Introduction
赤ずきんが、狼と恋に落ちる話。
⚠必ず読んでください⚠
・狼の冬眠など、現実には無い設定や少し無理やりなところがあります
・狼は、獣人として見ても獣型として見て頂いても構いません
・メリーバッドエンド感があります
・カニバリズム?ぽいところが含まれます(これは人によると思います)
・多少グロいかもしれません
・何でも大丈夫な方のみ閲覧ください
・閲覧は自己責任でお願いします
読みづらいところがあったり後半ぐだぐだになってしまっている箇所もありますが、大目に見ていただけると幸いです。
感想やコメント、お待ちしています。
メリーバッドエンドの使い方合ってますかね?心配だ…
読了後推奨 解説的なもの
①結局どういう話なの?
→恋を知らなかった赤ずきんは、狼に一目惚れして、産まれて初めて恋をしてしまいました。彼女は彼に好きになってもらうために、今までには無い程の努力をして自分を磨き上げました。しかし、毎朝鏡に映る、自分にだけ微笑みかけてくれる可愛らしい自分の姿を見ているうちに、無意識の内に自分の姿に恋してしまったのです。ギリシャ神話のナルキッソスのようなイメージですね。
②狼は農作物を荒らすものなの?
→肉食なので、荒らすことはあまり無いと思います。狼の話す自身の嫌われる理由については、童話の狼に感化され畑の被害を邪悪な狼のものだとして受け取った村の人々が作り出した嘘か本当かは分からない推測上の話です。彼は初めて村におりた際に農作物を荒らす害獣を追い払えと言われて攻撃されたため、幼い頃の自身、ひいては自身の先祖達が畑を荒らしてしまったものと信じ込んでいます。
③狼が冬眠後極度の飢餓状態だった理由は?
→狼は皆さんがご存知であるように肉食獣です。ですが彼は無知ゆえに、②の通り自身が農作物も食べるもの、つまり人間と同じような雑食動物であると勘違いをしていました。そして赤ずきんと出会い、彼女が冬眠前にたくさんパンを与えてしまったために元々少食だった彼はお腹がふくれ、肉をいつもよりも摂取しませんでした。それにより必要な栄養素も得られないまま冬眠状態に入ってしまったのです。もちろん起床したあとの彼は例年通りの健康体ではありません。恐ろしい程の空腹と体の不調に魘された彼は、本能的に村の民家を襲ってしまいました。赤ずきんが彼にパンではなく、肉類を与えていれば悲劇は免れたかも知れませんね。
④なぜおばあさんが襲われた?
→極度の飢餓状態であった狼は、とにかく肉を欲していました。しかし野ウサギは未だ冬眠中なのか、その姿は見えません。彼はその十分では無い頭脳で必死に考え、鹿や雪ウサギを空腹の状態で追いかけるよりも、明け方眠っている人間を襲う方が合理的なのでは無いかと思いたったのです。村のはずれに住むおばあさんは絶好の獲物であり、赤ずきんが彼におばあさんのことも話していたためにその場所も熟知していました。
⑤題名の意味は?
→「恋に恋した赤ずきんのお話」は、【恋】をしている自分【に恋した赤ずきんのお話】です。彼女は恋をしている自分、つまり「恋をすること」という行為自体に恋をしてしまったのです。彼女は純粋に、もう一度輝く世界を見たかっただけなのです。恋の楽しさで、恋によって空いた穴を埋めたかっただけなのです。
⑥???
───回想を終えた私は、部屋一面を取り囲む鏡と、それに沿うようにいくつか並ぶ大きな瓶に向かって話しかけた。
「今日もだあいすきよ」
立ち並ぶ瓶のうち、一際古いその中にいるのは勿論……
彼女はその古瓶に、鏡越しに語りかけた。
「今日もだあいすきよ、私の、初恋の人」