雪が静かに降り積もる森の奥、月の光が凍てついた木々を銀色に染め上げる夜。
ホワイトドラゴンの少年、セリオンが、洞窟の中、ふかふかのコケでできた寝床の上に一人で佇んでいた。
彼の身体は鱗を持たず、柔らかな白い皮膚から直接生えた、ふわふわの体毛で覆われている。
それはまるで雪の精が形をなしたようで、触れるととても温かかった。
彼の青い瞳は好奇心に満ちあふれ、大きな鳥のような翼はどこか落ち着かない様子で軽く揺れる。
今日、セリオンは珍しく一人で過ごしていた。
両親は遠くの山脈へ狩りに出かけ、兄たちは今夜は不在だ。
群れの賑わいから解放されたこの静かな時間は、セリオンにとって新鮮で、胸が高鳴っているのがわかる。
洞窟の中はひんやりと静かで、コケの寝床が彼の身体を柔らかく受け止めている。
「だれもいないって、なんか不思議だな……」
セリオンはそう呟くと、コケに寝転がった。
ふわふわの尻尾がゆらゆらとゆっくり揺れる。
退屈しのぎに自分の身体を撫でていると、指が腹部の下、普段は気にしない部分に触れた。
体毛が薄くなっているそこには、イルカのような滑らかなスリットが隠れていた。
柔らかな皮膚に自然に溶け込んでいるスリットは、普段は閉じており、触れてもほのかな温かさしか感じない。
「ん……?ここ……なんだろ?いつもより、柔らかい……?」
彼の好奇心が目を覚ました。
セリオンはそっと自らのスリットの縁を指でなぞった。
すると、すぐに熱い脈動が身体を走り、心臓がドクンと鼓動する。
驚いた彼は一度手を引いたが、だれもいない洞窟の静けさが、かえって彼の心を大胆にさせる。
「……ちょっとだけ……弄ってみよう……」
と、そっと呟く。
指先が再びスリットに触れると、セリオンは内部がわずかに開き、温かく湿気った感触がするのに気付いた。
そっとなかを探るように指を滑り込ませると、スリットの奥からなにかぬらぬらとしたものがゆっくりと現れはじめた。
「うわっ!こ、これなに……!?」
思わず声がうわずる。
それは、彼のペニスだった。
ホワイトドラゴンの雄のペニスは、普段は腹部のスリットに完全に納められており、
性的興奮や刺激によってのみ外部に現れる。
滑らかな粘膜に覆われたそのペニスは、先端が鋭く尖る流線型で、
勃起すると脈打つように怒張していた。
色は白い皮膚が充血してサーモンピンクのような色合いをしており、表面はヌメヌメと光沢を放つ。
セリオンは、恥ずかしさと好奇心が入り混じるなか、そっとその硬くなったモノに触れた。
「熱っ!!こんなものが……体の中に……」
指が触れるたびに、電撃のような快感が身体を突き抜ける。
彼は目を閉じ、呼吸が荒くなった。
スリットから完全に露出したモノの先細りの先端は特に敏感で、
軽く撫でるだけで身体がビクンと震えた。
「……んんっ……はぅ……っ」
と、小さな喘ぎ声が洞窟内に響く。
ふわふわの体毛が微かに揺れ、セリオンの身体は熱を帯びていた。
最初は先端をそっと撫でるだけであったが、快感に導かれるように、
セリオンはモノ全体を握り、上下にゆっくりと擦りはじめた。
滑らかな粘膜は手に心地よく、脈動が指に伝わる。
スリットの縁はモノの根元を包み込むように柔らかく、動くたびにわずかな水音が響く。
「んんっ……、なんか……すごい、気持ち……いいッ!!」
心臓が激しく鼓動し、ふわふわの尻尾がコケの寝床にたたきつけられる。
モノの先端からは透明な液が滲み出し、ヌルヌルとした感触がさらに快感を増した。
セリオンはそれに気づき、指で液を塗り広げるように擦り、動きを自然と速めた。
やがて、身体の奥底から熱いなにかがこみ上げてくるのを感じた。
セリオンは目をぎゅっと閉じ、モノを握る手に力を込めた。
「あっ……な、なに……っ!?なにかくる……ッ!!!」
次の瞬間、強烈な快感が全身を駆け抜け、
先細りのペニスから白濁した精液が勢いよく飛び出した。
鋭い先端から放たれた精は弧を描き、ふわふわの腹部の体毛に飛び散り、コケの寝床にも滴った。
一脈、二脈と、熱い液体が脈打つたびに溢れ、スリットの縁にも少し垂れた。
セリオンは身体をビクビクと震わせ、荒い息をつきながらその快楽に浸った。
「はぁ……はぁ……なんだこれ……?」
射精の余韻に震えながら、セリオンは呆然と自らの身体を見下ろした。
モノはまだ微かに脈打ち、先端からは最後のしずくがこぼれ、
モノは静かにスリットに戻りはじめた。
ふわふわの体毛には白い精液が点々と絡まり、少年の毛並みを濡らしていた。
スリットの縁は精液で濡れ、セリオンは急に恥ずかしさがこみ上げ、顔が熱くなった。
「うー、汚れちゃった……誰にも見られなくてよかった……」
と、慌てて体毛を拭おうとしたが、スリットの柔らかで温かい感触にまたドキッとした。
洞窟の外では、雪が静かに降り続けていた。
セリオンはコケの寝床に寝転がり、天井を見上げた。
「これ……絶対誰にも言えない、自分だけの秘密……」
と、心の中で呟いた。
初めての経験に、少し大人になった気がしたホワイトドラゴンの少年は、
その夜、静かな満足感に包まれていた。
[newpage]
セリオンのお話とはまた別の夜。
雪が舞う高山の森、月光が氷の結晶をキラキラと輝かせる静かな夜のこと。
ホワイトドラゴンの少女、リシアが、洞窟の奥、コケと体毛でできた寝床に身を縮こめていた。
彼女の身体は綺麗な体毛に覆われ、まるで雪雲が漂うよう。
まだ成竜になる前の若々しい姿で、青みがかった銀の瞳は好奇心と少しの不安で揺れていた。
大きな翼は畳まれ、ふわふわの尾は落ち着かない様子で揺れる。
今日、リシアは珍しく単独で過ごしていた。
両親は遠く離れた氷河で狩りをし、
きょうだいはいなかった。
群れの賑わいから離れたこの時間は、リシアにとって新鮮だったが、
身体の奥で感じる妙なざわめきが心を落ち着かせなかった。
数日前から、腹部の下にほのかな重さや温かさを感じていたのだ。
それは、彼女がまだ理解できない、身体の変化の兆しだった。
「なんだろう、この感じ……変だな……」
と、リシアは小さく呟き、コケの寝床に寝転がった。
なんとか落ち着こうと自分の身体を軽く撫でていると、
指が腹部の下、普段は気にしない部分に触れた。
体毛が薄くなるそこには、スリットが隠されていた。
ホワイトドラゴンの雌の生殖器は、雄と同じくスリットに納められ、
普段は柔らかな皮膚と体毛に溶け込むように閉じている。
そこに触れると、いつもより熱を帯び、わずかに湿気っていた。
「んっ……ここ、なんか……熱い?」
好奇心と戸惑いが混じる中、リシアはそっとスリットの縁を指でなぞった。
すると、身体の奥から小さな収縮のような感覚が走り、心臓がドキンと跳ねた。
「うわ、なに!?」
と、声がうわずる。慌てて手を引いたが、だれもいない洞窟の静けさが、
彼女の心を少し大胆にさせたようだ。
「もうちょっと……触ってみよっかな……」
とささやくように呟く。
再び指をスリットに当て、そっと探るように触れると、スリットがわずかに開き、内部の温かさが指先に伝わった。
リシアは目を閉じ、呼吸が少し速くなる。スリットの内部は柔らかく、微細な神経がたくさん通っているようで、
未知の感覚を敏感にさせていた。
「んっ……なんか……変な感じ……でも、嫌いじゃない……」
と、純粋な声で呟く。
触れるたびに、腹部の重さがよりハッキリと感じられ、身体の奥で何かが動くような感覚が強まった。
やがて、スリットの奥から、滑らかな何かが出てくるのを感じた。
リシアは驚き、目を大きく見開いた。
「えっ!?な、なにこれ!?なにか出てくる……ッ!」
身体の自然な収縮に導かれ、スリットから白い物体がゆっくりと滑り出た。
それは、ホワイトドラゴンの無精卵だった。
大きさはリシアの手のひらに収まるくらいで、表面は湿気っており、温かかった。
「これ……卵……?でも、なんで……?」
リシアは卵をそっと手に持ち、呆然と見つめた。
無精卵の排出は、ホワイトドラゴンの雌が性的に成熟する初期に経験する自然な生理現象だ。
彼女の身体は、将来のパートナーとの繁殖に備え、卵を形成するリズムを整えはじめたのだ。
産卵の瞬間は、軽い収縮とほのかな快感が伴い、
リシアは初めての経験に微かに震えた。
卵を手に持つと、温かさが心を落ち着かせた。
リシアは抜けた自らのふわふわの体毛で卵をそっと包み、コケの寝床に置いた。
「……だれもいないから、よかった……これ、誰にも言わないでおこう……」
と、照れ笑いを浮かべる。スリットは無精卵の排出後、ゆっくりと閉じ、
腹部の重さは消え、彼女の身体は軽くなった。
洞窟の外では、雪が静かに降り積もり続けていた。
リシアは心の中で呟く。
「これが……私の身体なんだ。少し、大人になったのかな?」
初めての無精卵の排出に、リシアは自分の変化を受け入れ、
静かな満足感に包まれた。
次の朝、リシアは卵を雪の奥にそっと埋めた。
それは子にはならないが、彼女の成長のあかしだった。
ホワイトドラゴンの少女は、群れに戻る前に、夜の秘密をそっと胸にしまっておくことにした。
[newpage]
雪深い高山の谷、星空が氷の結晶を輝かせる夜。
ホワイトドラゴンの若竜、セリオンが、群れの巣穴から少し離れた雪原で夜空を見上げていた。
彼のふわふわの体毛が、星空に反射し、ほのかに輝いている。
青い瞳は好奇心に満ち、大きな翼はまだ少しぎこちなさが残り、尾は落ち着かない様子で静かに揺れていた。
セリオンはまだ成竜になる前の少年で、群れの仲間と離れて一人でいることに、ちょっとした冒険心を抱いていた。
「ふぁ……星、きれいだな……もっと近くで見たいな」
セリオンは呟き、翼を広げて雪原の端にある氷の崖に向かって飛び立った。
まだ飛行は上手くなく、ふわふわの体毛が風に揺れながら、なんとか崖の上に着地した。
そこは、群れの若者たちが「星見の崖」と呼ぶ、星空がよく見える場所だった。
同じ頃、別の若竜、リシアもまた、星見の崖にたどり着いていた。
彼女もセリオンと同じく、ホワイトドラゴン特有のふわふわの体毛に覆われ、銀青い瞳が星を写して輝いていた。
リシアは少し内気な少女で、群れのなか大勢で過ごすより一人で静かな場所を好んだ。
「……ここなら、だれもいないよね」
彼女は小さく呟いて、崖の縁に座って星空を見上げた。
突然、ガサッという音がして、リシアは驚いて振り返った。
そこには、セリオンが着地に失敗し、雪に突っ込んでいる姿があった。
「うわっ、雪冷たっ!!」
セリオンが慌てて身体を振ると、体毛から雪が舞い散った。
リシアは思わずクスッと笑い、
「……だ、大丈夫?」
と、声をかけた。
セリオンは顔を上げ、リシアの銀青い瞳にドキッとした。
「あ、う、うん、大丈夫!えっと……きみ、誰?」
彼の声は少しうわずり、尾が恥ずかしそうに揺れる。
リシアはそんな彼の体毛を軽く撫で、
「私、リシア。群れの……あの、氷河の巣窟に住んでるの。あなたは?」
「僕、セリオン!同じ群れだ!!でも……初めて会ったよね?」
セリオンは笑顔で近づき、リシアの隣に座った。
二人が星空を見上げながら話をしていると、大きな影が崖の上に降り立った。
それは、群れの年長の若竜、クレアだった。
彼女は少し年上で、ふわふわの体毛に淡い金色の光沢があり、落ち着いた緑色の瞳を持っていた。
「おやー、セリオンとリシアじゃない。こんな夜に星見の崖でなにしてるのー?」
クレアの声は穏やかだが、どこかからかうような響きがこもっていた。
「え!?クレア!?僕、ただ……星を見に来ただけだよ!」
セリオンが慌てていうと、リシアは顔をほんのり赤らめ、
「私も……星がきれいだったから……」
と呟いた。
クレアはふわふわの尾を振って笑い、
「ふふふ、二人ともかわいいね。でも、星見の崖はね、特別な場所なの。
その昔、群れの伝説のドラゴンがここで愛を誓ったって話よ」
「「愛!?」」
セリオンとリシアが同時に声を上げ、互いに顔を見合わせた。
リシアの体毛が恥ずかしさで少し膨らみ、セリオンは尾をバタつかせた。
「そ、そんなの、まだ分からないよ!僕、ただ星が好きで……!!」
セリオンが慌てて釈明すると、クレアは翼を広げ、
「まあ、ゆっくりね。星は急がないんだから」
と、笑って飛び去っていった。
クレアが去った後、セリオンとリシアは少し気まずそうに黙っていたが、
星空の美しさに再び目を奪われた。
「ね、リシア。星って、なんか不思議だよね。こんなに遠くても、あんなに輝いてる」
セリオンが言うと、リシアはうなずき、
「うん……なんか、心が落ち着く。セリオンが一緒だと、もっときれいに見えるかな?」
彼女の声は小さく、でも温かかった。
「じゃ、じゃあ、またここで星を見ようよ、約束!」
セリオンが満面の笑みで言うと、リシアは少し照れながら、
「うん、約束」
と答えた。
二人のふわふわの体毛が月明かりに照らされキラキラと輝き、星見の崖は静かな温もりにつつまれた。
[newpage]
数日後、セリオンとリシアは、群れの狩りの練習で再会した。
群れの長老が若竜たちに雪うさぎの追跡を教える中、
セリオンは勢い余って雪の斜面を滑り落ちてしまい、「うわーっ!」と叫んだ。
リシアは笑いながら翼を広げ、彼を助けに飛び降りた。
「セリオンったら、ほんとドジっ子ね!」
彼女の翼がセリオンの身体に触れ、二人は雪の中でじゃれ合った。
そんな様子をクレアが遠くから見守っており、
「あの二人、いいコンビね」
と呟く。
その夜のこと、セリオンはリシアを再び星見の崖に誘った。
「ほら、あの星、めっちゃ光ってるよ!」
彼が指さすと、リシアは目を細めて微笑んだのだった。
二人は、星を見ながら、互いの夢を語った。
セリオンは
「いつか、群れを守れる強いドラゴンになりたい!」
と言い、リシアは、
「私、みんなを癒やせる優しいドラゴンになりたいな」
とささやいた。
ふわふわの体毛がふれあい、暖かな友情が育まれていった。
月日が流れ、セリオンとリシアは若竜から少し成長し、飛行の技術を磨いていた。
ある雪の降る夜、群れの祭り「雪星の夜」が開催され、若竜たちは星空の下で飛行の舞を披露することになった。
セリオンはリシアを誘い、
「一緒に飛ぼうよ!きみとなら、きっとすごい舞になるよ!」
と笑顔で言った。
リシアは少し緊張しながら、
「うん……セリオンと一緒なら、私、頑張れるよ」
とうなずいた。
二人は翼を広げ、雪原の上空へ飛び立った。
セリオンの飛行はまだ少しぎこちなさが残り、
リシアの優雅な動きに合わせるのに必死だった。
「セリオン、もっとゆっくり!ほら、風を感じるの!」
リシアが笑いながら指導し、セリオンは
「うわ、難しい!でも、楽しい!!」
と答えた。
ふわふわの体毛が雪と星の光に輝き、二人の翼が調和し始めた。
群れの仲間たちが地上から見上げ、クレアは
「ほら、あの二人の舞、まるで月光の舞の始まりみたい」
と微笑んだ。
飛行の最後、セリオンとリシアは互いの尾を軽く絡ませて、星空の下でほんの一瞬だけ、静止した。
月光が二人の身体を照らし、魔力がほのかに共鳴した。
「リシア、君と飛ぶの、最高だ」
セリオンがささやくと、リシアは銀青い瞳を輝かせ、
「私も……セリオンと一緒だと、なんだか心が軽いよ」
と答えるのであった。
数年後、セリオンとリシアは成竜に近づき、群れの伝統である「月光の舞」の準備を始めた。
この舞は、ホワイトドラゴンのカップルが愛と絆を誓う神聖な儀式で、
空中での調和した飛行を通じて魔力を共鳴させるものである。
クレアの指導のもと、二人は練習を重ねた。
「セリオン、リシア、互いの心を感じて。舞は身体だけで踊るんじゃないよ」
とクレアは言う。
ある満月の夜、セリオンとリシアは星見の崖で最後の練習を行った。
「リシア、僕、きみとこの舞を踊るのが夢だった」
セリオンが照れくさそうに言うと、リシアは身体を彼に寄せ、
「私も……セリオンと一緒に未来を描きたい」
と、ささやいた。
二人は翼を広げ、月光の下で舞い上がった。尾が絡みあい、翼が調和し、
ふわふわの体毛が雪と月明かりに輝く。
魔力の共鳴が空を淡い光で満たし、群れの仲間たちが遠くから見守った。
舞の最後、二人は崖に降り立ち、額を寄せ合った。
「セリオン……これからも、ずっと一緒に飛ぼうね」
リシアの声に、セリオンはうなずき、
「約束だよ、リシア。きみと、群れの未来を守るよ」
と答えた。星見の崖は、二人の絆の輝きにつつまれ、月光がその誓いを祝福する。
その夜、二人は初めて性行為を行った。
深い絆で結ばれたあかしであった。
[newpage]
雪深い高山の谷、月光が氷の結晶を銀色に染める静かな夜。
ホワイトドラゴンの成竜、リシアとセリオンが、洞窟の奥、ふかふかのコケと体毛でできた寝床の上で寄り添っていた。
リシアの銀青い瞳は優しく穏やかで、セリオンの青い瞳は深い愛情で彼女を見つめる。
かつて少年少女だった二人は、幾年もの時を経て、群れの中でも認められたパートナーとなり、
何度かの交尾――しかし子は未だ成せていなかったが――を通じて、絆を深めてきた。
そして今夜、彼らは新たな命を授かるための繁殖の儀式に臨む。
「リシア……今夜は、なんだか特別な気がする」
セリオンが低い声でささやき、ふわふわの尾でリシアの尾をそっと絡めた。
リシアは微笑み、体毛を彼の身体に擦り付ける。
「うん……セリオン。月が呼んでいるみたい……私も、ドキドキしてる……」
彼女の声は柔らかく、ほのかな甘い香りが体毛から漂う。
発情期を迎えたリシアの体毛は特に輝き、雌としての魅力を放っているようだった。
二人は洞窟を出て、雪原を見下ろす、星見の崖の上に立った。
ホワイトドラゴンの交尾は、地上だけでなく、空中での「月光の舞」で完成する神聖な儀式。
セリオンが翼を広げ、リシアの周りを優雅に旋回すると、彼女もまた翼を広げ、月光のもとで舞い上がった。
二人の体毛が風に揺れ、雪と星屑のような輝きを放つ。
空中で翼を絡ませ、互いの魔力が共鳴し、目に見えないほどの光の波が広がっていった。
そして、そのまま地上に降り立った。
「リシア、準備はいい?」
セリオンがささやき、彼女の首筋に鼻先を寄せる。
リシアはうなずき、体毛を彼に擦り付けた。
「うん……あなたと一緒なら、怖くないよ」
二人はふわふわの体毛を寄せ合って、温もりを分かち合う。
リシアの下腹部のスリットは、発情期の熱でわずかに開き、湿気った光沢を帯びていた。
セリオンのスリットもまた、興奮によって開きはじめ、滑らかな先細りのペニスがゆっくりと顔を出し始めた。
セリオンはリシアの背後に回り、翼で彼女を優しく包み込む。
リシアは尾を軽く上げ、スリットを露出させ、セリオンを迎え入れた。
セリオンのモノは、ヌメヌメとした粘膜に覆われ、脈打つように硬く膨張していた。
「……んっ、リシア……」
セリオンが低い声で呟き、モノの先端をリシアのスリットにそっと当てた。
リシアの生殖腔は柔軟で、セリオンの形状にピッタリと適合し、温かな圧迫感が彼を包み込んだ。
「……あっ、ん……セリオン……!」
リシアが小さな喘ぎ声を漏らし、体毛が微かに震える。
セリオンもまた、快感に身体を震わせ、
「リシア……すごい、温かい……ッ!」
と呟いた。
二人の動きはゆっくりと始まり、互いのリズムに合わせて調和していく。
セリオンのモノはリシアの生殖腔の奥深くに達し、
先端が敏感な部分を刺激するたびに、彼女の身体が軽くけいれんする。
リシアのスリットからはぬるっとして潤滑剤になる粘液がにじみ出て、
交尾を滑らかにし、快感を増幅した。
セリオンのモノからもまた、先走りが大量に分泌され、滑らかな動きを助けた。
「……んんっ、セリオン……気持ち、いい……ッ!」
リシアの声は甘く、魔力的共鳴が二人の身体を光で包む。
やがて、セリオンの動きが速くなり、リシアの生殖腔が彼を強く締め付けた。
「リシア……もう、くる……ッ!!」
セリオンが喘ぎ、身体の奥から熱い波がこみ上げてくるのを感じた。
リシアもまた。快感の頂点に近づき……
「セリオン、一緒に……ッ!」
と喘ぐ。
次の瞬間、強烈な快感が二人を貫いた。
『びゅくっ!ビュルルッ!!』
セリオンのモノの先端から白濁した液体が勢いよく吐き出された。
先細りの先端から吹き出した精液は、リシアの生殖腔の奥まで届き、彼女の身体を温かく満たした。
リシアのスリットは収縮し、精液をしっかりと受け止め、魔力的共鳴がその瞬間を祝福するように輝いた。
「……はぁ、はぁ……リシア……」
セリオンは荒い息をつき、リシアの背中に額を預けた。
リシアは微笑み、尾でそっと彼を撫でる。
「セリオン……愛してるよ」
彼女のスリットは、受精の可能性を高めるためにゆっくりと閉じた。
セリオンのモノもまた、静かにスリットに戻り、二人とも余韻に浸りながら身体を寄せ合った。
二人は洞窟に戻り、コケの寝床に寄り添って横たわった。体毛を互いに撫であい、
毛づくろいで親密さを深める。
「今度こそ、新しい命……できるかな?」
リシアがささやくと、セリオンは彼女の瞳を見つめ、
「きっと、できるよ。僕ときみの子なら、強い子になる」
と答えた。
[newpage]
数週間後のとある寒さの厳しい夜。
ホワイトドラゴンの成竜、リシアが、ふかふかのコケの寝床で、セリオンに身を預けていた。
銀青い瞳は期待と緊張で揺れ、ふわふわの尻尾は落ち着かない様子で震えている。
セリオンの青い瞳は彼女を優しく見つめ、大きな翼でリシアをそっと包む。
数週間前、リシアとセリオンは「月光の舞」を経て交尾を果たし、
セリオンの精液がリシアの生殖腔で受精を成し遂げた。
それ以来、リシアの腹部には重く温かな感覚が宿り、新しい命が育っていることを告げていた。
今夜、彼女はその命を形にする試練――有精卵の産卵――に臨む。
腹部の下では、すでに強い圧迫感と収縮が始まっており、リシアの心は不安と決意で揺れ動いていた。
「セリオン……少し、怖いよ……でも、産まなきゃ……」
リシアが震える声でささやき、セリオンの体毛に顔をうずめる。
セリオンは彼女の額に鼻先を寄せ、
「リシア、きみは強い。僕がそばにいるよ、どんなときも」
と、低く答えた。
二人は洞窟の中央に、自らのふわふわの体毛とコケで作った柔らかな巣を用意していた。
そこは、卵を寒さから護り、魔力で保護する聖域だった。
リシアはコケの寝床に横たわり、深く息を吸った。下腹部の、スリットが隠れる部分が、熱く脈打っていた。
生殖腔は、受精した卵を育み、産卵の準備を整えていたが、
その重さは今までにない圧迫感となってリシアを苛んだ。
「……んぅ……お、重い……!」
彼女は顔をゆがめ、尾をコケに強く押しつけた。
セリオンは彼女の手を尾で握るように絡め、
「リシア、ゆっくりでいい。きみの身体に任せて」
とささやいた。
いよいよ産卵の収縮が始まり、リシアの生殖腔が強く締め付けられる。
「……あっ……んんっ……!」
彼女は鋭い声を漏らし、体毛が震える。スリットがゆっくりと開きはじめ、内部の温かく湿気った粘膜が露わになった。
収縮は波のように何度も襲いかかり、腹部の奥から大きな圧力が押し寄せる。
「……うっ、痛い!セリオン、痛いよ……!!」
リシアの声は苦しみに震え、爪がコケを掻き、ふわふわの体毛が汗で湿気った。
セリオンは彼女の首筋に顔を寄せ、翼でそっと覆う。
「リシア、頑張れ……きみならできる。僕たちの子だよ」
収縮が強まるたび、リシアのスリットはさらに開き、粘膜に覆われた白い卵の先端が現れた。
卵は楕円形で、硬い膜に包まれていた。
大きさは無精卵のそれよりはるかに大きく、産卵の過程は彼女の身体に大きな負担をかけた。
「んんっ、動いてる……!卵が、出てくる……ッ!!」
リシアは歯を食いしばり、身体の奥から押し出す力を絞り出した。
「リシア、見えるよ!もう少しだ!」
セリオンが励ます。
リシアは目をギュッと閉じ、尾をバサリと叩きながら力を込めた。
「……あぁっ、ううッ……!!」
『ドサッ』
次の収縮で、卵が完全にスリットから滑り出し、柔らかな巣に産み落とされた。
粘液が卵を包み、生み終えたスリットからドロリと垂れ落ちる。
産卵の瞬間、強い圧迫感から解放され、リシアの身体を電撃のような快感が突き抜けた。
「はぁ……ああっ……!!」
彼女は身体をびくんと震わせ、快感の波に飲み込まれた。
スリットが収縮し、産卵の余韻が彼女を絶頂へと導いていた。
銀青い瞳が潤み、荒い息をつきながら、リシアは寝床に倒れ込んでしまった。
「はぁ……はぁ……産めた、……セリオン、産めたよ……!!」
リシアは震える声でささやき、自らの産み落とした卵を見つめた。
卵は純白で、内部に魔力の光が揺らめき、命の鼓動を感じさせた。
セリオンはリシアを抱き寄せ、
「リシア、すごいよ……きみ、ほんとに強い」
そう感動の声で言った。
リシアは疲労と快感の余韻に震えながら微笑み、
「……こんな気持ち、初めて。……痛かったけど、しあわせ」
とささやいた。
彼女のスリットはゆっくりと閉じ、粘液がわずかに体毛に残った。
二人は卵を巣の中央に置き、ふわふわの体毛でそっと包んだ。
セリオンはリシアの額に鼻先を寄せて、
「きみが頑張ったからだよ。愛してる、リシア」
と、ささやく。
リシアは尾で彼を撫で、
「私も……セリオン。この子、強い子になるよ」
と答えた。
巣穴は静かな温もりに満ちていた。
数ヶ月後、卵は孵化し、リシアとセリオンの幼竜が新たな命として目覚めるだろう。
二人はその日を夢見て、寄り添いながら雪の夜を過ごした。
ホワイトドラゴンのカップルは、命の試練を乗り越え、愛と未来への希望に満たされていた。