【鬼ノ戀、兎ヲ貫ク】 プロローグ

  キャラ設定

  勝那(かつな)

  種族:鬼族/身長3m/男勝りな性格

  性経験:キスもセックスも未経験

  特徴:口調は荒めで不器用、恋に関しては初心で照れ屋。けれど一途で独占欲強め。

  性的特徴:ふたなり。驚くほど立派で、実は自分でも扱いきれず悩んでいた過去が…

  宇佐見(うさみ)

  種族:獣人(ウサギ)/身長140cm/小動物的で素直な性格

  性経験:多少の経験はあり

  特徴:受け気質だが、勝那の不器用さに気づいてからはリードすることも...

  性的特徴:とても感じやすい体質。耳や尻尾、内腿などに集中して弱点が...

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  「……宇佐見。おまえ、オレと……その、キス、とか、したいか……?」

  月明かりに照らされた神社の境内。

  桜が散る中、勝那は眉をひそめて、まるで決闘へ向かう前のような緊張感を纏っていた。

  宇佐見は、そんな彼女を見上げて、微笑む。

  「……うん、したいよ。キスも、その、先のことも……全部」

  「っ……まじか……!? おまえ、見かけによらず勇気あるな……」

  勝那の顔が真っ赤になる。

  その巨体から放たれる熱気が、夜気の冷たさを容易に凌駕していた。

  宇佐見は、おずおずと勝那の手をとる。

  その手は、自分の頭ほどの大きさがあった。けれど、驚くほどやさしく震えている。

  「かつなさん……もしかして、こういうの初めて……?」

  「……キスも……それ以外も……したことねぇ」

  正直に吐き出すその言葉が、やけにいじらしくて――

  宇佐見は微笑むと、そっと背伸びをして、勝那の頬に唇を触れさせた。

  「ボクも……そんなに詳しいわけじゃないよ。だけど……したいの。勝那さんと」

  「……宇佐見……」

  勝那の表情が、恋に落ちた幼気な少女のように蕩ける。

  その次の瞬間、巨体がぐっとかがんで、宇佐見をその腕にすっぽりと包み込む。

  柔らかな唇が重なった。

  熱く、震えながら、ぎこちなくも、真剣に。

  「……んっ、んぅ……♡」

  舌が触れ合う。

  勝那が初めて味わう甘い粘膜の感触に、全身をびくつかせる。

  「あっ、だ、だめだ……ちょっと、もう、これ、止まれねぇかも……っ」

  「……止まらなくて、いいよ……♡」

  その言葉を合図に、鬼の愛が――ウサギを優しく、けれど深く貫いていく。

  初めてのキス。初めての体温。

  そして、誰にも見せたことのない“奥”まで、ぜんぶを差し出して――

  これは、不器用な鬼と素直なウサギが、

  “ひとつ”になるたびに、恋と快楽を深く育んでゆく物語。