殺し合いに敗北して狼お兄さんに調教される話

  白い煙が立っている銃にもう弾はないが、悪あがきに目の前の若い狼獣人に銃口を向ける。

  銃弾を身のこなしだけですばしっこく避ける狼獣人を前にして僕の指先は震えた。引き金を引いて、玉が跳ばずカチカチと鳴って、入っていないことが相手にバレるのがとても怖い。もうこのままこの悪夢から覚めて、日常に戻りたくて仕方がない。

  まだ、ゴールドルガーに弾が入っていた数分前に、鉤爪でひっかかれた頬の三本の傷が焼けるような痛みを放っている。奴のコンバットナイフの切っ先のような爪で胸か頭を抉られたら今度こそ終わりだ。

  狼獣人は人肉が好物らしいし、ひどければ、意識半ばで生きたまま食われるかもしれない。そんなのは

  まっぴらごめんだ…。

  しかし、そんな僕の不安を見透かすように「撃ってごらん」と、そう言いながら、狼獣人は銃口を避けるどころか、

  血のように赤い縦長の眼孔で僕の目を睨み付けつつ、ニィッと口角を少しだけ上げながら余裕そうに歩み寄ってくる。「ほらほらぁ、的が自分から寄ってきてるのに、撃たないってことはさ。もう撃てないってことなんじゃないの?」お見通し。僕が銃を引っ込めて立ち上がる前に狼獣人の右手が黄金の銃身に被せられ、僕の右頬をざっくりと引っ搔いた少し黒がかった血にまみれた左手で僕の手首も捕まってしまった。

  「全部外しちゃったね…はい終わり。君の負け~。」

  狼獣人の左手が僕の手首を握り、きつく縛り上げてきて、息を乱して、やめてのやの字だけを絞り出すしかない僕に、そう語り掛けてくる。

  熱いはずの銃身をバキバキと握りつぶされる。

  唯一の武器さえ、目の前で銃身を握っただけでひん曲げられ、手首を叩かれ鉄の塊を落とされて部屋の隅に蹴り飛ばされる。

  優し気な笑みを浮かべ、だめだよと甘い声を出しながら距離を詰めてくる。

  銃を叩き落とされて、掴むものを失った両手を思い切りつっ張ることもできず、よわよわしく狼獣人との間を少しでも遠ざけるように前に差し出した手のひらの壁を両脇に押しやるように、手のひらと肉球を合わせて肌色の指に黒くふさふさした指を絡ませたかと思うと、驚くよりも早く懐へ入り体が重ねられてそのまま僕の背中は地面に叩きつけられた。

  ゼロ距離で血生臭い息を感じる。

  「おなかすいてんだよね。でもさ、君さ、

  あんま肉ついてなさそうだからさ。」

  ごくっと一回生唾を飲む。音がやけに生々しい。

  生殺与奪を握られた僕は、黙って次の答えを待つしかない。

  狼獣人は僕の冷や汗をべろりと舐めるとすんすんと

  何かの匂いをかぐと、数秒硬直したあとに押し倒した僕の背中に腕を回し、僕はふさふさの胸に抱きかかえられた。

  「ふふ…」

  後頭部を暖かい右手の肉球で覆われ、背に回された腕も手伝って抱かれながら、コンクリートの壁まで運ばれ、壁に背中を押し付けられずりずりと下に下ろされ、僕は壁と地面の垂直な角に合わせて座らせられた。目の前には狼獣人の赤い陰茎が鎮座している。

  「これ、気持ちよくして。」

  そう言われながら太くて長い肉棒を鼻先から額にかけて乗せられた。

  その細長い狼獣人の立派な肉棒はビキビキ血管が張りつめていて、根元が丸く膨らんでいた。人間の一物とは違う異様な男根から発せられる熱さに僕はどうしていいかわからなくなった。

  「…もしかして、人間は負けたら犯されたりしないのかな?幼い頃に強い奴に犯されたこととかない?…なさそう、じゃあこれが初めてだね。」

  乗せたチンポを自分の肉球で握りながら、僕の目と鼻の先にぷっくりカウパーの泡が膨らむ鈴口が向けられる。

  「おちんちん舐めたことないの?舐めるんだ、歯を立てないように、舌を当ててゆっくりと舐め回すんだ。歯を当てずにチンポ気持ちよくできたら逃がしてあげる。でも当たっちゃったら君が雌犬みたいに哭いちゃうような、もっと激しいことして、君のこと殺しちゃうかも。いい?」

  その獣臭くも赤赤と健康的な狼獣人のチンポの側面をおそるおそる震える指の腹で触り、口を近づけた。舐める前に、はっとして顔を上げ、彼の気分を害していないかそっと見ると、どうしたの?こんな汚いもの舐められないって思うの?なんて冷たく言い放つものだから、僕は躊躇も忘れて先っぽを舐めた。ほとんど味のしない肉の先っぽから出ている少し塩っけのあるカウパー。

  ああ命が助かるかわからないけれど。

  そう思いながら僕は(素人判断だけど)若そうな狼獣人のチンポを舐めている。性交渉なんてしたことないし、するとも思っていなかった僕が、命乞いのために異種とはいえフェラをするなんて思わなかった。ああ。ああ…僕の今の姿を見られたら、社会的に死んでしまいそうだ。舐めるうちに味覚と嗅覚が麻痺してきて、先っぽを舐めて、口に収まるまで少しだけ口に入れては出し入れては出しを繰り返し、慣れてきてしまった。慣れたくないものに慣れてしまったと思っているときに、狼獣人がまた呟いてきた。

  「えらく従順に舐めるねえ。それじゃ、もっと激しめに突っ込んであげる。」

  えっと口の中で驚いた声を出し思わず目を見開いたとき、僕の側頭部を熱い肉球の感触が包み、耳穴をふさがれ、自分の心音とゴプッという何かが詰まる液体音と狼の、お兄さんの、ちんぽ、が、喉奥、まで、突っ込まれ、僕は息が止まりかけた。

  「ほら、どう?無抵抗に大事な大事な口の中も喉奥もちんぽ突っ込まれて…。出してしまいそう…ウッ」

  味なんてものはなく、除夜の鐘をつくみたいに、ごんごんと喉奥を突かれ息の通り道を塞がれ、呼吸のリズムも乱れて頭がおかしくなりそうだ。

  何とかつなげていた息が、喉奥に出された熱くて塩辛い精液でつまり、息ができずになりそうになる。

  それでもなんとか妙に滑らかな生ぬるい狼獣人の精が喉を下っていく。

  チンポから解放された瞬間息が自由になり、僕は現実感についていけずボーっとする。

  「初めてにしてはいい具合にできてるねえ。

  君の口は使えるよ。いいかい?もうしゃべっちゃ駄目だよ。しゃべったら、君の一本一本の指の肉をしゃぶってあげるからね。生きたまま…」

  「こんなこと言ってたら、また立ってきちゃった。君のせいだよ。ほらっわかるだろ?舐めて?」

  狼獣人のチンポがまた固くなって、僕の鼻先で鈴口をつついてくる。

  僕は向けられるチンポの先をあまりにも無抵抗に口の中に受け入れてしまううえ、さっきより嫌悪感なく舌を這わせてしまう。僕は無意識に狼獣人に屈服してしまったのかもしれない。

  「ふうう…いいねえ、舌使いがうまい。そんなに次の精液が飲みたいの?」

  飲みたいわけがないのに、僕は狼獣人の獣臭さを少しでも味わうように舐めてしまう。

  「ほら…飲ませてあげるよ。口を開けて。」

  文字通り口を大きく開けると、ずるりとチンポが引き抜かれ唖然とする僕の顔に練乳チューブのような白濁の紐がビューッビュクッとぶっかけられてしまう。

  #

  「肉便器なんだから回数記録したげる」

  「い゛っ」

  「声も出しちゃだめだよ、今度から。」

  右の前太ももに狼獣人の人差し指と中指の爪がざっくりと切り込みを入れ、その文字通り焼けるような尾を引く痛みに声にならない悲鳴を上げてしまう。

  「もし、叫んだりしたら、君の、肉つきのよさそうな太ももから生きたまま食いちぎってあげるからね。」

  「じゃあそろそろ下の口もいこうか」

  僕は涙をこらえながら、狼獣人の悪意に満ちた笑いを聞いた。

  僕に四つん這いになるように言う。僕は嫌な予感を感じながら、言うとおりにする。

  冷えたコンクリートの地面に接していた尻に狼獣人の肉球が触れ、服の上から撫でまわしてくる。

  「服、脱ごうか。」

  「…はい」

  太ももにつけられた使用済みの回数の二本の爪痕がじんじんと痛む。

  痛い思いはしたくない。今も僕の血の滴る鋭い爪先で生傷をつけられるよりましだと。

  だけど、ほんとうに掘られるほうがマシだというのだろうか。

  肛門よりも数倍大きい僕の口の奥まで激しく蹂躙した狼獣人の太いチンポを、今僕が服を脱いでさらけ出した自分の肛門の中に入れられて腹の中を精液で満たされるほうがマシだって、言うんだろうか。

  「綺麗なお尻じゃん。山桃の割れ目みたいに毛の生えてない尻。ああますます気持ちよさそうで僕の股間も期待に満ちているよ。」

  「まずは入れやすいようにしてあげよう」

  ズブッと入ってくる異物感とともに生暖かい液体が肛門の奥に注がれてしまう。

  「ちょうどよかった。我慢してたんだよ。」

  腸内放尿される気持ち悪さに尻の奥をひくつかせ、終わった瞬間に僕の背中に覆いかぶさった狼獣人のちんぽの栓が抜かれ、汚い排泄音とともに浣腸された狼獣人の尿もろともお腹の中のものほとんどを四つん這いのまま地面に漏らしつくしてしまう。

  「どう?僕のトイレ浣腸は?僕も用を足せるし、君のお尻も綺麗に通りがよくなって一石二鳥だ。

  さっそく頂くよ。」

  頭の後ろから雄々しい息がかかる。

  狼獣人は僕にのしかかったまま、いきり立った肉棒らしき熱い先端を肛門に当ててくる。

  ついに入れられてしまう。そう思うと肛門がひくつき、ぶぴゅっと中に残った体液を小さく漏らしてしまう。

  「大丈夫、安心しなよ。痛いのは最初だけ…」

  背中から回された手のひらの肉球で時計の針を回すように乳首をマッサージされながら、ずぶりと入れられた。放尿されたときとは段違いなレベルの窮屈さをもたらす太い狼獣人の肉棒が奥まで入ってきて、間髪いれず引き抜かれ、出そうになるところでまた奥まで、ゆっくりと責められる。

  「意外と具合がいいじゃないか…」

  しゃべっちゃいけないと言われながらも、ゆっくりと彼のちんぽに馴らされて拡張されていく痛みと恐怖に泣くような悲鳴がでてしまう。

  「これぐらいで音を上げてたら、駄目だよ…ほらほら」

  ピストンの速度が徐々に速くなっていく、中がひりつくほどの摩擦の熱ととっくに肛門括約筋では押し出せないほどの強烈な異物感、そして臓器の中がチンポの先でガン突かれる痛みで視界がぶれてきたとき、

  狼獣人の彼が気持ちよさそうに声を上げ、腹の中で何か熱いものが注がれる感触がした。

  #

  「ゆるして…っ」「許してください…っ」

  「しゃべっちゃいけないって言ったでしょ?ねえ…」

  そう言いながら、足の支点はそのままで、水平に激しく入れて抜いてを繰り返される熱くて痛くてたまらないちんぽ。

  「痛い痛い痛いっやっやっ」

  何回も奥の奥まで貫かれてお腹がぼごっぼごっと突かれる激痛とびりびりと痺れるような不思議な感触におかしくなりそうだった。

  意識が落ちる前に二の腕が血まみれになる嚙み締められ激痛で意識が戻ってしまう。

  僕がいくら懇願しても彼は面白がって僕をからかいながら、数秒おきに尻の奥をハンマーでぶん殴られるような痛みを僕に与えてくる。

  目と鼻と口と顔のあらゆるところから体液が涙のように零れ落ちるのを感じながら、僕はぶるんぶるんと情けなく垂れる自分の陰茎の先からぴゅくっぴゅくっと精が漏れ出すのをうつろに見つめながら、彼の気が済むのを待つしかないまま、ひたすら中出しされた。

  人間の青年が気絶した後、狼獣人は彼を獣人の居住区まで引きずり、青年はそこで死ぬまで多くの獣人の慰み者となり続けたという…。