無知なドラゴンが知らずに初めてオナニーしちゃうお話

  一匹の赤いファイヤードラゴンが、頬を赤く染めて佇んでいた。

  彼の名はフェム、まだまだ幼さの残る、それでも立派な男の仔のドラゴンである。

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  父  「フェム、今日はひとりでお留守番できるな?」

  フェム「うん、大丈夫!夕方には戻るんでしょ?」

  父  「ああ、すまないな、長からの呼び出しだから行かないわけには……」

  フェム「分かってるよ!お父さん強いもんね!」

  父  「ははは、強いかどうかは分からないが、まあ頼られているのは確かだからな」

  フェム「はいはい、行ってらっしゃい!」

  フェムは、そう言うと父親を送り出した。

  母親は集落の別の用事があり、今日はフェム一匹でお留守番をすることになったのだ。

  フェム(うー……とはいえちょっと心配だなぁ)

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  *

  さて、一匹になったフェムであるが、特にすることもなく、暇をもてあましていた。

  すると、最近〝きになること〟があったのを思いだした。

  自分の体、その下半身、おしっこをするときにスリットという割れ目から出していたのだが、

  どうにもその奥に何かありそうなモヤモヤした感覚を覚えていた。

  「んん……どうなってるのかな……この奥……?」

  爪を器用に扱い、スリットを広げてみる。

  「なんだこれ……?」

  スリットの奥には、なにやら先の尖った棒状のものがあるようだった。

  それに触れた瞬間であった。

  「ひゃうっ!?」

  今まで経験したことのないような刺激が体を走るのを感じた。

  「えっえっ?」

  さらに驚きは続く。

  その棒状のものが、触っているうちに大きくなってきて、ついにはスリットから飛び出してしまったのである。

  「うわ……なんなんだよこれ……?」

  いきなり体内から飛び出してしまった肉でできた棒のようなモノ。

  自分がなにかの病気になってしまったのか?

  これはまずいことなのでは?

  思考がぐるぐる回るが、やがて気づいてしまった。

  〝それ〟を触っていると〝とても気持ちよい〟ことに。

  「はぁ……ふぁ……」

  だんだん息も上がってくるような、不思議な感覚に襲われる。

  爪で弄っているだけでは物足りなくなり、

  手のひらでそのモノを包み込むようにして、

  軽く扱いてみる。

  「はうぁ……ッ!!」

  ものすごい快感がフェムを襲う。

  同時に、先端からなにやら粘り気のある液体が溢れ出てきた。

  「な、なんなのこれぇ……」

  何度も、これを続けていてはいけない。

  自分にブレーキをかけたつもりではあったが、

  好奇心が、そしてなにより快感が行為を続けさせてしまった。

  「はぁ……はぁ……ふぅ……っ」

  黙々と得体の知れないモノを扱き続けていると、

  なにやら体の奥底から吹き出してきそうな感覚が表れた。

  「うぅっ!!おしっこ……?なにか出ちゃう……ッ!!」

  もはや快楽に堕ちてしまったフェムは自分では止めることはできなかった。

  「あうぅぅぅぅ!!出るよ……出ちゃう!!」

  『びゅるるるっ!!ぴゅっぴゅっ』

  ついに、抑えきれずに発射してしまったのであった。

  「うえぇ……なにこれ……気持ちよかったけどおしっこじゃない……

  病気なのかな……ぼく」

  棒の先から吹き出した液体が白く濁っていたので、病気なのではないかと本気で心配してしまった。

  「あとで父さんに聞いてみよう……」

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  その後、帰ってきた父親は、息子が無事に精通したのだと理解し、

  丁寧に性教育を行ったということである。