―右隣・大廣 真人(オオヒロ マヒト)先輩―
ある日突然、超能力を使えるようになった!なんて言っても訳が分からないだろうから順を追って説明しようか。
大学にも慣れ、一人暮らしも板についてきたと平凡な獅子人ことオレ、獅之宮 透(シノミヤ トオル)は、とある大学の授業もない休日を家の中でダラダラと怠惰を謳歌していた。実家のテレビ買い替えのついでに譲ってもらったそれなりに大画面のテレビで動画サブスクサービスの適当な映画を流し見しつつ、ビキニパン1のままスマホでネットサーフィンという怠惰の極みを。
親のスネにむしゃぶりついている大学生ことオレはバイトもしていなければ、加入しているレスリングサークルも今日はない。それなりにお坊ちゃんなので、親父のスネはとてみしゃぶりがいがあるのだ。知命を過ぎたというのにまだまだ現役とばかりに身体を鍛えて筋肉でパンパンなぶっとい脚なのだ、そういう意味でもしゃぶりたいが。
ネットサーフィンで泳ぐ場所も、SNSのタイムラインには美味そうな雄のスケベが氾濫し、フォローしている絵師の新作をおシコり申し上げては使用報告とばかりにいいねを送る。
「うぁー、スケベしてぇー」
ビキニの小さな前袋を押し上げ、サイドから幹を見せつけるまで勃起したオレのチンポに手を添えながら、オレは欲情を燻ぶらせていた。
テレビから大きめの叫びと共に、怨霊のドアップが映し出され、いつの間にかホラーが流れ出していたことに気付く。
普通の部屋ならば憚られるような音量での映画鑑賞だとは思うが、オーナーにして大家をしてる猪人のおじさん、猪瀬(イノセ)さんのこだわりからこの単身者向けのマンションは相当な防音設備だと聞いていたので問題はない。
事実、これまで隣室から音が漏れ聞こえてきたことも、下階の人から足音で何かを言われることも全く無いのだ。
各階4室で3階建ての小規模なマンションであり、オレの部屋は最上階の通路手前から2つ目の部屋だ。イノセさん曰く全室に入居しているそうだが、廊下や入口で鉢合わせない限り他に人が住んでいると思えないくらいだ。
そんな脱線した事を考えている間にも、テレビで今にもヤられそうになっている助っ人だったはずのオッサン虎人のピンチに、ムラりとクる。寄生系のクリーチャーホラーらしく、触腕に絡め取られ卵管を喉奥へと突き刺されるオッサンの迫真の演技は、とても興奮を焚き付けた。
卵管からナニかがオッサンへと流れ込む瞬間を、鋭い光線が貫いて主人公が駆けつける。主人公に助け出されるオッサンの弱った様子の演技も中々にソソられ、映画の評判の良さにも頷けた。
「さ、そろそろ飯どうにかすっかなー」
映画の山場を越えたのを感じ興味が薄れ、昼過ぎの空腹を意識し始める。何かデリバリーでもしようか、それとも何か買ってくるか……
「面倒くせー……ぶへっ」
頭上で片手持ちのスマホを弄んでいたバランスが崩れ、顔へとスマホが落下する。眉間の打ったスマホの反逆に間抜けな声が漏れ、鈍い痛みが遅れて広がっていく。
「っつつ……」
その時、スマホが零れ落ちて空いた手の周りで何かの違和感を捉えた。視界に何かの異常なのか、何とも言えないほど曖昧な違和感を。
両手で痛みに顔を押さえた時には消えていた違和感がどうにもひっかかり、何とはなしに先程の状態を緩く再現する。
スマホが落ちて残された手の形は、端の途切れた輪のようで、繋がっていないながらも遠近の差により繋がり生まれた指の隙間。その僅かな穴は、周囲の景色とは別のモノを映し出していたのだ。
「……はぇ?」
間抜けな声が漏れる。手を広げれば普通の自室の壁に戻り、親指と人差指で輪を作れば、その中だけは扉の向こうの廊下を映す。
これがオレに突如芽生えた超能力、透視能力であった。
ガバリと起き上がり、自分で言うのも何だが出来の宜しくない頭で整理する。どゆこと?壁一枚向こうを指の輪の内側は透かして見せ、キッチンへ向けてみれば、壁越しの冷蔵庫が和の中に映った。
何度も繰り返し試してみて、透けるのは壁一枚程度で、2重に透けていくことはないらしい。壁の向こうの冷蔵庫が見えても、その中までは見えないのだ。そして、あくまで透けるのは視覚のみで、輪の中から音が聞こえてくることはなかった。
「はぇー、なんてこったい」
まさかオレにこんな超能力が芽生えるとは。何しようどうしよう。そんな事を考えても碌なアイデアは出てこない。ザ・小市民なオレなのだ。
輪の中をしっかりと覗き込んで見れば、まぁまぁな視野を確保できるとはいえ、見える距離はそうでもないのだ。悪用するほどの使い勝手もなさそうだ。
手慰みに透視し遊んでみながらTシャツとハーフパンツを身につける。とりあえず昼飯買いにコンビニでも行ってこようか。
「行ってきまーす、っと……」
軽装でカギをかけエレベーターへと向かうと、丁度到着したエレベーターから一人の丸みのある虎人が降りてくる。
オレの右隣に住んでいる大学の一年先輩、学部も違うので学内で会うことはないのだが、同じマンションということでそれなりに親しくさせてもらっている大廣 真人(オオヒロ マヒト)先輩だった。
「おやトオルくん、こんにちは」
「んぁ?先輩こんにちはーお帰りなさい」
マヒト先輩もオレに気がついたようで、お互いに挨拶をして軽く立ち話に興じる。
「先輩は今お帰りですか?」
「うん、今日はサークルがあったからねぇ。トオルくんはこれからお出かけかい?」
マヒト先輩が参加しているサークルと言うと特撮研究会だったか。以前、挨拶の時には巨大怪獣と戦うヒーローが幼い頃から好きだったと熱を持って語られた覚えがある。
それにしてもマヒト先輩と話しているとふわふわ癒やされるなぁ。
「昼ご飯買ってきまーす」
「ふふふ、行ってらっしゃい」
マヒト先輩に見送られながらエレベーターに乗り込んだオレは、近くのコンビニへと向かうことにした。
サクッとコンビニで買い物した後に、家へと帰ってきたオレは、昼飯もそこそこに家での標準スタイル、パンイチに戻る。
「ふぅ、暇だぁ……」
食後のアイスを舐りながらも、指の輪を覗き込んで透視能力の使い道を考える。そういえば、さっき先輩帰ってきたんなら部屋にいるんだろうか……
そんな、邪な考えを浮かべてしまい、人道的な主張を掲げる天使が警告を鳴らす。しかしそこはオレの妄想天使、悪魔なオレに囁かれてハワワと満更でもなさそうな慌て方で主張をすぐに取り下げてしまうのだった。
「この部屋の隣なら先輩の寝室とかか?」
1LDKの単身者向けマンションは間取りが全て同じらしく、各部屋のリビングと居室が交互に並んでいるのだという。そのためオレのいるリビングは、オレの居室と隣の居室、つまりはマヒト先輩の居室と隣り合っているという訳だ。
透視の輪を作り、恐る恐る覗き込む。向けられたマヒト先輩の居室側の壁を無いものとして、輪の中に広がる光景は部屋の床一面を埋め尽くすミニチュアの街であった。
特撮研究会で自主映画撮影やジオラマの作成などもやっていると話を聞いたことはあったが、まさかこんなに本格的だったとは……透視できない反対側の壁はクロマキーを行うのだろうか、緑色の壁紙で完全に撮影用の部屋という雰囲気だ。
先輩の寝室を、一番のプライベートを覗き見出来なかったことに、人道を踏み外さなかった安心と、ほんの少しの寂しさが渦巻く。あの先輩が一人のときはどんな感じなのかとか、気になってしまったのだ。
「……ふぅ、悪趣味か。止め……?」
ほんの少しのスケベ心と理性の対抗戦が理性の勝利で決着し、指の輪を解こうとした瞬間、輪の中で扉が開いた。音は無いので気付いたのは全くの偶然と幸運だったが、オレは輪を解くのも忘れてついつい強く覗き込んでしまう。
ムチムチと肉付きが良く、毛並みがふわふわとしたふっくらボディ、お腹の方は白く餅のようなマヒト先輩が部屋へと入ってきたのだ。
どうやら服まで透視している、というわけではないようだ。つまり、マヒト先輩は小さめなブーメランパンツをハニーデルタに食い込ませた、とてもとてもスケベな姿をしている……!?
気分の高揚にふよふよと揺れている尻尾がチャーミングで、自身の肉体を揉みほぐす手付きはどこか艶めかしい。
これは、もしかして……いや、でもそんなジオラマ部屋で……?
マヒト先輩は気持ち良さそうに口を開けているというのに声が聞こえないのがとてももどかしく、この時ばかりは完璧すぎる防音性能を恨めしく思う。
ブーメランパンツをピコンと押し上げる小山に、ローションを垂らし、パンツの隙間に差し込んだローション塗れの手が先輩自身のムチムチな尻肉を揉み慣らす。
オレは片手で輪っかを作ったまま食い入るように覗き込み、もう一方の自由な手で自身の股間を揉みしだき始める。いや、マヒト先輩のあんなスケベな姿を前に見ているだけなんてムリ過ぎるだろう?
ビキニの中でギンギンになったチンポを引っ張り出し、既に溢れ出しているガマン汁をオレの手に塗りつけ竿を握る。
「んぉっ、んっ、ふっ……うわ、先輩すっげぇエロ……」
隣室を透視しながら普段からは全く想像の出来ないマヒト先輩の淫らな様子をオカズにチンポを扱く。
ジオラマの中に入り込んだマヒト先輩は向こう脛半ば程度の高さをしたミニチュアなビル群を避けながら、中心に聳える周囲より抜きん出て高いタワーへと近付いていく。近未来的なデザインの展望台の誂えられた有名な電波塔のランドマークに、自身の股間を擦り付け、とても気持ちよさそうに顔を蕩けさせていた。
うっわ、あのマヒト先輩があんなスケベな顔をするなんて……やべぇソソる……!
股間だけではなく、素股のように内股に挟み込んで屈伸するように電波塔を扱き、今度は尻の谷間で電波塔の展望台を擦り上げていく。
敏感な質なのか、タワーに身体を擦り付ける度に、マヒト先輩は大きく反応し身体を震わせている。口の端からよだれが流れていくのも全く気にせず、欲情のままに自らを弄ぶ手付きもヒートアップしていっているようだ。
「ふっ、くっ、声が聞けないなんて……!うわっ、マヒト先輩エロ……ガマン汁多い……」
声を聞くことの出来ないフラストレーションを漏らしながらもオレの手はメチャクチャにチンポを扱き、興奮の熱に手が汗ばんでくる。
とうとうマヒト先輩がブーメランパンツに手をかけると、股下の布をズラすようにして秘所を晒した。脱が、ない……だと……!
慎ましやかにも存在を主張している勃っても皮被りなチンポがこんにちはして、トプトプとと透明なガマン汁を往来へと落としていく。
そして、既にトロトロに解れているらしい肛門の軟肉まで露わにしたマヒト先輩は、タワーを跨いで立ち、タワーへとたっぷりとローションの雨を降らせる。そのままゆっくりと腰を沈めて行けば、塔の先端がマヒト先輩の門に触れた。
音が聞こえるのならヌプリ、と鳴ったことだろう。先端を優しく軟肉が包みこんで、ズズズ、と呑み込んでいく。
先端が細く、徐々に径が広がっていくタワーがマヒト先輩のアナルに呑まれていき、先輩はとてもスケベな顔で性感に打ち震える。大きく口を開けて、喘ぎ声も全く我慢していないようだ。
それでも何も隣室から聞こえてくることはなく、こんな透視能力に目覚めていなければ隣のマヒト先輩がこんなスケベで、巨大怪獣さながらに街中でオナニーをするド変態だなんて知ることは無かっただろう。
メインストリートにガマン汁を撒き散らしながら、いつしかマヒト先輩のアナルは展望台の手前まで呑み込んでしまっていた。
棒に刺したドーナツのように楕円球が張り出した展望台をマヒト先輩のアナルが食おうと沈んでいく腰はガクガクと震え、今にも快感に砕けてしまいそうだ。
その時、踏ん張り直そうと踏み直したマヒト先輩の右足が自らのガマン汁に滑り体勢を崩してしまう。片膝を着くように崩れ、深く沈んだ腰は勢いよくタワーへ力をかけてしまい、マヒト先輩のアナルに展望台を押し込んだ。
あまりの衝撃が走ったのだろう、目を大きく見開き上を向いてヒクヒクと痙攣する。遅れて、縮み上がってしまったマヒト先輩のチンポから黄味がかった滝が街を襲っていく。
足元に広がっていくマヒト先輩の失禁は、よく見ると道路に置かれていた車のミニチュアなどを押し流す。
ブーメランパンツをコスチュームに街を護って闘ったマヒト先輩が、敗北しランドマークであるタワーに串刺しにされ処刑される、今の状況はそんな光景を思い浮かばせた。
意識を取り戻したマヒト先輩がもう一方の足もゆっくり膝立ちへと直し高さのバランスを取ると、少しずつ身体を上下させ始める。
こんな事故みたいなことになっても続けるのかと思いながらも、すぐに硬さを取り戻していくマヒト先輩のチンポを見れば、まだ欲情していることがはっきり見て取れた。
自らのチンポを摘み、乳首を摘み、腰を振る。マヒト先輩のオナニーが激しくなっていくのに釣られ、オレも相当な興奮でチンポを扱き立てていた。
「先輩っ、エッロ……!どスケベ……!変態……!」
街を見下ろしタワーでオナニーするマヒト先輩をオカズに、オレがオナニーをする。部屋に響くくらいにオレのチンポはガマン汁の水音が鳴り、自身の荒い息が聞こえる。
「ふぐぅぅっ、むぅぅっ!ぐっ、イクっ……!!」
穴の向こう側で、マヒト先輩のチンポから一足先にザーメンが噴き出し、周囲のビルへ胸にぶっかける。
続いてオレも限界を迎えてチンポからいつも以上に濃くて大量のザーメンを放った。顔にかかるほど飛んで、顔から胸にかけてをドロドロに汚し、射精の余韻に手の中でチンポがビクンと震えた。
うぁー、マヒト先輩がエロすぎてやべぇ出たな……ティッシュで押さえるのも忘れるほど熱中して、顔まで飛んできたし。
マヒト先輩も賢者タイムに突入したのか、ズルリ、とアナルからタワーを吐き戻し、自由になったアナルは捲れて軟肉が盛り上がったスケベな肉壺を見せつける。
雑巾で後片付けを始めたのを見て、ようやくオレは指の輪を解いた。何もなかったかのように、景色は元通りのオレの部屋だが、自分のザーメンの臭いが今までオナっていた事実を主張していた。
「あぁ……明日からどんな顔して会えばいいんだ……」
まさかあんなスケベで変態的なオナニーをマヒト先輩がするなんて。顔を見ればさっきの事がよぎってしまいそうだ。
お隣さんの衝撃的なオナニーを目撃し、激しく燃えるようなオナニーをしてしまったことはオレに深く刻み込まれ、透視能力はもっぱらお隣さんのオナニー覗き見手段として確立してしまうのであった。
さ、とりあえずシャワーでザーメン落としてくっかなぁ。