【タイバニ 虎幼女】 無垢に生きると誓うなら 【パラレル注意】
あてんしょん
性別が逆転しているキャラがいます。
虎さんは少女、牛と炎と兎は同じ。
青薔薇、龍は性別が逆。
空と忍者は…不明。
虎は年も違います、楓ちゃんくらい?名前も出ません、謎の少女扱い。
勢いのままの書きなぐり、貴族社会のイメージで色々捏造しまくり。
思いついた箇所だけなので、支離滅裂かも。
かるーく、ゆるーく、読んでもいいかなぁと思った方はどうぞ。
【タイバニ】 無垢に生きると誓うなら 【虎幼女 パラレル注意】
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その魅力で誑かしてきてくれないか、此方に是非とも欲しい逸材なのだよ。
義父に頼まれた時は二つ返事で簡単な事だと思った、思っていた。事実、自分にはそのつもりが無くても異性はもとより同性まで言い寄ってきていたから。誰もがそうなるわけではないとしても、可能性は高かった、はずだったが。
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広さは左程無いが、手入れの行き届いた庭には木々や花々が咲き乱れ。
童話に出てきそうなほど、メルヘンな建物には似つかわしくない巨漢のゴツイ男。
室内も可愛らしく統一され場違いなのがヒシヒシと伝わる、が、此処で何もせず帰るわけにも行かない。
「お待たせいたしました」
「いえ…」
思わず絶句してしまった。
艶やかな黒髪は何処までなのか、邪魔にならぬよう腕に巻きつけて。
細身の幼げな美少女は、何故かゴツイ男の肩に座ってる。定位置が其処なのか?自然体なのは見て解るんだが、年頃の娘がその行動とはいかなるものか。
「・・・・・・・?」
「アルベルト公の直筆書を持ってこられましたので身元は保証できますが、生憎私には名を尋ねる権利はございませんのでお知りになりたければご本人にお聞きになってください」
口を挟むべきか迷っていれば、少しだけ考え彼女はフルフルと首を振った。
その様子を見つめていたゴツイ男は困ったように目尻を下げ、意思が変わらない事を確認したうえで僕に向き合う。
変化に気付かなかった。
此処まで、視線一つで変わるのか。
「非礼を承知で宜しいか」
「ぁ、はぃ」
「貴公とは話す気にはなれないと主の御意思だ、お帰り願おう」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「本日中に書をしたため送る手配はするが、そちらの思惑には乗ることは出来ない」
何一つ言ってないのに、何がわかるのか。
何か伝わったのかと、思い返しても思い当たることは無い。
不満を異議を口にするより先に、ガチャリと重厚な扉が開けられる。
「野暮な男は嫌われるわよ、チェリーちゃん」
「・・・また、貴方ですか」
「やぁっと覚えてくれて嬉しいんだけども、この子は私の大事な子なのよね。毒牙にかけないで頂戴」
派手な色合いのスーツを着こなせるのはシーモア財閥の若社長と名高いネイサン・シーモア、何度かパーティ等で会っては些細な諍いをしているのであまり会いたくない相手ではある。誰にでも苦手な相手は存在すると思うが。
「雄牛ちゃん、子猫ちゃんをお願いね。私はこの若造に話さなきゃならないことがあるから」
「了解いたしました」
「ネイ…」
「大丈夫よ、なぁんにも怖いことは起きないわ。少し聞きたい事があるだけ、先に戻ってお茶の用意をしててくれる?」
無駄な動きの無い仕草で出て行ったゴツイ男はその肩に少女を乗せたまま、否、腕に抱きかかえるようにして退室した。
僕の視線に晒されない配慮なのか。
「さて、と。余計な事をしてくれたわね」
現実に呼び戻したのは、冷ややかな温度も何も無い声音。
聞いた事の無いくらいに低いそれは、やはり同性なのだと痛感させる。
「此処に来たのはマーベリック公の指示なのね」
「・・・」
「顔が答えているわよ、甘いチェリーちゃん。あの子は面食いだからチェリーちゃんは門外よ」
「面食いって…」
「性格的にって事、好意的な関係なら可能でしょうけど打算や何かは通じないから」
ま。
そうならないように、私や雄牛ちゃんが居るんだけどねぇ。
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「アント、ネイ、だいじょうぶ?」
「大丈夫に決まってる、心配しなくていいから。少し温まっておけ」
「ん。おいし」
唐突に仕えていた主から、最優先に守るよう命じられたのは幼い少女。
半年前はもっとガリガリで不健康だった少女は、最近になってようやく話すことを思い出したらしい。
長い名前は言えなくて、二文字が精一杯だったのを。
自分の特権のように、時間を費やして三文字になったときは歓喜に襲われた。
素性を知らせないという事は何かしらあるのだろうが、自分が口を挟めることではない。
「ミニオン」
「?」
「マスターが着たら、お茶を煎れてみるか?」
異国の言葉で『可愛い』という渾名のような、仮名をつけた少女。
リトル、と。
呼ぶときもあるが、嬉しそうに笑ってくれれば何も言う事は無いのだ。
初対面で怖がられずに居ただけでも貴重な存在で、稀有だと思わずに居られない。
庇護欲とでも言うのか、生憎独身のままなので真偽は不明だが。
はふはふと息を吹きかけながらホットミルクを舐める姿は、子猫のまま。
いや、子虎なのか。
恐らく、此処を移転しなければならないだろう。
セカンドハウスなのだし、他にも屋敷はあちらこちらに点在している。
シーモア家所有のものから、ライル家、たまにホァン家まで。
逃亡している感覚かもしれないが、悪くない。
「あち」
「もう少し冷ましてからだな、すまん」
「んん、アントはわるくない」
「執事にあるまじきことだからな」
「いま、アントはしつじじゃないよ?アントはアント」
優しい時間が、沢山沢山、降りそそげばいい。
本日訪ねて来た男は嫌な匂いがした、居てはいけないという何か本能的な事を悟って萎縮していたのだろう。
ライル公やホァン公と居るときは見せない反応だ。
「アント、またあれつくって」
「何色がいいのか決めたらな、作ってやる」
「ん、かんがえる」
次は後書きというか、思いついてた設定。
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書き上げてからの設定整理(をい)
ミニオン…ネイサン命名の子虎の愛称、本名はネイサンしかしらない。「かわいい」という意味。
自分の事も何も分かって無い子虎、初対面でアントニオに懐いたためネイサンは権限使って専属に仕立て上げてしまう。話の時点で出会って半年。
アント…アントニオのこと、ゴツイとしか表現されてなくて御免。専属執事らしく出来なかった。
ネイサンのお抱え執事だったが保護された子虎の面倒を何時の間にか全部任される、アンと呼ばれるのが苦痛で粘りに粘ってアントになった。
ネイサン…子虎の保護者、養子にしちゃいたいけど本家が許してくれないのが不満。ついでに子虎が様々なゴシップ扱いされるのも大嫌い、人を吟味して会わせるようにしているが兎に対しては辛口。ライル公やホアン公とは良い関係をもっている。
バーナビー…どんな相手でも誑かせる才能を持っちゃってる、ので、異性に困ったことは無い。ふられる事も無かっただけに、今回はダメージが大きい。
マーベリック…何か企んでる人、大ボス??
ライル公・ホァン公…ミニオンに一目ぼれの公爵家長男達、ライル公は16、ホァン公は10、将来有望確実。