戦うルパに見惚れた漂泊者が、我慢できずにルパの尻尾をいじめるお話。
夕日が静かに差し込む。
戦いを終えたルパは、ひとりで水を飲みながら風を受けていた。
「ふぅ……今日もいい汗かいた……」
身体にはうっすら汗が滲み、戦いの熱がまだ冷めきっていない。
でも、それよりも火照っているのは──
「……今日のルパ、最高だったね」
背後から現れたのは、漂泊者。
その声が、いつもよりずっと低くて、甘く響いた。
「え……っ、相棒……!? い、いつから見てたの……?」
「最初から、最後まで。ずっと」
「……うわぁ、うれしいけど、ちょっと恥ずかしいかも……」
ルパは照れくさそうに笑う。
だがその笑顔に、漂泊者の胸の奥に、何かがゆっくりと熱く溶け出した。
(……なに、この衝動……)
風になびく淡い赤の髪。流れる汗の雫。
そして、ゆらゆら揺れる――尻尾。
ルパの腰からふわりと伸びた、そのしなやかな尻尾が、ぴこぴこと落ち着きなく動いている。
「……な、なに、見てるの……?」
「尻尾。……すごく、かわいい」
「はっ!? ま、またそういう……っ、や、やめろよ、変なとこ見るの……」
漂泊者は、ゆっくりと距離を詰めた。
腰に手を伸ばし、そっと指先を尻尾の根本に添える。
「……っひゃあ!?」
ビクンと跳ね上がるルパの身体。
「い、いまの、どこ……触ったの……?」
「尻尾の、付け根」
その答えに、ルパは顔を真っ赤にして、腰をぎこちなく引いた。
「そ、そこ……だめ、っていうか……すごい、敏感だから……っ」
「……なんとなくわかってた。前から気になってたんだ。でも、今日は我慢できない」
「ま、まって相棒、ちょ、ちょっと落ち着こう、な?」
「……無理。だって、ルパが可愛すぎるから」
漂泊者の手が、再び尻尾の付け根に触れる。
ルパの身体がぴくんと跳ねる。まるでかわいい子犬のように。
「やっ、あ……っ、そこ、なぞられると……へんな声、出ちゃうの……っ」
「出して。もっと聞かせて」
尻尾の根本をくすぐるように撫でる指。
時に軽く、時に優しく、じっくりと刺激するように。
「ん……っ、あっ、や、ばか……そんな……しごいちゃ……っ」
「ふふ、ルパの尻尾、すごく素直。こんなに震えてる」
「見ないで……ああっ……だ、だめぇ……!」
耐えようと腰を引くルパを、漂泊者が優しく抱きしめる。
「ルパ……愛しい。全部が、たまらないくらい好き」
「……っ、相棒……も、ちょっとおかしくなってないか……?」
「うん。ルパのせいだよ。こんなに可愛いから、私、おかしくなっちゃった」
その言葉と同時に、するりとルパの後ろに回り、腰を落とした漂泊者の唇が、尻尾の付け根にそっと触れた。
「ひゃっ、んんっ……っ、な、にそれ、なに……っ」
「キス。ここ、すごく、感じるんだね」
「そ、そんなことっ……言わないでぇ……っ、だめ、ほんと……!」
身体をよじるルパ。だが、抗えない。
感じすぎて力が抜けて、肩で息をするように震えていた。
「もっと、舐めたら、どうなるのかな」
「なっ……っ、あ、あたし、どうにかなっちゃう……から……!」
「……いいよ。今日は、可愛すぎるルパを、たっぷり味わいたい」
その夜。
漂泊者の部屋で、ルパは何度も[[rb:腰 > しっぽ]]を揺らしながら、
誰にも見せたことのない顔を、“相棒”にだけ晒していた。
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夜が明ける頃。
ベッドの上で、シーツにくるまったルパが、むくりと上半身を起こす。
「……相棒のばか……しっぽ、こすれるだけでびくってなるくらい、攻めすぎ……っ」
「でも、可愛かった。ほんとに、全部が」
「~~~っ……もう……責任、取ってよね……」
「うん。何度でも取るよ。尻尾の付け根でも、どこでもいいよ?」
「……もうやめてぇっっっ!」
悲鳴混じりの照れ声が、朝の静けさに響いていった。