夏の計画

  夏、夏季休校真っ最中である中で園田海未と星空凛の二人は明日どこに行こうかという計画を立てていた。

  海で泳ぐのもよし、はたまた山にピクニックに行くもよしと海か山にするかで話し合う。

  しかしテレビで明日もかなりの暑さが予測されるという予報を目にするとその二択に『家でゴロゴロ』という選択肢もプラス、しばらく話し合うとこれにしようと決定した。

  海→[jump:2]

  山→[jump:3]

  家→[jump:4]

  [newpage]

  海を選んだ海未と凛、海水浴場に到達し可愛い水着を着用すると早速海の中へと飛び込んだ。

  綺麗に澄んだ海は暑い季節も相まって実にヒンヤリ気持ちがよく、二人は時が経つのも忘れて泳ぎ続ける。

  しかし流石にずっと泳ぎ続けては疲れるというもので一旦休憩しようと砂浜に上がろうとした時、二人は自分たちの胴体がブクブクと膨れ上がっていっているのに気がついた。

  (えっ!?)

  (何これ!?)

  驚く海未と凛、二人の身体はそんな二人を置いていくように膨張を続け太くなっていき胸の膨らみお尻の膨らみは膨らみのサイズを小さくさせていっては腹部と腹部や背中と区別がつかない平らなものとなってしまう。

  また二人の手足の指がくっつきあって一つとなっていくと腕は平たくなりながら胸鰭へと変化、脚はくっつき合って尾鰭へと変わっていき背中が隆起しては背鰭が誕生、

  パツンッ

  音をさせゴーグルが外れると二人の頭部は前に突き出しながら人間の形を失っていき歯は鋭くなっていく。

  そして海未の全身が灰色に、凛の全身が黒と白に染まると二人はイルカとシャチへと変身してしまい・・・

  キュウキュウ

  キュィィィ

  そんな声を出しながら困惑したがしばらくするとこの姿で泳ごうという事となり、尾鰭を動かしては海未も凛もより遠くの方を目指して泳いでいったのであった。

  [newpage]

  山を選んだ海未と凛、ピクニックのための道具を揃え準備を整えると二人は早速山を登りだした。

  とはいっても登る山は富士山となどといった本格的な山ではなく少しばかり頑張れば頂上に到達出来るちょっとした近場の山、二人は汗を流しながらも聞こえる小鳥たちの鳴き声や川のせせらぎに癒しを感じながら頂上を目指す。

  だがしばらく歩き続けた足を休めようと木陰に行こうとしたその刹那、二人の髪がワサワサ動いたかと思うと・・・・・人間のそれではない形をした黒と茶色の毛に包まれた耳がその髪の中から現れた。

  「「え・・・?」」

  互いにポカンとする海未と凛、しかし次の瞬間には二人に更なる事態が襲い掛かる。

  海未は身体がシュンシュンと縮んでいくのに合わせて全身が耳を包んでいるのと同じ黒い毛に覆われていき、手足が人間のそれでなくなっていくとと胸部臀部の膨らみは失われ臀部には毛玉のような尻尾が生える。

  一方で凜は顔が縦に伸びて人間の顔でなくなっていくとともにその顔を含めた肌という肌に茶色い毛が繁茂、手足がその形を変えていくと指は黒く染まりながら変形硬質化し胴体に存在する膨らみがなくなると臀部には小さな尻尾が生える。

  そして少しすると二人がいた所には一匹のウサギと一頭のシカが存在、

  クー クー

  ピャッ ピャッ

  動物になってしまった二人はどうしようとウサギとシカの鳴き声を上げながら慌てていたが少しするとこの姿を楽しもうという事になり、二人は身体全体を動かしては山の中を駆け巡りだしたのだった。

  家を選んだ海未と凛、ひとまず海未の家で遊ぶ事にすると凜は海未を訪れた。

  「ふ~、涼しい~。」

  「やっぱりどこにも行かず家にいるのが一番ですね。」

  クーラーが利いた部屋の中でそんな会話を交わす二人、キンキンに冷えたジュースを飲みながらゲームをしたり本を読んだりしてまったりとした時間を送っていく。

  だが遊び疲れ仲良く昼寝でもしようとしたその時、二人の臀部にムズムズとした感覚が走りスカートをたくし上げるとそこにはフワフワとした黒い尻尾と細く長い茶色の尻尾が。

  「「・・・・・。」」

  言葉を失う二人、しかしこれは始まりに過ぎなかった。

  シュンシュンシュン

  縮みだし二人の背丈、その縮みに合わせて身体の至る所に黒い毛と茶色い毛が生えていくと二人の頭部が・・・

  「あ・・・う・・・ニャア・・・。」

  「ん・・・く・・・クゥン・・・。」

  口から出る声を人間のそれでなくしていくとともにパーツを変形させて人間のそれから犬の顔、ならびに犬の顔へと変わっていき二人が着ている服は脱げて床に広がっていく。

  そして少しすると海未の姿は黒い犬、凛は茶色い猫へと変身してしまった。

  しかし当初こそ困惑していた二人だが遊び疲れによってやって来た睡魔は二人を眠りの世界へと誘い、二人は大きく口を開けると床に広がる自らの服の上に身を横たわらせてそのまま昼寝へと移行したのであった。