Introduction
街外れには、何十年もの間『入ってはならない』と言われて恐れられている廃墟がある。
その理由が知りたく、勝手に調査に向かう少女・亜梨花と、彼女が心配で着いていく親友の音羽だったが、辿り着いた廃墟の地下で二人は謎の機械と相対し…。
お久しぶりです、また「書きたい事はあるのに中々作品が書けない」状態が続いてました。
今回はずっと自分の中で構想にあった「何十年も前に壊滅した悪の組織の基地が廃墟になり、そこへ何も知らない現代の少女達が訪れてしまう」というシチュで書き上げた作品です。
付け焼刃的ではありますが、「1ページ目だけを読むと王道の悪堕ち怪人化小説に、2ページ目をめくるといつものシャドウチョコ的平和展開になる」という構造にしてみました。
カメムシ女(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=22768170)の時にも実はサイレントで試してた手法なのですが、もし「普通に悪堕ちする女怪人が見たいのであって光堕ちしたり平和的に解決するのは求めてねぇんだよ!」という方がいらっしゃれば使ってみてください。
地味に戦闘員化を書くのは今回が初めてです(展開の都合で戦闘員と言いながら一人しか出てきませんが…)。
戦闘員化は怪人化とは違った、完全な怪物にはなりきらない「人間としての面影が少し残った姿」が魅力だと思います。
また、自分の中で「出したいけど実物が実物なので今まで出すのを避けてたゴキブリ怪人」を今回出してみましたが…やっぱり実物をあまり見たくないのでこれまでの虫モチーフ怪人と比べてゴキブリっぽい意匠の描写が少ない気がしますね?
普段は怪人のモチーフ元を画像検索してそれっぽい変化表現を考えてみたりするのですが、今回だけは検索せずに完全にイメージ上のゴキブリだけで書きました。