ゴリ丸くんが電車で激しい痴漢に遭う話

  ラッシュアワーの混雑したプラットフォームでスーツ姿の人混みが電車を待つ。そんな中、普段なら自分もあの一団の一人なのにな、とTシャツにオーバーオールの普段着で電車を待つゴリラ獣人、大猩猩ゴリ丸はいつもよりも軽い気持ちで普段乗る電車を待っていた。

  平日の休みに朝からお出かけしようと思い立ち、出勤と変わらない時間に、出勤と違う普段着で家を出たのだ。

  (どうしようかな、特にどこ行くとかも決めてなかったけど)

  何をしに行こうかと思いを巡らせながら、肩からかけたメッセンジャーバッグのベルトを握る。秋口だというのにまだ暑さの残る気温に、胸の間からお腹の上へと袈裟がけに渡されたベルトの下はじっとりとして、Tシャツが胸に貼り付いていた。

  秋口とは思えない半袖の軽装であっても、汗染みが出来てやしないかと、時折Tシャツの袖口を引っ張り、バッグのベルトを少し持ち上げ浮かせる。豊満な胸の谷間を斜めに横切るようにうっすらと浮かぶ汗染みを摘み、パタパタと扇げば多少なりとも暑さが和らぐようだ。

  やってきた電車は既に人が入れないような混雑具合で、次の電車に乗ることにして今回は見送ろうかと考えたものの、乗り込む人並みに押されてゴリ丸も乗り込んでしまう。

  身動きすらも難しいようなすし詰め状態で何とかメッセンジャーバッグを身体の前に抱え、座席端のポールを握って身体を支えると、ようやく周囲の状況を伺うことができた。

  満員電車で身動きも出来ないような密度で、電車が動き出す慣性に押された人混みがゴリ丸にのしかかってくる。

  それを何とか手すりを強く握り堪えていると、ふとバッグを抱えた下の腹部にふにっと控えめに押される感触が。

  「えぁっ、す、スミマセン……!」

  思わず視線を下ろすとゴリ丸よりも小柄な、新社会人らしき熊獣人がよろめいた拍子にゴリ丸のお腹に手をついてしまったようで、ハの字に眉を歪めていた。

  「大丈夫ですよー」

  目の前の熊を初々しいなと思っていると、カーブに差し掛かり再び体勢を崩した熊が今度は体当たりのように全身でもたれ掛かってくるのであった。

  (あっ、柔らかい)

  バッグを抱える手の甲にスーツ上からもむちっと柔らかな肉付きを感じる胸の感触が、二人のお腹がぶつかり熊の方がふんわりと沈み込むお腹の感触が、思わず吐きそうになった感想を寸前で飲み込む。

  「す、スミマセ……!」

  再び謝りだそうとした熊が調子の抜けた声を洩らして静止する。その視線はゴリ丸のさらに上へと向けられており、徐々に泣きそうな困り顔へと変わっていく。

  つられて後ろへと目を向けたゴリ丸は、自身よりも輪をかけて大きなゴリラ獣人がジロリと睨むように二人を見下ろしているのと目が合ってしまうのだった。

  満員電車の中で頭一つ二つ飛び抜けて、太く大きな片手で天井を押さえ体勢を維持しているゴリラの大男は、作業着のツナギを着て大きな体躯と強面が揃い、威圧感が凄まじい。

  慌てて会釈して前に向き直ったゴリ丸だが、気持ち数歩、熊の方へと前に寄ってしまう。

  いっそ次の駅で一度降りてしまおうかと思いながらも、その考えは自動ドアが開いてさらに流れ込んでくる人波に諦めざるを得なかった。

  (うわっ、さらに入ってきて……!)

  流れ込んでくる人混みに圧されてドア際にまで追い詰められ、開いてない側のドアに背につけた熊をゴリ丸のお腹で押し付けてしまい、くぐもった声を漏らす熊の吐息を胸元に感じる。

  バッグを熊に押し付けてしまわないよう持つ位置を胸の上まで持ち上げてしまうと、もう動きようもなくなってしまう。

  さらに、ゴリ丸の背中に密着するように押し付けられている感触に、先ほどの巨躯のゴリラも密着してしまったのだと察する。

  頭の後ろに当たる肉の壁がゴリラの胸板だと気付いてしまうと、服の上からでもゴツゴツと隆起している腹筋を背中に感じ、腰の上に押し付けられている圧が巨躯のゴリラの機関の膨らみであることを意識してしまう。

  (こ、これ、凄い大きい……!)

  電車が揺れる度に、小刻みに触れる箇所と圧が変わっていき、前面から柔らかな質感の熊に、後方から圧倒的な雄味溢れるゴリラに、サンドされたゴリ丸はアワアワと自らのムスコが反応してしまいそうになるのを抑えていた。

  「ぁ……ん゛んっ」

  熊の手が動いた拍子にむにっとゴリ丸の胸を押し、思わず洩れ出てしまった声を慌てて咳払いして誤魔化す。

  一度意識してしまうと前後から挟まれている異なる肉感に身体が反応してしまいそうになる。暑く感じるのが外の熱気か、密集しているせいか、それとも自分自身の体温が上がっているのかも分からず、メガネが呼吸に合わせて僅かに白く曇りそうなほどだ。

  思わず身動ぎすると、腰に押し付けられていた質量が擦れて揺れるのを感じ、ゴクリと生唾を呑む。

  そんな状態で次の駅での昇降を乗り越え、少し駅間が離れた乗車時間に差し掛かる。多少の乗り降りはあっても満員具合は変わらず、ゴリ丸の周囲も依然すし詰め状態だ。

  「……んっ?」

  ふと、臀部に伝わる感触にゴリ丸が違和感を覚えたのはそんな最中であった。

  はじめは他の乗客の荷物などが当たったのかとも思ったのだが、その感触が掌を押し付けられた状態で揉むように一度蠢いたのを感じ、ソレが事故ではなく故意に行われているのだと察する。

  「すぅ……っ!」

  指一つでも子供の腕くらいありそうな太い手が、徐々にゴリ丸の臀部を覆い、撫で、揉みしだく。ゴツゴツと雄らしい逞しさのある手が、ゴリ丸を痴漢し始めていた。

  ゴリ丸の周囲にいた乗客でこんな手をしていそうな相手は一人しかいない。犯人に思い至り浅く呼吸を吸い込んだゴリ丸の耳元に、ぐっと近づき囁く顔は厳しく大きいゴリラの形をしているのだった。

  「おう兄ちゃん、エロそうな身体してんな」

  グリッと言葉とともに押し付けられた腰に、明らかに固い質量を感じて、ゴリ丸は息を呑む。服の布地を何枚も越えて大きさも固さも主張しているブツが、ゴリラの股間に聳える塔の存在を高らかに主張していたのだ。

  その間にもゴリ丸のハリ良く持ち上がっている肉厚な臀部がゴリラに撫でられ、ほぐす様に揉まれる。

  これまで痴漢された事がない訳ではないものの、ここまで露骨にされた事のないゴリ丸は逃げ出すことも出来ず、身体を這うゴリラの大きな手にされるがままであった。

  「や、止めてください……」

  おずおずと背後のゴリラへと静止の懇願をするも、その返事は臀部から脇腹を通り、鼠径部に添えられる手つきのイヤらしさで充分だ。

  オーバーオールの脇から内側へと滑り込む手の大きさに、抱き寄せられている感じとともに逃げ場がなくなってしまった絶望に包まれる。

  お腹の肉の下に付いた筋肉を押して確かめ、ゴツゴツと皮の厚い手でゴリ丸の股間を弄ばれてしまう。

  「そんなにイヤなら叫んでみるか?電車内の全員が痴漢されてるお前を見るぞ?」

  「そ、それは……」

  「ほら目の前の坊主にもなぁ?」

  「っ……!?」

  ゴリラの言葉に弾かれたように正面を見下ろしたゴリ丸は、目の前で行われる淫行にアワアワとどうしたものかと所在なさ気な熊と目が合ってしまう。

  熊へと見せつけるようにねっとりとゴリ丸の身体を弄る手の動きに、ゴリ丸はこんな状況であっても正直に興奮を催していく。

  「ぁ……みな、いで……んっ!」

  何とか声を絞り出すゴリ丸を嘲笑うかのように指先で乳首を摘まれると、ビクンッと身体を震わせ艷やかな声を洩らしてしまう。

  オーバーオールの股間に付けられたジッパーを下ろされ、社会の窓からゴリラの太い指が侵入すると、既にガマン汁に濡れてきてしまっているパンツ越しにムスコを弄ばれる。

  興奮に芯が入り、厚めの皮から頭の半ばまで覗いたムスコをガマン汁濡れのパンツ越しに撫でられ、クチュリとイヤらしい水音が鳴ってしまう。

  周囲にいるものに音が届いてしまっているのではないかという危機感がゴリ丸を追い詰め、意に反した興奮の暴走を抑えられない。

  目の前の熊には密着しているせいで真新しそうなスーツにべっとりとゴリ丸のガマン汁が触れており、当の熊は目の前のインモラルな状況に混乱しながらも目を離せずチラチラと痴漢されるゴリ丸の事を覗いてしまっていた。

  「ふっ……くっ……ん、んぅっ……」

  「この状況でもチンポヌルヌルにしやがって変態がよぉ」

  耳元に吹きかけられた熱く湿った吐息にゾクゾクと背筋の奥から痺れ、腰砕けになったようにゴリ丸の身体はすっかり背後のゴリラに抱き支えられてしまう。

  頭を預ける分厚く隆起した胸の奥から、ゴリラの殴りつけるような激しい鼓動を受け、背中に押し付けられたモノの大きさにヒクリとゴリ丸のムスコが反応する。

  「おい坊主も気になんなら触ってみろよ」

  「っ……!」

  「ふぇっ……そ、その……」

  「んぁ、ふはっ……!んっ、くぅ……!」

  ゴリラに囁きかけられた正面の熊の手が、おずおずとゴリ丸の胸に触れてシャツの上に浮き出た乳首を甘く押し転がす。

  ゴリ丸の大きな乳を恐る恐る揉むせいで、その拙い手つきがかえって艶めかしく感じ、ゴリ丸は堪らえようとしている声を何度も洩らしてしまう。

  その間にもゴリラの大きな手で股間を弄られ、すっかり興奮して固くなったムスコを扱かれ布越しに先端を磨かれる。

  既にパンツはゴリ丸のガマン汁でお漏らししたように前側が濡れしきり、滑りが良くなったためにムスコと擦れるだけで快感に声が洩れてしまっていた。

  無意識に自身のムスコを弄る手へと押し付けるように腰を揺らしてしまうゴリ丸に、前後からの痴漢行為が興奮に煽られ激しくなっていく。

  「ふぅーっ!ふぅーっ!」

  後ろのゴリラ自身も興奮してゴリ丸のゴリ丸の背中に自身の太すぎる肉杭を擦り付け、その度にゴリ丸の尻を何かの果実かと思うような実りある2つの膨らみの感触が叩いていた。

  周囲には既にバレているのかもしれないが、こんな興奮状態のゴリラ相手に物申すことなど出来ないのか、我関せずとばかりに背を向けてしまう。

  前の熊もすっかり興奮して、ゴリ丸に抱き付いて太くしっかりした身体に自身の股間を擦り付け始めており、ゴリ丸は自身の身体がズリオナに使われていることにインモラルな快感が膨れ上がっていた。

  「んっ、ふぁ、んぁっ……!くぅっ……んっ!」

  そしてとうとうゴリ丸が限界を迎え、ゴリラの手に握られたまま、パンツの中で絶頂を迎えてしまう。すると、ビクンッビクンッと身体を震わせるゴリ丸を追うように、前後でゴリ丸を使ってズリオナしていた熊とゴリラもその場で食いしばりながらも甘い声を洩らした。

  ドプドプとパンツの上に染み出してきたゴリ丸の白濁液が、密着するほど身体を押し付けていた熊の真新しいスーツを汚し染み込んでいく。

  ゴリ丸たちの周囲は雄たちが密集した熱による濃い汗の匂いに混じり、磯臭い匂いが漂いだしていた。

  背中に広がる濡れた感触が汗ではなさそうだと、背中を叩く圧を感じながらぼんやりと思ううちに、ゴリ丸はクラクラと力が抜けていった。

  「はうぅ……」

  こんな電車の中で濃密な体験をすることになるなど考えてもいなかったため、快感にオーバーヒートしたゴリ丸の意識が暗く落ちていく。

  ヘタリとゴリラに身体を支えられたまま目を回したゴリ丸に動揺したゴリラは、次の駅に着くやゴリ丸をトイレに置き去りにして、逃げてしまう。目を覚ましたゴリ丸の手には、連絡先の書かれたメモが握られていたのであった。