虎体育教師が恋したり雌にされてぐちゃぐちゃになるSS

  鮫「どうして俺はモテないんだよ!!!!」

  

  青い身体の鮫獣人は、ビールジョッキを乱暴に振り下ろし、そう叫んだ。ダンッ!!っと鈍い音を、少し古めの木の机が悲鳴でも上げるかのように、音をたてたのが、痛々しいの一言。

  あ~あ、完全にできあがっちまってるな...こりゃあ。

  

  目の前で荒れている彼の名は、[[rb:青井 賢二 > あおい けんじ]]。俺の高校時代からの友人だ。大学も同じだったことで、なんとなく意気投合し、二人とも同じ職業になったためか、社会にでた今でも交友の深い唯一とよべる関係だった。

  

  狼「ああ、んなもん...顔だよ顔。どーせ、俺とおまえはモテない運命なんだよ!」

  

  こっちの薄いこげ茶色の狼獣人は、大学時代に出会った友人の[[rb:忍屋 伸 > しのびや のぼる]]。こいつは俺たちとは違って別の道を選んだため、ついた職こそ違うが、同じ独り身として慰めあうというこの飲み会にうってつけの相手だったと言えるだろう。正直、俺はそこまでじゃないが、賢二がよんだから一緒に飲んでいるといった感じだ...変な感覚だ、幼い頃は“友達の友達は、友達”なんて言葉を本気で信じていたが、大人になったら、体制や事情ばかり気にして、いい友人の関係になれないというのは、少し寂しくも感じるな。

  

  俺たちも今年で35歳。20代の頃や、30になったばかりの頃とは違い、この歳でもいまだに結婚していないというのは、大人としての体制としては少しキツイのだろう...どうにもならない苛立ちや焦りが渦巻き、すり減らされてしまった自分を慰めるように、同じ痛みを知っている相手とヤケ酒を飲む...教師という職業を選んだ身としては、とても子供たちには見せられない姿だなと、自嘲にも似た乾いた笑みが零れ落ちた。

  

  それでもやっていられないのか、ビールジョッキ(特大)に残っていた酒を一気に呷り、賢二は大きな口を更に大きく開いて息を吐き出した。

  

  虎「まったく、悪い酒が過ぎるぞ賢二。」

  

  賢二「別にいいだろ!男35歳、独り身寂しさを紛らわすための飲み会なんだからよ、おまえももっと飲めよ!

  なあ、[[rb:虎王 > とらおう]]先生よ!」

  

  完全に目が据わっている...よっぽど溜まってるな。

  はあっ...と小さなため息をつき、俺の手の甲に広がる縞模様に視線を一度落としてから、俺のコップに注がれているウーロン茶を飲む。

  俺の名前は[[rb:市田 虎王 > いちだ とらおう]]。職業は、高校の体育教師。ちなみに先ほどの説明から分かるだろうが、目の前で酒を浴びるように飲む鮫獣人の賢二も、俺と同じ高校の体育教師だ。まあ、流石に勤めている学校は違うが。

  

  伸「二人ともよ、どうせ予定もねえんだろ。この後行こうぜ、いい店によ。二人とも、一度もそういった店いったことねえんだろ?」

  

  賢二「おっしゃあ!今日こそ行ってy」

  

  虎王「んなわけにはいかないだろ!俺たちは!!」

  

  賢二「ぐっ!」

  

  伸の提案に賛同しかける賢二を何とか止める。

  独り身の成人男性として、溜まるものは溜まるし、そのために店に行きたいという気持ちも分からなくはないが...俺たちは仮にも教師、そんなことをするわけにはいかないんだ。唯でさえ、最近は教師への目が厳しいってのに。

  

  あ、いや...やっぱ、俺はそういう店に行きたいって気持ちは分かんねえな...

  

  伸「いいよな~虎王先生は、俺たちと違ってモテてるもんな!余裕だよな!」

  

  ぶっ!!?

  

  虎王「なっ、なに言ってんd」

  

  伸「しってんだぜ、俺。虎王先生よぉ...おまえ学生時代モテてたじゃねえか。」

  

  ...知ってたのか。

  

  そういえば俺は学生時代、それなりにはそういう経験もあった。何人からか告白も受けたし、人数合わせで呼ばれた合コンでもそれなりに仲良くはなった子も結構いた...まあ、全部そこまでだ。それ以降はないし、付き合った子もいない。

  

  虎王「仕方ねえだろ。そん時は教師になるのに必死で、そんな暇っつーか...余裕がなかったというか。」

  

  賢二「かあ~~。余裕だらけじゃねえか。おまえは俺と違って、ルックスも頭もいい...俺が張り合える要素なんて体格くらいじゃねえかよ。」

  

  虎王「そっ、そんなことは...」

  

  伸「じゃあ、おまえには勝ち目0だなwww」

  

  賢二「うっせえよ、伸!!」

  

  ...まったく、何を言い出すかと思えば...

  俺から見れば、二人とも素敵なところがある。

  賢二は情にあつく、伸は親切だ...これだけでも、十分モテる要素は備わっていると思うが...あ~まあ、あれだな...

  

  賢二「こんなに頑張って鍛えてるのに、なんでモテねえんだがな。」

  

  おまえはまず、その強面の顔の方をなんとかしろよ!体格も合わさって、完全に怖がられてるんだが...

  

  伸「俺だって...なんだよ。OOとか××の情報とか...色々、いっぱいあるってのによ。」

  

  おまえはセクハラをやめろ...完全に引かれてんだよ!

  

  っと、いった具合にマイナス部分が出過ぎてるのがネックなんだろうなと、俺は予測している。もう少し、別の方向で女の気を引けるようにすりゃあいいのに...この十数年ずっと思ってきたが、流石に本人たちに言えないまま、ずるずるときてしまった。

  

  

  ...まあ、俺にとっては女にモテることなんてどうでもいいことなんだけどな...

  残っていたウーロン茶を飲みほし、そっと視線を店の中に移す。

  

  大人数で飲んでいるところは皆スーツ姿だから、おそらく仕事帰りのどこかの会社の飲み会だろう。その中央で、失礼ながらかなりおっさん臭い猪獣人が「今日はまた嫁とイッパツやって、ガキをこさえてやるか。」なんて下ネタトークを飛ばしながら、となりの若い鮫獣人の肩に腕を回して困らせている。

  また、その向かいのカウンター席では、鮫獣人と熊獣人が楽しそうに話しながら、酒を呷っている。

  

  そんな鮫獣人たちの姿を...少し羨ましそうにみてしまう。

  

  目の前の彼らにも教えていない...俺の性癖。

  俺は、いわゆる同性愛者ってやつだ。しかも、この性癖に気づいたのは大学を卒業してから、教師になった後だった。

  ありえない、といわれるかもしれないが...それまで、本気で普通に女を好きになるのが自分の性癖だと思っていた。

  でも、違った。俺は同じ性別の男、特に雄臭い男性を好きになる。今も...一人、想う人がいる。

  

  

  

  虎王「あっ、やべえ!」

  

  賢二「なんだ...急に。」

  

  飲み会の途中、不意にあることを思い出して声を出す。

  

  虎王「資料...学校に忘れてきた。」

  

  明後日の研修で必要な資料、少し研修までの時間がなかったために学校に持っていき、放課後に目を通しておこうと思っていたのだが、いきなりかかってきた賢二の飲み会の誘いがきたため、ついそっちに意識が行ってしまい、大切な資料を学校に忘れてくるという間抜けなことしてしまった。

  困ったな...もちろん、明後日の研修用の資料だから、明日取りに行ってもいいのだが、ただでさえ時間惜しさに持っていく位に量がある...できれば、今日中に少しでも目を通しておかないと。

  さっと、持っていたスマホで時間を確認すると22時24分。

  

  ギリギリ、まだ他の先生が誰か残っていることにかけて、取りに行くべきだろう。

  

  虎王「すまん!埋め合わせは今度するから、今日は先に失礼する!」

  

  俺は飛び跳ねる様に立ち上がり、店の出口に手をかけ、賢二に叫ぶように伝える。

  

  賢二「おっ、おう...またな。」

  

  虎王「本当にすまん!!

  じゃあ、また!」

  

  それだけ言って、急いで俺の勤める学校へと向かう。外に出ると昼間とは違う少し涼しさをもった風に背中を押され、ただただ学校へと急いだ。

  

  

  

  

  夜の闇の中で、ようやく俺は学校にたどり着いた。うちの学校は少し山に入った場所にあるため民家やコンビニ等の店も少なく、昼間とは違い夜は街頭の光のみに照らされる。もう、完全に施錠されてしまったかと諦めかけたが、薄らと、ある一室に光が灯っている。

  あの部屋は...用務員室...そうか、あの人はまだ学校にいるのか。

  

  [[rb:土井 晋三 > どい しんぞう]]。この学校の用務員で、55の熊獣人。175cmと平均の俺と違い、2mを超える巨体の人、見た目は雄臭くて渋さを滲み出してる。ぶっきらぼうでガサツだが、ちょっとした悪戯をしてきたりと茶目っ気があって、俺はあっという間に心惹かれていった。

  

  あの人がいる...それだけで、自分が少し浮き足立っているのがわかる。

  

  ...何を考えてるんだ、俺も。こんなことで心を弾ませて、ずいぶんと間抜けなものだ。

  確かに、俺があの人に抱いているのは恋愛感情なんだろう。最近では自慰のネタにさえしてしまい、ヌいてしまった後に自己嫌悪に襲われるという行為の繰り返しだった。

  

  

  

  晋三「おお、あんた虎の王って名前なのか。かっけえじゃねえか。それじゃあ、よろしくな...虎王先生!」

  

  この学校に来て、初めての職員会議の後の自己紹介の時、晋三さんは、俺にそう投げかけてきた。あの人はもうおぼえていないかもしれないが、今でも俺は覚えている...あの時の声に、表情に、仕草に、俺は一目惚したんだ。

  

  

  

  

  職員室でようやく資料を見つけ、一息つく。ここままさっさと帰ろうとするが、妙に足が重たい。せっかくだし、挨拶くらいはしていくべきなんだろう。なのに、その勇気が、今の俺にはでなかった。

  さっき思い出してしまった、あの人との出会い。何度も乱暴に頭を振って消そうとしても、頭の中からあの人は消えず、それどころか悶々とし、自身の一部を固くしてしまっている。

  

  ...ほんとに、なにしてんだろうな...俺。

  

  

  

  

  夜の学校の体育館。普段、ここにいるときは授業の準備の時以外は、生徒たちの張りのある若い声と熱気渦巻く時だから、閉め切っているために少しムシムシとした人が発するモノとは違う熱気が支配し、体育館の壁にある大きなアナログ時計だけがカチカチと音を鳴らし、どこか不思議な空間となっていた。

  そんな中、今日も着ていたいつもの青いジャージに着替え、俺は立っている。

  

  これは、体を動かせば、この悶々とした気持ちも晴らせられるのではないかという、いかにも体育会系の人が思いつきそうな理由からだった。

  直し忘れられていたバスケットボールを持ち、ドリブルしながらたった一人でコート内を走り回る。ムシムシとした熱い空間ということもあって、汗は簡単にこぼれ、俺の毛を伝う。

  そして、フリースローライン内に入りショットの態勢に入る。バックボードにあるリングを見据え、手を添えて放つ。

  

  

  あれからまた時間がたったが、あの人はまだいるのだろうか?

  

  

  一瞬、そんな考えが浮かんだことで呼吸が乱れた。

  ボールはリングの淵に弾かれて落ち、体育館の床を跳ねる。

  

  この悶々とした気持ちを晴らすために運動していたはずが、結局あの人のことが頭から離れない。

  俺は...本気であの人に惚れてしまったらしい。

  

  ...この歳になって、恋が怖いと感じるとは思わなかった。

  同じ学校にいる人への恋心、出してしまえば...おそらく居場所と関係を失ってしまう。

  

  学生時代とは違い、大人としての責任を、教師としての責任をもついまは、この熱情にそのまま身を任せるわけにはいかない。それをやってしまったときに、今の俺は失うものが多すぎる。それが、俺にのみ害があるならまだしも、受け持つ生徒たちや周りの先生方、そしてなにより、あの人に...晋三さんに迷惑をかけてしまう。

  

  どうすればいいんだ...俺は。

  

  ボールを拾い上げ、そんな思いを頭の中で巡らせる。

  すると、不意に俺の両目が何かによって覆われた。

  

  ?「だ~れだ。」

  

  すると、俺の後ろから低く野太い声が、声を弾ませながら訪ねてきた。その声を聴いた瞬間、耳はピンと立ち上がり、まるでその声、一言一言を聞き逃さないようにしてしまう。一瞬で心臓の鼓動が早くなり、身体がその人の温もりに歓喜する。

  

  ああ...この人は...

  

  思わず、笑みが零れた。

  

  虎王「なにしてるんですか...晋三さん。」

  

  晋三「ありゃ、わかっちまったか。」

  

  俺が言い当てると、そっと俺の目を覆っていた手が離される。

  振り向くと、そこにいたのは...俺が想い、恋い焦がれる人。

  用務員用の作業服のまま、丸太のように太い四肢を付けた巨体の熊獣人。渋い男の顔で笑顔を向ける、その人。

  

  晋三さんだった。

  

  もし、俺が大人としての体制や責任という理性で抑えなければ、このまま抱き付いていたかもしれない。それほどの悦びだった。好きな人がいる、それだけで心が躍り、笑みを浮かべる。視覚で、聴覚で、臭覚で彼の存在を感じる...それが、俺の中で混ざり合い、温かい気持ちへと変わり、俺の心の柔らかい部分を優しく刺激する。

  

  晋三「そういう先生こそ、こんな時間にな~にやってるんだよ。」

  

  少しボーっとしてしまっていた俺は、その言葉に我に返る。

  

  虎王「いえ...ちょっと忘れ物を取りにきたんですが、つい。」

  

  晋三「あ~、まあ俺にも気持ちわかるわ。学生んときも、教師にばれないようにこっそり夜中に体育館とか入って悪友とバカ騒ぎしながら、遊んだなあ。」

  

  虎王「そうですね...俺はそういう経験がなかったんで、今回は新鮮でしたよ。」

  

  晋三「そうなのか、まあ、確かに虎王先生は真面目そうだしな。中々、おもしろかっただろ。」

  

  虎王「...ええ。」

  

  可笑しかった。先ほどまで感じていたやるせない気持ちが、ゆっくりと解けていく。自分でも、単純だなと思うが、今はその気持ちが素直に嬉しかった。

  

  晋三「そうだ!!」

  

  ふと、なにか思いついたのだろう。悪戯っぽい笑顔を向けながら、晋三さんは提案した。

  

  晋三「せっかくだから、なあ...虎王先生。俺と、バスケのゲームしねえか?」

  

  どこか嬉しそうに、どこか面白そうに提案する晋三さん。もう50代のオジサンなのに、そんなどこか子供みたいな可愛さに、また胸がときめく。

  そんな晋三さんの姿に、俺もちょっと意地悪を言ってみる。

  

  虎王「いいですよ...あっ、なんならハンデつけましょうか?」

  

  晋三「ぬかしたな!

  よーし、先生が俺に勝ったら、俺の秘密を一つ教えてやるよ!」

  

  俺の意地悪に反応して、そんな提案を追加する晋三さん。本当に子供のようにどこか面白嬉しそうにいう彼の姿に、また淡い想いが灯るのを感じながら、ぎゅっとバスケットボールを両手で握りしめた。

  

  

  

  バスケットのゲームといっても、たった2人しかいないので、半コートのみ使った攻守入れ替わって行う簡単なゲームになった。改めて、こうやって目の前にしてみると、20cm以上違うのもあって、まるで大きな壁が立ちはだかっているようだ。

  

  晋三「そんじゃあ、まずは俺からだな。」

  

  バスケットボールを持ちながらいう晋三さん。にしても、晋三さんがもつとバスケットボールがなんだかすごく小さく見えて、少しおかしい。

  

  晋三「準備いいか?行くぜ!!」

  

  虎王「ええ!!」

  

  その大きな晋三さんの声で、ゲームは始まった。

  まず、感想としては...とにかくすごいの一言だった。

  

  あれだけの巨体、失礼だが高身長であること以外、腹回りなどの要素からもとても想像が出来ない...晋三さんの素早さ。

  油断していた...まさか、ここまであの身体で早く動けるとは思えず、初動の反応が遅れてしまった。すぐにブロックに入るが、間に合わない。すでに晋三さんはシュート体制に...いや、違う!

  俺の目の前で、巨体の晋三さんが跳ぶ。そして、その先にはリングがある。それに向かって、片手でボールを掴み、

  

  ≪ダアァン!!!!!!≫

  

  凄まじい音を響かせて、リングの中へとボールを叩き付けた。直接リング内にボールを叩き込むショットの一つ...ダンク...

  ドシン!!とまた大きな音をさせて着地する晋三さん。リングの方はまだ激しい音をさせ、揺れている。

  

  晋三「...どうだい、先生。俺も中々だろ!」

  

  人は本当に驚くと言葉が出ないんだと、初めて知った。そして、なによりもかっこよかった。暗い体育館の中で、窓から差し込んだ月明かりが、晋三さんの汗に反射して、きらりと光る。

  

  晋三「どうしたんだい、先生?

  ...もしかして、俺に...惚れちまったか?」

  

  そんな俺に、晋三さんはまた悪戯っぽい笑顔を浮かべながら言ってきた。心臓がドキリと高鳴る。もちろん、晋三さんは冗談で言っているのだろう...俺のこの気持ちも知らずに。

  残酷な姿と言葉だった。だが、それは晋三さんが責められることではない...俺の、気持ちの問題なのだから。

  

  虎王「そうですね...俺が女だったら惚れてたかもしれませんね。」

  

  だから俺は、さっきと同じようにまるで意地悪でもいうかのように冗談交じりに言う。それに晋三さんは「だろ!」なんてかえす。その笑顔がまた俺の心の柔らかい部分を刺激するが、さっきとは異なり、それに痛みを感じるものだった。

  

  

  

  

  晋三「あ~あ。まさか、俺が負けるとはな。」

  

  職員用ロッカールームで、晋三さんは持っていたタオルで汗を拭きながら、そう大きな声で話す。あの後に4ゲームほどしたが、成績は3勝2敗で俺が勝った。そして体育館を施錠後、ここにきて置いていた使用前のタオルで身体をふく。熱い中だったし、その熱さは茹だる様な熱気だったが、好きな人と運動したおかげか、思ったよりも清々しい気持ちだ。

  

  虎王「...これでも、現役の体育教師ですから。」

  

  晋三「そら、そうだな。」

  

  自分が言うと、そう晋三さんはかえして笑い出した。こんなふうに笑える...もし、今の運動で俺と同じような清々しさを感じてくれていたのなら、嬉しい。こういう空気の共有は、まるで友人どうしにでもなったみたいだった。

  

  晋三「なあ、先生。この後はなんかあるか?」

  

  虎王「え...何かといわれてもこんな時間ですし、着替えて俺はそろそろ帰るつもりですが...」

  

  俺がそういうと、ちょっとつまらなそうな顔をして、晋三さんが俺に近づく。俺は晋三さんが、何を言いたいのか分からなかった。そっと香った晋三さんの匂い。加齢臭と汗の匂いが混じった匂いは、他の人にとっては決していいものではないのだろう...だが、俺にとってはその匂いと距離は、自分の心とは違う自分が、浮かびそうになるほど心躍るモノだった。まっすぐに瞳を見据えられ、まるで吸い込まれそうだった。その力強い瞳が、俺の心の弱い部分を突き崩す。

  

  晋三「約束やろ、俺に勝ったら秘密を一つ教えるって...」

  

  虎王「...あっ...」

  

  晋三さんの濃い茶色い毛が、短いマズルが...晋三さんの顔が、俺の顔に近づく。少し自分の顔を出せば、キスできそうなほどの距離。

  

  晋三「二人だけの秘密だ...みんなには内緒だぜ。」

  

  そういって晋三さんは、自分の口の前に自身の太い指をたてて見せる。内緒だよと...そんな子供みたいなことをする晋三さんに、また胸躍り、心に淡い想いの火が強く灯る。もうだめだと思えた。もう、俺はこの人なしではダメだと...そう思える。

  

  虎王「...わかりました。内緒...ですね。」

  

  今の俺には...そういうのが精いっぱいだった。

  

  

  

  古い...ちゃぶ台というものだろうか?昔の生活に出てきそうなくらい古い木の机が、そっと部屋の真ん中に置かれている。部屋には小さな古いテレビや、押し入れもある...なんだか、どこかの古いアパートの一室みたいだ。

  初めて入ったが、用務員室の奥に、こんな移住スペースがあるとは知らなかった。宿直室というものだろうか...昔の学校にはよくあったし、宿直の先生というのがあったらしいが、俺が教師になった現代では、あまり宿直をきかないな...まあ、今の学校には必要ない制度ではあるか。

  

  そんな風に部屋の真ん中でぼんやり考えていると、ガラガラと扉が開き、晋三さんが入ってk...うおっ!?

  

  晋三「すまん、すまん。待たせちまったな。」

  

  虎王「いっ、いえ...それはいいんですが。」

  

  そう、それはいい。

  

  晋三「ああ、この酒か...先生がいるから、特別の秘蔵の酒も持ってきたぜ。」

  

  虎王「いえ、それもツッコミたいところですが、そうじゃなくて...」

  

  たしかに、晋三さんはその太い腕でもギリギリ支えられる数の酒瓶を持ってきた。校内にそんな大量の酒を持ち込んでいたことは、もちろんツッコむべきとこだが、それ以上に俺が気になったのは...

  

  虎王「なんで下着姿なんですか!!?」

  

  そう、部屋に入ってきた晋三さんは首元が少し緩々になっているが、腹回りはパンパンで腹が少し出ている、ちょっと黄ばんだ箇所のあるタンクトップシャツと、青と白の縞模様のみというちょっと古臭い感じのパンツという下着姿。

  正直、俺の息子にダイレクトアタックなんですけど...やばい...しかも、かなり!

  

  晋三「ああ、さっきの運動で服は汗まみれだったしな...まあ、男どうしなんだしよ。気にするほどのことじゃねえだろ?」

  

  虎王「えっと...まあ、いいですけど...」

  

  むしろ大歓迎です!...なんて言えない。

  服がなくなった分と、部屋には最初からしてた晋三さんの匂いが合わさり、今この部屋は晋三さんの匂いが充満している。

  

  晋三「まっ、そんなことはどうでもいいからよ...飲もうぜ、先生。」

  

  そんな俺のやばい現状など知るはずもなく、牙をだして二カっと笑った顔でグラスを俺に渡そうとする晋三さん。

  教師としては断った方がいいというのは分かる。いや、恋い慕う人とが不潔だとか、そんなのではなく、教師としての仕事が、まだ帰ってやらなければいけないこともあるし、明後日の研修の準備も必要だ。せっかく友人との飲み会でも自分では飲まないようにしていたのに、ここで飲むのは、なんだか彼らを裏切るみたいで、少し心苦しい。

  

  だが、それらすべてを差し引いても...

  

  晋三「それじゃあ...少しだけ頂きます。」

  

  俺は、断れなかった。どうしても自分の欲が...自分の一番汚い部分が、確かに望み、理性を退けようとしている。

  やってしまったと思った。元々、俺はあまり酒には強くない...だからこそ、こんな不安定な状態で、好きな人を前にして酒を飲むなんて、何かしでかしそうで怖い。

  なのに、俺は無責任にグラスを受け取り、酒を飲もうとしている。

  

  晋三「そうでなくっちゃな!」

  

  コポコポと音を立てて、俺のグラスに酒は注がれ、もう後戻りはできない。

  

  晋三「それじゃあ、乾杯といくか!」

  

  いつの間にか、晋三さんも自身のグラスに酒を注いで、持ち上げる。

  

  虎王「ええ...乾杯ですね。」

  

  チン!とガラス同士が当たる音をさせ、乾杯する。乾杯を終え、自分の手元に戻ってきた酒は少し濁ったものだった。それを自分の口へともっていき、いっきに呷る。

  運動で喉が渇いてたのもあってか、その動きにはあまり抵抗もなく、酒もすんなりと体の中に入り、ゆっくりと浸透していくのを感じる。

  その酒は...少し甘い酒だった。

  

  

  

  

  

  はあっ...はあっ...

  

  鏡を見るまでもなく、おそらく今の俺の顔はかなり紅潮しているだろう。息も乱れ、頭がはっきりとしない。すでに床には五本ほど酒瓶が転がっているが、このほとんどは晋三さんが飲んだもので、俺はあまり飲んではいない。それでも、やはり弱いせいなのか、既に俺は完全に酔っていた。身体はふわふわと浮かぶようで、まるでこの空間が異質なものになったかのようだ。

  

  さっきまで、せっかく晋三さんと色々話していたのに、ようやく恋い焦がれる人と二人っきりになれたのに...

  

  別に友人でも何でもない俺たちは、学校で軽く挨拶を交わしたり、なにか行事や仕事でお話しする程度...そんな日常の中でようやくゲットできた、二人っきりの空間。

  話している間も、心臓の早くなる鼓動を感じ、彼の一言一言を待ち望み、彼を見る。

  まるで大サービスのような光景...殆ど遮るものがない下着姿の為に、はっきりとわかる晋三さんの身体。腕や肩ん割や胸板は力を入れてなくてもしっかりと付いた筋肉で盛りあがり、それ以上に、腹はでっぷりとその存在感を放つほどに膨れ上がっている。ピクピクと動く俺たちよりももっと小さな耳、そしてなにより、パンツの上からでもはっきりとわかるほどの重圧で肉厚な...晋三さんのちんぽ。

  ゴクリと音を鳴らしてしまうほどに、それは俺にとって喉から手が出るほど、欲しいものなのだろう。自分の青いジャージのズボンの中で、俺のちんぽがビクンっと痙攣していているのがわかり、恥ずかしさに思わず俯く。

  

  晋三「どうした先生?酔っちまったか?」

  

  その声に顔を上げれば、恋い焦がれる晋三さんの顔が、また、かなりの近さまできている。

  

  もう、やめてくれ...このままじゃあ、俺の理性が死んじまいそうだ。

  

  いつの間にか、俺は心の中でそう思っていた。

  ずいぶんとワガママなことだと思う...勝手に好きになって、勝手に興奮して、勝手に...そう、これは全て俺の勝手だ。晋三さんは、そんな勝手に巻き込まれているに過ぎない。

  分かっているのに、唇は震え、油断すれば涙が零れ落ちそうだった。

  

  好きです...大好きです...

  言いたい、言ってしまいたい。伝えたい、この苦しいほどに愛おしい想いを...

  

  晋三「とりあえず、横になれ。」

  

  ちゃぶ台をどけて、そっと、晋三さんが俺の背中に手を回し、ゆっくりと俺をたおす。

  そして...

  

  

  

  

  

  雄ルート→[jump:2]

  

  

  雌ルート→[jump:3]

  

  

  [newpage]

  時間が止まった様な感覚。そんなものを俺は感じていた。

  

  いや...頭の芯がしびれ、そう身体が錯覚しているだけなのだろう。とろけるような感覚が、ねっとりとした感覚で、俺をより熱くする。

  

  

  

  キスしていた...俺自身、気づかないうちに。

  

  

  薄っすらと目を開けば、驚きの表情にほのかに赤く染まっている顔。その短い耳までも真っ赤に染まり、彼自身の照れを最大限に表現していた。とても軽いキス...ただ唇を重ねただけのキスと言えるかもわからないキス。たったそれだけのことでも、俺は幸福と快感に酔いしれていくのを感じた。

  

  たったそれだけのことなんだ...たったそれだけのことなのに、俺は。

  

  晋三「虎王...先生...」

  

  口を離すと、そんな驚きを隠せていない晋三さんの声が俺に浸透する。

  

  

  分かっている...俺は、最低なことをしたんだ。

  

  

  俺は、晋三さんの全てに裏切った。身勝手な想いを抑えることも出来ず...ただただ、裏切ってしまったんだ。

  

  だが、

  

  虎王「好き...です。」

  

  止まらない...止められるはずがない。

  

  虎王「好きです...晋三さん。」

  

  溢れ、ひび割れた想いが、口を伝って零れ落ちる。口からは言葉が、瞳からは涙が、零れ落ちてしまう。

  自分の想いが、惨めに零れ落ちるのは、悲鳴を上げそうなほど辛くて苦しい...でも、それ以上に愛おしい。

  

  晋三「先生...好きって、あれだよな...その、よ...男と女が感じるような、恋愛的なあれ...だよな。」

  

  先ほどまで重なっていた唇に指を少しはわせ、晋三さんは、信じきれないっといった顔で、俺に確認する。

  

  虎王「...ええ。俺は晋三さんに恋愛感情を...劣情を抱いています。」

  

  自分でも驚くくらい、俺は今の俺の気持ちをはっきりと、そう言い切った。何かが吹っ切れていたのか、もうどうにでもなれという自暴自棄だったのかは分からない。でも、そんなことはもう関係ない。

  

  晋三「.........」

  

  ...晋三さんは黙ったままだ。それも仕方ないと思う...ふつうノンケが、同性にこんなことを急に言われて困惑しないはずがない。そんなこと...わかりきったこと。

  

  沈黙が辛かった。こうなることは簡単に予測できたはずのこと...だが、即答で自分を否定されなかっただけ、マシなのかもしれない。

  今日の俺は、ワガママばかりだな。身勝手な想いも、こんなふうに思うのも、さきほどのキスも...どれもこれも、必死になって殺してきた感情だったはずなのに、今までの俺が、今の俺を見たら...なんというのだろうか?

  

  晋三「あ~、まあ...」

  

  そんな中、静かに晋三さんが口を開いた。

  

  晋三「さっきのは冗談だったんだが、まさか...本当に俺に惚れちまっていたとはな...」

  

  ゆっくりとした口調でそう言われるたび、俺の心の弱い部分が抉られるようだった。わかっている、この想いが報われるなんて、都合のいいことは考えてなんていない。

  分かっていた...覚悟していた...嘘だ。なら、なぜ俺はこんなに悲しいんだ。

  

  晋三「...まあ、仕方ねえよなぁ。」

  

  虎王「...えっ...!?」

  

  再度、晋三さんから言葉がまた紡がれる。しかしそれは、想像していたものとは、全く違っていた。

  

  晋三「仕方ねえだろ?恋愛感情なんてもんは、どうしようもねえもんだ。

  別に虎王先生が悪いわけじゃねえしな...まあ、俺に惚れるってのは自然の道理だったってことか!!...わりい、今のはデリカシーがなかったな。」

  

  頭をガシガシとかきながら、少し照れているのか顔を赤くして、語る晋三さん。晋三さん自身も、まだ言葉を紡ぎ切れていないような、そんな不器用さが表れていて、思わず、かわいいと感じてしまった。

  

  晋三「まあ、なんだ...なにが言いてえのかってのは...

  ...俺はよ、虎王先生のことは好きだ。だが、先生の好きとは違う...それは、わかってると思うんだが。

  でもよ、それでもよ!俺は!!

  ...俺は。」

  

  晋三さん...

  

  晋三「俺は...先生を、否定なんてしねえ!!

  先生が男好きだろうが、関係ねえんだ。俺は先生が好きなんだ...傷つけたくねえんだ!」

  

  その瞬間、俺は真剣な表情の晋三さんを...初めて見た。いつも、悪戯っぽい笑顔で笑う、少し強面だが男らしくて渋い顔立ちの晋三さん。

  だからか、俺はその言葉が晋三さんの本心であると理解できた。

  

  理解して、込みあがってきた感情は...虚しさにもきた虚ろな心境だった。

  

  否定はされなかった。だが、俺の想いがかなったわけではない。俺からいわせれば、残酷な言葉だった。

  完全に諦めなければいけないのに、もう、諦められなくなってしまった。

  もう、どうすればいい...俺は。

  

  晋三「せっ、先生...?」

  

  また、晋三さんの顔が近づいた。その表情は、まるで捨てられた子犬のように頼りなく、どこか...愛おしいものだった。

  

  晋三「俺に...俺に何かできねえのか、先生。

  俺...」

  

  いつもの彼とは違う、どこか頼りないその声。胸が締め付けられそうな罪悪感と後悔の念に、おそわれる。

  彼の優しさが、彼自身を追い詰めている。それこそ、自分を壊してしまいそうなほどに。それがわかればわかるほど、自分のしてしまった罪の重さに心が潰されそうだ。

  

  そして俺は、今度は少し躊躇しながらも、また彼の唇に自分の唇を重ねた。さっきよりも少し力を入れて、彼との距離を少しでも埋めようとするかのように。

  晋三さんは...抵抗しなかった。それどころか、俺の背中に太い腕を回し、優しく抱きしめてくれた。

  

  初めて直接感じた晋三さんの身体の熱は、思っていたものよりもずっと熱く、その熱が俺を更に興奮させていく。まるで、俺が晋三さんに溶け込むような、そんな快感が身体を走り、背筋にゾクリとした。晋三さんの片方の手で頭をなでられる。その動きは優しくて...まるで、俺を大切なもののように扱ってくれる。そんな彼の気づかいに、心を蕩けさせ、溺れていく。

  彼に体を預け、俺は完全に溺れていた。

  そっと、頭を撫でていた腕が離れ、今度は俺のジャージの中に入り込んでくる。

  

  虎王「んっ...///」

  

  晋三さんの太い指が、ゆっくりと登り、俺の胸の真ん中にある突起を...乳首を刺激した。それに俺は感じていた。

  元々感度が良かったし、なによりも好きな相手が触れていると思えば思うほど、より、その柔らかい刺激は俺に快感を知らせた。そのまま、その指は俺の乳首を刺激する。指の先でつまんだり、指で優しく弾いたり、硬い乳首を捏ねる。

  そうされるたびに、俺はキスのために声にならない嬌声をあげる。

  

  虎王「あうっ...んん...あっ///」

  

  その俺の声にこたえるかのように、晋三さんは俺の乳首を弄る指をより繊細に、より激しく動かす。

  股間に違和感を感じる...そこは見るまでもなく、先ほどの行為でいきり勃ってしまった俺のちんぽ。先が濡れたように感じるから、既に我慢汁が鈴口から溢れ出ているのだろう。そして、密着しているがために、俺のそんな卑しい分身の現状は、晋三さんにも筒抜けなんだ...

  

  繋がりたい...晋三さんと...

  

  快感に狂わされた理性で感じ取ったものは、そんな俺の獣の欲望。キスをして乳首を弄られて、俺はもう止まらなくなりだしていた。

  自慰の時にいつもアナニーしていたことを思い出す...いつも、晋三さんのことを想い、ディルドで自分のアナルを責めたてていた。そのためか、そう思うと妙に、アナルに痒みにも似た疼きを感じ、それを感じると次にさっき見たパンツに浮かび上がった晋三さんのちんぽの形で頭の中がいっぱいになっていく。

  

  挿れられたい...晋三さん...

  

  だが、俺は気付いた。先ほどから必死になって舌を絡めようと舌を伸ばしても、晋三さんの口は頑なに閉じられている。

  

  そう、晋三さんは男好きだとかに、そういう偏見はない...だが、こういった行為には抵抗があるんだ...

  そう分かったら、先ほどまであった興奮の熱が引き、頭の中がゆっくりと冷めていった。

  

  あんな優しいことを言ってくれたから、キスに抵抗の意思を示さないから...つい、期待していたのかもしれない。このまま、俺を抱いてくれると...

  

  俺だって、急に好きでもない相手と出来ない...それと同じ。

  いや、それ以上に無理なことだろう。

  

  それでも、優しいから否定しないでくれてたんだ。下手すれば、どんな目に合うか分からないのに...でも、そんな優しさのお蔭で、少しだけ...幸せな時間を味わうことができた。

  

  晋三「せっ、先生...」

  

  口を、身体を晋三さんから離す...そうしなければ、これ以上のことをしてしまいそうだった。必死にならなければ、自分がどんどん溺れてしまいそうだった。そんなことをすれば、もう...戻れなくなってしまうのだから。

  

  晋三さんは困惑しているのか、瞳は揺れ、申し訳なさそうに俺を見つめている。

  

  虎王「...すみません、晋三さん。酷いことを、してしまって...」

  

  晋三「先生...そんな、俺は...」

  

  晋三さんの顔は、悲しげに見えた。俺が...傷つけてしまった。

  好きだった...それだけの、はずだったのに。

  

  虎王「いえ...もう、いいんです。本当にすみませんでした...ですが、これ以上は...ダメなんです。」

  

  さっきまで好きな人とキスしていた口の中は、今は苦々しい味が広がっていた。

  そのことが、どこか寂しくて、悲しかった。

  

  

  虎王「俺は...酒に弱いから...」

  

  晋三「先生...なに、を...?」

  

  痛い...苦しい...

  

  でも...

  

  虎王「酔うと、変なこと言ったりしてしまうんです...だから...」

  

  こんなこと、本当は言いたくない。

  でも、これがケジメなんだ。

  

  虎王「今日のことは...忘れていただけますか...」

  

  晋三「っ!!?先生...何を!」

  

  虎王「いや...完全に酔ってしまっていて...本当に申し訳ありません。

  晋三さんも...そんな、本気になさらないで下さいよ。冗談、なんですから。」

  

  心が悲鳴を上げる。声にならない悲鳴が、俺の中で何度も何度も反響し、俺の心を殺していく。

  もう、何も思わない...想いたくない。

  

  虎王「もう、こんな時間ですし...お開きにしましょう。

  それでは、失礼します。......また。」

  

  そう言い切り、俺は逃げ出すようにその場を後にした。後ろから晋三さんが何か叫んでいたけど、もう何も聞こえない...聞きたくなかった。

  

  学校を飛び出し、走り抜ける。ただ、走る。

  

  いつの間にか、俺は泣いていた。どうして泣いているのかなんて、考えるまでもなかった。

  

  こんなふうに、なってしまうなんて。

  好きだったのに...ただ、好きだったのに。

  

  

  叶うなんて思ってなかったし、期待もしてなかったけど...

  こんな形で、失恋してしまうなんて...

  

  虎王「ううっ...ああ...うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

  

  

  

  

  

  

  

  

  早朝、学校に辞表を出し...今、俺は駅にいる。早朝のため、駅には駅員以外の人影は見えない。それがまるで、今の俺の現状と似ている気がして、妙に寂しさが込みあがってきた。

  結局、俺は責任も何もかんも全部、捨ててしまった。

  あまりにも無責任な、あまりにも愚かな行動。だが、今の俺ができる精一杯だった。昨日の失恋で、もう何も考えられなくなっていたんだ。そっと顔を俯かせ、始発のリニアを待つ。

  

  ?「よう...探したぜ。」

  

  不意に上から、聞きなれた...俺の好きな声をかけられた。その体格にあった野太い声、ここで聞けるはずのない声。

  

  虎王「晋三...さん。」

  

  そこにいたのは、晋三さんだった。普段の用務員用の服と違い、その巨体を苦しそうなくらいに詰め込んだスーツ姿でいた。

  

  虎王「なんで...ここに...?」

  

  晋三「まあ、それより...横いいか?」

  

  俺が困惑している中、晋三さんはその重そうな巨体をドシリと音をたてて座り込み、「やっぱこれ、息苦しいな...」といいながらネクタイを緩めている。

  俺は咄嗟に顔を晋三さんの方から逸らした...今、彼を見れるほど俺は強くない。昨日、あんなことになったんだ。

  

  彼はなぜ、ここにいるのだろう。

  昨日のことへの怒りなのか、失望からなのか...どんな理由だろうと、俺は責められるだけのことをしてしまった。顔向けなんてできない...出来るはずがない。

  

  晋三「なあ、先生...俺の秘密...まだ、あんたに言ってなかったな。」

  

  そんな中、先に口を開いたのは晋三さんだった。思わず、彼の方に顔を向けると...すっと遠くを見る渋い男性の顔が、そこにあった。

  

  晋三「今...俺、仕事辞めてきた。」

  

  虎王「えっ!?」

  

  それは、あまりに唐突だった。一瞬、言葉の意味がわからなくて、頭の中が真っ白になった。

  

  虎王「...俺の...性...で...」

  

  だが、すぐに俺はあることを思いついてしまった。

  

  晋三さんが仕事を辞めたのは、俺のせいだと思った。

  

  昨日のことが学校に露呈した...いや、そうでなくても彼の性格上、責任をとったのかもしれない。

  無性に悲しかった。もし、そうだとしたら...俺は本当に、とんでもないことをしてしまったんだ...

  

  そんな風に俺が絶望に打ちひしがれていると、そっと晋三さんの手が俺の頭にのる。

  

  晋三さん「ばーか...んなわけねえだろ...」

  

  虎王「...でも、俺が...俺の性で...」

  

  ...あんなに泣いたはずだったのに、また目からは熱いものがこみ上げてきていた。

  

  晋三「だから、ちげえって...元々、俺は今の仕事辞めて、田舎に帰るつもりだったんだよ。

  昨日、先生を飲みに誘ったのは、先生にはちゃんと...別れを告げておきたかったからだったんだよ。」

  

  それから、晋三さんは淡々と彼自身のことを語りだした。

  

  彼は、田舎にある...とある酒造店の次男として生まれた。小さい頃から酒に触れてきた...それが酒好きの理由で、昨日、俺と飲んだ酒もそこが製造したものだそうだ。

  そんな中、晋三さんの父が死に、だれか跡継ぎになるかという話になったらしい。ただ、元々酒造りの方にはあまり興味はなく、また長男の兄がいたために、跡は彼のお兄さんが継ぎ、彼は上京して就職したらしい。

  

  ただ、先月に彼のお兄さんが倒れたいう知らせを受けたのだと...それで、晋三さんが戻って酒造店を続けようと思っていることを...

  

  晋三「本当は...あんま、乗り気じゃなかったんだかな...やっぱ、俺は作るより飲む方が好きだしよ。今の仕事も割と気に入ってはいたし、本当のことを言えば、帰る気なんてなかった。最後の最後まで、ずっと考えてたんだ。」

  

  そっと上を見上げながら、また淡々と晋三さんは語る...まるで、何か言いたい気持ちを...押し殺すように。

  

  晋三「でもよ...昨日、先生と一緒に酒飲んだらよ...なんつーのかな。

  やっぱ、やんなきゃダメだって思っちまった。

  昨日、先生と飲むのが...本当にすげえ楽しくてよ、もし、俺んとこが作ってる酒でこんな思いを感じてくれてる人たちがいたら、それをなくしちゃいけねえって思えた...これは、先生のお蔭なんだぜ...」

  

  虎王「晋三さん...」

  

  晋三「だから...よ...

  先生も仕事辞めたっていうしよ...」

  

  今まで淡々と話してきた晋三さんが口ごもる。見れば、顔は紅潮していて、恥ずかしそうに顔を指でかいている。

  俺は、晋三さんが何を口ごもっているのか、分からなかった。それどころか、俺は彼がこんな顔をもっていることを...知らなかった。

  当然なのかもしれない。俺は晋三さんに一目惚れしたけど、だからってそんな深い関係ではなかったのだと...今、思い知らされた。

  

  虎王「...俺、晋三さんのこと...何も知らなかったんだな。」

  

  晋三「んっ!?あっ...ああ...

  ...まあ、俺も話してなかったしよ。それは仕方ねえことだ...」

  

  俺が急に喋ったからか、晋三さんは少し驚いていたようだった。

  

  

  

  知りたかった...いろんな晋三さんを...

  

  

  

  それが、素直な気持ちだった。一緒にいれた時間は短くて、そんな短い時間で...あんなに好きになった。

  だからこそ、もっと相手を知りたい。もっと俺を知ってほしい...そんな貪欲とも呼べるような感情が俺の中で渦巻、後悔となっていった。

  

  虎王「...知りたかったな...もっと、晋三さんを...」

  

  弱っているからなのか、そんな弱音を帯びた本音が、俺の口から零れる。それでも、もう止められなかった。昨日、あんなに辛くて苦しい思いを、本音を言ってしまったために経験したのに、俺も懲りてないのかバカなのか...自分で自分がもうどうでもよくなっているのかもしれない。

  

  晋三「だったら...よ...」

  

  すると、どこか弱々しい声で晋三さんがまた話した。だが、ゆっくりとそちらに顔を向けると、声とは違い、そこには何かを決意したかのような男の顔があった。そして、晋三さんは勢いよく立ち上がると、座っている俺の方を向いて、

  

  晋三「だったらよ、先生!!

  俺と...一緒に、きちゃあくれねえか!!」

  

  そう大きな声で叫んだ...本当に、叫んだという表現が近いほどに大きくて、必死な声だった。

  

  虎王「...え...!?」

  

  突然のことで、また俺の思考が止まる。それって...つまり、俺が晋三さんと一緒にいくってことなのか...そう、なのか?

  

  晋三「知らねえなら、これから俺のことをいっぱい知ってくれりゃあいい!

  だから...俺と来てくれ!いや...俺んとこに来い!!」

  

  晋三さんは顔を真っ赤にして、俺にそう言う...なんで、そんなことを言ってくれるのか...俺には分からなかった。

  

  虎王「しっ...晋三さん...」

  

  晋三「だっ、ダメ...か...?」

  

  自分で、自分の顔が紅潮していくのがわかる...今の晋三さんの言葉は、まるで...告白のようだった。心臓がうるさいほど高鳴り、俺に冷静な反応をさせてくれない。息がつまりそうで、苦しくて...それでも、嬉しい。

  

  だが...

  

  虎王「でも...だって、俺は...晋三さんのこと...」

  

  好きなんですよ...最後の言葉は声にならなかった。

  

  晋三「...おまえの言いてえことはわかる。いくら、俺がおまえを好きと言っても、先生が思う好きと俺の好きは違うってことは...わかってるつもりだ。」

  

  虎王「なら...なのに...」

  

  晋三「でもよ!」

  

  俺の言葉の続きは、晋三さんの声でかき消される...晋三さんの顔を見れば、さっきとは違い強い瞳が俺をまっすぐに見ている。そんな瞳をまえに、俺はもう...何も言えなかった。

  

  晋三「先生は俺に惚れたんだろ...こんなオッサンを!

  どんな経緯なのか、理由なのか俺はわかんねえけど...なら、」

  

  ごくりと大きく喉を鳴らして、一呼吸置く晋三さん。俺は...次の言葉が全然分からなかったが、確かに、俺の胸が高鳴っているのを感じた。

  

  晋三「次は、先生が!

  先生が俺を...惚れさせてくれ!!!」

  

  そして...そんな中、晋三さんはそう叫ぶ...

  さっきよりも強く、熱く...

  

  一瞬、意味が分からなかった。それが素直な感想だった。

  それは、その言葉は...さっきとはまた違い、本当に告白だった。言葉だけなら、そんなことはないのだが...今、目の前の晋三さんの状況や、言葉にこもる熱を感じると...どうしても、そう思えた。

  

  ...ああ、なんでだろう。なんで、こんなふうに言ってくれるんだろう。

  されても仕方ないことをしてしまったのに、晋三さんは軽蔑でもなく、失望でもなく、いや...むしろ、これじゃあまるで、晋三さんの方が、っと勘違いしてしまいそうだった。

  

  ...だが、もう俺はどうしようもなかった。

  ずるいよ晋三さん...そんな表情で、そんな風に言われたら...俺が断れるはずがなかった。

  

  虎王「...わかりました。よろしく、お願いします。」

  

  言ってみて、なんだか少しおかしかった。これじゃあ、まるで告白されてそれを受けたみたいだ。

  

  始発のリニアが着き、扉が開かれる。

  先ほどまで感じていた辛く、苦しい思いはもうない。あるのは、新しい...道。

  

  晋三「おっ...きたな。

  行こうぜ...虎王!」

  

  虎王「...はい!」

  

  その言葉とともに差し出された大きく逞しい手を、俺は返事とともに握る。

  

  その手から、まるで晋三さんの熱が流れてくるようで...俺は、その幸福感に酔いしれた。

  そして、この人に惚れて本当に良かったと...心から感じた。

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  ?「ああ、やっと電話にでたか。」

  

  晋三「わりい、ちょっと急だったからおまえへの連絡が遅れちまった。」

  

  ?「まあ、別に俺はいいよ...で、虎王は?」

  

  晋三「ああ...今はションベンに行くつって電話かけてんだ。」

  

  ?「そっか...じゃあ、ちゃんと会えたんだな。どうだ、俺の情報どおりだっただろ。なんとなく、あの人の行動はよめてたからな。」

  

  晋三「そりゃあ、おめえの情報は感謝するけどよ...わりいな、変なことさせちまって...」

  

  ?「別にいいってば...俺もおじさんには幸せになってほしいからな。ちゃんと、やれよ。」

  

  晋三「...本当にサンキューな、伸。」

  

  伸「だからいいって...あっち行って、ちゃんと幸せになってくれりゃあ、俺は...

  そうだ、おじさんのお兄さんにもよろしくな。」

  

  晋三「ああ...おまえもそっちで頑張れよ...じゃあな、伸。」

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  ~一年後~

  

  晋三「フッ、フッ、くっ...虎王、好きだ...愛してるぞ!」

  

  虎王「んあっ、ああ゛!おっ、おれ゛もぉ!

  俺も愛じでまずぅ、晋三さん!ああっ、そこはやべ、んひっ!」

  

  晋三「ぐうっ!!もう、俺もやべえ!おまえの中で、イっちまう!

  くそっ、一緒に!一緒にイこうぜ、虎王!!」

  

  虎王「ぐあ゛っ!あああ゛ぁぁ!!晋三さんのちんぽ、ちんぽがぁぁ!!

  俺、もう限k...ああっ、ぐあああ゛ぁぁ!!」

  

  晋三「イくぞ、虎王!!俺の!俺の種をおまえに!!

  イく!イくぞぉ!!

  ぐっ、ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

  

  虎王「ああっ!俺、俺も!!

  あっ、ああ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

  

  

  

  

  

  晋三「...にしても、虎王。おまえ、ほんとすげえよな。」

  

  虎王「えっ...そう、かな。」

  

  晋三「当たり前だろ...一年前、俺はおまえにああいったが...まさか、ここまで俺を惚れこませるとは...たいした男だよ...おまえは。

  それに...あそこでお前が動いてくれたから...俺は。」

  

  虎王「...え?」

  

  晋三「あっ!いや、なんでも...まあ、とにかくそんくらいお前はすげえってことだ。」

  

  虎王「そんな...俺は。今だって、まだ中にある晋三さんのちんぽで頭ぶっ飛びかけてるやつだし...」

  

  晋三「おっおお...大胆に言うな...おまえも///

  それに、そんなに自分を下に置くなよ...虎王、おまえは俺が唯一惚れたやつだ。おまえは、間違いなく最高だよ...最高の俺の彼氏だ。」

  

  ?「そうそう...自分にもっと、自信をもつべきだよ虎王キュン。」

  

  虎王「んあっ!!

  ちょ、ちょっと...お兄さん...やっ、やめt、んっ!!」

  

  晋三兄「ほう...男も乳首を感じるって話は聞いたことあったが、本当なんだな。にしても、虎王キュンかわいいな~~。」

  

  晋三「おい、クソアニキ!虎王の乳首を勝手に弄るんじゃねえよ!!

  虎王は俺の彼氏なんだよ!!」

  

  晋三兄「なんだよ~この一年、くそ医者がいうから寝てばっかで暇なんだよ~。

  それに、虎王キュンかわいいしよ~。お前らが隣でアンアンやるせいで、俺の股間が反応しまくってるんだしよ~。」

  

  晋三「んなもん知るかよ!てめえは、そこらへんでくたばってろ!!俺の虎王に手出すなっつってんだろ!!」

  

  晋三兄「酷いな、おい~。元々、そっちの気がないお前がちゃんと虎王キュンを満足させてるかも気になるしよ~。虎王キュンは俺の方がいいかもしれないぜ~。」

  

  晋三「はあっ!んなわけねえだろ!!

  虎王の一番は俺だ!!」

  

  晋三兄「ふ~ん。なら、勝負すっか?どっちがより、虎王キュンを気持ちよくできるか?」

  

  晋三「いいぜ!俺が一番だってとこ、見せてやる。」

  

  虎王「ちょ、ちょっと!二人とも待っt、んひっ!!

  やっ、やめ...これ以上はあああ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

  

  

  

  あれから、一年。初めての土地だし、晋三さんも酒造りは初めてで色々大変だったけど...それでも、二人でなんとかやっている。

  最近は、晋三さんのお兄さんも何とか退院し(まあ、まだ病院通いだけど)、酒造りの方はお兄さんからの指示を聞き、二人でやることで何とかこなせるようになってきた。

  晋三との関係は良好というか...かなり進んだというか...まあ、そんなとこだ///

  

  ただ、晋三さんのお兄さんと一緒に暮らすときに、彼のカミングアウト...その内容が、彼が同性愛者というものだったことでちょっとした波乱があった。そういえば、カミングアウトの時に晋三さんが驚いていたから、晋三さんもしらなかったんだろうな。

  おまけに、お兄さんは俺を気に入ったらしく、油断してると夜這いまでしてくる始末...この前、寝てるとき目が覚めたら俺にちんぽを挿れて腰を振られてるときは本気で驚いた...あそこで晋三さんが助けに来てくれなかったら、もっとされてたのかもしれないな(苦笑)

  晋三さんもお兄さん相手にはむきになりやすく、割と俺への被害も多い。

  

  

  でも、ハッキリと言えることがある...色々と大変だけど、俺は今、幸せだってこと。

  

  

  晋三さん...本当に、ありがとう。

  大好きです。

  

  [newpage]

  俺は、されるがままにゆっくりと横になった。頭の芯がまるで麻痺したように、思考がうまく働かない。ふわふわとまるで、身体が浮いているかのように軽く感覚だ...確かに酒に俺は弱いが、いくらなんでも少し違和感のある酔い方だ。

  それに、なによりも身体が熱い。まるで体温が上昇していくみたいな...

  

  そんな中、俺は少し上半身を浮かされ、ゆっくりと下着ごとジャージを脱がされていく。良かった、かなり熱くなってたし、かなり汗をかいていたk...ちょっと、待って。なんだそれ?

  

  虎王「しっ、晋三...さん...?」

  

  熱に魘されながら、俺は晋三さんに尋ねる。それは、晋三さんの不可解な行動からだ。晋三さんは酔った俺を寝かせてくれていた。だが、何故か下着と一緒に俺のジャージを脱がせている...俺は、なんで晋三さんがそんなことをするのか、分からない...俺が運動と今の熱さから汗をかいているから、それをなんとかしようとしているのだろうか。

  

  晋三「なに、先生...心配しなくていい。俺にまかせときな。」

  

  服を脱がされて横になると、床と自分の身体の温度差がよりハッキリとわかり、床の冷たさが少し心地いい。

  

  虎王「んっ///」

  

  その感覚を味わっていると、急に身体に不思議な感触の感覚が走った。

  

  晋三「こうやってみると...すげえ身体だな、先生は。」

  

  それは、晋三さんが俺の身体に触れたために起きたものだった。俺の筋肉の凹凸をゆっくりと指の腹でなぞる。それが、どこか擽ったくて、まるで焦らされるようだった。

  

  虎王「んあっ!///」

  

  すると、次の瞬間に俺の胸の中央に弱い快感が走った。

  それは...晋三さんが俺の乳首を刺激したため...

  

  晋三「ビンビンやな、先生。それに、ずいぶんと感度がいいんだな。」

  

  そんな俺の反応を見て面白いのか、晋三さんはニヤニヤと、いつもの悪戯っぽい笑顔とは違う、どこかイヤラシイ笑みを浮かべている。それに、熱いはずの身体に寒気が起こった。

  なぜだろう..今の晋三さんはなんだか少し怖くて、どこか卑猥だった。

  

  そんな俺の状態なんてお構いなしに、晋三さんはその太い指を器用に使って、俺の乳首を刺激し続ける。乳首を押され、捏ねられ、摘ままれる。そうやって弄られるたびに、ビクン!っと俺のちんぽも反応し、必死に抑えなければ嬌声を放っていたかもしれない。それほどの快感が、乳首を弄られるたびに怒り、俺の理性を壊していく。ただ乳首を弄るだけとは違い、それを好きな相手にされていると考えるだけで、普段、自分で弄るよりもはるかに気持ちがいい...ただ、それだけが頭の中を支配していく。

  

  虎王「いっ、いや...やっ...やめてくれ晋三sっ、んむ゛!」

  

  それでも必死に残る理性で、なんとかこんなことをやめさせようと言葉を絞り出したが、次の瞬間に、俺の口は封じられた。だが、ただ塞がれただけではなく、それが晋三さんの口によるものだったために、俺は大きく抵抗できなかった。

  一瞬、自分でも何が起きたのか分からなかった。

  俺は...キス...された。ずっと、好きでたまらなかった晋三さんに...晋三さんの方から...

  

  しかも、晋三さんの口から肉厚な舌が俺の口の中に入ろうと、俺の牙と歯茎を舐め上げている。俺と晋三さんの唾液が混ざっていくのが、本当に俺たちが口付けしているんだということがわかり、それによったせいか、俺はゆっくりと口を開いた。そのすきを逃がさず、晋三さんの舌が俺の開いた口にするりと入り込み、俺の口の中を蹂躙した。口の中すべてを舐め回し、俺の舌を絡めとる。先ほどまで飲んでいた酒のためか、辛みを帯びた唾液が俺の舌を覆い、俺の中へと流し込まれていく。自分の中にも、俺の唾液が混じり彼の身体に飲み込まれていってるはずなのに、それも構わず晋三さんは激しく、舌を引っこ抜くような勢いで舌を絡めとり、吸い取る。

  

  虎王「んんっ!んうぅぅぅぅ!!

  ジュプ...んっ、んっ///」

  

  口を離そうとしても、俺の後頭部を掴み、俺が逃げられないようにして無理やり続ける。俺たちの混じり合った唾液が口の横から零れ、俺の毛を汚していくのを感じる。

  俺が、俺の全てが晋三さんによって汚されていく...だが、それは嫌悪の感情ではなく、むしろ愛おしくて恋しいような熱情だった。そのためか、俺はこの行為により溺れていく、抵抗しようとしても力は出ず、ただただ晋三さんに蹂躙される。

  

  気持ちいい..それも、今まで生きてきた中でどんなものよりも...

  

  知らなかった...好きな人とのキスがこんなに気持ちいいなんて...

  知らなかった...こんなに、雄に蹂躙されることが、気持ちいいなんて...

  

  そんなキスもだが、晋三さんは更に片手で俺の乳首をこねくり回し、もう片方の手で身体中を指を這わされる。もどかしいが、確かな快感は俺の汚い部分を責めたて、イヤラシイ自分が顔を出しそうになる。

  ジュプっと音を立てて晋三さんの口が離れていく。そんな晋三さんと俺の舌は、まるで離したくないといわんばかりに、ねっとりとした感触の唾液が絡みつき、繋がっている。それが重力に負け、ゆっくりと俺の方に落ちてくる...俺は、それを逃さないようにゴクリと音をたてて飲み込んだ。

  

  晋三「いいぜ...先生。その顔...最高の顔だ。」

  

  少し息を荒くしたまま、晋三さんは俺の今の表情を満足げにそういった。

  

  晋三「初めて会った日...あの時から、ずっとあんたに目を付けてきた。

  俺の予想通り、あんたは雌だ!」

  

  虎王「あっ...いや、違っ、」

  

  晋三「違う...?何が違うってんだ!!

  あんたは雌だ!それも、俺みてえな雄に蹂躙されたいっていう淫乱な雌猫だ!」

  

  晋三さんは話続ける。それを止めようとすると、まるで子供が遊びを無理やりやめさせられたときみたいに一方的に怒鳴り散らす。

  

  虎王「おっ、俺は...」

  

  晋三「俺は...なんだ、先生よお!現に、こうやって俺にされて嬉しいんだろ!

  素直になっていいんだぜ。」

  

  虎王「やめて...晋三さん...」

  

  晋三「ったく、雌のくせに一々、うるせえ奴だ。」

  

  俺の一言一言に不機嫌そうに返し、どけていたちゃぶ台の上に置いてある空いた酒瓶をとる。あれは、さっきから俺が晋三さんに勧められていた酒...

  

  晋三「こいつはな、俺の実家で作った特製のマタタビ酒に、ちょっとした媚薬を混ぜた俺特製の酒だ...お味はどうだったよ、先生。」

  

  媚薬入りの...マタタビ酒。確かに、先ほどから俺は異常な熱に魘されていたが...これが...

  

  晋三「先生が悪いんだぜ...仕方ねえから、こいつをもっと飲ませて、先生の雌を無理やりにでも呼び出してやよ!」

  

  そう叫び、グイッと俺の頭を持ち上げる。抵抗しようとしたが、その時にはもうおそく、酒は俺の口にねじ込まれた。

  

  虎王「んんっ!ん~~ん~~!!」

  

  無理やりのことだったために、涙目になりながら抵抗しようとしたが、がっちりと晋三さんが押さえ込んでいるせいで、口が離せない。飲み込まないようにしようとすれば、鼻を抑えられ、息が出来ないようにされて飲むことを強要される。気が付けば、すでに残っていた酒すべてを、俺は飲み干していた。

  

  虎王「あ...ああ゛...」

  

  ばたりとその場に倒れこみ、俺はピクピクと身体を痙攣させながら、意味のない言葉をうめく。頭が真っ白になって、何も考えられなくなっていく...

  

  晋三「おら、しっかりとしやがれ...」

  

  どかっと無防備な腹に蹴りを入れられる。「ぐっ...」とくぐもった声で、俺はもだえる。

  

  晋三「おうおう、蹴られてお勃てるたあ、ずいぶんと変態な雌だな、おまえは。」

  

  虎王「みっ、見ないで...くれ...」

  

  苦しくて、本当はそれどころじゃないはずなのに、むしろ蹴られてジャージの中の、俺のちんぽは反応する。痛みさえ、今の俺には快感と何ら変わらなかった。これも媚薬入りマタタビ酒の性だろうか...

  

  晋三「おらよ!ボーっとしてねえで、まずはこれから気持ちよくしろよ!」

  

  そういって、晋三さんは自分の作業着を脱ぎ捨て、俺の目の前に自身のソレを突き付けてきた。この部屋の中でも、一際存在感を放つソレ。ムワッとした熱気を帯び、凄まじい臭いを放つ、晋三さんのその巨躯に負けない、でかくて太い...ちんぽ。

  すげえ、エロサイトのそれなんて目じゃないほどの巨大さ、太さ。それが、我慢汁でヌルヌルで、テカテカと照らされて俺の目の前にある。あれほどまでに想像し、恋い焦がれ、何度これに犯される自分を想像したか分からない晋三さんのちんぽ。パンツ越しでさえ、唾液をこぼしそうなほどだったのに、それが目の前に、しかも晋三さんの意思で俺に向けられる。

  

  少し顔を出すだけで、咥えられそうで...

  自分でも気づかないうちに、そっと舌を出して、咥えようとした。

  

  晋三「じれってえなぁ!!」

  

  そんな俺の煮え切らない行動に業を煮やしてか、晋三さんは俺の後頭部をまたもち、無理やり力づくで咥えさせられた。

  

  虎王「んんむうっ!!」

  

  無理やり咥えさせられたせいで、喉の奥にちんぽが当たり、涙目になる。おまけに想像以上の太さに顎が外れそうになる。それでも必死に舌をちんぽに絡め、舐め上げようとする。

  本当に想像以上だ...ちんぽの大きさも、太さも、味も...こんなに、こんなに旨いと感じる。圧倒的だった...そのすべてが俺の全てを破壊していくのを感じた。今までの全ての俺を否定し、ただ、このちんぽを俺の中に迎い入れることが、俺の全てになっていく。閉じきれない口の端から我慢汁と混じった唾液が零れ落ちる。それと同じ口の中にある液を飲み込むだけで、満たされていくようだった。俺の口の中で、晋三さんのちんぽが更に体積を増す。完全に勃起したことで、更に口の中を圧迫される。それでも、舌を離さず、出来る限り気持ちよくなってもらおうと、ちんぽの筋にはわせる。

  

  すると、グイッと晋三さんが腕に力を入れ、今度は俺をちんぽから引きはがす。

  

  虎王「あっ...」

  

  急な喪失感に、思わず声が零れる。

  

  なんで...それが素直な感想。

  

  もっと、欲しい。それこそ、先ほどまでつっこまれていた口が渇いていくみたいで、はやく水を飲んで満たしたいと感じるように。喉から手が出るほどに。

  

  晋三「いい顔だ...俺のちんこが欲しくてたまらねえっていう、雌の顔だ。

  理解したか...それが、おまえの本性だって...」

  

  そう笑みを浮かべて問いかける晋三さん...その笑みは、どこか意地汚く、イヤらしくて、俺の雌を満たしてくれる...雄の顔。

  

  晋三「だが、どうだ...今度は別の場所に欲しいんじゃねえか?」

  

  そういいながら、俺のジャージのズボンをゆっくりと脱がせていく晋三さん。ぶるんっと完全に勃起した俺のちんぽが主張するように我慢汁をまき散らして現れると、亀頭部分を指の腹で撫で上げられる。唯でさえ、今までの行動で蜜をあふれさせるちんぽは敏感で、擦られるだけでイってしまいそうで、だが、亀頭を責められているためにイけない。そすして、俺の性感を上げるだけあげて、弄ぶ晋三さん。そして、それにただ弄ばれる俺。

  

  どちらが上か、明らかだ。

  

  すると晋三さんはニチャニチャと俺のちんぽから溢れ、擦る際に付いた我慢汁を自身の指に広げている。そして、それを俺の筋肉で硬い尻の谷間の中央、俺の尻の穴の周りに塗りたくる。そこをなぞられるようにするだけで、身体がビクン!っと反応し、どうしようもないほどの快感に襲われる。

  

  そして、ついに晋三さんは指の動きを止め、尻の穴の菊門一点に狙いを定める。

  ズプッ...

  

  虎王「あっ、ああぁぁぁ...」

  

  少しおき、晋三さんの指が俺の中へと入り込んできた。まるで太い芋虫のように、それはぐりぐりと俺の穴を無理やり拡張しながら、奥へと進んでいく。これだけで、普通の人のちんぽが入り込んできたみたいな圧迫感...ゆだんすれば、あっという間にイってしまいそうな充実感。

  まだ指だというのに、それが晋三さんのだと思ってしまうと、どうしようもないほど喘いでしまう。身体中も、鍛え上げてきた筋肉に力が入り、それを使って締め付けようとして、より堪能しようとしている自分。これでは、雌と言われても仕方なく...俺自身、心からそれを望んでしまっている。

  だが、次の瞬間には指では満足できない自分に気付く。それでも、それをダメだと思おうとすれば、逆に太い指を曲げられ、肉壁を引っ掻き回すように動かされる。まるで、俺の気持ちを理解して、かつ、俺を焦らしているようだった。

  

  晋三「なんだ...ずいぶん、簡単に飲み込むじゃねえか。

  自慢じゃねえが、俺の指はかなり太いから挿れるだけでも時間がかかるかと思ったが...やっぱり、雌なだけあって自分で弄ってたのか。」

  

  虎王「くあっ、そ...そこは...ぐうっ、んあぁ!」

  

  晋三「お~お~。恥ずかしげもなく喘ぎやがる。

  流石の雌っぷりだ...」

  

  今まで自分がアナニーしていたことがばれる...だが、もうどうでもよくなってきていた。頭の中では、もう今の指と、その先のちんぽのことでいっぱいになっていた。

  

  虎王「ぐあああぁぁ!!」

  

  そして、躊躇なく俺の中に2本目の指がねじ込まれた。グリグリと無理やり押し込まれ、より拡張され、その快感に悶えた。2本になったことで、より鮮明になった圧迫感。考えてきたよりも、ずっと残酷なほどの快感に...俺は喘ぎのたまう。

  

  虎王「んひっ!だっ、ダメ!やめっ...んああぁぁ!!!!」

  

  晋三「おっ、虎王先生の良いところ見つけたみたいだな...おらっ!ここだろ!ここなんだろ!!」

  

  虎王「んぎっ!ああぁ!!ぐあぁぁぁぁ!!!」

  

  喘ぎとも叫びともとれない声で、俺は鳴く。顔は生理現象のためか、涙でぐちゃぐちゃになり、口からは唾液が溢れて流れ落ちる。必死に身体の力を抜こうとすると、中をぐちゃぐちゃとかき回されれば、それで変に身体に力が入り、晋三さんの指を締め付け、それを分かってか、それに抗うように晋三さんは更に乱暴にかき回す。前立腺を集中して刺激され続れてイきそうなのに、晋三さんは強く俺のちんぽを握っているため、イけずにいる。

  頭の中が沸騰し、全て吹き飛びそうになっていく。だが、それでも...晋三さんにとってはまだ序の口。その証拠に、本番はまだ俺の中にはない。

  

  ズブッ!

  

  虎王「ああっ!あぁぁぁぁ...」

  

  指が引き抜かれ、ようやく快感地獄から解放されたが、穴の方は、もう閉じることも出来ずパクパクとして、それが空気に触れ、また微弱な快感が走る。そして、俺の両足をがっしりと掴み、晋三さんがその巨大なちんぽを宛がった。ちんぽの先端が穴にフレ、背筋にぞくりとした快感が走る。遂に本物の...晋三さんのちんぽを挿れられる。そう思えば、よけいに身体は快感に震え、歓喜し、ちんぽからの我慢汁の量が増す。

  

  ...挿れられる、俺の中に。

  もう戻れない...そう思っても、これ以上はいけないという気持ちは、まだ俺の中にある。

  

  虎王「しん...ぞう...さん...もう、やめまs、!」

  

  そう言おうとして、再度くちづけされ内部を舐めまわされ、舌を引っこ抜かれそうなほどに絡みとられる。

  

  晋三「余計なことをかんがえるんじゃねえ...てめえはヨがり狂うことだけ考えてな!」

  

  口を離して、晋三さんが叫ぶ...そこには、ゆとりはあまりない。本能を露わにしようとしている獣の姿があった。そして、ふっと俺のちんぽに晋三さんのちんぽが当たり、その熱と興奮を伝える。

  

  こんなに...こんな。

  

  晋三「...わかったか、虎王?」

  

  そこで晋三さんは、またイヤラシイ笑みを浮かべた。圧倒的だ...それに、もう俺も自分を抑えきれない。

  

  犯されたい。ちんぽで雌にされたい。

  それも、徹底的に...俺の好きになった人に...俺が認めた雄に...

  

  虎王「...はい。」

  

  その言葉は、思ったよりずっとすんなりと出てきた。名前だけで呼ばれて、そのことに快くして...っというだけではない。なによりも、その顔が...晋三さんの雄の顔に屈服してしまった。

  

  晋三「へっ、ようやく素直になりやがったな...手間かけさせやがって。

  いいぜ...そんなに欲しけりゃあ、たっぷりと味あわせてやるよ!」

  

  そう雄たけびを上げた後の晋三さんは、早かった。すぐに再度俺の両足を掴み上げ、ちんぽがくる。

  

  くる...くる!ちんぽがくる!!

  そう俺の頭の中で、歓喜する...ずっと思い、待ち焦がれた雌の瞬間。晋三さんに雌にされる瞬間。

  今まで生きてきたどの時間より、幸福に満たされようとしている時間。

  

  そして、遂に俺の中へとゆっくり挿入され始めた。

  

  虎王「ああっ、ああ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!!」

  

  メリメリと音が鳴りそうなほど拡張され、ちんぽがめり込まされていく。入るごとに、肉壁のヒダの一本一本を抉られ、それに俺の雌が過剰に反応する。

  ちんぽの力は絶大だった...指以上の圧倒的な存在感と圧迫感...これ以上、無いと思っていたさっきまでの快感が可愛く感じるくらいに、凄まじい。もう頭はぶっ飛び、俺自身の中も頭もちんぽでいっぱいになっていく。自慰やディルドなんて目じゃない...こんなに、本物のちんぽで犯されるのが気持ちいいなんて...

  

  晋三「おらっ!もっと力抜かねえと尻がぶっ壊れちまうぞ...まあ、その方がおもしれえけどな!」

  

  虎王「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛ぁぁ!!ちんぽおぉぉ!俺え゛の゛尻の穴があ゛、ごわれ゛ぢまいぞうだぁぁぁ!!」

  

  晋三「尻の穴?そんなもんじゃねえ!俺のちんこをキツキツに締め付けるこれが、そんなもんかよ!

  てめえのそれは、雌マンコだろうが!」

  

  虎王「ぐああ゛あ゛あ゛ぁぁ!!マンコォォ!!俺の穴は雌マンコですぅぅ!!」

  

  晋三「そうだ!!てめえは淫乱雌猫だ!!

  その雌マンコはちんこで犯されることに悦んで、それだけの為に存在するんだ!!」

  

  虎王「はっ、はい゛ぃぃ!!んああ゛ぁぁ!!

  雌マンコがぁぁ!ちんぽでゴリゴリぎでぇぇ!!あだま゛、ごわ゛れ゛る゛ぅぅぅぅ!!」

  

  尻の穴の奥、雌マンコの奥までちんぽがゴリゴリと抉り、俺に暴力的な快感を伝える。前立腺もメリメリと押しつぶされ、頭は処理しきれない快感で爆発し、真っ白になる。

  

  晋三「いいぜ!本当に!

  俺のちんこにキュウキュウと吸い付いてきやがる!ちんこぶち込まされて自分もおっ勃てて、ずいぶんと淫乱みてえじゃねえか!!おら、おら、おら!!」

  

  そう、こんな巨大なちんぽをぶち込まれながら、俺のちんぽは萎えるどころか、より硬くそそり勃ち、射精と間違えそうなほどの大量の我慢汁をまき散らしている。晋三さんのピストン運動で、更に中を抉りだされるようにちんぽが俺の中で暴れる。

  

  晋三「おらっ!ここだろ...ここがいいんだろ!!」

  

  そして、今度はちんぽで徹底的に俺の前立腺を突き始める。 ガンガンと頭に、直接何かを叩き込まれるかのような衝撃の快感。もはや、雌マンコでちんぽを感じ取ることしかできない。

  俺のちんぽもしゃくりあげ、もはや限界が近い。

  

  虎王「も゛う゛、む゛り゛い゛ぃぃぃ!!!!

  晋三さん゛ん゛!!ちんぽが、ちんぽがあ゛ぁぁぁ!!あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛ぁぁぁぁぁぁ!!

  イくイくイぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

  

  ドピュルルルルルルルルルルルル!!!!!!

  

  俺は晋三さんの責めにより、盛大にイった。俺のちんぽから、まるで花火でも上げたかのようにザーメンが打ち上げられ、俺の身体を汚い白に染め上げていく。頭の中はスパークしているみたいに、断続的に莫大な快感が何度もきて、その度にザーメンを吐き出す。

  

  晋三「ったく、勝手にケツアクメ決めてイきやがって!」

  

  真っ白になった頭で、それでも晋三さんの声が響いた。確かに、晋三さんはまだイってないのに、俺一人でイってしまって晋三さんからしてみれば不完全燃焼で終了したようなものだろう。

  

  虎王「あっ...ああ...ごっ、ごめんなs」

  

  尻だけでイかされた快感に茫然自失となりながらも、なんとか言葉を紡いで謝罪していると、不意に晋三さんが俺の下に手を回し、背中を支えるように持つ。

  

  晋三「どっこいしょっと!」

  

  その瞬間、ぐいっと俺の身体が持ち上がった。しかも、晋三さんとつながったまま...

  

  ズブプ...

  

  虎王「んっ!!あっ、ああぁぁぁぁぁぁ...」

  

  繋がったまま持ち上げられた...所謂、駅弁スタイルの体位になった。重力に負けて俺の体重が、ぶっとい晋三さんのちんぽとつながったままかかったため、より深いところまでちんぽが俺の中に入り込む。

  それに、さきほどイったばかりで性感の上がりきっている身体は貪欲に反応し、俺のちんぽからトロリとまたザーメンがこぼれ出た。

  

  俺も平均身長にしても筋肉質な体格をしているためかなり重いはずなのに、まるで子供でも抱え上げるように、苦も無く簡単に持ち上げる晋三さん...ああ、やっぱり俺にとって至高の雄。この人の雌として生まれたことへの幸福感。それが、今の俺の全てであり、俺という雌。

  

  晋三「おらっ、また勝手に決めやがって...そんなに俺のちんこが嬉しいなら、遠慮せずに思いっきりしてやるよ!!」

  

  そして、俺は駅弁スタイルで犯され始めた。

  

  虎王「あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛、あ゛!!!!」

  

  ちんぽを打ち込まれ、その強大で莫大な快感に喘ぐ。一突きされるたびに意識が跳び、そのたびに擦れ、抉られる肉壁の快感に、まるでイったような感触...ドライオーガズムといっただろうか...それが一突きごとにくるため、もうそれ以上には何もできず、考えられなかった。

  

  晋三「っへ、ずいぶんと気持ちよさそうじゃねえか!俺もそろそろ、一発ヌいてやっから、俺の濃いザーメンをパンパンになるまでくれてやる、しっかり孕みやがれよ!!

  おら、イくぜ!ぐおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

  

  虎王「あああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

  

  ドピュルルルルルルルルルルルルル!!!!!

  ゴボゴボゴボゴボ!!!!!

  

  叫んだ瞬間、晋三さんのちんぽがより体積を増し、弾けた。溶かされそうな熱の塊の粘着性の強い、まるでゼリーみたいなザーメンが、俺の最奥に叩き付けられていく。そんな圧倒的な快感に耐えられるはずもなく、一回目よりもはるかに多く、俺も射精した。ドクドクと注ぎ込まれ続けるたび、俺のちんぽも壊れた蛇口のようにザーメンを吹きだし続ける。長い時間...俺たちはイき続けた。

  

  ようやく止まったのを確認すると、晋三さんは俺からちんぽを引き抜き、俺はそのままどさりと落とされた。

  

  捨てられた...もう用済み...

  そんな考えが、まるで打ち上げられた魚の世に快感で痙攣しているだけの俺の頭をよぎる...

  

  

  ...いやだ...晋三さんのちんぽが...晋三さんがもっとほしい...

  もっと雌として、尽くしたい...もっと雌として使ってほしい...

  

  すると、晋三さんはちゃぶ台に寄りかかり...

  

  晋三「なにやってやがる...さっさとこっちにこい。

  今度はおまえが好きにのっかてみな...」

  

  そういって片手で手招きしてきた。その股間には、あんなに出したのにいまだに、いきり勃つちんぽ...

  

  俺は...必要とされている。

  俺は晋三さんの雌で、晋三さんのちんぽでヨがれる。

  

  それが、なによりも嬉しかった。

  

  雌マンコからはさっき注がれたザーメンがこぼれ出ながら、さっきまでの行為でうまく立ち上がれず...必死に這って晋三さんのところまで移動し、がくがくとなる足腰にむち打ち、俺は晋三さんに跨る。そして、手で晋三さんのちんぽを掴み、ゆっくりと腰を下ろしていく。

  

  虎王「んはあっ、あああぁぁ、んっ!!」

  

  快感に悶える体に、更なる新しい快感...もう、ちんぽのことしか考えられない。

  そうしてちんぽを全部飲み込む...すると、俺の頭を撫で、晋三さんは俺の口を塞ぎ、舌を絡める。

  俺はただひたすらに自ら腰を振りながら、そのキスを享受する。

  

  

  お互いに真っ白になっていく。それでも構わずに俺は晋三さんにイかされ続ける。

  

  幸福感に酔いしれ、快感に溺れていく。

  

  俺は雌...晋三さんの雌。

  幸せすぎて、俺はまたイく...イく...イく...

  

  

  

  

  

  

  

  

  用務員室の奥、彼らはいた。

  入っただけで、鼻がひん曲がりそうなほどに部屋には精液の臭いが充満していて、正直、鼻の良い種族としては入りたくない...

  

  その臭いのもとでは、二つの人影がある。

  

  晋三「おら、まだこんなもんじゃねえだろうが!!雌らしく、もっとヨがってみせろ!!」

  

  虎王「ん゛ひぃぃぃぃぃ!!あがああ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

  

  一つは俺の薄いこげ茶色とは違い、はっきりとした濃さのこげ茶色の毛と小さな耳のをもつ熊獣人。

  もう一つの影は、黄色と黒の縞模様が特徴的な虎獣人。

  

  そんな彼らの情事は、部外者の俺がきても構わず続いている。筋肉を詰め込んだような身体の虎獣人は、その整った顔立ちを限界まで乱して、腹筋で割れた腹を歪に膨らませて口からは精液を吐き出しながら、悶え喘ぐ。熊獣人は、そんな彼の下で、彼の尻にその凶器ともいえる逸物をねじ込み、騎乗位の体系で、犯している。しかも、虎の後ろでを掴み、騎乗位のナニふさわしい...まるで、手綱をひいて馬を操るように、荒々しく腰を打ちつけている。

  

  ?「...おじさん...オジサンってば。」

  

  晋三「ああっ...なんだ、伸じゃねえか。」

  

  虎王「ああ゛、あぁぁ...あ゛ーーあ...」

  

  さすがに見ていられなくて声をかける。その声に熊はこたえて、虎を離した。逸物を引き抜かれ、支えを失ったためか虎は「あ゛...」とか「おお゛...」とか意味不明な言葉しかだせていない...ちょっとやりすぎなんじゃあ...

  

  伸「ねえ、おじさん...これは流石にやり過ぎじゃねえか?

  虎王先生が人として、色々やばくなってるけど...」

  

  俺がそういうと、おじさんは面白くなさそうにあからさまな不機嫌顔になる。

  

  晋三「別にいいんだよ...こいつは俺の雌だからな。もう、人やってなくてもいいんだよ!」

  

  そういっておじさんは、さらにつまらなそうな顔で言ってきた。昔から、どこか子供っぽくて、ワガママなおじさん。いくつになっても、こんな調子なんだから...まったく。

  

  おじさんと俺の関係は、30年前に始まった。親から捨てられた俺、まるでゴミみたいな自分。ずっと、捨てた親を憎んでは、無情な世の中に絶望していたあの日...転機は訪れた。

  それが、おじさんとの出会い。差しのべられたその手を掴み、ここまで立派に成長できたのは、全てオジサンのお蔭。

  普段は、優しいおじさん...ただ、おじさんには、彼自身にさえ抗えないケモノがいたのを、知っている。時として、暴走しそうなソレを必死に押さえつける苦しそうなおじさん...それを何もできずに、見守るしかない俺。

  感謝の念や、そういった思いがあったためか、俺はおじさんのためなら、なんでもするつもりだった。

  

  そんな中で、普段は自分の全てを犠牲にするおじさんが初めて吐き出した想い...同じ職場の虎獣人に関してだった。だから俺は、そいつに近づいて色々調べ上げた。

  

  誠実で真面目...体格こそごつい筋肉質だが、ルックスはよし。虎獣人の人気もあって...虎王先生は殆ど完璧だった。現に、学生の頃も今も、多くの女性から告白を受けている。

  

  だからこそ、疑問だった。そんな先生が、35歳でまだ結婚もしていなかったことが。

  もちろん、晩婚だって珍しくもなんともないし、普段なら疑問に思うほどのことでもなかった...いや、違う。

  

  俺と、同じ匂いを...感じていたのかもしれない。

  

  今の彼の姿は、彼自身のともおじさんのものとも分からない精液で汚されている。

  そして、それを満足そうに見るおじさん...

  

  

  ...白状する。さっき同じといったのは、俺も同性愛者だったからだ。

  もちろん、流石に虎王先生がそうかは...殆ど賭けに近かったが。とにかく、俺も同性を...それも、父親のように接して俺を育ててくれたおじさんを...好きなっていた。

  

  本当は、虎王先生のことを離すおじさんをみて、嫉妬というには生々しい感情が、俺の中で渦巻いた。おじさんが、彼に抱いていた感情自体は、恋愛というにはあまりにも未熟な、なんとも言えないものだったが...俺は虎王先生が羨ましかった。

  何度も、俺はおじさんに自分の想いを告げ、抱いてくれと頼んだ。しかし、おじさんは頑なに、首をたてには振ってくれない...俺が迫っても、どこか悲しげな眼で見つめられるだけだった。

  

  それ以来、俺はならせめておじさんの幸せのために動こうと誓った...たとえ、それがおじさんに嫌われるようなことだったとしても...

  

  

  今の虎王先生の姿を見ると、頑なにおじさんが俺を抱こうとしなかった理由も...なんとなくわかった。

  でも...いや、もうやめよう。もう、関係のないことだ。

  

  

  だが、今の光景を見て、本当におじさんは幸せだったのか。

  ...いや、それこそ俺では関係ないこと。関係になれないことか。

  

  

  伸「もういいよ...おじさんがそれでいいなら、俺は。

  ただ...一つ言いてえことがあるとすれば...」

  

  胸につかえる想いのせいか...俺の口から余計なお世話の言葉が出ようとしている...だが、このくらいは言わせてもらわなければ、俺は何だか、自分がみじめに感じてしまったのだ。

  

  伸「おじさんとそいつなら...俺はいい恋人になれると思ってたのにな...」

  

  そう思えるからこそ...諦めていた。

  

  晋三「...おまえ。」

  

  伸「...ごめん。あと...」

  

  そういい、おじさんにキスする。これで...最後...

  大好きなおじさんとの口付けは、おじさんのものとは違う味と匂いを感じ、それが、より悲しかった。

  

  伸「いや、なんでもない。本当にごめんなさい...じゃあね、おじさん。お幸せに...」

  

  

  

  

  晋三「伸...暴走した俺には、もう幸せになる資格なんてねえよ...それに、俺と虎王が恋人になる未来なんて...あるわけねえ...だろ。」

  [newpage]

  【主な登場人物】

  

  ◇『[[rb:市田 虎王 >いちだ とらおう]]』

  35歳。高校の体育教師を務める虎獣人。

  体格は体育教師の名に恥じないほど鍛え抜かれていてゴツイが、ルックスも頭もよく、堅実で真面目な性格。

  そのため女性から好意をよせられることが多いが、いまだに結婚はしていない。

  それは、実は自身が同性愛者であるためだが、友人にもそれを言えないうえに、最近、密かに想う人が出来たため、苦悩の日々が続く。

  そんな中、友人との飲み会の最中に大切な資料を学校に忘れてしまい、とりに行くことにしたが...

  

  

  ◇『[[rb:青井 賢二 >あおい けんじ ]]』

  35歳。高校の体育教師を務める鮫獣人。

  趣味は筋トレとスポーツ観戦と格闘技。かなりの脳筋で、考えがかなり直線的。35で結婚できていない現状にあせりながらも、どうにもできないため、35歳独身男での飲み会を開いたりと...意外と寂しがりやな一面も。

  虎王が去った後、とある女性についていく...

  

  

  ◇『[[rb:忍屋 伸 >しのびや のぼる]]』

  35歳。薄いこげ茶色の狼獣人。

  前述二人とは大学時代からの友人で、その伝手と結婚していない組ということで、二人とよく飲みに行く。ちなみに、口を開くとセクハラじみたことを言うため、真面目な虎王は、少し彼を苦手としている。

  

  

  

  ◇『[[rb:土井 晋三 >どい しんぞう ]]』

  55歳。虎王と同じ高校の用務員。濃いこげ茶色の熊獣人。

  2mを超える巨体をもち、顔立ちは虎王曰く『雄臭くて渋さを滲み出してる』とのこと。性格はぶっきらぼうでガサツだが、ちょっとした悪戯をしてきたりと子供っぽいところがある。