「う~・・・う~・・・。」
そんな声をさせながら小走る一人の少女、またに手をやり脂汗を流すその様子はまさに我慢の真っ最中だ。
どこなりと出せる場所を探し急ぐ少女だが、
「・・・!?」
何かを感じ取ったのかピタリと足を止めると股に接していた自分の手を確認、その手の甲には何やら茶色くて軽くモコッとした明らかに少女のそれとは違う毛が生えていたが次の瞬間には何とその毛が面積を広げるように続々と生えだした。
「え!?え!?え!?」
驚く少女だが彼女の肌という肌はその毛に包まれていき、更なる事態がそれと同時に起こっていく。
ググッ グッ
徐々に小さくなっていく少女の身体、着ている服がブカブカとなっていって手や足がシャツの中スカートの中へと消えていってしまいその手の掌や足の裏に何やら黒く柔らかいものが出てきたかと思うとすっかり毛に包まれた手も足も人間のそれでなくなっていく。
更に顔が毛に覆われるとその鼻と口が前へと突き出していって変形、耳が三角へと変形して頭のてっぺんへと移動し髪の中からその姿を現すと髪も茶色くなってボブカットのその形を無くしていく。
そしてすっかり毛に包まれたお尻からニョキリと人間に生える事のない尻尾が生えると少女は、
アンッ
短く声を上げ服の中より姿を現した、可愛らしい子犬となったその姿を。
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シャーッ
小さく聞こえるそんな音、全てが脱げた服に腰を掛けるようにして後ろ脚を曲げる少女は舌を出しては気持ちよさそうな顔をしており服は濡れていく。
今まさに、彼女は溜めに溜めたものを出している。
しかしそれは彼女が体内に溜めていたものだけでなく、彼女の心の内頭の中に溜め込んでいたものすらも同時に排出させていた。
人間としての羞恥心に人間としての常識、更には己の記憶はおろか個人情報すらも一緒に出してしまい服に染み込ませてしまう。
そして全てを出し切ると、
アンッ
少女はまた短く声を上げタッタッタッと軽快に四つ脚で駆けていった、温かく濡れた自らの服を残したままで。