とある異世界において二つの国が領土の拡大を目的とした争いを繰り広げていた。長きに渡る戦いの末、勝利したのはドワーフやゴブリンといった亜人種が住む国だった。
敗北した獣人族が支配する国で戦闘面の指揮を執った騎士団長は、負けた原因は己にあるとして「私が捕虜になるから他の者は見逃してくれないか」と敵に頭を下げて懇願し、それが受け入れられて戦火はひとまず消し止められる格好となった。
そして捕虜という立場になった騎士団長である黒牛獣人──グラディオ・ディラグアスだ。鋼の如く鍛え抜かれた屈強な肉体と自身の背丈よりも高い斧を軽々と振り回し、戦場での鬼神ぶりは敵味方双方から恐れ慄かれている。
そんなグラディオも今では囚われの身となり、着衣を一切認められず筋肉質な裸体を衆目の前に晒しながら縄で引っ張られ罪人同様に歩かされる。騎士団長にあるまじき屈辱的な扱いだが、祖国に残された家族や仲間が危険な目に遭わない為にもグラディオは羞恥の感情を鉄仮面の下に抑え付けた。
しばらく歩き続けた末に辿り着いた城の地下室へと連れて行かれ、罪を犯した囚人が投獄される独房の一つに入れられて天井からぶら下がる手枷に両腕を繋ぎ固定する。足は自由になっているが、捕虜の身分でグラディオが無茶な抵抗はしないだろうという推測から拘束されないだけだ。
グラディオが兵士によって身体の自由を奪われ、少し経ってから黒牛に勝るとも劣らない巨漢かつ頭に先が尖った角を生やした豚鼻のオークが、ニヤリと口元を吊り上げしたり顔で彼の前に姿を見せる。
「これはこれは、どなたかと思えばかの猛将グラディオ様じゃありませんか。遠いとこからわざわざ出向いてくださってご苦労なこった。ん、よく見たらフルチンじゃねえかよ。デカいチンポぶら下げやがって、えぇ? 露出趣味でもあんのか?」
「⋯⋯リゴーム。私を嘲笑しに来たのか?」
「オレの名を知ってくれてるとは光栄だぜ。いやな、ついさっき玉座の間で国王に呼ばれてこう言われたんだよ。『此度の戦の勝利にはそなたの活躍による功績が大きい。褒美に望みを叶えてしんぜよう』、ってな。そんでオレはこう答えた。『──獣人の国より捕虜として連行された騎士団長グラディオを好きに扱わせてください』、と」
「なっ!? き、貴様、何を目論んでいる⋯⋯?」
「目論見なんてまどろっこしいもんは別にねぇよ。ただアンタの相手はオレにしか務まらねぇだろうし、こんな機会は滅多に訪れない絶好のチャンスだ。色々と愉しませてもらうぜ」
下卑た面持ちで舌舐めずりしたリゴームが距離を詰めて近寄り、グラディオの股座で所在なく垂れ下がる肉茎を無遠慮に掴みぐにぐにと揉みしだく。
「⋯⋯っ」
「こうやって握ると大きさが一段と伝わってくるな。平常時でこれなら勃起チンポはさぞかしデカマラだろうよ、騎士団長様の股間の剣を拝ませてもらおうか」
少し前まで最前線で戦に明け暮れていたグラディオは自慰をする暇もなく、性欲を発散できず溜まりに溜まっていた。だから余計に他者から与えられる刺激が性感を促し、リゴームの手中でどんどん硬さを増していき角度が上向きになっていく。
自らの意思とは裏腹にグングンと立ち上がる愚息を見下ろしてグラディオは情けない気持ちになり、途中から直視していられなくなり目を瞑る。
「最強と名高い猛将グラディオも唯一ココだけは鍛えられないってか。あっという間にフル勃起しちまったぜ。おら、目ぇ閉じてないでしっかり見やがれ」
パシンッと無防備な尻を叩かれながらリゴームに命令され、下手に逆らうと愛する祖国に危険が及びかねないグラディオは嫌々ながら従う。視界に飛び込んできたのは、憎き敵国の将軍によって手淫され卑しくも最大まで張り詰めたズル剥けの黒牛ペニスだった。
「なぁ、嫌そうな素振りしてたが実際は悦んでんだろ? 騎士団長ともなればセンズリも満足にできねぇもんな。もしくは部下に性処理させてたのか?」
「そ、そんな訳ないだろう⋯⋯っ! 下衆な貴様と一緒にするな!」
「顔が赤くなってるぜ。ウブなのがバレバレだ、アンタ相当むっつりスケベなタイプだな。どうせセックスも今までろくにした経験ねぇんだろ? デカマラなくせに亀頭が綺麗なピンク色だしな」
弱みを隠そうと折れない心で虚勢を張るが、リゴームの指摘は的を射ておりグラディオの純情な精神にダメージを食らわせる。
30代前半で未だ童貞であるのは誰にも言わず彼の中でトップシークレットになっており、騎士団の部下から疑われたり勘ぐられたりした事は一度たりとも無かった為にごまかし方も知らず黙りこくってしまう。
「⋯⋯⋯⋯」
「図星だって顔に書いてあるな、正直者にもほどがあんだろ。こりゃあ退屈しなさそうだ。グラディオ、お前の全身を至る箇所まで弄り倒してやるよ。今夜は寝かせねぇからな」
新しい玩具を手に入れたとばかりの獰猛な笑みを浮かべたリゴームは、グラディオの怒張する男根から手を離すと背後に回り、筋肉の上に脂肪が乗った弾力ある胸を下から持ち上げる様にしてむにゅんっと鷲掴みする。
「んおおおっ! な、ど、どこを触っている、は、離せっ!」
「減るもんじゃねえしケチケチすんなよ。オレはずっと前からグラディオの雄っぱいに興味があってな、戦場でやり合ってた時も意識が持ってかれちまってたくらいだ。あ〜、すっげえ良い揉み心地の乳だなこりゃ。てかアンタ胸は感じるのか? やけに強い反応を示してたが」
「し、知らんっ、変な触り方を、ぐっ、す、するなっ、うっ、ぬあっ、ふおっ」
「だったらオレが開発してやるよ。乳首でイケる身体になったら肉便器としての第一歩だ、せいぜい頑張りな」
耳元で低く囁いた直後、リゴームの太い指がぷっくりした乳首を左右共に摘み上げくにくにとこねくり回す。敏感な部分を責められ、グラディオは背中を弓なりに反らして甲高い絶叫を響き渡らせた。
「うはああああああっ!! や、止めっ、んおおおおおおおおおっ!! おあああっ! ぐううううううっ!!」
「イイ声で啼くじゃねえかよ、オレも興奮してきたぜ。あの勇猛果敢で一騎当千の強さを誇る騎士団長が乳首弄られて淫らにヨガってるのが信じられねぇな。向こうの国の奴らにも感じまくりな痴態を見せてやりたいもんだ」
かつて英雄と呼ばれ獣人の国で讃えられた男が、敵国の将軍によって肉体を愛撫され無様に悶え喘いでいる。もしこの場面を国民が目撃したならば失望または軽蔑されてしまうに違いないだろう。
そしてグラディオ本人としても、リゴームからもたらされる快楽の連続に頭が追いついていない。そもそも性体験に対しての耐性がほぼ皆無であり、ましてや一方的に陵辱されるなんて以ての外だ。
「はぁっ、はぁっ、か、勘弁してくれ⋯⋯」
「あぁん? この程度でさっさと音を上げようってか? まだテメェの立場を正しく理解できてねぇみたいだな。争いが終結したのはグラディオ、アンタが人質になるって条件があってこそだぜ。にも関わらず役目を放棄しようってんなら、今すぐ獣人の国の王を拉致してきてやろうか。慰み者としてちっとは役に立つだろうしな」
「ま、待ってくれ! ──すまなかった、私の軽率な発言をどうか水に流してほしい。もう弱音は吐かないから、私以外の国民には手を出さないでくれ。いや、出さないでください⋯⋯お願いします」
「さすがは騎士団長様、物分かりが良いな。ご褒美に一発ヌいてやるよ。出したくて仕方なかっただろうから、なっ!」
左手で胸を弄くりながら右手を下半身へと移し、ビクビクと小刻みに震えて亀頭の先端からガマン汁が零れ落ちる肉棒を握り込み素早く上下に扱き抜く。二つの性感帯をまとめて同時に責め立てられ、限界が寸前に迫っていたグラディオは僅か十数秒の時間経過で呆気なく絶頂を迎えた。
「ぐおおっ、い、イグぅ⋯⋯っ! うがあああああああぁぁぁぁぁーーーーーー!!」
猛々しい叫び声に伴い剛直した雄竿からはとてつもない量の精液がクパクパと開いた鈴口から発射されていき、辺り一面の壁や床にベチャッと付着して白い染みが広がる。たちまち一種特有なイカ臭いニオイで2人のいる空間は包まれた。
「おーおー、よっぽど溜め込んでたんだな。ジョッキ一杯分くらいのザーメン吐き出したんじゃねえか? 欲望に飲まれちまったお前は騎士失格だ、二度と元には戻れやしねぇ。今後はオレが雄牛として飼ってやるよ、ありがたく思え」
そんなリゴームの言葉も相まって騎士団長であるグラディオ誇りと自尊心を粉々にへし折る。
射精後の気怠い脱力感に襲われるグラディオがどうにかできたのは、だらんと力なく項垂れたまま小さく頷いて答える事くらいだった。
[newpage]
──翌日、グラディオは薄暗い独房の中で目を覚ました。いつの間にか疲れて眠っていたらしい。手枷は知らぬ間に外されて身動きが取れる様になっている。
だからといってここから逃げ出す気は毛ほども湧かない。湧くはずもない。何故ならグラディオの身柄はイコール人質であり、我が身可愛さに脱走すれば獣人の国は滅ぼされて大勢の命が犠牲になる。それは何としてでも回避せねば、という強固な使命感がグラディオを縛り付け場に留まらせていた。
「起きてたか、腹が減っただろ。メシ食えよ」
数時間ぶりに地下牢へと足を運んだリゴームは片手に配膳用のお盆を持ち、座り込むグラディオにそれを手渡す。思い返せば昨日はまともに食事をしていない。美味しそうな香りに誘われて腹の虫がぐぅ~っと鳴った。
「⋯⋯毒は入っていないのか?」
「はぁ? んなもん入れてどうすんだよ。お前はオレのペットだ、飼い主のオレは世話をしてやる必要がある。その料理も丹精込めて作ったんだぜ。昨日の余り物の食材だがな」
咄嗟に罠を疑ったグラディオだが、リゴームの言う通りここで毒殺を目論むメリットは見当たらない。どうせグラディオは既に牙を抜かれたも同然だ。生殺与奪の権は相手が手中に握っている。
そう考え直し、素直に受け取った食事を口に運ぶ。どれも初めて食べる料理ばかりだったが、空腹が調味料にもなって食べ進める手は最後まで止まらなかった。綺麗に平らげた食器を前にしてグラディオは手を合わせる。
「ごちそうさまでした⋯⋯とても美味しかった。リゴーム、君は高い調理スキルを持っているんだな」
「ガキの頃は料理人が夢だったからな、軍に入隊してからは包丁より武器を手にする回数のが多くなったけどよ。もっとも、おかげでアンタを嬲れるから選択は間違ってなかったぜ」
いやらしい目つきでリゴームがグラディオの裸体をじっくりと舐め回す様に眺める。グラディオは昨夜の一件が脳内でフラッシュバックし、急激に顔全体が熱くなった。
「な、何を言って⋯⋯」
「ガハハッ、恥ずかしがんなよ今更。てかここって正直セックスするのに不向きな場所だよな。床はかてぇしカビっぽいし、いちいち家から通うのも面倒だし。ってな訳で出ようぜ。良かったな、1日で牢屋からおさらばできるぞ」
「ど、どこへ行くんだ?」
「んなの決まってんだろ。オレん家だ。グラディオを飼う準備はバッチリ整ってるから心配無用だぜ」
飼う、という表現に不審感は否めないがグラディオとしても狭苦しい独房から出られるのは喜ばしい。そもそも一切の拒否権を持ち合わせない俘虜として従う他なく、リゴームに連れられて再び外を歩き目的地へと向かう。
リゴームの住む家は城下町から南に2キロほど離れた住宅地の一角に聳えていた。将軍ともなるとよほど待遇が良いのか、広々とした開放感のある邸宅にグラディオは面食らう。
「どうよ、オレのマイホームは。中々イケてるだろ?」
「あぁ、立派な一軒家だな。ここに1人で住んでるのか?」
「何ほざいてんだよ。今日からお前と2人だろうが、正確には1人とペット1匹か。ともかく同居は決定な。んじゃ一刻も早く風呂場に行くぞ」
「風呂場? 構わないが、理由を聞かせてもらえるだろうか」
「グラディオがめちゃくちゃクッセーからだよ。マジで鼻がひん曲がりそうなほどにな。自覚ねぇのか?」
「う、た、確かに臭いな⋯⋯。およそ一週間から二週間、戦場に出続けていたから湯浴みする余裕も無かったんだ」
「要は風呂キャンセルしまくってたっつー話だな。しゃーねぇ、不潔なペットの汚れをとことん洗い流してやるとすっか」
呆れた様子のリゴームだがその口ぶりはどこか嬉しげに声音が弾んでいた。対するグラディオは自身の汚さを申し訳なく思い、洗ってもらえるのを純真無垢に感謝するばかりだ。
リゴームは隣の脱衣室で服を脱ぎ、元から素っ裸であるグラディオはそのままの格好で一面タイル張りの浴室へと揃って踏み込む。
「その椅子に座れよ。背中から順番に洗ってく」
「手間を掛けさせてすまない。よろしく頼む」
「これも飼い主の義務ってやつだから気にすんな。くすぐったくても暴れずに大人しくしてろよ」
そう前置きしてからリゴームが手にたっぷりの液体を塗りたくり、もこもこと泡立ててからグラディオの大きな背中を被毛のブラシでゴシゴシと擦っていく。
思えばこんな風に誰かから背中を洗われるのは、争いが繰り広げられる前の平和だった頃に騎士が寝泊まりする駐屯地で後輩にしてもらった以来だな、と。かつての思い出に浸りながらグラディオはこびり付いた汚れが落ちていく気持ち良さに目を細める。すっかり警戒心は解けて敵であるはずのリゴームに身を委ね始めていた。
「にしてもアンタのガタイは並外れてんなぁ。オークのオレと互角に渡り合えるのなんて亜人種でもたかが知れてるぜ。特にこの尻ときたらとんでもねぇ、デカケツ選手権に出場したら圧倒的な差をつけて断トツ優勝できるぜ」
「こ、こちらの国ではそういった大会が催されているのか?」
「いや、仮定の話だ。でも本当に開催するのはありかもな。大勢の民衆に自慢のケツを見てもらえるなんて考えただけで勃起しちまうだろ? なぁグラディオ」
「私はそういう嗜好の持ち主でないから、いかんせん答えに困る⋯⋯」
「言ったな? 今の言葉が偽りだったらお仕置きだぞ。確かめてやっから腰を浮かせてオレにデカケツ突き出せ」
あやふやな返事が裏目に出てしまったグラディオは発言を悔いながら命令された通りの中腰となる。眼前に設置された鏡には己の痴態がくっきりと映り、羞恥心がみるみる煽られる。
そこに追い打ちをかけるかの如く、リゴームは尻肉を左右にぐいっと割り開きヒクヒクと窄まった秘部をご開帳させる。穴の内側からは薄ピンク色な処女アナルが覗き、グラディオが純潔を保っているのは一目瞭然だ。
「おら、どんな気分だ? ケツの穴を至近距離でじっくり観察されるのはよ。変態のお前からしたら最高にエロいシチュエーションだろ?」
「わ、私は決して変態などでは⋯⋯!」
「強がんなって、チンポがビンビンになってんのに否定しても説得力ねぇぞ。変態な上にマゾ属性まで追加されててオレより数段も欲求不満ってところだな。たとえ捕虜になってなかったとしても、いつかどこかでグラディオがマゾ奴隷の願望を秘めてるのは露呈してたはずだ。その相手がオレで幸運だったな」
マゾ奴隷としての願望、厳格なグラディオには最も縁遠いものに思えるがこの状況においてそれは現実味を帯びている。
自他共に認める勇猛な騎士であり、入隊してから色事にうつつを抜かさず同期が寝ている夜間もひたむきに鍛錬を重ね、異例の速さで騎士団長にまで登りつめた。
そうして多くの人から称賛を浴びる様になったが、グラディオは常に心のどこかで物足りなさを感じていた。何かが決定的に欠けている。しかし具体的に何が欠けているのか自問自答しても一向に照らし出されない。まるで一寸先の見えない霧にでも覆われている感覚だった。
そして現在、敵国の捕虜という形で自由を奪われ更にはなけなしのプライドさえも粉砕され、絶望して当然な立ち位置に置かれているというのに──グラディオの感情は激しく昂ぶっていた。そう、彼にとってこれこそが欠けていた正体だったのだ。
「⋯⋯ようやく私は、私がどんな欲望を抱いているのか鮮明に自覚できた。誰かの所有物になって主人から辱めを受けたい、それが私にとっての幸せなんだと気付きを得たんだ。リゴーム、私を容赦なく凌辱してくれ。この肉体の火照りと疼きを君の手で鎮めてくれぇ⋯⋯っ!」
「よし、分かったぜ。お望み通りにしてやるよ。処女ケツマンがガバガバになるまでお前を犯すからな、寝室に行くぞ」
風呂場を後にした2人は濡れた被毛を乾かす時間も惜しみ、ベッドルームへとなだれ込んでリゴームがグラディオの巨躯をキングサイズのベッドに押し倒す。
「言っとくがまどろっこしい前戯なんていうのはしねぇ主義だ。最初から最後まで何遍もアナルセックスし続けてオレとお前とのガキこさえさせっからそのつもりでいろよ、グラディオ!」
悠長な慣らし作業を嫌うリゴームがグラディオの股を大きく開き、先ほど洗ったばかりのケツマンコにゴツゴツとしたとびきり太いデカマラがミチミチと音を鳴らして挿入される。
痛みを伴う処女喪失にもグラディオは悦びの嬌声を下腹から体外に発する。彼の中でそれは苦痛に非ず、新たな快楽を得る為の必要な電気信号へと置き換えられるからだ。
「があああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっ!! んおおおおおおおおお゛お゛お゛お゛お゛っっ!!」
「ぶっといクソをひり出す時みてぇな品のねぇ野太い叫び声で啼きやがって、つくづくお前は最高だなァッ! 一生オレのペットとして、肉便器として奉仕しやがれッ! そしたら極上の快感をしこたま浴びせ倒してやるォッ!」
杭打ちの如き真上から腰を振り下ろして繰り出すオークのピストン運動は全体重がのしかかり、雄膣内の最奥にまでカリ高な亀頭が突き込まれ地響きにも似た激しい衝撃がグラディオの体内を貫く。
もしも平均的な体格の者がリゴームに侵された場合はたった一突きで失神してしまうであろう、何もかも規格外な雄交尾の肉壺役をグラディオは嬉々として一身に受け止める。恐らくはこの2人がベッドに相乗りし、互いの劣情をぶつけ合ってまぐわうのは生まれた瞬間から運命によって定められていた。ならばこの結末は筋書き通りという事になるのかもしれない。
そんな天からの巡り合わせがあるとは露知らず、欲望のケダモノと化した両者は本能に突き動かされるまま情欲を貪り、行為の終着点としてたわわに詰まった睾丸から精液を打ち放つ。一発として無駄打ちは無く、リゴームの子種は一滴残らずグラディオを孕ませるべく腸内に白濁液を注ぎ込む。
そうやって雄を雌へと堕とす滾りに滾ったセックスは3時間にも及んで行われ、リゴームは丁度10回目となる中出しが迫ってグラディオに向かい猛々しく咆哮を上げる。
「ザーメン出すぞオオオオッ!! こいつでトドメだ、お前を完堕ちさせっからなアアアッ!! 孕みやがれえええええええええええええええええええーーーーーーッッッッッ!!!」
ドチュンッ、と肉槍を深く突き入れた直後にリゴームの種汁がグラディオのナカへと凄まじい勢いで迸り、雄に備わっていないはずの子宮をキュンキュンと疼かせてグラディオもまた甘美なるメスイキに達して全身をビクビクッと大きく震わせた。
「んほおおおお⋯⋯っ!! おっ、ほおおっ、あっ、がっ、あはああああああぁぁぁぁ⋯⋯⋯⋯♡」
絶頂によるオーガズムで脳を焼かれながらグラディオは疑いようもなく確信する。己は今この時を持って、雄から雌に堕落したのだと。
それは彼自身が心の底から渇望していたものであり、地位や栄誉や名声などよりも格段に素晴らしく多幸感で満たされる気持ちを獲得できた。
「今ので百パーセント受精したぜ、良かったなァ。ガキが産まれたら英才教育してやらねぇとな。それまでにグラディオ、お前にも色々と仕込んでやる。主人へのご奉仕と性感帯の開発、世界で一番エロい肉体にしてやるよ。時間を掛けてじっくりとな」
恍惚とした笑みを浮かべて黒目が白目に半分隠れたアヘ顔のグラディオにリゴームは告げ、豊満な胸に舌を這わせてチュパチュパと音を鳴らしながら吸う。薄ピンクな乳首の頭からは乳白色な液体が噴射され、グラディオの母性が芽生え出しているのを如実に示していた。