王子様系僕っ娘が孔雀怪人に…

  「はあっ‼︎」

  緊張感漂うテニスコートにスパァンッ!!!とラケットとボールがぶつかり合った心地よい音が響いたかと思うと、凄まじい勢いのスマッシュが相手コートへと放たれた。

  「すごい…‼︎翼先輩、全国大会出場おめでとー‼︎」

  感極まった声で後輩部員の1人がそう告げると、観客席の女子生徒からは黄色い歓声が上がった。

  「ふう…。ファンのみんな!僕のカッコいい姿、しかと見届けたかい?」

  そう言って彼女が観客席にウインクすると、より一層高い歓声が会場に響いた。

  彼女は『藍沢 翼(あいざわ つばさ)』。強豪テニス部に所属する女子高生で、これまでにいくつもの大会を制覇している実力者だ。

  またその忠誠的な王子様のようなルックスから同性人気が高く、学校でファンクラブまで作られているほどだ。

  しかし彼女自身それを少々鼻にかけている部分もあり、ナルシストな面が大きいのが欠点だ。

  「そんな…あたし、ここまで頑張ってきたのにこんな…。」

  その一方で、翼の相手選手だった女子高生は愕然と膝から崩れ落ちるのだった。

  [newpage]

  「先輩、いい加減元気出してくださいっスよ〜。」

  「そうね。相手が強かったもの。仕方ないんじゃない?」

  帰りのバスで、翼に負けた少女は後輩や同級生に励まされながらも項垂れていた。

  「うん…でもあたし、昨日まであんなにキツい練習メニューこなして頑張ってきたじゃん?でもまさかこんな、一点も取れずに敗退なんて…。全然手も足も出なかった…。」

  彼女はそう言うと大きく溜息を吐きながら、バスの天井を仰ぎみた。

  「…もう正直やる気無くなってきちゃったな。折角必死に頑張って関東まで行けても、あの子がいる限り全国なんて夢のまた夢だし。あぁ、あの子に勝てるだけの力があればなぁ…。」

  そう彼女が呟いた、その時だった。

  「力なら与えられるっスよ?」

  「そうそう。私達の『組織』の技術があればね。」

  そう言うと、周りの部員達は各々のジャージを脱ぎ始める。

  いきなりの行為に少女は驚き固まっていると、その下からは灰色の全身タイツのような皮膚が姿を現す。

  少女がぎょっとする中更に彼女達は鞄の中から何かを取り出し頭に被ると…

  「「「チューッ!!!」」」

  彼女の大切な仲間であるはずの部員達は、ネズミのような全身タイツやマスクに身を包んだ、特撮モノの戦闘員のような姿へと変貌してしまった。

  「ちょっ!?み、みんなどうしたの!?これ、何かのドッキリとか!?」

  「ど…ドッキリ…では…ない…ですよ?」

  彼女がその光景に驚いていると、運転席の方から人影が出てくる。

  その姿はバクと人間を掛け合わせたかのような、あたかも特撮モノの怪人のような見た目の女性だった。

  「わっ、私、バクアーク…って言います。偉大なる『ジャアーク帝国』の怪人で…みなさんを戦闘員『タイチュー』に…洗脳改造…しちゃいました…。すみません…。」

  

  「みんなを戦闘員に…!?どうしてそんなこと‼︎」

  「あっ、貴女を…私達みたいな怪人に、スカウト…するためです。そのために、みなさんを戦闘員にして…貴女の心の闇が、生まれる機会を…狙い…ました…。」

  「あたしの…心の闇…?」

  するとバクアークの胸元にある漆黒のクリスタルが、強い輝きを放った。

  「これは…『ジャアーククリスタル』…。貴女の心の闇に…反応…してるんです…。」

  「うそ…こ、こんなのデタラメだよっ‼︎みんなもコスプレしてるんじゃないの!?」

  「仕方ありません…あまりやりたくないのですが…。」

  「チュッ!?」

  そう言うと怪人は、かつて少女の後輩だった戦闘員の頭を鼻ですっぽりと飲み込んだ。

  そして…

  「ヂュウゥゥゥッ!?ヂュウゥゥゥ!!!」

  「ごめんなさい…ごめんなさい…。」

  ズボボボボッ!!!と凄まじい音を立てて、思いっきり吸い込んだ。

  中で戦闘員の頭のナニかが吸い込まれているのか液状っぽい音と悲痛な戦闘淫の断末魔の雄叫びが響き、彼女の股間からは全身タイツに染みを作りながらチョロチョロと尿が漏れ出ていた。

  そして…

  シュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

  力尽きたのか先程まで暴れていた戦闘員がだらん…と腕を下ろすと、そのまま中身が泡状となって戦闘員服を残したまま溶けて消えていった。

  目の前で仲間が死んだというのに、気にもとめず微動だにしない他の戦闘員達がその空間により異常さを際立たせていた。

  「ひっ…」

  「これで…信じていただけましたね…?…それでは、私達と一緒に…行きましょう…。」

  そう怪人はおどおど言うと、今度は少女の頭を鼻ですっぽりと包み込みボフッ!!!と麻酔ガスを放つ。

  それを吸い込んでしまった彼女が即座に意識を手放す中、バスは人気のない廃墟に向かって猛スピードを出すのだった。

  [newpage]

  「翼ちゃんっ!全国大会出場おめでとー‼︎」

  ところ変わって翼が通っている女子高では、全国出場を聞きつけたクラスメイト達が教室に入ってきた彼女を歓迎していた。

  「ありがとうみんな!みんながこの僕を応援してくれたおかげだよ!」

  「あれ?翼ちゃん、なんか凄い量の手紙だね?どうしたの?」

  「ああこれかい?今朝靴箱に山ほど入っていてね…。ファンからのラブレターかな?全く、女の子達を魅了しちゃうなんてカッコよすぎるってのも罪だよねぇ…。」

  自身の美しさに酔っているかのように呟く翼。

  しかし周りは彼女のナルシストっぷりにもうすっかり慣れているのか、微笑ましそうに笑うのだった。

  「さてと、このラブレター1枚1枚に後でお返ししなくちゃね!学校のアイドルである以上、ファンは大切にしないと♪」

  「でも翼ちゃん、この手紙軽く50通はあるよ…。それにほら。」

  そう言って彼女の友達が振り返ると、これからラブレターを渡すのであろう何人もの女子生徒が教室の前で彼女を羨望の眼差しで見つめていた。

  それを見て翼は笑顔を振り撒きながらも、軽く苦笑いするのであった。

  そして時は経ち放課後。

  「ふー!終わったー!翼ちゃん、今日は部活もお休みだしカラオケでも行こうよ!」

  「そうそう!たまには羽根を伸ばさないと!今日は翼の祝勝パーティーでもする?」

  「あはは、僕全国控えてるから練習しないとなぁ…。まあでもファンの好意を無碍にはできないしね!今日くらいはいいだろう☆」

  そう言うと、翼の周りから歓声が上がる。

  その時、コンコン、と教室のドアを叩く音がした。

  「失礼しまーす!」

  「えっ!?君、確か昨日の!?」

  そこに入ってきたのは、昨日の大会で翼が決勝戦で戦った少女だった。

  「うんっ!翼さんすっごく強かったから、昨日の大会のリベンジマッチを申し込みたくて!」

  そう言うと彼女は意気揚々とラケットを掲げ、それを見て翼はフッと笑った。

  「いいよ。昨日のことがあったのに僕に挑むなんて、その心意気が気に入った。さあ、真剣勝負といこうか!」

  「翼ちゃんの試合!?またやるの!?見たい見たい‼︎」

  「いや、悪いが君達は先に行っててくれたまえ。僕は彼女とフェアに勝負をつけたい。僕を応援してくれる君達がいるという、アウェイな状況で戦うのも酷なものだろう?」

  翼がそう言うと彼女達は納得したように、揃ってカラオケ店へと向かっていった。

  [newpage]

  ところ変わってテニスコート。

  綺麗に整備されたそこで、2人の少女が対峙していた。

  「さあ、容赦はしないよ!全力でかかってきなよ‼︎」

  そう叫ぶ翼に、勢いよくサーブを打つ少女。

  それを素早い動きで返してみせた翼だったが…

  バスッ!!!

  (くっ…なんだこのパワー!?昨日より明らかに凄まじいサーブだ‼︎)

  放たれたサーブが持つ凄まじいパワーに、翼はつい圧倒されてしまった。

  しかしながらそのボールは相手コートへと入り、線スレスレのところを大きく跳ねた。

  「流石翼さん!あたしの強化サーブを返すなんて‼︎」

  「腕が痛む…。君、こんな凄い技を隠し持っていたのかい!?まさかこの1日で成長したってわけじゃないだろうし…」

  「えへへっ!まだまだいくよー‼︎」

  そう言って、彼女やまたもやサーブを放つ。

  それは先程同様に凄まじいパワーとスピードが秘められたもので、翼は一球一球をなんとか見極めながら間一髪で返していく。

  非常に大苦戦しているものの、なんとか一点も相手に取らせずに試合を順調に進めていた。

  「くっ…!昨日とは段違いだね!僕もまだまだだな…。」

  額に汗を浮かべながらも爽やかに呟く翼。

  しかし、相手の少女は汗一つかかずに呟いた。

  「そんな…。『この力』を手に入れてもまだ敵わないなんて…。」

  その呟きは先程までの明るい彼女から出たものとは思えない、心の闇がドロドロに煮詰まったかのような雰囲気を醸し出していた。

  その邪悪なオーラに、翼はつい圧倒されてしまうのだった。

  「で、でも君も本当に凄いよ!今だってようやく球返せてるし、後半まで体力が持つかどうか…」

  「やっぱり『人間の身体』邪魔だな。フルパワー出すためには、この『擬態』解かないと。」

  そう言うと彼女は、試合中だというのに唐突にユニフォームを脱ぎ出した。

  「ちょっ、君何脱いでるんだよ!?ここ外だぞ!?」

  突然のことに顔を赤らめて手で覆う翼の前で、彼女は自身の胸元についた真っ黒な宝石を光らせる。

  そこから放たれたドス黒い光はあっという間に彼女の身体を覆っていき、その姿を変化させていく。

  身体中に羽が生え、角部が鳥のように変わっていき…

  「クエーーーッ!!!ファルコンアーク!!!」

  彼女は、あたかも人間とハヤブサを融合させたかのような怪人『ファルコンアーク』変貌してしまった。

  目の前の少女が特撮モノで出てくるような悪の怪人に変わってしまったのを見て、流石の翼も恐怖と驚きを隠せない表情を見せた。

  「なっ…!?君はいったい!?」

  「クエェェェ❤️驚いてるみたいだね?昨日あたしは偉大なるジャアーク帝国の手によって、ハヤブサの遺伝子を植え付けられた怪人ファルコンアークに改造されたんだっ❤️この力があれば、翼さんにだって負けないよっ❤️」

  そう言って怪人と化した彼女はボールを高く上げると、ラケットではなく大きな翼で打ち込んだ。

  その勢いは先程とは比べ物にならない、あたかも弾丸のような威力で翼のコートに激突する。

  慌てて返そうとする翼だったが、ボールに込められた強大なパワーに押し返され倒れてしまった。

  「なっ、なんてパワーだ…。こんなの、返せるはずが…」

  「クエェェェッ❤️初めて翼さんから一点取れたっ❤️よーし、このままやっつけちゃうよっ❤️」

  「くっ…こ、ここは逃げないと…」

  「逃げんなよ。」

  あまりの出来事に逃げ出そうとする翼にファルコンアークのドスの効いた声が投げかけられたかと思うと、バスッ!!!と銃弾のようなボールが彼女の耳横をすり抜けた。

  衝突した頑丈なフェンスは、当たった箇所がぐにゃりと変形している。

  「まだまだ勝負はこれからだよ〜?翼さんには付き合ってもらうからね!…最期まで❤️」

  そう言って、怪人は再びボールを宙高く投げて打ち込んだ。

  「そんな、この僕が一点も取れないだなんて…。」

  数分後。傷ついたコートやフェンスを前に、同じく傷だらけな翼は膝をついていた。

  それもそのはずだ。目の前の怪物相手に、あれ以来一点たりとも取ることができずに試合に負けてしまったからだ。

  「クエェェェッ❤️やっぱ怪人の力凄いっ❤️今の私なら全国優勝だって楽勝だよっ❤️」

  一方汗一つかかずに余裕そうなファルコンアークは、自身の翼を惚れ惚れと眺めながら幸福そうに呟いた。

  「さてと!無事にリベンジマッチは果たせたわけだし、用済みな翼さんには消えてもらおうかな?その後は全国大会出場者の子一人一人巡って、勝負ふっかけて消すのも良さそうっ❤️」

  そう言いながらファルコンアークはハヤブサ顔を邪悪な笑みでにんまりと歪め、人の頭など簡単に潰せてしまいそうな鳥脚でゆっくりと翼に近づく。

  恐怖で歯を食い縛る翼…しかしそこに、翼が気にも留めなかったベンチ横の巨大な岩…のようなものが起き上がって立ちはだかった。

  「…待って。この子、まだ利用価値…ある。」

  そう静かに淡々と呟くのは、高校生くらいの少女とアルマジロを合成させたような怪人。

  丸まることで岩に擬態して様子を伺っていたジャアーク帝国の怪人『アルマジロアーク』だった。

  「利用価値?ひょっとして翼さんも私達みたいに『素質』がある…ってこと?」

  「…みたい。大首領様、昨日ボクに言ってた。…君をファルコンアークに改造したら、次は彼女だ…って。」

  ポツポツと呟きながらファルコンアークの横を通り過ぎて翼に近づくアルマジロアーク。

  そして…

  「ほら、ボクの身体…さっきまで丸まってたから、蒸れて湯気…、出てる。…嗅いで。」

  「んむうぅぅぅぅぅぅっ!!??」

  翼に思いっきり抱きつくと、熱い中蒸れた怪人の体臭が彼女の鼻を大量にすり抜け満たしていく。

  怪人の体臭は汗腺から放出された催淫フェロモンであり、非常に濃厚なそれは恐るべき速度で彼女の身体を駆け巡っていく。

  そして…

  バタンッ!!!

  耐えきれなくなった彼女は、ついに身体をビクビク痙攣させて気絶してしまった。

  「へぇ?アルマジロアークちゃんだっけ?やるね〜❤️体臭だけでこんなあっさり気絶させちゃうなんてさ❤️」

  「…こんな身体に…改造、してくれた…組織、の、おかげ…。はやく…アジトに、つれてこ…。」

  そう言うとアルマジロアークは自身の怪力で翼をひょいっと軽々しく持ち上げ、濃霧のような蒸気をむわっ❤️と身体から放ち、その場から消え去るのだった。

  [newpage]

  「…はっ!?こっ、ここどこ!?」

  数時間後。翼は生まれたままの姿で、ピカピカ光る手術台のようなものに四肢を拘束されていた。

  「クエェェェッ❤️起きたね!おっはよー‼︎」

  そんな彼女を覗き込むようにして、ファルコンアークがハヤブサ顔を近づける。

  そのあまりにも非現実すぎる見た目が、先程の出来事が夢などではないことを証明していた。

  「ここ…ボク達の…アジト。おめでとう。君は、ボク達みたいに、ジャアーク怪人に、選ばれた。」

  その近くではアルマジロアークが淡々と、しかし冷酷な言葉を投げかける。

  その言葉で自分が今置かれた状況を完全に理解し、ハンサムだと評判な翼の顔は一気に青ざめた。

  「くっ!放せっ‼︎どうして僕がこんな目にっ‼︎」

  「それは私が説明しよう。」

  大勢に全裸を見られて赤くなりながらも必死に抵抗する翼の前に、白衣を羽織りライオンのような手で真っ黒な薔薇の花束を抱えた鳥頭の女怪人が姿を表す。

  彼女はジャアーク帝国が誇る天才マッドサイエンティスト、『グリフォンアーク』だ。

  国内最高レベルの大学に通う理系女子大生が改造された怪人で、これまでありとあらゆる一般人を怪人に改造し、攫ってきた人間、戦闘員、そして怪人までもを犠牲に様々な非道で邪悪な実験を行ってきた怪人製造のスペシャリストだ。

  「さてと、まずは改めて君が選ばれたことを祝福しないとな。おめでとう、藍沢 翼さん。」

  そう言うとグリフォンアークはあたかも求婚するかのように跪いて花束を翼に向けて掲げ、拘束された翼の手にそっとキスすると傍に花束を置いた。

  「えっと、君が選ばれた理由…だったね?君は気づいていないとは思うが、君は雌を人一倍惹きつける濃厚フェロモンを大量に排出する体質なんだよ!君が同性であるはずの女の子達にモテモテなのもそこが結構大きいんじゃないかな?」

  「フェロモン…?僕が…⁇そんなもの、人間が出せるわけ!?」

  「たまにいるんだよ、まるで発情期の獣のようにムンムン濃厚フェロモン撒き散らす体質の人間がさ。しかも君みたいに同性を惹きつけるフェロモンの持ち主はかなり貴重だ!これはきっと、我々ジャアーク帝国の役に立つはずだ‼︎」

  酔いしれるかのようにそう語るグリフォンアークに、翼は困惑と恐怖心を隠せずにいた。

  「君は折角のこの力、もっと輝かせてみたいとは思わない?」

  「…そうは思わないね。そのフェロモンとやらがあろうと無かろうと、今こうして学校のみんなが僕を慕ってくれてるだけで満足なんだ。大切な人達が周りにいるなら…それ以上僕は何もいらないよ!」

  悪魔のような囁きで唆すグリフォンアークに、恐怖に囚われつつも勇気を振り絞って叫ぶ翼。

  そんな彼女を見て、グリフォンはニヤリと笑みを浮かべるとパチン!と指を鳴らした。

  「はーい❤️」

  すると先程まで周りで静観していたファルコンアークが拘束されている彼女の元へ近づき、腕に、脚に、天井から伸びるチューブをプスッ❤️プスッ❤️と突き刺していく。

  「ぐっ‼︎」

  その痛みに顰められた翼の顔にヘッドギアを装着すると、ファルコンアークは邪悪な笑みを浮かべて彼女に跨った。

  「翼さんが自分のフェロモンの本当の魅力を知らないのは、女の子どうしでえっちなコトすることの気持ちよさを知らないからだよっ❤️昨日たっっっぷりレクチャーされたあたしが、翼さんに教えてあげるねっ❤️」

  そう言うとファルコンは、ちゅっ…❤️と嘴で翼に口づけをした。

  「んむっ!?」

  突然の事態に驚くが拘束されている翼に抵抗などできるはずもなく、そのまま舌を挿入され怪人の舌で口内を舐めまわされていく。

  翼が息苦しくなった頃ファルコンも限界を迎えたのか、お互いの唾液が混じり合ったアーチを作りながらぷはっ❤️と嘴を離した。

  「いっ、いきなり何するんだよ!?」

  「クエェ…❤️やっぱ濃いなぁ❤️遠くから嗅ぐのとキスしながら嗅ぐのとじゃ、フェロモンの量も段違いだよぉ…❤️」

  ヘッドギアの下を真っ赤にして憤る翼の言葉など耳にも留めず、ファルコンはキスの余韻に浸っている。

  その時だった。

  「腋の下…フェロモン…濃い。ボクも、フェロモン出す怪人だけど…こんなの、段違い…❤️」

  近くで見ていたはずのアルマジロアークもいつのまにか翼の腋の臭いを嗅いでいる。

  さらに…

  「ごめんなさい…❤️メンテナンス帰りに改造室から凄い匂いがしてつい…❤️あっ…❤️私なんかが一段と濃厚な足の臭いを…❤️ごめんなさい…❤️」

  メンテナンス室で身体の定期メンテナンスを行っていたバクアークもいつの間にか室内に入ってきており、鼻を必死に動かして翼の足裏を責めていた。

  「なっ!?何をやっているんだ!?やめろよぉっ!?」

  「ふぅん?外にもフェロモンが漏れてるなんてなかなかやるな?どうだい?三人の女怪人に責められて気持ちいいだろう?」

  「そっ、そんなわけっ‼︎」

  「強がんなよ。」

  そうファルコンアークが冷酷に告げると、彼女はむにゅんっ❤️と翼の胸を翼で鷲掴みにしてきた。

  「ひゃんっ!?❤️」

  その瞬間翼の頭にはビリッと電流が流れたかのような衝撃が走り、彼女は声を上げてビクンッ❤️と身体を跳ねさせた。

  「…気持ちいいんだ?可愛い声出すじゃん❤️クエェェェッ❤️」

  それを見て三人の女怪人は邪悪に笑い、胸を、腋を、足裏を、それぞれ思うがままに責め立てていく。

  「ひゃあっ❤️やっ、やめろよぉっ❤️こっ、こんなことしても僕はお前らなんかに屈しな…」

  「へぇ?それじゃあ試してみようか。」

  そう言うとグリフォンはガチャン!とマシンのレバーを引く。

  すると…

  「あひゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!??」

  身体の各所に繋がれたチューブを通じて生物の遺伝子や肉体強化の薬剤が翼に流し込まれ、それと同時にヘッドギアからは怪電波が流れ出しモニターにはチカチカと怪しい映像が映る。

  それらからくる快楽が怪人達からの責めによる快楽と合わさり、より強い快楽の波となって翼に襲いかかる。

  「どうかな?君には今、雄の孔雀の遺伝子を注入している。君はこれより、孔雀怪人『ピーコックアーク』に生まれ変わるのだよ!!!」

  グリフォンがそう言うと、ヘッドギアのモニター内にパッ!と設計図が映し出される。

  そこには、色鮮やかな雄の孔雀と人間が融合したような、美しく、しかしおぞましい姿が描かれていた。

  「ピーコック…アーク…っ❤️こっ、こんな化け物にっ…❤️僕がなるはずがっ…❤️」

  口ではそう言いながらも、翼は目の前のモニターに表示された孔雀怪人の姿に釘付けになっていた。

  雄の孔雀の羽根を持つ色鮮やかな怪人となり、派手な尾羽とフェロモンで雌を妖艶に誘う自分、雌どうしで快楽を貪り合っている自分、雌を何人も侍らせハーレムの長として支配する自分…。

  孔雀怪人となった自分の妄想が次から次へと浮かび、その脳内に深く染み込んでいく。

  早くピーコックアークに生まれ変わり、女性達を蹂躙したい。

  そんな邪悪な思いが、いつの間にか彼女の頭の中を支配していた。

  「はっ、はやく怪人にっ…❤️いやっ、だめっ❤️僕、こんなやつらに負けるわけにはっ…❤️」

  しかし、自身に芽生えた邪悪な心を否定するかのように必死に抵抗を続ける翼。

  そんな彼女の耳元にグリフォンアークはそっと近づき…

  「怪人になれば、君のファンだって思いのままだよ?」

  「あっ…❤️」

  そう囁くと、翼の身体がより一層ビクンッ❤️と跳ねる。

  その途端バイザーに彼女を慕うファンや友達の顔が表示され、それを見た翼の口からは涎が溢れ出た。

  そして…

  「僕…怪人に…なりたい❤️」

  その邪悪な悪魔の囁きに、翼は乗ってしまった。

  「あはははっ!決まったようだね?さあ、このクリスタルを君に植え付けてあげよう!」

  そう高笑いするとグリフォンは、翼の豊満な胸を揉みしだきながら漆黒の宝石、『ジャアククリスタル』を彼女の胸に埋め込む。

  するとそれは妖しい光を放ちだし、彼女の身体を包み込んでその肉体を変えていく。[uploadedimage:16018156]

  「ひゃあぁぁぁぁぁぁっ❤️❤️」

  彼女の身体中には見る角度によって青や緑にその様相を変える美しい孔雀の羽根が生え、クリスタルの力で更に豊満でグラマスになっていく彼女の身体を包み込んでいく。

  テニスで鍛え上げられた彼女の少し逞しい腕にはグラデーションのかかった羽根で形成された翼が生え、妖しい光沢を放ちキラキラと煌めいている。

  ムチムチッ❤️と肉づいたお尻の上からはバッッッ❤️とド派手で彼女の身体よりも巨大な美麗な雄の孔雀の尾羽が生え、その目のような模様からは引き込まれるような妖しい光を放っている。

  

  彼女の顔にも変化は生じていき、羽毛で覆われていく頭頂部には雌を魅了するトサカが形成され、かつてクラスの女子達が見惚れていた上品な唇は硬く覆われて雌の口内を蹂躙するための嘴へと変化していく。

  姿形が人間ではない、雄孔雀の怪人に変わっていく彼女だったが、脳内に流される洗脳波や雌怪人達に与えられる快楽により正常な思考ができなくなっており、自分の身体の変化や塗り替えられていく倫理観に常識、壊されていくであろう日常に人生最大の喜びを覚えていく。

  そして改造が終わると共にビクンッ❤️とその身体が手術台の上で大きく跳ね…

  「ピュケェェェェェェェェェッ❤️❤️❤️」

  アジト内全体に響き渡るようなけたたましい鳴き声を上げ、彼女は女性器から激しく潮を吹いた。

  「ふふっ❤️怪人の誕生はいつも興奮するものだねぇ?さてと、君が何者だか言ってごらん?」

  そうグリフォンアークが言うと、翼だった怪人は拘束具をバキバキッ!!!と音を立てて破壊しニヤリと不適な笑みを浮かべ…

  「ピュケケケケケ!!!僕は怪人ピーコックアーク!偉大なるジャアーク帝国に忠誠を誓う、世界一美しい怪人さ!!!」[uploadedimage:16018160]

  そう声高らかに叫ぶと尾羽を大きくバッ!と広げ、そこから辺りに自身のフェロモンを撒き散らした。

  「クエェ…❤️ピーコックちゃんのフェロモン、人間だった頃よりも更に濃くなってるよぉ…❤️」

  「んっ…❤️これ、やばい…❤️ボクのお股、ジンジンしてきた…❤️❤️」

  「あうぅ…❤️すごいです…❤️嗅いでるだけで頭蕩けちゃいそう…❤️」

  その強烈なフェロモンを近くで浴びた三人の女怪人達は、そのあまりの効果に顔をだらしなく惚けさせてピーコックに擦り寄る。

  一見平静を装っているグリフォンですら、身体が小刻みに震えておりその股間からはネットリとした蜜が漏れ出ていた。

  その光景に、ピーコックアークと化した翼は心底満足そうに邪悪な笑みを浮かべた。

  「ピュケケ、レディ達?生まれ変わった僕の魅力にメロメロになっちゃったのかい?なるほど。女の子達を侍らせるのも良いものだねぇ?」

  『その身体が気に入ったようだな。ピーコックアークよ。』

  「ピュケッ!これはこれは大首領様っ❤️」

  翼…否、ピーコックアークが改造された自身の新しい姿に酔いしれていると、手術室の壁に鎮座する邪悪なドラゴンのような顔を模ったレリーフから威厳を持った貫禄のある声が聞こえる。

  彼女はその声が自身が最も心酔する大首領であるということを脳に刻み込まれた情報から本能的に察知し、派手な尾羽を折りたたみその場に跪いた。

  『貴様の能力である雌を服従させるフェロモンはしっかりと発動しているようだな。貴様には《女戦闘員素体拉致作戦》を命じる。我々が与えた貴様の能力を存分に発揮し、なんとしても作戦を成功させるのだ!!!』

  「ピュケェェェッ!!!お任せください首領!この僕の命を捧げても、必ずや偉大なる組織の為に作戦を成功に導いてみせます!!!」

  自分を支配下に置く大首領から直々に命令を受けたことで彼女は常人では受け止めきれないほどの多幸感を覚え、涙や涎、愛液を撒き散らしながら敬礼して応える。

  そのまま彼女はアジトを飛び立ち、かつて自身が通っていた女子高へ向かうため朝焼けの光が差し込む空を舞うのだった。

  [newpage]

  「あー、ヤバい!寝坊しちゃった!もう授業始まっちゃってるよ〜!」

  翌日。翼のクラスメイトであり彼女と同じテニス部でもある少女が焦った様子で教室へと走っていた。

  彼女は翼とダブルスを組んでおり、彼女の親友とも呼べる存在だ。

  それ故に、昨日何故かカラオケ店に現れなかった翼のことがなんとなく気に掛かり夜中上手く寝付けなかったのだ。

  「すみません!遅刻しまし…たっ!?」

  「ああ、遅かったね。僕達全員で君を待っていたんだよ。」

  乱暴気味にドアを開けた彼女の目に飛び込んできたのはいつもの教室の光景…などではなく、何人もの女子生徒が自身の親友である翼に甘えるように擦り寄っている様子だった。

  まだ20代半ばの若い新任教師ですら、生真面目な顔を情けなくぐちゃぐちゃにして嬉々として彼女の椅子になっている。

  

  しかも教室の戸を開けるなり、濃厚な雌の臭いがムワッ❤️と溢れ出して彼女の鼻を直撃した。

  「つっ、翼ちゃん!?これは一体…」

  「ああ。みんな僕の放つフェロモンにメロメロになってしまったのさ。全く、魅力がありすぎるというのも罪なものだよねぇ…。」

  「フェロモン…!?ねぇ、こんなの絶対おかしいよ!!!昨日何かあったの!?」

  「ふふっ❤️気になるかい?それではお見せしよう!新しい僕をね❤️」

  そう言うと、彼女の身体は漆黒の光に包まれていき辺り一面に青緑の羽根が吹き荒れる。

  やがてそれが収まるとそこにいたのは翼…ではなく…

  「ピュケェェェッ!!!怪人ピーコックアーク、ここに参上っ❤️」

  雄の孔雀と人間を融合させたかのような、美しくも恐ろしい怪人がセクシーなポーズを決めながら立っていた。

  「つ…翼ちゃん…?なんで…ば、化け物に…」

  「ピュケケケッ!昨日僕は偉大なるジャアーク帝国に改造を施され、愚かで貧弱な人間からこんなにも美しく屈強な怪人ピーコックアークとして生まれ変わったんだよ‼︎どうだい?怪人となったことで、僕のカッコよさも一段と増しただろう?」

  「ひっ…にっ、逃げっ…」

  「逃がさないよっ❤️」

  そう言うとピーコックは逃げようとする彼女に向かって尾羽を展開し、ギョロリとした目のような模様から妖しい光を放ちだした。

  すると…

  「あっ…ああ…。」

  彼女はその場にペタンと座り込み、その光をジッと見つめはじめてしまった。

  「やれやれ。僕の美しさが分からないとは、人間の下等な感性は理解し難いな。まあいいさ。これで君も理解しただろう?僕の美しさを❤️」

  そう言うと、ピーコックは今度はお尻や腋を強調するかのようなポーズを決めてムワッ❤️としたフェロモンを直接彼女に浴びさせる。

  すると彼女の目は惚け、意識が目の前の怪人に夢中でどこか上の空といった顔になってしまった。

  「あうっ…❤️」

  「ピュケケケ。僕にメロメロになっちゃって…可愛いなぁ❤️…ん?」

  そう首を傾げると、ピーコックは自身の胸元にあるジャアククリスタルがかつての親友に反応して不気味に光っていることを認識した。

  それを見て息を荒げながら、彼女は親友を抱きしめた。

  「ふふっ❤️おめでとう❤️どうやら君にも怪人としての適性があったようだ❤️」

  「私に…適性?」

  「そう。君の心の闇にジャアククリスタルが反応してくれたんだ。君も僕と同じ、怪人になれるんだよ❤️」

  「私も、ピーコックアーク様みたいな怪人に…‼︎そっか、私ずっと友達なのに翼ちゃんのことが好きで、でも女の子どうしだからってモヤモヤしてたから、その気持ちに応えてくれたのかな…❤️」

  「なるほど。そうだったんだ。そうと決まれば改造だ!さあ、君を改造カプセルに入れてあげよう❤️」

  そう言ってピーコックがパチンと指を鳴らすと、女子生徒が2人スッと立ち上がり教室の後ろに置かれていた巨大なマシンの扉を開く。

  それを前に少女は自らの制服をスルスルと脱ぎ、ピーコックアークに寄り添いながら生まれたままの姿で改造カプセルに向かって歩みを進めていくのだった。

  [newpage]

  「ピュケケケケケ!!!さあ、僕のフェロモンをたっぷり嗅ぐといい!!!」

  「あ…ああ…❤️」

  「ひゃあぁぁぁっ❤️」

  数日後、とある女子校に侵入したピーコックアークは女子高生達に自らのフェロモンを無理矢理嗅がせていた。

  最初は恐怖心に支配されていた彼女達だったが、怪人のフェロモンを嗅いだ途端力が抜けたようにへたり込み自身のパンツを蜜だらけにしていた。

  「連れていけ。」

  「「チュチューーーッ!!!」」

  そう彼女が指示すると、一緒に侵入していたネズミ型戦闘員『タイチュー』達が少女達を何処かへ連れていく。

  彼女達はあの日洗脳された翼のクラスメイト達が改造された、ピーコックアーク専用の女戦闘員だ。

  恐るべきジャアーク帝国がピーコックアークに下した命令…『女戦闘員素体拉致作戦』。

  それはスポーツで高い成績を収めている全国の女子校を襲撃し、攫ってきた運動神経抜群な女子高生達をエリート戦闘員に改造するという邪悪極まりないものであった。

  「にっ、逃げよう!早く逃げないと私達まで…」

  そこから逃げようと全速力で駆けているのは、全国でもトップクラスの成績を収めている陸上部の面々だ。

  彼女達はアスリートとしての猛スピードで、同じく運動部少女達が改造されたエリートタイチュー達から上手いこと逃げ続け、学校の玄関前まで辿り着いていた。

  しかし…

  「関心しませんね。私達から逃げるなんて。」

  突如として、彼女達の前に白い羽根が降り注ぎ視界を妨害する。

  何事かと思い身構えると…

  「むぐっ❤️むぐうぅぅぅっ❤️❤️」

  「ふふっ❤️しかし貴女達のその走力は評価に値します。きっと優秀なエリート戦闘員として、我々組織の活動に大きく貢献してくれることでしょう❤️」

  陸上部の頼れる中心とも言えるべき部長である少女が、何者かに抱かれて心地良さそうな悶絶声を上げている。

  それは白鳥と人間を掛け合わせたかのような優雅な怪人…

  翼の親友である女子高生が改造された怪人『クレインアーク』だった。

  「あへっ❤️クレインアーク様ぁ…❤️❤️」

  彼女に解放された途端その場にドサッ!と倒れ込み、みんなから頼られていた勇ましい顔が嘘のように情けないアヘ顔を晒していた。

  「ひっ…ぶっ、部長っ…」

  「君達もここで終わりだ。僕らの虜になるといい❤️」

  頼りにしていた部長の変貌っぷりに怯える彼女達の後ろに現れたのは、怪人ピーコックアーク。

  そんな彼女の催眠尾羽を見つめてしまった彼女達は、ビクンッ❤️と身体を跳ねさせながら部長に折り重なるように倒れ込んだ。

  「よし、彼女達も体育館へ連れていって。優秀な戦闘員に改造しなくっちゃね❤️」

  「「チューッ!!!」」

  「クケェッ❤️1人で見張り寂しかったよぉっ❤️ピーコック❤️」

  「ごめんごめん。でも君が見張ってくれて助かったよ。こんなにも優秀な人材をみすみす見逃すことになるところだった❤️」

  ピーコックアークが現れるや否や、先ほどまでの優雅さが嘘のようにクレインアークは彼女に甘えだした。

  そんな彼女を抱き寄せ、その頭をピーコックは優しく撫でるのだった。

  「クケェ…❤️えへへ❤️でも私、ピーコックちゃんがいないとぉ…。」

  「全く、仕方がないな。」

  そう言うと、ピーコックは自身の嘴をクレインの嘴に合わせ、ぬらりと舌を挿入して濃厚なキスをした。

  「んむうぅぅぅっ!?❤️」

  その手は片方は彼女の胸を揉みしだき、もう片方はぐちょぐちょに濡れた股をテクニシャンに弄っている。

  そのあまりのテクや彼女から溢れ出るフェロモンに、彼女はビクンッ❤️ビクンッ❤️と反応してしまう。

  そして…

  「クケェェェェェェェェェェッ❤️❤️❤️」

  ぷしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ❤️❤️❤️

  彼女は絶頂のあまり甲高く甘い絶叫を響かせ、愛液や母乳を勢いよく噴出させながらビクビクッ❤️と痙攣した。

  ピーコックはそんな彼女の蜜が滴る股から手を引き、濡れた自身の翼をキスから離した口でペロリと舐めとった。

  「ふふっ❤️愛してるよ、僕の1番のお姫様❤️」

  「クケェェェ…❤️それ、他の娘達にも言ってるくせにぃ…❤️」

  「君だけは特別さ!まあそんなこと言う悪い子は…後でもっと滅茶苦茶に鳴かせちゃおうかな❤️」

  「クケェ…❤️ずるいよぉ、ピーコックちゃん…❤️」

  クレインの真っ白な美尻をむにゅむにゅっ❤️と揉みしだくピーコックに、彼女はそっと寄りかかるのだった。

  ちなみに女子校襲撃騒ぎを聞きつけた正義のヒロイン達により、必殺技を喰らった彼女達が2人仲良く地獄に葬られることになるのはその数分後のことであった。

  end

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  《怪人図鑑》

  【ピーコックアーク】

  ・全国出場レベルの女子高生テニスプレイヤー、藍沢 翼がジャアーク帝国の手により洗脳・改造手術を受けたことで生み出された孔雀の怪人。

  ・全身から雌を屈服させる濃厚フェロモンを発することができ、嗅いだ人間を即座に発情させることができる。

  ・また目玉のような不気味な模様のついた尾羽を駆使することで対象を催眠することも可能。

  ・優秀なアスリートを改造しただけあって華麗な技で相手を翻弄するが、意外と防御面が低いのが弱点。また人間の頃からかなりのナルシストであり、自身の能力を過信しているのが玉に瑕。

  ・今までテニス一筋で恋愛には興味が無かったものの、洗脳の影響でかなりのレズになった。出会った女性は全て口説きハーレムに加える罪な王子様。

  ・何人もの女性を洗脳しては戦闘員に改造しその人生を奪ってきたが、変身ヒロインの必殺技をクレインアークと共に喰らい最期は最大に派手に爆死するのだった。

  【ファルコンアーク】

  ・非常に優秀なテニス部の少女が改造された、ハヤブサの怪人。

  ・基本無邪気で元気だが、その心には闇を抱えており時折氷のように冷たい一面を見せる。

  ・部の顧問が非常に厳しくまたセクハラもされていたため、勝ちに拘るようになり無邪気だった性格にも闇が生まれてしまった。怪人になった日の晩、自身の力を確かめるように顧問をいとも簡単になぶり殺した。

  ・超高速で飛行が可能で、目にも見えない速さで敵を翻弄する。しかし罠を張られたことで身動きが取れなくなり、ヒーローに倒され溶解した。

  【バクアーク】

  ・卑屈で根暗、そして大人しい女子大生が改造されたバクの怪人。

  ・人々に悪夢を見せたり夢を自在に操ることができる他、鼻での激しいバキュームフェラで男性をテクノブレイクさせることができる。また催眠ガスを放つことも可能。

  ・人の心を自在に操作できるが対人戦は非常に弱く、あっさりと蹴り殺され爆死した。

  【アルマジロアーク】

  ・大人しく無口な女子高生が改造された、アルマジロの怪人。

  ・怪人の中ではトップクラスの絶大な防御力を誇り、また丸まった際に籠った自身の体臭で相手を気絶させることもできる。

  ・人間だった頃からムッツリスケベだったが、怪人に改造されたことでより性欲が強くなった。また口元を見られるのが恥ずかしいらしく常にマスクのような布で覆っている。

  ・柔らかい腹部が弱点であり、そこにパンチを喰らって爆死した。

  【クレインアーク】

  ・翼の親友が改造された白鳥の怪人。

  ・いつもは華麗で冷静な口調で敵を攻めるが、ピーコックアークを前にすると素の性格である甘えん坊になる。

  ・母性溢れる羽毛が武器で、それに包み込まれた人間はたちまち魅了され彼女に母性を求めるようになる。

  ・愛するピーコックアークと共にヒロインの必殺技を喰らい、幸福と絶望を同時に噛み締めて地獄に叩き堕とされた。

  【グリフォンアーク】

  ・国内トップクラスの大学に通う女子大生が洗脳改造された組織の科学者であり、タカとライオンの遺伝子を注入されて作り出されたグリフォンの怪人。

  ・かなりのマッドサイエンティストであり、彼女の実験により亡き者にされた人間や戦闘員が後を絶たず、時には怪人までもが実験の犠牲になるため非常に恐れられている。

  ・力強い猛禽類の翼と獅子の爪が武器であり、普段ラボに引きこもっているとは思えないほどの凄まじい戦闘力を有している。また非常に知能も回るので、かなり強力な怪人である。