騒々しいレストランへようこそ!【殺人鬼編】3

  傷だらけの少年。

  ガスト「だ、大丈夫か?!」

  翔「うん…あの、火月が…」

  ガスト「……」

  コウヨウ「…ガスト先輩…?」

  ガスト「翔…」

  翔「なに…?」

  ガスト「待ってろ」

  そう言ってガストはレストランを飛び出した。焦り顔で。

  コウヨウ「え、ちょっと?! …んもう、仕方ないんだからぁ」

  ──ガストは…

  焦って走っている。思い出したくもないあの記憶を作った、人生で一番憎んだであろう人物を探して。尤(もっと)もその人物はガストを拘束するのだが。

  ──コウヨウは…

  翔に手当てをして、今リミたちを呼んで、状況説明をしていた。

  ユウリ「火月…」

  リミ「火月のことを知っているの?」

  ユウリ「存在は知ってる。でも、研究で死んだはずじゃ…」

  翔「違う。それは書類上の話。本当は今も暗躍してる。」

  リミ「それにしてもなんでさっきからタクヤが来ないの…」

  そう、今現在タクヤが行方不明。電話も繋がらず親も旅行に行っていて情報を掴めない。そんな中、

  プルルルル プルルルル

  電話がやってきた。

  リミ「もしかしたら、タクヤかも!」

  ガチャ

  リミ「もしもし!」

  ガスト{……タス…ケテ…火月ガ……}

  電話はそれだけで切れた。

  アスト「なんて…言ってたの?」

  リミ「大変…もしかしたら、ガストが拘束されてるかも!」

  一同が驚いた。有名な殺人鬼が拘束されている。これは大変なことが起きている。皆が焦り始めた。

  タツマ「一体誰に?!」

  リミ「多分、火月だと思う…」

  ユウリ「………」

  ユウリは思い出す。少し前、ガストと旅をしていた時を。(元ネタ:「The Fool」)

  ユウリ「解った。あいつのことだ…もしかしたら…」

  コウヨウ「………」

  ユウリ「リミ」

  リミ「何?」

  ユウリ「ガストの携帯って、GPS入ってなかったけ?」

  リミ「うん、確か入ってると思う…」

  ユウリ「それで、ガストの現在地を調べてみて」

  リミ「解った!」

  リミはユウリの考えが解ったかのように頷いて調べ始めた。

  数分後

  リミ「彼の居場所、解ったわ!」

  ユウリ「どこ?」

  リミ「それが…南極大陸って…」

  一同が驚く。それもそうだ。南極大陸だなんて予想外過ぎる。それでも、

  ユウリ「行くしかないな」

  リミ「そうね…」