「ねぇー、もっと速く歩いてよー!」
山の中を歩く女性が、自分より遥かに後ろにいる男性の方に向けて声を上げた。
「ご、ごめんなさい…。でも、こんなに山歩きがキツいとは思ってなくて…」
男性の方は少し息を切らしながら女性のところへ近付いていく。
「はぁ…はぁ…。…大間さんってかなり体力あるんですね…」
「いやいや、高田くんの体力が無さ過ぎなだけだって…」
少し呆れ顔の女性…大間と息を切らしたままの男性…高田の二人は、静かな山の中でそんな言葉を交わす。
この二人は同じ大学に通っており同じ講義を取っていた。
…とは言えそれだけの関係であり、言葉を交わしたことはもちろん、お互いの存在を意識したことすら無かった。
だが、その講義でレポート課題が出された時にランダムでペアが決められ、たまたま二人が一緒になったのだ。
そしてそのレポート課題は「地域にいる野生の動植物を調査する」というザックリとしたもので、二人はその調査のために市内にあるこの山へとやってきていた。
「はぁ…。街のすぐ近くだから楽だと思ってたのに、こんなに厳しい山だったとは…」
二人はハイキングコースが整備されているという情報を手に入れていたが、実際には殆ど使われておらず既に道と呼べるものでは無くなっていた。
「いやいや、言うほど険しい山じゃないからすぐに回れるって」
彼女はそう言いながら、まだ息を整えてる途中だった高田を置いて山の奥へと歩き始める。
「ああ、置いてかないでくださいよ!」
そう言いながら歩き出した高田もすぐに山の奥へと吸い込まれていく。
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「えーと、この花は…」
途中で見つけた植物や虫、鳥などを調べながら、木々が生い茂る山の中を歩いていく。
だがコースが不明瞭であったため本来の道を逸れていき、元々行く予定ではなかったエリアに足を踏み入れてしまっていた。
「あの、大間さん…」
「どうしたの、高田くん?」
高田の不安そうな声を聞いて、大間は歩みを止める。
「なんか、予定してたよりもかなり長い距離を歩いてる気がするんだけど、気のせいかな…」
「言われてみると確かに…。もう山の出口に辿り着いてても良さそうだけど…」
二人が辺りを見回してみても鬱蒼と茂る木々しか見えず、人里に近付いているような感じは全くしない。
「うーん、もしかしてどこかで道を外れちゃったかしら」
彼女はスマホで現在地を確認しようとするも、画面には圏外の文字が表示されている。
「あれ…これはもしかしたら、かなりまずい状況かも…」
それまでずっと余裕の表情を浮かべていた彼女であったが、状況を理解した途端に一気に顔が青ざめた。
「どっちから来たのかも分からなくなっちゃいましたし、このまま帰れないなんて可能性もあるんじゃ…」
「そ、そんな事ないでしょ…。未開の地って訳でもないんだし、ずっと真っ直ぐに進んでいけば絶対に出られるって…」
「そうですね…、少し歩いて様子を見てみますか」
彼女の声が震えているのに気付き、高田は思わずそうフォローした…もちろん、彼自身もすぐに出られるとは全く思っていなかったが。
二人はこの山から抜け出すため、地面に跡を付けながらなるべくまっすぐ進むように歩いていた。
そのお陰で同じところをぐるぐる回る…ということは無かったのだが、それでも山から出られそうな雰囲気は全く無かった…。
「うーん、流石にこれ以上は歩ける気がしません…」
「そうね…。私もちょっと限界かも…」
気付けば日も暮れ始めていて、もはや明るいうちに山を出るのは絶望的な状況である。
予想以上に長時間歩き続けた二人の体力も尽きかけていた。
「とりあえず休めそうな場所を見つけて、そこで夜を明かしましょう」
「わ、分かりました…」
二人は山から出ることを諦めて、少しでも安全そうな場所を探すために再び歩き出す。
そして山が暗闇に覆われ始めた頃、木々の向こうに明らかに自然のものではないシルエットを見つけた。
もしかしたら民家かもしれない…そう思って小走りで近付いたが、それは民家とは異なる建物の廃墟であった…。
「これって…」
「雰囲気的に神社かしら…?」
ところどころ朽ちたその建物は神社の本殿のような構造をしていたし、辺りをよく見てみると鳥居を構成していたと思われる丸太も転がっている。
暗くなりつつある山の中に佇む神社の廃墟…近付くのも躊躇われる雰囲気だったが、他の場所を探す気力も体力も残っていなかった。
二人は軽く一礼して、ゆっくりと建物へと近付いていく。
「よく見たら狛犬もあるわね」
「本当だ…狛犬……?」
なんとなく普通の狛犬と雰囲気が違う気もしたが、そんなことを深く気にしている余裕は無かった。
先を歩いていた大間が廃墟の戸に手をかけて引くと、ギシギシと軋む音を立てながら戸が開いた。
…中を覗くと思った程は荒れていない。これならば問題なく夜を越すことができそうだ。
二人は靴を脱いで中に入ると、荷物を下ろしてそのまま床に座り込む。
「ここにいればちょっと安心できるわね」
「はい、これならゆっくり寝られる気がします」
少しだけ心が落ち着き、二人は部屋でリラックスしていた。
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(くくく…こりゃ良い依代が来たな…)
「だ、誰…?」
人間のものとは思えない不気味な声を聞き、大間は思わず声を上げる。
「どうしたんですか、大間さん…?」
「今、変な声が聞こえてきて…」
「僕には何も聞こえなかったですけど…。疲れてるんじゃないですか? それとも怖がらせようとしてるとかです?」
「違うって! 本当に私には聞こえたの!」
彼女がそう言うと、突然なんの前触れもなく彼女は気を失って倒れてしまった。
「えっ、大間さん…!?」
高田は焦りながら彼女の体を揺さぶるが、目を覚ます気配は無い。
「急にどうしたんだろう…。幻聴も聞こえてたみたいだし、疲れてたのかな…。それとも何かの病気…!?」
色々な可能性を考えてみるが、この状況に置かれた自分には何一つできることは無かった。
高田が再び彼女の方を見た時、大きな違和感を覚えた…。
腕や頬に白い毛のようなものが見えたのだ。
ホコリか何かが付いているのだろうと思って触れてみたが、それは明らかに体毛のようであったし間違いなく彼女の肌から生えたものであった。
「何これ…、どういう事…?」
自分の目の前にいるのは人間では無い、異形の存在なのではないか…。
そう思った途端に恐怖心が一気に湧き上がってきたが、あまりの恐怖にその場を離れることすらできなくなってしまった。
そうこうしているうちに、白い体毛は腕から手、そして指先にかけて広がっていた。
そして手が完全に白く覆われると、今度は爪が太く長く、そして鋭く…獲物を狩るための形へと変化していく。
手のひらにも異変が起き、皮膚が黒く変色するとともに膨らんでいって、やがて立派な肉球が形成された。
少しして、ビリビリと何かが裂ける音が聞こえてきたのでその方を見ると、彼女の靴下の先端が破けて鋭い爪が顔を覗かせていた。
足の変化はそれだけに留まらず、骨の変形する鈍い音とともに踵の位置が変わっていき、まるでつま先立ちをしているような足の形状に変わった。
その大きな変化に耐えられなかった靴下は完全に裂け、その下からは肉球の付いた足裏が姿を現す。
そしてすぐに足も白い体毛に覆われて、元々の肌は完全に見えなくなった。
「あ、ああ…」
彼女の体が変わっていく姿を見ていた高田は、もはや声を出すことも何かを考えることもできなくなっていた。
だがそんな彼をよそに、彼女の体の変化は更に進行していく。
顔の方に目をやると、頬から生えていた体毛が少しずつ顔全体に広がっていくのが見えた。
体毛以外の変化も始まり、鼻は少しずつ形を変えつつ黒く染まっていき、やがて犬のそれと同じになった。
更に、その鼻は口とともに徐々に伸び、それとともに口が左右に大きく裂けるように開いていく。
開いた口の中に見える歯は長く鋭く形を変え、もはや歯とは呼べない…牙としか表現できないものへと変化していた。
髪に隠されていた耳は髪の毛をかき分けながら伸びて、他の部分と同様に白い体毛に覆われていく。
それだけでなく形も三角形に近い形状に変わっていき、耳の位置自体も頭の上の方へと少しずつ移動していった。
頭部の変化がほぼ終わるとそこにもはや人間の面影はなく、犬のような頭があるだけであった…。
その一方、服に隠れて見えない体の方でも着実に変化が進んでいた。
それまでさほど目立っていなかった胸の膨らみが、服の上からでも変化が分かるほど大きく膨らんでいく。
やがて服は耐えきれなくなりところどころ裂け始め、そこから白い毛に覆われつつある巨乳が飛び出した。
しかし変化はそれだけに留まらなかった。
服の外に飛び出した巨乳の下に、更にいくつもの膨らみが生まれつつあったのだ。
それらも少しずつ大きく膨らんでいき、それとともに服も大きく裂けていく。
最後には全ての膨らみが外に飛び出し、全部で10個の巨乳が露わになってしまった。
そしてその膨らみもそれ以外の部分も、もれなく白い体毛に覆われた。
変化は下半身の方へと移動し、今度は彼女のお尻の上辺りに膨らみができつつあった。
やがてズボンを突き破って外に現れたそれは、白い体毛に全体が覆われた…間違いなく尻尾である。
尻尾はみるみるうちに太く長く伸びていき、脚と同じくらいの長さになったところで止まった。
体の変化が殆ど終わった後、そこに倒れていたのは人間とは程遠い存在であった…。
全体のシルエットとしては、人間の女性そのものである。
しかし、全身は白い体毛に覆われ、口は伸びて大きく裂け、耳は三角形になり頭の上の方に付いている。
手足には肉球も付いているし、お尻の辺りからは長い尻尾も生えている。
そして胸の膨らみ…もはや胸ではないところにまで付いているが、それは10個に増えている。
それは犬に近い見た目をしていたが、もっと野性的で恐ろしい…狼と言えるものだった。
「お、大間さん…?」
今の状況が全く飲み込めなかったものの倒れたままの彼女を放置する訳にも行かず、高田は彼女の方に手を伸ばす。
だがその時、彼女の体にさらなる異変を起きていることに気が付いた…彼女のズボンの前側に僅かな膨らみを見つけたのだ。
見間違いかとも思ったがその膨らみは明らかに大きくなっており、何かが生えてきているとしか思えなかった…。
膨らみはどんどんと成長していき、やがてズボンは限界を迎えて大きく破けた。
そこに現れたのは、彼女には絶対にあるはずが無いもの…ペニスであったのだ。
しかしそれは皮を被っておらず赤黒く、根元の方には大きなコブのような膨らみがある、人間のものとは大きくかけ離れた異質なものであった。
そのペニスは更に大きく成長していき、男顔負けの立派なモノへと変わっていった。
そして変化が終わった合図かのように大きく震えると、先端から白濁液を放出して辺りの床を白く染めてしまった。
この様子を見ていた高田は流石に恐ろしくなり、すぐに彼女から距離を取る。
だがその直後、目の前にいる異形が目を覚まして立ち上がった。
その異形はよだれを垂らしながら彼の方を一瞥すると、上を向いてまさに狼と言うべき遠吠えを上げた。
このままここにいたら食われる…そう思った高田は靴も履かないまま外へと飛び出し、一目散に神社から離れていった。
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彼は薄暗い中をひたすら走り続けたが、途中で転倒してしまい斜面を滑り落ちてしまう。
大きな怪我は無く再び走り始めると、目の前に再び建物の影が浮かび上がる。
一瞬同じところに戻ってきたのかと思ったが、よく見るとこちらも神社のような建物であったものの雰囲気が少し違っていた。
ここならば身を隠せそうだと思った高田は、すぐに戸を開けて中に入る。
異形と化した大間が来ないという保証は無かったものの、建物の中に隠れることができて一息つくことができた。
(あら、なかなか活きの良い人間が来たわね)
誰もいないはずの部屋にそんな声が響く。
最初は彼女が来たのかと思ったがそのような雰囲気はないし、そもそも声の感じも全然違っていた。
「だ、誰ですか…!?」
高田がうろたえていると、次の瞬間何かが体に何かが当たるような感覚がした。
そして強いめまいがしてその場に座り込んでしまうが、意識はなんとか保つことができた。
「うーん、一体何なんだったんだろう…」
周りを見ても何もないし、体に何かが当たったような跡も無い。
何かの病気だったりするのだろうか…そんな事を考えていると、突如体が燃えるように熱くなってくるのを感じた。
「何これ。どうなってるんだろう…?」
汗が一気に吹き出して、呼吸をするのもツラくなってきた。
あまりの熱さに耐えきれなくなった高田は、思わず服を脱ぎ捨てて全裸になってしまう。
だが、それでも殆ど楽にはならなかった…。
ふと体の方に目を移すと、明らかに異変が起きていた。
体のあちこちから白っぽい何かが生えていたのだ。
「これって……」
それはやはりふさふさな体毛であり、その瞬間自分の体に何が起きようとしているのか薄々分かってしまった…しかしもはやどうすることもできない。
白い体毛はまたたく間に全身に広がっていき、それとともに体のあちこちに変化が起きる。
手足の爪は太く長く変化していき、同時に肉球も形成されていく。
更に足の方は形が変わっていき、やはりつま先立ちのような形になってしまった。
次に口と鼻が引っ張られるような感覚がして、口が長く伸びていきつつ大きく横に裂けるのを感じた。
耳も上の方に引っ張られる感覚がして、明らかに形が変わっていくのも感じることができた。
今度はお尻の上辺りに違和感を覚える。
まさか…と思いながら体を捻って見てみると、肉の突起が伸びつつそこから白い体毛が生えてくるのが見えた。
数秒もすると、白くてもふもふした立派な尻尾が出来上がっていた。
変化は更に進んでいき、今度はペニスが猛烈に熱くなるのを感じる。
股間に目をやると、皮が徐々に剥けていきながら大きくなりつつあるのが見えた。
色も徐々に赤黒く変わっていき、根元が大きく膨らんできている。
更に生え際の部分の形も変わり、ペニスを収めるための白い体毛に覆われた鞘が形成されていた。
気付けばペニスは元の二倍以上大きい…こちらも非常に立派なモノへと変わっていた。
…改めて自分の体を見回してみると全身が白い体毛に覆われており、やはり犬に近いような体付きになっているような感じがする。
自分も狼になってしまったのだろうか…そんな事を考えていると、更なる異変が体を襲った。
睾丸の後ろ辺りがムズムズするので指を伸ばすと、そこに溝のようなものがあるのを感じた。
彼は何も考えずにその溝に指を入れると、その瞬間電撃が走ったかのような感覚が体を駆け抜ける。
そして薄々いけないことであると気付きながらも、その気持ち良さに溝を弄くり始めてしまう。
すると別の場所にも変化が起き、ほぼまっ平らであった胸が徐々に膨らみ始めたのだ。
溝を弄るのと呼応するように胸の変化は進んでいき、やがて立派な巨乳が胸に実った。
だが変化は終わらず、別の複数の膨らみが形成されているのを感じた。
それらも漏れなく立派な乳となり、見事な複乳が胸から腹にかけて並んだ。
一方、溝の方は弄られたことによってグチョグチョに濡れ、最後には勢い良く液体を噴き出してしまった。
その瞬間、彼はふと我に返った。
「はぁ…はぁ…。…あれ、ボクは一体何をしてるんだろう…?」
いつの間にかに声も高くなっており、外見だけでなく中身にまで変化が及んでいることに気付く。
どうすれば良いのだろうか…そんな事を考えて辺りを見回すと、ホコリを被ったままの鏡が置いてあるのが見えた。
彼はそれに近付いて、改めて自分の体を見てみる。
やはり全身は真っ白い体毛に覆われており、かなりもふもふした印象を受ける。
顔立ちはイヌ科のものになっていたが、それは狼よりも狐に近いように感じた。
そして胸から腹にかけてはやはりいくつもの巨乳が実っている。
更に睾丸を持ち上げるようにして裏側を見てみると、体液が滴り落ちる溝…メス孔としか思えないものがそこに開いていた。
彼の体は狐のようになっただけで無く、明らかにメスの要素が加わっていた…。
あまりの変化に彼は呆然として、ただその姿を見続けるしか無かった。
[newpage]
少しすると、獣の匂いが近付いてくるのが気付く。
まさか…と思っていると、入口の扉を突き破って真っ白な獣…かつて人間であった狼が中に入ってきた。
逃げようとしたのも束の間、一瞬で組み伏せられて動けなくなってしまう。
このまま食べられてしまうのか…そう思ったが、彼女はそのような蛮行には走らなかった。
代わりに彼女には元々無かったもの…あまりにも立派なペニスを彼の股間に近付けてきた。
何をしようとしているのか察しが付いたが、もはや打つ手は無い…。
彼女はペニスの先端をメス孔に当てると、そのまま勢いよく奥まで突っ込んできた。
さっきとは比べ物にならないほどの感覚と痛みが全身に走り、一瞬意識が飛びそうになる。
「あがっ…、ああぁ…!」
無理やり体を動かして引き抜こうとするものの、根元のコブが引っかかってしまい抜くことができない。
それどころか体が本能的にペニスを咥え込もうとするので、抜こうとすると体に激痛が走るのであった。
その状態のまま彼女は体を大きく動かし始め、それにつられて彼の体も大きく揺さぶられる。
あまりの痛みに何度も意識が飛びそうになりながらも、彼はなんとか意識を保ち続ける。
やがて彼女は今までよりも強く体を動かし始め、体を大きく震わせて遠吠えを上げた。
その瞬間、体内に何か生暖かいものが注がれていくのを感じた…もちろん、それが何であるかは容易に想像できた。
これでようやく終わった…そう思って体を動かすも、ペニスを引き抜くことはできなかった。
それどころか、彼女は再び体を動かし始めてしまう。
…結局、獣と化した二人は一晩中交尾を続けることになってしまった…。
[newpage]
…翌日。
「うう…ぐすっ…」
白い狼と化してしまった大間は大粒の涙を流していた。
「だ…大丈夫ですか、大間さん?」
「大丈夫なわけ無いでしょ! 化け物になっちゃった上にこんな…」
そう言いながら下を見ると、立派なイヌ科のペニスがビクビクと震えながら屹立している。
彼女はゆっくりと手を伸ばしてそれを握ると、そのまま上下に擦り始める。
朝起きてからずっとこの調子で、既に床には白い水たまりができてしまっていた。
「はぁ…はぁ…、ダメだって分かってるのに体が止まらない…。助けて……」
そんな泣き言を言いながら、彼女は再び射精してしまう。
一方、高田の方も欲求を抑えられなくなっており、ずっとメス孔を弄り続けていた。
更に胸の方も揉み続けており、気付けば母乳が噴き出してしまっている。
「僕も止めたいのに全然止まらない…」
床はあらゆる体液によってどんどん濡らされていった。
それから数日、なんとか性欲を抑え込むことができた二人は自分たちの置かれた状況を一つ一つ把握していった。
自分たちはこの山にある狼と狐、それぞれを祀っている神社に入ってしまったのだということ。
そしてそこに残っていた霊的な存在により、自分たちの体もそれぞれ狼と狐に変えられてしまったということ。
そのような存在が体の中に入ったため妖術的な力が使えるようになっており、その力を使えば元の人間の姿にも戻れるということ…。
この事を知った二人は(一時的ではあるが)元の姿に戻ることができ、なんとか日常生活に戻ることができたのであった。
[newpage]
しかし数カ月後、高田の方に異変が起きた。
日が経つごとに下腹部が膨らんできて、人間の姿に戻ることもできなくなってしまったのだ。
あの日の交尾によって子を授かっていたのだった。
このままでは自分たちの姿がバレてしまうため、二人は長期休暇を利用して再びあの神社へとやってきた。
「はぁ…、まさか狐になった上に子供までできてしまうなんて…」
「本当にごめんね…。あの時は私も自分自身を抑えられなくなってて…」
「いえいえ、もう大丈夫です。こうして大間さんと一緒に入られて嬉しいですし」
「ふふふ、嬉しいこと言ってくれるわね」
大間はそう言いながら、大きく膨れた高田の下腹部をさすった。
「それにしても本当に大きく膨らんでるわね…」
「ええ、イヌ科の動物は子供をたくさん産むらしいですから、きっとこの中にもいっぱいいるんだと思います」
「なるほどねー。そしたら、頑張って二人で一緒に育てていかないとね」
「は…はい、一緒に頑張りましょう!」
それから数日後、十匹の元気な子供が無事に産まれた。
一気に大家族の親となった二人は手分けして子育てを行い、幸せな家庭を築いていくのであった。