃうじゃん。誘ってるのかな? でもさすがに我慢しないとね。

  「ただいまー」

  私は家に帰るとすぐにオナニーの続きをする。部屋は閉め切ったままで掃除もしていないし、脇やお股からの汁や鬣の油に垢なんかですっかり汚くなっていて、開けた瞬間にムワリとした空気が出迎えてくれるようになった。それを吸い込むだけで乳首はもうビンビンに固くなっちゃう。

  運動部の汗臭い部室なんかよりもずっと変な匂いがしているこの部屋で、私は食事と睡眠時以外はムラムラが抑えられなくてオナニーをしてしまっている。

  本当はクラスのみんななんかよりも兄としたくてしょうがない。兄のことを考えながら私はパンツを脱いで自分の鼻先に押し当てる。おもいきり空気を吸い込むときつい刺激臭が鼻を刺し、私のアソコがじゅわりと濡れた。

  「お兄ちゃん……」

  黒くて固いちりちりの抜け毛が絡まる私の脱いだパンツは、一日履いただけで愛液でべったりと黄ばみが広範囲に出来ていて、汗と混ざって強烈な匂いがしている。

  それを今度は口に入れてしまう。味はあまりないがとにかく酷い風味が感じられて、口内から発生するその臭気と共に早く吐き出せと本能が訴えてくる。

  私はパンツを口に入れたまま割れ目に指を突っ込み、勃起したクリトリスをしごいた。パンツに唾液まで染み込んでいき、がっり染み込んだ黄ばみやマンカスがふやけてもっと酷いことになったんだろうなと想像すると、ドキドキして息が荒くなる。

  こんなにやっちゃいけないことをして、アソコをグリグリいじくりまわしているというのにどこか満たされない……。

  「お兄ちゃん……もう、こんなの無理だよっ! このままだと頭壊れちゃう!」

  自分の体臭に興奮しながらどんなにオナニーしててもムラムラが治まらない……兄とするなんてぜったいに許されないしてはいけないことなのに、もう我慢できない……私はふらりと立ち上がり、気がつくと兄の部屋のドアを開けていた。

  「なっ……お前裸でどうしたんだよ。汗もかいてるみたいだし風呂に入った方がいいぞ……」

  兄は私が来たのに驚いていて、しかも私の裸を見ないように目を伏せている。照れちゃってかわいいんだから。

  「ねえ、お兄ちゃん知ってるでしょ、私が毎日大声で叫びながらオナニーしてるって……あんなに吠えてるんだから、ご近所さんにも知られちゃってるくらいなのに」

  「なんのことだよ……」

  学校のみんなも大人も私を避けるのに、兄だけはこんな姿になった私を妹のままで見てくれようとしている。

  だからこそ今の私の体も臭いも全て見て欲しい、知って欲しい、抱いて欲しい……。

  「もう私我慢できないの……お兄ちゃんと一緒にいるだけで私のここがこんなになっちゃうの」

  「うっ……」

  クリトリスと乳首はビンビンに勃起していて、おマンコからは黄ばんだ臭い汁がダラダラ出てきてしまい床に垂れている。私は兄を誘惑しようとほほをザラリと舐めたのだが、兄は息が詰まったような顔をしている。

  「オナってたからちょっと臭かったかな? 確かに先にお風呂入ってくればよかったかな……ねえ、お兄ちゃん私のここ舐めて」

  私はおマンコを舐めて欲しくて割れ目を指で開いただけで顔に近づけてもいないのに、兄は鼻ををつまんで苦しそうにぎゅっと目を閉じている。

  そんなに私のアソコって臭いんだ……私のアソコの匂いで顔をしかめている兄を見ていると、その事実に胸がキュンキュンして下腹部がじゅんと熱くなる。

  だから兄のズボンを力づくで脱がせると、まだふにゃふにゃしているちんちんをさすってみる。初めて触る男の人のソーセージに私は楽しくなってしまう。ぐにゃりと柔らかいのに、刺激を与えるとちょっとずつ大きくなって固くなり始めるそれに期待している自分がいる。

  「あっ、おいやめるんだ。こんなの」

  「えへへ、でも固くなってきたよ」

  ちゃんと勃起してきた兄のちんちんに私は嬉しくなって、すぐにくわえてみた。味も臭いもぜんぜんしなくてちょっとがっかり。私がぶつかったハイエナの人は今思えばちんちんついてそうだったなあ……味も臭いもすごそう……。

  でも、私はそんなのよりも兄のが欲しい。これを入れて欲しくてたまらない。

  「くっ……やめろ……兄弟でこんな……」

  私がちんちんを舐めていると兄はちゃんと気持ちよさそうにしていて少しほっとした。私だってダメだとは思っているけど、もう止められないよ。

  「お兄ちゃんきて……」

  私は兄のベッドに寝転がり股を開いておねだりをした。すると兄は観念したようにベッドに乗ってきてくれた。

  やっぱり優しい、だから大好き……兄のちんちんの先が私の濡れてよくほぐれているアソコの入り口にそっと当たった。まだためらいがあるみたいだったから、私が兄に抱き着いて中へ導く手助けをしてあげた。

  「ああああっ、来てる! お兄ちゃんのがどんどん私の中に入ってくる」

  パチンと鈍い痛みと共に私の大事な所の膜が破れて錆と酸味が混じったような血の臭いがした。あんなにずっと欲しかった兄のちんちんがやっと私の胎内にあるのを感じて私は叫んでしまう。顔をしかめながら私のために兄が腰を動かしてくれている。とても幸せだ……。

  「あっ……グルル……おあっ……ああっ……」

  兄と体で一つに繋がれるなんて……しかもちゃんと指なんかよりも気持ちがいい……。

  ただの雄としてぎこちなく、ヘコヘコと私に対して腰を振っている兄のことが愛おしくてたまらない。固くなったちんちんに私の割れ目が広げられている。出たり入ったりを繰り返していて、アソコの臭い汁の匂いがここまで漂ってくる。

  「んっすごくいいよ……もっとして……」

  満たされて、たまらなくて私は兄をぎゅっと抱きしめた。兄はそれに応えてくれて頑張って私を抱いてくれる。

  兄妹で肉体を密着させて体臭でさえも混じりあって一つに繋がっている。アソコの中をちんちんで引っかかれてまた中に入ってくる。粘膜と粘膜がこすれて男の人の肉の棒が股に開いている穴を犯してくる。

  「あっ……つう……き、気持ちいいっ……!」

  兄にちんちんを突っ込んでもらえて私のアソコも熱くなる。おマンコがちんちんにからみついて、体や鬣から臭い匂いをまき散らしてる。

  私は雌の獣としてただ性欲に突き動かされて腰をくねらせた。アソコがヒクヒクしてる……熱くてぎゅっとしてくる……それがだんだんと大きくなってくる。

  「イクイクイク! お兄ちゃんイクウウウッ!」

  全身が震えて強張ると、私は背を弓なりにのけ反らせてビクン、ビクンと跳ねるように絶頂してしまった。

  兄も私の中に出したのを感じる……しばらく行為が終わった後も呼吸は乱れたままだった。[newpage]

  一度やってしまえばたタガが外れてしまい、それからは何回も兄に頼んでエッチしてもらっている。

  さすがに性行為なんてしてしまったせいか兄も獣化病の兆候が見られるようになってしまった。

  私のようにライオン獣人になりつつあり、少し汗臭くなってきている。兄とするのも、兄まで獣人化していくのも悪いなと思ってはいるのだけど、それ以上に私の心はときめいてしまうのだった。

  罪悪感に胸が少し痛みつつも、もっとエッチして欲しいし、もっと獣になって欲しいと兄を私から誘ってしまう。兄は私がおねだりすると快く引き受けてくれたけど、なんだかちょぅと元気が無いようにも見える。どうしたのかな、なにか悩みでもあるのだろうか……?

  「ねえ気持ちいい……?」

  そんな私はこの頃もっと臭くなった気がする。鬣が更に伸びて、おっぱいの間を通り抜けてお腹の方まで茶色い毛でモサモサになってしまった。ギトギトした油分と汗と体臭の蒸れた匂いがこもって一番ここが臭い気がする。だからオナニーをするときはここの匂いをよく嗅いでシコっていた。

  だから兄にもこの匂いを堪能して欲しくて鬣をこすりつけながら兄のちんちんをしゃぶったりしている。そうするとまだまだ臭気の足りない兄の肉棒も少しはまともになるからだ。

  だけど何故か兄は顔をしかめて苦しそうにするばかりで、私は残念に思ってしまう。

  「もうやめようこんなことは……」

  獣になりかけの兄は気持ちがいいはずなのに、いつも辛そうにしている。私を悲しそうに見るばかりか、エッチまでだんだんと渋るようになってきた。

  だから私が強引にでもエッチに誘わないといけないのだ。まったく発情した獣が二匹もいるのだから、性行為も無しなんてよくないはずだ。

  これからは私がしっかりと兄を見てあげないとな……兄は嫌がってはいいるが、エッチすればするほどより獣になっていき、私はエッチなことをたくさんしてあげた。

  「お兄ちゃんいい加減に出てきてよ。私溜まってるんだけど……」

  それからしばらくしてついに兄が部屋からほとんど出て来なくなってしまった。たまに顔を合わせた時に尻を見せつけて交尾に誘っても、反応は薄くて拒否されてれてしまう。

  今日も部屋から出てきそうにないので私はイライラしながら自室へと戻った。ドアを開ける前から異臭が鼻をくすぐるのだが、部屋に入ると熱でこもって淀んだ空気がむわりと出迎えてくれて、ヴッとむせ返り胃酸が逆流してくる。

  「くっせえ……」

  汗と獣と生物の生理的な悪臭を浴びて私はうっとりしてしまう。床には物やごみが散乱していて、ベッドや壁には私の垢や鬣の油や汁で黄ばみや黒ずみの染みがへばりつき汚らしい。それに私の体臭が染み込んでいてる。

  やっぱり自分の部屋は落ち着く……私は自分の鬣と同じくらいギトギトになっているベッドに腰を下ろすと、イライラとムラムラをぶつけるようにオナニーしようとしてから手を寸前で止めた。

  「危ない危ない、まだ我慢しないと……」

  最初はオナニー三昧だったのだが、私はそんな兄に抗議するかのように禁欲を始めていた。オナニーのし過ぎですっかりグロテスクな色になってしまった乳首やおマンコをいじらないでいると垢が溜まるのか、それとも体外に分泌されなくなるせいか、アソコの匂いがより濃くなった。

  禁欲し始めて気がついたのだが、どうやらこの身体は交尾やオナニーをしていないと体臭がよりきつくなるようだ。もはや避けるどころか私の体臭で授業が継続困難と判断され、ついに学校へ行くと隔離されてしまうようになった。

  だけど夏休みになって色々と都合がよかったので、私も兄へのあてつけのように部屋にひきこもるようになった。

  「もうっ! お兄ちゃんったら、いつからあんなに情けない雄になったのかしら……」

  雌の誘いを断るなんてどうかしてる。今度する時はしっかりお返ししないと……。

  禁欲中だけど代わりに私は自分の匂いをより楽しみようになった。交尾もしたいけど、これがあるからなんとかなっている所もある。

  私の鬣はまた生息範囲を広げて下腹部まで生い茂るようになった。より成長した陰毛と合流してしまい、頭のてっぺんから股間まで鬣が生えているような見た目になってしまっている。

  茶色くてぼさぼさでギトギトの鬣と、黒くてチリチリで硬い腋毛と陰毛ではっきりと区別はつくが、腋と股間の毛も鬣の一部のようになってしまっている。

  「くっさーい……」

  そしてやっぱりここが一番臭い。全て繋がってしまったせいで私の体臭の全て……汗と体と腋とおマンコと鬣から出る匂いが全部鬣にこもるようになって熟成されるものだから、私の体臭は今までのものよりもはるかに酷い悪臭となってしまった。

  学校で隔離されてしまうのも納得の臭さだ。今ならあのハイエナのお姉さんよりも私の方が臭いはずだ。

  「えへへ……たまらない」

  もう私は匂いのきついもの無しの生活が考えられない。だから以前は体を隠すために外で厚着をしていたが、今は部屋の中で厚着をしている。

  この真夏の暑くてたまらない締め切った部屋の中で厚着なんかしているものだから、汗が滝のように吹き出しそれが自分の毛皮や鬣を濡らす。しかも逃げ場がないので服の中で蒸されて体に蓄積されていく……。

  「あはっ、また臭くなった。どこまで臭くなるのかな」

  獣人になって筋肉質になり鬣まで生えてしまったが、体格はそこまで変わらなかったのでなんとか以前の服に袖を通すことが出来た。

  パツパツの窮屈な服の中で汗も体臭も蒸されて濃縮されていく。私の体臭はとどまることを知らずより臭くなっていく。厚着の中で腋パッドは汗とわきが汁でぐしゃぐしゃになっているし、数週間も履きっぱなしで染みで薄汚れたパンツからは刺激臭がしている。

  お風呂にだってもうずっと入ってないんだから、全身がじっとりと不快な膜に覆われておるような気分がしていて本当にとんでもなく臭いんだろうな。それを考えるだけでなんだか楽しくなってくる。

  「あとどれくらいオナ禁しようかな」

  自分の体から漂ってくる自分でも分かるくらいの本当に酷い悪臭に良い意味で頭がくらくらする。厚着の上から腋や股に鼻を押し付け、きつい匂いに体が拒否反応を示す。それから服の胸元に鼻先を突っ込んで、おっぱいの間の鬣の匂いをおもいきり吸い込む。実に不愉快で気持ちの悪い生臭さに鼻が曲がりそうになり涙が出てくる……。

  「えへっ、えへっ」

  オナニーもしたいけどまだ我慢しなくちゃ。このえぐい悪臭を嗅いでいるだけでアソコいじらなくても満足できる。私は嬉々として汗だくになりながら、毎日自分の体臭を楽しむ夏休みを過ごしている。

  ああ早く兄と交尾したいなあ……。[newpage]

  オナ禁してからもう一週間は経ったかな? もう私のマンコからは常にだらだと臭い黄ばみ汁が垂れていてパンツどころかジャージのズボンまでお漏らしをしてしまったかのように広範囲の染み汚れが出来てしまっていた。

  当然のように臭くてより私を発情させる。乳首もクリもビンビンで突っ張っていたいくらいだ。オナニーと交尾のことしか考えられないでいる。

  したいしたい早く交尾したい……頭の中はピンク色まっしぐら、発情した身体が汗やら汁やらわきがやら油やらを出しまくりよ更に匂いはきつくなる。

  「うふふ……見いつけた」

  そして結局我慢できなくなった私は兄に襲い掛かってしまった。

  リビングにいたこっそり兄に忍び寄り、ちゃんと獣人用の頑丈なロープで手足を縛って押し倒した。

  もはや家全体が私の縄張りなので、きちんと鬣から出る変な匂いのする油をそこら中にこすりつけておいたのだ、そこら中に油染み汚れが出来て私の体臭が存在している。

  「やっと捕まえた。ダメじゃないの交尾もしないで部屋に閉じこもるなんて」

  「だめだ。もうやめようこんなこと……ちゃんと病院に行っておとなしく治療を受けるんだ」

  病院にっても検査しかしてくれないのに……それにしてもこんな時にまで自分のことではなく私の心配をしているなんて……なんて弱い雄なんだろう。

  雄ならつべこべ言わずに雌を犯さないでどうするのか。こんな兄に私はとてもがっかりしてしまう。

  「そんなこと言うわりにはオナニーしているんだね。ザーメンの匂いがプンプンするよ。そのくせちゃっかりお風呂には入ってて雄臭さも何もないんだもん、これはお仕置きが必要ね」

  こんな時シャワーでも浴びてきれいにしておくべきなんだろうけど、私は何週間も体臭を煮詰めてきたのだ、それを兄には存分に味わって欲しい。

  「うっ……なんてにおいなんだ。お風呂に入ろう……洗ってあげるから」

  汗と垢と様々な汁でドロリとした質感になったジャージの上下を脱ぐと、そこから悪臭が漂った。だけどそれを圧倒的に上回る異臭が、封を解かれた私の肉体から放たれて、兄は苦悶の表情を浮かべている。

  「うえええええ」

  思わず吐きそうになっている兄はとてもかわいい……すごくそそられる。

  「ああ……たっぷりため込んだ私の体臭をもっと嗅いで。私の匂いをもっと吸い込んでちょうだい」

  腋パットは黄ばんだ汁でバリバリになっていて、くっついた腋毛がけっこうもっていかれて抜けてしまった。染みだらけのパンツを脱ぐと、愛液と汗とマンカスで股間の内側の所は黄ばみどころかだいぶ酷たらしい状態になっていて、私ですらうっとくる異臭が立ち上った。

  兄はしばらく会わないうちにすっかり雄のライオン獣人になっていた。体格はあまり変化のないものの体は筋肉質になっていて、私ほどではないないにせよ鬣がしっかり生えている。でも体臭が全然しなくて呆れてしまう。

  だから兄のライオンそのままになった口を無理やり開けて、腋パットを二つともねじ込んであげちゃった。

  「んんんんんん!」

  臭くて汚いものを口に入れられれて兄は身をよじるけど抵抗出来ずにもがいている。私はパンツの股間の所がちゃんと口に入るようにして、腋パッドを残したままパンツでさるぐつわを作った。鬣があるから首の後ろで結ぶのが大変だったけど上手く行ってよかった。

  兄は不潔な物で口を塞がれ、その口の中から鼻を強く刺してくる刺激臭に涙目になっている。

  「本当はここ舐めて欲しかったけど、今日はまずは慣れてもらうね」

  まずは兄の厚く平たくなったライオンの鼻先に私の腋を押し付けた。兄は私の腋の匂いに対して息苦しそうに暴れている。そして私は股を少し広げるようにして兄の鼻先へ近づけていく。

  まだ離れているのに異臭がしているせいで兄は床に転がったまま抵抗しようとしていたが、私は無視して兄の顔の上に座ってあげた。

  「!?!?!?」

  私の時間をかけて熟成させたアソコの匂いが相当に臭かったのか、兄は吐き気を催しながらのたうち悶絶している。

  細菌の働きで腐ったものをずうっと放置してしまったかのような、不快な鼻が焼けつくような匂いが私の鼻にまで漂ってくる。

  私は愛撫代わりに割れ目を兄の鼻先や口先にこすりつけた。生物的な悪臭が漏れてきながら私のアソコは濡れてきて黄ばみ汁を垂らし始める。

  むせ返る異臭に悶絶する兄の顔が愛液で濡れ、グロマンにため込んだマンカスがこそぎ取られて兄の鼻を中心に顔のあちこちに付着していく。

  「お兄ちゃんもいい匂いになってきたね」

  もちろん私もいい匂いだとは思ってはいなくて、最低な悪臭だと分かってはいるのだが、その脳を焼かれたような凄惨な臭気を嗅がずにはいられなくなっている。

  私は感じてきて、しっかりアソコがじゅんと濡れてほぐれたたので兄の顔の上から股をどかした。

  兄は苦悶に顔を歪めながらひっくり返ったままピクリとも動かなくなってしまっている。

  「でもまだちょっと物足りないよね」

  私はすっかり鬣の一部となってしまった針金のように固い陰毛をかき分けて股をまさぐり、グロマンをほじくり返してマンカスをたっぷりと指にすくい取った。

  そして兄の鼻の穴をを塞ぐようにマンカスをグチャリと付着させ、口の中にも塗り込んであげる。

  「!!!」

  兄はエビのように跳ねて私のマンカスを堪能してくれているようだ。私はグロマンをほじってはマンカスを兄の鼻や口や全身に擦り付けた。

  鼻は私ですら吸うことを多少ためらうような激臭のする垢で塞がれ、口にもマンカスと刺激臭を放つパンツて塞がれ臭気がまとわりつき呼吸も難しいだろう。

  「んぎっ! んがっ! ふぎぎぎぎぎ!」

  全身を私の匂いに漬けられていきながら兄は床を芋虫のようにのたうち回っていて、それでも雌の匂いにちゃんと体が反応しているようで、股についている毛皮のさやからちんちんが勃起して出てきていた。

  交尾していたころから兆候はあったが、兄のちんちんは元のサイズよりも大きくなっていて、人間のと形は似ているが粘膜に包まれていてトゲトゲがついている。

  兄がちゃんと私の匂いで雄の象徴をおっ立てていることに嬉しくなってしまう。

  「ああ、私の匂いで興奮してくれてるのね……」

  兄のちんちんは臭くはないけど、これからは私がしっかり管理するつもりだからこれからに期待するとしよう。悶絶しならもしっかりと勃起したちんちんをしゃぶってみるとやっぱり風味が足りない。

  多少のアンモニア感と雑味があるが、匂いも味もぜんぜんしないから私の好みには遠く及ばない。まったく今まで何をしていたのだろうと、兄のちんちんに舌を絡め舐めまわしてやった。

  兄は苦悶しながらも感じている反応を示している。だからざらつく舌でちんちんを更に追い立ててやると、その度にうめきながらビクビクと身をよじって息を荒くした。

  「気持ちいい? もっとしてあげるよ」

  「んんんんっ! んんーっ!」

  ちんちんをしゃぶってやると兄は体をくねらせてうめき声を上げる。私はしゃぶりながら異臭を振りまく鬣をかき分け、もじゃもじゃの陰毛を押し分け股の割れ目に指を突き入れ愛撫する。心地良い快感と共に悪臭が広がっていく。

  そろそろ兄だけでなく私も楽しみたいので、そのまま上に跨ってちんちんとマンコをくっけると腰を下ろしていった。勃起したライオンちんちんが私の体重で大事な所を押し広げて入ってくる。

  「んっ……」

  膨らんだ亀頭とトゲが粘膜の肉壁をこすりながら奥へと貫いていき、子宮の入口にズンとぶつかる。悪臭を嗅ぎながら私の雌の体に本能的な快感がもたらされ、とろけるような浮遊感に力だ抜けそうになる。

  「おっきいし……トゲトゲがいいわあ……」

  私が腰を上下させると、兄が自発的にしたのかそれとも無意識に肉体が反応しているのか、しっかりと突き上げてくる。

  「あっ……もっと。もっと突いて……」

  ジュプジュポと異臭のする黄ばみ汁をまき散らしながら、トゲのついた獣チンチンが私のグロマンを貫いた。

  私はかぐわしい自分の体臭を楽しみながら背徳的な兄との交尾にゾクゾクと身震いし、兄を犯しながら上下に身体を揺らす。

  なんとなしに視線をやったテレビでは、いつぞやのハイエナのお姉さんがバカでかいチンポで他の出演者を犯している姿が映し出されている。きっと長期休養していたアナウンサーだったのだろう。彼女もやりたいことをしているのだから、私もやりたいことをしなくては。

  「ほらここが一番臭いのよ」

  もっと私の匂いを吸い込んで欲しくて、もっと兄を私の体臭で染め上げたくて、私は兄妹で繋がったまま兄の鼻面を胸で挟み込む。兄の鼻面をパイズリしてやるように鬣だらけの胸元を押し付けた。兄は激しく身をよじり逃げようとするけど逃れられず、よりちんちんを固く勃起させるのだった。

  「すっごく最低ないい匂いがするでしょ……」

  私の鬣はより濃くなっていて、今はもう鬣に腋毛も陰毛も取り込まれているような状態だ、当然匂いもものすごいことになっちゃった……。

  ライオンの鬣の香ばしいような気持ちの悪い独特の獣の生臭さと、湿り気のある強烈な汗臭さ、キツイわきがの匂い、完全に腐敗しきった生物的に嫌悪感の出てくる雌の性器の匂い、何日もお風呂に入っていない鼻にこびりつくような不快な体のにおい……。

  腐敗臭や酸っぱい匂いに生臭さに獣臭さ、強烈なそれらが鬣の中で蒸れて熟成されて一つになって桁違いの悪臭を生み出している。私でも目に染みる体で一番臭い鬣の、特に胸の所が最高に臭くてそこを兄の鼻を包むように押し付けた。

  「気持ちいい? また固くなってるよ」

  兄はこのまま絶命しちゃうんじゃないかってくらいビクビク痙攣していて、ちんちんをより固くさせた。私はそれで濡れてよく滑る胎内を自分でえぐりながら胸元だけでなく、猫がするように頭を兄のいろんなところにこすりつけた。

  「ひぎっ!」

  私の強烈な体臭を鼻孔へ直に叩き込まれて兄は断末魔のような短い鳴き声をだして身をよじらせている。私が経験したように、強い匂いによって今までのいろんなものが灼かれてるのだろう。

  私は自身の体臭に身を焦がされながら背徳感に熱くなりよがってしまう。鬣から漂う濃い体臭が私と兄を包む。二匹とも汗と垢にまみれて湯気がでそうなほど蒸れてしる。

  「ああ……臭いっ……」

  兄と交尾することでアソコをぐちゃぐちゃに貫かれ、汗をかき、より体臭が濃くなっていくのを鼻孔のひりつきで感じる。目に染みるほどの悪臭で脳が焼かれっぱなしだ。

  鬣だけでなく腋やアソコの匂いも定期的に嗅がせたあげた。兄は激しく抵抗して背をのけ反らせる。

  「えへへ、美味しいでしょ。まだまだあるからね」

  トゲチンでマンコをズポズポしながらクリトリスを剥いてマンカスをかき集める。それをたっぷり口の中に入れると、少しのしょっぱさとアンモニアと発酵させたような不快な風味と臭気が口の中に広がって、吐き気が強くして涙が出てきてしまう。

  そのペーストの塊を舌の上の乗せたまま、私特製のさるぐつわをはめたままの兄とキスをする。こういう時に長い獣の口は便利だ。

  ネチョネチョと生理的に受け付けられない風味と音と感触がして、それを舌で引き延ばすように兄と舌を絡めあう。

  兄も私も吐き気にむせて涙を流しながらキスとマンガスをじっくりと味わう。私のせいで兄は口の中だけでなく顔も体もマンカスだらけで臭くなったのに、口のなかまでマンコ臭くなって大粒の嬉し涙を流している。

  兄はよほど気に入ってくれたのかよりちんちんを固く勃起させ、私のアソコのなかでビクビクしている。

  「すご……また大きくなった」

  私は兄の上で跳ねて久しぶりの交尾をとても楽しむ。兄がちんちんで合図してくれたように、私のマンコもヒクヒクし始めてなにかがせりあがってくる感覚がする。

  アソコの奥からたまらない熱が湧いてきて、粘膜がやけどしたようにじんじんと痺れていく。私の雌の割れ目が柔らかくうごめいて雄に射精を促す。

  「んんんんん!!!」

  兄が何かを叫びながらぐっと足を踏ん張らせるように背中を反り返らせた。私のアソコを押し広げていた肉の棒が中で弾けて、兄から出ているとは思えないほどの熱くて粘り気のある液体が飛び出しているのを感じる。

  先に兄が絶頂し、何度も何度も収縮してそれが私の中にぶちまけられるのを感じて、私も感覚もぐんと高まっていき快感が押し寄せて限界を迎えてると浮遊感に包まれた。

  「イクイクイクッ! もうイクイクッ! イッチャウ!!」

  私のアソコがギュッと締り兄のペニスを締めつける。すでに射精しているそれを更に搾り取ろうと子宮が押してきてちんちんに吸いついている。

  体がブルブルと震えて背に火柱が立ったみたいに熱くなる。私も兄のように身をよじりくねらせながら前に突っ伏してしまった。

  「お兄ちゃん、これからは私ががしっかりとしつけてあげるからね」

  兄はぐったりとしていて視線が定まっていない。きっと私の体臭が好きになってくれたに違いない……。

  ちんちんがまだまだ固いままだったのでアソコから逆流してきたザーメンを指で兄になすり付けてやり、自分の鼻にも塗りこんだ。

  獣臭いザーメンの匂いと私のアソコの匂いが混ざり合って嫌な匂いがしていて、その新鮮な香りに私はまだまだ臭くできそうだとワクワクしながら再び兄の上で腰を上下に揺らすのだった……。