私はかねてより夢を持っている。夢、という表現が適切かどうかは定かでない。欲望と言い換えた方が正しい気もする。兎にも角にも長年に渡る私の夢は今日ようやく叶った。
現在、私が見守る先には縦にも横にも大柄なガチムチ体系の犀獣人が両手足を縛られ、マッサージなどに使われる施術用のベッドで仰向けに寝かされている。彼をここに攫ってきたのは他ならぬ私の仕業だ。
道端で偶然出くわしたサイの鼻に睡眠薬が付着した布を後ろから押し当て、必死の抵抗も虚しく彼は意識を手放した。苦労して巨体を担ぎ車に乗せてから自宅へと戻り、強度に優れた特注の枷を嵌めて彼が目覚めてから身動きが取れない様にしておいた。時間的にそろそろ目覚めるはずだ。
と、そんな風に思っていたところ。ベッドに身体を預けるサイがおもむろに薄目を開けてううんと低く唸る。まだ寝ぼけて頭が上手く回らないらしい。
「あれ、ここ、どこだ……? 確か俺、家に帰ろうとしてた途中で……っ!? な、何だこれ、どうして全裸なんだ!? し、しかも起き上がれねぇっ、一体どうなってんだよ!?」
「やぁ、こんにちは。色々とパニックかもしれないけどまずは落ち着いて。でないと会話が成り立たないからね」
私が声を掛けると彼はこちらにキッと鋭い視線を向ける。それもそうだ、この状況において誰が犯人かは明白なのだから。
「てめぇ……何が目的で俺を連れ去った? 金か? 家族から身代金でもせびろうってのか?」
「いやいや、そんなつもりは毛頭ないよ。ただ私は君とゲームがしたいんだ。もし君が勝てば──賞金として100万円を贈呈しよう」
その言葉と共に私は懐から札束を取り出して近くのテーブルに置く。突拍子もない提案にサイは目を丸くし、先ほどと打って変わり困惑した声を発する。
「げ、ゲームって一体何なんだよ?」
「至って簡単さ。制限時間は30分、それまでに君が射精したら私の勝ち。射精せずに耐えたら君の勝ちだ。この上なくシンプルなルールだろう?」
「しゃ、射精だと? それを我慢すりゃホントに100万が貰えるのかよ?」
「もちろん、約束は守るよ。ただし君が負けたら相応のリスクは背負ってもらうがね。どうする? やるかい?」
「……どっちみちやるしかねぇんだろ。お前の口車に乗るのは癪だが、そのふざけたゲームに挑戦してやるよ。早くしやがれ」
「ではタイマーをセットする。これよりゲームスタートだ」
予め用意しておいた卓上時計のスイッチを押し、29分59秒から刻々と秒数が減っていく。
手始めに私はサイの股座でだらんとぶら下がる立派なサイズの一物に触れ、まだ芯が通っていない柔らかな感触の竿をぐにぐにと握り軽く扱いてみる。しかしこれといった反応は無く、勃起する気配は一向に感じられない。
「ふーむ、なかなか大きくならないね。これは手こずりそうだ」
「当たり前だ。男に手コキされて勃つかよ、気色悪い」
「だったら仕方ない。早々にこれを使わせてもらうとしようか」
ベッドの下の引き出しに入れておいた容器を取り出して蓋を外し、中に入った液体をサイのペニスに上から垂らす。更に手でグチャグチャと広く塗り込み、皮膚に浸透するのを待つ。
「おい、こんなので勃起する訳ないだろ。ふざけるのもいい加減に……うぐっ!?」
その時、自信満々の口ぶりだったサイに異変が起きる。ピクリともしなかった肉茎がグングンと鎌首をもたげて屹立していき、瞬く間にその砲身を上向かせて臨戦態勢となった。
「う、嘘だろ……。お前、さっき塗りやがった液体に変なもん入れたな!? 絶対そうに決まってる!」
「御名答。あのオイルには媚薬効果のある成分が含まれていてね、即効性も強いから効き目満点だったね。さて、これで射精の準備は整った。あとは小細工なしで私の方から直接やらせてもらうよ」
最大まで張り詰めたサイのデカマラを掴み、ゴシゴシと上下に扱いて刺激を与える。すると明らかに先ほどと異なる反応が返ってきた。
「んっ……ふぅぅっ……くっ、あっ、んおっ……」
「艶っぽい喘ぎ声が漏れてるね。オイルの影響で敏感になってるんじゃないか? 随分と気持ち良さそうで私としても嬉しいよ」
「き、気持ち良くなんか、ねぇっ……! ただ、く、くすぐったい、だけだ……!」
「素直じゃないなぁ。お、そうだ。乳首も弄ったらもっと気持ち良くなるかも」
「や、止めろっ……んはあああっ!」
片手でチンポを弄りながらもう片方の手で乳首をギュッと摘むと、サイは背中をビクンッと跳ねさせて枷の鎖がジャラジャラと鳴った。
私の手から逃れようと身を捩るものの、拘束されている状態ではそれも叶わない。サイの肉体は小刻みにビクビクと震えて得も言えぬ快楽をその身に刻む。
「鈴口から我慢汁が垂れてきてるよ? 段々と射精したくなってきたんじゃないのかい? ここには精液がたっぷりと貯蔵されているんだろうね」
私は二つの大ぶりな玉をさすさすと撫でながらサイに語り掛ける。手の平でころころと転がすと縮こまっている事が分かり、着実に精を吐き出す瞬間が迫っているのを実感できる。
「ぐっ、クッ、ソ、イッて、たまるかっ、俺は、あの100万を獲得して、お、女遊びに使うんだっ、あがっ、負けて、たまるかぁっ!」
「まさにノンケの鏡だね、そういう男を完膚なきまでに陥落させるのが私の愉しみなんだよ。どこまで本能に抗っていられるかな?」
時計のタイマーを見るとチャレンジ終了まで10分を切っている。残り時間からするに悠長な真似は出来ないと考え、私はサイの肉棒を咥え込み敏感な亀頭に舌を這わせてジュポジュポと舐り回す。同時に乳首も愛撫して限界寸前の彼を追い詰めていく。
「ふんっぐああっ! はおっんっ、ぬごおおおぉぉっ、や、ヤバ、いいっ、た、耐えろ、耐えろ俺ぇっ、耐えっ…………うぐうああああああぁぁぁぁっっっ!!」
独り言を呟き懸命に堪えていたサイだったが、やがてけたたましい叫び声と共に私の口内でザーメンを大量に射出した。粘っこい種汁を喉の奥に嚥下し、放精が収まった頃合いで未だ小刻みに脈動するチンポから口を離す。
「頑張っていたけど惜しかったね。ゲームの勝者はこの私だ」
「ハァッ、ハァッ……ち、チクショウ。野郎にイカされるなんざ、一生の不覚だ」
「では約束通り、負けた君には罰ゲームを受けてもらうよ。そういう取り決めだったからね」
「な、何をするつもりだ……?」
「うーん、そうだね。じゃあ君には私のペットになってもらおうか。愛玩動物として存分に可愛がってあげるよ」
「ぺ、ペットだとぉ!? 誰がてめぇみたいな変態のペットになるかよ! こんなゲーム無効だ、無効!」
「負けたら相応のリスクを背負うと事前に了承したはずだろう? にも関わらず約束を反故にするつもりかい?」
「うるせぇ! 良いからさっさと俺を解放しろ、今すぐにだ!」
「やれやれ、予想はしていたけど往生際が悪いね。そんな君にはお仕置きが必要だ。私が躾を施してあげるよ」
そう言って私はおもむろに服を脱ぎ、サイと同じく全裸の格好と化す。私の唐突な行動にサイは目を丸くし、僅かに恐怖の色が滲む。
「お、おい。まさかお前……」
「察しがついたかな? そう、私は今から君を犯して雌堕ちさせる。身も心もホモセックスの色にどっぷりと染め上げてみせるね」
「だ、だからオレはホモじゃねぇって散々言ってんだろ! 耳が腐ってんのか!?」
「ノンケをホモにするからやり甲斐があるんだよ。ま、ここであーだこーだと議論しても話は進まない。君の肉体を味わい尽くすとするよ」
「くっ、来んな! 来るんじゃねぇっ!」
私がにじり寄るとサイは怯えた顔つきで焦り、その場から逃げ出そうとするが拘束具によって身体の自由は奪われている。
ゆっくりと施術ベッドに乗った私は上からサイに覆い被さり、彼の顎を掴んで固定したまま強引に唇を重ね合わせた。
「んっ、んんーっ! んんんーっ!」
もごもごとくぐもった声で喚き散らすサイの口に舌を侵入させて絡め、ピチャピチャと卑猥な水音が室内に奏でられる。ひとしきりディープキスを堪能してから私は顔を遠ざけた。
「初めて知ったけどサイの舌は長いんだねぇ。私との口吻はどうだったかな?」
「さ、最悪に決まってんだろ……。全力でお前をぶん殴ってやりたい気分だ」
「あはは、それは怖い。でも──君のココはまたしても硬くなってるよ? これが何よりの興奮した証拠じゃないか?」
再び怒張して立ち上がるサイの雄根を撫で回しながら指摘すると、サイは図星だと言わんばかりに口をキュッと噤む。段々と彼の心に変化が訪れているのを私は確信した。
これはもう一押しで望み通りの展開に持っていけるかもしれない。失敗した際のリスクは大きいものの自分の直感を信じ、思い切ってサイの両手両足に嵌めた枷を一つ残らず外した。
何故か拘束から解かれたサイは驚きの表情を浮かべ、台の上に寝転んだまま私へと問い掛ける。
「……どうして枷を解いたんだ? 怒り狂った俺に殴られるかもしれないんだぞ?」
「それならそれで仕方ない、甘んじて受け入れるよ。ただ私は、君と対等な状態で雄交尾をしたいんだ。でないとレイプしてるのと相違ないからね」
「十分レイプ紛いの行為はしてたがな。そもそもの話、オレを拉致った時点で犯罪じゃねぇか。許されようとしても到底無理だぜ」
「その指摘はごもっともだ。無論、許されようなどとは思っていないよ。君を拐ったのは私のエゴであり、情状酌量の余地など全くありはしないからね」
「ったく、変な奴だ。あっけらかんとしててこっちも怒る気力が無くなっちまう。この際だからお前とセックスでもして鬱憤を晴らすか、俺はまだまだ性欲が有り余ってるんでな」
握り拳を引っ込めたサイはニヤリと不敵に笑い、腰をカクカクと動かして私の尻に熱くガチガチな勃起チンポを押し付ける。
彼の期待に応えるべく、私はアナルの入口にローションを塗りたくって滑りを良くし、サイの股間に跨って男根を尻穴へとあてがい腰を下ろしていく。ズブズブと音を立てて腸内に突き込まれていき、圧迫感に苛まれながらも挿入が完了した。
「んっ……♡ ふううっ……♡ ぶっといチンポが、私のケツマンコにずっぽり挿入ってるうううぅぅっ……♡」
「キツキツだな、もしや処女か? 初物を犯すのは久しぶりだから男相手でも昂ってきたぜ。オラッ、しっかりケツ締めとけよ! 逆にお前を俺の性処理ペットにしてやる!」
私の腰を掴んだサイは暴力的なまでに激しく腰を突き上げ、私の腸内をバチュンッと奥底まで猛烈に掻き回す。
「んはああああっ♡ きっ、気持ち良いっ♡ チンポでおまんこズポズポされるの気持ち良いのおおおぉぉぉぉっ♡ ひううっ♡ おほおおおっ♡」
「射精チャレンジとかほざいてた奴が無様なアヘ顔晒しやがって、とんだお笑い草だなぁッ! そんなに犯されたかったらケツ穴ガバガバになるまでヤってやるよ! このチンポ大好きクソザコ人間めッ!」
「は、はいぃぃぃぃぃっ♡ わっ、私は獣人様のおちんぽに勝てませんでしたああああっ♡ どうぞ惨めな私にっ、ご、ご慈悲をお願いしまっ、しますうううぅぅぅぅぅーーっっっ♡」
サイに罵られながら容赦なくガン掘りされて私は卑しくはしたない喘ぎ声を響かせる。ザーメンが中に出されて下腹がぽっこりと膨らみ、散々ヤり尽くしてからサイは私を置いて部屋から出ていった。
屈強な雄を堕としたいという夢を叶えようと試みてその結果、今回雌堕ちしたのは無念にも私の方だった。これはこれで案外悪くないが、また次の機会には相手を完堕ちさせてみせると尻穴から精液を漏らしつつ心に誓った。
そして此度の教訓としては、相手が淫語垂れ流しのアヘアヘトロ顔になるまで拘束を外してはいけない。でないと私のアナルがケツマンコにされて挙句の果てには獣人専用のオナホとなってしまう。そこをしっかりと気を付けよう。