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転生したらザングースでした。ネコイタチの日常生活。第八話
季節は春。ポカポカ暖かい日が続いていた。
タツヤ「ふぅ~、こういう時の日向ぼっこはいいね~。屋根の上にハンモックをしいてよかったよ。」
タツヤは屋根にハンモックをしいていた。屋根へ渡るには、猫になれば簡単だ。幸い屋根は平らな所が多いため、屋根で滑る事はない!
タツヤ「まぁ、流石に、雨や雪は遠慮するけど。」
第八話「殺人モンスターを捕まえろ!」
先日タツヤはギルドのランクアップに成功し、町中の人からも注目を集めていた。だが。
タツヤ「まだ警戒している者も多いようだ。本当に、殺人モンスターのせいでこっちは信用度が皆無なんですけど!」
殺人モンスターとは、前回のエルフの酒場にて悪人達から耳にした。ガロンもその事を知っている。夜遅くに店を襲ったり、見かけた人を襲うだとか。その正体が謎であり、その事でザングースの俺が、疑いをかけられている。ハァー。
タツヤは、この事を王様達に話した。
どうやら、王様も手を尽くしているけど、警備が足らないらしい。しかも、ひんぱんに襲われていないから、まさに神出鬼没とはこの事だろう。
タツヤ「困ったな。あっ、手配書。」
タツヤは掲示板に貼ってある手配書を見た。
タツヤ「とあるモンスターが町を襲っている。捕まえて捕獲しろ。成功の暁には褒美をとらす。だって、徹底してるな。」
リー「あっ!タツヤはん。」
タツヤ「あっ!リー。」
リー「聞いたで、ランクアップおめでとさん。」
タツヤ「あ、ありがとう。ってそうだ!リー、この掲示板の事は。」
リー「あー、知っとるで!病院でもそれの被害にあった人が病院に運ばれててな。その患者は何も覚えてないって。」
タツヤ「そうか。ガロンの言ってた事と一致するな。」
リー「つーか、うちはムカついているんや!その犯人がタツヤはん。やなんて信じられへん。」
タツヤ「どうどう。」
リー「つーか、はよ犯人捕まれや!そうしたらタツヤはんの無実を証明出来るし、誰も怖がられる事もないのに。」
タツヤ「まぁ、確かに。」
リー「うちに出来る事があれば言いな。なんなら、犯人取っ捕まえたる。」
タツヤ「か、考えとくね。」
リー「あっ!そやった!これから買い出しにいかへんとならんかった!ほな、またな~!」
タツヤ「じゃあな~!リー。」
リーは行ってしまった。
タツヤ「相変わらずの関西弁だったな。それにしても、確かにこのまま放ってはおけないな。よし!早速今日の夜中に行動開始だ!」
そしてその日の夜中。
タツヤ「ニャフフフフ。大成功。」
タツヤは猫になって夜中の町を歩いていた。
タツヤ(猫)「夜中じゃあ、マイマイに見つかってしまうからな。猫になって窓からこっそりと抜け出せた。しかも、ズーさんが魔力をくれたお陰で変身時間が大幅に延びだ!これで突然変身が切れたりしない!それに、猫の目は暗くても良く見えるって聞いたことがあるから視界も良好。それにこの姿だったらただの子猫だと思われるから警戒されにくいしね。怪しい奴が出てきたらすぐに変身解除して取っ捕まえてやる!おっ!」
タツヤは身を潜めた。
サッ、サッ、サッ。
何者かが町外れの人気のない商会に来ていた。
タツヤ(猫)「来たな・・・アイツが殺人モンスターか。よーし。」
タツヤは何者かに近づいて来たので捕まえる準備をした。
タツヤ(猫)「(来たな。今だ!!変身解除!)」ボン!
タツヤはザングースに戻って更に。
タツヤ「風魔法!拘束!!」
?「なっ!」
風魔法で相手を拘束し、
タツヤ「たーー!!」
?「うわっ!!」
相手に迫ってのしかかった。
タツヤ「さぁ!観念しろ!殺人モンスター・・・め!?」
タツヤは捕まえた相手をランタンで灯して見た。その正体は!?ザングースに似たモンスター!色は灰色でブーツも履いていた。
?「はーなーせーよー!!」
タツヤ「お前は何者だ!!何故この街で悪さをする!」
?「ちげーよ!俺は殺人なんてしてねぇーって!」
タツヤ「じゃあ何でこんな人だかりがない所にいる!」
?「それは、・・だな。」
タツヤ「言わねぇのかよ!なら身ぐるみ剥がさせてやる!こんなブーツ!」
?「えわっちょ!」スポン。
両足ブーツが取れた。次の瞬間!謎のモンスターが光だして身体が縮んだ。
タツヤ「うっ!な、なんだ?一体・・!!お前は!」
?「イテテテテテ、何しやがるだタツヤ!!」
なんと、身体が縮んだ正体は、灰色猫のハイカラだった!?!?
タツヤ「は、は、ハイカラ!?!?」
ハイカラ「おうよ。」
タツヤは目が点になり何が何やら分かんなくなってきた。
タツヤ「と、とにかく場所を変えよう!」
そして場所を変えて広場へ真夜中なので誰もいない。
タツヤ「ここならいいだろう。そ・れ・で!お前のあの姿はなんだったんだ!説明してくれ!!」
ハイカラ「分かったよ!実はな。お前と別れた後、色々と町を歩いていたんだ。そんなある日、俺は宝物庫で眠っていたら、突然地震が起きて、そのブーツが落ちてきたんだ突然の地震であたふたしててそのブーツが足にはまってしまったんだ。んで身体が光ってその瞬間、俺はお前のようなズングリお腹でシッポがフサフサしたモンスターになったんだ。」
タツヤ「なんじゃそりゃ!?待てよ、じゃあさっきブーツを脱がせたから元に戻ったのか。このブーツに魔力とかが備わっているのか?」
ハイカラ「まぁ、そんな訳でって事よ。」
タツヤ「成る程。つまりはお前が犯人って訳か。」
ハイカラ「そうそうって、ハイ!?」
タツヤ「よくも、迷惑をかけたな、このデブ猫!お前を切り刻んで丸刈りにしてやる!」ゴゴゴゴゴ
タツヤは怒りのオーラを纏っていた。
ハイカラ「ちょ!ちょっと待て!待て!俺は違う!!現に俺は調査に来たんだ!」
タツヤ「ハァ?調査?」
ハイカラ「おう!猫の集まりで、この町を暴れまわっているモンスターの情報を嗅ぎ付けて来たんだ。でもさ、殺人モンスターだから俺達猫はうかつに手を出せない。そこで、よっと。」
ハイカラはタツヤが取り上げたブーツを両足にはめた。
ボン!
ハイカラは灰色のザングースになった。
ハイカラ(変身)「俺単独で犯人を突き止めようって訳よ。この姿なら身を守るくらい出来るだろ?最も他の奴らにはこんな姿は見せた事ないからな。」
タツヤ「はぁ、にわかに信じられないけど。」
ハイカラ「信じろよ!目撃証人は茶色猫の・・確か・・チャトラって言ってたな。」
タツヤ「チャトラ!?」
チャトラとは以前タツヤが助けた茶色いネコでタツヤが名前をつけたのだ。
ハイカラ「猫の集会のあいだで聞いたぜ。お前が助けてくれたってな。」
タツヤ「チョトラ、元気でやってるかなー?」
ハイカラ「そいつから聞いた話だと、ここいらで殺人モンスターが夜な夜な出てきてるって俺達猫のあいだで噂になっていたんだぜ。猫たちも迷惑していたり、怖がっていたりと困っていたんだ。」
タツヤ「ふーん。」
ハイカラ「皆怖がって誰も調べようとしないから、そこで!この神様が俺にこのブーツの力をくれたから。」
タツヤ「いや、違う違う。どちらかと言えば盗んできたような。」
ハイカラ「俺が単独で調べにきたって訳よ。どうだ!」
タツヤ「言いたいことは分かったけどさ、進展は?」
ハイカラ「いや、それがダメダメで、見つかってないんだ。」
タツヤ「チェ、なんだよ、期待してたのに。」
ハイカラ「俺はこれからも夜ここで町を見張ってるがお前はどうするんだ?」
タツヤ「俺もやるよ!犯人が捕まれば俺の無実を町全体に知らしめるしね、まずは信用回復しておかないと。」
ハイカラ「よっしゃ、決まりだな。」
タツヤ「今日は出てこなさそうだから、明日出直そう。ハイカラ、お前はこっちに来い。」
ハイカラ「ハァ?」
タツヤに案内されてハイカラはマイマイのレストラン前へ。
タツヤ「変身を解いて猫になって窓から入ろう。俺についてこい。変身!」
タツヤは猫の姿になりハイカラは元の猫になった。
ハイカラ「へぇー。お前変身スキルも上達したな。」
タツヤ(猫)「まぁ、繰り返してる内にね。さぁ!こっちだ。」
タツヤに連れられてハイカラは部屋にたどり着いた。
タツヤ(猫)「元に戻れ。」ポン
タツヤは元のザングースに戻った。
タツヤ「(プルルン)ハイカラこっちだ。」
ハイカラ「お、おう・・」フラッ。
ハイカラは今にも倒れそうなくらい疲労困憊だった。
タツヤ「ハイカラ!」ガシッ。
タツヤはハイカラを受け止めた。
タツヤ「大丈夫か!?」
ハイカラ「お、おう・・・わりぃな。」
タツヤ「顔色悪いぞ。一体何があったんだ!」
ハイカラ「ただ、疲れてるだけだ。なーに、眠ればすぐに元気になるさ。」
タツヤ「分かった。とりあえず、このクッションで眠ってくれ。」
ハイカラ「あ、あんがと。・・・💤💤」
タツヤ「一体どうしたんだろう?あっ!!!もしかして!」
タツヤはハイカラが履いていたブーツを持ってカードをかざし確認した。
・???
タツヤ「なんだこれ!?カードかざしても何も出ないじゃないか!一体なんで。だったら、ハイカラを。」
ハイカラをカードにかざす。
・ハイカラ(灰色ネコ)
・HP50
・MP1
タツヤ「これは、ハイカラのMPが1に減ってる!?もしかして、推測するとこのブーツは履いているとMPを消費してしまう代物らしい。恐らく、危険だから倉庫にしまっていたのだろう。ちょっと履かせてもらいますよ。」
タツヤはハイカラが履いていたブーツを履こうとしたが、
タツヤ「あれ?は、履けん!こりゃ、俺には小さいぞ。これって足が細い人なら履けるかもしれないけど、俺やガロンにオウル、俺の知ってる人は誰も履けないな。う~ん、困ったなー。このブーツはいわくつきかもしれない。悪いけど袋にしまっておこう。」
タツヤはブーツを袋に入れて、ベッドに横になり寝ようとしていた、そして横になり考え事をしだした。
タツヤ「(コイツ、もしかしたら、こんな状態をほぼ毎日疲れる状態まで探ってたんだ。そう考えると責められないな、俺も何とか力になりたいよ。明日から聞き込み開始だ!)」
翌日。
ハイカラ「(うぅ、朝か、しかし毎回毎回なんなんだ?あのブーツで変身してから寝る時めっちゃ疲れるんだけど!)」
タツヤ「あっ!ハイカラ。おはよう。」
ハイカラ「おっ、タツヤか。スマンな世話になった。あれ?あのブーツは?」
タツヤ「危険だから袋に入れた。」
ハイカラ「ハァー!?何してくれてんだよ!あれは神様が俺にくれた代物だぞ!返せよ!」
タツヤ「ダメー!ちょっとカードかざさせて。」
タツヤはハイカラにカードをかざした。
・ハイカラ
・HP50
・MP100
タツヤ「やっぱり、あのブーツは変身している時、お前のMPを減ってしまう効力があんだよ。MPを使いすぎるとひどい疲労困憊になってしまうから、とにかくこれは俺が預かっておく。」
ハイカラ「そ、そんなー。」
タツヤ「そんなに落胆するなよ。ちょっと待ってな。」
タツヤは部屋から出てハイカラは一人いや一匹になった。
そして数分後。
ハイカラ「いつまで待たすんだよ。」
タツヤ「お待たせ。さぁ、召し上がれ。」
タツヤはお皿にご飯をよそいでいた。どうやらハイカラのために料理をしていたらしい。
ハイカラ「えっ?なんの真似?」
タツヤ「まぁ、どうせご飯とか食べてないだろうからさ。試作品だけどよかったらどうかなって。大丈夫!味は保証する!」
ハイカラ「本当か?(グー)そういや腹減ってたんだ。んじゃ遠慮なく。(ムシャムシャ)!!旨い!」
タツヤ「ヘヘッ。口に合うようで良かった。猫だから毒の入っている食べ物が多いから有り合わせで作ってみたんだけど
。」
ハイカラ「いや、(ムシャムシャ)いけるぜこの味!お前料理上手いんだな。」
タツヤ「まぁ、それなりにね。(前世では自炊した事があったから料理の知識も少しあったんだ。覚えておいて損はないよ。)」
ハイカラ「旨かった。」
ハイカラはタツヤが作った料理をキレイに平らげた。
タツヤ「はい。あざっす。なぁハイカラ、俺はこれから信用できる人に情報を仕入れてくるから、お前は他の猫から情報を仕入れてくれ。昼に昨日の夜中の所に集合!分かった?」
ハイカラ「おう!任せとけ。」
タツヤ「じゃあ、頼んだよ!」
タツヤとハイカラは例の殺人モンスターの情報を仕入れる事にした。
タツヤはオウルに話をした後、王宮へと足を運んだ。
ギル「失礼します。王よ、タツヤ様がお見えになりました。」
ラント「構わない、通してやりなさい。」
ギル「かしこまりました。タツヤ様、どうぞ中へ。」
タツヤ「失礼します。」
ギル「では。」
ラントはギルが部屋から遠ざかっていくのを確認すると。
ラント「珍しいのう、タツヤが自ら来てくれるなんて。」
タツヤ「ちょっと、話があって来たんだ。例の心の声で頼む。」
ラント「では。スキル「心の覇気」」
タツヤ「!!」
ラント「これで私とソナタしか会話が出来ない、さぁ、要件を言ってくれたまえ。」
タツヤ「では、王様は殺人モンスターはまだ捕まらないのですか?」
ラント「うむ、その事について私は気になることがあってな。」
タツヤ「!!気になること?」
ラント「実は先日、襲われた現場を調べていたらその一つに引っ掻き傷があったのだ。」
タツヤ「引っ掻き傷?」
ラント「ソナタのように二本の爪で引っ掻いた痕跡が残っていた。」
タツヤ「お、僕じゃないですよ!」
ラント「分かっておる。今ギルに解析を徹底して調べておる。後何か証拠があれば良いのだが。」
タツヤ「う~ん。ソイツの匂いとかって採取出来ないかな?」
ラント「ムッ?どういう事だ。」
タツヤ「いや、俺のいた世界だと、アルコールや、匂いの強い物を犯人にかけると、鼻の良い動物が臭いを辿って犯人を見つけてくれるんだ。」
ラント「ほうほう。」
タツヤ「だから、あらかじめ罠を仕掛けて、それの臭いを辿っていけば犯人の居場所が分かる・・・筈・・確証はないけど。」
ラント「ウーム、まぁ、やるだけやって見るしかないのう。」
タツヤ「よーし。じゃあ早速行動開始だな。王様、次に犯人が狙うポイントは何処か目星はついているのかい?」
ラント「解除。」
ラントはスキルを解除した。
ラント「ここじゃよ。裏通りの市場前、あそこは人気が少ないが襲うのには絶好のポイントじゃ。」
タツヤ「了解。」
タツヤは王宮に出てしばらくして、ハイカラと合流した。
タツヤ「ハイカラ。」
ハイカラ「タツヤ。」
タツヤ「犯人を罠にかける、手伝ってくれ。」
ハイカラ「俺は何をするんだ?」
タツヤ「いいかい?(ヒソヒソヒソ)。やれるか?」
ハイカラ「任せとけ。他の猫から協力者も出来るだけ連れてくる。」
タツヤ「じゃあ、今夜決行だ。」
ハイカラ「おう!」
そしてその夜、タツヤとハイカラは目的地のポイントへ待っていた。ちなみにタツヤは猫状態になっている。
タツヤ(猫)「おっ、狙い通り来たぞ。」
犯人らしき人はかなり臭いのする酒樽を持ち、飲んだ。
?「クゥー!コイツはアルコールがすげぇな。旨い!たまんねぇ。」
タツヤ(猫)「(そりゃあ、前回のエルフのお店に置いていたキツイお酒を貰って来たんだ。旨いわけだよ。どうやら、相手は二人のようだな。)」
ハイカラ「いいか、隙が出来たら、アイツを爪でひっかくぞ、その俺達がひっかいた後が残るらしいからそれを鑑定?だったっけ。すれば犯人が特定出来る。準備しろよお前ら。」
猫達「へい。」
そしてしばらくして、
?1「うぇーい。長く呑んじまったな~。」
?2「旨かった~。」
犯人達は完全にヨレヨレに酔っていた。
タツヤ(猫)「今だ!」
猫達「ウニャー!!」
タツヤと猫達は犯人に向かって爪を立てた。ところが!
猫達「ニャ!ニャ!?」
なんと宙に浮いているではないか!?
タツヤ(猫)「こ、これは!?サイコパワー!?しかしどっから・・・ハッ!屋根の所に人影か!?チクショウ!まさかもう一人いたとは。」
宙に浮いた猫達とタツヤはそのまま吹っ飛ばされ壁に激突された。
猫達「ウニャ!」
タツヤ(猫)「グワッ!」バーン!ボン
タツヤはダメージを追いその反動でザングースに戻ってしまった。
タツヤ「(プルルン)ぐっ。」
タツヤは気を失いしばらくして、意識が戻ってきた。
タツヤ「(うっ。いてー、ハッ!)犯人は!?もういない・・・ハッ!ハイカラ!」
タツヤはハイカラ達の元へ、ハイカラ達は傷を追っていた。
タツヤ「ハイカラ!皆!ごめん、俺のせいで・・・うぅ。」
ハイカラ「た・・・タ・・・ツ・・・ヤ・・。」
タツヤ「!!ハイカラ!お前!大丈夫なのか!?」
ハイカラ「へへ、ま・・・ま・・あな。それより・・・嬉しい・・・知らせ・・・だせ。・・・俺が・・・一発・・・食らわして・・・やった・・・・。」
ハイカラは決死の覚悟で犯人に爪をひっかいたのだ。証拠に布切れみたいのがハイカラの爪にあった。
タツヤ「ハイカラ。・・・・待ってろ!今助けてやる!他の猫達もだ。・・・・マシュマロボディ中!!」
タツヤは体が少しでかくなり、肥えていた。
タツヤ「(プルルン、プルルン。)皆!俺に掴まって。」
タツヤは傷ついた猫達をいっぺんに抱えた。自分の体をでかくすることで全員運びだす為だ。
タツヤ「これで全員だな。王宮へ急ぐぞ。まぁ、慎重に走るぞ。(ドシン!プルルン。ドシン!プルルン。)」
タツヤは傷ついた猫達を抱えて王宮へと歩を進めた。
タツヤ「(もうすぐ王宮だ。向こうに着いたら、治療もしてくれるアンド、犯人の証拠も提示出来る!とにかく急がないと。)(プルルン、プルルン)」
タツヤは遂に王宮の門前へ。
タツヤ「着いた!王様!ごめんくださ・・」
だがその時!!
タツヤ「うっ!なんだ!?急に動けない!?」
警備兵1「そこのモンスター!観念しろ!!」
どうやら、警備兵の仕掛けた魔法トラップに掴まってしまった。
警備兵2「見かけない奴だな!デカい体に太っ腹な体に鋭い爪だな!まさか噂に聞く殺人モンスターか!」
タツヤ「ち、違うって!俺は!」
警備兵1「コイツ!猫を何匹も抱えているぞ!怪我もしている!引き剥がせ!急いで治療するんだ!」
警備兵はタツヤの体に張り付いている猫達を引き離した。
タツヤ「(ホッ!これで助かる。)」
警備兵2「お前は怪しいから牢屋に入れ!」
タツヤ「えーー!!!」
そして、タツヤは警備兵に連行されて地下牢に閉じ込められた。
警備兵1「ホラ行け!」
ドン!警備兵に蹴られて牢屋に入れられた。
タツヤ「うわっ!」
ガチャン!牢屋は固く閉ざされた。
警備兵1「王の命令があるまでそこで閉じこもっていな!最も、この牢屋には特殊な魔方陣があり、アンチマジックエリアの効果でスキルの使用及び解除が出来ないがな。ハーッハッハッハッハー!!」
警備兵は高笑いしながら去っていった。
タツヤ「アンチマジックエリア?まさか!?スキル解除!!」
マシュマロボディ中状態のタツヤは元の姿に戻ろうとしたが。
タツヤ「(デプルン!)も、戻れない。」
タツヤの体はデカいまま元に戻れなくなった。
タツヤ「参ったな~、魔力が尽きるのを待つしかないのか。でも、ハイカラ達無事だろうか。」
タツヤは床に座った時。何やらシッポに違和感を感じた。
タツヤ「(デプルン!デプルン!)あれ?何かいる!?(ピョンピョン!ドスン!ドスン!プルルン!プルルン!)」
タツヤはジャンプし体をゆすった。すると、白い猫が一匹出てきたではないか。
タツヤ「あっ!この子は!もしかして毛が白かったから俺のシッポに紛れたんだ。だとしたら怪我の具合は・・・・ホッ、どうやら血とかは出てないな。でも・・・どうしよう。困ったな~。」
白猫「う・・・うーん・・・。」
白猫が目が覚めて気がついたようだ。
タツヤ「あっ!起こしちゃった!?」
白猫「うにゃ?ここは?・・・・」
タツヤ「や、やあ。(プルルン)」
白猫「ギャ!」
白猫は大きな体をしたタツヤにびっくりした。
タツヤ「だ、大丈夫だよ。怖くないからね。ホラホラ、キュプルルン!(キュ、プルルン。)」
タツヤは警戒を解くためデカい腹を使って白猫を和ませようとした。
白猫「プッ!アハハハハ。お、面白く揺れるわね。お、お腹が。あっハハハハハハ。」
白猫は笑いながら言った。どうやら成功のようだ。
タツヤ「面白い?」
白猫「ええ、気を遣わしてありがとう。あなた、さっきの白い子猫さんでしょ。臭いで分かるわ。それに瞳の形もそっくりだし。」
タツヤ「猫さんにはお見通しって訳だね。」
白猫「あら、私にはシナモンって名前があるのよ。」
タツヤ「あ、改めまして、俺はタツヤです。はい。」
シナモン「その姿が本当の姿なの?」
タツヤ「いや、これも変身した姿で、本当の姿はもう少し小さいんだ。今は、この牢屋の性で元の姿に戻れないけど、もしくは魔力がなくなるのを待つしかないか。」
シナモン「皆、大丈夫かしら、」
タツヤ「大丈夫だよ。シナモン、王様達が手当てしてくれてるんだ。あの王様は信頼できる人だから、きっと全員助かるさ。」
シナモン「・・・えぇ、そうね。私達はいつまでここに閉じ込められるのかしら。」
タツヤ「(デプルン、デプルン)う~ん、無実を証明するまでの辛抱だな。流石に食事位は出してくれるだろう。あんまり食事は期待は出来ないけれど。」
シナモン「どういう事かしら?」
タツヤ「大体はパンと水しか出さないって事さ。(テレビとかで見た限りだと。)。」
シナモン「まぁ、」
タツヤ「だから、シナモンだけでもここで逃げた方が良いぜ。君ならこの鉄格子から簡単に抜け出せる。」
シナモン「嫌よ!」
タツヤ「(プルルン!)えっ!」
シナモン「私達の命の恩人を一人にするなんて私は絶対に嫌!意地でもあなたの無実が証明されるまで一緒にいる。」
タツヤ「シナモン。(プルルン。)」ムギュ
タツヤはシナモンを抱いた。
タツヤ「ありがとう。心細かったんだ。正直・・・俺。」
シナモン「フフフ。」
タツヤ「さぁ、取り敢えず寝よう。君も犯人に突き飛ばされてダメージがあるでしょ。少しでも寝て回復しとかないと。」
シナモン「分かった。そうするわ。じゃあ、お休み。」
タツヤ「お休み。(この状態で寝るのは初めてだからな。は、腹がデカすぎて見えない。)」
こうして、タツヤは牢屋に捕まってしまい。それから3日経ちました。
タツヤ「では、『はらだいこ』いっきまーす!」
シナモン「イェーイ。」
タツヤ「(ボン!ボン!プルルン!プルルン!ポンポンポンポンポコ)」
タツヤはこの状況を利用してスキルの特訓・・・ではなく暇潰しをしていた。
タツヤ「デーブのお腹は~ポンポンポコポン!(ボンボンボン!プルルン!プルルン!プルルン!プルルン)」
シナモン「アッハッハッハッハー。」
タツヤ「次は腹躍り~。」
シナモン「イェーイ!」
タツヤ「(ボヨーン!プルルン!ボヨーン!プルルン!プルルルルルン!ボヨーン!ボヨーン!)」
完全に余興となっていた。観客はシナモン一人。いや一匹だな。
シナモン「👏👏👏👏。」
タツヤ「風船。スゥーー!!(プクーーン!デプルン!デプルン。)プーー!(シュルシュル!プルルン!プルルン!)」
シナモン「アッハッハッハッハー。」
タツヤ「ではタツヤのプルルンお腹ショーはこれにてお開き!ありがとうございました!(ボヨーン!プルルン)」
シナモン「👏👏👏👏。」
タツヤ「あれから3日が経ったけど。全然進展なし!何とかパンとか貰ってるから飢えには困らないけど。」
シナモン「見張りが来るとあなたの身体に隠れないといけないから不便だわ。」
タツヤ「まぁ、白い毛並みが同じだからそうそうバレないけどな。」
シナモン「ウフフフ、確かに。」
タツヤ「それにしても、流石にレパートリーが無くなってきたな。本当なら猫変身マジックとか、硬いお腹ショーや、大腹ボールショーとか、色々あるんだがスキルが使えないから、それが出来ない。」
シナモン「それに観客が私だけって言うのもねー。」
タツヤ「全くだ。」
シナモン「後何日ここにいるのかしらね。タツヤ。」
タツヤ「う~ん。(プルルン。)地下に閉じ込められているせいでどれくらい経ったのか分かんねぇ。」
などとタツヤが話していたら、誰かがやって来た。どうやら兵士の一人が来たようだ。
タツヤ「!シナモン!」
シナモン「えぇ。」
シナモンはタツヤのシッポに隠れた。
兵士「ホォー、これは立派なデブ腹だのぅ。」
タツヤ「・・・・・・・」
兵士「王様がお呼びだ。妙な真似をしないよう、『アンチマジック!』これでスキルは使えまい。さっさと歩け!デブ!!」
タツヤ「(デブ、デブ言うな!!)」
タツヤは兵士に連れられて、とある部屋に連れて来られた。そこには王様の姿が。
兵士「王よ、例の捕えたモンスターを連れて来ました。」
ラント「ご苦労。下がれ。」
兵士「いや、しかし。」
ラント「下がれというのが聞こえないのか!」
兵士「は、ハハァ!」
兵士は何処かへ行った。
ラント「行ったな、さて・・・・スマない事をした。タツヤよ!」
タツヤ「!!王様!僕が分かるの!?」
ラント「何を驚いておる。私は自分のスキルを使って、ソナタが嘘を言っていないか確認出きるのだぞ。」
タツヤ「あっ!『心の覇気』ね。」
ラント「ご名答。元に戻るがよい。」
タツヤ「そうしたいのだけど、スキルがアンチマジックで封じられて。」
ラント「待っておれ。」
ラントはタツヤの身体に手を添えて。
タツヤ「(モフッ)王様?」
ラント「マジックブレイク!!」パリーン!
何かを割ったような音がする。
タツヤ「!!王様!一体!?」
ラント「これでアンチマジックは解かれた。さぁ、やってみい。」
タツヤ「わっ、分かった。その前に、シナモン!」
シナモン「うん。」
シナモンはタツヤのシッポから出た。
ラント「なんと。」
タツヤ「スキル!解除!!」ポン!
タツヤは元のザングースの大きさに無事に戻れた。
タツヤ「(プルルン。)よ、よかったー。」
シナモン「それが貴方の本当の姿なのね。」
タツヤ「うん。そうだよ。シナモン。王様!ありがとうございます。あっ!そうそう、忘れる所だった。この子は白猫のシナモンと言って、俺の身体に紛れていたんだよ。」
ラント「私のスキルを使っても気がつかなかった。」
タツヤ「本当!?う~ん。どうやらその『心の覇気』は身体に隠れている人物は特定出来ないみたいだな。」
ラント「意外な弱点があったとは。おかけで学ばせて貰った。感謝するタツヤよ。」
タツヤ「いえいえ、俺も助かりました。」
ラント「さて、積もる話があるのだが、明日にしよう。タツヤは3日も牢屋に入って疲れているだろう。」
タツヤ「はい。そりゃあね。」
ラント「なら、万全の状態にしないと。一応布団を持って来ておる。そこで休むといい。」
タツヤ「ありがとうございます。それじゃあ、寝る前にシャワーとか借りたいのですが、何しろ3日も身体が洗っていないから。気持ち悪くて。」
ラント「シャワーか、なら入浴場ならある。私に捕まれ。」
タツヤ「えっ!?わ、分かりました。」
シナモン「私も。」
タツヤとシナモンはラントの近くに。
ラント「『テレワープ!!』
ラントがそう言うと。地面が光って一瞬で浴槽がある所にたどり着いた。
タツヤ「えっ!ど、どうやったんですか!?」
ラント「『テレワープ』これは行きたい場所に瞬間で移動が出来るのだ。ただし、一度訪れている場所や町しゃないと効果が出ない。またダンジョン内では使えない。」
タツヤ「(まるで、ドラクエのルーラみたいなもんだな。空は飛んでないけど。にしても。)流石は王宮!風呂もデカい!!」
ラント「ソナタにはこの槽に入ってもらう。これなら足がつくだろう。」
ラントが持ってきたのは少し大きな桶だった。それをシナモンの前に置いた。
シナモン「は、はぁ。」
ラント「では、30分したら迎えにくるぞ。あっ!そうそう、浴室からは出ないように、誰かに見つかると大騒ぎになる。」
タツヤ「わ、分かった。」
ラント「では。」
ラントは『テレワープ』を使い何処かへ行った。
タツヤ「では、王様に感謝を。」
タツヤは身体を洗いお湯に浸かる。
シナモンは恐る恐るお湯に浸かる。
タツヤ「フニャー~~~。」
シナモン「ホッ~~~。」
タツヤ「ホォー、ここの風呂ってめっちゃ良い湯加減。適温ですな~。」
シナモン「濡れるのは嫌だけど、こんなに気持ちいいの産まれて初めて~~。」
タツヤ「(でも、いくつかラントに聞きたい事があるな。まず、あのアンチマジックエリアってなんだろう。それに・・・3日も経っていたのにどうして、俺の身体は元に戻らなかったんだろう。普通だったら、全開の時、半々日で魔力がそこを尽きる筈?なのになんで、明日聞いてみないとな。)」
そして、お風呂から上がりラントが迎えに来て。タツヤは用意された布団を被り眠りについた。シナモンもラントが持ってきた毛布にくるまり、眠った。
そして、翌日。
タツヤ「う。う~ん!!疲れがようやくとれた感じかな~。」
シナモン「う~ん。良く寝たわ。」
タツヤ「あっ!シナモンおはよう。」
ラント「起きたか、タツヤ。」
タツヤ「王様。」
ハイカラ「よう!タツヤ。」
タツヤ「ハイカラ!治ったんだな。」
ラント「コイツはタツヤの所に行くやいなやくっついて来てな。そうか、コイツがこの間言っていたハイカラだな。」
タツヤ「はい。王様のくれた袋から出て来てそれで。」
ラント「成る程、では、こちらに来てくれ、見せたい物がある。」
タツヤ「わ、分かりました。シナモンも行くよ。」
シナモン「えぇ。」
ラント「しかし、先程から、ニャー、ニャー言っていてよく分からないが、どうやらタツヤには猫の言葉が分かるようだな。」
タツヤ「王様には分からないの?」
ラント「獣化していれば言葉が分かるのだが、それ以外は鳴き声にしか聞こえん。」
タツヤ「(じゃあ、やっぱり俺がネコイタチだからか。)」
などと考えていたらとある部屋にたどり着いた。部屋には執事のギルが待ち構えていた。
ギル「お待ちしておりました。タツヤ様、まずは謝罪をさせてください。私達の兵士が見ず知らずの貴方を捕まえて牢に閉じ込めてしまったことをお許しください。」
タツヤ「そんな。頭をあげてください。ギルさんのせいじゃないですよ。」
ギル「いえ、タツヤ様。せめてもの罪滅ぼしに何かお申し付けください。」
タツヤ「そうだな。・・・・それだったら、一つ確認したいことがあるんだけど。アンチマジックエリアってどんな効果があるのか具体的に説明してほしいんだ。」
ギル「そうですか?それでしたら私はその魔法を使えますので。」
タツヤ「そうかい?じゃあ、俺がスキルで変身するからその直後に俺に向けてアンチマジックエリアを発動してほしいんだ。」
ギル「わ、分かりました。」
タツヤ「じゃあ、早速、『マシュマロボディ中』!!」
タツヤの身体が一回り大きくなった。
タツヤ「(プルルン!)ギルさん!」
ギル「わ、分かりました。『アンチマジックエリア』」
ギルは魔法を唱えた。
タツヤ「これってどういう効果があるんだい?スキルが使えなくなるのは分かるけど。」
ギル「この『アンチマジックエリア』は、文字通りスキルが使えなくなります。当然変身している状態から元に戻ることは出来ません。しかし、魔力が減少されないのです。」
タツヤ「本当に!ちょっとカードを」
タツヤは自分にカードを差し出した。
タツヤ・ザングース
HP400/400
MP849/850
タツヤ「本当だ!全然減っていない!そうか、だからか。俺が三日も『マシュマロボディ中』状態でずっといられたのは。もう良いよ。解除して。」
ギル「かしこまりました。マジック解除。」
タツヤ「よし!MPが減っている。解除!!」
タツヤは元の体型に戻った。
タツヤ「(プルルン)それと、気になるアイテムを手に入れたんだけども。」
タツヤは袋を取り出し、ハイカラから没収したブーツを取り出した。
タツヤ「これの事なんだけど。何か・・・」
ギル「そ、それは!!『星のブーツ』ではないですか!!」
タツヤ「星のブーツ?」
ギル「それは、貴重なレアアイテムで、それを履くと願い事が一つ叶うと言う代物です。」
タツヤ「そんな貴重な物だったのか!」
ギル「ただ、」
タツヤ「ただ?」
ギル「そのアイテムは曰く付きでして。」
タツヤ「イワクツキ?」
ギル「はい。履ける人がごく稀な人しか履けなくて。手を加えようとすると、その願いがなくなってしまいます。更に、履けたとしても全然効果がない場合が多く、履いた者は魔力を吸いとられてしまうんです。故に、そのアイテムは永久に商人や闇市等では売られなくなり。永久に封印されたアイテムなのです。」
タツヤ「成る程。ちょっと見てもらいたい物があるので、良いですか?」
ギル「はぁ。構いませんが。」
タツヤ「王様もよろしいですか?」
ラント「うむ。」
タツヤ「ハイカラ。こっちに来て。」
ハイカラ「なんだよ。タツヤ。」
ギル「この灰色の猫は?」
タツヤ「ハイカラって言います。ハイカラ、これを履いてみろ。」
ハイカラ「おおー!良いのか?」
タツヤ「まぁな。」
ハイカラ「おっいしょ!」
ハイカラはブーツを履いた。
ギル「大きすぎるのでは。」
タツヤ「まぁ、見てて。」
ハイカラ「おおおーー!!来た来た来た!」
ハイカラの身体が光だし。
ハイカラ(変身)「(プルン)うにゃんっと!」
ギル「こ、こ、これは!?どういう事でしょう!」
タツヤ「もしかして、ハイカラは俺のようになりたいとか頭に思わなかった?」
ハイカラ(変身)「あぁ。思っていたさ。お前のように強くなりたいって。」
ギル「成る程。それで『星のブーツ』が願いを叶えさせてくれて、タツヤ様のような姿になったのですか。」
ラント「しかも、言葉が通じるではないか!」
ギル「これも『星のブーツ』の効力なのでしょうか。」
タツヤ「実はこれ、ハイカラがとある倉庫から偶然持ち出した物なんだ。本人の考えなしで変身し続けていたら魔力が尽きて気分が悪くなるのがしょっちゅうあったんだ。だから俺は、取り上げたんだ。」
ラント「成る程。『星のブーツ』の事は分かった。さて、本題に入ろう。そのハイカラの引っ掻いた爪の検査の結果。犯人と思わしき人が分かった。」
タツヤ「本当に!?」
ギル「はい!私が調べました。調査の結果。犯人は、今巷で悪い噂のある冒険者達でして。こちらに写真が。」
タツヤ「!!この人らは!」
タツヤが写真で見たのは、以前エルフの店でガンを飛ばしてきた。悪い三人組だった。
ギル「私達も、怪しいと思いましたが、証拠がなくて迂闊に動けませんでした。ですが、これでようやく動くことが出来ます。早速捕らえに。」
タツヤ「待って!」
ギル「なにか?」
タツヤ「どうせやるなら、うんと懲らしめてからじゃないと、他の人の迷惑していたのも兼ねてね。」
ギル「何か策でも?」
タツヤ「うん!それには、ギルさん、ハイカラ、それに王様も。」
ラント「私もか?」
タツヤ「はい!あのね(ゴニョゴニョゴニョゴニョ)ってどうだろう。」
ギル「ほう、それはそれは。」
ハイカラ(変身)「面白れー俺は乗ったぜ。」
ラント「うむ!お灸をしっかり据えないとな。」
ギル「では、場所はですね。」
ラント「うむうむ。」
タツヤ「そこでハイカラが。」
ハイカラ(変身)「ほうほう。」
タツヤ「シナモン達も協力してくれ。」
シナモン「えぇ。良いわよ。」
タツヤ「協力してくれるって。」
ギル「では、明日の夜、作戦決行ですね。」
ハイカラ(変身)「おう!俺達を怪我させたこと、後悔させてやる。」
タツヤ「(プルルン!ポン!)」
タツヤはプルルンなお腹を叩いた。
タツヤ「よし!捕獲作戦!開始!」
そして、決行の夜。
悪人1「ここか!寂れたバーってのは。」
悪人2「兄貴!今回のターゲットはここで決まりですね。」
悪人3「早いところ、金目のもん奪って上手い飯を食べに行こう。」
悪人1「へへへ、わーてる!行くぞ。」
その様子をギルとタツヤは隠れながら見ていた。
ギル「ではタツヤ様手筈通りに。」
タツヤ「(プルルン)」
悪人達はバーに入って行った。バーは古びていて閑古鳥がなくほどガラーンとしていて、カウンターにはフードを被った人が立っていた。
フード男「いらっしゃい、どうぞおかけになってください。」
悪人達は空いているカウンター席に座った。
フード男「ご注文は。」
悪人1「この店の上手いやつを。」
フード男「お待ち下さいませ。」
悪人達は待ったが酒なども全然来ない。
悪人1「おい!お前!料理はまだか!!」
痺れを切らした悪人1は、フード男に掴んで脅した。
フード男「誠に申し訳ないのですが。・・・すぐにお持ちしますよ。貴方と言う最高の晩餐を。」
悪人1「何!?」
悪人2「ヒィー!兄貴ーー!!助けてー!!!」
悪人1「どうした!・・・!!」
悪人達が見たのは、大きな大きな、トラだった。
トラ「ガルルルルルル!!ガルルルルルル!!」
悪人3「何で、児の店にトラがいるんだよー!!」
悪人2「おっかねーー!!」
悪人1「チィ!おい!店員!!何でトラがバーにいるんだよ!」
猫「ニャー!」
悪人1「はぁ!?」
悪人は後ろを振り返ると。フードの男はいなくなり、灰色の猫が座っていた。
悪人1「な、何で猫が!?」
トラ「グルルララーー!!」
悪人2「ヒィー!」
トラは悪人2の服を切り刻む!」
悪人1「チィ!なんなんだよ!一旦退却だ!」
悪人3「お、おう。」
悪人達はバーを出ようと入り口に入ったが。
悪人1「うが!」
悪人2「兄貴ー!!」
悪人達はドアから吹っ飛ばされ出られなくなった。
悪人3「大丈夫ですか?兄貴。」
悪人1「何だ!この扉は!こんなの入ったときには無かったぞ!」
悪人は、扉の閉じてるのを確認した。触ってみると、固く、閉ざされている。
悪人1「おい!今すぐ、こっからだせ!出さねぇーと!営業妨害だぞ!」
ハイカラ「ニャー!ニャー!」
悪人2「なんか、野良猫が、どんどん現れていますよ!兄貴ー!?」
悪人1「邪魔だ!殺せ!」
ハイカラ(変身)「ほう!なら、お前らが死ねやー!!」
悪人達「ヒィー!」
悪人は突然ハイカラが灰色のザングースに突然変わったのでとトラがこちらに牙を剥いているのでパニック状態になっていた。
悪人1「クソ!何故だ!何故開かない!」
悪人は建物から出ようとしたが、入り口はなにやら白い壁に塞がれて出られなくなっていた。
トラ「ガルルルルルル!ガァー!!」
トラは悪人達を怖い威圧で睨み付けた。悪人達は恐怖で恐怖でたまらない。
悪人1「うわー!!」
悪人2「ギョワー!!」
悪人3「ヒァー!!」
悪人達はトラや猫達、ハイカラに身体を引っ掻かれてボロボロになった。
悪人1「もう勘弁してくれー!!」
すると入り口の壁がなくなり、悪人達は、這いつくばりながら建物から出た。
悪人1「お、お前ら、ずらかるぞ!」
悪人2・3「へ、ヘイ!」
悪人達は建物から出た瞬間、巨大な黒い影が目の前にあった。
悪人1「あ、・・・あ・・・あ・・・」
あまりの大きさに悪人達は言葉が出てこない。更に。
巨大な影「悪さをしたのはお前達か!!」
悪人1「な、・・・こ、・・・声が!?」
巨大な影が太い声で語りだした。
巨大な影「我は、多くの猫を従う。猫の大王である!」
悪人1「ね、猫の大王だと!?」
悪人2「コイツ、ね、猫じゃねえ!」
巨大な影「黙れ!!」
悪人2「ヒィ!」
巨大な影「お前達は、人から金品を奪っただけでなく、大量の猫達を殺した!その怨念が我を怒らせたのだ!」
悪人3「お、俺達は別に。」
巨大な影「もうとっくに知っておる!お前達は、やり過ぎたのだ。よって・・・・この場で・・・息の根を・・・止める!覚悟せい!!」
すると、悪人達は宙に浮かされた。
悪人1「な、何!?こ、これは!?風魔法!?」
悪人2「嫌だ!嫌だ!離して!」
悪人3「高い!高い!」
悪人達は巨大な影と同じくらいの高さまで上げられた。そして。
巨大な影「・・・・その身で、罪を受けろ。」
風魔法がなくなり、悪人達はまっ逆さまに!
悪人2「おーちーるーー!!!」
悪人1「落ちるか!俺だって風魔法が使えるんだ!これで受け止められる!」
悪人3「そ。そうでした。兄貴冷静!!」
悪人達は風魔法で衝撃を柔らげた。
悪人1「へ、・・・へへ・・・どうだ。・・・・な・・・」
悪人2「嘘・・・だろ。」
悪人3「へ!?」
悪人達は上を見上げた。そこにはさっきの巨大な影が浮いていた。このままだと、奴の下敷きになってしまうからだ。
悪人1「おい!止めろ!よせ!!助けてくれ!頼む!!」
巨大な影「もう遅い!お前らは我の養分となれ!!」
ヒューー!!
巨大な影が一直線に悪人達の元へ急落下!
悪人達「うわーーーーーー!!!!!!!!」
ドスーーーン!!!
悪人達は意識が途絶えた。
巨大な影「どうやら、終わったみたいだな。(プルルン!プルルン!)」
そう、巨大な影の正体は、タツヤのマシュマロボディ大だった。さっきの壁もタツヤが防いでいたのだ。
ギル「作戦成功ですね!タツヤ様。」
タツヤ「(デプルン!デプルン!)おう!解除!!」
タツヤは元の身体に戻った。
タツヤ「(プルルン。)王様もハイカラもお疲れさま。」
そう、トラの正体は王様が獣化した姿で、さっきまでのフードの男はハイカラでした。
ハイカラ(変身)「てかよ!タツヤ、よくこの作戦を思いついたな。」
タツヤ「まぁね、こうでもしないと、じぶんたちが犯した罪を受け入れてもらえないもん。」
ラント「それは、言えておるな。」
タツヤ「それに、ギルさんが、魔法でサポートしてくれたから。」
ハイカラ(変身)「そう言や、タツヤの入り口を防いでいた、あの姿・・・何かさっきの姿より小さくなかったか?」
タツヤ「(プルルン)あれは、ギルさんが、『ミニミニ』で大きさをコントロールしてくれてたんだ。それで、頃合いの頃に解除して、元の大きなお腹の姿に、って訳さ。」
ハイカラ(変身)「へぇー!ただ、立っていた。訳じゃないんだな。」
ギル「私も、調整するのに少し時間を掛けました。何せ大きさが大きさなモノですから、『ミニミニ』は対象者を小さくする魔法です。今回の場合は、タツヤ様の巨大な姿を一つかけるごとに1/10の大きさにすることが出来まして、それを三回唱えたのです。」
ラント「ご苦労であった。ギルよ。」
ギル「いえ、王よ、もったいないお言葉です。」
ハイカラ(変身)「皆もお疲れさまだな。」
シナモン「イイエ、私達も、やられたから、お陰でスカッとしたわ。ハイカラちゃん。(ウィンク)」
ハイカラ(変身)「(プルン)て、照れるなー。」
ラント「さて、コイツらを連行する!ギルよ!」
ギル「ハッ!」
ラント「転移魔法でこやつらを牢獄に。」
ギル「かしこまりました。王よ。」
ギルはラントからの命令で即座に転移魔法で悪人達を連れていった。
ラント「さて、お礼をさせてもらいたい、明日我が間へ。本日は王宮へ泊まるが良い。」
タツヤ「感謝します。」
ハイカラ(変身)「あんがと。」
こうして、タツヤ達の活躍で無事に真犯人は逮捕された。後に分かったのだが、コイツらは、冒険者の給料が少ない腹いせで、噂や夜な夜な襲撃を繰り返して来たのだ。そして、翌日。タツヤとハイカラ(変身)はギルの案内で王の間へ。
ギル「王よ!タツヤ様とハイカラ様を連れてきました。」
ラント「よし!中へ入れ。」
ギル「ハッ!では、二人ともこちらへ。」
二人は王の間へ入った。
タツヤ「タツヤ・ザングース、只今到着。」
ハイカラ(変身)「は、ハイカラ、只今到着。」
ラント「うむ。昨日は、二人ともよくぞやってくれた。王として、そして、住民を代表して心から感謝をする。ありがとう。」
タツヤ「い、いえ。」
ラント「時に、タツヤよ。」
タツヤ「は、ハイ!」
ラント「お主には、すまない事をした、私の兵士が身勝手な事に地下牢に閉じ込めてしまった。本当にすまない。」
タツヤ「そんな!王様!謝らないで下さい!俺も不審な奴を見かけたら同じ事をやっていました。怪しまれるのは当然です。」
ラント「せめて、何かお詫びとして、何か要件はないのか?」
タツヤ「でしたら、ありますが、良いですか?」
ラント「なんだ?」
タツヤ「僕の住まいになっている、マイマイのレストランなのですが、あそこの営業を再開させてください!」
ラント「あそこか・・・・ウム・・・・・よかろう、ただし条件がある!」
タツヤ「条件?」
ラント「今から一ヶ月後、近々遠征がある。それに、お主達も参加する事だ。」
タツヤ「遠征?」
ラント「そうだ、遠くの街で、異常なまでの魔物や魔獣が暴れている報告を受けてな、調査の依頼があるのだ。そこで、お主達に戦闘員兼、食事担当を任せておきたい。それが条件だ。どうだろう?やれるのか?」
タツヤ「(遠征か、このラピスファームの他に街があるのなら見てみたい、それに、もしかしたら運命のドラゴンの手掛かりも掴めるかもしれない。)参加させていただきます。」
ラント「そうか!では、手配をしておく、それまで腕を磨いておくが良い。」
タツヤ「はい!それと、」
ラント「ヌッ!?まだなにかあるのか?」
タツヤ「今、ハイカラが履いている『星のブーツ』を譲っては貰えないでしょうか?」
ラント「何!?」
ハイカラ(変身)「!!タツヤ!それって。」
タツヤ「このブーツは、曰く付きのアイテムなのは知っています。ですが、このようにちゃんと所有者が存在したのです!それに、廃棄になるくらいなら、このハイカラに譲った方が良いと思います!」
ハイカラ(変身)「タツヤ。」
ラント「お主は・・・・本当に優しい奴じゃのう・・・・分かった。ただし、これも条件がある。」
ハイカラ(変身)「またかよ。」
ラント「(ギロッ)。」
ハイカラ(変身)「(ヒィ!)」
タツヤ「王様、続きを。」
ラント「ウム!そちらのハイカラを冒険者として、登録しておきたい。そして、タツヤよ。そのハイカラの指導者となるのだ。」
タツヤ「えっ!?し、指導者!?」
ハイカラ(変身)「なっ!俺が・・・冒険者に・・・」
ラント「ウム!そなた達の可能性にかけてみたい!そのハイカラと言うのは、育てば役に立つと思う。その為には、タツヤよ。ソナタが指導者として、一緒に成長してほしいのだ。」
タツヤ「ハイカラは、どうする?別に強制じゃないけど、冒険者に興味がなかったら、残念だけどそのブーツは・・・」
ハイカラ(変身)「・・・・・・なる・・」
タツヤ「えっ!?」
ハイカラ(変身)「俺も冒険者になる!ぶっちゃけ、お前には貸しが出来てしまって、それに、行くところがない!お前の役に立てるのなら、イイゼ!なってやろうじゃないか!冒険者に!」
タツヤ「ハイカラ・・・・だっそうです。王様。」
ラント「よかろう!ハイカラよ!ソナタを冒険者として、この国に迎え入れる!速やかに冒険者登録を済ませるのだ!」
ハイカラ(変身)「あ、はい!!」
ラント「では、紹介状を発行する少し待たれよ。」
タツヤ「ハイカラ!これからよろしくね。」
ハイカラ(変身)「まぁ、世話になるぜ。タツヤ。」
タツヤ「(プルルン)。」
ハイカラ(変身)「(プルン)。」
そして、その日、ハイカラは無事に冒険者の登録をすませた。
因みにステータスはこんな感じ。
・ハイカラ 種族『猫』
・HP50
・MP100
・攻撃力 4
・守備力 0
・すばやさ 9
・運 4
・スキル 『バーサーカー』自分の防御力を犠牲にし攻撃力を上げる。
・『ヒール』MPを消費し対象者のHPを回復させる。
タツヤ「やっぱ、元が猫なのか、素早さが高いな、反対に防御力が皆無って、しかも、特攻隊に回復要員って滅茶苦茶だなー。」
ハイカラ(変身)「なんだ?俺ってそんなに強いのか?」
タツヤ「強いと言えば、まだ弱いって感じかな?因みにヒールってどのくらい減るんだろう?えっと、ハイカラがブーツを履いている時は、時間単位だと、1時間で、12くらいの減り具合だな。とすると、5時間だと60で、1日のタイムリミットが約8時間って事か!」
ハイカラ(変身)「8時間!?おれそんなに変身時間があるんだ。」
タツヤ「ただ、あくまでも、魔法を使わなかった計算だからな。魔法やスキルを使えば当然魔力はその分減る。こりゃあ、レベルを上げてMPを強化した方が良いな。そうすれば変身時間も延びるだろうし。」
ハイカラ(変身)「そうか。そうだな。まぁ、適当に頑張りは。」
タツヤ「そこは、頑張って!さてと、じゃあ、帰るか!」
ハイカラ(変身)「じゃあな。」
タツヤ「おいおい、何処へ行くんだよ。」
ハイカラ(変身)「へっ?」
タツヤ「たしか、借りがあったよなー。だったら、その借りを働いて帰さないか?」
ハイカラ(変身)「へっ?どう言うこと?」
タツヤ「お前も、住むんだよ。マイマイのレストランに。」
ハイカラ(変身)「えーー!!」
タツヤ「ベッドも余ってるんだし、それに、ギルド登録の時に住所をマイマイのレストランに記入しといたから。」
ハイカラ(変身)「イヤイヤイヤイヤ、そんな勝手に。」
タツヤ「お前、逃げた時の事を・わ・す・れ・て・な・い・か・ら・な💢(ニコッ)」
タツヤからは、怒りのオーラが出ていた。
ハイカラ(変身)「ニャ!・・・♪ニャイ・・・」
タツヤ「はい!決定!♪(プルルン)」
ハイカラ(変身)「コイツを敵にまわしたくねぇな。」
タツヤ「ってな訳で、帰りましょう。」
タツヤとハイカラはマイマイのレストランへ。
そして、マイマイにレストランの経営再開の知らせを聞くと。
マイマイ「お前!バカか!?何で勝手にそんな事をするんだ!しかも!またデブ一匹連れて住まわせろだー!?いい加減にしろよ!」
タツヤ「だけど、人手が必要でしょ?それに、家賃も払うから。」
マイマイ「・・・・・はぁ😞💨勝手にしろ。言っておくが、俺はいっさい手助けはしないからな。」
マイマイは自分の部屋へ行った。
ハイカラ(変身)「えっと、これは・・・・」
タツヤ「とりあえず、OKみたい。」
ハイカラ(変身)「はあ。」
タツヤ「さて、今日は、しっかり夕飯を食べて。早めに寝よう。明日から忙しくなるぞ。」
ハイカラ(変身)「お、おう。」
そして、夕飯後、二人は風呂へ入ることにした。
タツヤ「ハァー。ええ湯やな~。ハイカラ、どうした?入らないのか?その姿なら簡単には溺れないだろ?」
ハイカラ(変身)「ふざけんなよ!俺はな!濡れんのが大嫌いなんだ!上がらせてもらう!」
ガシッ!タツヤはハイカラを力強く、捕まえて。
タツヤ「とう!」
ハイカラ(変身)「ニャー!!」
ザバーン!ハイカラを湯船に浸からせた。
ハイカラ(変身)「ギァ!に、肉球に水が!気持ち悪い!」
タツヤ「文句を言うな!これも、特訓の内だぞ!」
ハイカラ(変身)「(プルン)だとしたら、拷問だーー!!」
すると、タツヤはハイカラの『星のブーツ』を片方脱がさせた。
ハイカラ(変身)「あっ!何すんだよ!」
タツヤ「何って。身体を洗うためだよ?」
ハイカラ(変身)「何ーー!!」
タツヤ「片方脱がさせても変身は解けないみたいだからな、片方洗って、履かせて、また片方脱がさせる、大丈夫!終わったら、スッキリな身体になるから。」
ハイカラ(変身)「い、いやだー!!」
タツヤ「マシュマロボディ中!(デプルン!デプルン!)。」
タツヤはマシュマロボディで大きくなって、ハイカラを捕まえた。
ハイカラ(変身)「は、はーなーせー!」
タツヤ「ほいっと!(プルルルン!プルルルン!)。」
タツヤはハイカラを捕まえると、抱いて、お腹を乗せた。
ハイカラ(変身)「(プルン)あう。こ、心地良い感触。」
タツヤ「プルルン。)今よ!ゴシッ!ゴシッ!ゴシッ!」
ハイカラ(変身)「わっ!わっ!わっ!」
タツヤはハイカラの身体を徹底的に洗った。
タツヤ「はい!シャワー!」
ハイカラ(変身)「ゴヘーー!!」
タツヤ「ほんで!靴を履かせて、片っ方脱いで!ゴシッ!ゴシッ!ゴシッっとんで、またシャワー!」
ハイカラ(変身)「・・・・・・」
タツヤ「はい!終了!解除!(プルルン。)」
そして、二人は風呂から上がった後、部屋にて。
タツヤ「さてと!明日は早いから早く寝よう。ハイカラはそっちの小さいベッドを使ってくれ。あれ?ハイカラ?返事がないんだけど?おーい。」
ハイカラ「ずぶ濡れになるし、体毛がボサボサだし、風呂なんて大嫌いだー!!」
タツヤ「それくらい我慢しろ!これから毎日入るんだから。」
ハイカラ「ま、毎日・・・・」
タツヤ「でもさ、嫌がってたわりに暴れなかったな。」
ハイカラ「そう言や、何でだろう?お前のぷにぷにの腹のせいか?」
タツヤ「(プルルン。)なんだよ・・・それ・・・」
ハイカラ「まぁ、良いか。ふぁ~。先に寝るわ。おやすみ💤💤💤。」
タツヤ「寝るの早!流石猫だ。さてと、俺も寝よう。」
こうして、事件は解決した。タツヤの信頼は少なからず回復していくだろう。
タツヤ「(何か、今回は色々ありすぎた。『星のブーツ』に『アンチマジック』、変身したハイカラ。そして、遠征。どれも謎だらけだ。まぁ、異世界から転生した俺から見れば、興味深いけど。まずは一つ一つ、解いていかないとな。とりあえず、今の方針は、ハイカラの特訓とギルドのランク上げに、レストランのメニューと料理だな。よし!明日から頑張るぞ!)」
果たして、次にタツヤ達が待つ試練はなんなのだろう。
次回に続く!
~第八話~ ~終わり~
次回予告!
タツヤ「新装開店!マイマイのレストラン!」
ハイカラ(変身)「タツヤ。それは良いが、客、来てないぞ。」
タツヤ「うーむ、こうなったら新メニューを作んないといけないな。やるぞ!ハイカラ!」
ハイカラ(変身)「俺もやんのかよ!」
タツヤ「一応、俺の生徒であるからな。」
ハイカラ(変身)「やれやれ。おいおい、何か変な奴が来たぞ!?」
タツヤ「変な奴!?」
次回第九話「ネコイタチのレストラン。」
次回もお楽しみにー。
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