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転生したらザングースでした。ネコイタチの日常生活。第七話
タツヤ「一体・・・何だろう?この光の穴は?」
タツヤはビックタランチュラを撃破し、帰ろうとしたその時、大樹の根元から何やら輝かしい光を放っている小さな穴を見つけた。
タツヤ「何だろう?覗いても何も見えねぇ。」
タツヤは穴覗いたが暗くて何にも見えない。穴に手をかけた次の瞬間!
タツヤ「うわっ!な、な、な、な、な、何だ!?か、身体が吸い込まれて・・うわーーーーーー!!!!」
タツヤの身体がみるみる穴に吸い込まれてしまったのだった。
第七話「安らぎの一時。」
穴の中に吸い込まれたタツヤは目を覚ました。
タツヤ「・・・ん・・う・・・ん・う~ん。ハッ!ここは!?」
タツヤは辺りを見渡したが真っ暗で何も見えなかった。
タツヤ「俺は確か穴に吸い込まれた筈!?おーーい!!」
タツヤの声「おーーい!!、おーーい!!。」
タツヤの声は響いたが返事がなかった。
タツヤ「嘘だろ!俺、一体どうしたら。ん?何だ!?」
タツヤはしばらくすると、身体が大きくなり、マシュマロボディ大の状態になっていた。
タツヤ「(デプルン)えー!!嘘だろ!何でだ!?だって魔力はそんなに残ってないのに勝手にマシュマロボディが!?と、とにかく元に戻んないと。」
タツヤは元に戻るよう念じたが、デカイお腹だけの姿のままだった。
タツヤ「(デプルン、プルルン)戻らない?何故!?・・・仕方ない・・このまま動くか・・よいしょっと(ドスーン!プルルン)」
タツヤはデカイお腹の姿のまま動いた。足もないのでジャンプしながら動く。
タツヤ「(ドスーン!ドスーン!プルルン、プルルン)け、結構、この姿、あんまり疲れないなあ。でも、こっから速く出たいよ!あの!エルフが待ってるんだぜ!(ポッ)」
タツヤは鼻息を荒くしながら動いた。少し動いていたら、何やら不思議な煙?が宙に浮いているではないか。
タツヤ「(ドスーン!プルルン)あっ!あれは!?行ってみよう。(ドスーン!プルルン、ドスーン!プルルン)」
タツヤは不思議な煙の前までやって来た。
タツヤ「(プルルン。)これは一体?」
?「・・・・たね。・・」
タツヤ「(プルッ!?)ん?何だ!?」
?「ようやく解放出来た!」
タツヤ「(プルルン。)声!?誰なの?君は?一体何処から?」
?「謎のモンスターよ!よくぞ、ワシの声に駆けつけてきた。」
タツヤ「(デプルン)あの~、煙で姿が見えないんだけど~。」
?「スマンな、何せワシの身体はないのじゃから。」
タツヤ「身体がない?」
?「さて・・・まずは礼をさせて貰う。あのデッカイ蜘蛛をよくぞ倒してくれた。礼を言うぞ。モンスターよ。」
タツヤ「(プニッ)は、はぁ。ど、どうも。」
?「さて、まずは何から説明させていこうかのう。」
タツヤ「まず・・ここは何処なんだい?」
?「ここは、聖域の住み処と呼ばれていて、ワシらダンジョンの守り神が住んでいる所じゃ。ここでは、魔力が増大になっており、普通の人が入るとその大量の魔力に気分を悪くさせてしまう。この空間では魔力の消費が激しい物のスキルが自動的に作動するようになっておる。オヌシのその姿もここの空間で正常にするためにな。」
タツヤ「だから。(デプルン)マシュマロボディ大が起動して元に戻れなくなったのか。あのさ、俺、元のラピスファームに帰りたいんだけど。」
?「帰り方ならある。」
タツヤ「本当に!?」
?「じゃが、まずはワシの話を聞いてはくれないか?」
タツヤ「・・(帰れるんだから、別に良いよね。)良いよ。」
?「では、まぁ、座ってくれ。」
タツヤ「この姿じゃあ、座れませーん。」
?「フォフォフォ、ではそのままで。ワシの名は『ズー』この森に昔から住んでおる守り神じゃ。」
タツヤ「俺は、タツヤ・ザングース!今のこの姿は、これは、俺の腹だ!(デプルン、プルルン)」
ズー「お、オヌシ、中々ユニークなスキルを持っておるのう。」
(プニッ、プニッ、プニッ、ポヨン)
ズーはタツヤの身体もといデカイお腹を触った
ズー「フォフォフォ。ユニークなスキルじゃのう。それに変に気持ちいい感触じゃ。」
タツヤ「そ、そりゃあ・・どうも。💧」
ズー「さて、オヌシに問うぞ、人間よ。」
タツヤ「!!」
ズー「フォフォフォ。なぜ知っておるのかっと顔にそうでて、ありゃ、今は顔もない状態じゃったな。」
タツヤ「そりゃあ、この姿じゃあね。💧魔力の多いこの空間では、この姿を保つ方が良いみたいだ。」
ズー「ワシがオヌシを知っとるのは、以前オヌシは崖がらおちたじゃろう。」
タツヤ「あっ!あの時!」
そう・・タツヤは転生した翌日にグリズリーベアに襲われて、逃げ場がなく、一か八か崖から飛び降りたのだ。
ズー「そう。その時、そのデッカイ姿になったのを見かけて、ワシは風を操ってオヌシの崖の衝撃を和らげたのじゃ。」
タツヤ「(そうか。あの時、とっさにマシュマロボディ大が発動して、更にズーの魔法で大怪我せずにすんだんだ。)」
ズー「オホン。では話を進めるぞ。今から数百年も昔、この地に全てを喰らい尽くす大魔王がおった。そやつは、村や町を壊滅し、森や海や山をもなきものにした。神様は、特別な魔力を持った者を賢者として召集した。あるものは火山を支配する火の賢者に、またあるものは海流を支配する水の賢者に、またあるものは自然を操る森の賢者に。そうして、集められた20人の賢者の協力もあり。大魔王は封印したのだった。じゃが、賢者達は大魔王の封印と引き換えに、身体をなくす事となってしまい、それぞれの場所の神として、永遠に眠りについたのだった。」
タツヤ「話を聞いた限りじゃあ、貴方も賢者の一人って事になるよね。」
ズー「そうじゃ。じゃがワシはご覧の通り姿形がないから何もすることが出来ない、それに、ワシの増大な魔力の性で一部のモンスターが暴走してしまっておる。オヌシが倒したビックタランチュラも、その一体じゃ。オヌシが倒してくれたお陰で、ワシの魔力が少し戻って来たのじゃ、礼を言うぞ。タツヤとやら。」
タツヤ「い、いやいや、俺は偶々(プルン)じゃあ、この空間はズーの魔力の一部だって言うの?」
ズー「ご名答!」
タツヤ「少しでこんな魔力空間だなんて、取り戻したらどんだけ増大になるのやら。下手したら町中大混乱になるぞ。」
ズー「・・・オヌシに頼みがあるのじゃが。」
タツヤ「(プルルン)?」
ズー「各エリアで暴発しておる魔物を退治してワシら賢者の魔力を解放してやってはくれないかのう。」
タツヤ「はい!?」
ズー「勿論!無料とは言わん。倒したさいには、オヌシにしか見えない光の穴が出現する。ワシと同じ賢者が出てくるのじゃ。それに、オヌシの魔力を強化しよう。さて、ちょっとオヌシの身体を触るぞ。・・・・・・・・・・・」
タツヤ「(プルルン)あの~。」
ズー「ハァーーーーーー!!!!!」
タツヤ「(プルルン!)うわっ!(プルルン!)うわっ!な、何だか身体が熱い!!いや、力がみなぎってくる!?」
タツヤは自分の身体の違和感に気づいた。今までより魔力が少し高まってくるのを感じた。身体と言うかお腹がぐにゃぐにゃ動く。
タツヤ「(プルルン、プルプル!プルルルルル!ビューン!!・・プルルン。)おうっふ。滅茶苦茶変な動きがあったけど?」
ズー「すまんのう、今のワシの魔力じゃあ、これが精一杯じゃ。じゃが、オヌシに新しいスキルが生まれたようじゃぞ。」
タツヤ「(プルルン)本当に!?なんだろう。(プル)あれ?あっ、手が出ないから。スキルの確認すら出来なかった。」
ズー「ホッホッホッホッ。オヌシもずいぶん間抜けじゃのう。」
タツヤ「(プルルン!ムカ!)おい!それはないだろう💢」
ズー「すまんのう。!!」
何やら空間がおかしくなってきた。
タツヤ「(プルルン!!)何だ!?一体何が!?」
ズー「どうやら、この空間がもう少ししたら消えてしまう。タツヤよ。あの出口から出るんじゃ。さぁ!速く!」
タツヤ「ズーさん!ズーさんも速く!」
ズー「ワシは実体がないからここから動けんのじゃ、さぁ!元の場所へ帰るのじゃ!いつかまた会おう!有田タツヤ!転生者の人間よ!」
タツヤ「(プルルン)ズーさーん!!」
タツヤは光の出口へと行った。
ピューン!ドスーーーーン!!
タツヤ「(ピコン!ピコン!)うわっとっ!ここは!(シュルシュルシュル)つてうわっ!」ドテッ!
タツヤは元の森へ戻ってきた。戻った際に巨大なお腹の模様が点滅し、元のザングースに戻った。突然すぎたので、タツヤはしりもちをついた。
タツヤ「うううう。なんだったんだ、今のは。本当に、なんだったんだ。あっ!そう言えばスキル!」
タツヤは自分のスキルを早速確認した。
・スキル 『毒無効』 『マシュマロボディ』『炎魔法』
『猫変身 』 new『波動魔法』new『風魔法』
タツヤ「やっぱり、ズーが言っていた通り、新しいスキルを獲得してる!風魔法は、リーがやった奴で間違いないけど、この波動魔法って何だ!?早速試してみよう!その前に魔力がなくなったから魔清水、魔清水っと。案外使わなかったからなー。これを(グビグビ)フゥ、これでよし!さて、早速。波動魔法!(ビビビビビ)」
魔法を発動した途端、タツヤの手のひらから玉が出た。
タツヤ「!!こ、これって!もしかして!!よし!ハァーーー!!『はどうだん!!』(ビューン!!ドカーーン!!)オオオオオオオオーー!!!俺は、とうとうルカリオみたく波動の勇者になったのか!スゲーー!!♪(プルルン)こんな・・だらしない腹の勇者はカッコつかねぇ。・・・でも、意外と威力があるんだな。これも魔力が強化されたお陰なのか?まぁ、いいや。さてと。」
タツヤはスキルの確認を終えると、靴を履いた。
タツヤ「結構長居した!帰らないと!」タッタッタッタッタ
そして、数時間後。ようやくラピスファームのギルドに戻ってきた。
タツヤ「ゼェゼェゼェ、な、何とか無事に着いた。こうなってくると、テレポートカードの重要さが分かる。出口を探す道中、モンスター達が襲ってきたもん。まぁ、デッカイ蜘蛛を倒した今の俺の敵ではなかったけど。体力が削られたな。マジで何個か回復薬を持参しといて良かったよ。さてさて、中に入ろう。」
タツヤは受付にたどり着いた。
タツヤ「ララさーん。」
ララ「まぁ!タツヤさんお帰りなさいませ。」
タツヤ「よっと。これが依頼確認の品です。」
タツヤはふくろをララに渡した。
ララ「はい。では確認の為少々お待ち下さい。」
タツヤはしばらく受付前でソファーに座り待つことにした。
タツヤ「♪♪♪♪」
鼻歌まじりながら待っていたが1時間経ってもララは戻って来ない。
タツヤ「おかしいな?もう鑑定も終わって戻ってくる頃なのに。何かあったのかな?」
その時背後から
ガロン「ターツーヤー!」
タツヤ「(プルルン!プニッ!)どわっ!」
ガロンがタツヤの背後からお腹をつかみ揉んでいた。
ガロン「ハァー😄!このプルプルした感触。やっぱ癒される~。」
タツヤ「(ムニッ。プルン!プルン!)ガロン!いい加減はーなーせーよー!!!っと。ったく。」
タツヤは抵抗してようやく解放された。
タツヤ「いきなり背後からなんて。今朝揉んだだろ!充分じゃねぇか!」
ガロン「イヤー、お前のデカイ腹を見てたらツイっな。」
タツヤ「ツイっ、じゃないだろ!ララさんにまた鬼の目で睨まれるぞ!」
ガロン「へーき!へーき!」
タツヤ「ガクッ!あのね~。」
ガロン「それにしても、タツヤ、こんなところで何やってたんだ?」
タツヤ「あっ、そうそう。ララさんにランクアップの更新を頼んだんだけど。一時間経ってもララさん・・出てこないの。」
ガロン「ん?なぁ、タツヤ。お前何かしたのか?」
タツヤ「えっ!?」
ガロン「だって普通は五分も経たないでランクアップの更新が済むんだぜ。それなのに一時間も経つのはおかしい。タツヤ、何かしたのか?例えば、そう、強いモンスターを倒したとか。」
タツヤ「えっと。あっ!」
ガロン「なんか心当たりが!?」
タツヤ「そう言えば、ミニタランチュラの親みたいなのを倒したからかな?」
ガロン「きっと原因はそれだな。」
タツヤ「えっ?」
ガロン「ビックタランチュラはレベル4以上の討伐依頼となっているから、本来ならイレギュラーなんだぜ。」
タツヤ「イレギュラー・・・」
そう考え混んでいるとようやくララが受付から戻ってきた。
ララ「た、大変お待たせしました!た、タツヤさん。」
タツヤ「は、はい!?」
ララ「今、ランクアップの手続きが終わりました。ちょっと審議がありまして、タツヤさんはランクアップはしたのですが、3にするか抗議がありましてね。流石に他の人達と特別扱いする訳にはいきませんでした。ですのでランクは2にアップします。えー、とりあえずランクアップおめでとうございます。」
タツヤ「は、はぁ・・・ありがとう。・・・(まぁ、仕方ないか。)」
ガロン「まぁ、お疲れさんだ。よし!そうと決まれば、今日の夜、約束通りエルフがいっぱいの酒場に連れてってやるぜ!」
タツヤ「いヤッホー!あっ!ゴホン!まぁ、約束したからね。ランクアップのご褒美だからね。(ブンブン)」
ガロン「(コイツやっぱ内心嬉しいんじゃん。シッポをブンブン振ってるしよ。)」
そんなわけで、タツヤはマイマイのレストランに帰って、身支度をして夜を待った。
そして、夜になりかけの夕方。マイマイのレストラン前にて
ガロン「よっ!準備は出来たか?」
タツヤ「一応財布は持ってる。さぁ!行こう。(プルルン)」
そして、しばらくしてたどり着いたのはエルフの癒しという酒場だった。
ガロン「ここだよ。中は意外と広いぜ。」
タツヤ「お、おう。」
ガロンを先頭に酒場の中へ入って行った。
ガロン「こんばんは。」
エルフ1「まぁ!いらっしゃいガロンちゃん。今日もワイルドな牙をお持ちで。」
エルフ2「あ~ん。ずるーいあたしもあたしも~。」
ガロン「なっハッハッハッハ~、よせよせ。今日は俺の客人を連れてきた。初めてだからお手柔らかにな。」
タツヤ「ど、どうも。」
エルフ1「わー!可愛い~。」
タツヤ「ほえ!?」
エルフ2「わぁ~。柔らかそうなお腹。触ってみたい。」
ガロン「どうぞ、どうぞ。」
タツヤ「なっ!勝手に決めんな。」
エルフ1「それじゃあ、えいっ。」
タツヤ「(プニッ。プルルン。)」
エルフ1「わぁ。柔らか~い。」
エルフ2「ずるーい。あたしも~。」
エルフ3「私にも触らせて。」
エルフ4「アタイも。」
タツヤ「(おーう。エルフ!エルフ!!エロフっもといエルフ!!)
ガロン「めっちゃ、タツヤ顔がニヤケてるぞ。」
エルフ1「へぇー、貴方タツヤさんって言うの?」
タツヤ「う、うん。正式名は、タツヤ・ザングースだ。(プルルン。)」
エルフ2「シッポもふかふかだね~。」
エルフ3「あー!肉球だー。」
ガロン「コイツはネコイタチって種族だとさ。」
エルフ1「ネコさん。可愛い~。」
タツヤ「あーあ。(プルルン)揺れるお腹とエルフに囲まれて、幸せな一時。これが・・生まれて初めて知る幸せの一時なのね~♪♪(プルルン!プルルルルルルン。)」
タツヤは幸せの笑みをこぼれ、デカイ腹もよりたるませていた。
ガロン「まさか、こんなに喜ぶとは予想外。」
エルフ1「それにしても、こんなに可愛いお客さんを怖がるなんて。(ムニッ)」
エルフ2「そうよね。まぁ、見たことない上、その鋭そうな爪があるとね。(ムニッ)」
タツヤ「あっ!大丈夫。爪はこう、しまえるから。」
エルフ1「わぁ。器用なのね。」
タツヤ「ニャハ、ニャハ。」
ガロン「コイツ、さっきから、お腹揉みまくっているのに俺の時は時々拒否る反応すんのに、めっちゃ抵抗ゼロじゃん。」
エルフ1「ねぇ、ネコイタチさん。」
タツヤ「ん?どしたの?(プルルン)」
エルフ1「何か私達に質問とかしてよー。私達ばかり楽しんでさ。」
タツヤ「う~ん。そうだね~。あっ!じゃあさ、エルフ達の中で、ギルドの冒険者に登録している人っている?」
エルフ1「う~ん。あっ!一人いたわ、彼女よ。」
エルフ4「どうも。」
エルフ1「もう~、ミスティアちゃん。素っ気ない挨拶しないでこっちに来て楽しみましょ。ホラ。」
ミスティ「ミスティア・ミミです。ミスティと呼ばれてます。」
タツヤ「な、なんか今まで見た中で取っ付きにくそうだな。」
エルフ1「彼女、冒険者兼ここの店員を務めてるの、でも、口数が少ないから、接客にはちょっと、」
ガロン「そうか?結構(ゴクリ)スタイル良いし。ジーー。」
ガロンはミスティを見た後、タツヤの体をジーーっと見た。
タツヤ「ん?(プルルン)」
ガロン「www」
タツヤ「何故笑った!?」
エルフ3「まぁ、ミスティちゃんが冒険者で稼いでくれているから、私達は店をやっていけてるの。」
ガロン「ん?そうか?結構いい店だから繁盛しているのかと。」
エルフ2「それがさ。」
ガランゴロン
エルフが話し始めるところに、がらの悪そうな連中が店に入って来た。
悪人1「姉ちゃん、ビール3本とつまみをくれ。」
エルフ5「は、はい。只今。」
エルフ2「(小声)今入って来た人達、がらが悪そうだけど、冒険者らしくて、でも悪い噂があるのよ。」
タツヤ「(小声)ウワサ?」
エルフ2(小声)「高い金品とかをどっかから採って来て、見せびらかしているのよ。その態度が悪くて悪くて、町中迷惑してるのよ。それにしょっちゅうここに来るから。」
ガロン「成る程な。つまりはアイツらの性で。」
タツヤ「ここの客層が少なくなっていたって事だな。」
すると、悪人達がタツヤを見て
悪人1「おい!何みてやがるんだ。」
タツヤ「ゲッ!目が合っちゃった。」
悪人2「ボス!コイツは例の」
悪人3「殺人モンスターですよ。」
タツヤ「はぁ?」
ガロン「殺人?」
悪人1「ほう。お前がか。」
タツヤ「何言ってんの?俺がそんな事する訳ないじゃん。」
ガロン「そうだぜ、兄さんよ。大体、こんなたるんだ腹と短足をした奴の何処が殺人モンスターなんだよ。」
タツヤ「(おい!フォローと言うか俺の悪口かよ!!)」
悪人1「ヘン!知らねぇ奴がいんのか、じゃあ教えてやる。今この街では、見たことないモンスターが夜中に店を襲っているんだ。」
悪人2「更に、目撃された人は無惨にも切り刻まれてポックリといっちまったのさ。」
悪人3「よって、キサマがそのモンスターで間違いない!」
ガロン「いや、勝手に決めつけんなって。確かに、ここ最近この街ではそう言う事件も耳に聞いている。でもさ、さっきの話は矛盾してるぜ?」
タツヤ「矛盾って嘘って事だよな。ガロン説明して?俺そう言うの聞いていないから。」
ガロン「襲うって言うけど、影に隠れている店だけだし、切り刻まれた人もいるけど死んではないさ。ただ、気を失ってその時の記憶がないってだけだぜ。どうなんだ?」
悪人1「うっせぇ!」
悪人はグラスの酒をタツヤにおもいっきりかけた。
タツヤ「ウッ!」
ガロン「なっ!テメェ!!」
タツヤ「待って!ガロン!!俺は大丈夫だからさ。」
ガロン「タツヤ・・・・チッ!」
悪人1「キサマも冒険者だったら用心するんだな。あ~あ、飲む気が失せた。他で飲むぞお前ら。」
悪人2・3「ヘイ!ボス!!」
エルフ1「あっ!あの~!お代を。」
エルフは言いかけたが悪人達はお金を払わず出ていった。」
ガロン「ケッ!なんだよ!アイツら!」
エルフ2「ネコちゃん。大丈夫?」
タツヤ「だ、大丈夫。お姉さんは濡れてないかい?」
エルフ2「うん・・・ありがとう、庇ってくれて。」
タツヤ「いいんだ。あのまま避けたらお姉さんにお酒が飛んでいたから。」
ガロン「タツヤ。すまんな、俺アイツの態度にムカついて、我を忘れてた。」
タツヤ「気にすんなよ。俺だって、ムカついてるんだよ。」
エルフ1「タツヤさんは悪いモンスターじゃないし、殺人も犯さないわ。私達は貴方の味方よ!」
エルフ2「私も!助けてもらったし。」
エルフ3「私も」
ミスティ「・・・・・」
タツヤ「ありがとう。」
エルフ1「さぁ!飲み直しましょ。」
ガロン「おっと、そうだったな。では、タツヤのランクアップを祝して乾杯ー!」
全員「乾杯ー!!」
タツヤ「(ゴクッ!ゴクッ!)クッー!美味し!(人間の時は酒とかあんまり飲めなかったけど。この世界だと飲めるような気がする。ってか美味!!)」
ガロン「オー!良い飲みっぷりだ。」
エルフ1「アハハハハ。ねぇ、タツヤさん。」
タツヤ「ん?何?」
エルフ1「私・・・コレが得意なんだけど。」
エルフ1は手を何かを揉むような仕草?をしてるようにタツヤは見えていた。
タツヤ「(プルルン!?)ふぇ!?えっと、マジで!?」
エルフ1「はい。折角だから。やっちゃう。」
タツヤ「えっ、そんな。まだ心の準備というよりか。でも、ご厚意には甘えさせたいって言うか。でも、紳士的じゃないって言うか。あの、そんな。奥さん。俺奥さん居ないけど。」
エルフ1「はい。準備出来たわよ。」
タツヤ「エヘヘヘ、そ、そんな。・・・あっ。・・」
エルフ1がテーブルに水晶玉を置いた。
エルフ1「私、占いが得意だから、タツヤさんの事を占ってあげる。?どうしたのタツヤさん?」
タツヤ「えっと、あっ!そ、そうだね。アッハハハハ。(なんか、ほっとしたような、がっかりしたような。)」
ガロン「おいおい、何を想像してたんだ。」
エルフ1「じゃあ、早速・・・・・・あら?何も映んない。」
タツヤ「おい。ボケをかましてるのか!それは俺のお腹だ(プルルン)」
エルフ1「あっ!間違えちゃった。」
タツヤ「ガクッ!透明な水晶と白い俺の腹を間違えるか?」
エルフ1「では、改めまして、タツヤさんは何が気になります?」
タツヤ「う~ん。これといってないんだけどな~。」
ガロン「はいはーい!じゃあさ、タツヤの運命の相手を見てみたい!」
タツヤ「ハァ!?ちょ、ガロン!?」
エルフ2「あー。私もそれ気になってたの。店長。早く早く。」
エルフ1「はいはい。それでは。」
タツヤ「(あの人店長だったのか。)」
店長エルフは自分の気を水晶玉に集中した。
エルフ1「では、タツヤさん。水晶玉に手を。」
タツヤ「う、うん。」
タツヤは水晶玉に手を添えた。すると水晶が光だし。
エルフ1「これは・・・・赤い・・・竜?・・・」
ガロン「これが?タツヤの運命の相手って?」
タツヤ「なんだろう?店長さん他に何か分かるかい?」
エルフ1「残念だけどそこまで分からないわ。でもね、この竜とはいつか必ず会えるから。」
タツヤ「ふーん。(何者か知らない赤いドラゴン。一体何者なんだろう?もしかして!ズーの言っていた。賢者の一人かな?ますます会いたくなるよ。)」
ガロン「まぁ、良いさ。ってなわけでタツヤの未来に乾杯!!」
タツヤ「いつまでやんのさ!」
ガロン「堅いこと言うなって、乾杯は何回やっても良いじゃねぇか。ホレホレ飲みな飲みな。」
タツヤ「わ、わーってるよ。(ゴクッゴクッ)」
エルフ1「あはっ!良い飲みっぷり。」
こうして、飲み続けていると、
タツヤ「ニャハハッハ、頭がクラクラする。(ユラリ、ユラリ。)」
ガロン「おい!タツヤ!?アチャー。きっついのを飲ませたのがいけなかったか。」
エルフ2「もう!ガロンちゃん!初めてのお客さんに何してくれてんの!」
タツヤ「風呂入って寝ないと・・・いけ・・な。(バタンキュー)。」
ガロン「なっ!タツヤーー!!」
タツヤ「(🌀🌀🌀)」
タツヤはアルコールにやられて目をぐるぐる回して倒れた。
ガロン「こりゃあ、駄目だな。おぶって吐かれたらやだしな。スマンが。」
エルフ1「分かってる。今日はお客さんいないし、このまま寝かせてあげる。心配しなくても明日の朝には目が覚めてるわ。」
エルフ5「じゃあ、私の風魔法で布団まで運ばせてあげるわ。」
ガロン「じゃあ、これお勘定。」
エルフ1「はーい。またのご利用を。」
ガロンは店を出た。
エルフ2「さ。店じまいをしないとね。」
エルフ5「ホントに世話のやけるお客さんだ。」
そしてタツヤは空き部屋になっている所の布団に連れてこられた。
タツヤ「💤💤(プルン、プルン。)」
エルフ5「ほいっと、到着。一応水とか用意してるから、目が覚めたら飲みな。」
エルフ5は部屋から出た。
そしてタツヤは。
タツヤ「う~ん。・・・こ、ここは?・・・あれ?って!嘘!起きれない!誰か~!!」
するとタツヤの近くに謎の化け物が。
タツヤ「そ、そんな!やめろー!止めてくれ!!うわーーーーーー!!!!」
タツヤ「ハッ!!・・・・・ゆ、夢か・・・」
どうやらタツヤは悪い夢を見てしまったようだ。
タツヤ「フゥ。😵💨夢でよかった。・・・あれ?けど動けないけど・・・なっ!?」
タツヤは周りを見ると、なんとエルフ達が横になって寝ているではないか!
タツヤ「な、何故こんなことに!?!?!?」
エルフ1「う・・・・ん・・・あっ、タツヤちゃんおはよう。」
タツヤ「あっ、おはようございます。って言ってる場合じゃない!どんな状況なの!?これ!?」
エルフ1「・・・あの後様子を見に行って。貴方のお腹で横になっていたら、気持ちよくてそのまま・・・寝いちゃった♪テヘッ。」
タツヤ「テヘッって。全員かい。」
エルフ「だって~気持ちよかったんですもの。」
タツヤ「どんだけ俺の腹は心地よいんだ!(キーン)あッー!!」
エルフ1「大丈夫?お酒の飲み過ぎは厳禁ですよ。はいお水。」
タツヤ「さ、サンキュー。(グビグビ)」
エルフ2「ん・・・・寝てた。」
エルフ3「気持ち良すぎた。」
エルフ5「あっ、」
エルフ達は全員起き出した。
タツヤ「じゃ、じゃあ俺はこれにて。」
タツヤは部屋から出ようとしたが。
エルフ1「待って。体の毛並みがボサボサじゃない。」
タツヤ「えっと、た、確かにじゃあ、シャワーだけ貸して。」
エルフ2「駄目!いくらなんでも男は駄目!!」
エルフ3「だったら・・・」
タツヤ「な、何する気!?」
エルフ2「フッフッフッフ。」
タツヤ「えっ?何?ワッツ!?」
しばらくして酒場の外で、タツヤはエルフ達に水浸しにされていた。
タツヤ「ヒィーつ、冷たい!」
エルフ1「でも、目が覚めるでしょ?」
タツヤ「そうだけどさ!」
エルフ2「それそれ、体を洗うわよー。」
タツヤ「ヒャ!アウ、クスッ。」
タツヤはエルフ達に身体を泡々にされた。
タツヤ「真っ白です。」
エルフ1「じゃあ、流すわよ。」ザー。
タツヤ「ヒィー!!」
タツヤは冷たい水で身体を洗い流した。
タツヤ「・・・・」びちゃ・びちゃ
タツヤの身体は水浸し状況となり耳も垂れて、シッポもシナシナになり、肉球も濡れていた。
エルフ1「じゃあ、乾かすわよ。風魔法で。」
タツヤ「えっ?風魔法?それでどうするの?」
エルフ1「風魔法で身体を乾かすのよ。操作が大変だけどね。」
タツヤ「それなら、俺、使えるよ!(昨日手に入れたスキルだからな。)やり方を教えて?」
エルフ1「分かったわ。・・・・・・・(略)っと、こうしてこうよ。」
タツヤ「ほうほう、じゃあ、実際に。風魔法!!水を乾かせ!!」ビュー!!
タツヤは風魔法で自分の身体についてある水分を吹き飛ばした。そのおかけで数分で身体が乾かせた。
タツヤ「おー!やってみるもんだな。」
エルフ1「凄い。教えてこんなにも簡単に。タツヤさんって凄いのね。」
タツヤの身体は毛並みがツヤツヤ、シッポもモフモフ、そしてお腹もツルツルとなった。
タツヤ「うん!よし。」
エルフ1「まぁ、カッコ可愛くなったわ。」
エルフ2「わぁ!お腹もツルツルだー。」
タツヤ「(ツルモフッ)なっ!?ちょっと!?」
エルフ3「じゃあさ、これを耳につけて。可愛い!」
タツヤはエルフに耳にリボンをつけられた。
エルフ2「じゃあ、これをこうして、それから。」
タツヤ「なんだよ。な~ーーー!!」
そしてしばらくして。
エルフ1「ジャーン。どう?タツヤさん。」
エルフ2「可愛いー。このまま働いてくれないかな~?」
エルフ3「勿体ないわね~、貴方が女の子だったら歓迎するのに。」
ミスティ「・・・・・」
エルフ5「どうですか?タツヤさん。」
タツヤはエルフ達に色々された。毛並みをクルクルに巻いて、耳にリボン、更に顔にファンデーションを塗られ、口紅も塗られた。
タツヤ「・・・・・・・こんなの・・・嫌じゃーーー!!!」
タツヤの断末魔が町中に響いた。
そして、この後エルフ達にもてあそばれた。そしてお昼に帰ってこれた。戻ってすぐマイマイに大爆笑されたのは言うまでもない。
次回に続く。
~第七話~ ~終わり~
・次回予告!
タツヤ「全く変な目に合った。でも、あの悪人が言っていた。殺人モンスターって何者なんだろう?俺の無実を証明してやる!あっ!なんか変なモンスターがいる!まてー!!」
次回第八話 「殺人モンスターを捕まえろ!」
お楽しみに~。
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