[chapter:第1話「[[rb:巫娼 > ふしょう]]」]
「はぁ、んあぁ!」
[[rb:蝋燭 > ろうそく]]の灯る薄暗い部屋。
私は真っ赤な[[rb:襦袢 > じゅばん]]を着崩し、[[rb:足袋 > たび]]を穿いた足で畳を踏みしめながら激しく乱れている。
下から突き上げてくる熱い楔に喘ぎ声が止まらない。
「良い案配であるぞ」
そう言って私の腰を突き上げながら撫で回すのは、狼の顔を持つ狼神様。
獣臭い体臭と、汗ばんだ毛むくじゃらの身体に跨がりながら、私は快楽の渦に落ちていた。
「ありがとうございます。んっはぁ」
人の男根とは比べ物にならないほど大きくて太い狼神様の肉棒が暴れまわり、私はその度に背中を仰け反らせてしまう。
私の秘所は、その凶暴なまでの肉棒を受け入れるために、信じられないほど大きく広がっていた。
「お前はここへ来てどのくらいとなる?」
「はい…… 今日で丁度[[rb:一月 > ひとつき]]となります」
私は、腰を打ちつけられながらも何とか答える。
すると、狼神様はその大きな鼻の穴を広げて豪快に笑った。
「そうか、では記念だ。 我が本気をその身でとくと味わい受け取るが良い!」
そう言うなり、私の中にある肉棒が更に膨れ上がってすでに限界まで広げられた膣を更に押し広げる。
「えっ、嘘…… これ以上なんてっ! あっあぁぁあーッ!!」
人の腕ほどまでに巨大化した肉棒が、私のお腹にその形をくっきりと浮き上がらせた。
「あぐぅ!ひぃいい!死んじゃう!! 狼神様! こんなの死んじゃぅうう!!」
「案ずるな、高天原に死などいうものは無い。苦しいのであればワシが自ら動いてやろう 」
狼神様は私を持ち上げたまま立ち上がると、私を上下に揺さぶりはじめた。
私の体のことなど一切考えない乱暴な動き。
まるで物…… いやオナホールのような雑な扱いで私を犯す。
しかし、それが私の役目。
私は[[rb:高天原 > たかまがはら]]に住まう[[rb:獣神 > じゅうじん]]様達を慰めるための[[rb:巫娼 > ふしょう]]なのだから……
「褒美だ、神聖な我が精を受け止めよ!」
「は、はいっ!受けますっ! この身に注いでくださいませぇえ!!」
子宮口を貫通する大きさにまで膨張したそれを無意識に締め付け私は叫ぶ。
ドピュッ!!!ビュルルルーーッ!!!
「熱っ!」
凄まじい熱が子宮を侵し、勢いよく吐き出された大量の子種汁が子宮を満たす。
それでも入りきらなかったものが結合部から溢れて吹き出した。
「ふぅ~、ここへ来たときとは比べものにならぬほど成長したな、[[rb:蕾 > つぼみ]]よ」
「もったいないお言葉…… 蕾は幸せで…… ご……」
私は絶頂を迎ながら意識を失った……。
◇◇◇
「うっ、う~ん……」
目を開けると、そこには見慣れた天井があった。
「あっ、蕾ちゃん。 目が覚めた?」
その声に振り向くと、そこには心配そうな顔をしている[[rb:千代鶴 > ちよつる]]の姿がある。
真っ赤な襦袢の上から白い[[rb:千早 > ちはや]]を纏った姿。
同じ遊郭で獣神様にご奉仕をする彼女も、私と同じ巫娼。
聞く所によれば私より200年も前にここに連れてこられたのだとか……
「私…… 痛つっ!」
起き上がろうとした瞬間走った激痛に、思わず顔が歪んでしまう。
バックリと広がった私の秘所が、ヒクつきながらドロッと狼神様の精液を流れ落とす。
そんな私の様子を見て、彼女は心配そうな顔を私に向ける。
「狼神様が本気でお相手をしてたんだってね。 どこか体に異変は無い?」
千代ちゃんはとても優しい。
私が何かあるたびにいつも気にかけてくれる大切な友人だ。
大先輩に向かって失礼かもしれないけど、見た目通りとても可愛らしい人でもある。
「ありがとう千代ちゃん。 大丈夫だよ」
私は笑顔を浮かべると彼女に微笑み返した。
「でも、本当に無理だけはしないでね?」
私の隣で、千代ちゃんが静かに手を握ってくれた。
彼女の体温を感じていると、不思議と心が落ち着く気がする。
「ここの生活にはもう馴れた?」
「ん…… まだ少し怖いかな……」
そう言って苦笑いを浮かべると、私は窓から見える空へ視線を移す。
雲一つ無い快晴の下に広がる青々とした山々。
見たことも無い綺麗な鳥が飛び交いながら鳴き声を上げてる。
ここは高天原。
神々が住む世界。
そして、私達はその神である獣神様達にご奉仕するためだけに存在している巫娼。
ここで生きるためには自分の全てを捧げなければならない。
食事や睡眠などの人として当たり前の行動は全て奪われ、私達の身体は常に発情し続ける。
寝ることが出来るのはこうして意識を失ったときだけ。
「あまり意識を失うまで気を[[rb:遣 > や]]るのはダメだよ?」
千代ちゃんが眉をしかめて呟く。
彼女は私よりもずっと長くここにいるため、色んなことを良く知っている。
私達巫娼にとって、気を失うまでまぐわう事が何より危険な行為だと、以前彼女から教えてもらった。
「次からはもっと気をつけるよ」
そう言った私の言葉に、千代ちゃんは安心したように息を吐いた。
「それよりその格好、今日はお休みじゃなかった?」
巫娼の着物を纏った姿を見ながら私が尋ねると、彼女は少し恥ずかしそうに頬を染める。
「急に相手をして欲しいっていわれて……」
「そっか、私はもう平気だからご奉仕頑張ってね」
「うん…… じゃまたね」
そう言って私を気遣いながらも笑顔を見せた後、千代ちゃんは部屋を出ていった。
◇◇◇
私は一月前にここ、高天原に連れてこられた。
神社で巫女として奉職していた私は、ある日突然現れた[[rb:神使 > しんし]]と名乗る男から神様の巫女に選ばれたと言われたのだ。
そして神様達のお相手をするために高天原へ連れて来られたのだが……
その結果がこれである。
お相手というのは単なる神様達の性処理としての道具。
連れて来られてからの日々はまさに地獄だった。
私が配属されたのは、獣神様達の性欲を満たすだけに存在する淫らな[[rb:廓 > くるわ]]、俗に言う遊郭だ。
ここで私は、様々な獣神様たちの欲望をその身に受ける毎日を過ごすことになってしまった。
相手は恐ろしい姿をした獣神。
もちろん嫌だった。
でも逆らうことなど出来ない。
お相手は神様であり、それに抵抗することなど許されるはずがないからだ。
それに……
「あぁ…… まだ疼いてる」
狼神様との交わりを思い出し、股間に手を伸ばすとクチュっと湿った音が響く。
毎日獣神様達の大きな肉棒で貫かれ、何度も精を注ぎ込まれた私の体は、もう普通の生活には戻れないほどに変えられてしまっていた。
最初はあんなに大きくて太いものを受け入れられなかった私が、今では指で弄ればそれだけで蜜を垂らす程に変わり果てている。
「この後は、確か熊神様のお相手……」
熊神様はとにかく力が強い。
一度抱きつかれただけで骨が砕けそうになるほどだ。
実際、骨は折れているのだろうけど、この高天原では私のような人間であっても死ぬことは無い。
怪我はすぐに治り、痛みもすぐに消える。
(熊神様は確かフェラチオが好きだったなぁ)
私は頭の中で熊神様の巨根を思い浮かべ口を大きく広げながら、自分の割れ目をなぞる様に触っていく。
クチュクチュといやらしい音を立て、愛液を垂れ流す私の体。
「私、こんな淫らな体になっちゃったんだ……」
いつの間にか、自分が快楽を求めるだけの牝に成り下がってしまったことに嫌悪感を覚えながらも、私は絶頂を迎えた……。
◇
トントン!
絶頂の余韻に浸っていると、部屋の扉を叩く音が聞こえてきた。
ハッとなって我に返り、慌てて千早を羽織り乱れた髪を整える。
扉を2回ノックするのは獣神様がいらっしゃった合図。
私は深呼吸をしてからドアに向かって声をかけた。
「お待ち申し上げておりました。 どうぞお入りくださいまし」
ゆっくりと開かれる扉の向こうから入ってきたのは、真っ黒な毛並みをした巨大な熊。
私の倍はある身長の熊神様は、ギロリとこちらを見ると鼻息荒く近づいてきた。
その股間から生えている太く長い肉棒がピクンッと揺れる。
「今宵は熊神様のお相手をさせて頂きます[[rb:蕾 > つぼみ]]と申します。 どうぞ心ゆくまで[[rb:蕾 > つぼ]]んでやってくださいまし」
そう言って、私はその場に三つ指をつく。
そんな私の姿を見て、熊神様は興奮したように喉を鳴らしていた。
「挨拶はよい。 はじめよ」
その言葉と同時に、私は膝を擦りながら熊神様の前に向かうと、四つん這いになっていきり立つ肉棒に舌を這わせる。
自らお尻を突き上げながら、大きく膨れた亀頭を丁寧に舐めまわす。
それから、ゆっくりと口に含んで唾液を絡ませるようにしてしゃぶり始めた。
ジュポッ! グポォッ!
卑猥な音を響かせながら私は夢中で熊神様の大きなモノを頬張っていた。
「むぅ…… もっと奥へ…… そうだ、そのまま」
息が出来ず窒息するほど喉の奥まで咥え込む。
それでも私は窒息して死ぬことは無い。
むしろ、もっと深く飲み込もうとするかのように、顔を股間に押しつけ無意識に腰を振ってしまう。
そんな私の[[rb:痴態 > ちたい]]を見て、熊神様が嬉しそうな声を上げた。
「ほぉ、なかなかいい具合じゃないか蕾よ」
お褒め頂いた御礼の代わりに裏筋をチロチロッと刺激すると、熊神様は気持ちよさそうな声を上げながら射精を開始した。
ドプドプンと吐き出された大量の子種汁が私の胃を満たしていく。
「うぐっ! ゲホォオオッ!!」
あまりの量に、思わず口から溢れた精液で咳き込んでしまう。
私はすぐに咥え直して、最後の一滴まで搾り取ろうとするようにさらに強く吸う。
ドピュルルルーー!! ドビュッ!!! ブビュルゥウウーーッ!!!
再び勢いよく発射された精液を聞こえるようにゴクリと音を立てて飲み干していく。
全てを飲み干し終えた後、ようやく私の口から解放されたそれは、萎えることなく今だ天高くそそり立っていた。
それを見ただけで私の子宮がきゅんきゅんと疼き出す。
早く欲しい……
あれで突かれたらきっと凄いんだろうなぁ……
「熊神様、蕾のここを…… どうか可愛がって下さいまし」
私は自分で秘所を広げ、ヒクつく膣内を見せつけるようにしながらお願いをすると、熊神様はニヤリと笑い私を押し倒して覆い被さってきた。
そして熊神様の耳元で優しく囁く。
「どうか孕ませるおつもりで…… 思いっきり蕾を犯して[[rb:華 > はな]]を咲かせてくださいまし」
熊神様はそれに答えるように、一気に挿入してくる。
ズブッ! メリメリッと音が響き激痛が走るが、それも一瞬の事。
すぐに快楽へと変わっていく。
熊神様は私を気遣ってくれているのかゆっくりと動いてくれているが、それが逆にじれったくて仕方ない。
私は無意識に自ら腰を振り始めた。
「熊神様、もっと! もっとです! もっと突き上げて下さいまし!!」
私の懇願に応えるように、熊神様は私の両腕を掴むと激しくピストン運動を始める。
パチュッパチュッといやらしい音を立てながら、私の中を[[rb:蹂躙 > じゅうりん]]する熊神様の肉棒。
激しい動きに膣から抜けないように私は必死で熊神様にしがみ付く。
それと同時に、結合部からは愛液と精液が入り交じったものが流れ出し泡立ち始めた。
ミシッ! パキッ!
熊神様の力で私の骨が折れたのだろうか。
体から不快な音が鳴るも痛みなどは全く感じない。
だって私はもう高天原の住人なんだから。
人間の体では壊れてしまうほどの肉棒を易々と受け入れ、さらには快感すら得てしまう体なのだから。
今の私は人間ではなく神様の巫娼。
神様の性欲を満たすためだけの道具。
私の体は神という名の獣に犯されるためだけに存在しているのだ。
その事実に、私の体は何故かより一層激しく反応してしまう。
締め付けが強くなったことで、熊神様も限界が近いようだ。
「ふわあぁああああっ!!!」
「ぬおおおおっ!!」
お互い獣のような雄叫びをあげながら絶頂を迎える。
ドクンドクンと脈打つ熊神様のイチモツから放たれる精液は、私の子宮の中を満たしていった。
「はぁはぁ……」
荒い息遣いのまま、しばらく繋がったまま余韻に浸っていると、熊神様の肉棒がゆっくりと引き抜かれていく。
「んぁ!」
ずるりと抜ける寸前まで引き抜いたところで動きを止め、熊神様は一気に最奥まで突き入れた。
「がはっ!」
ビクンっと体が跳ね上がり、背中を大きく仰け反らせる体を押さえつけ、熊神様は再び抽挿を始める。
先程とは比べ物にならないほどの激しさに、私はただされるがままに揺さぶられていた。
そして再び絶頂を迎えようとしたその時……
「今日の相手、誠に満足であった。 褒美だ! 我が本気を受け取るが良い!」
熊神様の声と共に、子宮に凄まじい熱を感じた。
そして、熊神様は私の中に本気の精を解き放った。
(な、何これ!?)
今まで感じたことの無い熱量。
全身の痙攣が治まらないほどの衝撃。
体中を駆け抜ける強烈な快感。
そして……
私はそのまま意識を失った。
◇
翌日、目を覚ますと昨日と同じく心配そうな表情で私を見つめる千代ちゃんの姿が見えた。
「千代ちゃん? おはよう」
「蕾ちゃん……」
ホッとしたような顔を見せる千代ちゃんだが、すぐにまた暗い顔をする。
「どうしたの?」
「昨日、熊神様とも本気でお相手をしたって聞いたけど……」
どうやら、私が再び気絶した事を気にしているみたいだ。
でも……
私は笑顔を浮かべながら言った。
「もー心配しすぎだよ。 私なら大丈夫だから」
「……。 昨日も言ったけど、あまり流されないように気をつけてね……」
それだけ言うと、千代ちゃんは部屋を出て行った。
流される……か……
私は、熊神様との夜を思い出しながら手を秘所に伸ばした。
「んっ」
少し触れただけなのに、そこはもうびしょ濡れになっていた。
クチュクチュと卑猥な音を響かせながら、私は夢中で自分の秘所を弄り始める。
我慢出来ない。
熊神様でも狼神様でも誰でも良い、私をいっぱい犯して欲しい……
ここへ連れてこられたときはあれだけ嫌だったはずなのに、今は自分が淫乱な女だと自覚するほどに快楽に溺れてしまっている。
「はぁはぁ…… ダメ、流されちゃダメ」
そう自分に言い聞かせながらも、手の動きを止めることが出来ない。
こんなことじゃいけないと思っているのに、どんどんエスカレートしていく。
カンッカンッ!
時間を知らせる鐘の音が鳴り、私は我に返ることが出来た。
自慰に耽っていた私の手がピタリと止まる。
これ以上続けてしまっては、本当に取り返しがつかなくなるかもしれない。
秘所から指を離すと、名残惜しむかのように糸を引いていた。
私は自分の愛液がべっとり付いた指先を拭おうと半紙に手を伸ばす。
「あれ? 爪が伸びてる……」
確か昨日手入れをしたはずなのに。
気のせいかなと思いつつも、私はその伸びた爪をじっと見つめていた。
コンコン!
扉を叩く音にハッとする。
早速初回の神様がいらっしゃった。
私は急いで真っ赤な襦袢を素肌に羽織ると姿見に写った自分を見る。
「……」
そこには、火照る素肌に目の冴えるような真っ赤な襦袢を羽織った女の姿が映っていた。
秘部から糸を引かせた愛液を垂れ流し、先端を硬く尖らせた胸をさらけ出す遊女。
[[rb:白衣 > びゃくえ]]に[[rb:緋袴 > ひばかま]]を身に着けた奥ゆかしい巫女だった私の姿は、もはやどこにも無い。
その姿は誰が見ても男を誘う娼婦。
自分でも分かるくらい発情しきったメスの顔を曝け出した淫乱な姿。
「これが、今の私…… 」
私の心がぐにゃりと歪む。
それと同時に、私の体が快楽を求めて疼き出す。
私は秘部から滴る愛液を指先で掬うと口に含んで舐め取り、いつものように神様を招き入れる言葉を紡いだ。
「お待ち申し上げておりました。 どうぞお入りくださいまし」
扉が開くと、そこには勇ましい姿の虎神様の姿が……
私は三つ指をつき頭を下げる。
「今宵は虎神様のお相手をさせて頂きます蕾と申します」
そんな私を見て、虎神様は怪しげな笑みを浮かべていた。
虎神様の目の前で、私は後ろ手をつき自ら腰を押し上げて秘所を広げて見せつける。
クパァと開いたそこからは、トロリと蜜が溢れ出す。
「どうぞ心ゆくまで蕾んで華を咲かせてやってくださいまし」
あぁ……
私はなんてはしたない格好と嫌らしい言葉で誘っているんだろう……
でも、これが今の私。
メキリッ
興奮で私の体に力が入ったのだろうか。
骨が軋むような不快な音が鳴る。
しかし、その痛みすらも気持ち良く感じてしまう。
「あぁっ! はぁんっ!」
まだ何もされていないのに私の口からは甘い吐息と喘ぎ声が出始めた。
ただでさえ敏感になっているというのに、この状態で乱暴に犯されたらきっと壊れちゃうんだろうなぁ……
だけど、それでいい。
それが最高に幸せ。
これから私は虎神様に可愛がって頂けるんだ。
どんな素敵なことをしてくれるのだろう。
想像するだけでゾクッとする。
高天原に来て良かった。
私は心の中が幸福感で満たされていくのを感じていた。
私は、もう人間の生活には戻れない。
だって私は、神様の巫女であり[[rb:遊女 > あそびめ]]なのだから。
私は獣神様の巫娼。
永遠に続くであろう快楽に、私は溺れ続けるのだ。
つづく
[newpage]
[chapter:第2話「[[rb:太夫 > たゆう]]」]
どれくらいの月日が流れたのか……
私は相変わらず、獣神様達を相手どってのご奉仕を続ける毎日を送っていた。
変わったとこといえば……
「おはようございます。[[rb:蕾 > つぼみ]] [[rb:太夫 > たゆう]]」
廊下ですれ違った[[rb:巫娼 > ふしょう]]が、私に頭を下げる。
そう、私は獣神様達に認められ[[rb:太夫 > たゆう]]となっていた。
この遊郭では200年ぶりとなる最上位の巫娼。
つまりは床上手な淫乱女……
ただの巫娼だった頃は1日で10人ほどの相手を取っていたが、今では20人、30人と相手をする日も少なくない。
そんな状態では、太夫になったからといって着飾っている余裕など無く、見た目で大きく変わったことと言えば全身を[[rb:白粉 > おしろい]]で塗り固めている位。
私は常に素肌に真っ赤な[[rb:襦袢 > じゅばん]]を纏っただけの格好で過ごしている。
お陰で私の秘所からは常に愛液や神様の精液が垂れ流れ、歩く度に床を濡らす始末。
それを掃除するための“そそ拭き”の少女が常に二人付き添っているほどだ。
今宵16組目の獣神様とのお相手を済ませ、私は自室に戻ると精液と愛液にまみれた襦袢を脱ぎ捨てる。
「蕾太夫、次のご奉仕まで一刻ほど空きがございます。 宜しければ[[rb:湯浴 > ゆあ]]みなど如何でしょうか?」
私の一歩後ろに付く[[rb:千代鶴 > ちよつる]]が頭を下げながら声をかけて来る。
私が太夫に上がると決まった時、召使を一人付けると言われた。
そのことを彼女に相談すると、千代ちゃんは自ら進んで名乗り出てくれた。
以来、彼女は忙しい私に代わり側で身の回りの事を世話してくれている。
「丁度湯浴みをしたいと思っていた。 気が利くな、千代鶴」
私は直前にご奉仕した[[rb:獅子 > しし]]神様の精液が残る膣内に指を入れると、掻き出すように指を動かす。
ドバドバッと勢いよく吹き出す大量の子種汁。
そそ拭き達が床に飛び散った飛沫を手際よく拭き取っていく。
「ご苦労」
私は一言ねぎらいの言葉をかけると彼女たちは深く一礼する。
「千代鶴、湯浴み中は誰も入って来ないよう注意を払う事を忘れぬように。それと、そそ拭き達は部屋に戻りなさい」
そそ拭きの少女達は、私の秘所を丁寧に半紙で拭き取ると、頭を下げながら部屋を出て行く。
千代鶴は少女達が部屋から出て行ったことを確認すると、ゆっくりと扉を閉める。
そして私に向き直ると、にこりと笑みを向けて来た。
「様になってきたね。 蕾ちゃん」
最初は慣れなかった上から目線の口調もすっかり板についた。
この遊郭でご奉仕する巫娼達は、全員私に対して敬語を使うことになっている。
神様から認められた私は、彼女たちとは一線を画す立場にあるからだ。
「そうかな? 千代ちゃんに言われた通りやってるだけだよ」
あははと照れ笑いをする。
「では参りましょう、蕾太夫」
千代ちゃんがにこりと微笑みながら先導し、私は後をついて浴場に向かう。
移動中、私は周りに誰もいないことを確認して彼女に耳打ちする。
「千代ちゃん、まずい。 獅子神様の残りが子宮の奥で固まっちゃったみたい……」
「……。 急ぎましょう」
千代ちゃんが私の手を引き早足で浴室へと急ぐ。
◇
脱衣所へ入るやすぐに鍵をかけ、大浴室に誰もいないことを確認すると私と千代ちゃんは湯船に飛び込んだ。
「すぐに掻き出すから少し我慢してね」
「うん……うぐっ!」
千代ちゃんは私の秘所に指を突き入れ、中を弄り始めた。
膣内の壁を擦られ、指先で子宮口付近を強く刺激される。
グチュッブチャッ 卑猥な音が響く。
「あぐっ! んんっ! うっ……」
私は必死に声を押し殺しながら彼女の行為に耐える。
そして……
「んんっ! んぐっ! あっぁああ!!!」
ビクンと体を震わせて絶頂を迎える。
同時に、秘所の隙間からゴポっと音を立てて精液が溢れ出した。
「これで大丈夫」
「はぁはぁ…… ありがとう」
息を整えつつお礼を言うと、私は千代ちゃんに抱きついた。
彼女はそんな私を優しく抱きしめ、そのまま浴槽の縁に私を座らせ介抱してくれた。
優しく愛撫するように体を弄る千代ちゃんの手が、私の腹部を強く押し込んだ。
直後、私のお腹で人のものでは無い何かの力を感じる。
「ごめん、少し取り込んじゃったみたい…… 」
「やっぱりまだ残ってたね。 自分で抑えられそう?」
千代ちゃんは心配そうな表情で私の顔を覗き込む。
私は小さく首を振る。
「ちょっと、無理かも…… うぐっ!」
ドクン
心臓が跳ね、私は千代ちゃんにしがみつき、必死に耐えようとする。
バキィ!
骨が砕けるような音が浴室内に響き渡る。
「がぁぁあっ!」
私の体がメキメキと音を立て筋肉が盛り上がる。
女性とは思えないほど筋骨が隆々とした体へ変わっていく。
バキッボコボコォ!
指先から爪が伸び口からは牙が生え、体の至る所から深いな音が鳴り響く。
「蕾ちゃん!」
千代ちゃんは私の口に自分の唇を重ねると、そのまま舌を差し込み、私の歯をなぞる。
そして私の秘所に指を入れながら体を密着させ擦りつけながら胸を揉みしだいてきた。
「んんんぅ! グフッ! あぁあああ!」
私は彼女を強く抱きしめ夢中で貪るように激しく求める。
「痛っ!」
無意識で強く抱きしめた彼女の体がミシミシと軋む音を鳴らす。
それでも、激痛に耐えながら彼女は私を愛撫するのをやめない。
それどころかより一層動きが激しくなる。
千代ちゃんのテクニックは凄い。
私なんかと比べられないほどの熟練した技術。
体の全てを使って、相手を喜ばせるためだけに磨き上げられた奉仕の技。
その献身的で情熱的な愛情に、私は徐々に自我を取り戻していった。
「ふぅ…… ふぅ……」
荒い呼吸を繰り返しながら、私はゆっくりと心地良い感触に身をゆだねる。
次第に正気を取り戻し、体の力が抜けてく。
「どう?」
「ありがとう。 何とか収まったみたい」
千代ちゃんのお陰で体の変化が落ち着いてきた。
彼女の体は至る所が青アザだらけになり、痛々しい姿になっている。
「ごめん…… 私また……」
「気にしないで。 すぐに治るから」
その言葉通り、あれだけ酷かった傷は瞬く間に消えていった。
「不安だからもう少し激しくしてあげる」
千代ちゃんは再び私の体に手を這わせ秘所を弄り始めた。
「んあぁ!」
私は快感に身を任せて喘ぎ声が自然と口からこぼれてしまう。
千代ちゃんの手の動きがだんだんと激しさを増していく。
「ひゃあん! ああぁん!! ダメぇ…… もうイッちゃう!」
ビクビクと体が痙攣するが、それでも彼女の責めは止まらない。
「太夫のくせにもうイっちゃうの?」
「だって、千代ちゃん上手すぎっ! あぁああん!」
千代ちゃんは私の耳元へ顔を寄せてくると、熱い吐息と共に囁いた。
「もっと乱れさせてあげる」
彼女の右手が激しく動き、クチュクチュと卑猥な音が浴室に響き渡る。
それと同時に左手が私の乳房を乱暴にもみし抱いた。
「ふわぁぁあ! イックゥー!!」
再び訪れた絶頂。
私は千代ちゃんの肩を掴みガクンガクンと腰を揺すりながら盛大に潮を吹き上げる。
「本番はこれからだよ?」
彼女は私の秘所から指を引き抜くと、そこに自らの秘所をあてがい貝合わせを始める。
お互いの愛液が混ざり合い、グチョッグチャッといやらしい水音とヌメる感触が伝わってくる。
「どう、気持ちいい?」
「うんっ! 最高に気持ちいい!」
私は彼女の背中に腕を回しギュッと抱きしめると、さらに動きを強めた。
「私もイくっ!」
千代ちゃんの体が大きく震え、大量の蜜が噴き出すと私の中を満たしていく。
それと同時に私も二度目の絶頂を迎えた。
◇
しばらく余韻に浸っていると、千代ちゃんが私の体を見ながら口を開いた。
「脇腹の所、少し黒くなってきてるね」
私は、自分の体を改めて見直す。
彼女の言う通り、私の体は所々黒ずんでいた。
千代ちゃんに私の体の異変を相談したのは私が太夫になる少し前。
私は獣神様達から沢山の本気汁を注がれた。
それは通常の行為で注がれる精液とは本質的に違う物。
神様達の力を宿した神の種、俗に言う神力というやつだ。
千代ちゃんの話によると、神力は人の体に入り込むと定着し、少しずつ侵食していく。
神力を受け取った体はその変異を加速させるため負荷がかかり意識を失ってしまうのだ。
一度や二度の行為では問題無いらしいが、私は神力を受けすぎた。
このままだと私は人の姿を失う。
やがて心までも……
私は獣神様との行為に流されるように毎日を過ごして来た。
その結果がこれである。
自業自得。
獣神様との本気の行為による快感に溺れた成れの果てだ。
私は淫乱の巫娼に成り果たどころか、人の姿まで失おうとしていた。
少しでも気を抜くと牙が生え、爪が伸びる。
彼女がいなければ、私はすでに完全な化け物に成り果てていたかも知れない。
そして、そんな私を千代ちゃんは黙って見守ってくれている。
こんな私を見捨てることなく、側に居てくれる彼女の存在がどれだけ私にとって救いになっているか……
私は彼女に心から感謝している。
千代ちゃんは私と目が合うと、ニッコリと微笑んでくれた。
私もつられて笑顔を浮かべる。
「落ち着いたことだし、出よっか」
「そうだね」
脱衣場で私は千代ちゃんから体中に白粉を塗られ、朱色の化粧を全身に薄く施してもらう。
人外化が進んでしまった部分を隠すためだけど、隈取りみたいな威圧感があって正直あまり好きではない。
しかし、獣神様達には好評で、太夫になって以来私の部屋に遊びに来る獣神様達の回数が増えた。
私としては嬉しい反面少し困っているのだが……。
「顔も、少し多めに紅をさした方がいいかもね」
千代ちゃんは私の顔に手際よく紅を差していく。
まるで歌舞伎役者のようだ。
「なんか、隈取りだね……」
「太夫なんだし、これぐらいは大丈夫だよ。 獣神様達もこういうのが好きだし。 威厳だよ、威厳」
そう言いながら千代ちゃんは鏡越しに私と視線を合わせる。
そしてクスっと笑うと、私の頬を優しく撫でてくれた。
「そろそろ時間だね」
「うん」
私は立ち上がると、大きく深呼吸をして気持ちを整える。
この後は狗神様のお相手をしなければならない。
「では参りましょう、蕾太夫」
「ええ」
私達は太夫と巫娼に戻り、それぞれの持ち場へ向かった。
◇
コンコン
扉をノックする音が聞こえ、私はいつも通りの返事をする。
「お待ちしておりました。 どうぞお入りくださいまし」
扉が開き狗神様が姿を現す。
私は三つ指をつきながら顔を下げ、お決まりの口上を述べる。
「今宵は狗神様のお相手をさせて頂きます蕾と申します。 どうぞ心ゆくまで蕾んでやってくださいまし」
私は、纏っていた千早を脱ぎながら立ち上がると、真っ赤な襦袢をはだけさせながら狗神様の元へ歩み寄る。
白粉で真っ白に染まった肌と、その上に描かれた紅の隈取りを見せつけるように。
「化粧が落ちぬよう、優しく蕾んでくださいまし」
私は舌を出し、狗神様に淫乱な表情を曝け出しながら媚びる様に胸を押し当てる。
「うむ。良い良い。今日は一段と良い化粧だ。流石太夫、丁重に扱ってやろう」
「ありがたきお言葉にございます」
◇◇◇
狗神様へのご奉仕が終わり、私は少しの休息を得た。
自分の部屋に戻り、吐き出された本気汁を掻き出しながら、白粉が少し薄くなっている事に気がついた。
「千代鶴、白粉がそろそろ落ちる頃合いだ。新しいものを塗ってくれるか」
「はい、蕾太夫」
私は部屋の隅に控えている千代鶴に声をかける。
彼女は、化粧箱にしまってある白粉の入った小瓶を取り出すと蓋を開け、小さく口を開くような動作をした。
「……。 申し訳ございません、そろそろ切れる頃合いなので新しい物を買って参ります」
「そう。じゃあ行ってらっしゃいな」
千代鶴は小さく頭を下げて、その場を後にした。
その数分後、トン とドアを1回軽く叩く音がする。
遊郭の使用人が部屋へ来たようだ。
「入れ」
「失礼します。 蕾太夫、今からご奉仕をお願いする事は出来ますでしょうか」
予定ではこの後のご奉仕はもっと後のはずなのだが……
どうも様子がおかしい。
「指名か? 他の者では駄目なのか?」
私は念のため確認を取る。
「実は…… 龍神様でして……」
「龍神様!?」
龍神様は獣神の中では最高位の神階をもつ存在。
私もまだご奉仕どころか直接会った事すらない。
それに龍神様は……
「龍神様は、千代鶴以外の者とは会われないはずだが」
そう、千代鶴は龍神様にご奉仕する専属の巫娼。
私が簡単に気を遣るほどの技量を持ちながら太夫では無い理由。
「千代鶴が留守と伝えましたら太夫に繋げと」
「彼女は買い物に行ってるだけだからすぐに戻ると思うが、少し待って──」
「その必要は無い」
いつの間にか、使用人の後ろに真っ赤な鱗を持った巨大な姿が立っていた。
「りゅ、龍神様!?」
使用人は慌てて土下座をする。
私も急いで膝をついた。
「お初にお目にかかります。 太夫の蕾と申します」
私は必死に平静を装いながら挨拶をした。
心臓がバクバクしているのが分かる。
「面を上げよ」
私はゆっくりと顔を上げる。
大きい……
そして、凄まじい威圧感。
他の獣神様とは異なる圧倒的な存在感に思わず息を呑んだ。
これが獣神様達の頂点に立つ御方……
私は無意識に生唾を飲み込んだ。
千代ちゃんはこんな威圧感の中でご奉仕していたのか。
「千代からお前のことは聞いている。 一度見てみたいと思ってな」
「態々このような所まで足を運んでくださるとは光栄にございます」
私は精一杯の言葉を紡いで深々と頭を垂れた。
「おい、いつまでそこにいるのだ。 失せろ」
龍神様が、使用人を睨みつけながら吐き捨てる。
凄まじい目力に、使用人はビクッと体を震わせると逃げるように戸を閉め部屋を出て行った。
「あの無礼者は処分しておけ」
そう言いながら、龍神様は私の方へと近づいてきた。
歩を進める度に床がミシミシと悲鳴をあげる。
私は龍神様が目の前に来ると、再び深々と頭を下げた。
「どうぞ、心ゆくまで蕾んでやってくださいま───」
ドンッ!
私が言葉を最後まで言う前に、部屋の扉が勢いよく開かれた。
「千代ちゃん?」
そこには、千代ちゃんの姿があった。
「龍神様! ご奉仕なら私が! 蕾はまだ…… まだ……」
千代ちゃんは必死の形相で龍神様に詰め寄る。
彼女のあんな姿は初めて見た。
いつも冷静で落ち着いていて、余裕すら感じさせる彼女が……
「そうか、ではお前に頼むとしよう」
「ありがとうございます。 では、お部屋を移動して───」
「ここでだ」
「え?」
「この蕾とやらの前で、お前の奉仕姿を見せてやれ」
千代ちゃんは、その言葉に絶望したような表情を浮かべた後、私の方に視線を向けた。
「龍神様、それだけは……」
「ワシはここでしろと言ったのだ。いつものようにな」
龍神様はニヤリと笑いながら言った。
千代ちゃんは少しの間呆然と立ち尽くしていたが、意を決した表情で私の元まで歩いてくる。
そして私の手を取りながら耳打ちをしてきた。
「蕾ちゃん。 びっくりさせちゃうと思うけどごめんね」
とても悲しい表情で私を見つめてくる。
「龍神様、結界をお願いいたします」
「お安いご用だ」
龍神様はそう答えると、手をかざし何かを唱えた。
私には何の変化も感じないが、千代ちゃんは何かを感じたようだ。
部屋の四方を見渡しながら目を細めた。
千代ちゃんは少しの時間そうした後に、私に向き直る。
そして、ゆっくりと言葉を発した。
「[[rb:獣変 > じゅうへん]]」
直後、千代ちゃんの体が痙攣を起こしたかのように震え出す。
ガタガタと両手で自分の体を抱きしめながら、まるで何かに耐えるように歯を食いしばっている。
「千代ちゃん?」
「来ないで!」
私が駆け寄ろうとすると、千代ちゃんは鋭い声で制止した。
そして、震えながらその顔を私に向ける。
「お願い、目を瞑ってて……」
千代ちゃんは涙を流し、悲しそうな表情で私を見つめていた。
「ふうぅ、ふっぅ……」
千代ちゃんが苦しそうに息を荒げる。
腕や顔に血管が浮き上がり、徐々に体が盛り上がっていく。
まるで、体の内から別の生き物が這い出ようとしているかのような……
「ぎゃーっ!」
千代ちゃんが両腕を大きく広げ、体を弓なりに反らしながら悲鳴を上げた。
ボコンッ!
胸部が膨よかな乳房と同じ高さにまで一気に前方へ迫り出し盛り上がりを見せる。
ゴキ、バキ、ベキッ!
骨が折れるような鈍い音が響き、全身が瞬く間に膨れ上がると、その変化に付いていけなくなった皮膚が次々と裂け隙間を埋める様に鱗が覆っていく。
「ぐふっ…… グルルルッ…… グググッ グァァ、グォッ! グアァーーッ!」
耳まで裂けた口から獣の叫び声を上げ、力を込めながら前屈みにった千代ちゃんの背中から背骨に沿うように鋭い棘のような突起が現れ、ズルッと尾が伸びて床を叩いた。
首がグググと伸び、顔が一気に前方に突き出すと、その大きく裂けた口から鋭い牙が幾重にも生え並んでいく。
千代ちゃんが人の姿を失っていた……
「グルルル……」
変化が完了したのか、苦しそうに閉じていた目がカッと開き、瞳が縦に割れ紅く光った鋭い眼光が私に向けられる。
その光景に、私は恐怖を覚えた。
「うそ…… なにこれ……」
私は震える声で呟く。
「グオォォオオオ!」
口から涎を撒き散らしながら千代ちゃんだったものは雄叫びをあげた。
「千代ちゃん? うそ… うそよ…… お願い…… 嘘だと言ってぇー!!」
私は千代ちゃんに向かって泣き叫ぶ。
しかし、彼女はもう千代ちゃんでは無かった。
千代ちゃんの体はもう人間の形を成していない。
私はあまりのショックに意識を失いそうになる。
千代ちゃんが……
千代ちゃんが、龍神様と同じ姿に……
「グルルル」
千代ちゃんだったモノは、喉を鳴らしながら私をチラッと見ると龍神様の方へその長く伸びた首を回して歩を進ませた。
一歩踏み出すごとに部屋が揺れ、地鳴りが響く。
そして、龍神様の前に辿り着くと、彼女は獲物を襲うかのように龍神様に覆い被さった。
「千代、やはりその姿が似合っているぞ」
「グオー!!」
人の言葉すら忘れてしまったのか、千代ちゃんは龍神様の上で暴れ回る。
私はその様子をただ涙を流し、呆然と見ていることしか出来なかった。
「ほら、くれてやるぞ。 しっかりと咥え込め!」
ズドン!
龍神様は腰を突き上げ、千代ちゃんの秘所と思われる穴に巨大なイチモツを叩き込んだ。
凄まじい勢いで千代ちゃんは腰を上下に動かし始め、ドチュッドチュン! と水音と肉のぶつかる音が部屋中に響き渡る。
私はそのあまりに凄まじい光景に目を背ける。
「グオッ! グオッ!」
千代ちゃんの喘ぎ声だろうか、部屋を揺らすような大きな獣の鳴き声を聞きながら、私はただひたすらに耳を塞ぎ続けた──
◇
どれくらいの時間が経ったのだろう。
千代ちゃんは、休むことなく龍神様の上で腰を動かし続けていた。
私の耳には、千代ちゃんの上げる獣の声が絶え間なく響いている。
「グギャーーッ! グギャーーッ!」
今前以上の凄まじい声で、千代ちゃん大きく吠えると、部屋が一瞬静寂に包まれた。
私は、耳を塞いでいた両手をゆっくり放し、虚ろな目で二人を見た。
「どうだ、蕾よ。これが獣神の交尾だ」
そう言ってこちらを向いた龍神様の顔は満足げな表情を浮かべていた。
「お前も時期にこいつと同じになるのだぞ」
そう言いながら千代ちゃんだったものを指差す。
千代ちゃんは、獣変した状態でビクビクと痙攣を起こし、ぐったりと龍神様の上に倒れ込んでいた。
体中からモクモクと湯気を昇らせ、強烈な獣臭と淫臭を放っている。
「そんな……」
「千代はワシだけの神力で獣変化に至ったが、お前は多くの獣神の神力を取り込んでいるよなぁ」
聞きたくない……
その先の言葉を聞きたくない……
「どんな姿へと獣変するのであろうな。 覚醒した姿を楽しみにしているぞ」
全身が恐怖と絶望に侵されていく。
嫌だ……
私、人間じゃなくなるの?
「様々な獣神が混じり合ったその姿は、さぞ悍ましき物となるはずだ。 フハハハハ!」
その言葉を聞いた瞬間、私の心が壊れた気がした。
私はもう人間には絶対に戻れない。
おぞましい姿に獣変して、性を貪るだけの化け物に成り果てるんだ……
「ふふっ」
自然と笑いが込み上げる。
目の焦点が合わず涎を垂らしながら、私は笑っていた。
体が疼き始め、心臓が激しく脈を打つ。
私の体は、千代ちゃんみたいな行為を求めている。
千代ちゃんのように、本能のままに激しく交わりたいと叫んでいる。
私はゆっくりと立ち上がり龍神様の元へと歩みを進めた。
その瞳はきっと血走っているに違いない。
私の姿を見て龍神様は嬉しそうに笑みを浮かべている。
「龍神様、お願いでございます。 私の中に龍神様の神力も注いでくださいまし」
両手で秘所をバックリと開きながら腰を嫌らしく振って彼を誘う。
そんな私の姿を見た龍神様はニタリと笑い、体の上で覆い被さるように果てている千代ちゃんを押しのけのしりと立ち上がった。
「良いだろう。 その身にワシの神力もぶち込んでやろう。 そして獣変の力を解き放つが良い!」
彼はそう言うと、私を押し倒して巨大なイチモツを突き刺した。
ズンッ!!
激しい衝撃が全身に走る。
体の奥まで一気に貫かれ、私は激痛と快感の悲鳴をあげた。
その一瞬で私の意識は強烈な快楽を味わいながら落ちていった。
骨が軋み肉が裂けていく音を響かせながら……
私の横で、意識を失いながら龍神様から授かった子種を噴き上げて痙攣を繰り返す獣人のメスを眺めて……
私の意識は二度と戻ることは無い深い闇へと堕ちていった──
つづく
[newpage]
[chapter:第1話「[[rb:淫神 > いんしん]]」]
「ん……」
どれ位の時間が過ぎたのか。
確か、私は獣変して龍神様と……
そうだ、[[rb:蕾 > つぼみ]]ちゃんの前で私は[[rb:獣変 > じゅうへん]]を!
「グギャー! ギシャー!」
後ろから凄まじい雄叫びが聞こえ、私は振り返り声の主を確認する。
そこには……
「グオォ!」
龍神様と交わる怪物の姿が。
「目が覚めたか、千代よ」
龍神様が長い首を私に向ける。
口から涎を垂らし、目は真っ赤に染まり全身からは湯気が立ち上っている。
龍神様が本気でお相手をしているのだろう。
すると、その上に跨がっているのは……
「まさか、蕾ちゃん……」
「見ろ、こやつの獣変した姿を。 こんなおぞましき姿の生物を見たのは初めてだ。 フハハハ」
龍神様が愉悦の表情で笑う。
私は蕾ちゃんの変わり果てた姿を見て口を押さえる。
「うっ!」
高天原に来て何百年も異形の獣神様を見続けてきた私でさえ、その姿を見て吐き気を催してしまったほどだ。
「獣神を混ぜるとこんな姿になるのだなぁ。 性欲も底無し、ここまで本気で交尾をしたのはワシも久しいぞ」
龍神様は満足げな表情をしている。
「グアァア! ギシャーァア!」
今まで聞いたことも無いような雄叫びを上げながら、4つに増えた腕で獣神様を抱きしめ凄まじい勢いで腰を打ち付ける化物。
その動きに合わせるように、全身の鱗が逆立ち波打ちながら動いている。
これがあの蕾ちゃんなの……?
「人を捨て[[rb:淫獣 > いんじゅう]]へと成り下がった気分はどうだ? 蕾よ」
「グオオォ!!」
淫獣。
確かにその言葉はぴったりかもしれない。
「龍神様、蕾ちゃん…… 蕾[[rb:太夫 > たゆう]]の体は一体……」
「蕾太夫? あぁ、これの名か。 ふむ」
龍神様は一瞬考え込むと、再び顔を上げた。
「[[rb:淫獣神 > いんじゅうしん]]・[[rb:蕾 > つぼ]][[rb:蜜 > み]]。 これからはそう名乗るが良い」
龍神様はそう呟くと、腰を突き上げ蕾ちゃんの子宮に大量の神力を流し込んだ。
ドピュルルルー!!!
「グガァ!!」
絶頂を迎えた蕾ちゃんはメキリと音を上げ体を仰け反らせると、龍神様の体の上に倒れ込む。
意識を失い獣変がゆっくりと解け徐々に人の姿へと戻っていく。
「満足であったぞ。 淫獣神よ」
淫獣神。
龍神様は、蕾ちゃんの事をそう呼んだ。
「龍神様、淫獣神とはまさか……」
「フハハ、こいつはもうワシと同じ獣神だ。 淫らに性を貪る淫獣の神として生まれ変わったのだ」
「そんな……」
私は耳を疑った。
蕾ちゃんが龍神様と同じ獣神様に?
「これからは、言葉使いに気をつけるが良いぞ。 淫獣神の神階は[[rb:正一位 > しょういちい]]、ワシに次ぐ存在だからな。 フハハハ!」
龍神様はそう言って高笑いをした。
嘘……
そんな……
「そんな事って……」
私は意識を失って倒れ込んでいる蕾ちゃんを、涙を流しながら見つめる事しか出来なかった。
◇◇◇
それから一ヶ月後。
「蕾蜜様、ご苦労様でした」
私は膝を折り三つ指をついて蕾蜜様へ深々と頭を下げる。
「[[rb:千代鶴 > ちよつる]]、今日の龍神の予定はどうなっている」
「龍神様は、明日の宵に高天原へお戻りになると伺っております」
私は蕾様に龍神様から伺っている予定を伝える。
「では獅子神を呼べ。久しぶりに我が相手をしてやろう」
蕾蜜様は妖艶な笑みを浮かべ、舌舐めずりをしながら秘所に手を入れクチュクチュと淫らな音を立てている。
「……。 失礼を承知で申し上げさせていただきますが、この後は狗神様が───」
「千代鶴。お前は神である我に対して意見をするつもりか?」
私の言葉を遮って、蕾蜜様は指先から鋭い爪を伸ばし、全身に血管を浮き上がらせると私を睨みつけた。
ギロッと真っ赤に染まった鋭い眼光で私を見下す蕾蜜様を見て、私は無言で頭を下げる。
蕾蜜様はそんな状況でも指を秘所に入ながら快楽に浸り続けている。
プシュッ!
蕾蜜様の秘所から愛液が吹き出し、部屋の中が生臭い独特の匂いに包まれる。
その匂いを嗅いだだけで、私の股間が熱く湿っていくのが分かる……
淫獣神である蕾蜜様の体液には強力な媚薬の効果がある。
その証拠に、この部屋にいる者達は皆一様に顔を赤く染め息遣いを荒くしていた。
獣変が出来る私でさえこの有様だ。
普通の[[rb:巫娼 > ふしょう]]やそそ拭き達では[[rb:半刻 > 1時間]]もあれば狂ってしまうだろう。
「んっ……」
私は必死で自分の欲望を抑え平静を保つように努める。
そんな私の表情を察したのか、蕾蜜様は私に向かいニヤリと笑う。
「辛そうであるな千代鶴よ。 特別に淫神自ら直に慰めてやってもよいぞ?」
そう言って、蕾蜜様は私の眼前に腰を下ろした。
ムッとする蕾蜜様の放つ独特な濃い淫獣の香りが鼻腔を刺激する。
「お戯れを…… 私のような巫娼ごときが蕾蜜様の大切な御時間を頂戴するなど、畏れ多くございます」
私は頭を下げその額を畳へと付けながら答えた。
「ふっ、相変わらず貴様は真面目でつまらぬ。まあ良い、労いだ受け取れ」
そう言って、蕾蜜様は面を上げた私の顔に向けて勢い良く愛液と獣神様の精液が混じり合った汁を吹き出した。
ビシャァアアーー!!!
顔全体に熱い液体と濃厚な白濁液がかかる。
私はそれを拭う事もせず、そのままの姿勢で再び頭を下げた。
「ふふっ、お前も我慢せずに楽しめばいいものを」
そう言いながら蕾蜜様はドロドロに糸を引く自らの指をしゃぶり始めた。
ジュルルル、チュパチュパッ
指先に付いた白濁の液を私に見せつけるかのように音を立てて吸い上げると、蕾蜜様は妖しく微笑んでその場に立ち上がった。
「そそ拭き、蕾蜜様のお世話を」
私は部屋の隅にいるそそ拭き達に声を掛け後ろへ下がる。
彼女達は慌てて駆け寄ると、蕾蜜様の前で一斉に土下座をし始末の準備を始める。
「失礼いたします」
そそ拭きの一人が湿った秘部に半紙をあてがおうと近づく。
「口を使い奉仕せよ」
蕾蜜様の命令に、私は無礼を承知で反論する。
「いくらなんでも、この子達には蕾蜜様の愛液は強すぎ───」
直後、バキィ!と音を上げ蕾様の体の一部が獣変した。
「二度言わすな無礼者が! 喰い殺すぞ!」
牙を剥き出しにし、怒りの形相を見せる蕾蜜様に私は震える足を押さえつけながら膝をつくと、そそ拭きに指示を出した。
そそ拭きが蕾蜜様の股間に顔を埋める。
ペロペロと小さな舌を動かし、丁寧に蕾蜜様の秘所から垂れ落ちる白濁の汁を舐め取っていく。
「んぐっ!」
愛液を少し口に含んだだけで、そそ拭きの体が痙攣を始める。
「もっと口を付けぬと床に垂れてしまうぞ? ほれ」
「ぶぼっ!」
蕾蜜様の秘所から大量の汁がそそ拭きの口内に放たれると、体を震わせながらもそれを必死に飲み込もうとしていた。
プシャッ!
そそ拭きの秘所から大量の潮が吹き出し、辺り一面を濡らしていく。
「おいそこのお前、床が汚れたぞ。 きちんと掃除をしろ、口を使ってな」
床にこぼれ落ちた白濁の汁と少女の潮を別のそそ拭き達が丁寧に舐めて掃除を始める。
「キャハハハッ! 良い眺めだと思わぬか、千代鶴」
「……はい。 とても淫猥な光景、淫獣神様に捧げられる供物に相応しいかと存じます」
私は蕾蜜様に頭を下げ、そう答える以外出来なかった──
あの日以来、蕾ちゃんは変わった。
龍神様の本気を受け、その身に神力を授かった蕾ちゃんの体と心は人間とはかけ離れてしまった。
龍神様の眷属と化した私でも、龍神様の神力を当てられなければ獣変出来ない。
しかし、蕾ちゃんは自らの意思で獣変が出来る体になってしまった。
ほぼ全ての獣神様の神力を取り込んだその体は、様々な姿へを獣変することが出来る。
狗神様とお会いするときは狗神の姿へ、熊神様の時は熊神の姿へ変えて、本気の交尾を楽しまれる。
そして、獣神による本気の交尾で得られる快楽を味わう為に、毎日のように様々な獣神様と交わり続けているのだ。
淫獣神・蕾蜜……
それが神として転生した彼女の新しい名。
この世の淫欲と快楽を司る神であり、獣神初の女神。
その神階は龍神様に次ぐ上級神。
神は私達が思っているような慈愛に満ちた存在などでは無い。
その本性は恐ろしく残忍だ。
彼女は体だけで無く、心も変化してしまった……
もう、彼女は以前の蕾ちゃんではない。
私達巫娼の主であり淫獣神・蕾蜜様なのだ……
「中々良い余興であった。 褒美として睡眠をやろう。 千代鶴、獅子神が来たら知らせよ」
「承知いたしました。 勿体ないお心遣いありがとうございます」
私はそそ拭き立ちと共に蕾蜜様の部屋を後にする。
褒美を受け、満面の笑みを浮かべ喜ぶそそ拭き達。
眠ることが出来ない私達にとって、それは何よりの褒美である。
私も睡眠は半年ぶり位だろうか。
部屋に戻るそそ拭き達の後を追うように、私も自室へと戻った。
◇
布団に入ってから[[rb:四半時 > 30分]]程経っただろうか。
目が覚めると私は自分の部屋の中にいた。
私に与えられた睡眠時間は四半時だったようだ。
それでも半年ぶりの睡眠で体が軽く感じる。
私は大きく伸びをすると、蕾蜜様の元へ向かう準備を始めた。
予定では、これから蕾蜜様は獅子神様と交尾をされる。
巫娼が行うご奉仕とは比べ物にならない程の激しい行為。
といっても、高天原内での性交では子を宿すことはない。
しかし、獣の本能を剥き出しにした獣神様同士の性交は凄まじい。
獣変した姿で龍神様との交尾を経験している私だから分かる。
とてつもない快感が体を突き抜け、人の姿では味わえない絶頂を迎えることが出来る。
そのことを考えただけで私の体が火照り、秘所からは愛液が滴り落ちていた。
「……私も随分と淫乱な女になってしまった」
自分の浅ましい姿を自嘲しながら、私は急いで支度を整えた。
まずは、蕾蜜様に対して失礼を働いたことを詫びねばならない……
◇
蕾蜜様のお部屋の前で トンッ と軽く扉を叩く。
「千代鶴でございます。 [[rb:御側付 > おそばつ]]きとして参りました」
私がそう告げ、入室の許可を求める。
「入れ」
蕾蜜様の短い返事。
私は扉を開き、頭を床に付けながら入室の許可に対する感謝の意を伝える。
「蕾様のお部屋に私のような巫娼が入室致しますご無礼をお許しくださいませ」
「許そう。 面を上げ、我をその [[rb:眼 > まなこ]]に映すがよい」
私は頭を上げると、蕾蜜様に深く礼をしてその目を向けた。
正面には真っ赤な襦袢を畳の上に敷き、全裸で横になっている蕾蜜様がいた。
仰向けになり両足を大きく広げた秘部から、ドロリと白濁の液が零れ落ちているのが見える。
私が睡眠を取っている間も獣神様と交わっていたのだろう。
たぶん狗神様。
時間的に僅かだったはずだけど、部屋中に飛び散る白濁液や、蕾蜜様の愛液から放つ濃い匂いから察するに、激しい交わりだったことが分かる。
「そそ拭きを呼びましょうか」
「狗神を軽く相手してやっただけだ。 気にするな、どうせまたすぐに汚れる」
私は両手をつき、無言で頭を下げ蕾蜜様の意に沿う。
「それより千代鶴、お前は私に何か言うことがあるのではないか?」
「申し訳ありません。先ほどは淫獣神蕾蜜様に意見を言うなど、大変無礼な行いを致してしまいました。 如何様な罰でも甘んじて受ける覚悟でおります」
私は額を畳に擦り付けて、謝罪の言葉を口にした。
「まぁ良い。 罰は後ほど考えよう」
ニヤリと不適な笑みを浮かべる。
その直後、トントンと扉を叩く音が部屋に響く。
「獅子神か、入るが良い」
蕾蜜様の声を聞き、ゆっくりと扉が開かれる。
「久しいの蕾。 いや今は淫獣神・蕾蜜か」
「蕾でよい。 待ちくたびれたぞ獅子神。 お陰でこの有様だ」
直前までの激しい交尾を物語るかのように、蕾蜜様の秘所からは大量の愛液が滴り落ちている。
そして、溢れる蜜を指先で掬い取ると、淫猥な表情でペロリと舐め上げた。
「ふっ、神になっても変わらんな蕾は。 どれ、早速始めるとするか」
「待て待て。 今日は本気で相手をしてやる。 蕾ではなく淫獣神としてな」
ニヤリと笑い蕾蜜様は立ち上がると、ゆっくりと目を閉じ体中に意識を集中させ詠唱を始めた。
部屋が結界で包まれていくのを感じる。
結界が完全に部屋を包み込むと、蕾蜜様は目を開きゆっくりと言葉を発した。
「[[rb:獣神変 > じゅうしんへん]]」
次の瞬間、蕾蜜様の体が変化を始めた。
バキボキッ!メキメキィッ!!
蕾蜜様が人の体からかけ離れた異形の姿へと獣変していく。
「ふふっ、力が漲ってくるわい!」
異形へと変わっていく自分の体を見ながら、蕾蜜様は口から涎を垂らし歓喜の声を上げた。
艶やかな黒髪が白く染まり、獣の顔に変わると耳が長く伸びていく。
鋭い牙が生え揃った口が大きく開き、長く伸びた舌がベロンと口から飛び出す。
両手足から大きな鉤爪が伸び、体全体が白い体毛で覆われると臀部から太く長い尻尾が生えた。
「グオォオオー!」
部屋を揺さぶる雄叫びを上げ、蕾蜜様は獅子神様と同じような姿を持った獣神へと変貌した。
ビシャッ! 突然蕾蜜様の秘所から水しぶきが飛ぶと、強烈な獣の匂いが部屋に充満する。
「グフッ、グルル」
喉を鳴らして、黄色く光る鋭い目が獅子神様へと向けられる。
「フハハッ! これは良い! これが淫獣神の力か!」
「さぁ獅子神、本気で相手をしてやる。 この体を犯せ! 犯し尽くして我を屈服させてみよ!!」
獣神同士の遊戯が始まる──
獅子神様は蕾蜜様の体に覆い被さると、その巨大な男根をその秘所へ一気に突き入れた。
「いいぞ、もっとだ! もっと激しく突けぇー!」
蕾蜜様は歓喜の声を上げ、自らも腰を突き上げる。
ジュポッ ズチュッ ブシュゥウウッ!!
卑猥な水音が部屋に響き渡る。
「良い塩梅だ獅子神! これだ、これが欲しかったのだ!! グオォオオ!!」
蕾蜜様が口から涎と、体中から強烈な獣臭を伴う汗を撒き散らしながら吠えるように声を上げる。
腰を打ち付けられる度に、凄まじい量の愛液が飛び散り辺り一面を濡らしていった。
獣神の交尾……
私には分かる。
いや、分かってしまう。
私も獣変し龍神様と本気で交尾をしたときに感じるあの感覚を知っているから。
人ではとても味わえない快楽の頂点に達する瞬間を感じてしまったから。
あれと同じ快感が今、蕾蜜様を襲っているのだろう……
人外の快楽。
絶頂を極めた交尾。
私は無意識のうちに自分の股間に手を伸ばし自慰を始めていた。
部屋中に漂う濃厚な匂いが、私の奥底に潜む本能を発情させる。
あぁ、蕾蜜様があんなにも乱れている。
羨ましい……
私は自らの秘所を弄りながら、快楽に悶える蕾蜜様の姿を食い入るように見つめていた。
「うぉおおお! 射精すぞ蕾ィイイッ!!!」
「来い獅子神! 孕ませろおおお!! 本気で種付けしろおぉお!!!」
ドピュッドピュッ ビュルルルッ!
獅子神様の男根から放たれた熱い子種汁が蕾蜜様の子宮を満たしていく。
「グガァアアッ!! イグゥウウッ!!!」
蕾蜜様は部屋を揺さぶらし体を激しく痙攣させ、秘所から盛大に潮を吹き出した。
直後、休む間もなく再び蕾蜜様の腰が激しく動き出す。
まるで壊れた蛇口のように、愛液を噴き出し先ほどよりも激しく打ち付けながら。
「さぁもっと出せ! まだ終わらんぞ! 我はまだ満足していないぃい!!」
「ヌオォオオ!」
獅子神様は再び激しい抽挿を始め、本能を剥き出しにしながら蕾蜜様の膣内を蹂躙する。
私はそのお姿を両目を見開いて見つめ、自らの指で激しく秘所を搔き回した──
◇
獣神様の本気の交尾は[[rb:一刻 > 2時間]]程続いている。
お二人の激しいまぐわいを見ながら、私は何度も絶頂を迎え床をびっしょりと濡らしていた。
そんな私の姿を見て、蕾蜜様が妖しく笑う。
「千代鶴よ、随分と激しくしているではないか。 この淫乱巫娼が」
「も、申し訳ございません」
私は慌てて頭を下げる。
無意識のうちに、あられもない姿で自慰に没頭していた。
「そんなに濡らしおって。 さぞ苦しかろう」
「……」
私は何も答えることが出来ず、ただ黙ることしか出来なかった。
「気にするな。 お前も交じりたいのであろう?」
私は蕾蜜様に仕える身であり、蕾蜜様の御側付き。
それに、私は龍神様の神力に当てられなければ獣変出来ない。
人の姿であんな激しい行為をしたら一瞬で壊れてしまう。
「今の私はただの人間です…… それに私は龍神様がいないと獣変することが───」
「我には龍神の神力も混じっている。 お前が自ら望めば獣変は可能だ」
そう言って蕾蜜様は腰を振りながらニヤリと笑う。
「交わりを許してやっても良いぞ? お前次第だ」
「……」
ダメだと分かっている。
それが私の一線を越えてしまうということは理解している。
私はゴクリと唾を飲み込み、恐る恐る言葉を紡いだ。
「私の淫らな体にも、どうかお慈悲をくださいませ。 もう、一人では耐えられません……」
「そう、それでいい。 それでこそ私の御側付き。 さぁ千代鶴、こちらへ来い」
私は纏っていた襦袢を脱ぎ捨て、秘所から愛液を滴らせながら蕾蜜様の元へ向かう。
そして、私を変える言葉を発する。
「獣変」
歩きながら私の体が変化を始める。
ゴキリッ ボキッ!
骨が軋む音を立て、骨格が変化していく。
皮膚を突き破って真っ赤な鱗が私の体を覆い、歩を進める足が太く強靭な物に変化すると畳を傷つけていく。
「グルル」
喉を鳴らし、顔がメキメキと変形しながら鋭い牙が突き出てくると、口からねっとりとした涎が垂れ落ちる。
「グオォオオッ!!」
私は自らの意思で龍人へと獣変した。
「どうだ獅子神。 淫獣神からお前への[[rb:神饌 > しんせん]]だ。 今宵は乱れようぞ」
「ふふっ、これは面白い! 望むところ! さぁ来い龍人の牝よ!!」
私は龍の尾をくねらせながら、獅子神様に向かって飛びかかった。
獅子神様の巨根が私の秘部に突き刺さる。
ズンッ!! メリメリッ!! ブシュー!!
挿入されただけで絶頂に達し潮を吹き出す。
「グアァアアア!」
人間の言葉すら忘れて咆哮を上げ、私は夢中で快楽だけを貪る獣へと成り下がる。
ズチュズチュッ!! ブシュゥウウー!!
ひたすら激しく腰を動かし、何度も何度も絶頂へ達する。
そんな私を見ていた蕾蜜様が、私の顔の前にバックリと割れた秘所を突き出してきた。
「舐めろ千代鶴。 獣変したお前の舌使いを見せてみよ」
言われるままに蕾蜜様の秘所へ太くざらついた舌を押し込んで掻き回す。
ズボッ ズリュ……クチャクチャ……
「んっふぅ、なかなか上手いではないか…… さすがは龍神の巫娼」
ジュポッジュポッ!ズリュズリュッ!
膣を引っかき回す激しい音を立て、一心不乱に舌を出し入れする。
「そろそろイクぞっ千代鶴! 全部飲み込むのだ! グオッー!」
「クッ、ワシも出すぞ!!」
ドピュッドピュービュルルルー!!
蕾蜜様の大量の愛液が喉を冒し、獅子神様の子種汁が子宮を犯す。
私は白目を剥いてガクガクと体を震わせその場に倒れ込んでしまう。
膣から獅子神の肉棒が抜け、ブシャーと子種汁が吹き上がる。
「こんなもので終わりと思うな千代鶴。 まだ始まったばかりだぞ」
蕾蜜様の臀部からズリュッと真っ赤な鱗に覆われた尻尾が伸びてくるとヒクついた私の秘所に突き刺さった。
「グァァァアアアア!」
堅い鱗でささくれ立つ蕾蜜様の尻尾が私の膣の中で暴れ回る。
「こんな刺激は初めてであろう? 淫神の加護をとくと味わえ!」
あまりの快感に意識が遠退いていく……
あぁ……
こんな次元の違う快感を知ってしまったら、もう戻れなくなる……
でも、気持ちいい……
もっと欲しい……
私はもう戻れないかも知れない……
◇
それから、どれほど経ったのだろうか。
獣神様同士の激しい交尾は未だに続いていた。
「ふふっ、もう限界か? 我はまだまだ足りぬぞ、獅子神!」
「ググッ、なんという女だ。 何度出してもこの有様とは。 淫神の名は伊達ではないということか」
蕾蜜様は獅子神様の上に跨がり、底なしの性欲で激しく腰を振っている。
部屋中が強烈な獣臭と淫臭で充満し、至る所に白濁液が飛び散り床一面がドロドロになっている。
私はすでに限界を超え人の姿に戻り、部屋の隅でその様子を虚ろな目で眺めていた。
時折、蕾蜜様の体から溢れ出た子種汁や愛液が飛び散り私の顔に掛かる。
ペロリと舌を出し、それを舐めると私の秘所からプシャーと潮が噴き出す。
私の体が自分の意思とは関係なく動く。
腰が勝手に前後に揺れ、両手の指が自らの秘所を弄る。
ヌチィッ、ネチョッ、ニチャァッ……
卑猥な音が部屋に響く。
蕾蜜様のような底なしの性欲が欲しい。
好きなときに獣化して好きなだけ交尾したい。
そんな思いで頭の中が埋め尽くされる。
「今日はこの位で勘弁してやろう」
そう言うと、蕾蜜様が獅子神様の肉棒を引き抜き立ち上がった。
ドバァーッと流れ落ちる本気汁を見て、私はゴクリと唾を飲み込む。
凄い量と臭い……
あれだけの量が私の中に注がれたらどうなってしまうのだろう。
想像するだけで下腹部の奥がキュンとなる。
「こんな物を味わってしまったら巫娼の奉仕などでは満足できない体になってしまうぞ」
獅子神様はそう言いながら満足そうな笑みを浮かべ、のしりと立ち上がる。
「介添えが必要か?」
「ふっ、たわけ」
ヨロ付きながら扉に手をかける。
「気が向いたらいつでも呼んでくれ。 最優先で駆けつける」
そう言って獅子神様は部屋を後にされた。
「そそ拭きを呼べ」
私は震える足で立ち上がり愛液を滴らせながら蕾蜜様の方へ向かう。
「どうした?」
「今日は私が蕾蜜様のそそ拭きをさせて頂きます」
その言葉を聞き、蕾蜜様がニヤリと笑う。
「許そう。 その身で存分に清めるがよい」
私は四つん這いになり、蕾蜜様の秘所に舌を這わせる。
ピチャッピチャッ……ズゾゾゾ……
淫らな音を響かせながら丁寧に舐め、奥から流れ出る濃厚な愛液と獅子神様の精液を吸い上げる。
私の秘所から何度も潮が噴き出し床に水溜りを作る。
「お前が汚してどうするのだ、全く淫乱な雌だ」
蕾蜜様はそう言いながら私の頭をがっしりと掴むと、顔を秘所へと押しつける。
「褒美だ。 最高に濃い淫神の精をくれてやる。 その身で味わうがいい」
ブシュー!!ブシュゥウウー!!
熱くて濃厚な愛液が私の口の中を満たしていく。
私は一滴も残すまいと蕾蜜様の腰に腕を回し密着しながらゴクリと喉を鳴らし必死にその愛液を飲み込んでいく。
「千代鶴もやっと本能に素直になったようだな」
蕾蜜様はそう言って笑いながら私の顔を見つめた。
「……。 良いことを思いついた。 千代鶴、お前に与える罰を決めたぞ」
私はビクンッとなりながらもゴクリと汁を飲み込み次の言葉を待つ。
「お前は今日から我の神使となれ」
「私が蕾蜜様の神使……」
口からだらしなく白濁の液を垂らしながら私は蕾蜜様へ顔を向ける。
神付きの神使。
それは神から最も[[rb:寵愛 > ちょうあい]]を受けた者に与えられる存在。
その身にお付きの神から神力を授かり、様々な権能を与えられる。
つまり、それは人を捨て神に近い力をその身に宿すことを意味する。
「千代鶴、お前は今日から我の御側付きでなく淫獣神・蕾蜜の神使だ」
蕾蜜様はそう言うと、私の耳元に顔を近づけ囁いた。
「好きなときに好きなだけ獣化し、自我をもちながら本能を剥き出しにして犯しまくるのだ」
私はそれを聞いて全身がぶるっと震えた。
獣変した時にしか味わえない最高の快楽をいつでも得られる。
「有り難き幸せにござ─── んっ!」
蕾蜜様は私の言葉を遮り口を塞ぐ。
「褒美ではない。 これは罰であるぞ?」
ニヤリと笑い、舌を強引に突き入れてくる。
口腔を犯し、喉を犯し、食道を通って胃にまで達した長い舌から私の体に神力が注ぎ込まれる。
私は涙を流しながら絶頂を迎える。
今まで私が感じてきた絶頂とは比べものにならない凄まじい快感が全身を突き抜ける。
ガクガクッ!!ブルッ!!ブシャァアアー!!
人の身で耐えうる限界を超えた絶頂が体を突き抜け、同時に大量の潮が吹き出す。
ブシャァアアー!
何度も。
ブシャァアアー!!
何度も何度も。
ブシャァアアー! ブシャァアアー!!
私は永遠に続くような絶頂の波に身を震わせ続けた。
私の口から舌を抜いた蕾蜜様が妖艶に微笑む。
まるで私がこれからどうなるのかを見通しているかのように。
私の心をねっとりとしたものが侵食していく。
これが神の力……
「ふふっ」
これが淫神の性欲……
「あははっ」
なんて素晴らしい力。
こんな凄まじい力を知ってしまったら、もう普通の生活には戻れない。
いや、戻りたくない。
今の私には蕾蜜様が変わられてしまった理由が分かる。
「……。 蕾蜜様、お願いがございます」
「何だ? 言ってみよ」
「私の体にも他の獣神様の神力を取り込みたく存じます。 蕾蜜様…… いえ、淫獣神様の神使としてふさわしい体をこの私にも授けて下さい」
「良いだろう、お前のために宴を開こう。 獣神を集めた乱交の宴をな。 ハハハハハ!」
高らかに笑う蕾蜜様の声を聞きながら、私は自分の秘所に指を入れ掻き回す。
グチュッ グチャッグチャッ クチュクチュク
激しい水音を立てながら秘所を弄り続ける。
むっとした香りが立ち込める。
蕾蜜様と同じ臭い……
私の愛液から、蕾蜜様と同じ淫神の放つ濃い牝の香りが漂ってくる。
嬉しい。
蕾蜜様と同じ体になっていく。
後は……
獣神達の神力をこの身に取り込み、淫獣神様の神使として恥じない姿と力を手に入れなければ。
早くあの日見た淫獣神・蕾蜜様と同じ姿になりたい。
蕾蜜様の悍ましいお姿を思い出し、興奮で私の秘所から大量の蜜が吹き出す。
「[[rb:淫獣神使 > いんじゅうしんし]]・[[rb:千代蜜 > ちよみつ]]。 これからはそう名乗るが良い」
私は人を捨て淫獣の神使へと転生した。
ただひたすらに快楽だけ求める淫らな獣へと堕ちた。
もう、戻れない。
戻らない。
戻ろうとも思わない。
私は淫獣神使・千代蜜。
この世の淫欲と快楽を司る淫獣神に仕える淫らな淫獣。
そしてこれから繰り広げられる[[rb:饗宴 > きょうえん]]の後、私は淫獣神の僕として相応しい力を手に入れるのだ。
この世を淫欲と快楽に染め上げるために……
つづく
[newpage]
[chapter:第4話「[[rb:混沌 > こんとん]]」]
翌日。
私は[[rb:蕾蜜 > つぼみ]]様の部屋へ向かうため、廊下を歩いていた。
「[[rb:千代鶴 > ちよつる]]さん?」
後ろから声をかけられ、私は歩みを止める。
「なんか[[rb:零 > こぼ]]してるよ? 襦袢もすごく濡れてベトベトになってるし」
振り返るとそこには一人の[[rb:巫娼 > ふしょう]]の姿があった。
昨日まで私と一緒に働いていた人間。
「ち、千代鶴…… さん……」
彼女は私を見るや目を見開き、驚いた表情をする。
自らの秘所に指を入れながら、大量の愛液を溢れさせる私の姿を見て。
「あなたに一つだけ忠告をしてあげます」
メキッ……
私は口から牙を生やし、全身の血管を浮き上がらせて真っ赤に光る目を向け彼女に告げた。
「私は[[rb:淫獣神 > いんじゅうしん]]・[[rb:蕾蜜 > つぼみ]]様の神使[[rb:千代蜜 > ちよみつ]]として生まれ変わりました。 以後言葉使いには気をつけるように」
口をパクパクさせ腰を抜かしてその場に座り込んだ巫娼の眼前に私は腰を下ろす。
淫神の放つ濃い牝の臭いが秘所から立ち上がる。
「他の者にも伝えておいて下さい。 神籍を持つ私への接し方、言葉遣い、態度、全てにおいて気を付けるようにと」
私はそう言い愛液で濡れた手で彼女の口を撫でてから立ち上がり、その場を後にする。
背後から床でのたうち回るような音と、プシューと液体が飛び散る水音が聞こえる。
私の愛液を直に取り込み一瞬にして絶頂に達したのだろう。
一介の巫娼には強すぎる刺激だ。
私の体が人ならざる者へと変わったことを改めて実感した。
私は淫獣神・蕾蜜様の神使。
人間などという下等な生き物とは違う。
この身に淫獣神の神力を宿した神属。
そして、蕾蜜様のように更なる進化を遂げる存在。
私は口元を歪めて笑う。
これから高天原、いや人間界で起こるであろう事を想像しながら。
◇
トンッ
「千代蜜です」
「入れ」
私は扉を開くと膝をつき蕾蜜様へ頭を下げる。
「千代蜜、お前は我の神使だ。 我と同じ淫神の力も持っている。 そんなに畏まる必要などない」
「そうは参りません。私はまだ蕾蜜様の足下にも及ばない存在なのですから」
私はそう言いながら部屋に入ると、蕾蜜様から距離を置き腰を降ろす。
そして、足を大きく開いて腰を浮かせると、指を秘所に入れ激しく掻き回した。
「こんなに淫神の臭いを撒き散らしおって、我に匹敵するほど十分淫乱ではないか」
蕾蜜様はそう言って笑いながら私の元へ近づき、長い舌を伸ばしながら私の秘所から溢れ出た愛液を舐め上げる。
私はビクンとなり、その刺激だけで軽く達してしまう。
「お前にもそそ拭きが必要だな」
自分でも分かるほどの淫臭を放つ愛液と潮が床を濡らしていく。
「蕾蜜様、お慈悲を。 その太くてえぐい御舌を私の中に突き刺してください」
グイグイと腰を突き上げて私は懇願する。
「これから龍神が来るというのにお前というヤツは」
「どうか淫らな私の体をお鎮めください」
「淫獣神として容赦はせぬぞ? 覚悟するんだな」
蕾蜜様はそう言いながら部屋に結界を張った。
「「[[rb:獣神変 > じゅうしんへん]]」」
私と蕾蜜様は同時に唱える。
「グァッ… グアァアア!!」
私は初めて獣神として獣変を始めた。
ゴキッ ボキッ! グチャ!
獣化に伴なう骨と肉の軋む音が全身から響く。
「アッ アッアァ……」
信じられないほどの快感が全身を包み込む。
ミシッ グチッ!
体の構造が変わる度に快感が強くなる。
前方へ突き出ていく口から涎が溢れ出して止まらない。
「グフッ…… グルルル…… グァァアッ!」
いつもの獣変の時に起こるような痛みは全く感じず、全身が性器にでもなったかのような刺激が襲う。
これが淫獣神の獣化……
気持ちいい……
私は目をぎらつかせ、更なる快楽を求めて獣化を加速させる。
私の体の筋肉が発達し、肉を突き破って真っ赤に染まる強靱な鱗が包んでいく。
首が伸び、顔が押し出されて凶暴な牙が突き出すと、太くてざらついた舌がダラリと垂れ涎がこぼれ落ちた。
脚の形が変わり、足袋を引き裂いて太い足が姿を現すと槍のような凶暴な爪が伸びる。
姿が変わっていく度に凄まじい高揚感が私の体から湧き上がる。
隣では蕾様が私に合わせ龍神の姿へと獣変を進める。
「千代蜜! 解き放て! お前の本能を剥き出しにして獣変するのだ!!」
私は蕾様の声に従い奥底から本能を引きずり出す。
もっと力を。
ギシギシ…… ボコンッ!
筋肉が盛り上がる。
足りない…… もっと!
バキィ! ゴリッ!!
骨格が太く力強く発達する。
「もっと! もっと!! もっと力をー!!! グゥオァァアア!!」
私は本能を剥き出しにして涎をまき散らしながら全力で吠えた。
鱗が逆立ち濃厚な獣臭のする汗が全身から飛び散る。
秘所から強烈な淫臭を放つ淫神の愛液と潮が噴き出す。
抑えきれないほどの力が張る。
これが淫獣神の力。
凄い…… 凄い! 凄い!!
「グオッーー! グガァァァアア!!」
理性を吹き飛ばし淫神の本能だけに支配された体で私は雄叫びを上げた。
この世の淫欲と快楽を司る淫獣神に仕える淫らな淫獣として。
「中々の姿だ、さすが淫神の神使」
「これが淫獣神の力…… これが私の力……」
姿見に映し出された私の姿は、今までの龍人になったときのものとは違う。
凄まじい筋肉の隆起と、その体を包み込む赤黒い鱗が以前より大きくより厚みを持っている。
指先は槍のような形状をした太い爪が突き出し4本指へ変化した。
足もより大きく、前に3本と踝から太い鉤爪が突き出し畳を抉る。
背中から突き出た鋭い棘も、より長く突き出し尻尾も太くなっていた。
肉食獣の鋭い牙が口に収まらないほど無造作に突き出し、その隙間から粘度の高い涎が滴り落ちる。
「これが淫獣として生まれ変わった私の姿……」
私は生まれ変わった自分の姿をまじまじと見つめる。
「他の獣神の神力を取り込めばもっと進化できるぞ? 早く我を本当の姿で相手できるように励むことだな」
蕾蜜様はそう言いながら口角を吊り上げニヤッと笑う。
そうだ。
私はまだ蕾蜜様の足下にも及ばない。
現に蕾蜜様は本当のお姿になっていない。
それは私がまだ未熟だから。
この身に沢山の獣神の神力を取り込まなくては。
「では、始めるとするか。 千代蜜の初めての獣神化の祝いだ。 本気で受けよ!!」
蕾蜜様は、鱗がささくれ立つ巨大な尻尾を、私の秘所に一気に突き刺した。
ジュブッ……!ズブシュッ!!!!
「あっあぁっ……!」
勢い良く入り込んで来た蕾蜜様の凶暴な尻尾に秘所が裂け血が吹き出すが、淫神の濃い愛液が瞬時に傷を癒す。
昨日とは比べものにならないほど激しく重い動きで私の秘所を蹂躙する。
膣壁を削り、子宮の奥を突き破らんとばかりに激しく尻尾が動く。
昨日の私は一瞬で気が遠くなり意識を失った。
しかし今は、全身を貫く快楽に酔いしれ自ら腰を振り乱す。
痛みも苦しみも全ての感覚が快楽へと変換される。
凄い……
これが淫神の体。
これが私の新しい体!
私は蕾蜜様の尻尾を両手で掴み、自らの腰を突き出してさらに深く求める。
目をぎらつかせ、本能を剥き出しにして。
蕾蜜様が口から涎を垂らし息を荒げている。
「私としたことが失礼しました」
私は自分の尻尾を蕾様の秘所へと挿入し、同じように出し入れを始めた。
鱗を逆立たせ強力な淫汁を吹き出し蕾蜜様の膣壁を抉り取る。
「ふっ、気が利くな。 もっと激しく動かすが良い」
お互いの尻尾が激しく動く。
私は何度も絶頂を迎え、潮と愛液を撒き散らし痙攣し続ける。
蕾蜜様も大量の蜜を溢れ出し、時折絶頂を迎えてはビクビクと体を震わせていた。
「これは良い眺めだ。 ワシも興奮が収まらん」
いつの間に部屋に入ってきたのか、龍神が壁に背をつきこちらを見ていた。
股間から巨大な生殖器をいきり立たせて。
「良いときに来たな、龍神よ。 千代蜜、龍神の相手をしてやれ」
蕾蜜様はそう言うと、私の尻尾を引き抜き自らの尻尾を抜いた。
「はい、蕾蜜様」
「見違えたな千代。 いや、淫獣の神使・千代蜜か」
私は濃厚な淫神の愛液を垂れ流しながら、口を大きく開け牙を見せつけるように笑みを浮かべ龍神へと歩を進める。
「生まれ変わった私の体をどうぞお試し下さい」
そのまま龍神を仰向けに寝かせ、私はその上に跨がった。
龍神の顔を見下ろしながら、私はゆっくりと腰を落としていく。
ズリュッ……!
龍神の大きな生殖器が私の秘所を押し広げる。
私は膣を締め上げ、ゆっくりと味わうように腰を振り始めた。
「いつもの乱暴なお前も良かったが、自我を持ち仕えられるようになったお前も悪くない」
「お望みでしたらいつでも凶暴化しますので。 ただ昨日までとは比較にならないほど残忍となりますのでご注意を」
私はそう言いながら、腰の動きを徐々に早めていく。
「千代蜜、相手など気にせず本能で動け。 それが獣神だ」
「はい。 肝に銘じます」
「歓迎するぞ、淫獣神の神使よ。 お前に高位の神籍を与えよう」
「ありがたき幸せ」
私はそう言いながら力強く腰を動かし続けた。
龍神を骨抜きにするまで……
◇◇◇
それから一月後。
私は様々な獣神と交わりを続け、この身にその神力を取り込み続けた。
高天原の獣神と本気の交尾に明け暮れ、全ての獣神の神力が私の体に宿った。
これで私の体は……
「ふぅ~ 相変わらず千代蜜の本気は堪らん」
「ありがとうございます」
私の下で虎神が息を切らせて呟く。
虎神の姿へ獣変している私は、お辞儀をしながら彼の男根を締め上げ肉棒を抜く。
「獣神の癖に礼儀正しいな」
「私は獣神の力は持っていますが蕾蜜様の神使。 立場は弁えているつもりです」
虎神はふらつく足取りで立ち上がると、私の顔へ手を伸ばし顎をクイッと持ち上げてキスをする。
「そういうところも含めてワシはお前にぞっこんだ」
「私も大好きです。 獣神の皆さんの力強い交尾が」
私は虎神の口に舌を入れ口腔を犯す。
そして、口の中から抜いた舌を伸ばしながら首筋、腹に這わせて肉棒を巻き付け締め上げると残りの子種汁を拭き取った。
「こんな技まで覚えおって。 お前の体はどうなっておるのだ?」
「皆さんから頂いた神力のお陰です。 きっと私の本当の姿を見たら恐怖で逃げ出してしまうと思いますよ?」
私はそう言いながら妖しい笑みを浮かべ虎神を見送る。
「そそ拭き、掃除を」
「はい」
そそ拭き達が駆け寄り、私の秘所から溢れ出る愛液と虎神の子種汁で濡れた股間に口を付け舐め取っていく。
プシュッ!
濃厚な臭いを放つ淫神の愛液の効果により、そそ拭きの体が絶頂に伴う痙攣を起こし潮を噴き出した。
私の秘所から顔が離れ、ぽたりと愛液が床に垂れ落ちる。
「床に垂れてますよ? もっと顔をつけて奉仕なさい」
「も、申し訳ございま─── んぶっ!」
私は彼女の頭を押さえつけ股間に顔を埋めると、口の中に更に濃厚な愛液を流し込む。
そそ拭きは両目を全開まで見開き、口から逆流しそうなほど注がれた愛液を痙攣を起こしながら必死で飲み込んでいく。
ゴクッ
喉を鳴らして飲み干し、彼女の首筋に太い血管が浮き上がり脈打つのを確認してから、私はようやく手を離す。
彼女はその場に崩れ落ち四つん這いになると、激しく咳き込みながらも必死に呼吸を整える。
「下がりなさい。 次のそそ拭きは前に」
私はそう言ってそそ拭きを退かすと、また新たなそそ拭きが現れる。
ニヤリと笑みを浮かべ、私の秘所へ顔を埋めるそそ拭きに同じように濃厚な愛液を流し込む。
「ごぶっ! うっ…… ぶぼっ……!!」
ゴクッ
彼女も喉を鳴らし私の愛液を飲み干すと、襦袢の下で体が波打つ。
私はその様子を満足げに見つめた。
私に付くそそ拭きは専属ではない。
遊郭で奉仕する巫娼が持ち回りで担当している。
この者達に私が淫神である事を教え込むために。
私の体液を与えるために。
そして、彼女たちを作り替えるために。
この遊郭で奉仕する巫娼は全て私のそそ拭きを行った。
最低でも一人10回、私の体液を彼女たちの体が取り込んだはずだ。
これで全員……
準備は整った。
「巫娼を全員大広間に集めなさい。 今宵は蕾蜜様と私からあなた達へ神授があります」
私はそう告げると自室を後にし、蕾蜜様の部屋へ向かう。
この後は、獣神達を呼んだ淫乱の宴が待っている。
今から楽しみで仕方がない。
蕾蜜様の部屋へ近づく度に淫臭が濃くなってくる。
私の秘所から意思とは関係なく愛液と潮が噴き出す。
メキッ ボキッ!
歩を進める度に体が勝手に獣神化を始める。
「グフッ…… グルルル……」
ズシンッ!
私が足を付けた床が重みに耐えきれずに沈み込む。
秘所から凄まじい臭いを放った愛液と、全身から淫汁が噴き出し辺りに撒き散らかされる。
廊下の至る所で巫娼達が蕾蜜様の部屋から漂う匂いと、私の体から放たれる淫臭に当てられ倒れ込み、もがき苦しんでいる。
目を見開き、獣のような叫び声を上げながら。
「押さえ込まず本能を解放なさい。 さぁもっと、もっとです」
私は床でもがき苦しむ彼女たちに淫神の愛液を吹きつけ、強制的に本能を解放させる。
「グギギギィ! グハッ!! グギャー!!」
私の愛液を浴びた巫娼達の体からゴキゴキと鈍い音が響き、一斉に雄叫びを上げる。
廊下中に響き渡るその音と声を聞きながら、私は蕾蜜様の部屋の前に立つ。
扉越しでも分かるほどの濃厚な獣欲の香りが私の本能を掻き立てる。
「淫獣神蕾蜜様、準備が整いました」
私はそう言うと、返事を待たずに部屋に入る。
2本の巨大な尻尾が左右に揺れている。
真っ黒に染まる強靱な鱗に包まれた体。
両肩には凶暴な牙を持った口が生え、そこから絶えず涎が流れ出している。
4つの腕の先には何でも切り裂けそうな凶暴な爪。
秘所から放たれる愛液は、人であれば一瞬で狂うほどの臭いが放たれ、全身からも強力な淫臭を伴う淫汁が吹き出している。
その姿は獣神を遥かに凌駕し、様々な獣を混ぜ合わせたようなおぞましい姿。
その力は龍神さえも軽くひねり潰せるであろう。
そんな存在が私の目の前にいる。
「美しき姿にございます。 淫獣神様」
淫獣神様が、耳まで裂け長く前方へ突き出た口を開いて私に笑みを浮かべる。
「お前も我と同じ姿であろうが。 真おぞましく美しき姿だ」
鋭い牙が無造作に突き出した口が強烈な淫臭を放つ白い涎をポタポタッと滴り落とし私の顔に近いてくる。
私はそれを受け入れるように長く太い異形の舌を絡ませる。
ジュボッ……! ジュルッ……!!
互いの舌が絡み合い、ドロリとした大量の白い粘液が口の中へと流れ込む。
私はそれを一滴も零さず飲み込んでいった。
「行くぞ」
「淫獣神様の仰せのままに」
私達は大広間へと向かう。
この世の物とは思えないおぞましい姿で。
至る所で巫娼達が意識を失い倒れている。
その横を私達が通り過ぎると、気絶していた巫娼達がむくりと立ち上がりその後を付いてくる。
彼女たちは人の姿を保っているが、口からは牙が突き出し真っ黒に染まった目には縦に割れた黄色い瞳が輝いていた。
口から涎を垂らし、秘所からは淫獣の臭いを放つ愛液がダラダラと流れ落ちる。
◇
大広間。
中から巫娼達の喘ぎ声と、獣神達の歓喜の声が聞こえる。
すでに宴が行われているようだ。
しかし、それは前座。
これから、この中では今まで経験したことのない光景が繰り広げられる事となるだろう。
宴の本番はこれからだ。
私は大広間の襖を開ける。
「みな楽しんでくれているようで何よりだ」
蕾蜜様が獣神達に語り掛けると、全員がこちらに視線を向けた。
「ほう、その姿は蕾蜜か? 随分とおぞましい姿だなぁ」
龍人が蕾蜜様に口を開いた。
「馴れ馴れしいぞ龍神。 立場を弁えよ」
「なにぃ?」
龍神が私を睨みつける。
「お前…… まさか千代蜜か? なんだ、その姿は」
「立場を弁えなさい。 獣神ごときが私に同じ事を二度も言わせるな」
私は獣神を睨み付ける。
「グッ! 体が動かん!」
周りの獣神が事態を把握できずにいる。
巫娼達も蕾蜜様と私のおぞましい姿を直視できず、至る所で吐瀉物をまき散らしている。
蕾蜜様がゆっくりと歩みを進め、大広間の真ん中で立ち止まり神勅を告げた。
「今日から高天原は我が治める。 お前たちは淫獣神である我が命令に従い奉仕せよ」
蕾蜜様の言葉に獣神達がざわめく。
「淫獣神様の御前で騒ぐなど不敬にも程がある。 口を慎め無礼者共」
私は彼らを睨み付け口を塞いだ。
「巫娼達よ、獣神共をその身で骨抜きにしろ」
「あなた達にはその為の神授を与えました。 さぁ、本能のままに獣神共を犯しなさい。 ……獣変せよ」
淫獣神様の言葉に続き私が後を継ぐ。
直後、巫娼達が一斉に頭を抱えながら発狂にも似た悲鳴を上げる。
「ぎゃー! ぐぎゃー!!」
巫娼達が涎を撒き散らし暴れ出す。
彼女達の体がメキメキと音を上げ、徐々に変化していく。
「グガァー! グァァアアア!!」
巫娼達が一斉に様々な姿へと獣変を始めた。
ある者は体中が黒い毛に包まれ、ある者は鱗が全身を包み込んでいく。
牙が生え、鉤爪が突き出し、尻尾が生える。
巫娼達が次々と獣人へと姿を変えていく。
大広間に獣の臭いと淫臭が充満し、部屋を包み込んだ。
「犯せ! 犯し尽くすのです!!」
私は変わり果てた巫娼達に命を下した。
「グオォォォオオ! グガァァアアア!!」
獣変を終えた巫娼達が次々に獣神達へ飛びかかり、強靱な力で体を押さえつけながら快楽を求め激しく腰を振り乱す。
ただひたすら本能を剥き出しにして。
獣神達は抵抗するが、彼女たちの力が強すぎてどうすることも出来ない。
獣変した巫娼達はただの獣人ではない。
淫獣神様と私の持つ淫神の力を取り込んだ獣人達だ。
彼女たちは獣神の力さえも圧倒するだけの力をもった淫獣。
それが今の彼女達。
淫獣と化した巫娼が獣神を犯し続け、獣神が膣内で射精すると即座に巫娼が入れ替わり新たな神力を取り込み続ける。
巫娼が絶頂を迎える度に、彼女たちは更に進化していく。
獣神ごときが彼女たちに敵うことは絶対にない。
「グオー! もっと出させろ!! もっと俺から神力を搾り取れぇ!」
獣神達は次々と彼女たち淫獣の力で自我を奪われ、快楽だけを求める体へと堕ちていく。
彼らはこの先、巫娼達の獣欲を満たす性処理道具へとしてのみ生を許される存在へと成り下がった。
それが淫獣神である蕾蜜様の望む新しい高天原の姿。
獣欲と快楽だけが支配する、淫靡で退廃的な世界。
私が、蕾蜜様の思い描く理想郷を作り上げる一助となれたことが、何よりも嬉しかった。
「千代蜜、お前は今日から私と同じ淫獣神を名乗れ。 そして我と共に高天原を、いやこの世を纏め上げよ」
「仰せのままに」
私は目の前で繰り広げられる宴を眺めながらそう答えた。
蕾蜜様と同じように、彼らに向け猛悪な笑みを浮かべながら。
「龍神はお前の所有物だ。 最後に徹底的に堕とし傀儡とせよ」
「淫獣神千代蜜の力、その目でとくとご覧ください」
私はそう言うと、龍神に歩みを進める。
龍神はかろうじてまだ自我を残しているようだが、それも時間の問題だろう。
意識のある内に、その体に絶対的君主である淫獣神との力の差を本能に刻み込む必要がある。
「龍神よ、お前は淫獣神である私が直々に堕としてあげます。 光栄に思いなさい」
私は4つの腕で龍神を持ち上げると、肉棒を秘所に突き入れる。
「グゥッ!」
龍神は苦しそうな声を上げているが、私は構わずに龍神を振り続ける。
膣を締め、ひたすら出し入れを繰り返しながら龍神を犯す。
まるで物のように。
ゴキリッ ベキベキ
龍神の背骨が折れるほど激しく打ち付け、肉棒が根本まで入る度に骨の砕ける音が響く。
「ハァ…… グルル…… ハァハァ」
龍神はその力の差を受け入れ自分の立場を認識したのか、うっとりとした表情で甘い声を上げ始めた。
私はそれを見て口元を歪め、まるで意思を持つ生き物のように膣を蠢かせながら龍神の肉棒を限界まで締め上げる。
ドピュッ! ドピュッ!
私の子宮に大量の子種汁が注がれ、龍神はグッタリと気を失った。
「龍神ともあろう者がこの程度とは情けない。 ふふっ。 アハハハハ! グギャァァアア!」
私は完全に堕ちた龍神の体を投げ捨て、変わり果てた自分のおぞましい体を誇示しながら笑い続けた──
この日、獣神達は淫獣神の下にひれ伏した。
何千年も続いた高天原の終焉。
神界は淫獣神が支配する淫欲にまみれた世界へと変わり、神界の影響を受ける下界も瞬く間に淫欲の世界へと変貌を遂げる。
神界と下界の境は曖昧になった。
下界は男が獣化し女を犯す世界。
神界は女が淫獣と化して男を犯す世界。
人間の雌は神界で淫獣になることを夢見て、毎日獣人と化した男に抱かれ続ける。
彼女たちの憧れであり、神として敬う絶対的な存在。
それが神界を統べ、淫獣神であるの二柱の最高神。
神界と下界を統べる絶対神である私、千代蜜と蕾蜜。
私は淫獣神として、今日も蕾と共に屈強な獣神共を犯し続ける。
人の姿を忘れ、異形の姿で尽き果てることのない性欲を貪り続ける。
ただひたすらに快楽だけを求めて。
私達がいる限り、この世は淫欲で満たされるのだ……
完