【タイバニ】 龍の不満と虎の苦笑、兎の悲劇 【龍虎?】
あてんしょん
捏造というか、思いつき。
突き進んだ龍の悩みというか…ノロケ?
虎龍なのか、龍虎なのかが判断つかないものです。
兎の扱いが酷いです。
色々ツッコミどころ満載だろうけど、流せる方、どうぞ。
龍の不満と虎の苦笑、兎の悲劇
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考えた。
とりあえず、一人で頑張って考えたんだけども。
考えても答えは出ない、それに気付いた。
一番どうでもいいことに、ソレを分類してた。
だって恋とか愛とかってわかんなかったんだもん、興味なかったし。
うん、レンアイカンジョーらしきのを自覚したらナターシャさんが大喜びしてたくらいに。
もっともっと『女の子らしく』して欲しいみたいなんだけど、恥ずかしいし。
それに、ヒラヒラスカスカしてて落ち着かないもん。
スカート…。
ネイサンにも勧められるんだけどなぁ。
特別な時だけ、我慢して着ている感じなんだけど。
「あ、そっか」
聞けば教えてくれるかなぁ?
ボクの頭じゃわかんない…うー、クラクラするよぉ。
考えすぎてお腹空いたぁっ!!!
ちょっと早いけど、おやつのバナナを食べようかなぁ…。
その日のトレーニングルームは、大いに荒れる事になる。
気付かないのはウキウキと時間にならないかなぁとしている当人のみ。
運よく、其処には大半のメンバーが揃っていた。
個々にきめられたメニューをこなしているのを眺めつつ、とりあえずパオリンは自分のメニューを消化し始める。
何時聞こうかな?やっぱり、直に聞いたほうがいいのかな?
ぐるぐる考えるのには飽きている、自分はこういうのに関しては初心者同然。
なのでタイミングを計って聞いてしまおう、その方がわかりやすいし。
多分、ナターシャさんに聞くより楽だと思うから。
「ねぇ、バーナビーさん」
「なんです?」
「バーナビーさんは、タイガーの事どう思ってるの?」
「・・・は?おじさんの事をですか」
「バーナビーがタイガーの事を『おじさん』呼ばわりしたらボクがどう呼んでいいか困るから駄目」
「でもおじさんですよ?」
「だぁーめー」
「・・・・・・・・ええと、じゃあ、タイガーさんで良いですか」
「うん。で?」
「促されても僕にとったら会社命令で組まされたバディ、頭の固い…ゲホッ・・・」
ミシッと、がら空き状態だった脛を思い切り蹴られた。
攻撃というか、されると思ってなかったので相当痛い、痛すぎて星が飛び交っている。
蹴った相手はといえば、なにやらとてつもなく不機嫌で怒っているらしい。
何が彼女の気に触ったのか、さっぱりなのだが。
見たことの無いくらいに冷たい視線だけを残して、ドラゴンキッドは別の場所へ行ってしまった。
確かそっちのベンチではおじさ…げふん、タイガーさん(言いなれない)が横になっているのに。
「やっちまったな、お前さん」
「…バイソン先輩にはキッド先輩が怒った理由がわかるんですか?」
「お前以外はわかってるんじゃないか、なぁ」
「そうねぇ。此処にイワンちゃんとカリーナが居ないけど、あの子達だって知っていることなのに」
「不思議だ、とても不思議だとも。プライベートとはいえども気付かないなんて」
「お三方、理由を簡潔に教えて頂けませんか。僕も早々時間を無駄に出来ないので」
肩をすくめるネイサンにやれやれとアントニオ、キースはにこにこ笑っている。
「簡潔に言って理解できるかしら?ハンサム」
「本人が希望しているんだから問題は無いだろう」
「簡単な事だよバーナビー君、あの二人は非公式カップルなんだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
「カップルだったのは三ヶ月前まででしょ、発表してないけど籍を入れてあるはずよ」
「ドラゴンキッド先輩は未成年ですよね、それなのに籍を入れるっておかしく無いですか」
「『愛に年齢は関係ない』を実践していたからね、オデッセウスコミニケーションの社長公認という話だよ」
「司法云々に関してはパオリンの生まれが此処じゃないから関係が無いわね、あるけどもかなり緩いわよ?まぁ自分のご両親に電話と手紙を駆使して写真とか送って説得してたわねぇ」
「色々巻き込まれていたからな、ネイサンは」
「楽しかったけどねぇ、特にタイガーの娘との橋渡しはキュンキュンしちゃったわ」
何がなんだかわからない、情報が衝撃過ぎて何処から突っ込めばいいのか。
「折紙君曰く、キッド君は『通い妻』なのだそうだよ?」
だからこそ。
君に対して色々思うことがあるんじゃないかな?
ああ勿論、私にも色々思うことはあるんだよ。主にタイガー君の事で。
気を失ってしまえたら楽なのにと、切実に現実逃避をしたくなったバーナビーである。
「タイガー、今日はお邪魔しても良い?」
「ん?出動が無きゃ来ていいぞ、まぁウチから一緒に出ても構わないけどなぁ」
「へへっ。それって幸せな事だよね」
「出動が無い方が幸せだと思うが、何かしら常に起きているトコだからな」
「今日はボクが美味しいの作るから楽しみにしててね」
「ホァンのメシは何でも美味いから最近おじ「おじさんは禁止」んん?」
「タイガー本人でも言っちゃ駄目。タイガーの五年後にボクは並ぶんだもん」
「・・・わかったよ、機嫌が良くないのはバニーちゃん絡みなんだろ?気にしないでいいってのに」
「タイガーが良くてもボクが嫌なの、こんなに我侭になったら嫌いになるかって心配だよ」
「熱いわね」
「暑いな」
「あそこの二人は常夏だね、熱風が来るよ」
ああ。
正反対に、バーナビー君は豪雨だね。
後日。
バーナビーは会社にて虎徹が提出してある書類を確かめた、閲覧が許される範囲で。
それは小さいながらもきちんと書かれていた。
「・・・・・・・・・・・・」
癖になってしまった呼び名で呼ぼうとした瞬間、脛に激痛が走った気がして。
思わず室内を見渡したバーナビーは挙動不審であったとか。