ドッペルゲンガー

  茶色い毛並みの熊獣人のビトロが驚きから呼吸を忘れたのは大学2年生の時だった。

  大学のキャンパスを友達と歩いている時、前の方から大学生グループが歩いてきた。そんなことはよくあるがそのグループは見るからに明るく陽気な人達が集まったグループであることが遠目からでもわかる。

  ビトロはいわゆるオタクだ。そして当たり前のようにつるんでいる友達はオタク友達が圧倒的に多かった。ビトロはマンガ、アニメ、映画などを好きなものは数多くあったが中でもゲームが大好きで子供の頃からゲームにのめり込んでいた。もちろん誰でもゲームに興味があり楽しんでしたことはあるはずだが、ビトロはゲームに夢中になるあまり勉強にあまり集中出来ず大学受験で第一志望に受かることが出来ず第三志望のこの大学に落ち着いた。

  そんなビトロはあまり運動が苦手でポッチャリとした肥満体型であった。

  アニメサークルで出会った仲間達もそうである。多くは真面目ではあるがゲームなどの趣味に没頭し勉学が疎かになった人が多かった。そして多数派であったゲームという趣味に仲間達と繋がりオンラインで一緒にゲームをしたりして日々を過ごしていた。

  多くの人は子供の頃ゲームを楽しむ。しかし高校生、大学生と成長していくにつれてゲームというジャンルを捨ててもっと華々しく活発な趣味へと転じていく。

  目の前からそうした陽気な大学生グループがビトロ達のグループと向かい合って近づきつつあった。

  ビトロ達はそうしたグループが昔から苦手だった。そうしたグループに過去何度も軽いイジめを受け自分のことを否定されてきたからだ。

  ビトロのグループはその明るいグループを避けるように道の横に避け道を明け渡す形で歩くことにした。

  すれ違う時チラッとビトロは相手のグループを見ると夏休みにどこに旅行に行ってどう過ごすか、次の飲み会はどこに行くのかなど愉快そうに話し合っていた。外見も話す内容も陽気そうだった。

  しかしそこに1人の男がいた。

  その男はビトロと顔が瓜二つの同じ茶色い毛並みの熊族であった。

  ビトロはもう少しで「あっ!」と声が出そうになり呼吸を忘れ、そして足を止めた。

  そのことに相手のグループは気づくはずもなくその場を後にしていた。

  ビトロは目の前の出来事に驚嘆した。似ているというなんてものではなかった。そのままビトロの首を取ってその人の首に付けたと言ってもおかしくない。ただその顔はビトロが怒った時のような厳つい顔で少し近づき難い表情が普段の顔であるようだった。

  顔はそっくりであったが体型は大きく違った。大柄で太った体型のビトロに比べてその男は大柄ではあるものの太っているというよりはスポーツをしているような体型だ。

  「おい、どうした?早く食堂行こうぜ」

  グループの中で一番気の合う友達である細身のハイエナ獣人ペトルが唖然としながら足を止めているビトロにそう話しかけながら歩み寄ってきた。

  「え、あ、うん……」

  ビトロはうわの空で先を歩いて行っていたペトル達を足早に追いかけた。

  *****

  「はぁ全く同じ顔の奴がいたぁ?どうかしちゃったんじゃないの?」

  ペトルは食堂で呆た顔でビトロの横でカレーライスを食べながらそう言った。他の友達自分でも信じられないといいつつも先程すれ違った男のことを熱く話した。しかしペトルだけでなく他の友達達からもクスクスと笑われる始末だ。

  「さっきすれ違ったグループだろ、あの陽気な。あんなグループにお前みたいな奴がいるわけねぇだろ」

  「いや、体型とかは違ったよ、多分何かスポーツしていると思う。でも顔は本当にそっくりだったんだ」

  ペトルは小馬鹿にしたように笑いながら話を聞いていた。

  「あのさ体型が違ってなんかスポーツしてるっぽかったんだろ。お前みたいなプクプクの丸顔になんかなんねぇよ」

  ペトルはそう言いながらビトロの余分な腹の肉を人差し指でつついた。

  「ちょっやめてよ!本当なんだってば。多分元々丸顔なんじゃないかな、脂肪が付いてるって感じじゃなかった」

  「ふーん。あーでも確かに熊族っぽい奴はいたような気がするな」

  ペトルはビトロがあまりにも熱心にその男のことを話すので少し威圧されているようだった。

  「まぁ別に似てようが似てまいがどうでもよくね?お前に関係ないじゃん」

  「まぁ……それはそうなんだけど。でもさ世界には自分とそっくりな人が3人はいるってよく言うじゃん。あの人、自分のドッペルゲンガーだったんじゃないかな」

  「ドッペルゲンガー!なんかのアニメにも出てきてたな!でも確かドッペルゲンガーに出会うと死ぬんじゃなかっけ。お前死ぬんじゃね?」

  「ちょっとやめてよ。別に自分も信じてた訳じゃないけどさ、本当に目の前に出てくるなんて思ってもなかったからさ。でもこんなことがあったから、何か不吉なことが起きてもおかしくないんじゃないかな」

  ビトロは自分とそっくりの人と出会った驚きと興奮から一転して薄気味悪い恐怖を感じ始めた。

  「なんで大学2年になるまで出会わなかったんだろう。ここってそんな大きなキャンパスじゃないから偶然に出会うことってあってもおかしくなかったと思うんだけど。それにあのグループ、この食堂の方向からやって来たでしょ?ここら辺普通に歩いてるってことだよ」

  「うんうん、そうだな」

  ペトルはすでにビトルのその話に興味をなくしたのか適当な相槌を打ちながら目の前のカレーライスを食べることに専念していた。

  「理系だったら尚更出会っててもおかしくない。文系ってことかな。ねぇ今度文系の方の学食で待ち伏せしてその人と会えるかどうか試してみない?」

  ビトロはその誘いが本気で言っているのかどうか見極めようとしながらビトロのことを横目で見た。

  「別にいいけどさ。あの文系の方の学食の雰囲気、あんま好きじゃねぇんだよな。俺達はなんていうか場違いっていうかさ」

  「1人じゃ絶対いけないからお願い!今度学食で好きなだけ奢るから!」

  ビトロはそう言いながら必死そうな表情でペトルの腕をギュッと掴んで引っ張った。

  「わかったわかった!来週の水曜日は2限ないからその時に待ち伏せするから!後で学食で死ぬほど食うからな、わかったな?」

  ペトルの表情はすぐにほんわかとしたものになる。

  「ありがと!来週水曜ね!お願いだからね!」

  「はいはい。それまでに金用意しとけよ」

  ペトルはそこからすぐに興味をなくしたのかカレーライスを食べながら他の友達と昨日のアニメのことについて話し始めた。

  *****

  「まだ2限だからある程度空いてるな。この後になるとサークルの奴らが場所取りし始めるから。真ん中とか気不味いから隅の方に座るぞ」

  ペトルは文系の学部棟の近くにある食堂の中を見渡しながらそう言った。ビトロとペトルは理系の学部棟に近い食堂とは少し雰囲気が違うことにドキドキしながら食堂の隅、二人掛けのテーブルに座った。

  2限目にあたる時間はつつがなく過ぎていく。2限の終わり頃になると遅めに大学に来た人か2限目が早めに終わった人がチラホラと現れ始め徐々に席が埋まっていった。

  その間ビトロとペトルはスマートフォンをいじったりお茶を飲んだりして時間を潰していく。

  そして2限目の終わり、いよいよ文系の学生達がゾロゾロと食堂へと流れ込んできてすぐ席が埋まっていく。サークルで集まっている人達はメンバーの人数分だけ席を確保してその人達がやってくるのを待っていた。

  ビトロはその頃になると食堂へやって来た人達を1人も見逃すまいと目を凝らして自分と顔が一緒の人物を探していた。

  そして2限目が終わりいよいよ座る席がなくなった時、その人は現れた。

  ビトロは再び目を見開いた。遠くからでもわかる。その熊族の男は自分と間違いなく瓜二つだった。

  その男は他の明るい人達と食堂にやってくるとサークルのメンバーが確保したであろう席へ荷物を下ろすと昼食を買いにカウンターまで財布だけ持って歩いていった。

  「い、いたよ!あの人!」

  ビトロは言葉に詰まりながらペトルに話しかけた。

  「ん?どこどこ」

  ペトルはここまできてもあまり興味がなさげだった。ビトロは席を立ちそうになるほど前のめりでカウンターで昼食を買っている男を指さした。

  「ほらあそこ!熊族の人いるでしょ!あの人!」

  「ん?どこ?あ、確かに熊族のやついんな」

  さすがにペトルも興味を惹かれたのかスマートフォンをテーブルに置くと目を細めて食堂のカウンターの方を凝視した。

  しかしその男はまだ昼食を受け取れておらずこちらから見えるのはその男の背中だけだった。その男の背中は広かった。体育会系のサークルか、もしくは別に部活をしているのか。後ろから見ただけで逞しい男であることがよくわかった。

  また脚もジーンズが張り裂けそうなほど太く男らしいことが後ろ側からだけでもはっきりしていた。

  「すごい混んでるからなかなか買い終わらない」

  「早くしろよな。そいつの顔みたらとっととここから出るぞ」

  なかなか顔を見せないその男にペトルはイライラが募る。

  そしてその男はようやく昼食である定食を受け取り終わるとその男の席の方へと向かって身体を向け歩き出した。分厚い胸板が頼もしい。

  よりはっきりと男の顔が見えた。

  驚くほど自分の顔に似ている、とビトロは思った。何度見ても驚きで唖然とする。

  「ほら!見えたよ!」

  「おっ!あいつだよな!」

  ペトルはより目を細めてその男の顔を見た。瞬間ペトルはテーブルが跳ね上がってしまいそうになるほど強く吹き出した。

  「ぶはッ!くくくっ!ちょ、ちょっと待って!お前が言ってるのあの熊だよな?」

  「そう!あの真ん中の席座った人!」

  ペトルはクツクツと笑いながら真剣な表情のビトロを見た。

  「ちょっとっ!くふっ!やばい変な声でちまう!お、お前さ、マジで言ってんの?あいつが、お前……ぶはっ!」

  ペトルは腹の底から湧き上がる笑いを堪えられずにマズルを両手で閉じさせていた。

  「え?なんで?僕に、そっくりでしょ?」

  「お前ちゃんと朝顔洗う時に自分のこと鏡で見てるか?ちゃんと自分の顔見たほうがいいぞ。いや〜、笑った。お前の顔があんな顔だと思ってるのがウケたわ」

  「え?な?似てないの?なんで?」

  「似てるわけねぇだろ。お前があんなイケメンなわけねぇだろ。どうかしてるぜ。今度他の奴連れてもう一回これやるか?俺だったら恥ずかしくて出来ないけどな」

  ビトロは凍りついた。すぐの距離にいる自分の生き写しのようなあの男の顔がペトルは全く似ていないと言うことが信じられなかった。何度見てもそっくりであるという感想に違いない。

  しかしビトロはあまりにペトルが自分を馬鹿にしてくる態度を取るのでこれ以上はものを言わないことにした。

  「もう帰るぞ。それじゃあ今夜は奢ってもらうからな。死ぬほど食うぞ。購買でもお菓子買いまくるからそのつもりでな、お金用意しとけよ」

  ペトルはヘラヘラしながら足早に食堂を歩きすぐに外へと出ようとした。ビトロも恥ずかしそうにしながらそれを追いかけて食堂の外へと出た。

  最後にビトロは食堂の外から自分と瓜二つの男を見た。目が合った気がした。

  その男はビトロを見てほくそ笑んでいるようだった。

  *****

  パンッパンッパンッパンッパンッ!

  「んッ……んッ……んッ……あっ、気持ちい」

  「俺も気持ちいいぜ。はぁ……はぁ……はぁ」

  ベッドの上、ビトロは全裸で女のような声を出し、女のような胸の膨らみをバインバイン揺らしながら快耽した。

  ビトロはゲイだった。そして恋人がいた。名前はオルス、虎獣人の男だった。

  *****

  小学生の時にしていたあるゲームでビトロは脇役の男のキャラクターに惚れ込んだ。カッコよくて逞しくて雄雄しかった。その当時は自分の性について分からなかったがその後に遊ぶゲームでもビトロは無意識の内に逞しい好みの男を探すようになっていた。

  ゲーム、アニメ、映画、マンガの中でも好みの男を探す癖はやめられず高校生の時に初めてビトロは自分の性について自覚し始めた。だがそれでもビトロはその性についてよく分からない。

  ビトロが大学生になり一人暮らしを始めた時、誰にも邪魔されない生活を手に入れ落ち着いてケータイでその性について調べ始めた。インターネットの中にはその性についての情報は数えきれないほどたくさんあった。ケータイで色々な情報を集めていくと同時にビトロは年相応の性欲の高まり身体がウズウズし始めた。

  セックスをしてみたかった。

  オタクらしくビトロは童貞で漠然とセックスを夢想してはオナニーを繰り返していたが一人暮らしの環境からその欲求は歯止めが効かなくなっていっていく。その頃には女性とセックスをしたいという欲はほとんどなくなり男性への欲しかなくなっていた。

  ビトロはまずは情報を探りハッテン場へと行った。初めてハッテン場に入る時には吐き気がするほど緊張しハッテン場の前を1時間もウロウロした。それでもセックスをしてみたいという欲望からハッテン場へと足を踏み入れる。

  初めは自分の身に何も起こらなかった。その独特の空気感に興奮はしたものの誰もビトロには興味を示さなかった。だがビトロはそこで初めて生で男同時のセックスを覗き見た。インターネット上の動画では何度も見てきたものの間近で見る本物のセックスのいやらしさは凄まじかった。ビトロはその行為を覗き見ながら否応なしに勃起した一物を自分で扱き、果てた。

  それからビトロは尻をいじりはじめた。ビトロは逞しい男に惹かれ、そしてそれを迎い入れたいと思った。通販でローション、ディルド、エネマグラを買い揃えてインターネットの情報を元にして開発を進めていった。

  ビトロには才能があった。開発を始めてすぐにビトロはディルド、エネマグラでイクことを覚え、それにのめり込んでいった。そして尻でイクことを繰り返せば繰り返すほど玩具ではなく本物を尻に入れられたいという欲求が高まった。

  その頃には様々な情報からハッテン場にも色々な種類があり体型や趣向の違いがあることがわかり自分とニーズが合いそうな場所を絞り込んでいた。

  そしてビトロは太った体型に需要のあるハッテン場へと向かった。ビトロはそこで初めての男性同士のセックスを体験した。

  全裸になりドキドキしながらハッテン場の隅の椅子に座っていると大きな身体の獅子族が隣の椅子に座り腕を触ってきたのだ。

  ビトロはそれを期待していたがいざそれが現実のものとなると恐れの方が勝った。それでも獅子はビトロの腕を触り続けた。そしてうつむきがちのビトロの顔に触れると獅子は自身の方に顔を向けさせた。獅子の顔がビトロの間近に迫った。そして獅子は触れ合う直前で止まりビトロの意志を確認した。ビトロの中にまだ恐れはあったものの性的好奇心はビトロの顔を前に進ませた。それを確認すると獅子はビトロの口にキスをした。

  ビトロは男との初めてのキスをとても苦くとても甘いものだと感じた。獅子は強気にビトロのマズルを舐め、口の中に舌を入れて舌同士を絡ませ始めたがビトロもすぐに頭の中が鋭い性欲で満たされると夢中で獅子の口に舐め回していた。

  それによる性的興奮はビトロの一物を痛いほど硬化させそれだけでビトロは果ててしまいそうだった。

  しばらくビトロが無我夢中で初めての男性とのキスに淫沈していると獅子は口を離し立ち上がるとビトロの腕を引き部屋の奥へと引き込んだ。

  獅子とビトロが半個室のスペースに入ると獅子はビトロは優しく床に倒れさせた。

  「かわいいね、君」

  「ッ……ありがとうございます」

  ビトロは声を震わせぎこちなく感謝を述べる。

  「あんまり慣れてないでしょ、こういうの」

  「……はい」

  「じゃあ優しくするね」

  「……ありがとうございます」

  緊張でビトロは全く動けずただただ獅子のなすがままに身体を預けた。獅子は優しかった。身体の上から下まで優快に愛撫を続けビトロの興奮を高め、緊張を溶かしていく。獅子に一物を咥えられ舐められた時には初めての感触に思わず果ててしまいそうになったがビトロはそれが何か恥ずかしいと思いなんとか我慢することが出来た。

  獅子はビトロの雄穴も柔らかにほぐした。舌で丁寧に舐め上げると手持ちのローションを使って滑らせた太い指でクチュクチュと雄穴を外も中も濡らしていく。

  太い指を中に入れられた感触だけでビトロはイキそうだった。

  「ふぅッ……うッ……」

  「気持ちいい?」

  「ッ……はいッ」

  「可愛い」

  ビトロはそう言われるのが恥ずかしくもあり嬉しくもあった。人生の中で可愛いなどと言われるのは子供の頃に親戚の人に言われたぐらいだ。それ以降は自分の体型が恥ずかしいものだと思いながら過ごしていた。獅子のその言葉はそんな卑屈さを温かく溶かしてくれているようだ。

  恥ずかしさからビトロは獅子に全身を愛撫されている間目を瞑っていたが恐る恐る目を開けると獅子の一物が目に入ってきた。息を呑むほどギンギンに勃起していた。そしてそれを見てビトロは少しの驚きの後ゴクリと喉を鳴らす。獅子はその肉棒にゴムをさっと被せると腰を接近させた。

  「じゃあ入れるね」

  「……はい」

  獅子は優しい声でそう言うとビトロの肉付きのいい脚を抱え雄穴に一物を添え、腰の力を入れてズププッとビトロの中へそれを押し込んでいく。

  「ひぅッッ……ふぐぅッ……」

  ビトロは体内の中を登ってくる熱い肉棒の感触に全身を震わせた。じんわりと熱い棒の感触は玩具では味わえない心地よさがあった。

  ズプンッ……

  「はぅッ!」

  ビュパパッ……ビュルッピュルッ……

  獅子の一物が根元までみっちりとビトロの中に入り奥をグイッと突くとビトロはいともたやすく果てた。オナニーや玩具での絶頂では得られない快感と充足感。

  「あれ、これだけでイッちゃった?」

  「はふッ……はふッ……す、すみません」

  「いや謝らなくていいよ。ケツすごい感じるんだね」

  「……感じます」

  「すごい才能あるんだね」

  獅子は温かい声でそう言うとゆっくりと腰を動かし始めた。

  獅子の熱い肉棒の出入りする感覚、そして奥とゴツンゴツンと叩かれる感触、肌と肌が触れ合う感触、全てがビトロにとっては初めてでどれもがビトロの興奮を高めていく。

  ビトロは初めての雄のセックス、ケツを肉棒で侵されることに酔いしれた。

  それから獅子はリズムよく腰をビトロに叩きつけるようになっていきビトロは何度も雄絶頂を味わい射精を繰り返した。

  獅子はそんな乱れるビトロに欲情したのか徐々にその激しさを増していき、それに合わせて腰を振るスピードが増し、いつしかビトロに覆いかぶさるとビトロと熱いキスを交わしながら腰を猛烈に振りビトロを絶え間ない極感へと導く。

  パンッパンッパンッパンッ1

  「あっ、イキそ」

  「ふはッ……ふはッ……僕も……またイッちゃいますッ!」

  「あっ、イク」

  ビュルルル〜〜〜ッ……ビュルッビュルッビュルッ!

  ゴムは付けていたものの自身の中で精を吐き出されたことの淫悦感はすごかった。肉棒よりも熱い液体を肉癖で感じるとビトロもビクビクと悦楽から魚のように跳ねた。ビトロはその瞬間自分の中で殻が破れる音がした。

  それから繰り返し快感のスパイクを体内で発生させるビトロは疲れるどころかより積極的になっていき肉欲のままに自身も腰を淫らに動かしたり、はては獅子と身体を逆にして跨り獅子の上でビタンビタンと身体を上下させて自らケツに肉棒を求めにいっていた。

  ハッテン場での情事は無限に長いように感じたが先に満足したのは獅子の方だった。獅子はビトロから身体を離すと

  「ふぅ……すごいね、君。本当に初めて?」

  「はぁ……はぁ……初めてです……気持ち良すぎて」

  「ほんと?気持ちよかったならよかった」

  獅子は上体を起こしていたがビトロは連続した快感でヘロヘロになり床にへばっていた。

  「よかったらこの後連絡先交換しない?」

  「は、はいっ!是非っ!」

  ビトロのその返答に獅子は優しく微笑むとビトロの腕を掴んで起こし一緒にシャワー室へと向かっていった。

  *****

  それから何度かその獅子とビトロは連絡をし合い予定があると獅子の家に行って雄セックスを楽しんだ。初めはビトロも夢中でセックスに快感を求めて乱れたがその内にだんだんと寂しさを感じるようになっていた。

  獅子は確かに優しかった。しかしビトロのことをそれ以上の存在とは思っていないようだった。お互いに快感を貪られればそれでいいと思っているとビトロは感じた。もちろんビトロもわがままを言える立場じゃないとは思いつつもどうしても愛を求めてしまっていた。

  それからほどなくしてビトロは申し訳なく思いつつも獅子と会わなくなった。

  そしてビトロはそれまで興味のあったマッチングアプリに手を出した。

  マッチングアプリの触り立ての時はビトロもハッテン場へ初めて行った時のような緊張を味わった。アプリへアップロードしているポッチャリとした身体に反応してくる人は少なくなく何度もメッセージをもらったが相手の顔などが分からないことへの心配は尽きなかった。

  何度か実際に会い、そして何度か雄セックスをした。その中で出会ったのが恋人である虎獣人のオルスだった。

  初めてオルスからメッセージをもらった時には他の人達と同じ印象だった。自分のふくよかな身体、穏やかそうなプロフィールの印象が好ましいと言ってくれた。もちろんオルスの顔は分からない。しかしアップされている半裸の肉体は太く逞しくビトロはすぐに会いたいと思った。

  ビトロはオルスと連絡を取りオルスが住んでいる場所に近い中心地の繁華街で会うことにした。

  待ち合わせ場所にある駅の改札近くの人気の少ない場所にビトロは行くとスーツ姿のオルスがそこで待っていた。それまで顔は明かさなかったが事前に知っていた服の特徴や身体の大きさなどからビトロはすぐにその人がオルスだとわかった。ビトロは初めて見たオルスの丹精で逞しく男らしい顔つきをひと目見てど真ん中のタイプだと思い、すぐに惹かれた。ビトロは我ながら節操がないように感じた。

  オルスとビトロは近くの居酒屋の個室で少しお酒でも飲みながらお互いのことを探り探り話し始めた。ビトロは大学生であること、こういった事に少し慣れてきたこと、自分がインドア派のオタクであることなどを緊張しながら話した。オルスは対照的に大人の落ち着いた雰囲気で自分が会社員であること、昔からこういうことをしていること、そして周りを偽装するために何回も女と付き合ったことを話した。

  ビトロはオルスに少しの悪の臭いを感じた。見た目はジムにでも行っているのだろう分厚く身体、なのにスマートな丹精で甘い顔つきで大人の色気を感じるが、その奥にどこか気持ち良いことに目がないような、それのためには他の誰かを騙してもいいというような悪の臭いを感じた。

  しかしそれがビトロには魅惑的だった。

  「そろそろ場所変えねえか?」

  「あ、そうですね。……ただ自分、ここらへんのことよくわかんなくて」

  「大丈夫、俺は詳しいからよ。それともどうする、俺の家来る?」

  「えっ……」

  ビトロはオルスの突然の申し出に一瞬たじろぐ。今日に事をするのかは分からない。したとしてもホテルになるだろうと思っていた。急な家への誘いに戸惑うと同時に全身の血液が熱くなるのがわかった。

  「あっ……じゃあ、行きます」

  「よかった。歩いても俺の家行けるけど少しだけ離れてるからタクシー乗ろっか」

  相手の家に行くということはそういうことだ。この後起こることを想像してビトロは身体の芯を熱くした。

  オルスがその店の代金を全て払うと2人は店を出、車の往来がある道へ行きタクシーを拾った。

  オルスが言った通りにオルスの家は近かった。タクシーの料金をオルスが払うと2人はオルスが住むマンションへと向かった。

  「お金、すみません」

  「全然大丈夫、社会人ならこれくらい」

  オルスがマンションの入り口まで導くとビトロはそのマンションの豪華さに驚いた。優しい外観や通路のライトアップ、エントランスも広く待ち合わせのスペースなどもあり家賃が高いことは容易に想像出来た。ビトロはすぐに自分が場違いなところに足を踏み入れていると感じもどかしい気持ちになる。

  「……あの僕で大丈夫ですか」

  「何が?このマンション、ちょっと驚いちゃったか?」

  「すごい高級そうですよね」

  「まぁ、そこそこ、だな。でも釣り合いのある人を選んでるわけじゃねぇから」

  オルスは優しい顔と声でそう言うとビトロの肩に手を置いて丸っこい身体を優しく抱き寄せた。ビトロはビクリと身体を震わせた後緊張で身体を固まらせた。しかし身体の奥がジュワッと熱く湿り気を帯びた。

  ビトロはオルスの部屋のリビングソファに腰を下ろした。ソファがビトロの重さでブカリと沈み込んだ。ソファは驚くほど柔らかい高そうな革張りのものだった。

  「もうお酒はいいよな?水にする?烏龍茶とかにするか?」

  「あ、お水でいいです」

  「ペットボトルのままでいいよな」

  「はい、全然大丈夫です」

  オルスはビトロが頼んだ通りにペットボトルの水を持ちビトロの隣にドサリと座った。2人の筋肉と脂肪の重さでソファがより深く凹む。

  それからビトロとオルスは交互に外のお店では言えないようなよりディープな性にまつわる過去と今の話をした。

  30分ほど楽しく会話をし話題が徐々に少なくなってくるがより相手のことが分かり始めた時分、オルスがビトロの肩に腕を回してビトロの丸々とした身体を筋肉が分厚い懐に抱き寄せた。

  ビトロもこうなることはわかっていたしそれを望んでいた。しかしいざ自分のタイプど真ん中の人にそうされると緊張せざるえなかった。

  しばらくの間お互いその体勢のまま固まっているとオルスが先にビトロの肩を撫でながら先手を取ってきた。

  「緊張してるんの?こういうこと結構経験あるんじゃなかったか?」

  緊張させているのはオルスの方だ。しかしそれもオルスは織り込み済みだ。

  「え、でも……こういうのってやっぱり緊張しちゃう……」

  「結構初心だね」

  そう言うとオルスは肩に回していない方の手でビトロの顔に触れ、頬、顎、マズルの周りを優しく指先で撫でていく。あまりに甘美な気持ちよさだ。すぐにビトロの顔はトロリとしてきて頭はオルスの指先から生まれる快感に集中するようになった。ビトロはオルスの目を見ると目が合う。オルスは優しいがその奥に何か黒い物がはらんでいるような瞳をしていた。そしてすぐに恥ずかしくなり目を伏せた。

  (この人、ちょっと悪い人かも……)

  オルスはそんなビトロの愛おしむように眺めるとビトロの肉がついた顎を持ち上げてキスをした。滑らかなエスコートでビトロは自然と口を開いていた。

  チュパッ……チュルッ……ジュルッ……チャプッ……

  オルスのキス、舌先の動き、手による愛撫はこういうことが慣れていることがすぐにわかった。オルスの舌にビトロの舌が絡め取られ快悦で満たされ気持ちがそっちに持っていかれると次には手による頬、首、胸への愛撫の快激で気持ちがそちらに持っていかれる。かと思えば少し激しさを増す舌の動き、牙での甘い噛みつきに気をやられる。ビトロの頭はオルスから与えられる快感で振り回された。

  カリカリッ……カリッ

  「ひぅんッ!」

  気がつくとオルスは手から爪を生やしてTシャツの上からビトロの固くなった小ぶりの乳首を引っ掻いていた。ビトロはこのような生活をする内に乳首の感度は高く開発されていた。胸の先端の弾ける鋭い刺激にビトロは一瞬で顔を緩め身体を跳ねさせた。

  「あッ……あッ……あぅッ……」

  「乳首よく感じるな」

  オルスの低い声でそう耳元で囁かれるとまるで耳の中にイモムシが這入ったかのように身体の中がゾゾゾッと震える。ビトロはオルスと目を合わせるとオルスの瞳は目の前の獲物を絶対に逃さないという意志がはっきりみえる肉食獣のものになっている。

  ビトロは少し怖かった。だがそれよりもそんな野性の逞しい男に喰い散らかされたいという淫らな欲望の方が勝った。

  「やだぁ……きもちいッ……やだぁ……」

  「恥ずかしい?すげぇいやらしい子じゃん」

  しばらくオルスはビトロの乳首を爪で服の上からもてあそんだ後Tシャツの裾から手を入れて脂肪がムチムチについたビトロの胸を揉みしだいた。乳首をいじられている時とは違う鈍い握快が胸から全身へと広がっていく。

  「あッ……あッ……胸ッ……すごッ……」

  「胸揉まれて感じちゃうの?雌熊じゃん。ムチムチですっげぇいやらしいオッパイ。後で好きなだけ食い散らかすから」

  「はッ……はッ……はいッ……」

  オルスの手管は見事だった。手だけでなく長い尻尾も使ってビトロの顔、胸、腹を手を魔的に撫で回しビトロの身も心も溶かしていく。そして自ずとビトロの小ぶりな一物は下着の中でカチカチに硬化していた。オルスはビトロの全身に絡ませた太く長い尻尾でズボンの上からくすぐるようにビトロの一物をもてあそんだ。ビトロの全身の細胞が淫快のことしか考えられなくなっていく。

  「はぁーッ……はぁーッ……はぁーッ……」

  「トロトロだね。ここでするのはちょっと勿体ないだろ。あっちいこうぜ」

  オルスはソファから立ち上がると快感でクネクネになってしまっているビトロの腕を掴み寝室へと導いた。

  *****

  パンッパンッパンッパンッパンッ!

  「はふッ! はふッ! はぅんッ! しゅごッ! しゅごッ!」

  「すっごいマンコとろとろ。可愛い顔してこんな淫乱なんだな、お前」

  「チンポしゅごぃッ! しゅごぃッ!」

  オルスに両脚を屈辱的なほど広げられ無防備なビトロの穴の中に激しくオルスの肉棒が出入りする。ビトロは不敵な笑みをこぼすオルスを見上げながら肉棒が雌穴の中と衝突する快感で喘ぎ、身体を震わせるしかなかった。

  (しゅごしゅぎぃ……このチンポ……勝てない……壊されちゃう……)

  ーーーーー

  オルスの家に来たということはこういう事をするということだ。

  ビトロはオルスの寝室に連れ込まれ1人が寝るには明らかに大きい、誰かと寝ることを前提としているようなベッドの上に転がされると手品のように衣服を剥がされた。すぐに全裸にされるとオルス自身も早業で衣服を脱ぎベッドのそばに投げ捨てた。

  「裸も可愛いな。今日はたっぷり可愛がってやるからな」

  裸のオルスの肉体は間近で見ると写真で見たときよりも筋肉が多く肉厚についており肩幅が広く、そして適度な脂肪が乗っている印象を受けた。オルスの筋肉によってふくよかになっている肉体からは雄の臭気、雄の硝煙が立ち上っているようだった。身体を出来上がらせられたビトロは視界からも責め立てられているようだった。

  オルスはベッドに裸で転がるビトロに狩りをする獣のように覆い被さると激しく、しかし肌で感じるのは驚くほど優しい愛撫を始めた。

  ビトロの丸い耳、顔、肉の付いた顎、首をじっくりと舐め回し、胸を揉みしだき、乳首を下品な唾液を啜る音を立てながら嬲り、脂肪が分厚く乗っかった腹を撫で、揉み舌を這わせた。

  一連の動作は荒々しくもあったがビトロには不快どころが快楽に身を捩るほどだった。

  (この人……すごい慣れてる……)

  ぼんやりしていく意識の中でビトロはそう思ったがすぐにオルスの手、舌、牙から繰り出される刺激に身体を跳ねさせ粘っこい吐息を吐き出さされる。その間もオルスの丸太い尻尾が蛇のように這い回りビトロに優しい快感を与えている。

  オルスの動きは止まらなかった。オルスの顔がビトロの下腹部に来るとオルスは肉の付いたビトロのムッチリとした太ももに歯を立てて齧り付く。牙を立てて少し痛いくらい噛みつきながらその後を自由自在の舌で優しく舐め取っていく。痛みが何倍にもなって快感へと変わることにビトロは身体をクネクネとさせて感じ入った。

  「すげぇ身体。ムチムチでやべぇ」

  そしてオルスは太い腕でビトロの両脚を無理矢理開かせると股間に顔を突っ込み止まることなくビトロの雄穴に舌を這わせ始めた。

  ビトロの視界は自分の丸い腹で遮られ直接見ることは出来ないがオルスはビトロの両脚の間で壊れた排水管のような汚らしい音を立てて舌を乱舞させていることがわかった。雄穴をチロチロと舐められたかと思うと陸にあげられた魚が跳ねるように舌を暴れさせ口から溢れた唾液をヂュゾゾッと音を立てて啜る。そして雄穴の中ももちろんザラついた舌を突きこまれて中の肉壁をゾリゾリと削られていく。

  「すごッ……すごッ……やばッ……やばッ!」

  オルスの激しくも的確な舌攻に身体を小さく暴れさせるがオルスはビトロの太ももを両腕でガッチリと抱えて逃さない。ビトロの淫穴から淫液がトロトロと溢れて止まらず、それをオルスは誇張するかのような大きい水音を立てて啜っていく。その音を聞くだけでビトロは辱めを受けているようであり、そして同時にそのことが恥快として興奮を掻き立てた。

  ビトロの股からオルスが顔を上げるとマズルは唾液と愛液でグッショリと濡れていた。オルスは口の周りをベロリとビトロの顔を見ながら満足そうに舐め上げる。そしてオルスはそのまま身をビトロの両脚の間に置いたままビトロの片脚を持ち上げ開かせるとスルリと指を卑穴の中へと滑り込ませる。すでにオルスの唾液とビトロの淫液でふやかされた穴はオルスの指をいともたやすく飲み込んでいく。

  オルスの指が入るむず痒い感触にビトロの身体はピクリと反応した。しかし次の瞬間オルスの指が鉤爪のようにグリッと曲がりビトロの快点を的確に押し潰した。

  ブヂュウゥッッ!

  「ひうぅぅッッ!」

  「ふふ、ここが弱いんだな。じゃあここは?」

  オルスが中で違う箇所に指先を移動させると再び指を曲げて肉点を押し潰した。

  ブヂュウゥッッ!

  「ひゃんッッ!」

  「はは、すごいだろ。大体中触ればどこが弱いかわかんだよな」

  「あッ……あッ……やばいかも、です」

  「大丈夫だ、リラックスして横になってろ」

  そう言うとオルスは砂場で砂を掻き出すように嵐烈に指をガシガシと動かしビトロの中の肉壁を擦り、練り潰し始めた。

  グヂュヂュヂュヂュヂュッッグヂュヂュヂュヂュッ!

  「ひッッーーーーーーーーぐぅぅぅッッ!」

  「あーすっげ、中ぐっちょぐちょ。どんだけマン汁出してんだよ。」

  オルスの指はビトロの中でまるでランダムに、そして中を傷つけてしまうのではないかというほど劇烈に動いているように感じるが、奏でられる轟音に反してビトロの中は優しく擦り上げられ、そして厳しく淫点を捻り潰していく。気がつけばビトロの中に入れられた指の本数は増えており、その指一本一本が中の快点を擦り潰しまくっていた。

  グヂョヂョヂョヂョヂョヂョヂョヂョヂョヂョッッ!!

  「ふぐぅぅぅッッ! ふぐぅッ! ふはッふはッふはッふはッ!」

  (これダメッ! これダメッ! 身体追いつかないッ! 身体、飛び散っちゃうッ!)

  「もうイキそうか?中キュウキュウしてるぜ?勝手にイって大丈夫だからな。まぁイったところで指止めねえけど」

  身体をビクンビクンと跳ねさせるビトロのリビングにいた時から固まっていた一物が同調してブルンブルンと粘液を撒き散らしながら跳ねる。ビトロの中から生まれる圧快が脳まで迫り上がってくるとビトロの一物はドクンドクンと心臓のように膨縮して中に溜め込んだ猥液をポンプのように吸い上げ吐き出した。

  「イッッッーーーーーーッ!」

  ビュルルルッ……ビュパッ……ビュパッ……ビュパッ……

  「おー、イってるイってる。でもまだまだ出し足りねぇだろ、おら」

  「はぁーーーッ……はぁーーーッ……はぁーーーッ……」

  ビトロの可愛らしい一物から白濁液がピュルピュルと解き放たれて丸いお腹の上にパタパタと降り注ぐ。一通りの放精が終わるとビトロは肩を上下させて呼吸をし己を落ち着かせた。

  しかしそんなビトロを他所にしてオルスはビトロが快頂を迎えている間は止めていたビトロの中の手を再び激しく動かし淫穴から井戸水のように淫液を掻き出し始めた。

  グルヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュッッ!!

  「うッッッぐぅぅぅぅぅぅぅッッ! やめッ今ッ無理ぃッ! ひぐぅッひぐぅッ!」

  (今、ヤバいッ! ケツ敏感だから、ヤバいッ! あ、またイク、またイク、またイク! やば、止まッ! ヤバッ!)

  「ほ〜ら、すぐまた指に吸い付いてくるわ。もうイキそうだろ。今日壊れるまでイカせまくるからな」

  快感が煙のように残る雄膣内で再びビトロの快点をオルスの指で乱暴に、しかし痛みなく的確に押し潰される。それだけでまたビトロは簡単に頂へと押し付けられる。

  グチュチュチュチュチュッッ!

  「ひッッぐぅぅぅッッ!」

  ブチュルルルッ……ブリュンッ……ビュルンッ……ビュルンッ……

  「すっげぇすぐイクじゃん。ケツ弱弱じゃん。もっと滅茶苦茶にしたくなるわ」

  「はぁーーーッ……はぁーーーッ……ちょ……ちょっと……待って……」

  「待たない」

  オルスは立て続けの絶頂を迎えたばかりで息を荒くし脱力しているビトロに無慈悲な言葉を投げかけると再びビトロの中で指を苛烈に動かし始めた。

  ーーーーー

  パンッパンッパンッパンッパンッ!!

  「あッあッあッあッ! はぅッ! ひッ! ぐぅッぐぅッぐぅッぐぅぅぅッ!」

  (だ、めぇ! だ、めぇ! もう、よくわかんにゃい……イキ、過ぎ、よくわかんにゃい……)

  オルスに身体を衝突させられる度にビトロの雌のような雄乳がブルンブルンと揺れ動く。

  ベッドの上では手前戯だけで何度もイかされヘロヘロにされた全身を脱力したビトロの両脚を抱え開きオルスは腰をビトロの股間に衝突させまくる。

  パンッパンッパンッパンッパンッ!!

  「すっげぇマンコ。チンポに絡みつき過ぎ。おら、もっと顔見せろ」

  「はぁッ! はぁッ! 顔ッ? 顔ッ?」

  「あ〜あ、もう完全にブッ飛んじまってるな。あーでも可愛い。すっげぇ可愛い顔してる。もっと俺に可愛い顔見せろ」

  ビトロは己の雄穴にオルスの淫棒を突き立てられて何度淫頂を迎えさせられたか分からない。視界は周り、口は満足に閉じることが出来ず唾液がトロトロと溢れるのを止められず、腹周りには何度も噴き上げさせられた雄体液でビッシャリと濡れていた。

  パンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!

  「はひゃッはひゃッ! ふにゃぁッふひゃぁッ!」

  「すっげぇ可愛い、すっげぇ可愛い。その顔見てるだけでチンポがちがちになってくるわ」

  (もうわかんにゃい……チンポしゅごしゅぎて……もうわかんにゃい……ずっと気゛持゛ちいい……ずっとオマンコ……気゛持゛ちいい……あっあっあっあっ……またイクかもぉ……またイきゅ……またオマンコ……きゅうんきゅうしてる……止まんにゃい……)

  「あ〜ビクビクきてる。全身モロ感過ぎるだろ。もうイクだろ?俺と一緒にイこうぜ、なぁ」

  そう言ってオルスはより強くビトロの両脚を抱え込むとより二人の身体を密着させ短いストロークで力強く腰を叩きつけビトロの中の柔点を肉棒でブチュブチュと潰し上げまくる。

  ビトロは雄穴の中からゾンゾンと突き上がってくる淫快に全身を小さく、大きくを繰り返しながら震わせてうわ言のような靡声を上げながら絶頂へと導かれていった。

  パンッパンッパンッパンッパンッパンッ!!

  「うッッッッぐぅぅぅぅぅッッーーーーーーうッ!!」

  (またイグッ! イッグゥッ! イグイグイグイグッ! 頭、破裂しぢゃうッ!)

  ビュルルルル〜〜〜〜ッ……ビュッパァッ……ビュッパァッ……

  可愛らしい一物からまだ余っていた雄液がピュルピュルと弾け飛ぶとすでに体液でビショビショになっていた丸く柔い腹にビタタッと落ちる。

  「俺もイク、俺もイク。奥んところで出すからな、な?俺のザーメン感じ取れよ、な?うッうッくぅッ……イクッ」

  バチュンッッッ!!

  「ひぐっ!!」

  ビュルルルルルルルルルル〜〜〜〜〜ッッ……ビュルルルルッ……ビュルッ

  オルスはガッチリとビトロの肉太い両脚を千切れるほどの力で抱え込み腰を目一杯前に突き出すと、ビトロの淫穴の突き当りの壁が変形するほど肉棒で強く突き上げ、そしてそこで溜めに溜め込んだ淫液をドップリと吐き出した。

  しばらく両者は吐精の間、そしてそれが終わっても尚連続する快感に身を震わせながらも硬直しその波を目一杯身体の芯で味わい尽くす。

  オルスの長い長い射精が終わると糸が切れたようにビトロの上にドサリと覆い被さりとびっきりの優しい甘いキスをビトロにした。

  ビトロもまだ身体の中で快感が心地よく暴れているが覆い被さったオルスの太い首に腕を回してゆっくりと舌と舌を絡ませた。

  幾分がそうした後オルスはビトロから顔を離す。

  「なあ、俺と付き合わねえ?」

  「へ?」

  あまりにもズルいタイミングでの告白。ビトロは耳を疑ったがすぐに目の前の好みの、タイプの、逞しい、雄雄しい、強い性の虎を見ると心がフワリと解かれていく。

  「はい……お願い……しましゅ」

  「おっし!じゃあもうちょいセックスするからな!まだ出したりねえからよ!」

  「え!?え!?え!?」

  グッタリしつつも慌てた様子のビトロを尻目にオルスはまだビトロの中で硬度を保つ肉棒を腰を動かして突き刺し始める。

  「ちょッ!ちょっとッ!ひゃんッ!」

  ビトロの冷静な思考が再びのオルスの肉棒によって突き上げられていく快感で上書きされていく。

  (やっぱり……この人……悪い人だ……)

  しかしその悪い部分もビトロには魅力に思えてならなかった。

  *****

  ビトロの中にコンプレックスというほどのものがあったわけではない。しかしビトロは子供の頃から引っ込み思案で少し臆病、そして好きになるものもインドア。どこか日陰を想像させるものだった。

  恋人のオルスの自身に満ち満ちた姿、男らしく雄雄しい肉体を見ていると自分がそうなっていた人生もあったかもしれないと夢想してしまう。

  もし自分がそうなっていたらオルスとは出会っていたのか。また別のオルスの顔が見れたのではないか。出会ったとして関係性はどうなっていたのか?

  友達との関係は?友達との間でもビトロは少しだけ笑われることがある。そんなことももしそうなったとしたら?そもそも自分がそうなっていたら今の友達とは友達になっていなかったかもしれない。いや、なっていなかっただろう。だがそれでももし自分がもう少しでも強かったなら、逞しかったなら?

  ビトロは今の自分だからこそ友達と仲がよく、オルスに愛されることが分かっている。

  でも、そんな自分がもしいたら?

  *****

  ビトロの周りで異変が起き始めたのはまず大親友のペトルについてだった。

  ペトルがサークルに顔を出す頻度が少なくなった。大学でのレポートが増えた、バイトが増えた。それはあるかもしれない。しかし大学のレポートが課されているのはペトルだけではないし、バイトも今までの量で生活を出来ていた。

  しかしたまにペトルと会う時にそこはかとなく最近のことを聞いてみても「バイトが忙しい」としか答えなかった。

  何かお金のかかる欲しいものが出来たからバイトの量を増やしたのか?しかしそれらはビトロ達に連絡を取ることが少なくなった理由にはならなかった。

  深夜にネット上で集まりゲームを一緒にすることも少なくなった。別にビトロや特定個人との関係が気不味くなったわけではなさそうだった。ただ単にビトロ達のグループ全体との関わりが少なくなっている。

  ペトルはビトロが大学に入って初めて出来た友人の1人だった。それから一緒にアニメサークルに入り講義も一緒に受けてきた。その関係がここ数週間で変わるとは思えなかった。

  

  ビトロは時々会う時に話してもペトルはどこかうわの空だったり何かに焦っているようだったり何か後ろめたいことがありそうだったり、そして何か恥ずかしそうだった。

  大親友との間に何か壁が出来てしまったようでビトロはただただ寂しかった。

  ーーーーーー

  ビトロがそんなペトルと大学から少し離れた繁華街の中心地から少し離れた場所、そして驚くべき人と一緒にいる時に出会った。

  ペトルは大学内で見つけたビトロとそっくりの顔をした男と一緒に歩いていた。

  あまりのことに一瞬ビトロは呼吸と歩みを止めた。自分そっくりの顔の男と親友のペトルが一緒に歩いていることに困惑と驚きがあった。

  ビトロはバイト終わりに深夜までやっているアニメやゲームのソフトを売っている中古屋に行っていた。その帰りに繁華街の中心のバス乗り場に向かう途中、ペトルとその男はいた。

  一瞬ビトロは声をかけるべきがどうか迷った。ペトルだけならば声をかけていたが自分にそっくりの男がすぐ隣にいることが異質で気味が悪かった。

  そして先にビトロのことに気がついたのはペトルの方ではなく名前も知らない男の方である。その男はビトロと目が合うと不思議な表情を浮かべた。

  すぐ後にペトルがビトロの存在に気がつく。ビトロのことを見つけたペトルはあからさまに驚き、そして焦っていることが分かった。ペトルはビトロから目を逸してそのまま歩いていこうとしていたようだったが一緒にいるその男は馴れ馴れしくペトルの肩を抱くとビトロの方を指さしてニヤリと悪いとペトルと引っ張るようにしてビトロの方へと近づいてきた。

  ビトロは一瞬逃げてしまおうかと思ったがそのまま仁王立ちでペトル達が寄ってくるのを待った。

  「よぉ、こいつお前の友達、だよな?」

  「……はい、そうっすね。ビトロっていいます」

  「あ、どうも……」

  ペトルはビトロの眼前に来てもビトロに見られるのを恥ずかしがっているようだった。

  「ビトル君ね。俺はガリヤ、よろしくな」

  「あ、はい……」

  男は半ば強引にビトルの手を掴むと握手した。

  そのゴリヤというビトロと顔が全く同じ男の身体は大きく精悍だった。身長も3人の中でも一番高かった。夏でもないのにTシャツ一枚なのは体温が高いからなのか、それとも自身の肉体に自信があるからなのか。とにかく全身が分厚かった。Tシャツから出ている首、腕が太く、Tシャツの上からでも胸は大きく膨れ上がり、胴体も寸胴のように太く、ダメージの入ったジーンズもぶっとい太ももでパンパンに膨れ上がっていた。

  声も特徴的だった。低くざらついた声で聞いた人に男らしさ、荒々しさ、逞しさをすぐに感じさせる。実際ビトロはその声に威圧された。

  顔はビトロの目には全く同じに見える。毛並みも同じ茶色の熊族。しかし顔はビトロの柔い表情よりも険しい顔が普通であるようだった。また身体、声、そして性格は全く違う。

  「同じ大学だよな?」

  「……そうっすね、ビトロと俺は理系ですけど」

  「そっか。俺は文系だからよ、あんま会わねえけどな」

  目の前で自分と瓜二つの顔の男と会話していることにビトロは薄気味悪さを感じる。しかもペトルの方はそれが全く似ていないというのだからビトロはその感情を自分一人の中に押し込めるしかない。

  顔は全く同じ。しかしそれ以外は全く別だ。

  ビトロは会話が途切れそうになるのを気不味く感じペトルに意を決して2人の関係を聞いてみた。

  「ふ、2人は、知り合いなの?」

  「え、ああ、うん……」

  「こいつとはたまたまバイト先が一緒でよ、俺が後から入ったから仕事のこと色々教えてもらう間に仲良くなったんだ」

  「……あ、そうなんだ。さっきまでバイト?」

  「そう、今日はバイト終わる時間も一緒だったからこれから飲みに行こうと思ってよ。君も来る?」

  思いがけないもう一人の自分からの誘い。

  「あ、いや、いいです。ちょっと……これから予定あるんで」

  ビトロは反射的にそう答えてしまう。先程からビトロの心臓はバクバクと跳ねる。顔がそっくりだからという驚きからではない。確かにこの男は身長も身体も大きいがそれだけではない面と向かった人を強圧する何かがある。

  初めてもう一人の自分とまともな会話をした興奮から言葉に詰まっているとその男はニヤニヤしながらスマートフォンを取り出した。

  「ここで会ったのも何かの縁、だろ。じゃあ連絡先交換しようぜ」

  「え……」

  街でたまたま出くわした友達の友達と連絡先を交換するか?それが普通なのか?急で意外な申し出に固まっているとその男はスマートフォンでビトロの身体をプニプニと突いた。

  「俺色んな人と知り合って会話すんの好きなんだよね。こいつも俺の知らないこと沢山知っててよ、話してて楽しいんだわ」

  そう言ってゴリヤは肩に回した腕でポンポンとペトルと優しく叩いた。その行動にペトルは少し驚き身をびくつかせると何か恥ずかしそうにビトルから目を逸した。

  「あ、いや、連絡先交換全然いいですよ」

  ビトルは急ぎ気味に自分のスマートフォンを取り出すと近くの人と連絡先交換が出来るモードへと切り替えた。

  「お、出てきた。じゃあ連絡先送るな」

  すぐにビトロのスマートフォンにゴリヤの連絡先が送られてくる。何か良くないものが自分のスマートフォンに入り込んだような気がした。

  「これで俺達も友達だな」

  ゴリヤはニカッと笑いながらビトロの肩を荒々しく叩いた。ビトロはすぐに人との垣根を超えてくるゴリヤの力を少し煩わしいと思いつつも、どこかうらやしいと思った。

  「じゃあ先行くから。また何かあったらお話しようや」

  肩に回した腕でグイッとペトルを引っ張ると繁華街から離れた方向へと歩きだした。ペトルはビトロと目も合わせずにそそくさと足を進めた。

  「それじゃあよろしくな、ビトロ君」

  「あ……はい……」

  去り際にゴリヤはビトロに向かってそう言った。その言葉は何か違和感のあるネットリとした声でビトロを上から見下ろす顔は悪い男の顔をしていた。

  2人とすれ違う時ビトロはゴリヤが付けている甘ったるい香水の臭いを嗅いだ。

  ビトロは去っていく2人の後ろ姿を見送ったがそれはどこか忍ばれるものがあるように感じる。

  (ここからどこ行くんだろう。そっちは居酒屋とかあんまりないホテル街だけど)

  *****

  それからしばらくしてまたビトロの周りで変化があった。

  オルスから連絡が少なくなり、会う機会がめっきり減ってしまったのだ。

  これまで双方からメッセージを送り合っていた。オルスがビトロを想った時、ビトロがオルスを恋しがった時。もちろんオルスは会社で働きビトロは大学で勉強をしている。そのため思い通りの時メッセージに返信が出来るわけではないがそれぞれの休憩時間などの空いている時には必ずメッセージが来ていないか確認しすぐに返信をするようにしていた。

  しかしある時からオルスからの返信が遅くなったようにビトロは感じ始める。それもオルスからメッセージが送られてくる頻度も少なくなったように感じた。オルスは社会人として働いている。だから最近仕事が忙しいのかとビトロは一人で納得をしていた。

  だがそれだけではなかった。

  久しぶりにオルスと会うことになったビトロは浮かれていたが反面オルスはどこかうわの空、どこかビトロという存在に集中しきれていないように感じることが多くなった。

  またその違和感はセックスの時でもある。これまでオルスはまさに肉食獣のようにビトロを求めそしてテクニックで屈服させてきた。その自信に満ち壮烈な淫牙にビトロは喜んで捕食され快感に酔いしれていた。

  しかしある時からそんなオルスのセックスに何か物足りなさを感じるようになった。ビトロはそれが自分のワガママなのかと考えていたがやはりそうではない。オルスの被虐心を刺激される雄攻めが弱くなり、セックスを続ける時間が短くなり、終わった後にもどこかそっけない態度を取るようになっている。

  ビトロは恋人としての冷停期に入ったのか、それともビトロにもう愛を抱かなくなったのか、そしてそのまま捨てられるのではないかということに怯えた。オルスにビトロは自分に何か悪いところがあるのか聞き出そうと会話の中でそれとなく聞いてみたりもしたがオルスはなんともないような顔で会話を逸してくる。

  ビトロは徐々に自分の方からオルスにメッセージを送ることに躊躇するようになっていった。自分からメッセージを送りそれの返信が何時間も後、1日後などに返ってくることに傷つくからからだ。

  普段の生活小さな焦りをビトロ感じるようになっていった。

  *****

  ある日のこと、ビトロの日常が崩れ始めた。

  ビトロはその日大学の講義が終わるとサークルの仲間と少しだべった後バイトもないので一人家へと帰った。時間もあったので貯めていたアニメを見たりゲームを遊んだりしようかとも思ったがどうにも気が乗らない。変異している日常にどこか疲れを感じてしまっていたのかもしれない。

  ベッドの上で寝転びながらぼーっとスマートフォンでSNSの情報を流し見しみする。その内容はあまり入ってこなかったがそれ以外にすることがなかった。

  すると丁度その時メッセージを受信した。送り主はゴリヤだった。すごく嫌な予感がした。

  メッセージの傍らに表示されるゴリヤのアカウントのアイコンには逞しい身体の自分と同じ顔をした熊獣人が写っている。心臓の鼓動が早くなる。

  《今こっちで遊んでんだけど、来ない?》

  意外過ぎる内容で気味が悪かった。『こっち』とは繁華街のことだろう。だがゴリヤのような明るく自信のある人間が自分のような湿り気のある人間を遊びにさそうはずがないとビトロは少し卑屈にそう思った。そのメッセージに何か罠、のようなものを感じ取った。

  ビトロはすぐに断りのメッセージを送ろうと思ったがどんな文章にすればよいのか悩んでいる内にゴリヤから次のメッセージが送られてきた。

  《ペトルのやつの一緒にいんだけど、どう?》

  ペトルといるという情報にビトロはもうそこまで驚かなかった。すでに同じバイト先で知り合っていることは分かっているからだ。先日ペトルがゴリヤと仲よさげに歩いているところに出くわした時はその意外さに大きく驚いたが、それでも度々一緒に遊ぶ仲になっていることには小さな異驚があった。

  少しビトロはペトルがいるならとそちらへ向かおうかと少し考えが揺らいだ。しかしペトルと共にいるのはゴリヤ、自分と同じ顔をした男、それも雄雄しさに溢れ多くの人を惚れさせるような魅力を持った薄気味悪い存在だ。ビトロはすぐにその考えを捨てやはり断りのメッセージを送ろうと文字を打ち込み始めた時にそれを遮るようにゴリヤからメッセージと、そして動画が送られてきた。

  《ペトルと楽しく遊んでっからさあ、お前も来なよ》

  ビトロは動画のサムネイルを見て酷く混乱した。小さく表示されたそれはビトロが想像しているものとは大きくかけ離れているようだった。

  心臓を一跳ねさせた後にビトロは恐る恐る動画を見るために画面をタップすると動画がスマートフォンの画面いっぱいに再生される。

  『んほぉッ♥ んほぉッ♥ すごッすごッ♥ ケツぶッ壊れるッ♥』

  『ケツじゃねぇって。マンコなマンコ。俺の女だろ、自覚しろ』

  ズヂュンッ! ズヂュンッ! ズヂュンッ! ズヂュンッ!

  画面の中で筋肉で盛りに盛ったゴリヤと細身のペトルが裸で交わり合っていた。どこかのホテルと思われる一室。ベッドの近くで落ち着いた間接照明で2人が照らされている。カメラはベッド際のテーブルの上にスマートフォンを固定して撮影されているようだ。

  そんなことはどうでもいい。

  ビトロの喉は急速に乾いていき心臓は恐ろしく激しく鼓挙しそれに合わせて肺がヒクヒクと震え呼吸が浅くなる。スマートフォンを持つ手が揺れ、瞬きを忘れる。

  画面の中の光景を未だに信じられず処理しきれていない。

  それはまるでアダルトビデオのようだっだ。

  ペトルがベッドの上で仰向けで寝そべり両脚をカエルのようにはしたなく広げられゴリヤに組み敷かれている。ゴリヤは両手を拳にしてペトルの両脇に置いて覆い被さっている。そしてゴリヤは工業機械のような激しさでペトルの股に自身の股間を叩きつけていた。

  バンッ! バンッ! バンッ! バンッ! バンッッ!

  『イッグッ♥ イッグッ♥ イッグッ♥ イッグッ♥ マンコいっぐぅッ♥』

  ビッッグンッ! ビッッグンッ! ビッッグンッ!

  「この前までホモセックス知らなかったのにあっちゅうまにケツイキ覚えたな。お前のマンコイキ癖つくようになってもっと気持ちよくなったわ。おらイケ、おら」

  バチンッ!

  『ふぐぅッ♥ イッッ………………グッ♥』

  一瞬の間をあけてペトルの身体が陸に上がった魚のようにビックンビックンとベッドの上で跳ねた。ペトルの顔は一見すると苦悶の表情のように見えるがそれは衝突するような快感のせいだろう。

  『マンコヒックヒク。どう、もっと欲しいか俺のチンポ?』

  『もっどッ♥ 欲゛しいッ♥ ゴリヤひゃんのチンポォッ♥ もっど欲゛しぃッ♥』

  『素直に言えるようになってきたな。そいじゃあもっと俺のチンポでぶっ壊してやるからよ』

  ドブチュンッ!

  ゴリヤはゆっくりとペトルの股から股間を離すと一際大きく腰を叩きつけた。

  『おッ……ぐぅぅぅッ♥ いッまッ……やっばぃッ♥ 少゛しッ休゛まぜてぇッ♥』

  『お前の都合なんて知らねえよ。ヒクヒクマンコめっちゃ気持ちいい。腰勝手に動いちまうわ』

  バヂュンッ! バヂュンッ! バヂュンッ! バヂュンッ!

  『お゛ッ♥ お゛ッ♥ お゛ッ♥ お゛ッ♥ 待゛ッ♥ 待゛ッ♥』

  『もうギュウギュウチンポ締め付けんじゃねぇか。もうイクのか、お前。あっすっげぇ、マンコの奥どんどん下がってくるわ。とんだチンポ狂いになっちまったな、お前』

  『お゛ッイグッ♥ お゛ッイグッ♥ おっおっおっおっ……………ぐぅぅぅッ……イッッグッ♥』

  ビグンッ! ビグンッ! ビグンッ! ビグンッ!

  先程と同じ、いやそれ以上の強さでペトルが痙攣をする。

  『あ〜すっげ。ここいらで一発種付けしとわ。マンコでしっかり締め付けて最後の一滴まで搾り取れよ。お゛お゛お゛ッ……イッグッ!』

  音は聞こえない。しかしウットリとした表情のゴリヤの寒さに耐えるような身体の震え。その震えの長さで多量の雄種がペトルの中にしっかりと注ぎ込まれたことが伺える。

  ゴリヤの震えが止まり吐精が終わったと思われるとゴリヤは撮影をしているスマートフォンの方を見つめてニヤリと笑った。その顔は自分と同じ顔だ。しかしあまりに邪悪な顔だった。

  2分ほどの動画はそこでプツリと終わっていた。

  スマートフォンを持つビトロの手はグラグラと揺れたまま、呼吸は浅く、心臓が胸を強殴している。頭はこの動画の内容を咀嚼することがまだ出来ない。

  自分にそっくりの男がペトルを支配していた。ビトロは自分がペトルを屈服させている錯覚に陥った。

  ビトロがベッドに横になったまま身動き出来ないでいると何も文字のメッセージはなく新たな動画がゴリヤから送られてきた。

  ビトロは反射的に動画の再生ボタンを押した。

  ゴプゥッ……ゴプゥッ……ゴプゥッ……ゴプゥッ……

  『俺が教えた通りに喉動かせ。チンポ咥え込む時は喉緩めて抜く時は目一杯喉締めろ』

  『ゴプッ……ゴプッ……ゴプッ……』

  ベッドの上で裸のまま仁王立ちするゴリヤの下でかしずくように座ったペトルがゴリヤの肉棒を喉の奥まで咥え顔を前後させていた。。ペトルのマズルを超えて喉奥まで届く長さのゴリヤの肉棒がペトルの顔の動きに合わせて見え隠れする。その長さ、太さの異常さは遠目からの撮影にも関わらずはっきりと認識出来た。

  ゴップッ……ゴップッ……ゴップッ……

  『おっすっげ、メッチャ積極的にチンポに喰らいつくじゃん。喉でチンポ味わうの、やっと覚えたか?』

  「ゴプッゴプゥッゴプゥッ……」

  ゴリヤの極太の肉棒を喉奥まで迎え入れているため声にはなっていないがペトルはゴリヤの顔を見上げながら何かを言っているようだった。そのペトルの顔は薬でもやっているかのように表情筋が緩みきりとてもではないが人に見せることが出来ない顔になっている。

  マズルの端からダラダラと垂れる唾液が氷柱のようにベッドの上へ落ちていく。

  陶酔したような表情のペトルはゴリヤに命令された訳でもないのに肉棒を扱く顔のスピードを上げた。

  ゴポッゴポッゴポッゴポッゴポッゴポォォォッッ!

  『お〜すげぇすげぇ、いつからこんな技覚えたお前。喉がチンポでグチグチ絡みついて気持ちいいわ。しっかり喉マンも仕上がってきてんじゃねぇか』

  『ゴブプゥッ……ゴブプゥッ……ゴブプゥッ……』

  ゴリヤにお褒めの言葉をいただくとペトルは嬉しそうに尻尾をタユンタユンとベッドの上でくねらせた。

  『あ〜いい。チンポ蕩けそっ。じゃあ一発出すからザーメンの喉越し楽しめよ、オラッ!』

  そう言うとゴリヤはペトルの両耳を千切れるほど乱暴に掴むとペトルの顔がゴリヤの下腹部にめり込むほど強く引っ張った。

  ゴブブブブゥゥゥゥッッッ!

  『フゴゴゴゴォォォッッッ!』

  ペトルの喉最奥までゴリヤの肉柱がペトルの喉の膨らみで分かってしまう。呼吸が完全に遮断されたのかペトルは驚いたように目を見開く。

  そして先程の動画のようにゴリヤの肉体がブルブルと小刻みに震え出した。ペトルの喉は同時に何かを飲み干すようにグビリグビリと脈打つように動く。

  人が呼吸を止めているのが難しくなるほど長い時間、そのままの光景が続いた。そして震えが止まるとゴリヤはペトルの下腹部から引き離し喉奥に突き刺さっていた肉棒を引き抜いた。

  ゴブベェ…………

  『ゴボォォォッ………』

  『チンポサウナみてぇでふやけちまうよ。チンポぐしょぐしょ。どんだけチンポ好きなんだよ、お前』

  ズロリと不気味な音を立てて引き抜かれたゴリヤの肉棒は全く勢いを失っておらずペトルの口から解き放たれるとブルンと揺れながら天井を向いた。

  同時に飲み干せなかったのであろうゴリヤの雄濁液がペトルの口の周り全体がドプリとコップから水があふれるように溢れ白いカーテンのようにベッドへ垂れていく。

  肉棒が挿し込まれていた間呼吸が止まっていたためペトルの呼吸は荒い。しかしそんな苦しい状態にも関わらずペトルの目は蕩け心酔しているかのように立った姿勢のゴリヤを見上げていた。

  『おい、全部飲んでねぇじゃねぇかよ。……まぁいっか。始めはおめぇえ嘔吐いでなんも出来なかったもんな。このまま喉マン開発しとけよ』

  『ふぁい……』

  ゴリヤは酔っ払っているような表情で口全体からザーメンを決壊させているペトルの頭を優しく撫でてやった。ペトルは撫でられたことが嬉しいのか耳も尻尾もピロピロと動かした。

  動画はそこで終わっていた。

  ビトロは動画を見始めてから微動だにしなかった。動画が終わり再生ボタンが映し出されたスマートフォンの画面に見つめ続けた。何も頭で考えられない。視界が揺れ、色を失っている。

  何分そうしていたかは分からない。ビトロはスマートフォンをポトンとベッドの上に落とすと呆然としながらシャワーを浴びた。その後歯を磨き、冷たい水を飲み部屋の電気を消すといつものようにベッドに横になり寝ようとした。

  その夜はなかなか寝付けなかった。ゴリヤという瓜二つの顔を持つ男が恐ろしかったからでもない。ペトルの豹変した姿が衝撃だったからでもない。

  ビトロはゴリヤから送られてきた動画を見てからずっと勃起をしていた。そんな自分が理解出来ず、怖かったのだ。

  *****

  次の日自分が現実を生きているということが希薄なままビトロは大学へと向かった。ビトロが何をしてもうわの空なことは周りの友達からも度々指摘された。それでもビトロのフワフワと浮かぶ頭を固定することは出来なかった。

  この日どの講義にもペトルはいなかった。

  しかし今日の講義が全て終わりサークルの集まりに顔を出そうとした時、後ろからペトルが話しかけてきた。ビトロは驚いてすぐに振り向くとペトルの方を見た。息が詰まるのを感じた。

  「よぉ、今日ずっと寝てて講義出られなかったわ。後でノート見せてくれよな、ビトロ」

  ペトルは笑っていた。最近塞ぎ込んだような様子だったペトルのこんな笑顔は久しぶりだった。

  だがそんなことはどうでもいい。ビトロは否応なしに昨日送られてきた動画を思い出す。

  昨日ペトルの痴態が映した動画がビトロの元へ送られたことを知らないのか?もし知っていたとしたらこんなに快活に声をかけられないだろう。

  しかしペトルのこの笑顔はなんだろう。何かが吹っ切れてしまったような表情、態度は一体何なのだろう。

  ただビトロは自分の知っているペトルから全く知らないペトルに変わってしまったというような予感がした。

  ビトロは震えそうな声を必死で押さえつけてペトルに返事した。

  「今日どうしたの?昨日遅くまでバイトしてたとか?」

  「まぁそんなとこ」

  「そう……」

  ペトルは相変わらず陽気な声で応えた。やはりどこか違和感がある。

  もしペトルはゴリヤがビトロに動画を送ったことを知っていたとしたら?そうだとしたら目の前でこんな立ち振舞をしていないか?でももしペトルはそれを知っていたら?ペトルが壊れてしまったとしたら?

  ペトルに悟られないようにビトロは思考を巡らす。そして会話を途切らせないように話題を繋ぐ。

  「今日サークル行く?」

  それまで明るかったペトルの表情がサッと曇る。

  「わりぃ。色々都合があってさ、結構バイト増やさなきゃいけないんだよね。だから、その、今日はサークルいけねぇわ」

  「あ、うん、そうなんだ。じゃあまた今度ね」

  「ああ、また明日」

  ペトルは元の快活な顔に戻ると別れの挨拶として手を挙げると校門の方へと歩いていった。

  ビトロはペトルが遠くに行ってしまうような気がした。

  それからペトルは普段通り大学へ来てビトロを含めた友達と一緒に昼間は大学生活を送った。しかし全ての講義が終わりサークルの集まりへと向かおうとするとバイトを理由に一人帰るようになった。

  ペトルはサークルに全く顔を出さなくなった。

  ビトロはペトルを喪失してしまったと思った。

  *****

  ビトロはペトルの一件以来世界を見る目が変わってしまった。世界は自分の知っていることばかりではない。全く想像もしていなかった事を隠している。

  当たり前のことだがビトロはあれ以来別世界を生きているように感じた。

  そしてある日、世界がビトロに更なる隠し事を暴露をしてきた。

  その日ビトロは学食で一人夕飯を食べていた。他の友達は課題の実験とレポートを終わらせることに苦戦しており未だ実験室にこもっていた。なのでビトロは一人寂しく安い値段の学食で夕飯を済ませその後はバイトへと向かう予定だった。

  先日のペトルと離れ離れとなってしまうように思えた出来事からビトロはよく頭がボーっとすることが多くなった。その日学食で夕飯を食べている時もどこでもないところへ視線を向けて何も考えずにご飯を食べていた。

  するとガタリとテーブルの向かいの椅子が動きそこにドカッと誰かが座った。ビトロは不意を突かれた。空席が目立つ時間帯の食堂、誰かが相席を求めてくることなどないはずだった。

  ビトロはハッとして目の前に視線を移す。

  そこにはゴリヤが悪い笑みを浮かべながら座っていた。

  ビトロは思わず口の中の食べ物を吐き出しそうになった。テーブルを挟んで向かい側に自分と同じ顔の男が座っている。しかし顔はビトロとは違って悪辣さをかもし出していた。

  ゴクリと口の中の物を飲み下すとビトロは握っていたフォークを食器に置いた。

  しばらく2人は見つめ合ったまま何も言葉を交わさなかった。

  最初に口火を切ったのはビトロの方だった。

  「なん……ですか」

  そうビトロが言っても少しの間ゴリヤはニヤついているだけだった。

  「ん?久しぶりにこっちの学食で飯食ってたらよ、見知った顔がいたもんでな」

  見知ったと言っても会って直接話すのはペトルと一緒にいたところに出くわした時だけだ。

  ビトロはすぐに喉が渇き声が出なくなりそうでコップを取り水を飲んだ。

  話すこと、話すべきこと、話したいことは山ほどあるはずだった。しかしその言葉が出てこない。また両者は無言で睨み合うことになる。

  間近で見るとゴリヤの肉体がすごいことをビトロは改めて認識した。高い身長、パツパツのTシャツ、ボトム、どこもかしもこ筋肉と思われるもので膨れ上がっていた。テーブルの上に置いた腕もビトロとは比べ物にならないほど太かった。顔を見るとビトロに瓜二つのことには変わりないが目元、眉毛、眉間、顎などどれもが厳つさを感じさせ痺れるほどの雄性を放っていた。

  そして特徴的だったのはその体臭だった。香水を付けているのか、それともそうした体臭がする体質なのか分からない。少しフルーティー、少し甘め、そしてどこか汗臭いと思わせる絶妙なブレンドの臭い。思わずその臭いに誘われてしまうような、どこかそのまま絡め取られてしまうような、そして身体の芯が熱くなってしまうような、そんな臭いだ。

  ゴリヤは相変わらず笑みを絶やさずにビトロのことを見つめている。

  「ん?何か聞かねえの?」

  「う……」

  ペトルのことに関していくらでも聞くことがあるはずだった。しかし山のような体躯のゴリヤに威圧されて言葉が出てこない。ビトロは自分の惨めさが嫌になる。

  「そうそう、お前に次会ったらこれ見せてやろうと思ってたんだ」

  そう言うとゴリヤは自分のスマートフォンを取り出すと何度か画面をタップした。目的の画面が出てきたのかゴリヤはスマートフォンを逆さまに持ちビトロに画面を見せてきた。

  画面はスマートフォンの画像、動画のライブラリの中を映していた。そしてそこにはある動画のサムネイルが表示されていた。

  そのサムネイルにはビトロの恋人オルスとゴリヤが映っていた。撮影したスマートフォンは壁に掛けられているようだ。

  あやうくビトロは大きな声を出しそうだったがその声は結局喉の奥に消えた。そしてゴリヤはそんなビトロを見つめながら画面をタップして動画を再生し始めた。

  バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ!

  『おほぉーーーーッ♥ お゛ッお゛ッお゛ッ♥ おおーーーーんッ♥ ほぉーーーーッ♥』

  『この年になるまでこのマンコいじってこなかったんだろ?もったいねぇことしてたな。こんな極上のマンコそうそうねぇぞ、おい』

  映し出されているのは見慣れたオルスの自宅、その寝室だ。ビトロとオルスが何度も交わりあったベッドの上でオルスはゴリヤに尻尾を掴まれ引き釣られるような立ったまま前屈をしている体勢で堂々と立つゴリヤに腰をぶつけられていた。

  食堂で周りの人にぎりぎり気づかれない音量でスマートフォンからオルスの雌声が響いてくる。

  オルスの顔を見るとビトロが見たこともないような顔をしていた。目、頬や顎は蕩けきり、口はだらしなく開き唾液を無様にトロトロと垂らしている。

  バヂンッ! バヂンッ! バヂンッ! バヂンッ!

  『あ〜このマンコ飽きねぇ。ずっと絡みついてきやがる。こんな雌マンコ隠し持っていながらよくも雄面してやがったな、お前。どんだけ自分がマンコ野郎かわかったか?』

  『ふはッ……ふぁい♥ 俺゛のッケツッ♥ マンコでしたぁッ♥ もっとチンポくだしぁッ♥』

  『お願いされちゃあしょうがねぇな。ちゃんとマンコで俺のチンポの味覚えろよ』

  『お願いしましゅッ♥ チンポいっぱいくだしゃいッ♥』

  ゴリヤや腰の動きを止めずに握ったオルスの尻尾をより強くより高く引張りオルスの身体を釣り上げより不細工な格好へ変えていく。腰を叩きつける力はより増し響く接触音が高くなる。

  オルスがベッドに付いている腕と脚は恐怖に覚える獣のようにプルプルと震えている。オルスの下のシーツにはダダ漏れになっている唾液とこれまでの行為の中で放たれたであろう精液が水たまりを作っていた。折りたたまれたオルスの肉体の間には腹に食い込むほどガチガチに勃起し反り返った肉棒があり雨漏りのように愛液を柱のようにシーツに垂らしている。そしてピンと張ったオルスの両脚には何度も注入され溢れたであろうゴリヤの雄液がビシャビシャに濡らしていた。

  バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ!

  『チンポすっげぇすっげぇッ♥ またキちゃうッ♥ もう身゛体゛もだないッ♥』

  『もたないって、お前のマンコ、チンポ欲しがってっぞ。引き抜くのやっとだわ。お前のマンコが俺のチンポ離してくれねえ。ザーメンもっとくれって言うこと聞かねえよ、おい』

  『マンコ言゛うこときかな゛いッ♥ ザーメン欲っし♥ ザーメン欲っし♥ マンコぐぢょぐぢょにしれぇッ♥ 』

  オルスが熱にうなされているような声で欲望そのままの言葉を何も考えずに吐き出す。

  『もうどんだけ種汁注いでると思ってんだよ。もう腹パンパンで溢れてんじゃねぇかよ。おねだりするなら全部マンコで飲み込め、おら』

  『ご、ごめんなしゃいッ♥ 今゛度゛はッ♥ 全部飲゛み干゛しましゅッ♥』

  『さっき俺のガキ欲しいってせがんでたもんな?』

  『はぃッ♥ マンコでゴリヤさんの子供感゛じたいれすッ♥』

  ドヂュンッ! ドヂュンッ! ドヂュンッ! ドヂュンッ!

  『じゃあちゃんとマンコで俺の熱々ザーメンしっかり感じて絶対孕めよ、わかったな?』

  『ひゃいッ♥』

  オルスはもうはや完全に脱力しきりゴリヤが尻尾で吊り下げていないとベッドに倒れ込んでしまいそうだった。ゴリヤの腰の動きも早まりゴリヤはオルスの雄膣の気持ちよさからか天井を仰いでいる。

  バッヂュッ! バッヂュッ! バッヂュッ! バッヂュッ!

  『あ〜イク。ザーメン上がってきたわ。あちぃやつ上がってきたわ。これ絶対妊娠するやつだわ。あ〜たまんねぇ。いくらでもガキ作ってやるからな。いつでも種汁欲しくなったら俺に言えよ』

  『はぃッ♥ 子供孕んで産みましゅッ♥ いっばいいっばい子供作゛りましゅッ♥ だからッ♥ 熱゛熱゛のザーメンくだしゃぁッ♥ マンコ止゛まんにゃぃッ♥ ザーメン欲゛しゅすぎてッ♥ マンコ止まんにゃいッ♥』

  オルスはもう思考を放棄しているのは一目瞭然だ。焦点が合っていない目からは涙が溢れ、垂れた舌の筋肉は弛緩してしまったのか呂律が回っていない。

  ゴリヤの腰の動きの速さ、強さはラストスパートと言わんばかりに強まる。オルスとゴリヤの結合部からは汗と種液が交わりあった液体が飛び散る。

  バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ!

  『あ〜チンポ痙攣止まんね。イクわ、イクイク。あ〜イク。しっかりマンコ締めて溢すなよ。イクぞ、オラッ!』

  『俺゛もッ♥ イッッグッ♥ イッッッッグッ♥ やばッ♥ やばッ♥ 同゛時゛ッまずッ♥ やばッ♥ やばッ♥』

  ドビュッ……ドビュルルルルルルルル〜〜〜〜〜ッッ……ボビュッボビュッ!!

  ドビッックンッ! ドビッックンッ! ドビッックンッ!

  ゴリヤがオルスの尻尾を後ろに引っ張り仕留めるように腰を痛強に叩きつけ震える。オルスも尻尾を引っ張られる力だけで立ったままゾクゾクと身体を揺らした。曲がった身体に食い込む硬直したオルスの肉棒からはその揺れに合わせて白粘液がドリュッドリュッと放たれシーツに落ちていく。

  『……あ゛ぁーーーーーーッ♥ ……あ゛ぁーーーーーーッ♥』

  『ふぅーっ。マジで脳味噌溶けようになる射精だったわ。あ〜すっげこのマンコ。まだまだ育てがいあるわ、このマンコ』

  オルスは達した快感の衝撃で熱暴走したコンピュータのように意味のない言葉、声をランダムに吐き出し続けた。ゴリヤは長い射精が終わると腰をグリグリと動かしオルスの雌中の感触を最後に味わうと腰を引きオルスの中から肉柱を引き抜いた。

  グッッッポォッ……

  『お゛っっっっっっほぉッ……♥』

  オルスの雌穴からシャンパンのコルクを抜くような小気味のいい音がする。ゴリヤは邪魔だと言わんばかりに今まで掴んでいたオルスの尻尾を荒々しく手放すとオルスの肉体は糸の切れた操り人形のようにベッドに倒れ自分で作った精汁溜まりに落ちベチャリと音を立てた。

  『ふぅ〜〜〜、一旦休憩な。冷蔵庫にビールあったよな。いただくぜ』

  返事をすることも出来ずただ目を回しているだけのオルスをベッドの上においてゴリヤはドシリとベッドから降りるとノシノシと全裸のまま歩いてスマートフォンのカメラからフェードアウトしていった。

  ゴリヤのスマートフォンに映されたその動画を見てビトロはどうにかなりそうだった。頭の中に湧き上がるのは驚き、混乱、怒り、呆れ、恥ずかしい、そして興奮。それらがないまぜになった状態で全く整理がつかない。

  その動画を見ている時のビトロはとても間抜けな顔をしていたのだろう。ゴリヤはそんなビトロの様子を見て悪笑を抑えられずにいる。

  酷い目眩がする。ビトロはそのまま食堂の椅子から転げ落ちてしまいそうだったが辛うじて身体に力を入れて座り続けた。

  オルスが?何故?どうして?なんで?ゴリヤと?どうやって?いつからそんな関係になっていたのか?

  全てが分からない。ビトロの現実が溶けていく。

  目の前のゴリヤに聞きたいことは沢山あった。しかしビトロの口からはそれを振り絞れずにいる。ひ弱な自分がビトロは恨めしかった。

  「どうよ、この動画。よく撮れてるだろ」

  返すべき言葉が多すぎてビトロは声を出せない。

  「別に言わなくてもいいぜ。いい出来だってのはもう分かってるからな」

  そう言うとゴリヤはテーブルの下、大きな足でビトロの股間をグイグイと踏み付けた。

  ビトロはその時始めて自分が勃起していることに気がついた。

  「それじゃあまた連絡するからよ。今度こそ遊ぼうぜ、ビトロ君」

  ゴリヤはスマートフォンをポケットにしまうと椅子から立ち上がり悠々と食堂を後にした。

  *****

  ビトロは自分のベッドの中で丸々ようにして寝ていた。先程のゴリヤから見せられた動画の内容を未だ信じられなかった。しかし不思議と悲愴はなかった。

  ゴリヤと会った食堂からベッドに入るまで、そして今もビトロは勃起していた。

  スマートフォンを取り出すと気が付かない内にゴリヤからオルスとの動画が送られてきていた。

  何度もその動画をビトロは見た。

  ビトロは痛みを感じるほど硬直した一物をズボンから取り出すとスマートフォン片手に己を慰め始めた。

  動画の中のゴリヤはあまりにも逞しく、男らしく、雄雄しく、精悍で、色気があり、そして淫らであった。

  *****

  つい先日までビトロの世界はグニャグニャに捻じれ曲がっていた。しかし今ではそれらが元に戻り前より鮮明に世界を見られるようになっている気がした。

  バイトもない夜、ビトロがベッドで横になっているとスマートフォンに通知が来ていた。通知を見るとそれはゴリヤからのものだった。メッセンジャーアプリを立ち上げて見ると写真とメッセージが送られてきていた。

  写真にはオルスの寝室と思われる部屋でオルスが四つん這いで高く尻を上げ、ゴリヤがその手前でスマートフォンを持っている自撮り写真だった。そして写真に続いてメッセージが送られてきていた。

  《遊びに来いよ》

  ビトロはもはや何も考えずに上着を羽織るとオルスのマンションへ向けて外へ出た。

  ーーーーー

  オルスのマンションで部屋番号を入力しインターホンを鳴らすとすぐに玄関は開いた。部屋の扉にも鍵が掛かっていなかった。

  部屋の扉を開けると強烈な、しかし拒否できない、抗えない魅惑の臭いが部屋に充満していた。ゴリヤの近くで嗅いだ臭いだ。

  ビトロはその臭いに誘われるように、臭いがより強い方へと歩いていく。もちろんそれは寝室だった。

  寝室の扉を開けると写真の時とは様子が変わりベッドの上でのぼせているオルスは更に激しく犯されていることが見て取れた。

  同じくベッドに腰を掛けていた全裸のゴリヤがビトロを見るとニヤリと笑い、立ち上がりビトロの方へと歩いてきた。

  「もっと中入れよ」

  ビトロは言われるがままに寝室の中に入り扉を閉めた。寝室の中はより臭いが強烈でまるで巨大なゴリヤの中に入り込んだようだった。

  「ビ……トロ?にゃ、にゃんで……?」

  ベッドの上でクタクタになっているオルスが弱々しくつぶやいた。

  ゴリヤはオルスの方を見向きもしない。ビトロをじっと見据えて悪辣な笑みを浮かべているだけだった。

  「おい、一緒に遊ぼうぜ」

  ーーーーー

  「スゥーーーーッ♥ スゥーーーーッ♥ スゥーーーーッ♥」

  「どした?俺の臭いそんなに気に入ったか?」

  ゴリヤは自分の胸の獣毛に顔を埋め音が鳴るほど臭気を吸い込むビトロをニヤニヤしながら見下ろした。

  ビトロはゴリヤに誘われるがまますぐに服を脱ぐと全裸になりゴリヤに抱きついた。

  間近で見たゴリヤの裸体はあまりに肉肉しく身体の全ての部位が筋肉で膨れ上がり雄雄しく、その上に脂肪が薄っすら乗っていることで豊かさすら感じた。

  全部位から目と鼻同時に雄臭さを叩き込まれているようだった。そして全てが淫らに感じた。ビトロは自分の顔が真似の男に激しく欲情した。

  飛び込むようにビトロはゴリヤの胸に飛び込むと顔がムニュリと柔な筋肉でめり込んだ。そして埋もれた鼻に痺れるほどのゴリヤの臭いが絡みついた。瞬間ビトロの脳味噌がピンク色に染め上がる。ゼロ距離の臭いだけでビトロはゴリヤに屈服した。

  「フスゥーーーーッ♥ フスゥーーーーーッ♥ フスゥーーーーーッ♥」

  「そんなに俺の臭い好きかよ」

  ゴリヤの胸の中でビトロは強く臭いを吸い込みながらコクコクと頷いた。

  臭いがより強い箇所を追い求めてビトロは鼻をゴリヤの胸上を這い回らせた。そして顔、鼻先がゴリヤの腋へと到達する。

  ビトロの鼻が麻痺するほど強いゴリヤの臭いに包まれる。先程からガッチリと硬化していたビトロの肉棒がビクンビクンと揺れる。

  「フスゥーーーーッ♥ フスゥーーーーッ♥」

  「おいおいそこは今日洗ってねぇぞ、大丈夫か」

  ヘラヘラと笑いながらゴリヤは腋の間に挟まるビトロの頭を撫でた。ビトロはそれだけでゴリヤに陶酔し肉棒をヒクヒクさせた。

  「おい、いつまで俺の身体嗅いでんだよ」

  腋にいつまでも挟まり鼻を鳴らしまくるビトロを引き離し床に膝立ちさせるとゴリヤはペトルとオルスを破壊した淫太の肉柱を突き出した。

  「お前太っちょでエロい乳してんな。それで扱けよ」

  ビトロはすぐに命令を理解した。

  脂肪でパンパンの両胸でビトロはゴリヤの肉棒を挟んだ。ゴリヤの肉棒は焼け湯気が出てもおかしくないほど熱かった。ビトロはそんな禍々しい肉柱が自身の身体に触れていることに多幸感を覚えた。

  脂胸を両手で押しゴリヤの肉棒を強く挟むとビトロはユッサユッサと乳を揺らして擦り上げた。間近に見えるゴリヤの肉凸からは蛇口が壊れた水道のようにドロドロと耐えることなく透愛液が溢れてきていた。すぐにビトロの胸全体がベトベトに汚される。

  また眼前の肉棒からは湯気が出てもおかしくないほどの臭いを放っていた。その臭いでビトロの正気はすぐに吹き飛ぶ。頭の中が淫乱なことでいっぱいになる。

  ムッチュッ……ムッチュッ……ムッチュッ……ムッチュッ……

  「はぁーーーッ♥ はぁーーーッ♥」

  ビトロは激しい運動をしていないにも関わらずあまりにも淫羞な目の前の光景に息が上がる。自然とビトロは胸で扱きながら脂胸に収まりきらない肉棒を咥えこんだ。

  口の中に強雄な味が広がる。舌にいたっては電流が流されたように雄味が刺激する。頭が柔らかくなり目が溶け出しそうだった。口周りの筋肉は弛緩していき脇から唾液が垂れ下がっていく。

  ヂュパッ……ジュルチュルッ……ヂュププッ……

  ビトロは上を見上げた。そこにはニヤけた自分の顔があった。意識が淫濁していくビトロにはゴリヤと自分を区別することが困難になっていく。

  「おっ、チンポまでしゃぶってくれるのか。サービスいいな」

  ゴリヤはそう言うとゆっくりと腰を動かしビトロの胸の間で肉棒を前後にスライドさせ肉棒をビトロの口に出し入れし始める。ビトロの口の中の感触が気に入ったのかゴリヤの呼吸が僅かに速くなった

  だが優しいゴリヤの腰の動きはすぐに終わる。ビトロの頭の獣毛を引っ掴むとゴリヤは一気に

  ゴプンッッッ!

  「ぶごぉぉッ♥」

  「あ〜わりぃ、我慢出来ねぇわ。お前のクチマンコ才能あり過ぎ。喉の力抜いとけよ」

  恍惚とした表情でゴリヤは鷲掴んだビトロの頭を前後に乱暴に振り回し始める。揺れ動くビトロの鼻先が断続的にゴリヤの肉棒の根元の茂みに突き刺さる。そこからは腋以上の淫甘な臭いがビリビリに香っていた。その臭いは否応なくビトロの脳味噌を融解させていきビトロを異常な状態へと導いていく。

  ゴップゥッ! ゴップゥッ! ゴップゥッ! ゴップゥッ!

  「ふごッ♥ ふごッ♥ んふごぉッ♥」

  (チンポの味、しゅごぃ……♥ チンポの臭い、しゅごぃ……♥ 頭クラクラしゅる……♥ 喉ゴリゴリ削られりゅ♥ 気゛持゛ちいい……♥ チンポどくどくしてるッ……♥ 熱ぃ……♥ チンポあっつぃ……♥ 火傷しちゃぅ……♥ もっと奥欲しぃ……♥ もっと奥欲しぃ……♥ チンポもっと欲しぃ……♥)

  「あ〜すっげエロい、すっげエロいこの喉マン。チンポ溶けそ。チンポびっくびく止まんねぇ。なんだこの喉マン。こいつにこんななるまで開発されたのかよ」

  そう言ってゴリヤはベッド上で淫落しているオルスをちらりと見た。

  ゴッップッ! ゴッップッ! ゴッップッ!

  「んごぉッ♥ んごぉッ♥」

  (こ、呼吸出来なぃ♥ チンポで呼吸出来なぃ♥ チンポ太すぎぃ♥ このチンポの臭いすっごぃ♥ チンポの臭いもっと欲しぃ♥ ぼんやりしてくるぅ♥ チンポのことしか考えられなぃ♥ ずっとこのチンポ咥えてたぃ♥ もっとぉ♥ もっとぉ♥ もっとぉ♥)

  「おいおいもっと力抜けって。あ〜もうイキそ。喉マン才能あり過ぎ。あ〜すっげ。喉出すからな。しっかり味わって飲めよ、オ゛ッオ゛ッ!」

  ドビュルルルッ……ブリュリュリュリュリュリュリュ〜〜〜〜〜ッ!

  高圧洗浄機のようにザーメンがゴリヤの肉筒から発射される。ドロッドロの雄液が勢いを持ってビトロの喉をかけていき胃の中にドプドプと収まっていく。ビトロはまずザーメンの喉越しだけで至ってってしまい身体をゾクゾクと震わせた。

  胃に収まらなかったザーメンは喉を逆流しビトロの口、鼻、そして外へと破裂するように吹き出た。ビトロの口の中にゴリヤのザーメンの圧倒的な味、鼻には臭いが広がりビトロは即座に雄酔する。

  しばらくの間ビトロの喉はゴリヤの肉栓で蓋をされていた。その間ゴリヤはうっとりとする顔でビトロの喉の快感を貪味した。

  ビトロの喉に十分満足するとゴリヤはゴプリと肉棒を引き抜くと肉棒はザーメンと唾液でギトギトになりビトロの口をゴリヤの肉棒を糸で繋いだ。

  「ふはぁーーーッ♥ ふはぁーーーッ♥ ふはぁーーーッ♥」

  (チンポォ……♥ しゅごぉ……♥ クラクラしゅる……♥ すごぉ……♥ おいぢぃ♥ ゴリヤさんのチンポおいぢぃ♥ ずっとザーメンの味しゅる……♥ ずっとザーメンの臭いしゅる……♥)

  「はぁ〜出た出た。ちっと腰抜かしそうだったぜ。これからもお前の喉マン使ってやっから感謝しろよ」

  「ふぁい……ありがとう……ございましゅ……」

  ふぅと一息いれるとゴリヤは壁に掛かった時計を見る。するとその時部屋のインターホンが鳴った。

  「お前が来てくれるかわかんなかったからよ、他の奴も読んでんだわ」

  そう言うとゴリヤは股間をグショグショに濡らし蒸らしたまま全裸で寝室を出た。玄関の解錠に向かったのだろう。

  ビトロはその間朦朧とする意識の中でゴリヤが残した雄汁を味わい淫酔を続けた。

  しばらくすると足音が聞こえ寝室の扉が開いた。

  そこには全裸のゴリヤに肩を抱かれたペトルが立っていた。ペトルの隣に自分の顔を持つ男が立っていた。それはいつも大学で並べている顔だ。

  ペトルがか細い声を挙げる。

  「ビ……ビトロ?」

  *****

  「お〜らもっとケツ出せ。マンコいじってやんねぇぞ」

  「こ、こうですか……♥」

  「すみません……♥」

  「もう……我慢出来ないっすぅ……♥」

  ビトロ、オルス、ペトルの3人はベッドの上、裸で四つん這いのままゴリヤの方へ尻を向けるようにして並べられていた。

  3人の顔はもうすでに淫に落ちていた。一番最後にやって来たペトルはビトロを見てあからさまに動揺したがその直後、ゴリヤに無理矢理顔を向けさせられ口撃によりすぐに落ちてしまった。ペトルの顔はみるみるうちに眠りに落ちそうなトロンとした顔になりゴリヤの太い首に腕を回すとヂュパヂュパと音をたてながらゴリヤと舌を絡ませ合い唾液を混ぜざ合わせて嚥下していった。

  「まだこいつのケツマン味わってねぇからこいつから種付するわ。他の奴らは俺の手マンで我慢しろよ。多くケツイキした方が次種付するからな」

  「わかりましたぁ……♥」

  「わかったっすぅ……♥」

  「そいじゃ手マンされたかったらもっとケツ出せ」

  オルスとペトルは何も言わずにズリズリと身体を滑らせて尻を膝立ちするゴリヤの方へと近づけた。

  「お、いい感じ。じゃあケツマン緩めろよ」

  そう言うとゴリヤは3本の太いゴツゴツとした指をビトロの左右に並ぶオルスとペトルの淫穴に沈めていく。

  ズピュピュピュピュ……

  「ほッ♥ ほッ♥ ほッ♥ マンコくりゅッ♥ ふほッ♥ もっとッ♥ もっとッ♥ くだしゃッ♥」

  「ふぅーーーッ♥ ふぅーーーッ♥ 指熱ぃッ♥ マンコじんじんすりゅッ♥ 腰動いちゃぁッ♥」

  オルスとペトルはゴリヤが指を入れただけでヒクヒクと身体を動かし腰をクネクネを揺らした。ゴリヤのゴツゴツした指は驚くほどすんなりと2人の雄穴に滑り込み、そして中の肉壁に馴染み付いた。

  「おいおい、まだ指動かしてねぇのにケツマンひくついてんぞ。化け物みてぇなマンコしてんな、お前ら。じゃあこいつ孕ますまでちゃんとマンコぐしょぐしょに解しとけよ」

  ゴリヤが肉穴に突き刺した3本指を中で激しく、しかし同時に優しく動かし始めるとすぐに穴の中から凄まじい水音がこだました。

  グヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュッ!!

  「お゛ッ♥ お゛ッ♥ お゛〜〜〜〜〜〜〜〜ッ♥」

  「んほッ♥ んほッ♥ やっっばッ♥ やっっっばッ♥ やっっっっばッ♥」

  ゴリヤの指がすぐに2人の肉穴を制圧したのか2人はほぼ同時に四つん這いのまま尻を上へと持ち上げた。

  2人はどちらも顎をダラリと脱力させ口をあんぐりと開けたまま閉じなくなった。ダムがなくなると唾液がトロトロを溢れシーツへと垂れ落ちていく。そしてどちらもどこに焦点を合わせているか分からない目を白黒させて汚い言葉を思いついた順に何も考えずに吐き出し当ていった。

  グチュチュチュチュチュチュチュッッ!!

  「お前ら弱いとこ分かりやすいな、ほんと。なんも考えずに指動かせるわ。おら、ここだろ」

  「お゛ッ♥ イグイグイグッ♥ イっっっっっグゥッ♥ ケツッイっっっっっグゥ♥」

  「しゅごッ♥ しゅごッ♥ お゛ッ♥ お゛ッ♥ ぐぅぅぅぅぅぅぅぅッ♥」

  ビクビクと痙攣していた2人の身体ががっちりと硬直すると数秒間の後電流を流されまくったかのように全身がガクガクと揺れる。それと同時に2人の肉筒からは淫頂を表す白濁液が途切れ途切れ放出されいく。

  「お゛お゛お゛ぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜♥」

  「ふほぉぉぉ〜〜〜〜〜ッ♥ ふはッ♥ ふはッ♥」

  「もうイっちまったのかよ。呆れるわ」

  そう言いつつもゴリヤの顔には悪笑が張り付いている。

  「そんじゃそこのお前孕ますからケツ出せ」

  それはオルスとペトルの間に挟まれて四つん這いになっているビトロのことを指している。

  ビトロはたった今の淫快に乱れ落ちる2人の様子を見て脳に鳥肌が立つほど興奮していた。それを表すようにようにゴリヤに向けた淫穴からは愛液がトクトクと溢れていた。そしてそんな雄穴をゴリヤに捧げるように身体をずらしてゴリヤの方へとビトロは動き出した。

  「おっ、何もしてねぇのに準備万端じゃん。じゃあすんなり孕ませられんな。じゃあ挿れっぞ」

  ゴリヤは絶えることなく硬化し続けていた猥棒をビトロの濡れそぼる蜜穴に添えると勢いよく腰を突き出して肉棒を中に叩き込んだ。

  ブヂュンッッッ!!

  「ぶほぉぉぉぉッ♥」

  「うお、すっげ。喉だけじゃなくてケツマンもトロトロじゃん。あ〜すっげ。全身マンコ野郎だな、お前。あ〜すっげ、これならすぐ孕ませられるわ。やっべ腰勝手に動くわ」

  ゴリヤは息を荒げながらビトロの都合など考慮せずに腰を猛烈に動かし柔肉をゴチュゴチュと肉棒で撹乱し始めた。

  ズッチュッ! ズッチュッ! ズッチュッ! ズッチュッ!

  「うお゛ッ♥ うお゛ッ♥ うお゛ッ♥ うお゛ッ♥」

  (チンポォッ♥ 熱゛ぅッ♥ しゅっごぉ♥ 熱゛ぅッ♥ しゅっごぉッしゅごッ♥ 強゛ぉッしゅぎぃッ♥ チンポ強しゅぎぃッ♥ やっばぁこれやっばぁッ♥ 頭゛壊゛れッ♥ マンコ締まっちゃッ♥ 締まるぅッ♥ チンポ締め付けちゃッ♥)

  「あ〜、あ〜、気っ持ちいい。3人の中で一番いいマンコしてんじゃね、これ。柔らけぇのにメッチャ締め付けてくる。たまんねぇ〜。すっげマンコ。はぁ〜ぶっ壊してぇ」

  ゴリヤが腰を突き出す度にビトロの雄穴の中が肉棒の形に姿を変える。しかし腰を引くと肉棒に絡みつきながらぎゅぎゅぎゅっと締まっていく。それはビトロの雄穴がゴリヤの肉棒を強く欲していることと強引に引き締まるほどの快感が肉棒から与えられていることを表していた。

  肉棒を受け入れてから数秒の内にビトロは両際にいる2人と同じような顔へと変貌する。目を蕩つかせ口をだらしなく開け唾液を垂らす顔が3つ並ぶ。

  ズッヂュンッ! ズッヂュンッ! ズッヂュンッ! ズッヂュンッ!

  「ふほッ♥ ふほぉ〜〜〜〜ッ♥ しゅごッ♥ やばッ♥ やばッ♥ もうイグッ♥ イグッ♥ イグッ♥ お゛ッお゛ッお゛ッお゛ぉぉぉ〜〜〜〜ッ♥」

  (意゛識゛飛゛ぶッ♥ 飛゛ぶッ飛゛ぶッ飛゛ぶッ飛゛ぶッ♥ 狂゛っちゃッお゛かしぐにゃるッ♥ チンポッ奥゛ッグリグリくりゅッ♥ そこやっばぃッやっばぃッ♥ おかじぃッこのチンポッ♥ 勝゛てにゃいッこのチンポッ♥ あ゛ッあ゛ッあ゛ッマンコ締゛まるッ締゛まるッ♥ マンコッイグッイグッイグッイグッ♥)

  「お〜〜お〜〜、すっげマンコ。キュンキュンくんじゃねぇかよ、おい。もしかしてもうイクの?弱過ぎだろ、このマンコ。雑魚過ぎ。イキ過ぎて意識飛んでも犯し続けるからな、お前。あ〜すっげ、マンコグショグショ。どんだけ汁吹き上がしゃ気が済むんだよ」

  ビトルの肉穴からはゴリヤの肉棒が前後する度に淫液がブシュブシュと掻き出されるように吹き上がる。肉棒はその淫液を最大限に活用して肉壁の間を擦り抜けていく。

  肉棒はビトルの奥にガツンガツンぶち当たりまくりそれ本来の形を変えさせ、肉棒はより奥へ奥へと肉壁を破壊して奥へぶっ刺さる。

  ビトルの肉穴は肉柱を迎え入れてから僅かな時間の内にすでに白旗を上げようとしているのかヒクヒクと痙攣しながらゴリヤの肉柱を逃すまいと絡みつきより柔点に突き刺りまくるように誘導していた。

  「おい、両隣のお前ら、へばってんじゃねぇぞ。ちゃんとこいつが気持ちよくなるように強力してやれ、おらッ」

  そう言ってゴリヤはオルスとペトルの中に埋没させていた指を再び乱暴に動かし始めた。

  ブチュチュチュチュチュチュ〜〜ッ

  「ふにゃぁぁぁッ♥ んにょッふほぉッんほぉッ♥」

  「んほぉぉぉッ♥ お゛ッお゛ッ♥」

  「おら、お前ら、こいつにキスでもしてやれよ、おら」

  ゴリヤは3つ並んだ淫穴に肉棒と指を挿れ動かしたまま顎でビトロのことを指し示した。

  オルスとペトルは尻を身体を走る過剰な快感からブルブルを震わせ力が抜けつつある腕を動かしてビトロの顔へ自らの顔を近づける。

  今現在ゴリヤの肉棒を突き込まれているビトロにはもはやゴリヤの言葉を聞き理解することが出来ないほどに脳が飛んでしまい薄っすらと涙を浮かべながらうめき声を上げていた。

  オルスとペトルはそんなビトロのマズルを両サイドから噛みつき垂れている舌に自分達の舌を絡ませ始めた。

  ヂュッパッヂュパッヂュチュチュッ! レロッヂュルンッヂュパパッ!

  「お゛ぉぉぉ〜〜〜〜ッ♥ お゛ぉぉぉ〜〜〜〜ッ♥ お゛ぉぉぉ〜〜〜〜ッ♥」

  (気゛持゛ちいい……♥ もう……よくわがんない……♥ 気゛持゛ちいい……♥ 舌゛も……マンコも……気゛持゛ちいい……♥ マンコずっと気゛持゛ちいい……♥ んはぁ……んはぁ……唾゛液゛うんま……♥)

  「んお゛ッんお゛ッ♥ エッロッ♥ エッロォォッ♥」

  「うお゛ッ♥ うお゛ッ♥ 唾゛液゛うんめッ♥ もっと唾゛液゛ッ飲゛ませろッ♥」

  「おーおーおー、いい感じにお前らエロくなってんじゃん。そのまま頭溶かせよ。あ〜すっげエロい、熊の尻尾って可愛エロいから後ろから犯しててすっげぇ興奮すんだよなぁ。あ〜犯したんねぇ、バチクソにヤリまくるからな、お前」

  淫感に脳が溺れ身体をゾクゾクと痙攣させながら両脇から伸ばされる2つの舌に快楽を求める本能がビトロの舌をレロレロと動かせる。ビトロの顔の前には絡まった3本の舌が粘液を垂らしまくりながら蛇のようにウネウネと動き続ける。

  3人は雄穴から注入される色快に三者三様に悶え身体をくねらせ尻を振った。後ろから見るとその光景は更なる凌辱を求め誘うように見える。その景色をゴリヤはニンマリと笑いながら腰と指を動かし続けながら眺めた。

  ズパンッ! ズパンッ! ズパンッ! ズパンッ!

  「お〜し、それじゃ今からこいつ孕ませるからお前ら仲良く頭ブッ飛ばせよ。あ〜すっげこのマンコ。無限にザーメン出そうだわ、これ。こっちが頭おかしくなるわ、おい。あ〜イク、イクからな、イクからな、一番奥で孕ますからな?お前ら一緒にブッ飛ぼうぜ。あ〜イっく、イっク、イっく……うぐッ……う゛う゛ううぅッ!」

  ゴリヤはそう言うと腰をバチンッとビトルに叩きつけ肉穴の最奥の形をベッコリと変形させ、オルスとペトルの中の指を鉤爪上に折り曲げて肉穴の急所を完膚なきまでに押し潰した。

  ズップンンンッッッ!!

  ……ボビュッッ……ビュルルルルルルル〜〜〜〜〜ッッブビュビュビュ〜〜ッ!

  「ふごぉぉッッ♥ お゛お゛お゛おお〜〜〜〜〜ッッ♥ ふほッふほッふほッ♥」

  「おごごごごごごぉぉぉぉ〜〜〜〜〜ッ♥ お゛ッお゛ッお゛ッ♥」

  「んほぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜ッ♥ ほッ♥ ほッ♥」n

  ゴリヤの長い射精、3人の長い硬直。寝室の中の時間が停止したかのような光景だった。

  動いているものは四つん這いになった3人の肉筒だけでピクンピクンと動きながら情けなく精液をビュービューと同時に吐き出しシーツの上に白い水溜りを作っている。

  そしてゴリヤは長い長い射精が終わりビトロの中でヒクヒクする肉棒が動かなくなるとふぅと一息つき、それから3人の雄穴からそれぞれ指と肉棒をズルリと勢いよく引き抜いた。

  ズルンッッッ!

  「お゛ッ♥」

  「ふほッ♥」

  「ぐふッ♥」

  ゴリヤの指、肉棒が引き抜かれると3人共が同時に身体をゾクンゾクンと痙攣させながらベッドの上に崩れ落ちた。

  指を挿れられていた2人はブチュブチュと愛液を淫穴から吹き出し、肉棒を叩き込まれていたビトロはポッカリと開いた淫穴からザーメンをボシュッと吹き出しながら3人共が淫穴をパクパクと収縮と拡張を繰り返していた。

  「あ〜すっげ種汁出たわ。お前ぜってぇ孕んでるぜ、これ。あ〜すっげぇ満足感。でもマンコぶっ壊したらまたマンコしたくなんだよな。じゃあ次どうする?どいつがガキ孕む?っておい、お前ら聞いてんのか」

  ゴリヤはゴリヤの言葉に全く反応しない3人の高く突き上げられた尻を順々に引っ叩く。

  パンッ! パンッ! パンッ!

  「お゛ッ♥」

  「んほッ♥」

  「あ゛んッ♥」

  尻を叩かれた3人から無様な声が順番に上がる。

  「お前ら、全員孕むまで返さねぇからな。新しい奴も来たからな、徹底的に犯すぞ今日は」

  *****

  ヂュッパァッ……ヂュパッヂュパッ……チュルチュルッレロレロッ……

  「お前らもっと気合いれてチンポしゃぶれ。種付けしてやんねぇぞ」

  「やらぁ……種汁くだしゃぃ……♥」

  「チンポうんめぇ……もっとチンポくださぃ……♥」

  「チンポすっげぇ……熱熱チンポすっげぇ……♥」

  3人は餌に群がる魚のようにゴリヤの肉棒に齧り付き咥えしゃぶりまくっていた。3人の目からは正気の光は失われている。ただ目の前の欲棒に淫快を与えられることを望みながら讃えるように群れている。

  「はぁ、お前らチンポ好き過ぎだろ。仕方ねぇな。おら、お前らケツ向けて並べ。股開いて俺にアピールしてみろ。そっから次誰孕ませるか考えるわ」

  ゴリヤの言葉を聞くと3人はすぐにベッドの上に仰向けに寝そべり自ら脚を開いた。

  ビトロはゴリヤの顔を見上げた。自分と同じ顔を持つ男。それはビトロにあったかもしれない可能性の姿だった。