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高校生でニンゲンの俺が、セフレの年上虎獣人に孕まされてしまうお話

  ☆

  黄色と黒の縞模様が、俺の体の上で躍動する。

  決して小柄とは言えないニンゲンの俺をたやすく包み込めるほどにデカい虎獣人のその身体は、壊れてしまえと言わんばかりに肉穴にそのぶっとい逸物を叩き付けるのだ。

  非力ななニンゲンには決して敵うことのない獣人の猛々しさ。

  俺だって高校ではそれなりにごつい方なのに、この虎獣人の前ではただの被食者でしかないのだ。

  ……俺は虎山さんの雌なんだ。

  その事実がこの上なく幸福感を感じさせる。

  相手は名字と年齢ぐらいしか知らない、年の離れたただのセフレだというのに。

  でも、俺はいつだって、不愛想な顔をしたこの虎獣人に掘られて中出しされている時が一番幸せだった。

  ごちゅんっ、ごちゅんっ、がちゅがちゅがちゅがちゅっ、ぐちゅりっ、ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅんっ!

  「あっ♡、あっ♡、あっ♡、あっ♡!」

  俺の身体なんてどうなってもいいとばかりに自分の欲望を優先して荒っぽく腰を叩き付ける虎獣人。

  きっとその雄臭い身体から、雌を狂わせる獣人特有の甘いフェロモンが出ていなければ、俺は痛みで泣き喚いていただろう。

  それほどまでに虎山さんの逸物は、太くて長かったから。

  「ああ、気持ちいいんか? おいどうなんだ、気持ちいいのか?」

  ただ喘ぐことしか出来ない俺に、虎獣人はいら立ちの表情を見せる。

  そう、傲慢な彼は、俺の事をただの気持ちよくなるためだけのセックスの道具だと思っているのだ。

  きっと、喋るオナホぐらいにしか思っていないのだろう。

  だから、思うような反応を示さないと、険しい顔で俺を睨みつけるのだ。

  「気持ちいいっ♡……気持ちいいですぅぅっ♡!」

  「よしよし、それでいい。もっとケツを締めろ。緩くなってんぞ」

  「は、はいっ♡!」

  ただ使われるだけの存在。

  それでも俺は嬉しかった。

  虎山さんみたいに、ごつくて雄臭い人が、俺みたいなニンゲンを相手にしてくれているのだ。

  ……抱いてもらえるだけでも、満足なんだ。

  俺は秘めた想いを心の奥底にしまい込む。

  

  「おお、いいじゃねえか。そうだ、もっと締め付けてみせろ!」

  俺の気持ちなんか知らずに、ただ快楽を求めて腰を振る虎獣人。

  「ああっ♡!!」

  棘のついた亀頭が、俺の肉襞をざりざりとえぐるように動く。

  その突起が痺れるような快感を、俺の身体に刻みつけるのだ。

  ざりっ。ざりっ、ざりっ、ざりっ。

  「ひぎぃぃぃっ♡!」

  「うるせぇぞ! 喘ぐだけならそこら辺の雌で十分だ。もっと俺を気持ちよくしろ。体全部を使って、俺に奉仕しやがれ!」

  その言葉に応えるように、俺はひっしと抱きつくと、その雄臭い顔に唇を近づける。

  俺の意図に気づいたのか、虎獣人はにやりと笑うと、そのままマズルを重ねてきた。

  じゅるじゅるじゅるじゅるっ、ぬちゃっ、ぬちゃっ……、ぬちゅぬちゅぬちゅ……。

  酸いも甘いもかみ分けたような熟練の舌の動きは、それだけで俺を虜にしてしまう。

  ……これで今まで幾人の男達を篭絡してきたのだろう。

  チクリと胸に小さな痛みを感じながらも、俺はその快楽に身を浸していく。

  上と下の粘膜が繋がると、俺の身体を襲う快感は膨れ上がるのがわかる。

  粘膜同士が溶け合って、虎山さんと一つになれたような気がして……。

  「んんんんんんっ♡♡!!!」

  俺はイッてしまうのだ。

  「くそ、締め付けやがって……ぐぅぅぅっ!!」

  迸る雄汁が、したたかに俺の雌穴へと叩きつけられる。

  びゅるるっ、びゅるっ、びゅるっ!

  まるで固体なのではないかと思わせる、粘っこく重い子種が、俺の肉襞の隅々にまで広がっていくのがわかった。

  今俺は、雌穴すべてを、虎山さんの雄汁で犯されているのだ。

  「やっぱりお前のケツマンは具合いいな。イッても全然萎えねえや」

  ずりゅりっ!

  「ひぃっ♡!」

  余韻に浸る暇も与えず、長大な逸物を引き抜く虎山さん。

  真っ白な粘液をまとった逸物は、湯気を放ちながらいきり勃ったまま。

  「……」

  その目を見れば、何を求めているのかわかる。

  俺は疲れ切った体をゆっくり起こすと、その逸物に舌を這わした。

  じゅるっ、じゅるっ……。

  一心不乱に太竿を舐める俺を見て、虎獣人は満足そうに笑う。

  「そうだ、しっかりきれいにしておけよ。ちゃんときれいになったら、もういっぺん入れてやるからな」

  ☆

  俺と虎山さんが出会ったのは、ゲイ向けの出会い系アプリがきっかけだった。

  高校に入ったばかりの俺は、入学祝いという事で親にスマホを買ってもらったのだ。

  今もそうだけど、高校生の頭の中なんか、いつだってエロいことしか考えていない。

  初めのうちはネットに上がっているAVをおかずに楽しんでいたんだけど、だんだんと欲求がエスカレートしてきてしまったのだ。

  ……男優じゃなくて、普通の雄の裸が見てみたい。

  特に俺は獣人好きなのに、ネットにはなかなかそんな動画は上がっていなかった。

  だから出会い目的ではなく、ただエロい写真が見られるかもと思って、俺は『獣人と出会える』という、うたい文句のアプリに登録したのだ。

  でも、裸やちんぽの写真をアップしている獣人は少ないし、大抵鍵がかかっていて普通に見ることは出来ない。

  仲良くならないと写真なんて見せてもらえないのだ。

  DMを送ってみても、人気のないニンゲンの、しかもガキなんか相手にしてくれる人もいなくて。

  がっかりしてアプリを消そうかと思っていた時、ふとメッセージが届いたのだ。

  『お前、どんな顔してるんだ』って。

  プロフ欄に体だけの写真だけはアップしていたから、少しは気に入ってもらえたのか。

  俺は慌てて相手のプロフィールを見る。

  虎山とだけ書かれたアカウントは、30過ぎのいかつい虎獣人のものだった。

  数枚の体の写真と共に、一枚だけ顔写真が載せられていた。

  不機嫌そうに歪められたゲジゲジの眉に、への字に曲げられた口。

  威圧感ならテレビで見たヤクザにだって負けていない。

  身体だって、服の上からでも筋肉がはち切れそうなほど盛り上がっていて、背丈も3メートルはありそうだった。

  ……すげぇ、格好いい。

  こんな人と仲良くなれたらと、俺は思わず求められる通りに顔写真を送ってしまう。

  『悪くねえじゃねえか』

  ただのお世辞だったのかもしれないけど、俺にとっては嬉しいメッセだった。

  そこから、俺と虎山さんのやり取りが始まったのだ。

  俺は正直に獣人が好きなこと、その逸物に興味があって写真見たさに登録した話なんかをする。

  『ふうん。じゃあ、お前は俺のちんぽこを見たいのかよ』

  『はい! 見てみたいです!』

  食いつくように返信した俺は、すでに虎山さんの餌でしかなかったのだろう。

  『いいぜ。だけど写真だと悪用されると困るからな。今度いっぺん会わねえか? お前も生で見れた方が興奮すんだろ』

  そのDMを見て、断ることなんて出来るはずがなかったのだ。

  ☆

  「ふん、お前が柏原か」

  「はい、柏原智一です。……虎山さんですよね」

  「ああ」

  言葉少なに頷いた虎獣人。

  それは土曜日の夕方。

  俺は両親に友達の家に遊びに行くと嘘をついて、隣町まで出かけていた。

  虎山さんは出張でこの街によく来るらしく、仕事終わりに予約していたホテルで体を見せてくれると約束したのだ。

  俺がウキウキで虎山さんを訪ねたのは言うまでもない。

  ……すごい、生の虎獣人だ。初めて見た。

  獣人自体に出会うことがまれな田舎町で、しかも虎獣人に会う機会なんて、今までなかったのだ。

  厳つい顔、見上げるほどに高い背丈、ブルドーザーのように威圧感のある分厚いガタイ。

  写真で見るよりも実際に目の前にした方が迫力を感じてしまう。

  そのごつい体のせいで、高そうなスーツもはちきれそうになっている。

  そして勃起もしていないだろうに、ズボンの中で鎮座する逸物も、その膨らみを隠せないほどボリュームを感じさせた。

  ごくり。

  俺は思わずつばを飲み込んでしまう。

  ……これを見せてもらえるんだ。

  期待に胸を膨らませるあの時の俺は、本当にただのガキだったんだろう。

  何のメリットもないに、体を見せてくれるはずなんてなかったのに。

  

  「まあ、高校生のガキにしちゃあ、よく鍛えられてるじゃねえか」

  品定めするようにじろじろと俺を見つめる虎獣人。

  DMのやり取りをしていた通り、虎山さんはぶっきらぼうな感じだった。

  でも、それが男らしくて格好いいのだ。

  「あ、ありがとうございます! サッカー部に入ってるんで少しは……。 虎山さんもすごい身体してますね。顔も格好いいし」

  「まあな」

  当たり前のように頷く虎山さん。

  そんなことは言われ慣れているのだろう。

  ……きっとモテるんだろうな。

  アプリでも、俺とは違っていろんな人に声をかけられているはずだ。

  だから、今日こうやって会ってくれたのもただの気まぐれなんだろう。

  

  「飯は食ってきたのか?」

  「は、はい」

  「じゃあ早速ホテルへ行くか。見たいもん、見せてやるよ」

  ☆

  連れ込まれたホテルは、かなり上等な部屋で。

  高級なスーツや、身に着けている腕時計なんかを見ていると、きっといい会社に勤めているんだろうな、なんてことを考えてしまう。

  俺を立たせたまま、自分はどっかりドベッドに座った虎獣人は、こちらを向いてにやりと笑う。

  「じゃあ、脱いでみろ」

  「え?」

  話が違う。

  今日は虎山さんが裸を見せてくれるという話だったのに。

  「馬鹿野郎。見せて欲しけりゃ、まず自分からだろうが」

  「そ、そうですよね……」

  その言葉に、俺は渋々服を脱いだ。

  「なかなかきれいな体をしているな。筋肉のつき方も悪くねえ」

  「……」

  その鋭い視線は、まるで飢えた獣がこれから喰らう獲物の品定めをしているようで。

  俺は戸惑ってしまう。

  「あの……」

  「しっかし、色気のないトランクス履いてるな。しかも伸び切ってるじゃねえか。……こんなところに来るなら、もうちょっとめかし込んでこいよ」

  「……すいません」

  まさか自分が脱ぐことになるなんて、思っていなかったのだ。

  「ほれ、パンツも脱げ」

  「え、でも……」

  「俺のちんぽこ見てぇんだろ。自分だけ見たいってのはフェアじゃねえだろうが」

  睨みつけるようなその顔に、俺は震えあがってしまう。

  「は、はい!」

  急いでトランクスを脱ぎ捨てると、虎獣人の前に、縮こまった俺の息子が晒された。

  「なんだ、ニンゲンのちんぽこ見るの初めてだけどよ、こんなに小さいもんなのか」

  「……」

  感心したように言う虎山さんに、俺は何も言うことが出来ない。

  確かに俺のちんこは、かなり小さい部類だと思うけど……。

  「こんなんで雌を孕ませられるのかよ」

  ベッドから立ち上がった虎獣人は、その場にしゃがみ込むと、しげしげと目の前のちんぽを見つめた。

  ……なんだろ、これ。

  そんな虎山さんの身体から湧きだしてくる甘い匂い。

  香水とも違う、もっと生々しい感じのその匂いを嗅ぐと、なぜか体の芯が疼くような気がするのだ。

  「あっ……」

  太く黄色い指先が、俺のちんぽに近づいた。

  見た目のわりに柔らかい体毛の感触が、ざらり、と竿を撫でた。

  「んんっ♡!」

  俺は思わず喘ぎ声を漏らしてしまう。

  ……なんで。

  確かに誰かに触られたのは初めてだけど、こんなに気持ちいいなんて。

  虎山さんの指ほどの大きさもない俺のちんぽを、にやにやと笑いながら目の前の獣人は摘まみ上げてしごいていく。

  ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ。

  あっという間に勃起して、先走りにまみれた亀頭の先を押し潰すようにぐりぐりと弄られると……。

  「イ、イグぅぅっ♡!!」

  どろっ、どろっ。

  今まで出したことのないほど濃いザーメンが、ぼたぼたと床に落ちた。

  「はぁ、はぁ」

  あまりの快感に息を荒げる俺を見て、虎獣人はにちゃり、と笑った。

  「やっぱり、すぐイッちまったな」

  「なんで……」

  「なんだ、獣人のフェロモン知らねえのか」

  「フェロモン?」

  「そうだ。雄の獣人はな、繁殖のために雌を狂わせる匂いを出すんだよ。それを嗅いじまったら、発情したみてぇに体が疼いちまうのさ」

  「そんな……」

  「これも相性があるんだがよ。お前はどうやら、俺と相性がいいみたいだな。……かわいそうに。お前もう、戻れねえぞ」

  そう言い放つ虎山さんは、俺に見せつけるようにゆっくりと服を脱いだ。

  その体毛の上からでも見て取れるたくましい筋肉の層。

  そして股間には……。

  「……」

  絶句してしまうほどに凶悪な逸物が、いきり勃って俺を睨みつけていた。

  ……すげぇ。

  血管はどす黒く浮き上がり、ふしくれだった竿はワインボトルほどの太さと長さがあった。

  それは猫科特有なのだろう。

  全体に張りめぐらされた棘が、明かりに照らされて鈍く光っている。

  雌の排卵を促すための突起が、この上なく淫らに見えた。

  使い込まれて飴色になったそれは、だらだらと先走りを流している。

  ……ああ。

  俺はそれをただ眺めることしか出来なかった。

  体の奥がどうしようもなく疼いて、あれを咥え込めと、脳に直接声が響いてくるのを感じた。

  ……駄目だ。

  俺は必死に首を振る。

  あんなの入れられたら、壊れちゃう。

  それに俺はただ、ちんこが見たかっただけで……。

  「どうだ、すげぇだろう?」

  そんな俺の気持ちを搔き乱すように、囁きかける虎獣人。

  

  「ほれ、もっと近くで見てもいいんだぜ」

  「……はい」

  俺はその言葉に吸い寄せられるように、ふらふらと逸物の側に近づいた。

  より濃く感じられる甘いフェロモンと、雄の匂いとが俺の鼻をくすぐった。

  「んんっ♡!」

  それだけでイッてしまいそうになり、俺は懸命にこらえる。

  「どうだ、お目当ての獣人のちんぽこは?」

  「すごいです……」

  「そうかそうか。触ってもいいんだぜ」

  「……はい」

  もう、気持ちを抑えることなんて出来なかった。

  俺は震える手で逸物に触れた。

  火傷しそうに熱いそれは、興奮しているのか鋼のように硬かった。

  思わず握りしめると、どくどくと脈打つ感覚が手に触れる。

  雌を喰らいたいと求めているのだ。

  「なあ、智一」

  虎山さんはここで初めて、俺の名前を呼んだ。

  「気持ちよくなりたくねえか?」

  「えっ?」

  虎山さんは屈み込み、俺の耳元で誘うように話しかける。

  「お前に雌の快楽ってのを教えてやるよ。頭がおかしくなっちまうぐらいに、気持ちいいぞぉ」

  「……」

  フェロモンに狂わされた俺に、その悪い獣に抗えるような理性など、あるはずがなかった。

  ☆

  ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ!

  「あっ♡、あっ♡!」

  「おお、いいじゃねえか」

  3本の指で俺の肉穴を掻き回しながら、虎山さんは嬉しそうに言う。

  「痛くねぇか?」

  「き、気持ちいいですぅぅっ♡♡!!」

  俺のちんぽ以上に太い指を3本も入れられているのに、痛みなど微塵も感じなかった。

  あるのは脳をとろかせるような甘い快楽だけ。

  

  「くそ、誘うような顔しやがって……。もう我慢できねぇ。入れちまうからな!」

  じゅぽんっ。

  「ひぃぃぃっ♡♡!!」

  思い切り引き抜かれた指に、喘ぎ声が漏れてしまう。

  俺は涙と涎で汚れた顔で、呆けたように虎山さんを見上げた。

  野卑な笑みを浮かべた虎獣人は、その逸物を俺の肉穴に押し付ける。

  「入れて欲しいのか?」

  びたびたとケツに当たる逸物の感触に、俺はもう我慢できなかった。

  「入れて……入れてください……」

  ぐぐぐぐ……がちゅんっっ!!!

  「あああああああああああああああっ!!!」

  肉穴を破壊されるような恐ろしい衝撃に、俺は絶叫してしまう。

  いくら指でほぐされたとはいえ、虎獣人の逸物は尋常でない太さを誇るのだから。

  ずちゅ……ずりゅっ、ずちゅ、ずちゅ……。

  

  「んぎぃぃぃぃぃぃっ!!」

  張り裂けるような痛みに悲鳴をあげる俺に覆いかぶさると、虎山さんは己の胸に無理やり顔を押し付けた。

  

  「ほれ、もっとフェロモン嗅いでみろ。もっとケツ穴緩んでくるからよぉ」

  その言葉に、俺は必死に顔を埋めて鼻を動かした。

  濃い獣臭と汗の匂い。

  そして雄の体臭と甘ったるいフェロモン。

  それらが入り混じった匂いを吸い込むと、幸福感とともに体から力が抜けていくのがわかった。

  痛みが……快楽に変わっていく……。

  「そうだ、それでいい」

  満足そうに笑う虎獣人。

  「きつい肉穴がちゃんとケツマンコに変わってきやがった」

  ぐじゅりっ。

  「ひぃぃっ♡♡!!」

  先ほどまでの痛みが嘘のように、体を走る痺れるような気持ちよさ。

  あれだけ恐怖と痛みに縮こまっていた肉襞が、その雄棒を求めるようにうねうねと蠢いているのが自分でもわかった。

  ぬこっ、ぬこっ、ぬこっ、ぬこっ!

  「ふぎぃぃぃぃぃっ♡♡!!」

  肉穴を捏ね回され、棘でざりざりと襞の隅々まで刺激される。

  鋭い突起は、痺れるような甘い快感をもたらして、俺の身体を狂わせるのだ。

  

  「おうおう、締め付けやがって。……気持ちいいか? ああ? 俺のちんぽこ、気持ちいいだろうが?」

  「気持ちいいですぅぅぅぅっ♡♡!!」

  俺はただ、頷くことしか出来なかった。

  そんな俺に乱れる姿を見て、虎獣人は頬を歪めて笑う。

  「かわいそうに。俺みたな奴に、処女捧げちまうなんてよ。どうせ誰とも経験なんてしたことねえんだろうが」

  がちゅんっ、ぐちゅんっ、ごちゅんっ、がちゅんっ!

  「あっ♡、あっ♡、あっ♡、あっ♡!」

  「このまま掘り倒して、俺のちんぽこの形を覚えさせてやるよ。他の雄に掘られたって、感じられねえようにさせてやるからな」

  がつんっ、がつがつがつがつがつがつっ!

  「んぎぃぃぃぃぃぃっっっ♡!!」

  びゅるっ、びゅるっ!

  その逸物に押し出されるように、無理矢理に俺の身体は吐精させられてしまう。

  何度も、何度も、精が枯れ果てるまで。

  抜き差しされるたびに、脳に指令が叩きつけられるのだ。

  この快感で、イッてしまえと。

  その甘いフェロモンと目の前の雄の匂いと、ぶっとい逸物にえぐられる感触とが、頭の中で快感へと直結する回路が作られていく。

  虎山さんに入れてもらうことが、俺にとっての幸せだと、脳が勝手に覚え込もうとしているのだ。

  それは間違っていることだってわかっているのに、俺にはもはや抗うすべなどない。

  ただ、目の前の虎獣人に与えられる快楽を享受することしか出来ないのだ。

  

  「よし、たっぷり中出ししてやるからな」

  興奮で目をらんらんと光らせた虎獣人は、腰を叩き付けながら俺に宣言をする。

  その言葉に、正気に返る俺。

  「な、中は駄目ぇぇぇっ♡!!」

  「うるせぇ! お前みたいな雌野郎は、俺の子種を孕むことだけ考えてりゃいいんだ! ……イクぞぉぉぉぉぉっ!!」

  どりゅりゅりゅりゅりゅりゅっ!!!

  「……っっ♡♡!!!」

  肉穴の中に放たれる奔流に、俺は声も出すことが出来なかった。

  それほどまでに大量の快感が、雄汁と共に俺に襲い掛かってきたのだ。

  逸物から吐き出される子種が体の中を満たしていく感覚は、まるで麻薬によって与えられた快感のように、俺の脳に刻み込まれる。

  この快感がなければ、もう生きていけないと勘違いしてしまうほどに。

  じゅるんっ!

  「あひっ♡!」

  引き抜かれた肉穴から、だらだらと白濁液が漏れ出すのが見なくても分かった。

  「なかなかいい具合だったぜ。また使ってやるからな」

  満足そうに笑うと、虎山さんは動くことも出来ない俺に向かってスマホを向けた。

  パシャリパシャリと音がして、俺の痴態を撮影するのだ。

  「せっかくの智一の処女喪失シーンだ。カメラにおさめといてやるからな」

  「……」

  抵抗しなければならないのに、与えられたあまりの快楽の大きさに、そんな気力すら今の俺にはなかったのだ。

  「さてと、2回戦始めるか。お前のうぶな雌穴がどす黒いケツマンになるまで、しっかり掘り倒してやるからよ」

  ☆

  それから何度も逢瀬は続いた。

  やめなきゃいけないと分かっているのに、やめられなかったのだ。

  写真を撮られたせいもある。

  虎山さんは何も言わなかったが、あんなものをばらまかれたら俺の人生は終わってしまうから。

  でもそれだけじゃない。

  俺は……虎山さんが与えてくれる快楽に溺れてしまったのだ。

  あの甘いフェロモンが、雄の匂いが、そして太いトゲチンでえぐられなければ、イクことが出来なくなってしまったのだ。

  ……こんなはずじゃなかったのに。

  そりゃ、俺だってゲイのケモナーだ。

  いつかは好きな獣人と一緒になって、同性婚をしたいと思っていた。

  でも、この人は違う。

  きっと虎山さんは、俺のことを呼び出せばいつでも駆けつける肉オナホぐらいにしか思っていないから。

  ……なのに。

  「はぁ……」

  俺はため息をつく。

  ……なんで好きになってしまったんだろう。

  そう、逢瀬を繰り返すうちに、俺はあの虎獣人に恋愛感情を抱いてしまったのだ。

  あの厳つい顔も、ごつい身体も、ぶっきらぼうな物言いも、激しいセックスも。

  全部、全部大好きなのだ。

  報われない恋だという事はわかっている。

  彼が興味があるのは、使い勝手のいいセフレという存在なのだろうから。

  だから、好きなんて言葉は決して口に出来なかった。

  ただのオナホがそんなことを言えば、捨てられてしまうかもしれないから。

  ……会ってもらえるだけでいいんだ。

  ……傍にいられるだけでいいんだ。

  ☆

  そんな日々が数か月続いたある日。

  

  「あれっ……」

  俺はふと、体調の悪さを自覚してしまう。

  体が常に熱っぽく、目眩やふらつきが日常的に起こるようになってしまったのだ。

  食欲が異常に増し、腹痛や胸の張りを感じてしまう。

  ……なんだよ、これ。

  不安になった俺は、ネットで症状を検索して愕然とする。

  俺の身体に現れた異常が、妊娠の初期症状と合致していたから。

  「まさか……」

  でも、聞いたことがある。

  獣人の精液は非常に濃いため、日常的に中出しされていると、ニンゲンの雄でも孕んでしまう事があるって。

  ……そんなの都市伝説だと思っていたのに。

  俺は慌てて薬局に駆け込むと、妊娠検査薬を手に取る。

  そしてトイレで検査した結果は……陽性だった。

  「どうしよう……」

  俺は途方に暮れることしか出来なかった。

  ☆

  虎山さんに妊娠を伝えるという選択肢は、絶対になかった。

  彼は俺の事を後腐れのないセフレぐらいにしか考えていないだろうから。

  それを言えば確実に捨てられてしまうだろう。

  ……おろすしかない。

  でも、それにはお金がかかる。

  高校生の俺に、そんな大金なんてあるわけがない。

  「早くしないと……」

  

  中絶できる期間が過ぎてしまう。

  俺は焦ることしか出来なかった。

  ……バイト、しかないよな。

  だけど、学生がバイトで稼げる金額なんて、たかが知れている。

  ……じゃあ、どうすれば。

  思考が堂々巡りするだけで、時間だけが過ぎていった。

  ☆

  「おい、智一」

  その日も俺は虎山さんに呼び出されて、体を弄ばれていた。

  何時間も交尾を繰り返し、たっぷり中出しされた俺を見て満足そうに笑う虎獣人だったが、その表情に曇りがあるのがわかったのだろう。

  怪訝な顔をする。

  「なんだ、物足りなかったのか?」

  「そんなこと……ないです……」

  気持ちよかったし、凄い幸せだった。

  でも……。

  「なんか暗い顔しているぜ。なんかあったのか?」

  「……あの……」

  「なんだ?」

  俺の精神は追い詰められてしまっていたのだろう。

  つい、つまらない事を口にしてしまう。

  「……お金、貸してもらえませんか?」

  「はぁ?」

  眉をひそめる虎獣人。

  それはそうだろう。

  オナホぐらいにしか思っていないセフレが、金を貸してほしいなんて言い出すのだから。

  

  「……いや、なんでもないです」

  その冷たく見える顔を見て、我に返った俺は、慌てて首を振る。

  「なんでもないです。気にしないでください」

  「……場合によっちゃ貸さないこともないが……。理由を聞かなきゃ貸せねえよ」

  「……」

  言えるわけがない。

  虎山さんの子供をおろすためにお金が必要だなんて。

  大体孕んだなんてわかったら、捨てられてしまうに決まっている。

  「だ、大丈夫です。気にしないでください。あは、あははははは……」

  笑ってごまかす俺を、虎山さんは胡散臭そうに眺めていた。

  ☆

  「じゃあ、これで」

  「ああ、またな」

  ホテルを出て別れると、虎山さんは颯爽と歩き去る。

  俺はその後ろ姿をしばらく見つめていたが、やがてとぼとぼと歩き始める。

  

  「……」

  もう、どうしていいのかわからない。

  でもこのまま何もしなければ、お腹だって大きくなっていくだろうし、両親や友達にもばれてしまう。

  「どうすれば……」

  どんっ!

  「あっ……」

  何かにぶつかった俺は、よろけてこけそうになる。

  「気をつけんかい!」

  それは大柄な中年の猪獣人だった。

  「す、すいません!」

  慌てて謝る俺の身体をじろじろと舐め回すようにおっさんは見る。

  「……ふうん。坊主、かわいい顔してるやないか」

  「えっ」

  「しかも、獣人の匂いをプンプンさせて。お前、雄に抱かれてきたんか?」

  「……」

  無言のままの俺を見て、肯定と受け止めたのだろう。

  「そんな若い歳で売り専でもしとるんかいな」

  「ちがっ、そんなんじゃ……」

  ……俺は虎山さんが好きで。

  「ごまかさんでも大丈夫や。わしはそういうの買い慣れとる方やさかいな。別に悪く言うつもりはあれへん。……どうや、おっちゃんと遊ばへんか?」

  「えっ?」

  「わしは種壺使うのが好きなんや。どうせそのケツマンに雄の種がたっぷり詰まっとるんやろ。そんな匂いがするからな」

  「……」

  「それが若いガキやなんてたまらんわ。どうや、たんまり小遣いやるで」

  「小遣い……」

  俺はその言葉に体が震えるのを感じた。

  お金をもらえれば、それで中絶できるかもしれない。

  「なんや、やっぱり金が欲しいんかいな」

  猪獣人は馴れ馴れしく俺の肩に手を回す。

  「よしよし。おっちゃんの仲間にも連絡して、みんなで輪姦したる。見たところ高校生ぐらいやろ。みんな喜んで小遣い弾んでくれるで」

  「……」

  抵抗することは出来なかった。

  知らない男に抱かれるのは嫌だった。

  でも、そのお金があれば……。

  ……また虎山さんの傍にいられるんだ。

  「そうと決まったら善は急げや。ホテルに行こうやないか」

  猪獣人は俺の腕を掴んで、目の前のホテルに連れ込もうとする。

  その時だった。

  「……おい。俺のもんに何してやがる」

  いらだちを隠さないまま目の前に立つのは、ヤクザもビビるほどの威圧感をまとった、巨躯の虎獣人だった。

  「ひっ!」

  その形相にへたり込む猪獣人。

  グローブのような拳を震わせて近づく虎獣人に猪親父は尻餅をついたまま後ずさることしか出来なかった。

  「ち、違うんや……これはたまたま……ひぃぃっ!」

  ぎろり、と睨みつけられると、猪親父の股間から、じょろじょろと黄色い汁が流れ出した。

  そんな猪から視線をこちらに移すと、虎獣人は俺の腕を掴む。

  「と、虎山さん……」

  「ついてこい!」

  虎山さんは有無を言わさず、10分前までいたホテルに、俺を引っ張たまま連れ込むのだった。

  ☆

  ばたんっ!

  ホテルの部屋に入ると、虎山さんは俺を睨みつける。

  俺はその目をまともに見れなかった。

  「いつもと様子が違うと後をつけてみたら……。なんであんな真似をしやがった!」

  「ごめん、なさい……」

  俺は子供のように泣きじゃくることしか出来なかった。

  これを言ってしまえば、捨てられてしまう事はわかっていた。

  でも、もう正直に話すことしか出来なかったのだ。

  「どうしても……お金が欲しかったんです……虎山さんに捨てられたくなかったから……」

  「ああ?」

  顔をくしゃくしゃに歪める俺の姿は、きっと虎山さんの目には醜く映っているのだろう。

  「……どういうことだ?」

  「俺、虎山さんの子供……身ごもっちゃって……」

  「……何?」

  「そんなのバレたら二度と会ってもらえなくなると思ったから……俺、虎山さんの事好きなのに……だから、子供おろさないと、って……でも、お金もなくて……」

  「だからあんなおっさん相手に売り専なんてしようと思ったのかよ……」

  虎山さんの声が徐々にトーンダウンしていく。

  その声色に優しいものが混じっていることに気づいた俺は、思わず顔をあげる。

  ……なんで。

  そこには今まで見たこともない、困った顔をする虎獣人の姿があった。

  「あの……」

  「なんでそんな発想になっちまうのかな。……大体、なんで俺が智一を捨てるんだよ」

  ……えっ?

  「だって虎山さんは、俺の事セフレだって……」

  「そんなこと一度だって言ったことねえだろうが」

  「……」

  「まあ、俺のぶっきらぼうな方だから、誤解させちまったのは悪いけどよ」

  きまり悪そうにポリポリと頬を掻く虎獣人。

  「俺はちゃんとお前の事好きだぞ。じゃなきゃこんな頻繁に呼び出すわけねえだろうが」

  「ただ、性処理に使われてると思ってた……」

  「……お前、俺の事なんだと思ってんだよ」

  呆れたように笑う虎山さん。

  「お前の事が好きだから、毎回交尾してるんだろうが。お前の事満足させてやりたいと思うからよ」

  「……」

  「でも、下の名前も教えてくれなかったし……」

  俺は名字と年齢ぐらいしか、虎山さんの事を知らないのに。

  「そりゃ、お前が聞いてこないからな」

  虎獣人は平然と言う。

  「聞かれたくないのかと思った……」

  「そんなわけねえだろうが。何も言ってこねぇから、ちょっと寂しかったんだぞ。 まあ、最近の若い奴はそんな感じなんだろうなと納得はしていたんだが」

  「……」

  「俺、こんなガタイに顔だから、勘違いされることはよくあるんだが。お前にまでそんな風に思われているとは、ショックだわ」

  「ごめんなさい。でも、エッチの写真まで撮られたから……」

  俺を脅すためにそんなことをしたと思い込んでいたのだ。

  「そりゃ、嫁の処女喪失シーンなんて、一生に一回しか撮れないんだ。撮影するに決まってるだろう」

  「……嫁?」

  その時の俺はきっと素っ頓狂な顔をしていただろう。

  「ああ。大体あのアプリは嫁探しのつもりで入れたからな。プロフにも書いてただろう? 嫁募集ってよ」

  「……」

  虎山さんの写真ばかりに気を取られていて、そんなとこ読んでいなかった。

  ……しかし、出会い系アプリで婚活って。

  「俺……ちゃんと好かれてたんだ」

  ぽつりと呟くと、虎山さんは当たり前のように頷いた。

  「好きに決まってるだろ。それより智一、お前こそ俺の嫁になるつもりはあるのか?」

  「えっ……」

  「俺でいいのかと聞いてるんだ」

  「虎山さんこそ俺なんかで……」

  「いいに決まってるから言ってるんだろうが!」

  イライラしたように、虎獣人は言う。

  「俺は智一が好きだ! お前を嫁にしたい。だから孕むように毎回生で種付けしてたんだろうが。好きでもない奴に中出しなんかしねえよ。……お前はどうなんだ?」

  「俺は……虎山さんとずっと一緒にいたいです」

  その言葉に、いかつい虎獣人は満面の笑みを浮かべる。

  「そうか……じゃあ、お仕置きだな」

  「へっ?」

  突然の展開に、俺は目を白黒させる。

  「当然だろうが。嫁になろうって奴が、俺のガキをおろそうとしたんだぞ。お仕置きされても当然だろうが!」

  そう言うと、虎山さんは俺の身体をベッドに押し倒した。

  「もう二度とくだらない事を考えられないようにしてやるからな!」

  ☆

  「んんっ♡♡!!」

  覆いかぶさってきたその分厚い黄色と黒の体。

  ガバリとマズルを開くと、俺の唇に虎山さんはかぶりついた。

  ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ……。

  舌を差し込まれ、口の粘膜を掻きまさわれるその感触に、虎山さんとのキスが初めてだったことに、俺は気がついた。

  ……ファーストキスだ。

  その身体からあふれ出るフェロモンに包まれて、俺は脳が焼き切れるほどの幸福感を感じていた。

  「なんだ?」

  俺の股間に手を伸ばした虎獣人が、ニタリと嫌らしい笑みを浮かべる。

  「……智一、もうイッちまってるじゃねえか」

  「あっ……」

  その言葉通り、俺のちんぽは、漏れた白濁液でぬるぬるになっていた。

  「まさかキスでイッちまうとはな」

  からかうように言う虎山さんの言葉に、俺は顔を赤くする。

  「だって、初めてキスしてくれたから嬉しくて……」

  「……」

  その言葉に黙りこくってしまう虎獣人。

  「しょ、しょうがねえだろ。お前あんまりキスとかして欲しそうじゃなかったからよ……」

  その顔はうっすらと赤くなっていた。

  「だって、エッチとか他の人としたことなかったからわかんないよ。……虎山さんはセフレだと思ってたから、俺とキスなんてしたくないんだと思ってた」

  「そんなわけねえだろうが! これからはいくらだってやってやるよ!」

  乱暴にそう言うと、僕の肌にキスを落としていく虎獣人。

  薄い肌を吸いながら、いくつもいくつも肌にキスマークを残していくのだ。

  「うっ♡! ううぅっ♡♡!!」

  フェロモンに犯された身体には、そんな刺激すらも気持ちよかった。

  やがて満足するまでキスを繰り返した虎獣人は、そのざらついた舌で、俺の身体を舐め回す。

  

  ざりっ、ざりっ、じゅるっ、ざりっ。

  「あああああああああああああああっ♡♡!!」

  やすりのように肌を擦る感触は敏感になった肌には驚くほどの快感をもたらして。

  俺は体の奥底が疼くような感覚に、俺は我慢できずに身悶えしてしまう。

  弄ぶようなそんな愛撫を、今まで虎山さんはしたことがなかったのだ。

  「おいおい、大人しくしてやがれ。もっと、もっとお前を味わいてぇんだよ」

  虎獣人も興奮しているのだろう。

  その身体から出るフェロモンは、とてつもなく濃いものに変わっていた。

  目視できるほどに、濃厚はそれは、霧のように漂って、俺の身体を包み込むのだ。

  「駄目だからぁぁぁっ♡♡!!」

  暴れようとする俺を押さえつけたまま、その舌先は蛇のように身体を這い回る。

  そしてその切っ先が、ピンク色の突起に狙いを定めた。

  ざらりっ!

  「ひぎゃぁぁぁぁぁっ♡♡!!」

  俺は全身を貫く快感の嵐に、叫び声をあげてしまう。

  脳天にまで届く鋭い刺激は、全身を痙攣させ、淫らにイッてしまう姿を目の前の虎獣人に見せつけてしまう。

  「乳首でメスイキしちまうなんてよ。淫乱な野郎だ。こんな姿をあの猪親父に晒そうと思ってたのかよ」

  「そんな……」

  そんなつもりじゃなかったと、力無く首を振るが、虎山さんは許してくれはしなかった。

  「このお仕置き棒でしっかり調教してやるよ。旦那様のちんぽこ以外は目もくれなくなるようにな」

  怒りと興奮とで限界までに勃ちあがった逸物は、目を見張るほど膨れ上がっていた。

  ワインボトルどころではない、大人の腕ほどに大きくなってしまっていたのだ。

  赤黒い表面に並ぶ棘も、いつもより大きく鋭さを増している。

  それが亀頭から流れ出る先走りに濡れて、てらてらと輝いていた。

  ……壊されるかもしれない。

  それでも俺は……。

  「虎山さんが、欲しいです……」

  それを受け入れることを、本能で望んでしまった。

  壊されても、おかしくなったとしても、俺は虎山さんだけのものになってしまいたかったんだ。

  「くそっ、かわいい面しやがって……。そんなに言うなら、入れてやるよ!」

  その切っ先を雌穴に突き付けると、虎獣人はゆっくりと腰を押し込んでくる。

  ぐじゅっ、ずりゅっ、ずりゅずりゅずりゅ……。

  いつもとは違う、雌穴を味わうような……いや、それは俺を気遣うような優しい挿入だった。

  きっとお腹にいる子供の事を考えているのだろう。

  その父親としての気遣いが、俺が虎獣人の雌であると実感させた。

  ざりっ、ずりゅっ、ざちゅっ、ぐじゅっ、ずずずずずっ……。

  「んがぁぁぁぁぁっ♡♡!!」

  肉襞をこそげるように動く棘が、蠢く肉襞を押し広げ、傷を与えていくようだった。

  きっと衝撃に、俺の膣肉は真っ赤に腫れあがっているに違いない。

  その感覚はほんの少しの痛みと共に、莫大な快感を俺の身体にもたらすのだ。

  「死んじゃうぅぅぅぅっ♡♡!!」

  肉襞の一つ一つが、まるで独立した性器のように、快感を俺に与え続けた。

  頭が真っ白になり、自分が何を考えているのかすらわからなくなってしまう。

  俺に出来るのは、目の前の分厚い体に抱きついて、ひたすら与えられる快楽の波をやり過ごすことだけ。

  ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ、ぐぽっ。

  いつもほど激しくはないが、確実に俺の肉穴をえぐる逸物の動き。

  それは俺に絶頂の連続をもたらした。

  「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ♡♡!!」

  激しさがない分、重たい一撃が連続して俺の雌穴に叩きつけられる。

  押し込まれ、引き抜かれ、押し込まれ、また引き抜かれる。

  それはただ精を出すための抜き差しではない。

  俺を気持ちよくさせるためだけの、この身体が誰の雌かをわからせるための抽挿だった。

  「いいだろう? なあ、気持ちいいだろうが?」

  汗だくになりながら、興奮で鼻息を荒くする虎山さんの顔は、とてつもなく嫌らしい笑みを浮かべていた。

  まるでちんぽで雌を堕とすジゴロのように。

  いたぶるように、弄ぶように、ゆっくりとした腰遣いで俺の雌穴をこじ開け、快楽に悶えるその姿を楽しんでいるのだ。

  「やだぁぁぁぁぁぁっ♡♡!!」

  フェロモンの濃霧に包まれ、すべての感覚が鋭敏になった俺の脳はすでに刺激の許容量を超えてしまっていた。

  意識を失ってしまえれば、どんなにも楽だろう。

  だがそんなことを虎獣人が許すはずもない。

  ゆるゆると腰を動かしながら俺を絶頂に突き上げたまま悶え狂わせ、気を失いようになれば、腰を激しく叩きつけ、俺を快楽の衝撃で覚醒させるのだ。

  ぬちゅり、ぬこ、ぬこ、ぬこ、ぬちゅり……がちゅんっ!

  くちゅり、ぬちゅぬちゅぬちゅぬちゅ、ずりゅずりゅ、ぬちゃり、ぬこっぬこっ……ばちゅんっ!

  それをひたすら繰り返す。

  

  「おがじぐなるぅぅぅぅぅぅぅっ♡♡!!」

  絶叫することしか出来ない俺の声は、すでに枯れ果ててしまっていた。

  股間は大量のローションでもこぼしてしまったように、白濁液と潮とでぐちょぐちょに濡れているのだ。

  もう何度イッてしまったかなんてわからない。

  むしろイキ続けていると言ってもいいほどだった。

  「おかしくなっちまえよ」

  そう冷たく言い放つ虎山さんは、一向に腰の動きを止めようとはしない。

  自分がイクためではなく、俺を従わせるためだけに腰を振り続けているのだ。

  神経が焼き切れるほどの快感、いや、すでに焼き切れてしまっているのではないか。

  壊れてしまった神経は、もはや虎獣人のもたらす快感だけしか感じない器官へと変貌を遂げているのだ。

  そう、この身体はもう虎山さんのものなのだ。

  抜き差しされるたびに、虎山さんの雌へと作りかえられていくのがわかる。

  虎獣人に媚び、子種を搾り取るための雌膣へと変わってしまったのだ。

  「くそっ、もう我慢できねぇ」

  どれほど腰を振り続けたのか。

  ついには限界に到達した虎獣人は、理性を振り切って、本能で俺の体を押さえ付けると、ひたすらにその腰を叩き付けだした。

  

  がちゅん、ぐちゅり、ごちゅん、ぐちゅん、ぐじゅり、ぐじゅっ、ぐじゅっ、ばちゅん、ばちゅん、がつんっ、ぐじゅりっ、ぐじゅぐじゅぐちゅぐちゅ、がつがつがつがつがつがつがつがつがつがつがつっ、がつんっ、がつんっ、がつんっ、じゅちゅじゅちゅじゅちゅじゅちゅっ、じゅるり、ずるり、ずるり、がつんっ、がつんっ、がつんがつんがつんがつんっ、がつがつがつがつがつがつがつがつがつがつがつ!

  「ん”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ♡♡!!」

  

  その猛々しい肉棒は、俺の肉穴を壊すかのようにただただ掘削していくのだ。

  絡みつく肉襞を乱暴に引き剥がし、肉壁をこじ開け、、奥へ奥へと潜り込んでくる。

  それと同時に、マズルが俺の唇を覆い隠した。

  潜り込んできた舌が、俺の舌を攫うと、もつれるほどに絡みつく。

  俺もそれを負けじと貪るのだ。

  上下の口で繋がって、俺は思い切りその身体を抱きしめる。

  「イクぞぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

  びゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるっっ!!!!

  「あああああああああっ♡♡!!!!」

  噴き上がる雄汁が、俺の腹を膨らませていく。

  今までにないほどの幸福感と満足感に包まれながら、俺はゆっくりと脱力した。

  ……俺は、虎山さんのものなんだ。

  ☆

  甘く優しいセックスが終わり。

  呆けたような俺の隣で、虎山さんは起き上がってさっさと服を身に着けだした。

  「おい、智一。さっさと服を着ろよ」

  「ええ……」

  もう少しこの余韻に浸っていたいのに。

  「何言ってやがる。今からお前の実家に行かねえといけないってのに」

  「へっ? なんで?」

  思わず聞き返した俺に、呆れたような顔をする虎獣人。

  「夫婦になると決めたんだ。お前の実家に行って、挨拶しねえといけねえだろうが」

  「……。え、もう?」

  いきなりの展開に、俺はついていけなかった。

  「何を言ってるんだ。もうも何も、お前の腹には俺のガキがいるんだろうが」

  「……」

  「さっさと籍入れねえと、子供が生まれてきちまうじゃねえか。……お前、歳いくつだっけ?」

  「16歳ですけど……」

  「じゃあ、大丈夫だ。獣人との婚姻は16歳からいけるからな」

  満足そうに笑う虎山さんに僕は尋ねる。

  「あの……」

  「なんだ?」

  「俺……まだ虎山さんの名前聞いてない」

  「そうだったな。俺の名前は勝成だ」

  「勝成さん……」

  これが、僕の旦那になる人の名前なのだ。

  「さあて、未来の両親に挨拶しにいくか。……さすがの俺も、少しばかり緊張するな」

  そう言いながらも、凄まじく威圧感のある笑みを浮かべる虎獣人。

  「さあて、智一、行くぞ」

  「うん」

  差し出された手を握って、俺はベッドから立ち上がる。

  そして、手を握ったまま、俺達2人はホテルの部屋を後にする。

  

  ☆

  僕と一緒に実家へ挨拶に行った勝成さんと、うちの親父とでひと悶着あったのは、また別のお話。

  

  

  

  

  

  

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