傷だらけの少年。
ガスト「だ、大丈夫か?!」
翔「うん…あの、火月が…」
ガスト「……」
コウヨウ「…ガスト先輩…?」
ガスト「翔…」
翔「なに…?」
ガスト「待ってろ」
そう言ってガストはレストランを飛び出した。焦り顔で。
コウヨウ「え、ちょっと?! …んもう、仕方ないんだからぁ」
──ガストは…
焦って走っている。思い出したくもないあの記憶を作った、人生で一番憎んだであろう人物を探して。尤(もっと)もその人物はガストを拘束するのだが。
──コウヨウは…
翔に手当てをして、今リミたちを呼んで、状況説明をしていた。
ユウリ「火月…」
リミ「火月のことを知っているの?」
ユウリ「存在は知ってる。でも、研究で死んだはずじゃ…」
翔「違う。それは書類上の話。本当は今も暗躍してる。」
リミ「それにしてもなんでさっきからタクヤが来ないの…」
そう、今現在タクヤが行方不明。電話も繋がらず親も旅行に行っていて情報を掴めない。そんな中、
プルルルル プルルルル
電話がやってきた。
リミ「もしかしたら、タクヤかも!」
ガチャ
リミ「もしもし!」
ガスト{……タス…ケテ…火月ガ……}
電話はそれだけで切れた。
アスト「なんて…言ってたの?」
リミ「大変…もしかしたら、ガストが拘束されてるかも!」
一同が驚いた。有名な殺人鬼が拘束されている。これは大変なことが起きている。皆が焦り始めた。
タツマ「一体誰に?!」
リミ「多分、火月だと思う…」
ユウリ「………」
ユウリは思い出す。少し前、ガストと旅をしていた時を。(元ネタ:「The Fool」)
ユウリ「解った。あいつのことだ…もしかしたら…」
コウヨウ「………」
ユウリ「リミ」
リミ「何?」
ユウリ「ガストの携帯って、GPS入ってなかったけ?」
リミ「うん、確か入ってると思う…」
ユウリ「それで、ガストの現在地を調べてみて」
リミ「解った!」
リミはユウリの考えが解ったかのように頷いて調べ始めた。
数分後
リミ「彼の居場所、解ったわ!」
ユウリ「どこ?」
リミ「それが…南極大陸って…」
一同が驚く。それもそうだ。南極大陸だなんて予想外過ぎる。それでも、
ユウリ「行くしかないな」
リミ「そうね…」