強制変身TRPG「あなたはまだ人間ですか」

  [chapter:強制変身TRPG「あなたはまだ人間ですか」]

  (Ver.1.02)

  [chapter:~はじめに~]

  このゲームは、「人間が人外に変身しちゃう展開」が大好きな方に贈る、

  変身譚を創造できるオリジナルTRPGです。

  ルール全文を無料公開しており、使用にあたっての難しい規約や条件などもありません。

  禁止事項は極めてシンプルで、このゲームを犯罪行為や他人が嫌がる用途に使わないこと。それだけです。

  卓募集や、卓配信などをご検討の場合は、SNSで「#強制変身TRPG」を付けていただければ、拡散にご協力いたします。

  また、この投稿のコメント欄で告知をしていただいても構いません。ご自由にお使いくださると嬉しいです。

  人間の形を徐々に失い、人ならざる存在へと近づいていく…。

  プレイヤーの皆様には、そのような状況に陥った人間をロールプレイしていただきます。

  ロールプレイと言っても、TRPGは演劇ではありませんので、演技力がない方でも気楽に遊ぶことができます。

  あなたの分身であるキャラクターがどう行動して、どんな発言をするのか、きちんと説明できれば大丈夫です。

  創造力の翼を広げ、物語の登場人物として最後まで運命に抗ってみてください。

  きっと、そこには素敵な変身譚があなた達を待っているはずです。

  ■あなたはTRPGをご存じですか?

  あなたはTRPGを知っていますか?

  知っている場合は、この項目を読み飛ばしても大丈夫です。

  TRPGとは、テーブルトーク・ロールプレイングゲームの略です。

  テーブルを囲んで会話しながらロールプレイ(役割を演じる)して楽しむ遊び、と言えば分かりやすいでしょうか。

  プレイヤーは自分の分身となるキャラクター(以下、PC)を作って、PCの発言や行動を宣言することで、物語に関わっていくことになります。

  テーブルを囲む仲間とともにロールプレイをしながら一つの物語を作り上げていくゲーム。それがTRPGだと私は思っています。

  近年では、インターネット上でのプレイ環境も整備され、オンラインで遊ばれたり、プレイ風景が配信されたりするようにもなりました。

  オンラインで遊ぶ時にテーブルとなるのはオンラインセッション用ツールです。

  『ココフォリア(https://ccfolia.com/)』を始めとして様々なツールがあるので、実際に使って遊んでいる人に教わったり、Wikiなどを調べてみるのが良いでしょう。

  TRPGと一口に言っても、種類は本当に様々あります。

  TRPGシステムごとに、必要な道具も異なり、サイコロを使ったりトランプを使ったりするものもあれば、会話だけで進めるものもあります。

  このゲームは、そんなTRPGのうちの一種です。

  ■このゲームで遊ぶのは初めてですか?

  このゲームで遊び慣れている方は、この項目を読み飛ばしても大丈夫です。

  このゲームは「人間が人外に変身しちゃうのを回避しようと頑張る」物語を扱うTRPGです。

  「回避できずに人外になってしまうのもまた良し!」という人向けのゲームです。

  「自分のPCが人外になっちゃうような展開は苦手」という方は、ここで回れ右をしましょう。

  さて、このゲームで、PCは『ゴール』を目指すことになります。

  『ゴール』には様々な種類があります。

  明確に出口が用意されていて、そこから脱出することが『ゴール』となる場合もあるでしょう。

  あるいは、謎を解き明かすことや、敵を全て倒すことが『ゴール』となることもあるでしょう。

  いずれにしても『ゴール』に辿り着けば、その時点でゲームは終了となります。

  『ゴール』まで辿り着けなかったらどうなるのかって?

  ご安心ください!

  あなたが望むのならば、最終的に必ず『ゴール』に辿り着くことできます。

  ただし、必ず人間のままでいられる保証はございません。

  ゲーム終了時にPCが人間のままであれば「人間としての結末」。

  ゲーム終了時にPCが人外になっていれば「人外としての結末」。

  PCには、それぞれの結末が待っています。

  逆に、あなたが望むのならば、PCが『ゴール』に辿り着いていない状態でゲームを終了することもできます。

  その場合、PCが『ゴール』に辿り着かない結末となるでしょう。

  ■10面ダイスをご存じですか?

  このゲームでは、10面ダイスを使用します。

  よく知られている立方体の『サイコロ』は、目が6つあるため、別名「6面ダイス」とも呼ばれます。

  一方、このゲームで使う「10面ダイス」とは、目が10個あるんです。

  1,2,3,4,5,6,7,8,9,0

  という10種類の数字が書かれた10面体です。

  このゲームでは、10面ダイスの「0」の出目は、「10」と読み替えましょう。

  ※「1個」の「10面ダイス」を振ることを、TRPG用語で「1d10」と言います。

  「2個」の「10面ダイス」を振って出目を足し合わせる場合、「2d10」と言います。

  ただし、このゲームでは「2d10」のように出目を足し合わせることはしません。

  詳しくは後述する『判定』の項目で説明します。

  ■ルール用語

  GM:ゲームマスター。ゲームの進行役のことです。

  PL:プレイヤー。ゲームマスター以外の参加者のことです。

  PC:プレイアブル・キャラクター。プレイヤーの分身となる作中のキャラクターのことです。

  NPC:ノンプレイアブル・キャラクター。基本的にGMが操作する作中のモブのことです。

  セッション:TRPGで1回あそぶことです。PC作成から、ゲームが終了するまでの一区切り。

  オンセ:オンラインセッションの略。オンラインでTRPGを遊ぶこと。

  [chapter:~ルール説明~]

  ■対象人数・対象年齢・所要時間

  本作は、GM1人と、PL1人~3人用です。

  GMとPLを兼任すれば、1人でも遊べるかもしれません。

  30分~1時間半程度でサクッと遊べる全年齢向けのゲームを目指しております。

  ■必要な道具

  オフラインで遊ぶ場合には、以下の道具を用意しましょう。

  ・10面ダイス(1人につき2個)

  ・筆記用具

  ・キャラクターシート

  オンセの場合には、オンセ用のツール(『CCFOLIA(ココフォリア)』など)を使える環境があれば十分です。

  ■PCはどんな存在か?

  あなたの分身であるPCも、あなたと同じように人間です。

  しかし、あなたと同一人物である必要はありません。

  自分と異なる年齢や性別のPCを作成しても良いのです。

  顔や性格だって、あなたと全然違って良いのです。

  しかし、あなたがまだTRPGに慣れていない場合には、なるべく自分と同じような考え方をするPCにしておいた方が楽でしょう。

  ■ロールプレイする上で注意すべきこと

  一つだけ注意しておいてほしいことがあります。

  「あなたとPCは別の存在である」

  ということだけは、決して忘れないでください。

  ロールプレイする上で、PCになりきって演技することは悪いことではありません。

  しかし、PC同士がケンカをしたとしても、プレイヤー同士が不仲になるようなことがあってはいけません。

  ■セッションの進め方

  さて、あなたの準備が出来ていれば、これからすぐにでも遊ぶことができますよ。

  心の準備がまだですか? 友達がまだ到着していない?

  準備ができてから、次の項目を読み進めてくださいね。

  このゲームでは、「セッション」を大きく三つに区切っています。

  ◆メイキング◆:「主人公」を作成し、物語の始まりを参加者全員で相談する。

  ◆クライマックス◆:本編。変身との闘いが描かれる。

  ◆エピローグ◆:本編を通じ、主人公がどうなったのか決定する。

  なお、メイキングに関しては、集合前に決めておいても構いません。そうすれば、セッション時間を大幅に短縮しつつ、濃厚な設定で楽しむことができます。

  また、ルールを読んでも処理が分からない状況に出くわしたら、GMの指示に従ってください。

  ルールブックに書いていない部分はGMの領分です。

  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  [chapter:◆メイキング◆]

  ■PC作成

  このゲームで使うPCの情報を記すシートをご紹介します。

  下記の《キャラクターシート》をコピーして、注意書きに留意しつつ項目を埋めましょう。

  それだけで、あなたの分身である変身譚の主人公は完成です。

  《キャラクターシート》

  パラメータ:

  0【氏名】=(※ここにPCの名前を書こう。ふりがなも忘れずに)

  1【相貌】=(※ここにPCの顔の特徴を書こう)

  2【外見】=(※ここにPCの外見的特徴を書こう)

  3【技能】=(※ここにPCの特技等を書こう)

  4【性格】=(※ここにPCの性格を書こう)

  5【服装】=(※ここにPCの服装を書こう)

  6【好物】=(※ここにPCの好きな食べ物を書こう)

  7【言葉】=(※ここにPCの台詞例を書こう)

  8【関係】=(※ここにPCの大切な人間関係を書こう)

  9【記憶】=(※ここにPCの大切な思い出などを書こう)

  10【声帯】=(※ここにPCの声のイメージを書こう)

  11【宝物】=(※ここにPCが大切にしている物を書こう)

  プレイヤー名:(※ここにプレイヤーの名前を書こう)

  『ゴール』:(※PCの目標を書こう)

  『ソース』:(※PCの『変身先』『変身経緯』『変身要因』を書こう)

  『状態』:人間(※PCの状態を書こう。ゲーム開始時は人間と書こう)

  HP:(※ヘンシン・ポイントの略。初期値は0。『判定』に用いる)

  ■パラメータ

  キャラクターシート前半の、左端に0~11の数字が書かれた項目を、パラメータと呼びます。

  パラメータは、『喪失』することで判定の振り直しに用いることができます。

  詳しくは後述の『判定』『喪失』の項目で説明します。

  パラメータを決めるのが難しい場合は、先に『ゴール』と『ソース』を決めてから、それをヒントにPCのパラメータを想像しても構いません。

  なお、パラメータの内容は特にゲーム上での有利不利には繋がりません。自由に書きましょう。

  ■状態

  基本的に最初は『人間』です。

  パラメータを全て『喪失』した場合、『状態』を書き換える必要があります。

  ■ゴール

  何事においても、最初に目標を明確にしておくことは大切です。

  このゲームでは、PCたち共通の『ゴール』を明確に決めておくことが、セッション成功の鍵となります。

  『ゴール』は、以下の表を参考に1d10で決めても良いですし、自由に選んでも構いません。

  ◆『ゴール』表 《1d10》

  1)脱出(出口に辿り着く、出口を開ける)

  2)合格(試験に受かる、誰かに認められる)

  3)最強(誰よりも強くなる)

  4)平和(平穏な日常を取り戻す)

  5)勝利(相手に勝つ、戦いの終わり)

  6)隠蔽(世間にバレないようにする)

  7)逃走(捕まらずに逃げきる)

  8)救出(誰かをピンチから救う)

  9)賞金(財宝やお金が手に入る)

  10)友情(かけがえのない友との絆を手に入れる)

  参加者の急用や体調不良などで、セッション継続が困難になることもあり得ます。

  あなたは、いつでもセッションを終了することができるということを覚えておきましょう。

  これは楽しむためのゲームであって、義務でも修行でもないのですから。

  また、機会があれば再度集まって遊べば良いのです。

  なお、クライマックスの途中で終了した場合、PCの辿る結末はそれぞれPLの心の中にしまっておきましょう。

  ■ソース

  『ソース』とは、料理にかける調味料の「sauce」をイメージした造語です。

  以下の表は、何度振り直しても構いませんし、自由に決めても構いません。

  表を活用して、好きな『変身先』『変身経緯』『変身要因』を組み合わせることで、お好みの『ソース』をブレンドするように、変身内容を決定することができます。

  なお、PLが複数名いる場合は、PCの『ソース』は類似させておくと分かりやすいでしょう。

  ◆『変身先』表 《1d10》

  1~2:哺乳類

  3~4:鳥類or魚類or植物

  5~6:爬虫類or両生類or虫

  7~8:空想上の生き物orモンスター

  9~10:無生物or人形or石像or氷像or菓子

  上記の表を参考に、変身先をなるべく具体的に書きましょう。

  ◆『変身経緯』表 《1d10》

  1)好意(あなたは人ならざる者に好かれ、同族に変身させられることとなった)

  2)追放(あなたは何者かの邪魔になり、人ならざる者に変身させられることとなった)

  3)嫌悪(あなたは何者かに嫌われ、人ならざる者に変身させられることとなった)

  4)代償(あなたは便利な能力を使いすぎた代償として、人間をやめさせられることとなった)

  5)使役(あなたは何者かに使役されるため、変身させられることとなった)

  6)事故(あなたは不慮の事故に巻き込まれ、人間をやめることとなった)

  7)発狂(あなたは正気を失うほどの事態に遭遇し、人間をやめることとなった)

  8)禁止(あなたは禁止されていたことをやってしまい、人間をやめることとなった)

  9)堕落(あなたは悪の道に足を踏み入れたため、人間をやめることとなった)

  10)不明(あなたは自身が人ならざる者に変身させられることとなった理由を知らない)

  ◆『変身要因』表 《1d10》

  1)科学技術/テクノロジー・・・・・科学の実験によって変身

  2)異星技術/ゼノテクノロジー・・・異星生物によって変身

  3)魔術/マジック・・・・・・・・・魔術師、魔法使いによって変身

  4)悪夢/ナイトメア・・・・・・・・夢魔によって夢の中で変身

  5)秘術/シークレット・・・・・・・仙術、忍術、錬金術等の秘術によって変身

  6)神罰/パニッシュメント・・・・・神、神職者の力によって変身

  7)呪術/カース・・・・・・・・・・呪術、魔物の呪いによって変身

  8)憑依/ポゼッション・・・・・・・獣の魂に憑依されたことによって変身

  9)獣人/セリアンスロープ・・・・・人ならざる存在の血によって変身

  10)感染/インフェクション・・・・・病に感染したことによって変身

  『ゴール』と『ソース』が決まってから、それをヒントにPCのパラメータを想像しても構いません。

  ■HP

  ヘンシン・ポイントの略。変身の度合いを表す数値です。

  クライマックス開始時は0で、1分につき1ずつ増えます。

  『判定』をする際に、GMに現在の値を確認して書き換えるようにしましょう。

  ■サンプルキャラクター紹介

  《キャラクターシート》

  パラメータ:

  0【氏名】=犬村 未来(いぬむらみく)

  1【相貌】=ぱっちりした目。明るい表情。日焼けしている。

  2【外見】=高校2年生、ショートカット、身長体重は平均的。

  3【技能】=陸上競技

  4【性格】=優しくて負けず嫌い

  5【服装】=セーラー服

  6【好物】=スイカ

  7【言葉】=「もう、めちゃくちゃだよ!」

  8【関係】=お母さん、お父さん、弟、学校の友達

  9【記憶】=大会で優勝して家族皆からお祝いしてもらった

  10【声帯】=透き通った美しい声

  11【宝物】=高校入学祝いに親から買ってもらった腕時計

  プレイヤー名:

  『ゴール』:救出(肝試しの最中に行方不明になった弟を連れて帰る)

  『ソース』:犬・嫌悪・神罰(誤って弟が山の祠を壊してしまい、神様の怒りで犬にされそうになっている)

  『状態』:人間

  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  [chapter:◆クライマックス◆]

  PC全員分の《キャラクターシート》が完成したら、クライマックスを始めましょう!

  セッションは、メイキング直後にクライマックスとなります。

  いわゆる前置きのようなものは存在しません。

  クライマックスは、PCが肉体の異変に気付く描写やロールプレイから始めると良いでしょう。

  複数のPCがいる時でも、自己紹介から始める必要はありません。

  自己紹介なんてしている場合ではない緊急事態ですからね。

  ■時間計測開始

  クライマックスの間、PC達の変身は進み続けます。

  それを表現するため、このゲームでは、GMがリアルタイムの時間を計測して、PC達の『HP』に反映させます。

  クライマックス開始時点で、PC全員の『HP』は初期値0ですが、『HP』はリアルタイム1分につき1ずつ増えていきます。

  クライマックス開始の宣言と同時に、GMはストップウォッチなどで時間の計測を始めましょう。

  このストップウォッチはセッション終了まで何があっても止まりません。

  ルールの確認をする時間も、雑談をする時間も、かけがえのないセッション時間です。

  その全てが、PC達の変身を進行させるのです。

  ■変身部位表の使用

  クライマックス開始直後、PLは自身のPCの肉体がどの部位から変化し始めたか決めましょう。

  ◆変身部位表(1d10)

  1)目/鼻(視界がモノクロになる。鼻が利くようになる、鼻先が湿り気を帯びるなど)

  2)口/舌(マズルが伸びる。舌が細長くなる。味覚が変わるなど)

  3)耳/頬(耳が良くなる。頬にヒゲが生える。耳の形が変わるなど)

  4)喉/首(喉が熱くなる。首元に毛やウロコが生える。人の言葉が話しづらくなるなど)

  5)掌/指(掌や指が人ならざる形状になる。爪が尖るなど)

  6)腕/脚(腕に毛やウロコが生える。腕が増える。二本足で立っていられなくなるなど)

  7)肩/背(肩や背中まわりに毛やウロコが生える。背に翼が生えるなど)

  8)胸/腹(胸や腹まわりに毛やウロコが生える。胸が膨らむなど)

  9)尻/尾(尻まわりに毛やウロコが生える。尻尾が生えるなど)

  10)骨/内臓(骨が軋む音がする。心臓が高鳴る。汗をかく。体温が上がる、体温が下がるなど)

  上の表から1d10で決めても、自由に選択しても構いません。

  PCはその部位の変化によって、自身の肉体に起きている異変を知ることになります。

  プレイヤーは描写に困ったらGMと相談しても構いません。

  GMはPLにとっての敵ではありません。協力してロールプレイを進めましょう。

  ■判定

  本作での『HP』とは、ヘンシン・ポイントの略です。変身の進行度を表します。

  『HP』はクライマックス開始直後には初期値0で、リアルタイム1分につき1ずつ増えます。

  このゲームでは、定期的に「PCがまだ人間であるかどうか」を確認する必要があります。

  これを、『判定』と呼びます。

  『HP』が10,20,30,40,50,60を上回った時、PLの一人は10面ダイスを2回振って出目を掛け合わせることで『抵抗力』を算出します。

  『抵抗力』=1d10×1d10<『HP』 ・・・『判定』失敗 ⇒ 何度でも再挑戦OK

  『抵抗力』=1d10×1d10≧『HP』 ・・・『判定』成功

  『抵抗力』が『HP』未満だった場合、『判定』は失敗となります。

  『判定』に失敗した場合、失敗したPCは自身のパラメータを一つ消費することで、『判定』に再挑戦することができます。

  再挑戦は何度でもできますが、再挑戦しない(できない)場合、そのPCは即座に人間ではなくなることになります。

  どのパラメータを失うかは選んでも構いません。

  ただし、悩んだ時は1d10で素早く決めてしまう方が良いでしょう。

  再挑戦中にも『HP』は増え続け、再挑戦回数が増えるほど失敗しやすくなるからです。

  『抵抗力』が『HP』以上だった場合、成功となります。

  成功した場合、PCは辛うじてまだ人間でいることができます。

  さらに、変身しかけた身体を駆使して、『ゴール』に近づくことができます。

  ただし、人外度は高まるため、身体のどこかの部位が変わることになります。

  以下の表を参照して、追加でどこの部位が変わってしまったのかを決めましょう。

  同じ部位が変わった場合は、その部位の変身度が更に高まったことになります。

  ◆変身部位表(1d10)

  1)目/鼻(視界がモノクロになる。鼻が利くようになる、鼻先が湿り気を帯びるなど)

  2)口/舌(マズルが伸びる。舌が細長くなる。味覚が変わるなど)

  3)耳/頬(耳が良くなる。頬にヒゲが生える。耳の形が変わるなど)

  4)喉/首(喉が熱くなる。首元に毛やウロコが生える。人の言葉が話しづらくなるなど)

  5)掌/指(掌や指が人ならざる形状になる。爪が尖るなど)

  6)腕/脚(腕に毛やウロコが生える。腕が増える。二本足で立っていられなくなるなど)

  7)肩/背(肩や背中まわりに毛やウロコが生える。背に翼が生えるなど)

  8)胸/腹(胸や腹まわりに毛やウロコが生える。胸が膨らむなど)

  9)尻/尾(尻まわりに毛やウロコが生える。尻尾が生えるなど)

  10)骨/内臓(骨が軋む音がする。心臓が高鳴る。汗をかく。体温が上がる、体温が下がるなど)

  上の表から1d10で決めても、自由に選択しても構いません。

  ■ロールプレイによる判定

  原則として『判定』は『HP』が10,20,30,40,50,60を上回ったタイミングで行なわれますが、以下の条件を満たしたとGMが判断した場合、詳しく説明した上で、本来のタイミングよりも早めにPLが『判定』することを認めても構いません。

  ・PLが【ゴール】に向かうための積極的なロールプレイをした

  ・PLが素晴らしい変身の情景描写を行なった

  ・その他、PLが卓の進行を助けるなどして、GMが感動した

  あくまでも、直後の『判定』のタイミングを早めるだけですので、例えば1回目の『判定』を『HP』が9の時に挑戦できたとしても、その後の2回目の『判定』は『HP』が20になるまで待つか、再び上記の条件を満たしてタイミングを早める必要があるのです。

  ■出目補正

  『判定』中に、『抵抗力』が少し足りない!

  そんな場合、自身のパラメータを二つ消費することで、

  ダイスの出目を一つを選んで1増やすことができます。

  これを出目補正と言います。

  ■複数人のPLがいる場合

  複数人のPLがいる場合は、『判定』のタイミングで、代表する一人が『判定』することになります。全員のPLが均等に『判定』に挑戦できるように、順番を決めて毎回異なるPLが『判定』に挑戦すると良いでしょう。

  ■状態の書き換え

  このゲームでは、人間ではなくなったからといって、キャラロストすることはありません。

  『状態』欄を「人間」から、相応しい呼び名に書き換えるだけです。

  他に「人間」のPCがいる限り、人ならざる肉体を使って、『喪失』せずに何度でも『判定』に再挑戦できます。

  ■喪失

  失われたパラメータの記載内容はキャラシートから消しましょう。これを『喪失』と言います。

  代わりに対照的な内容を描写しておくと「変わってしまった」感じがして、私は好きです。

  『喪失』は、パラメータ左端の0~11の数字を「×」「―」などに書き換えることで表現すると良いでしょう。

  ■終了条件

  クライマックスの終了条件は、以下のいずれかの状態になることです。

  ・PC全員で『判定』に計6回成功する

  ・PC全員が人間ではなくなる

  ・PC全員が『ゴール』を諦める

  ・『HP』が75に達する

  クライマックスが終了したら、即座にエピローグに移りましょう。

  ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

  [chapter:◆エピローグ◆]

  ■結末

  クライマックスでの出来事を通じて、PCたちの姿や関係性がどのように変わったのかを説明して、物語を上手くまとめましょう。

  エンディングの展開では、クライマックスで満たした終了条件によって以下のとおりになります。

  ・PC全員で『判定』に計6回成功する ⇒ 人間として『ゴール』に到達したエンディング

  ・PC全員が人間ではなくなる ⇒ 人外として『ゴール』に到達したエンディング

  ・PC全員が『ゴール』を諦める ⇒ 『ゴール』に到達しなかったエンディング

  ・『HP』が75に達する ⇒ PCたちの運命は各自の想像に任せる

  ・クライマックスの途中でセッション終了 ⇒ PCたちの運命は各自の想像に任せる

  ■SNSによる【経験点】獲得

  参加者は、セッションの感想をSNS上に公開することができます。

  特に、「#強制変身TRPG」というハッシュタグ付きでSNS上に感想を投稿したプレイヤーは、『喪失』したパラメータを3つまで回復させることができます。

  《コラム》ココフォリアでのチャットパレット活用

  本作は、『ココフォリア(https://ccfolia.com/)』で遊びやすいように作られています。

  本作をオンセで遊ぶ場合、『ココフォリア』のタイマー機能を使えば、制限時間(75分)をカウントダウンで表示することもでき、大変便利です。(カウントアップはできないので、別途ストップウォッチは必要です。ご注意ください)

  もし、あなたが『ココフォリア』を利用してオンセを行うつもりであれば、各キャラクターコマのステータス欄には初期作成状態で【HP】が設定されているため、以下をコピーしてチャットパレット欄に貼り付けておくだけでスムーズに『判定』ができるでしょう。

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  :HP=

  1d10*1d10>={HP}

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