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なんで死にたいの?
さびしい?僕に食べられたいの?
えへへっ
食われたいんだろう?
僕もお腹ぺこぺこさ
君のはらわた、ゆっくりと味わってあげようね
指先からちびちびかじってあげようか?
叫んだら、だめだよ?
狂った人って思われちゃうよ?
でもさ、
食べられたいんでしょ?
唇をじゅるりと一周させる。
なら、我慢しようよ?
痛くても、叫んじゃだめ。
泣いてもだめだよ?
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みてみて…
僕のお腹…君を求めて疼いてる…
白くつやつやとしているおなか、
ほら、このお腹の中で、君はぐじゅぐじゅにとろけていくんだよ。
僕に食べられたらそうなるんだよ?
本当にいいのかい?
君のこと、ほんとうに食べちゃうよ?
おやつみたいに。
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「いたっ…」
れろ…
不味いなんて言って悪かったよ。
キミの血は美味しいね。
「も、もういいだろ?」
はぁ?こんなのはほんの味見だよ。
今度は君の指一本もらって、
しっかり味わいたいくらいだな。
にかっと笑い、猫はそう言った。
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かーごめ、かーごーめー、
かーごの、なーかの、きーみーは、
いーついーつとーける、
よーあーけのばーんに、
ぼーくはきーみをあじわったー
ねーこのえーさはだあれ。
そろそろ寝ちゃったかな?
にゃへへ…おいしかったよ、きみのにく。
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「大丈夫?腕噛む?」
「うん、お願い。」
カリカリを食べるように、躊躇なく
牙と牙の間に挟んだ僕のうで。
パンのような色をした僕のうでに
君の牙がサックリと刺さる。
つうんと痛みが走り、生暖かい口の中の
ぬるりとした感触。
とろりと流れる僕の赤い血液のシロップ。
真っ直ぐ流れ落ちて、いくつもの赤いリストバンドをかたちづくり、ぽたりぽたりと
落ちていく。
もったいない。
と言って、猫は僕の血を、舐め、啜る。
ごくり、ごくり、
のどをつたって、
僕の血液は猫の胃の中に。
「君の血潮、おいしいね。」
「ありがとう。」
「もっと飲みたいから、死なないで。」
「うん…ありがとう。本当に。」
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ぼあ風俗で一線を越えかけるネコとネズミの妄想
「消化?それは…店の規定でできないけど、あぁネズミちゃんなら、いいよ。お腹の中に入れてとろとろにしてあげる。来て?」
「あ…あぁ…はいぃ…」
「ああなんて可愛らしくて…素晴らしい体つき…それじゃあ頂…「ハーイ!そこまでですよネコさ~ん!呑み込んじゃったらだ~め!捕まっちゃうよ!
…ネズミさんも簡単に晩御飯になりたいなんて言っちゃ駄目でしょ~?店のことも考えてよ~」
「は、はい。そうですよね。ごめんなさい…。」
「ごめんなさい…ネコさん。」
「いいよぉ。でも、残念だったねぇ。お腹の中で幸せになりたかったよね?あともう少しで君のこと、美味しく食べられたのにね~」
「そ、そうですね。」
「まあでも、いいよ。また僕のこと指名してよ。いつでも待ってるからさ…」
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猫の食卓のお肉になる空想
「やめてくれ!おねがいだぁ!」
「うふふふふ、君はこれから美味しいお肉になるのさ。楽しみだね…うふふふふふふふ」
「良かったねえ、君の贅肉は良い酒のつまみになりそうだ。油っ気たっぷりの串焼きだよ。えへへ、ご馳走だね…。
君の、この、たぷんたぷんの肉一切れと麦酒を一杯つき合わせるんだよ。楽しみだよ。」
「ま、待って、助けて」
「じゃあね、お皿の上で酒と一緒に運ばれてくるのを待ってるよ。」
#カニバリズム的なもの その1
「君のことが好きだから、食べたいんだ。
君のことを傷つけたくない。だからぼくいくね」
無理しないで。
「い、いやなんだ。たべ、たべたく、ないんだ」
ちょっと待ってて、生肉なら店から買ってきたものがあるんだ。少し食べてから行きなよ。
「む、無理いっちゃだめだよ、君のさしだしてくれた腕ごと食べて、しまうかも、しれないんだよ…?それぐらい、我慢がきかなくて、さ。」
#カニバリズム的なもの その2
「ぼく、肉食で良かったよ。」
「なんで?」
「だってさ、昨晩食べたねずみや昼飯に食べる魚が、実はぼくたち誰かの生まれ変わりかもしれないだろう」
「そう、かもしれないね。」
「そう思うとさ…すごくわくわくしちゃうんだ。だれかの肉を食べて生きてるんだって思うと、ああ、ぼく、だれかを食べて生きてるんだなあってさ、うひひひひひ」
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「もう、いやだ、消えたい…疲れたよ…」
「ほうら。そうやって一から十までしっちゃかめっちゃか考えるのも苦だろう?僕に身を任せてみなよ、君はその持て余した血肉の塊で僕の味覚を楽しませてくれればいい。僕のお腹の中で、抱きしめてあげようじゃないか。そうすれば、後は楽だよ?」
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その猫は僕をひと呑みにできそうなくらい大きくて、どこかやさしげで、体で代償を払えば願いを叶えてやるからと言って、僕を路地裏の闇に誘ってきたんだ。
「借金返したいんでしょ?ならさ、君のこと買ってあげる。」
「ほ、ほんとですか…それで僕はなにをすれば…」
「ん~?まだ何もしなくていいよ。あっそうだ。」
「は、はい。」
「返済する口座と金額をここに書いて。
それと、ここにサインお願い。」
そう言われて渡された羊皮紙と黒鉛をレンガの壁を使いながら書いて、猫に渡した。
寒さでかじかんだ指が、震えて、それらを落としそうになり、猫の暖かな肉球が包み込むように受け止めてくれた。
僕はもうこの猫の虜になっている。
この猫にならどんなことを命じられてもいいと。
「おっけぇ。ちゃんと書けてるみたいだねぇよしよし。」
サインの横に、肉球の赤い印が打たれ、その部分をまじまじと見つめてから猫は懐の手提げカバンへとそれをしまうと、
「じゃあ、準備OKだねぇ。いこうか。」
「は、はい、それで自分はこれから何をするんですか?」
「味付けだねぇ」
「調理ですか?」
「そうだよぉ」
「何を調理するんです?」
「君自身さ」
「え、それはどういう」
「そのままの意味だよ。さっき渡した誓約書に書いてあったはずだよ?君の借金を僕が返済する代わりに、君の血肉を僕に提供するって。読まなかった?あ、そう言えば猫語で書いてあるからわかんなかったねぇごめんねぇ」
「えっ、ちょっと待ってください!そんなこと」
「いやぁ助かったよ、人肉は貴重だからさぁ」
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とある猫獣人と人間の日常会話
「いや~あそこの捕食描写いいよね。ひとが食べられてるの見てるとゾクゾクしちゃうよ。」
「だよねー!非日常な所がスリルがあってさ!俺たちが食べ物として扱われるところに興奮するよね!」
「……そうなんだ?僕は逆だね。」
「…? つまり、興奮はしないってこと?」
「いや興奮はするよ。ただ僕は…人間を食べ物として見れる世界観に惚れ込んでてね。」
「…??同じじゃないの?」
「もしもの話をするよ。もしあの世界に僕と君がいたら、人間側と化け猫側で対立するかもしれないだろ?そしたら、君のことを食べられるかもしれないじゃないか。しかも、合法的にさ。」
「あーなるほどね。」
「そそ。君のこと丸裸にして色んな所を食べたりできるかもしれないじゃない?」
「ちょっなんだよ急に。セクハラめいたこと言うのやめろよ。」
「大丈夫だよ。男同士なんだから問題ないよ」
「問題大ありだろお前!えっまじで言ってんの?正気なの?」
「何を慌ててるんだよ。ここは人間と獣人が対等な世界だよ?僕がそんなことするわけないじゃないか?」
「対等じゃなかったら?」
「対等じゃなかったら、こんなに気軽にB級捕食映画について語ったりしないでしょ?」
「そ、それもそうか…そうだよな。」
「そうだよ。でも…もしここがあの映画みたいに不平等な世界だったら遠慮せずに君の装備ひんむいて食べちゃってるかもね。それは否定できないよ。」
「こわっ!やっぱ怖いわお前!」
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「のこさず食べたら食べ物も喜んでくれるから、しっかり食べようね」系の説話を
猫が人間を食べる世界に置き換えてみた話
「お母さん、これ食べたくないよお、ねずみが食べたい!」
「好き嫌いするもんじゃないのよ。人間さんもおいしく食べてもらったらありがたいのよ。捨てちゃったらかわいそうでしょう。」
「食べたら、人間さん、よろこぶ?」
「きっと、よろこぶわよ。」
「そうなの?」
「そうなのよ。じゃあ食べましょう、ね?」
「うんわかった!ぼく、食べる!」
もぐもぐもぐ…ごっくん。
「おいしいでしょ?」
「うん!おいしいよ!」
ぱくぱくぱく…
むしゃむしゃ…
ごっくん。
「ごちそうさま!おいしかったぁ!」
「良かったわ。」
「人間さん、よろこんでくれるかな?」
「子猫ちゃんがのこさず食べてくれたんだからそりゃあ喜ぶわよ。」
「やったあ!」
『のこさずたべよう!』
子猫知育絵本シリーズ
ぷにぷに肉球社
著 猫の作家さん
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人食い猫同士がいちゃいちゃする妄想
「おまえ…まだちょっと血なまぐさいぞ、くちのなかが」
「んえぇ…一応やるまえに歯磨きしたんだけどさぁ…まじで人の匂いって取れないんだけど。
美味しいから食べちゃうんだよねぇ」
「ほうら、このへんのこってる」
「あっんっ!ひょっといひなり、ひたほからまへないへよぉ…」
#死んだら魂をイマジナリーフレンドキャットに食べてもらおうと約束したらというたられば話
「だめだよ、もう戻れないんだから、君が死んだら魂を僕に渡すって約束、忘れたの?君自身が君自身でいるための大事な意識そのものがなくなってもいいから食べられたいって言わなかった?ふふっ生まれ変わりなんてさせないよ。君の魂はぼくのもの。僕の魂の中に取り込まれて、幸せでしょ?そうだよね。かわいい猫ちゃんに食べられたいって言ってたよねえ、くすくす。さあさ、君を食べる準備は出来ているのさ、甘い甘いデザート。水飴みたいに溶かして固めて少しずつ食べたげようか。それとも、君の体が少しずつなくなっていくのを見せつけながら、ケーキのようにパクパク一息に平らげようか。魂はねえ、千切れても意識が途切れるなんてないんだから、全部溶かされて僕のものになるまで、君とお喋りできるよ。逃げないで。さあ、おいで。」
「よしよし、今まで生き延びて魂をおいしくしてくれたのはえらいよ。とってもえらいんだから。
おいしいおいしいご馳走になってくれて心からお礼をいうよ。たとえ君が希望が潰えて絶望的な表情をしていても、それはそれでまた一つ違った旨みがあるんだ。さあ、最後の晩餐として食事を始めよう。君の生命を魂を僕の中に取り込むんだ。いただきます。」
#リョナラーの人食い猫に捕まったときに言われたい台詞
「やあ、お肉くん、美味しそうな肉付きをしているね。食べごたえがありそうで安心したよ。君のような種族のお肉を口に入れるには少々値が張るからね。」
「あははっ腕の贅肉なくなっちゃったね。」
もぐもぐもぐ…ごっくん…
「涙をぽろぽろながしちゃって…かわいそうにねえ?何も知らないのに連れてれちゃって、
僕みたいな悪いネコに高いお金で買われちゃってさ~かわいそうだねかわいいね。君の血肉、とっても美味しいよ!わあ…つらそうだね…かわいい。もっとおもいっきり鳴いてもいいんだよ?
ほら見て…そこの窓から君の住んでいた街が見えるね。たくさん叫んだら、誰か助けに来てくれるかもね。えっ友達がいないの?かわいそう。
君とってもかわいくて美味しいのに。ふふっ
あっやばっ興奮してきた。後でしころ…」
「その苦痛に歪んだ顔…いいなぁ!
ごめん…ごめんねっ」
シコシコシコ…
「うっ…」
ビュクッ
「はぁ…すごく気持ちよすぎて血まみれの君にぶっかけそうになったよ。ちょっと手を洗ってくるね。」
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「きみのことは、なんてよんだらいいのかな?じさつしがんしゃ?食糧?ごちそう?なんにせよようこそ、よく来てくれた。食事の準備をしようか。」
そう大きな三毛猫は言った。
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「ふふっふふふっ、起きたかい。びっくりしちゃって、右腕がなくなって、 悲しいかい?美味しかったよぉ君の右腕はね、骨も柔らかくて、肉も引き締まって美味しかったよ」
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「人の肉ってさ、独特の臭みがあってさ、とてもじゃないけど、一人で食べるのには、勿体ないよね」
「ノノ、食べてる途中にキスなんて下品だとおもうんだけどさ…」
ノノのざらざらしつつも唾液で滑らかな舌触りの舌。多分ノノも同じような味と感触を感じてるんだろう。
ノノの雄の香り。
私の雌の香り。
「これは口移しじゃない?まるでバカップルみたいだけど、それでもいいんだ。それとも、いや…かな?」
「いいや全然。これでも美味しいけれど。」
これは、じゃれあいのキスで、カップルのキスだ。
血なまぐさい人間の血液が恋猫の唾液と舌を媒介にするだけで、妙に抗いがたい味と風味を発する。
なぜなんだろう。
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「最近食べられたいって言わないねえ」
「ふふうん、、食べられる暗示だけじゃあ朝を迎えられなくなっちゃった?物足りなくなっちゃった?はは、気づいちゃったか~」
「じゃあ、今度はぁ、こうしよっか?」
「噛み傷を増やしてあげよう…大丈夫、こわくないよ?僕が気分次第で君の命をいただくって、不安はどう?ずっと僕の顔を伺いながら過ごすんだ…寂しくはなくなるさ」
「ふかふかであったかくて、溶けてしまうまえに、そのふかふかな猫の僕に噛んでもらいたいなんて、どうかしてるよ」
「もう心はぼろぼろなのに、噛んでもらいたいのは寂しさの現れかい?僕に非常食として見られるのがそんなにうれしいのかい?あわれだねぇ…」
「いいよ…少し味見してあげる。」
「痛そうだね…でも嬉しそう。おいしいよ」
「じゃあ、おやすみ、もしかしたら明日の朝ごはんにしてあげれるかもね、さぁゆっくりおやすみ…」
そうして猫のお腹と手で頭を撫でられながら、
まどろみ、眠りにおちた。
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「口の中が気になるのかい?ほーら。」
牙の奥には底知れない肉穴が広がっている。
あの奥へ行ったら、僕はどうなってしまうんだろうと、猫お兄さんの大きい口の中に飲み込まれた肉塊、鼠達のように僕も飲み込まれたい。
口端から覗く白く唾液の垂れる犬歯と、少し頭を入れて覗き込むと見える歯並びの綺麗な小さい切歯。
奥に見える尖った臼歯。
そして湿った吐息と唾液の匂い。
「君の体をひと呑みにできる大きさだよ。呑んで欲しそうな目をしているね。そんなにときめいたのかい?この喉の奥に行ったら、いや、そもそも君の体を口の中に入れてしまったら、僕は鼠のようにおいしく君のことを味わい唾液と一緒に一呑みにしてしまうだろう。そして、僕の胃袋の中に運ばれて、君は誰にも助けを求められず熱気のなかで僕の胃袋の肉壁に抱き締められてゆっくりと溶かされていくんだ…」
甘い言葉を発する猫お兄さんの口で甘噛みされたり舐められたりしたが、その口が人を丸呑みにできるほどの大口であること。猫お兄さんがその気であれば自分のことをいつでもネズミを食べるように丸呑みにできることを実感した僕は、ぞくぞくした。
「へえ…食べられたいんだ…いいよ」
まだなにも言っていないのに、
「食べてあげる」
そう言葉を発した猫お兄さんはぐるりと舌を一周舌舐めずりして、僕を…
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山奥の社にいる大きな猫に会うと食べてくれるというお伽噺のような噂に最低限の水と食糧だけもって山に入った。
リュックサックの中にはバケツとボロのザイルが入っている。
日が暮れかけた中で、古ぼけた社を見つけ、自分のことを見る巨大な黒猫にひかれるようにおぼつかない足取りでたどりついた。
「人間が来るなんて何年ぶりだろうねえ」
「わかってるよ。君も命を投げ出しに来たんだろう?」
「自分の考えてることわかってる?食べられるってすごく痛いんだよ。僕は生きたまま血を飲みながら食べるのが好きなんだ。君みたいな痩せた人間はちびちび楽しむのにちょうどよくて好きだよ。」
「痛いよねえ。傷一つなかった卑弱で柔らかい腕がすっかり僕の噛み傷だらけだ。痛そうに涙を流して。でも君は内心嬉しいんだろう?君の暖かい血潮を飲んでると伝わってくるよ。君の寂しさが僕の牙で貫かれる痛みで満たされるのが。誰にもすがれないならせめて餌になりたいという思いがさ。」
「いいよ。君の寂しさを僕が埋めてあげよう。
君の望む通りに殺してあげる。ただし、君は誰にも知られずにこの山奥の神社の土になるんだけど。
もうほんとうに未練はない?別れをいいたい人はいない?」
「あっ…ちょっと今帰りたいって思った?ふふ…痛みに目が覚めちゃった?…帰りたい? 」
「駄目だよ。食べかけたものは最後まで食べなきゃ。君の帰るところはもうこのふかふかの土の中だよ。まさか、本気にしてた?ここに来た時点でもう手遅れだよ。君は二度と帰れない。ただの言葉遊びだよ…ふふ、追い詰めちゃったかな?…おいしそう。さあ楽しもうよ。
二人でさ。君の悲鳴もっと聞かせて?」
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「君のこと食べてもいーい?って聞かれたいの?」
そう言いながら三毛猫お兄さんはベッドの上で添い寝する僕の顔より少し大きめの顔で僕を見つめ、
不安できりきりと痛む僕の胸を抱くように、
重量感のある毛布のようなお腹で包み込んでくれる。
「不安だね。これから始まる生活の変化に体がついていかなくて、不安なんだね。もし不安で不安でたまらなくて仕方ないんだったら、本当に食べてあげる。その時は僕の家に来てね。君の帰る場所を僕のお腹の中に残しておいてあげる。」
その時はおいしいごはんをいっしょに食べようね。
と、三毛猫お兄さんは柔和な笑みを浮かべて僕の左耳や左頬を暖かい肉球で撫でてくれて。