竜人スリット事情

  普通の人間である俺、田中正太は今、幼馴染で同い年の竜人である龍野竜之助の家に来ている。

  なぜかというと、竜之助のオナニーを手伝うためだ。

  ではなぜオナニーを手伝う必要があるのか。それは竜人の身体の構造が特殊……通常時はチンコがスリットという縦割れの中に収納されており、勃起したときだけ外に出てくるという仕組みだからだ。

  つまり、普通の人間であれば手を使って萎えたチンコを勃起させることができるけども、竜人はそれができない。

  言い換えると、竜人はオナニーの最初の段階として、チンコを扱かずに勃起させる必要がある。

  ここまで来れば、なんで俺が手伝う必要があるかも想像がつくかもしれない。

  そう、コイツは俺のことをオカズにしてチンコを勃起させるタイプの変態竜人なのだ。

  普通のやつにオナニーしたいから手伝ってくれと言われたとしてもそんなん自分で勝手にやれと突っぱねるけど、こういう竜人スリット事情を知ってしまっているので、そう頼まれたらどうにも断りづらい。

  というわけで、オナニーを手伝うために竜之助の家に来て今に至る。

  「とっとと終わらせるぞ」

  「ちょっと待てよ」

  服を脱ぎ始めた俺に対し、竜之助がストップをかける。なんで止めるんだとジトリと睨んだところで、呆れた声がかかる。

  「ったく、風情がねえな。なんの脈絡もなく急に裸見せられただけで勃起するわけねえだろ」

  「前はそれで勃起してただろ」

  「前は前だ。毎日手伝ってくれてるおかげで、裸はもうそれなりに見慣れちまってるからな」

  「つまりマンネリ化ってことか」

  「イヤな表現使うなよ」

  「実際その通りだろ。で、脱いじゃ駄目ならどうしたいんだ?」

  「俺が脱がせる」

  そう言うな否や、竜之助はヒョイと俺のことを持ち上げてベッドの上に寝かせ、その上にマウントを取るように陣取った。

  竜之助と俺は竜人と人間という種族の都合、かなり大きな体格差がある。だからこうして軽々と持ち上げられてしまうし、マウントを取られると俺の体は竜之助の大きな影にすっぽりと隠れてしまう。

  「ちょっ!?なにすんだ!」

  「お前チビだから立ってるとボタン外しづらいだろうが」

  「せめて許可とれ!」

  「今から脱がすぜ」

  それは許可じゃなくて宣言だろと思わなくもないけど、こうなってしまうと逆らうだけ無駄なので、反論はしない。

  それよりも、とっとと欲情を誘って勃起させてしまうほうがよほど早い。

  というわけで、ボタンを外し終えて上半身の服を剥いだ竜之助に対して、物足りないというアピールをするかのように主張する。

  「なぁ、上だけしか脱がさないのか……?」

  「!!」

  そんな誘うような声を聞いた竜之助は一瞬だけ目を円くして、体をずらして俺の上から退くと、ベルトに手をかけてズボンを脱がす。そして全裸になった俺は起き上がり、竜之助の体に手を伸ばした。

  「俺だけ脱いだんじゃ、不公平だよな?」

  大きく逞しい体を撫で、厭らしい雰囲気を保ちながら、ひとつひとつボタンを外していく。そして下半身にも手を伸ばすと、明らかに大きく膨らんでいる。

  その膨らみをひと撫ですると、明確な雄の力強さを感じたのと同時に、竜之助の体がビクンと動く。

  「よし勃起したな!あとは勝手にやれ」

  逃げるように立ち上がろうとした俺の体をガシリと掴み、そのままベッドに押さえつける。

  「なんだよ、勃起したんだから俺に頼らず自分の手で扱けばいいだろ」

  「お前毎回それやるけどよ、勃起した雄が目の前の奴を逃がすと思ってんのかよ」

  「嫌がってる奴を無理矢理ヤるのはレイプって言うんだぞ」

  「それも毎回言うけどよ、最終的には結局ノリノリになるじゃねえか」

  そりゃ、なあ。

  コイツからしたら俺のことをオナニーの道具として使ってるって認識かもしれないけど、俺からしたら、腕力じゃ絶対に敵わない屈強な雄が俺みたいな奴にイかされてるわけだから、ノリノリにもなるってもんだ。

  あくまでもお前のオナニーに付き合ってやってるってスタンスを保つために逃げるフリをするけども、本気で逃げようとは思ってないし、コイツが引き止めることは想定通りだ。

  「別にノリノリってわけじゃない。ただ、早漏の竜之助が俺の手で簡単にイくのが面白いってだけだよ」

  ズボンとパンツを脱がすと、極太の巨根が姿を表す。スリットの中で粘液に塗れているせいで既にぬるぬるしているそれを軽く握ると、それだけで、俺の手から逃れるようにチンコが大きく跳ねる。

  通常時はスリットに守られている竜之助のチンコは、俺で言うならば通常時は包皮に守られている亀頭並に敏感だ。チンコ全体が亀頭並に刺激に弱いのだから、早漏なのはむしろ当然と言えるかもしれない。

  優しく握ってゆっくりと動かす。竜之助を見上げると、目を瞑って歯を食いしばって快感に耐えていた。

  早漏って言われたのがそんなに嫌だったんだろうか。そんな顔をされたら、速攻でイかせたくなるじゃないか。

  竜之助がこちらを見ていないのをいいことに、巨根に顔を近付けて先端を咥える。そしてその刺激に驚いて俺を見下ろした竜之助のことなど気にすることなく、先端に舌を這わせて、竿を握る手に少し力を込めて大きく扱いた。

  「なっ!?く、イくっ!」

  切羽詰まった声が聞こえた直後、口の中に精が放たれる。どくどくと大量の精が注がれ、射精が収まる頃には口いっぱいに満たされてしまっていた。

  なんとかしてドロドロとしたそれを飲み下すと、ふぅとひとつ息をつく。

  「相変わらずくっそ早いな」

  「う、うるせぇな。前よりは耐えられるようになっただろ」

  「少し擦られただけでイってた頃からしたらな。でも、超ド早漏がようやく普通の早漏になっただけだろ」

  「余裕ぶってんじゃねぇぞ、次はお前の番だからな」

  竜之助はそう言って俺のことを押し倒して、脚を広げてその間に入る。

  昔、馬鹿力で加減が下手なコイツが俺のことをイかせようとして、チンコが握り潰されそうになるという恐怖を味わったので、コイツが俺のチンコに触れるのは禁止してる。でも竜之助は自分だけイかされるのがどうしても納得出来なかったらしく、肛門の中にある前立腺という器官を弄ればチンコに触れなくてもイけると主張してきたのだ。で、主張するだけならよかったんだけど、それを俺の体で実践して、実際に俺がイってしまったせいで、オナニーを手伝ったあとは俺が前立腺でイかされるのがいつもの流れになってしまっている。

  「痛かったら言えよ」

  「ん……」

  ローションに塗れた指が一本、俺の中に入ってくる。指一本だけでも並のチンコくらい太くて長いその指がぐにぐにと中で蠢き、なんとも言えない感覚が俺の体に広がっていく。

  そして一度指が引き抜かれると、2本になって侵入してくると同時に、その先端が前立腺を突いた。

  「あ゛ぁ゛っ!?」

  「へっ、いい声出すじゃねぇか」

  「や゛っ、ちょっ、ま゛って゛……!」

  さっきまではイイトコロを外されていたのに、急にそこを突かれた俺は、濁った喘ぎ声を出しながら体を大きく震わせる。そんな俺のことを楽しそうに見下ろした竜之助は、ニヤニヤと笑いながら前立腺を攻め続け、俺は喘ぎ声を抑えることができない。

  そして指が更に増えて3本になり、前立腺だけでなく内壁のすべてを刺激されると、耐えることなど不可能だった。

  「だめ、も、イぐぅっ!!」

  叫ぶようにそう喘ぐと、ひときわ大きく体を震わせてチンコからトロトロと精を零す。

  「あっ?」

  「はぁっ……はぁ……」

  「おい、もうイったのかよ。なんか前より早くなってねぇか?」

  「そんなこと、ないだろ……」

  反論に覇気がないのはイって脱力してるのと同時に、自分でも前よりイきやすくなってる自覚があるからだ。

  「この調子なら近いうちに……」

  「なんだよ」

  「なんでもねぇ」

  煮えきらない態度をとる竜之助を訝しみながら、腹にこぼれた精液を拭う。

  幼馴染だけども、たまに何考えてんのか分かんないときがあるんだよな。

  [newpage]

  後日

  ドチュンッッ!!

  「イぐぅっ!!♡♡♡」

  「おいおい、入れただけでイくとかお前の方こそド早漏じゃねぇか!おら、動くぞっ!」

  「やぁっ♡ま゛っ♡♡いっでる゛がらぁっ!♡♡♡」

  「待つわけねえだろ!早漏だって馬鹿にしてた奴にイかされまくる気分はどうだ!」

  「ごめ、ごめ゛んらさいぃっ!!♡♡♡♡」

  「謝るくらいならもっとちゃんと締めろよ!こんなんじゃ俺はまだまだイかねぇぞ!」

  「あ゛ぁっ♡♡そごらめぇつ!!♡♡♡」

  「お前みたいな雌野郎が俺のチンポを手玉に取ろうなんて大間違いなんだよ!馬鹿にされたぶんだけイかせまくってやるからな!!」

  ドチュッ!ドチュドチュドチュンッッッ!!!

  「また゛イく゛うううううぅっ!!♡♡♡♡♡♡♡」