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漂白イーブイ

  グレイシアとイーブイ(とニンフィア)が不幸な目に遭って死にます。

  苦手な方はブラウザバック推奨。

  読後のクレームは受け付けません。

  ──────────────

  はあ、はあ……

  なんだよ全然出ねえじゃあねえか!!

  俺が色違いイーブイの厳選を初めてから早2週間。

  きっかけは色違いのイーブイは人気が高く、野生の個体でも養殖でも高く売れると知ったからだ。

  手持ちにはいいものを食わせてあげたいし、最近仲間入りしたエネコはやんちゃ盛りでものを壊すのでお金はいくらあってもかまわないし、だがこんなに骨の折れる作業とは……

  母グレイシアに卵を産ませ続け、手持ちのウルガモスに温めてもらうという作業を延々と続けて来たがそろそろおれは限界を迎えようとしている。

  ウルガモスはたまごを渡す度にまたかよ……という顔をするし、

  グレイシアを犯し続けるケンタロスにも限界があるだろう

  パキパキと卵が割れる音

  あと何度この音に期待を膨らませ、裏切られればいいのだろうか

  「いぶぶい〜!!」

  卵から顔を出したイーブイはまた通常個体だ……

  グレイシアが何か抵抗をしているがケンタロスに抑えられては動けるわけもない

  「ぐしゃあああああ!!!」

  『はいはい、イーブイもお母さんにさようならしようね。グレイシアは早く色違い産めよ。産めないから不幸な子イーブイが産まれるんだぞ。』

  「ぐ、ぐしゃあ゛ッ……」

  「ぶ〜いっ!ぶぶぶ〜い?」

  ママ、お乳頂戴!とでも言うかのようにグレイシアを見つめ足をばたつかせるがグレイシアは動かない

  俺が前髪のような触覚?耳?を踏んでいるし当たり前だ

  「ぶーいぃ……」

  母親に触れられずおぼつかない足取りでよたよたと母親に駆け寄るイーブイ。おいおい、泣かせるじゃねえか……。

  2つの耳を片手で引っ掴み、イーブイを宙ずりにする。

  そのまま勢いをつけて近くのバルジーナの巣の方面に投げ飛ばす。一旦休憩にするか。

  『逃げようとか考えるなよ。まだ仕事が残ってるんだから。』

  「ぐ、ぐ…しゃ……ぅ」

  お前らも休憩にするぞ、と声をかければウルガモスもケンタロスも鳴き声を上げてテーブルの前に集まる

  グレイシアはようやく解放され、ぜえぜえと息を整えている

  仰向けにした身体にはくっぱりと穴が空いたように割れた生殖器がはっきりと見受けられる

  可哀想だけど色違いを産めないお前も悪いよね

  新入りのエネコも加わってサンドイッチを頬張る

  「にゃーん…にゃ!」

  エネコがケチャップをぶちまけて俺の上着にかかる

  『こらエネコ……やんちゃなんだから……』

  元気なのはいいことだがやはり躾がいるか…?でも可愛いしいいよね

  『あー、赤いシミが出来ちゃったなあ…バブルこうせんでも落ちなさそうだし漂白かなあ…』

  漂白……?

  そうか、漂白だ!

  通常の子イーブイを漂白して色違いにしよう!

  エネコのおかげでいいアイデアが浮かんだ!

  ありがとうエネコ、そう言ってモモンのみを与えると状況はよくわかっていなさそうだがにゃ!とひと鳴きして他のパーティーメンバーと遊び始める。

  俺達も作業に戻ろう!

  戻ってくるとグレイシアはそこにいた。

  もぞもぞと動く毛玉を抱えて。

  それは新たな子イーブイだった。

  グレイシアの母乳に吸い付き幸せそうな顔をする。

  そんなイーブイ目掛けて蹴りを入れる

  『なーに勝手なことしてんだよッ!!』

  「ぶぎぃッ〜〜〜!?!?」

  「ぐしゃ!!!?」

  コロコロと転がって行ったイーブイにすかさず飛びつくグレイシア。

  この子は渡さない、とでも言うように反抗的な眼差しをしている

  生意気だ。畜生の癖に。

  かえんだまを押し付けながらグレイシアに問う。

  『なあお前、いつからそんなに偉くなったんだ?』

  「ぐぎゅあ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!!」

  『せっかく俺のバッグから盗みを働いたのを許してやるって条件を出したのにさあ』

  「ぐ…ぐぎゅ……フーーッ!フーーッ!」

  『はあ……もういいや。いいこと思いついちゃったし、ストックのたまごも何個かあるしね。』

  ウルガモスにかえんほうしゃを撃つよう命じれば一瞬でグレイシアは動かなくなった。

  近くのイーブイは丸焦げになった母の死体を見てカタカタと震えている。

  身体を鷲掴みにしてまじまじと眺める

  『メスかー……あーでも傷がついちゃったなあ、』

  ウツドンをボールから出してねむりごなをかければさっきまで恐怖に怯えていたのにすっかり眠りこけてしまう

  その隙に尻尾を切り取りキズぐすりで傷を塞ぐ。

  イーブイの尻尾は食材として売れるらしいからな。

  『おい、何寝てんだよ』

  イーブイを池に突き落とせば衝撃で目覚めるイーブイ。

  必死にいぬかきで這い上がったイーブイはしっぽが無くなったことに気が付かない

  『おー、水泳が上手だなあ。じゃまなしっぽも無くなったもんな』

  自慢のふさふさ尻尾が無いと気が付いたイーブイはびしょびしょの身体を更に縮こまらせて頭を抱えるようにうずくまる。

  『おいで、イーブイ。もう酷いことはしないよ。』

  そう言ってドライヤーとタオルでイーブイを乾かし、拭いてやる

  俺のせいで尻尾が無くなったとは思っていないのか、安堵の表情を見せるが、これは油断させるための行動に過ぎない。

  イーブイの身体を優しく持ち上げると腹を見せただらしない格好になるイーブイ。

  すっかり温まって蕩けた顔をしているイーブイはスイッチの入ったバリカンを見ると表情を一変させてもがき始める

  そんなに首の周りの毛を刈られるのが嫌なのか、

  「ぶぶい!!!ぶッ……いぶい〜!」

  手足が刃にあたって怪我するのも構わず抵抗する

  「ぶぎゃあああああああッ!!!!」

  さすがにやりにくいので手足を麻痺させて電気を流しておく

  時々体を痙攣させるが声を上げて弱々しく抵抗するだけになったので首の毛を落としていく

  刈り終わってふと何かを手が伝う感覚がするので見るとイーブイは失禁していた

  「ぶ、…ぶい……」

  違う、私はこんなことしないよ、とでも言うように僅かに首を振る

  もうしばらく遊ぼうと思ったがこんなカスの小便をかけられて俺はイライラしたので殺すことにした。

  「ぶあああああああッ!ふぎッ!!ふぐあああああああ!!!」

  ぎりりとスッキリした首元を締め上げる

  「ぶいいいいいッ…………。」

  ぺき、と音がして動かなくなった。

  あーあ、根性無しめ……

  イーブイの死体はケンタロスにでも食わせておこう

  さて、こいつらをどうするか……

  俺は4個のタマゴに向き直った

  とりあえず全部孵化させちまうか。

  若干不服そうなウルガモスにごめんな、と小さく謝りながらタマゴを渡すと、やれやれといった感じでタマゴを温めながらもそもそと歩き回り始めた。良い子だ。

  さて、俺は卵が孵ったらすぐ伝えるよう手持ちに伝えて数メートル先の家に向かう。

  森の中に家を建てたこと、近くに空き地があること、そして今日この素晴らしいアイデアが思いついた日にちょうどその空き地で孵化厳選をしていたこと、全てが奇跡のように重なりこのチャンスが生まれたのだ。この機会を無駄にする訳にはいかない。

  乱雑に靴を脱ぎ捨てて家にあがると手早く漂白剤やら赤ちゃんポケモン用のミルクやら皿やらを手に取る。

  ……さて、イーブイ共とはいえ4匹もいるのでどう拘束しようか。

  楽しく遊ぶ手持ちにイーブイの見張りというクソみたいな仕事を押し付ける訳にも行かないしちょこまかと動かれても目障りだ。

  これでいいか。

  おれはあなぬけのひもを手に家を出た。

  まだタマゴは孵らないようだ。しかし細かいヒビがいくつか付いている。

  孵らぬ内に漂白剤を水で希釈する。

  あ、でも薄めない方がすぐ脱色できるのか……?

  ならそっちの方がいい。

  おれは原液の漂白剤を水桶にドバドバと流し込んだ。

  ぬるま湯にミルクを溶かす。

  本当はエネコ用の粉ミルクなんて1粒もやりたくないんだが…まあ漂白イーブイで金を稼ぐ予定だし、空腹だとびーびー泣いてうるさいので仕方ない。

  まあミルクと言ってもほんのり乳臭い水といった具合だが。

  準備が終わるとタイミング良くタマゴが孵りそうになっていたらしい、なんだが周囲がポカポカと暖かくなったのでウルガモスが子イーブイの誕生を知らせに来たのだと分かる。

  「ぶ〜ぶぶい♪」

  「きゅぅううう……」

  「いっぶい!」

  タマゴの殻を破って出てきたそれらの胴体に手早く紐を括り付け、計4本の紐を片手で握る。

  イメージとしてはお散歩中のワンパチを想像してくれ。

  まあ最も、ワンパチよりも数倍は惨めな様だが。

  縛られても、俺のことは親だと思っているらしい。

  きゅうきゅうと鳴いて母乳をせがんできた。

  蹴飛ばしたい。凄く蹴飛ばしたい。だが売り物なので我慢する。

  なんでこんなのが高く売れるんだか。

  イーブイ族、俗称はブイズだったか。あれらは基本的に害獣だ。

  俺の産まれた田舎ではそれが常識だったので

  都会に越してきた時はイーブイの人気に驚いたものだ。

  畑は荒すわ食物は盗むわ、挙句勝手に物置に住み着いたりする。

  だから基本的に俺はイーブイのことが好きでもなんでもない。

  ウルガモスに好物のマトマのみを切り分けて数個分渡すと、報酬の量と仕事の量が釣り合わないからもう少し働いてやる、とばかりに俺の数歩後ろに待機した。どうやら有事の際は応戦してくれるらしい。

  まあそんなことは無いだろうが。

  ……昔、メラルバだったコイツにプレゼントした小型のヒーターをイーブイ共に盗られたのを思い出した。

  まあ怒りで進化したウルガモスが一匹残らず焼き殺したのは言うまでもない。温まれてよかったね。

  さて、回想もそこそこに目の前のタスクに取り掛かろう。

  何匹かは母乳の代わりに与えられたそれにぶいぶいと不満を言っている。

  早く飲めと怒鳴り耳を握ると手のひらを返して

  全員で薄いミルクをぴちゃぴちゃと舐め始める。

  4匹の区別を付けられるようにしておこうか。

  1匹目、オス。デカい。こいつは最初に産まれたのでいわゆる長男だ。ミルクに不満を言っていたのはコイツ。個体値はまずまずだ。仮にAとする。

  2匹目、オス。俺が怒鳴った時にいちばん驚いていた個体だ。

  今も俺と見張りのウルガモスをちらちらと見ながらミルクをのんでいる。個体値は…相当優秀、高く売れそうなコイツはBだ。

  3匹目、メス。まあなんというか、これといった特徴は無いがメスが産まれたのはラッキーだ。一部のイーブイを犯したい変態共に需要があるらしいからな。個体値はもうどうでもいい。メスと言うだけで価値がある。コイツはCだ。

  4匹目、オス。Aが文句を垂れる横で「もっと言ってやりなよ!」と言わんばかりに鳴いていた生意気な個体だ。肝心の個体値は…まあまあ。ダメかもが2つある。出来損ないのこいつはDとする。

  まだ生まれたばかりなのでミルクを飲むのが遅い。

  このままでは日が暮れてしまうのでイーブイ共に繋がる紐を引っ張り飯を終わりにさせる。

  BとCは名残惜しそうにしたものの、引っ張られてくれた。

  BCを先に真上の枝に括り付け宙ずりにする。

  AとDは産まれたてなりに抵抗する。腹が満たされていないのであれば当たり前だ。だが可哀想とかそういう感情は生まれなかった。

  しかしこんな矮小な害獣共に抵抗されるのはイライラする。

  …まあ1匹くらいいいだろう。俺はDを人質、いやブイ質にとった。

  Dの紐を利き手に持ち替えて握る。

  そして紐を勢いよく引っ張った。

  小さな身体が中に浮かぶ。

  そしてそんなDをびたん!!!!と地面に叩き付けた。

  「ぶやああああああああ!!!!!!!」

  「ぶ、ぶい!?」

  産まれたての身体にこの仕打ちはマズかったかもしれない。

  だが芝生がクッションとなり死ぬことは避けられたようだ。

  まあ商品価値は無いし、死んでも構わなかったけどね。

  Dはショックを受けたような顔でこちらを見たあと、追ってやってくる痛みに顔を歪めた。

  この瞬間、イーブイ共にとって俺は親ではなく天敵となった。

  Aが許せんとばかりに襲いかかってくる。

  だが所詮産後ゼロ日のガキ、ついでに体を縛られているのでまともな攻撃はできなかった。

  大人しくなったAとDを紐に括り付ける。

  「いいか?次変な気を起こしたらDがまた苦しむからな」

  「ぶ、ぶいッ!?」

  なんで僕!?と言うようにDがこちらを向く。

  「ぶぅぅぅぅ……!」

  Aがまた抵抗する。頭の悪い奴だ。

  先程打撲した箇所を指で押し潰す。

  「ぴッッぎぃぃぃぃぃッ!!!」

  びくんと大きく跳ねたあとガクガクと痙攣するDを見てAはようやく状況を理解したらしい。

  「ぶいッ…ぶい…」

  お願い、治してやって?と言うように媚びた目でこちらを見る。

  それがDにとっては生き地獄の始まりだとは知らずに。

  ここで死なれては困るのでキズぐすりを吹きかける。

  「じゃ、まずお前ね。」

  俺はAの紐を外して水桶の前に立った。

  この漂白剤の海がこいつらにとっての産湯になる訳だ。

  ごぽぽ…と音を立ててAを沈める

  Aが噎せたのか大きな気泡が上がる

  ばしゃばしゃとあばれていたのが収まった頃に1度引き上げる。

  少し毛がチリチリしているが色も薄くなったようだ。

  ヒュー、ヒュー、と息をするA。

  おそらく漂白剤を飲み込んで喉が焼けたのだろう。

  皮膚にも染みるだろうし、ご愁傷さまである。

  地面に置いて腹を押すと飲み込んだ液体が出てきた。

  「い、いぶっ……いぶ……」

  耐えきったぞという顔でぐったりするAをもう一度持ち上げて

  漂白剤に突っ込む。

  その辛さを知ったからだろう、1度目よりも入水時に激しい抵抗を見せた。

  あぶねー…目に入りそうだ。

  リフレクターを張ってもらった。これで安心♪

  何度かその工程を繰り返すとまさに色違いイーブイのようになっていた。計画は成功だ!!

  俺が調子の上がった声で「お疲れ様、体を洗おうね♪」と言うと

  弱々しい目線をこちらに向ける。

  水道から出た勢いの良い水がAを襲う。

  「い……いぶぁ…ゲホ…ぶいッ、ブブブぶ……」

  Aは今にも溺死しそうだ。

  傷付いた地肌を容赦なく擦る。

  水を止めて息も絶え絶えなAを絞ると血が滲んできた。

  うわ、ばっちぃな……。適当にキズぐすりを噴射するとキズが滲みるのかバタバタと暴れ出す。

  だが傷は治ったようだ。ポケモンって不思議。

  再び紐を括り付けようかとも思ったが、びしょびしょのAの姿が洗濯物を想起させたので耳を洗濯バサミで挟んで吊るす事にした。

  すっかり色が抜け、憔悴しきった長男を怯えながら眺める兄弟たち。

  Aは死んだ目で、しかしはっきりと

  「耐えたのだから兄弟には手を出さないでくれ」と訴えていた

  どの分際で俺に頼み事なんてしてるんだ!

  俺はDの顔に向けて右ストレートを放った

  さて、次は誰にしようかな

  ああ!Bが恐怖のあまり漏らしているではないか!!

  Bの下には透明に近い水たまりができている。

  兄弟の向ける生暖かい眼差しが居た堪れないのかBは耳を垂らして俯く。

  『粗相をするような子にはお仕置きしなきゃだよなあ?』

  次はBに決めた

  「きゅぅぅぅ…ぶ、ぶやぁああぁ……」

  カタカタと震えるBを漂白剤に沈める

  そのままAの時と同様に溺死寸前のところで引き上げてはまた戻してを繰り返す。

  ちゃんと耳の先まで脱色しないといけないからね!

  「きゅぁあ…ゴポゴポ……」

  この後の下りはAと同じなので省略させて頂こう。

  さて、びしょびしょ子イーブイABが完成した。

  あとはメスのCだけだが、生まれたてだからかイーブイと言う種の特性なのか、あれだけ分からせてやったというのに活力を取り戻したAがまた騒ぎ出した。

  まあBの粗相も掃除しなきゃ行けないし丁度いいや。

  Dに歩み寄ると先程までの理不尽な仕打ちを思い出してか兄弟に縋り始める

  「ぶいぶい!!いぶああ!!」

  大方、助けてよお!お兄ちゃん!!といった所か

  仕方が無いので首元の毛をバリカンで剃り落とす。

  後々のことを考えると必要な作業でもあるしな。

  暖かい毛が無くなってふるりと震えるDの頭を鷲掴んでBの尿やら彼らから滴った水やらを拭く

  さながらイーブイ雑巾だ

  「ぶいぃ……」

  Dは抵抗する気もないのか大人しい。

  水で洗って乱雑に絞ったあとは鼓膜を避けて耳と尻尾を引きちぎる。

  「きゅあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!?」

  じたばたとのたうち回っているがキズぐすりを付ければ血も止まるから安全なのだ。

  まあ血抜きは……イーブイ共に食わせるなら必要ないだろう

  いや、こっちの話。

  完全にハゲイーブイになったDが何だか可笑しくて、

  吊るし直した後に数十秒程大爆笑してしまった。

  これ以上ない尊厳破壊だろう。

  この調子でCも終わらせてしまおう。

  後ろでDとAが喧嘩している。

  D「なんでぼくだけこんな目に遭わないといけないの!」

  A「おれだって抵抗できないんだから仕方ないだろ!」

  D「ずるいずるいずるいずるいずるいずるい!!!!!」

  こんな感じだろうか。最期の時まで兄弟喧嘩とは、状況が分かっていないようだ。

  漂白イーブイABCができたところで引きちぎった耳と尻尾、それからその本体であるDを持って1度自宅へ。

  Dを念入りに洗いたわしで擦る。

  まあ洗わなくてもイーブイ共の飯だから良いんだが商品が腹でも下したら困る。

  塩で味付けした熱湯がぐつぐつと煮立つ。

  「ぶいッ!!!ぶいッ!!!」

  既に湯気で苦しむDを鍋に突っ込み刻んだきのみを入れる。

  「ぶ……ぶやぁぁ……」

  近くのきのみ片をちろりと舐めたDは涙を流して茹で死した。

  Dを1度引き上げて身を細かく切ればイーブイスープの完成だ。

  あ、耳はこのあとジャーキーにて手持ちのおやつとなりました。

  Dは見せしめ役として苦しんだ後、最期まで兄弟の栄養として輝いたのだ。なんて献身的なんだ…涙が出そうだ。それは嘘だが。

  程よく冷めたスープを枝から下ろした色違いイーブイ共に差し出す。

  皆それにがっつきあまりの美味さに先程までの悲劇と末弟の失踪のことなんか忘れてしまったようだ。

  AとBは売人に売り付けた。

  『色違いのイーブイ2匹が捨てられてたんですけど…』ってね

  捨てられていたんだから漂白しただけとバレても捨てた人の仕業ですで済むからな。それにちゃんとした手続きも踏んでないから俺だと特定もできないさ。

  Cも大量になつき度の上がるきのみを食わせて無理やりニンフィアにしたところ、塩素と反応したのかちゃんと水色のニンフィアになった。

  売るために持ち歩いてたら太ったキモいおっさんに

  『ブッ、ブヒ…そっ、そのニンフィアたん…ボッ、ぼくに譲ってくれ!!フヒッw』

  「フィィィ……!!」

  と言われ3桁万円を提示されたので快く引き渡した。

  よく見るとそのおっさんはフル勃起していた。

  頑張るんだぞ、ニンフィア!!いや、妊フィアちゃん!

  いやあ、大金が手に入ったよ。

  これで手持ちの育成に手間暇がかけられる。

  高級で手の込んだご飯に目を輝かせる手持ちを見るとイーブイ共に割いた時間も無駄ではなかったと感じる。

  いやあ!幸せだなあ!!!

  俺はエネコを撫でながらそう心の底からおもった。

  一度も幸せになれなかった4兄弟の分まで俺達が幸せになるからね____

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