にゃんにゃんみー!【9/21新刊サンプル】

  9月21日(東京)TOKYO FES Sep. 2025内 TOKYO罹破維武 28の新刊で出します

  支部にも公開している『にゃんにゃんみー!』を加筆修正+書き下ろし

  武道のみ獣人・幼児化しています

  基本ほのぼの、一部モブに対して原作程度の暴力シーンあり

  全年齢の表紙込み70P

  サイズはB6/2段組

  イベント頒布価格700円予定

  内容

  1 はじめましてかぞく!

  2 いってくれないとさびしい

  2.5 がっこうってなぁに? ※書き下ろし

  3 おともだちいっぱい

  4 かっけぇあこがれのひと

  5 ねっこはきまぐれ

  6 あぶないことはしないでね

  6.5 まぐれじゃないよ ※書き下ろし

  7 幸せに暮らしましたとさ ※書き下ろし

  灰武と言いつつ家族愛強め

  通販は9/21 21時予定

  ページができ次第リンクを貼ります

  表紙絵は今回もフレンズの星姫すぴか(スピノ)さんが描いてくれました!

  [[jumpuri:users/2516283 > https://www.pixiv.net/users/2516283]]

  Pixivに載せている加筆修正前はこちらから読めます

  [[jumpuri:にゃんにゃんみー! > https://www.pixiv.net/users/2516283]]

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  X(旧:Twitter)とBlueskyもやっています

  進捗とか情報はこっちのが早いです

  小話もチラチラ載せてます

  [[jumpuri: X(旧:Twitter)> https://twitter.com/yue_novel2020 ]]

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  ◇◆◇

  次ページから書き下ろしの2.5と6.5部分サンプル

  web用に少し弄っています

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  2.5 がっこうってなぁに?

  タケミチが人型を取れるようになってからしばらく、人型になれる練習の成果か、一日は人型を保てるようになっていた。

  日中人型が取れるなら出かけることもできるなと、兄弟はよくタケミチを外に連れるようにもなっている。

  「りんどーくん、おはよぉ」

  「……はよ」

  「おきておきてー」

  「くすぐって……おきてるよ」

  人型になれるようになったが、朝起きると寝床ではなく竜胆の上によく乗っかっている。そこは子猫姿の時から変わらない。

  おはようの挨拶と共に、首元に頭を擦りつけるが猫耳がくすぐったい。ふあぁ……と大きな欠伸を竜胆がすると、タケミチもつられて小さな欠伸をこぼす。

  「飯食うかー」

  「ごはん! ごはん!」

  「準備すっから、タケミチは着替えたら兄ちゃん起こしてきて」

  「わかった!」

  竜胆の部屋の一角にタケミチ専用スペースがあり、自分で服を取り出してうんしょうんしょと声を出しながら着替える。獣人の成長速度に驚きつつも、うちの子なら当然! ちょっとどんくせぇけど……と、竜胆も着実に親バカの道を辿っていた。

  「らんくんおこしてくる!」

  「おー、引きずり込まれんなよ」

  「まけないっ!」

  蘭はタケミチと共に寝ることが気に入っているのか、子猫だろうが人型だろうが寝る時はよくタケミチを囲い込む。朝の寝ぼけている時に近づけば、布団の中へ引きずり込まれることも多々ある。

  「にゃー!!」

  「今日もダメだったか〜」

  どうやら今日も引きずり込まれたらしい。勝率は未だ低い。蘭が起きるか満足すればリビングに来るだろうが、ミイラ取りがミイラになることはよくある。

  6.5 まぐれじゃないよ

  「らんくん、いちばんはこれ!」

  「……なんでそう思った?」

  「なんとなく?」

  タケミチが指差したのは競馬の中継。別に蘭も見るつもりはなく、ただ垂れ流していただけだった。

  同じようにソファーでダラダラしていたタケミチが、自信満々にテレビを指差したのは一頭の馬。人気はそこまで。賭けている人も少なそうだ。

  タケミチがあまりにも自信満々にそう言うから、珍しく身体を起こしてレースを見ることにした。ちゃっかりタケミチも蘭の間に座りなおす。

  数分後、タケミチの言った馬が宣言通り一位でゴールを通過。一番人気の馬は不調だったのか四位で、会場は嘆いている映像が流れる。

  「すげぇな……当たったわ」

  「でしょー!」

  初めはただの偶然だと思っていた。しかし何度も起こる出来事は、偶然ではなく必然へと変わる。

  何かを当てるのは毎日ではない。タケミチの気まぐれなのか疎ら。しかしコレ! と言ったものは確実に的中させていた。

  「競馬場には連れて行けねぇな兄貴……」

  「つか誰にも言えねぇだろ」

  「タケミチ、競馬にしろ何にしろ、当たることを誰かに言ったらダメだからな」

  「りんどーくんとらんくんならいーい?」

  「オレらだけの時だったら……」

  「ま、言いふらすなってコト」

  「わかった!」

  早々に危機感を覚えた二人。タケミチも注意しておけば無闇矢鱈に言わないので、言い聞かせておく。

  過ぎたる力は面倒くさいヤツらも引き寄せることを二人は知っている。伊達に六本木のカリスマと呼ばれているわけではない。

  「でも何で当たるんだ?」

  「何となく、だとさ」

  「全然わかんねぇ……」