【コミッション】 人狼遊戯

  その学校には狼が祀られている。

  人間に強い恨みを持ち、今も復讐する機会を伺っているのだと伝えられている。 なので人々が狙われぬよう、祈りを捧げ古来からの怨念を鎮めているのである。

  「あー掃除なんてやりたくないのにな」

  芽依はそう言いながらも、決められた場所の掃除をきちんとこなしている。

  ロングヘア―で平均的な体型で、一見真面目そうな見た目だがそこまででもない彼女は、不満を漏らしながら掃除をしている。

  「そうだよね。めんどくさいし、こんなの学生にさせるなんて間違ってる」

  葵は気だるそうに芽依に賛同した。いちおうはやっているものの、掃除をまともにする気はなさそうだ。

  葵はショートヘアで活発そうな見た目だが、今日はめんどくささを一切隠さずに作業をする手もほとんど動いていない。

  「二人ともちゃんと手を動かさないといつまでたっても終わらないわよ。それに生徒に掃除させるのだって、ちゃんと意味があるんだから」

  不満ばかりを口にする二人をしっかりものの莉子がたしなめた。

  長い髪を後ろにまとめ、ややふっくらとした体型の彼女はおとなしそうにも見えるが、真面目かつ自分の意見をはっきりという性格のようだ。

  「経費と労力の搾取じゃなくて?」

  葵がめんどくさそうに答えた。

  「それにしてもなんでうちの学校は、こんな所に石碑なんて建てたのかしらね? 敷地だってやけに広いけど、半分山みたいなものだし……」

  芽依がそうぼやく。彼女ら三人の通う高校は裏山と隣接しており、今日は校内の外れにある石碑の掃除当番になっているのである。

  「教室とか校舎らへんならまだともかく、こんな山の中の誰も来ないような所まで生徒にさせるのはおかしいでしょ? こんなの学生にやらせることじゃないよ、もう!」

  「ほら、また手が止まっているわよ。はやく終わらせて帰りましょうよ。私だって好きでここに掃除しに来てるわけじゃないのよ」

  不満ばかりを漏らす葵を、莉子が上手く作業へ誘導していた。別に仲良しというわけでもないが、この三人は小中高と同じで相手のことをよく知っており、性格の不一致はあるが険悪でもなく、ちょうどいい距離感を保っていた。

  「そもそもこの石碑はなんなの?」

  「確かにこんな遠くじゃなくて、もっと近くにあってもいいのに」

  葵の疑問に芽依も同調しつつある。

  「確か……元々この土地には狼がたくさん生息していたらしいんだけど、人間が後から入って来たのにどんどん狩られていって、最後には群れのすべてが殺されてしまったそうなのよ……」

  「なにそれかわいそう」

  莉子の話に葵が感想を言う。

  「だから大量に殺されてしまった狼たちの怨念がこの地に残ってしまったのか、不幸や事故が多発するようになったんだって……」

  しんみりと語る莉子の話を葵も芽依も聞いているが、三人ともすっかり作業が止まってしまっていた。

  「あっ、そういえば私も噂で聞いたことがあるな。この学校を建てる時に動物の骨がめちゃくちゃ出てきてすごく大騒ぎになったとか、祟られるようになったとかって……」

  芽依は以前聞いた噂話を思い出していた。

  その時はよくある学校にまつわる怪談の類いだと気にもとめなかったのだが、薄暗く不気味なこの場所では少し背筋が冷えるような気分になってしまう。

  「それって本当らしくて、しかも狼の骨だったそうなのよ……それからというもの事故や急病になる人が続出しちゃって、工事の人も偉い人たちもすっかり怖くなってしまって、慰霊する目的でこの石碑を建てて祀るようにしたんだって……」

  あまりこの手の話をしない莉子が以外にも真剣に話ているので、まさしくその現場ということもあり、芽依と葵は怖くなったのか急に黙り込んでしまっている。

  「だからこの石碑の下には、人間たちに殺された狼の骨が今もあるんだそうよ……って、まあ私も人から聞いだけで実際に見たわけないから、ただの噂でしょうけどね」

  すっかり大人しくなった二人を見てフォローしておいたが、祟りはともかく狼の骨が本当ににこの下にあることを莉子は言わないでおいたのだった。

  「さあ、こんな曰く付きの場所でいつまでもだらだらしてたいかしら? 早く掃除しちゃましょう」

  「はーい」

  莉子の話が効果てきめんだったらしく、芽依と葵はてきぱきと作業をするようになった。

  このままいけはすぐに掃除は終わるはずだったのだが……しかし、突然地響きと共に立っていられないほどの揺れが三人に襲いかかったのである。

  「地震!?」

  しばらく揺れは続いたが、収まるやがて収まり山の静けさを取り戻していく。

  「もう大丈夫……?」

  「たぶんね」

  「早く学校に戻ろうよ。掃除なんかしてる場合じゃないよ」

  「そうね。だいぶ進んでたし、学校や家も心配だもの」

  そこまで深刻な揺れでは無かったものの、作業を中断するには十分な揺れ方だった。

  「たぶん大丈夫だろうけど戻りましょう」

  避難放送も無かったが、出来ないほど被害が出たとも思えないのでとりあえず戻ろうと芽依は校舎に向かおうとしたのだが、葵が何かを見つけたようで指を指しながら大きな声を出した。

  「ねえ、あれ見て! 石碑が壊れちゃってる!」

  倒れこそしなかったので最初は気がつかなかったが、石碑の土台の一部が地震により破壊されてしまっていた。

  崩れて割れてしまったコンクリートの隙間から、砕けた骨壺と何かの骨らしきものが散乱してしまっているのが見えてしまい、彼女たちは背筋をひやりとした物になでられたかのようにぞっとするのだった。

  「ねえ……あれって」

  「あんなの私たちじゃどうにもなんないよ。ふざけて悪さしたわけでもないんだし先生に報告すればいいじゃん」[newpage]

  葵は早くこの場から離れたいようで校舎に向かおうとしている。

  それもそうだろう。くだらない噂を裏付けてしまうように、崩れた石碑の土台から動物の骨が出てくるような、こんな不気味な所には誰だっていたくはないはずだ……。

  だがしかし、うっすら光る青白い影のようなものが葵の下半身にぶつかって消えるのを、芽衣は目撃してしまう。

  「あれは……? ねえ大丈夫なの葵? なんか見えたけど……」

  芽衣は葵に尋ねるも、葵は冷や汗を滲ませなにかに怯えるように震えてしまっている。

  「いきなりどうちゃったのよ……莉子は変な光る影みたいなの見なかった?」

  莉子にも妙なものを見かけなかったか聞こうとしたのだが、彼女も狼狽えた様子で下腹部を押さえている。

  芽衣はちょっとまずい事態になっているのではと、深呼吸をして気持ちを落ち着かせようとした。

  「まったわねえ……」

  二人とも体調不良なのだろうか? 地震のせいかもしれないが、ひとまず先生を呼ぶべきかもしれない。

  この状況に石碑の一部が崩れたのは関係があるのか……芽衣は地震のせいで地下から噴き出たガスやらウイルスやらで、大勢の人が無くなってしまう漫画の場面を思い出していた。

  「ちょっと待ってて、誰か呼んでくるから」

  芽衣はとにかく一度校舎に戻ろうとしたのだが、ぼんやりとした青白い影が彼女の足元を通り抜けると立ち眩みを起こしてしまい、その場にうずくまってしまう。

  そして冷たい空気の塊のような得体の知れない物が、彼女の股から体内へ入り込んでしまうのだった……。

  「くっ……ううっ……」

  葵と莉子は地面に手をついて苦しそうにしている。 それだけではなく、どうにも決定的になにかがおかしい。

  それは芽衣も同じで、友人二人のように彼女までもが獣のように地面に手を突き四つんばいになってしまう。

  息苦しいほど心臓は高鳴り、ドクンと血液が体を巡って行くのがいつもよりも鮮明に感じ取れる。

  「ぐぎ……っ」

  やだあと言おうとしたのに、口からはうめき声しか出てこない。

  自分の大事な所から侵入し、下腹部に留まっている正体不明のなにか……。

  それははっきりと意思を持って動いていて、そんな得体の知れないものが自分の体の中にいるというぞっとする状況であるのに、苦しくて不安でこんなにも怖いのに、芽衣の体は上手く動かなかった……。

  「私の手が……」

  地面に突っ伏していた芽衣の手がゴツゴツしたものになっていき、爪が伸び始めて男性のように体毛が濃くなっていた。

  葵と莉子を見れば手どころか体のあちこちの体毛が濃くなり、顔つきも妙であった。

  「やだ、やばいよ二人とも……これじゃまるで……」

  動物みたいと言いかけて、芽衣は言葉に詰まり黙ってしまう。

  葵と莉子の鼻先が黒ずみ、牙らしきものが覗く口元も前に出ているかと思えば、そのままグググと伸びていった。

  友人二人の体毛がより濃くなってくと同時に、体つきが人間の少女から獣じみたものへと変わっていき、女子生徒の制服の中で体が膨らんでいきサイズがきつくなっていく……。

  「そんな……ぎっ……が……ウグルル……もしかして私も?」

  友人の変貌していく様を見て芽衣は震え慄くが、すぐにそれが自分にも起こるのではないかと勘づいてしまう。

  全身が痛くて苦しくて、前へ少し出つつある口から出てくる言葉さえ、獣の唸り声のようであった。

  下腹部に入りこんだ正体不明のそれが、体に対して悪さをしているのは明白である。

  芽衣の下腹部から様々な感覚が発生していて、それにより気分が悪くなり全身に苦痛を与えながら変化を起こしていた。

  「うぎぎぎ! あぐっ……いやぁ、こんなの……うぐるう……うがっ」

  芽衣の鼻先も友人たちのように黒ずみ、歯が牙らしきものへと長く鋭くなる。口元も前へ、うぐぐと伸びていった。

  芽衣の体毛も濃くなり体つきが獣じみたものへと変化していく。制服を内側から膨らませて、サイズが全く合わなくなるほど体が大きく成長していく……。

  「だめええ、そこはやめてえ……」

  恐ろしい正体不明のなにかが下腹部から出て欲しいのに、頑なに出て行こうとしてくれない。

  芽衣のクリトリスが親指ほどの大きさに腫れ上がっている。下腹部に入りこんで悪さをしているそれのせいで閉経し、自分の大事な部分が使い物にならなくなってしまったことを悟ってしまい、芽衣は首を横に振って否定しようとしたが彼女の妊娠する能力は失われてしまった。

  (コロセ……オカセ……)

  だというのに自分の体に入りこんでいるなにからは、人間のへの底知れぬ殺意と恨みの声が聞こえてきてしまう。

  「私……殺されちゃうの?」

  それとも自分が殺戮者側へ回ってしまうのだろうか?

  人間が憎い……芽衣の感情が憎しみに染まっていくと、クリトリスがより大きく腫れていく。

  割れ目から滴を垂らす膣が狭くなり、やや女性器の周りが膨らみ、卵巣が下りる準備を始める。

  このままだと二人に危害を加えてしまうのではないかと芽衣は心配になったが、葵と莉子は芽衣よりもはるかに困難な状況に陥っていた。

  「うっ……うぐっ……あがっ!」

  クラスメイトの二人は毛深くなっていく体がまた一回り大きくなって、足が犬や肉食動物のような構造になっていき、より獣じみた姿へと変貌していく。全身が毛皮に包まれようとしている。

  耳が尖り上に移動しかけていて、尻尾ららしきものまで尻から生えてきていた。

  顔に元の面影が多少残る程度で肉食獣のような頭部になってきていて、二人は明らかに人間の少女から別の生き物へと変わりつつある。

  「そんな……二人とばけものみたいになちゃって。私もああなるの?」

  制服がきつくてしかたがない……芽衣も追いかけるようにして変異が体に起こり始める。肉体の筋組織が成長し人間から動物のような姿へとなっていき、大きく厚くなっていく。

  濃くなっていく体毛は黒い毛皮となっていき、手足はゴツゴツとしたものになって爪が鋭くなり、ここも大きくなっていく。

  尻から尻尾のようなものが生え始め。女性的な丸いフォルムの臀部は男性的な物へとなる。

  尻だけでなく体そのものが女性から男性へと近づいていく。若くてまだ色を知らなかった十代の女の乳房が平たくなり、代わりに筋肉で厚くなっていった。

  「苦しい……憎い……今私なんて言ったの? まさかそんな……そんなはずないじゃない! 私は人間よ!」

  毛むくじゃらになっていく胸だけでなく、身体全体が逞しくなって男らしく獣の肉体へと変化していく。

  足の関節と骨が大きく形状を変えていく……クリトリスが固く大きく腫れて、卵巣が腹腔内を本格的に下がり始める。その卵巣を受け止めるために女性器の周りの膨らみは少し垂れていき、陰嚢になる準備を整えていく。

  芽衣の下腹部で臓器が子を孕むことを捨て、逆に子を孕ませる器官になる現象を開始した。

  「お腹がグルグルして痛い……生理痛より重くてきつい」

  耳が広がり尖って上に移動していく。歯は鋭く肉食獣の牙となり、湿って黒ずむ鼻が口先ごと前へとグググと伸びていく。

  「やだ、なんで自分の鼻の先が見えてるの? こんなに口も長くなんかないよ」

  芽衣は獲物に食らいつくのにちょうどいい形をした、前方に長く突き出した自分の口吻を手で押さえて狼狽えている。

  その手もごつくて毛だらけで女子校生のものとはほど遠く、尖った爪の生えた野獣の手になっている。

  「う゛ぐるあ……なにこれ? これじゃまるで私動物じゃない! 嫌よ、私は人間なのに。こんなの私のなんかじゃないわ……」

  足も同じ有様であり、芽衣は自分の手足を見てひどく動揺し怯えてしまう。体も手足も毛むくじゃらでやけに厚くて太い。

  「やだやだ、こんなの女の子の身体じゃない……えっ、なんで? やだ動いてる? ちょっと、止まってよ」

  伸びていく尻尾が、自分の感情に合わせて自然と動くのにも気づいてしまい、芽衣は取り乱してしまう。

  自分の意思で止めることも出来てしまったので、まぎれもなく自分の体の一部であることを嫌でも自覚してしまうのだ。

  「こんなものが生えてくるなんて……どうしよう」

  芽衣は自分の体へ起こる異常事態にあたふたと冷静さを失っていく。自分の今の姿を誰かに見られたらと、クラスメイトの方へ視線をやった。

  そこでの彼女たちの無残な状況を見てしまい、より取り乱してしまうのであった。

  「いやあ! なんで? 私もああなっちゃうってこと? だってあれがついてて……そんなはずは無いわ。ああなるなんて信じられない!」

  芽衣は思わず悲鳴を上げてしまう。

  葵は女子高生ではなく灰褐色の毛皮に包まれた人狼に大部分がなりかけていて、人間だった部分がちらほら残っているだけのような状態だ。

  莉子も同じく茶色い毛皮の人狼にほぼなりかけていてる。

  二人とも地面に手足をついて苦しそうにしながら、肉体が変貌を遂げていきつつある。

  筋肉がついた肉体は大柄の男性のようで、脚は関節が変形して肉食動物の後ろ足そのものだ。

  それで女子高生の制服を着ているものだから、仮装パーティーの催しのようにな冗談みたいな姿になってしまっている。

  そして尻尾とは別に、股の間にとある物体さえついているのだ……。

  「あれって……動物の雄のだよね……なんで二人についてるの? 実は男だったの???」

  葵と芽衣の破れかけているパンティーが、雄の象徴でもっこりと膨らんでいる。まるで雄の人狼がふざけて女装しているかのようだ。

  まるで状況が飲み込めず混乱している芽衣だが、自分にも同じことが起きてしまうのではと考えると、焦りから居ても立ってもいられなくなってしまう。

  なのに彼女の股間ではクリトリスは痛いくらいに腫れ上がり、卵巣がチクチクと痛みながら重たくなる。

  (人間を殺せ……我らのこの恨みはらさでおくべきか……)

  芽衣はクライスメイトのとんでもない異変を見せつけられ、恐ろしくて苦しくて感情さえ謎の憎しみにより塗りつぶされそうなのに……同級生の股間に新しく生えつつある物を見て息が荒くなり、もやもやとした劣情を催してしまうのであった。

  「あんなものがついちゃって……私もああなるのかな?」

  とても嫌であるはずなのに胸がドキドキと高鳴り、心臓の鼓動が早くなる。

  腹痛と共に芽衣の卵巣が腹腔内を移動して、ヴァギナの割れ目の横の膨らんだ肉に到達する。

  陰嚢として用意されたたるみに卵巣が治まり、陰嚢が出来る準備が完了したことで男性ホルモンが多量に分泌されていき、人狼の雄としての性欲が本格的に増していく。

  膣がきつく狭く縮小していき尿道が閉じてしまうと、どんどん固く大きく腫れていくクリトリスの先端が滲み始めて、女物の下着を内側から湿らせて汚した。

  「あおおおぉ! いやあ! なんだか変な気分! 私が乗っ取られちゃう!」

  狼らしく芽衣の黒くて湿った鼻が広がってでっぱりになり、顎が頑強になり人狼らしい巨悪さの滲み出たような顔つきになっていく。

  筋肉で人間離れしていくほど逞しく大きくなっていく彼女の肉体に耐え切れず、制服がビリビリと中から破かれていく。

  卵巣がついに体の外へと飛び出してしまい、黒い毛皮の皮袋に包まれその中で膨らみながら垂れ下がっていく。

  クリトリスは更に固く太く長くなって、ムクムクと棒状に伸びてパンティーにテントを作り、ポールの先端の部分を透明な液体で濡らしている。

  確かに芽衣の股間にももっこりとした膨らみが出来上がってしまっていた。

  「アオッ! ああっ……グルルル! アオオオオオ!」

  すっかり獰猛な雄の人狼の顔になった芽衣の口から、ついに獣の遠吠えのようなものが出てしまうようになってしまう。

  より逞しくなっていく体によって、制服は完全に破壊されて全裸になる。

  そのボディービルダーよりも逞しく厚い強靭な鋼のような肉体は、真っ黒な毛皮に包まれている。

  フサフサの尻尾とピンと立った獣の耳。大きな黒い鼻と鋭い牙、厳密には膝ではなくつま先の骨が伸びているのだが、逆関節と呼ばれるような膝の関節が逆に曲がっているように見えてしまう肉食獣の足……その獣脚の間で存在する男性器のような物体。

  獰猛な人狼の顔には困惑と苦痛が浮かんでいる。

  (殺せ……)

  彼女たち三人はこの地に封印された狼の怨霊にとり憑かれてしまい、すっかり人狼の姿に変えられてしまったのだった。

  そしてその狼は雄だったのである……。

  (よこせ……奪え……)

  狼の憎悪と怨嗟の声が芽衣たちの頭の中でこだまする。

  パンティーも千切れてしまってズタボロの布切れとして地面に落ちると、股間のもっこりがむき出しにされた。

  彼女の股間には皮袋に入った鶏卵サイズのボールが二つと棒状のものがぶら下がっている。

  「やだあ、やっぱり私にも出来ちゃってる……気持ち悪いよお」

  こんな物がついているなんて恥ずべきことであり、芽衣は未だに信じられない気持ちと羞恥心でいっぱいになり、どうしていいか分からなくなってしまって途方に暮れる。

  「やだよ私女の子なのに……こんなにムダ毛だらけでちんちんなんかも生えて、これじゃ彼氏も出来なくなっちゃう……」

  芽衣は動揺しているのか、とんでもない事態にどうでもいいような心配ばかりが浮かんできてしまう。

  葵と莉子はすでに雄の人狼としての変化が完了してしまったようだ。葵はぼんやりとした表情で地面に突っ伏したままで、莉子は混乱しているようで思考停止してしまいまったく動かなくなっている。

  芽衣は違和感と羞恥の感情が強く生じる股間を確認しようと、そっと手をアソコ伸ばす。

  調べるようにヴァギナの割れ目にゴツゴツした毛の生えた指を入れると、湿り気があるだけで興奮しているのに濡れてもおらず、指が太くなったせいもあるが狭くて指が奥まで入れられない。

  彼女は処女ではあるがマスターベーションの経験が多少あり、その時と比べるとまったくといっていいほど気持ち良くならず、むしろ不快な気持ちの悪さと違和感しかなかった。

  まだ未使用に近いとはいえ自慰をするつもりで指の先を先を動かしても、膣はやや湿っているだけで異物の侵入を拒みより狭くなって、下腹部で収縮する感触がして、デロンとクリトリスが太く長く腫れていくだけだ。

  「変な感じがする。きもい……」

  芽衣のクリトリスは真っ赤に充血していて、むき出しの内臓のような見た目なってしまっていた。

  女性としての割れ目は違和感でいっぱいで、なのにムラムラしたものが抑えきれずに芽衣はクリトリスをつかんでしまう。

  「アウ……きもいなあ。こんなに腫れちゃってるのに……」

  (触ってみろ……こすれ……)

  声にそそのかされて何故か先端が濡れているクリトリスをしごいてしまうと、彼女の言うきもい感覚がして透明な液体がわずかだがその先端から出てきしまうので、つい何度もしごいてしまう。

  「アオッ! きもっ! 気持ち悪い! こんなっ、こんなのに……」

  はしたないし、嫌な感じがして芽衣は腫れ上がって肉の棒状になった真っ赤なクリトリスをしごくのをやめられない。

  勃起した肉の杭をいじると自身とは正反対のはずの快感がいじるたびに強くなって、より性欲が増していく。

  新しく覚えたやりかたのマスターベーションに反応して、彼女の睾丸は重たく大きくなっていく。

  それに比例するように腹痛を起こしながら、芽衣の膣と子宮も狭くきつく閉じていく……。

  「へっへっへっ……んっ、変な感じがする……」

  芽衣はイヌ科の獣らしく、だらしなく長い舌を狼の口から垂らして犬のように呼吸をしている。

  陰嚢はずっしり垂れ下がり、彼女の卵巣が精巣として機能し始めたのか犬の陰茎のような形状になりかけている肥大化したクリトリスの先から、ピュッと先走り汁のような物が飛び出すようになった。

  クリトリスのサイズは、すでに成人男性のペニスの平均を上回るほどになっているが、まだまだ成長の途中である。

  「んーーー? アオオオォ???」

  真っ赤な犬のチンポのようになっていくクリトリスを、彼女は男がするオナニーのようにしごいているが、なんだかよく分かっていないようだ。

  長くて太いクリトリスは触ると気持ちが良くて、もっともっと気持ち良く大きくなれる。

  ごつい人狼の手がより肥大化していく犬チンクリトリスを撫でると、甘い痺れが筋肉質な背筋を伝い芽衣は自慰にのめり込んでいく。

  肉棒の先端から先走りをピューッと飛ばしながら、膣と子宮が収縮して失われていった。

  失われていく女性器と連動して女の股の割れ目も閉じていき、クリトリスの根元を包んで動物のペニスのさやと化してしまった。

  「アオオオオン! なんか、なんか来ちゃう! 来ちゃダメなのが来ちゃう!」

  湿り気すら無くなってきていた狭くてきつい膣と子宮がひときわ縮小し、男性器に吸収される形で完全に消失する。

  なにか大切なものが失われた喪失感が深く重く芽衣にのしかかる中、芽衣は性欲のボルテージが限界を迎え、全身をゾクゾクさせながら女性として絶頂を迎える。

  女性器の消失に伴い割れ目がキュウッ! と閉じて、大きくて太い犬チンポの根元にフィットしてさやの入口となる。

  人狼がぐっうと、つかんでいるクリトリスの先端から、出口をなくして行き場の無くなっていた潮が勢いよく放出される。

  「アオッ……アオオオオン!?」

  潮はあくまで人間の女性と同じくらいの量が、赤い人狼のペニスの先から出てきていた。

  女性器がなくなり女としての全てを出し切ってしまったので、『彼』のさやからでろりと出てきている男性器はやっと完成して、ここから睾丸が本稼働を開始するのである。

  「やだ……私はなにをして……これってやっぱりチンチンだよね?」

  芽衣はとてもすっきりとした穏やかな気分だが、酷い喪失感と激しく深い羞恥が胸に渦巻いている。

  股間にぶら下がる二つのボールからムラムラしたものが強くこみ上げて来てしまう……。

  彼はこんな姿になっただけでなくこうも恥ずかしいことでしてしまうなんてと、絶頂後の落ち着きと共にいたたまれなくなってきてしまう。

  どうすればいいのだろう……と、芽衣の頭の中はグルグルと様々な感情でとっ散らかってしまっている。

  「私……狼になっちゃったの?」

  自分の体がおかしくなったというのに、妙なことをしてしまったという大きな失敗をしてしまった時のような落ち着かなさがあった。

  照れと困惑と絶望に芽衣はなにも出来なくなってしまっていた。[newpage]

  「あ、葵……」

  そういえば同級生の二人はどうしているのだろうかと、芽衣が思い出した時だった。

  同族の匂いが黒くて大きな狼の鼻をくすぐった。獣の鼻孔に雄の濃い体臭がまとわりつく。

  「アオゥ……」

  葵と莉子の二人もしっかり雄の人狼になってしまっていて、苦しそうに地面に突突っ伏しながら股間からイヌ科の獣のペニスをぶら下げている。ペニスの先端からは透明な滴を垂らしていた。

  それを見た芽依は仲間に挨拶しなければと、葵に近寄り自分も四つん這いになって尻の匂いを嗅ぎ始めてしまうのである。

  「くさぁ……葵の匂いってこうなのね」

  汗と獣臭い人狼の体臭を思う存分嗅ぎ取り、その個体の匂いを鼻で覚える。

  雄の獣になりたてだというのに葵の体からはきつい匂いがしていて、尻付近の臭腺からも多量に臭液を分泌している。

  鼻を刺激してくるような人間には不快な匂いであるのに、何倍にもなった狼の嗅覚であってもそれは彼らにとって良い香りであるので、芽衣は執拗に尻の匂いを嗅ぎ回した。

  「くっさあ……でももっと、何回も吸いたくなる……あっ葵も嗅ぎたい?」

  イヌ科の動物は挨拶代わりに尻の匂いを嗅ぎ合うので、今度は葵が芽依の後ろに周り尻の匂いを嗅ぎ始めた。

  大柄の獣がスンスンと鼻を鳴らして自分の尻の匂いを嗅いでいるのがこそばゆく、照れくさい気分になるのに、芽衣はちゃんとしなけれいけないという気にもなってきてしまうのだった。

  「おお、この匂いじゃ。依り代により実体を得たのは久々じゃのう」

  と葵がそう言うと。

  「そうだな。しっかり楽しませてもらわねえとなあ」

  芽依もそう返した。

  二人とも思ってもいなかった言葉を、男のような口調で勝手に話したので戸惑うが、葵は芽依の尻の穴に直接鼻をつけて息を吸い込み始めたのだった。

  「おおくせえ……くせえのう。生娘の匂いもまだわずかに残っとるが、よい雄の匂いじゃ……」

  葵は芽衣の尻の穴の匂いをたっぷり堪能してから指でその穴を広げると、長くなった獣の舌でベロベロ味わうように舐め始めてしまった。

  「やっ、そこはダメえ……」

  肛門を舐められて芽依は妙な気分になってしまう。まるでごちそうのようにベロリと舌が肛門をなでていくと、吐息が荒くなり下半身がムズムズしてきて自分から穴を開いて相手が舐めやすいようにしてしまう。

  「オッオホッア!」

  芽依は牙をむき出しにしながら喜びの声を出してしまう。肛門の入り口をしつこく舐め回されて芽依は劣情を促されてしまった。

  そして、ほぐれてきた穴に葵は舌を侵入させてしまう。

  「うひっ! 中は駄目……いいや、たまんねえな! もっと奥までやってくれや!」

  嫌なはずのに自分で思ってもいないことを勝手にしゃべり、芽衣は尻を後ろへ突き出してしまう。

  「おっ……おほっ! いつぶりだが思い出せねえけど、これだよなあ」

  雄の人狼の姿になった芽衣は、獣の長い舌で直腸の中を舐め回されて、だらしない表情をしながら吐息を少し詰まらせて漏らすようになる。

  一方の葵は、はしゃいだ様子で人狼の肛門をベロベロ舐めてよだれだらけにしていたが、尻の穴だけでは飽き足らず芽衣の後ろから股間の前に回り込んで彼の赤い獣ペニスにむしゃぶりついた。

  「やだあ……女の子なのに股のアレを舐められて……ぬふう、たまらねえぜ。 おっ、もっと舌を巻きつけろ……」

  雄の人狼はフェラチオというよりも、ペロペロと犬がするようにペニスを舐めて刺激した。

  芽衣は顔をよりだらしなくさせて、自分の気持ちとは反発するまるで男のような言葉遣いで同族の雄からの奉仕を楽しんでいる。

  「ワシのも頼みますじゃ……」

  葵はよく歳を取っている人狼の姿と声でそう言って、地面に手をついて尻を芽衣に差し出した。

  「おう、任せろ」

  自分もちゃんと挨拶しなくてはいけないという気持ちに、芽衣は突き動かされてしまう。

  葵であるはずの灰褐色の毛皮に包まれた人狼の尻の匂いを嗅いでしまうと、体は歓喜して血が燃えたぎる。

  「いい匂いだあ……」

  雄の人狼の匂いがきつくしていて、芽依は芽依の筋骨逞しい尻の匂いを存分に嗅ぎまわし、当然のように尻の穴まで舐めてしまう。

  「こんな犬みたいな……ってどこ舐めてんのよ!?」

  芽依はこんなこといけないと思いつつも、体が勝手にはしたない行為をしてしまうことに驚きながら止められないでいる。

  雄の人狼の尻の匂いと味……それは同族の雄を興奮させるものであり、芽依は吐息を荒くさせ、ペニスがピクピクと反応した。

  真っ赤な肉の槍の先からは先走り汁がポタポタ垂れている。

  「あたし……お尻が……なんか癖になる?」

  「だめえ……こんな、こんなの……」

  芽依はいけないと思いながら葵の肛門を左右に広げて舌を侵入させ、内部を舐めつくす。 葵の尻の穴が獣のよだれでドロドロになってほぐれていく。

  きつい雄の獣の匂い、尻穴の味と、変態じみた動物的な行為が芽依の欲情を煽り、とある行動へと駆り立てていく。

  「もしかして私の方が大きい……?」

  芽衣の脈打ち固く勃起している真っ赤な犬ペニスは、彼の処女だった時の腕ほどのサイズがあり、睾丸は片方だけでも握りこぶしの倍以上になっているのだが……。

  葵の犬ペニスはやや白味を帯びたピンク色の気色が悪い見た目で、睾丸と共に成人男性の物よりも一回り大きいほどしかない。

  「もしかして私の方が大きい? なんかこれ馬鹿でかいじゃないの!?」

  その性器のサイズ差を見て、芽衣はなんともいえない恥ずかしさを感じてしまうのだった。

  そしてそれすらも彼を発情させる材料になってしまうのである。

  「ああっこんな、そんなのだめよ……」

  (早く素直になっちまえよ。てめえもしたくてたまらねえだろ?)

  体臭が芽依を発情させる。雄の獣の尻がこちらを誘惑しているように思えてならず、本来あるはずのない股の間にぶら下がる大玉の睾丸が、やけつくようにムラついてしてしまう。

  いけない、駄目だと思いながら芽依は獣欲と性的衝動を抑えることが出来なかった。

  人の少女としての理性と、雄の人狼の欲望に葛藤しながら、ガバリと実に獣らしい動作で葵に覆い被さってしまう。

  人間とは違う獣の足の構造のおかげで、より獣らしく見えてしまう。

  「私……お尻が……なんか生えてるし???」

  葵も今の状況に戸惑い混乱しているようだ。

  「やっ、やだぁ。こんなことしなくないのにどうしても我慢できない。お股のアレがビンビンに固くなっちゃってもう限界っ」

  芽依はたまらず葵の腰にしがみつくように前足をかけて、腰を振ってマウンティングを開始してしまっている。

  大玉の芽依の睾丸が前後に揺れ、真っ赤な獣のペニスの先が葵の下腹部に接触し、その刺激に先走り汁をまき散らす。

  「入れたい……そんなのやったらいけないのに、おちんちん入れたい……」

  少し前まで人間の少女だった黒くて筋肉質な人狼は、拒否したいはずなのに交尾をしたくてたまらなくて、ただの狼の番が交尾をしているイメージばかりが脳内に浮かんできてしまう。

  「ああ我慢できない……狼になってもいいから入れちゃいたい。絶対ダメなやつなのにぃっ!」

  交尾なんてしたくないし、急に股間に生えてきたそれを使いたくも無いし、クラスメイトだって犯したくはない。

  けれども、芽衣は全身が燃えるような性欲を止めることが出来ない。しっかりと自分の意思で己の逸物の根元をつかみ、そしてその先端を葵の肛門へ押し付けてしまう。

  「ああっ入れたくないのに入れたい。交尾! 交尾したい! へへへ、これからかわいがってやるぜ……」

  求めていた感触がわずかだが得られて、芽衣はつい口から汚い男言葉が出てしまう。

  そして嫌なのに、嫌なのに、雄としての性的衝動を抑えられず、芽衣は腰を押し出して真っ赤で大きな獣ペニスを、同級生であるオスの人狼の肛門へ挿入していった――。

  「んっ、きつい……」

  「おっ……おほっ、お尻に入ってきてる!?」

  葵の肛門は人間時の大きさだったのだが、裂けることなく侵入してくる人狼のペニスを受け入れようと少しづつ広がっていく。

  「ああっ、やだ、きついのに私のちんちんがどんどん中に入っていっちゃう……」

  芽衣はまだ葛藤があるのか、元気に勃起しているペニスを一気に突き入れたりはせず、じわじわと挿入させている。

  「あっおあっ! やめ、おほっ! どんどん奥にっ! ぬふう……こりゃたまらんのう!」

  葵は肛門が人狼の逸物に拡張されて苦しいのか、ゆっくりとペニスを入れられて生殺しになっているのか、甘い吐息を漏らしつつ辛そうなそぶりも見せている。

  「一番奥まで入っちゃった……ごめんね、ごめんね……」

  芽衣は現時点で入る所までペニスを葵の中へ入れてしまうと、少しだけ困っているような顔を見せ、困惑しながらしばらくじっとしていたが……本能には逆らえず、未知の雄としての劣情にも堪えられなくなったのか、やがて葵の肛門を目いっぱい広げているペニスをズルズルと引き抜いた。

  「やっ、おあ、やべっ……こんなの止まらないよおっ」

  「うひひ、どんどん奥に入って来る! 太くて長いのが入って来る!!」

  葵は尻を獣の雄に犯されるという、本来ありえないはずの行為を快感に受け取り喜んでしまっている。

  茶色い大柄な人狼になった莉子はその様子を見て、混乱したまま逸物をしごいて自慰をしてしまっている。

  そんなクラスメイトたちの痴態にもなにも思わず、芽衣はペニスを狭い穴に押し込んでいく……粘膜と粘膜がこすれ合い、股間に生えた粘膜に覆われている長い肉の棒から信じられないほどの快楽がもたらされ、彼の背筋がゾクゾクする。

  後孔を異物に広げられ、前立腺をゴリゴリ押しつぶされるとまるで女の子の時のような気持ち良さを感じてしまう。

  「うーきつい……ちんちんが潰れちゃいそう」

  芽衣は本来知ることの無いはずの雄の快感を、まるで長い時をかけて禁欲させらかのように濃密かつ新鮮に押し付けられてしまった。

  人狼の雄は絶頂感とはまた違った感動的な虚脱感に、全身をガクガク震わせながら狭いすぼまり穴に真っ赤な犬ペニスを挿入していく。

  「うおっ、たまらねえ……やべえなこれ……もうこんなの知ったらやめられないよお」

  「おっ……おほっ! ウグルゥ……ヴルッ!?」

  ゆっくり少しずつペニスが肛門へ出し入れされ、人狼たちは快感と共に罪悪感や嫌悪感を入り混じらせながら、野生の獣と同じ態勢、同じ動作で交尾をおっぱじめた。

  やはり獣と同じ構造の足のおかげで大柄なこと以外はただの獣の交尾に近く見えてしまう。

  「うひっ! おほっ! すっげ! これやっべ!」

  同族の雄の尻穴を犯している黒い人狼の動きが、だんだんと早く大胆になっていく。

  体を動かすことで汗をかき、二匹の人狼の体臭が強く香り鼻孔を刺激して雄をより興奮させる。

  「んほっ! やだどんどん入ってきちゃう……お腹の奥がズンズン突かれてるっ!」

  犯されている灰褐色の人狼の肛門は真っ赤な獣の槍に開発されて、情けなく緩んでいき根元までずっぷり受け入れてしまう。

  ついにはパンパンと尻と腰がぶつかる渇いた音がするようになり、人狼は獣らしくカクカクと素早く焦ったように腰を振り始めた。

  「ほんと何百年ぶりだってのに、きっつい穴だぜまったくよお」

  辺りに人狼の肉体から放たれる雄の体臭が濃く漂い、三匹をより発情させる。

  発情期の獣は乱暴に同族の雄を犯す。犯す度に快感はより密度が増していき、性行為にのめり込んでしまう。

  「へっへっへ……」

  動物のような吐息になり人狼は雄同士で交尾をする。逸物で直腸をほじり、喘ぎ声も漏れるようになっていった。

  「いいぜえ、お前のケツ。もっと喜ばせてやるよ」

  元の性格では考えられないような言葉を発しながら芽衣は、獣臭い交尾を続けた。

  友人を犯し男性器を使用することで、性欲と性感はより高まり雄として仕上がっていく。

  「くっせえな! 雌の体だったとは思えねえくれえ雄臭せえぜ!」

  一匹の雄として産まれ直した気分だ。股から生えるチンポはとてもいい感じで、もっともっと使いたい。そんな気分によりさせられていく。

  「チンポ、チンポすげえいい……」

  ブラブラ揺れる睾丸からムラムラした高度のエネルギーが伝わってくる。何か催すような、早く出してしまいたい欲求が増していく。

  芽衣は確実に終わりに向かっていく感覚に囚われ、雄の本能に従いより素早く腰を振り、ガバガバになった友人の肛門へペニスを突っ込んでいく。

  「ヴッ……ヴヴヴヴヴ……」

  クライマックスに向かって獣の交尾が激しくなる。股の辺りがそわそわして圧迫感が高まっていく。

  芽衣の逞しい全身が性欲で満たされ、浮遊感を覚えると想像を絶する快感が股間から脳に走り抜けて直撃した。

  「アオオオオオオオオオオン!」

  「アオオオオオオオオオオン!」

  限界を迎えて芽衣の股間でなにかが弾けて、ただの同級生だったはずの人狼の尻の中で真っ赤なペニスの根元がぷくっーと膨らむと、大量の先走り汁が先端から勢いよく飛び出した。

  葵のペニスからも透明な液体が飛び出し、絶頂に震えている。辺りに濃い獣臭と獣の性の匂いが漂う……。

  「でちゃった……すごく出てる……」

  嫌悪感と喪失感の中、芽衣は未知の快感に全身を悪寒と共に震わせている。

  あまりの気持ち良さに牙を剥き出しにしながら、明らかにあってはならない股間に生えた棒から液体が出て行く感覚に打ちのめされ、いままでの価値観が崩壊していく。

  「ゲヘへ……こりゃすげえ」

  芽衣はしばらく先走りを友人の腹の中へ大量にぶちまけながらじっとしている。

  気持の良さそうに目を細め、大切な物まで出て行ってしまう取り返しのつかなささえ、雄の快感に上書きされていってしまう。

  人間の女性としての意識は失われていき、人狼の雄としての自覚がより強くなる。

  「おっ……俺っ……雌じゃなくって」

  黒い人狼の雄は体内から消えていく女性性につい反応してしまい、腰が引けてしまう。

  だが、元はクリトリスだったものの根元が亀頭球となって膨らんでいるので、腹の中で引っかかってしまい、葵の尻を引っ張ってしまうだけだった。

  「あ゛あ゛あ゛ ぎもぢい゛い゛っ! 雄になるぅ!」

  芽衣は自分の性別や種族がぐちゃぐちゃにされていくのを、快感に塗り替えられていく。

  先走りに近い第一精液を射精したままのペニスを、尻の穴から抜いてしまいたさそうに引いたり押したりしているが、がっちりはまった亀頭球はそう簡単に抜けはしない。

  精通という初めての射精を楽しみながら、彼はわずかに残る人間の少女としてのなにかさえ人狼の尻の中にぶちまけてしまい、より雄の人狼として完成されていく。

  「出るっ、全部出ていっちまう! 雄になっちまう!」

  もう体はとっくに人狼の雄になっているのだが……芽衣の心のどこかに残る少女らしささえも睾丸へと追いやられてしまい、そこで先走りに薄く溶けていき、ペニスを通って体から出て行ってしまう。

  そのことを少しだけ悲しく思いながら、黒い人狼は気持ち良さそうに絶頂を繰り返して震えている。

  「おっほ! 今そんなとこそんなふうにされたらっ! おい、やめっ……」

  「臭いなあ……うーんこの味くせになりそう」

  芽衣と葵の交尾を見て自慰を続けていた莉子が、すっかり出し切って満足したのかそれとも我慢ならなくなったのか、芽衣の尻の匂いを嗅いで肛門をベロべロ舐めている。

  「んっはあ!」

  ペニスを濡れていて柔らかい穴に突っ込んでいる快感と、同時の後ろからの刺激に芽衣の肛門はゆるんでしまう。

  莉子は芽衣の尻の匂いをスンスン嗅いで執拗に肛門を舐める。尻の穴へ湿った生温かい舌が当たり、ゆるんでしまって中に侵入してくる。

  前と後ろの刺激に芽衣は体をゾクゾクさせ悶絶している

  「やっ、やべ……チンポとケツの両方なんて、ぜってえやべえ」

  芽衣は自分が葵にしたように指で肛門を広げられ、長い獣の舌で直腸を直接舐められよだれだらけにされてほぐされていく。

  なのでこの後に莉子が望むであろう行為にも見当がついてしまっていた。

  「あああ……私も交尾したいっ……ダメなのに、チンチン入れたいよお……」

  茶色い毛皮に包まれた雄の人狼となった莉子は、芽衣の予想どおり出来たばかりのペニスを肛門にあてがい入れてこようとしてる。

  「まっ待て、まだ準備が……」

  「ごめんね……我慢出来ない。チンチンが爆発しちゃうそう」

  芽衣よりも大柄で逞しい人狼となった莉子は、いてもたってもいられないといった様子で芽衣と葵の中間ほどの大きさのペニスを肛門へ突っ込んでいく。

  「うぎっ!? やめろ! いててて!」

  芽衣の肛門も人間の少女と同じほどの広さだったが、莉子は我慢しきれずに先端が入ると焦ったように腰を振り出し、強引に犬ペニスをねじ込んでいった。

  「お゛っ!? お゛あ゛っ! 俺のケツが!」

  葵を犯しながら莉子に犯されて芽衣はより興奮してしまう。

  乱雑に尻を掘られて芽衣の菊門も拡張されていき、人狼のペニスを根元までくわえこむようになった。

  結合中に後ろから犯されることで、すでに絶頂している芽衣は再び葵を犯すような動きをさせられしまっていた。

  「アオオオオオ! チンポ馬鹿になるぅ!」

  三連結となって逞しい雄にはさまれて、犯し犯されて前と後ろからの強烈な快感に芽衣は叫ぶ。

  三匹の雄が交尾をすることで、辺り一帯にかなりの獣臭さが漂ってしまっている。

  「獣くさぁ!」

  もう雄の尻に亀頭球をねじ込み射精中だというのに後腔を犯され、己のペニスを穴にはめながら腸を異物に蹂躙され、前後からの粘膜の刺激に芽衣はだらしなく舌を垂らして喘いでしまう。

  「お゛っ! やべっ! すげっ! チンポとケツたまんねっ!」

  芽衣はただのクラスメイト同士だとか、雄であることや、人間でなくなってしまったことなどは、すでにどうでもよくなってしまっている。

  ただ射精しながらペニスを突き入れ、肛門を犯されることを素直に楽しんでしまっている。

  時間が経ったせいか、快楽が倍以上になったせいか、芽衣の第二射精が始まり濃厚な白く濁った精液がぶちまけられるようになり、葵の腹を膨らませる。

  「出てるっ! いっぱい出てるっ゛!! ドロドロが俺の金玉から止まらねえ!」

  獣の性の匂いと獣臭い体臭が充満し、三匹の性欲をより高めていく。本番の射精が始まったので芽衣の肛門がキュッと締まる。腸がグロテスクな獣の肉の槍をきつく締めつけるので人狼は絶頂し、莉子は芽衣の中で亀頭球を膨らませた。

  「イグイグ! イグゥ! アオオオオオン!」

  「お゛っ゛!! 中で膨らんでるっ゛! 出てるっ゛! 俺も出されてるっ゛!?」

  「腹がパンパンで破れそうじゃ!」

  人狼たちはやかましく吠える。

  ドロドロした白濁汁を同胞の中に吐き出しながら、熱くてサラサラした液体が腹の中に出されて溜まっていくのを感じて、芽衣は感度がましてよりエクスタシーを増倍させていく。

  雄の獣ではなく、ただいやらしい生き物へとなっていく……。

  「お゛っ! すげっ゛! 止まらねえ! い゛っぱいでるぅ!!」

  二匹の雄にのしかかられて、葵のペニスは虚しく宙で跳ねながら床へドロリとした白い液体を飛ばし、地面に狼ザーメンの水たまりを作り上げている。

  莉子も二次射精に移ったのか、後ろ足を高く上げて跨いてグルリと体の向きを変えて尾結合の態勢になった。

  「アオオオオオ! あ゛っ゛ まだイグ! イグゥ゛!!!」

  呆れるほどたっぷりと射精し続けて葵の腹をぽっこり膨らませながら、自身も亀頭球で広がったケツ穴を塞がれドロドロの熱い白濁汁を注がれ続け、芽衣は腹を膨らませつつも射精中に何度も絶頂してしまっていた。

  長時間続く中出しをされて、自分も中に出している最中だというのに、射精した瞬間のような強烈な快感と解放感に包まれ、獣臭い肉体が一時的に脱力する。

  もちろん射精中も強い快楽が継続的に続き、尾結合されて雌のような快感も押し寄せてくる。

  数種類ものとんでもないエクスタシーが芽衣の意識を高みへと登らせる。性欲は衰えることなく煮えたぎり、感覚がより鋭角化していく。

  「お゛ほっ゛!? どっちも止まらねえ! やべえ、やばすぎる……お゛ッ゛! お゛お゛ん゛! アオーーーーーン!!」

  あまりに強い快楽の洪水に芽衣は耐え切れず、目の前が真っ白になっていくのだった……。[newpage]

  「はっ! 夢……じゃないみたいね」

  芽衣は目を覚ますとそこは裏山のままだった。

  地面に三人が重なるように倒れていて、制服は破れて散乱し、白くて粘つく液体が体のあちこちに付着してしまっている。

  「はあ、最悪……まあ人間に戻ってるからマシだけど」

  芽衣たちは人間に戻れたようだが、特に肛門からドロドロの液体が垂れてくるのでとても嫌に気分にさせられしまう。

  芽衣は他の二人を起こして身の安全を確認した。

  葵も莉子もなんともないようだが、人狼となって獣じみた変態交尾をしてしまったことは思えているので、照れ臭くて気まずい空気になってしまう。

  「とりあえずジャージでも着て家に帰ろっか……」

  「うん、そうだね……」

  「私たち放置されてるなんてひどいと思ったけど、あれを見られるの困るし、誰も探しに来ないでよかったね……」

  三人とも疲れきっているので、とにかく一旦家路につきたくて後のことは今度相談しようという意見でまとまった。

  結局、地震自体はたいしたことがなかったらしく、三人のことなど誰も気にしてい居なかったので、学校からは普通に帰宅したと思われ、家族からは朝帰りだと決めつけられるだけだった。

  だが次の人の夜の事だった……。

  「きゃっ!? なによこれ! げっ、俺また狼になってやがる!」

  三人とも再び人狼に変身してしまったのである。

  それからというもの自分の意思で変身出来るようになったのだが、獣の性欲は治まらず頻繁に人狼になっては、家や学校でオナニーをしてしまうようになった。

  おまけに頭の中に声が聞こえるのだ。どうにも封印されていた狼の霊が解き放たれて三人に憑依したのだが、交尾するだけで満たされたらしく、人類へ復讐する気も霧散してしまったらしい。

  その霊たちは今も彼女たちに取り憑いている。

  「ねえねえ、あの裏山に大きめの公園があるらしいよ。夜は誰も居なくなるらしいし今度の休みに遊びにいかない?」

  「いいねえ楽しそう」

  「分かってると思うけど、あんまり羽目を外しちゃだめよ?」

  「はーい」

  こうして彼女たち三人は休日に集まり、友達の家に泊まると家族に伝えておきながら夜中の裏山の公園に遊びに行くのだった。

  「ヴルルルルル!」

  深夜の山奥に恐ろし気な獣の唸り声が反響する。

  大柄な茶色い人狼を、群れのボスらしき黒い人狼が激しく犯している。その後ろでボス狼を灰褐色の人狼が犯し、必死な様子で腰を振っている。

  オナニーだけでは物足りない彼女たちは、普段は人間の女の子として過ごしつつ休日に集まり、こうして人目のつかない場所で思う存分交尾をするようになっていた。

  霊たちは復讐するつもりは無いが人間の雌とも交尾したいらしく、三人で交代で変身しないで交尾するかどうかとか……万が一妊娠したら困るからやめておこうとか……最近クラスメイトにムラムラしてし困っちゃうなどと、学校や休日の集まりに相談している。

  だが……今は彼らは性欲を発散することしか頭に無く、久々の全力交尾を楽しんでいた。

  「アオオオオオオオオン!」

  夜の山に狼の遠吠えが木霊する。群れのボスが雄々しく絶頂すると、他の狼たちもそれに続いて遠吠えし、絶頂するのであった。