「おぉ、今日の天気は曇りひとつない快晴だ。これは期待出来るな……!」
深夜0時過ぎた山の道で大きな荷物を背負いながら頂上へと目指す。
僕、[[rb:赤星天平 > あかぼしてんぺい]]は小さい頃から星が大好きな子どもだ。
星好きの両親の影響で祝日や夏休みには父親に良く自然の中で星を見に連れて行ったり、家族3人でプラネタリウムにも連れて行ってもらった。
天平と言う珍しい名前も両親が好きな天王星から取った名前で良くクラスメイトから変な名前だとからかっているが僕自身はなんか可愛らしい名前で凄く気に入っている。
そんな天体観測が好きな極々普通の家族だったが、小学校卒業と同時に父親が失踪してしまい、母親も2年前に病気で他界。
大学卒業して会社員となった僕は今、一人暮らしを送っている。
会社に勤めながらも休みの日には山で天体観測をし、今日も休日を利用していつものように山に登る。
しかしこの日はウキウキ気分で足取り早く荷物の重さに気にせずずんずんと登って行く。
何故こんなにもウキウキ気分かと言うと、この日はなんとふたご座流星群が見れる日なのだ。
ふたご座流星群は年の瀬しか観測出来ない滅多に見れない流星群で、夜遅くに流星群を見る天体観測は経験した事は無いのだ。
そうしてようやく頂上へと着くと大きな登山用品のバックパックを下ろして、いそいそと草むらにシートを敷いて寝袋を用意して天体記録用のカメラと三脚を取り出して組み立てて準備を整えると時刻は午前1時を回っていた。
この時間帯なら流星群を一番良く見れる時間帯だ。
僕はワクワクしながら夜空を見上げると、一筋の流れ星が流れて次々と流星群が流れて行くのを目の当たりにした。
「おぉ……」
幻想的な星空に思わず感嘆の声を漏らす。記録用の天体カメラを撮影しようとカメラを起動すると、ある光が見えた。
「ん?なんだこの光?」
飛行機のライトの光とは違う淡い青色の光は不規則なユラユラとした動きをしながら上空に浮遊している。
なんなんだこれは?と不思議そうに目を凝らすとその正体が分かった。
それはまるで絵本や漫画の中に飛び出して来たと言わんばかりの絵に描いたようなフォルム、銀色に光るボディに女性が被る帽子の円盤型のUFOが浮遊していた。
「ま、まさか本物!?」
実物のUFOを目撃した興奮でそのまま僕はカメラで撮影する。
シャッターを押すとフラッシュが焚かれてそのUFOはその光に反応したのかフワフワと僕がいる山頂に向かって来ると、頭上へと留まる。
すると、出入り口の扉が左右に開くと僕の身体が少しづつ浮遊した!
「うわっ!?なんだよこれ!」
思わず僕は驚いて上半身を起こそうとすると、自動で下降していき出入り口の中へと取り込まれて行った。
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「う、ううん……」
いつの間にか寝ていただろか。気がつくと僕は見知らぬ天上を見ると、すぐにあのUFOに攫って居たと思い出した。
上半身を起こそうとするも手足に何かの嵌めていて身動きがとれない。
ひんやりと肌に直接冷たく感じると、僕は下着も何も履いていたい真っ裸だと気づいた。
この状況をどうにかして打破しなければ――そう考えると僕の周りに宇宙人が顔を覗かせ興味津々と見つめてくる。
その宇宙人は銀色のボディに頭がツルツルとした人間に近いフォルム……ではなく深い藍色の獣毛に額に縦に割れた瞳と角が生えた狼男だった。
「………………」
しばらくの時間、無言で鋭い目つきとギョロリと額の瞳を無表情のまま凝視する。彼らの視線と異型な姿に僕は恥ずかしさと恐怖を感じた。
その静寂の最中、部屋の扉が開くと僕より1回り大きな体格をした狼の男が入室し、まるでボスのような佇まいで大きな身体を誇見せつけるようなピッチリとしたスーツの格好だ。僕の顔を見下ろし、まじまじと見つめると冷たい目付きで言い放つ。
「我々の存在を知ってしまった愚かな人間よ、我々と同じ同胞になってもらう。」
抑揚の無い無表情のままで言うと、天上のアームから禍々しい紫色のカプセル型の薬を口元へと近づける。
「い、嫌だっ!!!」
僕は薬を飲ませまいと口をギュッと閉じる。しかしアームはそれを許さず別のアームが口を強制的に開かせる。
「んがっ!?!?」
そしてそのまま口の中に紫色の薬を飲まさせる。
舌の上でツンとしたキツイ味わいで刺激が走った。吐き出そうと喉を鳴らして我慢するも喉仏がゴクッと言う音を立てた瞬間、血流に乗って身体中に行き渡り、心臓がドクンドクンと鼓動を激しくする。
「あ、あっ……んんっ!!」
呼吸は荒くなり、不快な痺れが全身を駆け巡った。今まで体験した事の無い、強烈な快楽に襲われ身悶えながら僕のチンコは急速にムクムクと天上へと大きく勃っていく。
「はぁ、はぁっ、ん!?あぁ!?毛が!毛がぁ!!」
突然、体毛が濃くなってきて藍色の毛が腕や足、胸にちろちろと生えてきて身体中のあらゆる筋肉ひとつひとつがボコボコッと盛り上がり、腰が括れて腹も少し凹むとボディビルダーのような体格へと変化させられてしまった。
「う、ああっ、あがあが!!!」
やがて顔にまで獣毛が覆い尽くすとバキバキと頭の骨格が変わっていく。
僕の視界には口と鼻が前に突き出して、鼻先は湿りがある黒い鼻に、頭の左右にあった耳は頭上へと移動してピンッとした大きな三角形の耳になった。
額に縦の割れ目が出来るとグパァと第三の目が開いた。
「あっ、あおんっ!?!?」
腰の辺りに勢いよくフサフサした尻尾が頭に2本の角生えて、その勢いで口から狼の鳴き声を漏らした。
「はぁはぁはぁ、んっ、あああっ!!」
僕のチンコはその身体に似合うように更に大きく勃起し、亀頭が赤黒く染まると竿の根元にコブが出来、玉袋もコリコリと肥大化してピンポン玉のサイズのズッシリとした重みを感じる。
僕はその快楽に身を委ねながら、変化していく身体をただ見つめるしか出来なかった。
「あっ、ああっ、僕が、狼にぃ……」
飲まされた薬の副作用なのか、体温が熱くなって汗が大量に吹き出し息が段々と荒々しくなり無性にムラムラする。
玉袋の中から精子が蠢いていてチンコの先端から先走り汁が漏らしている。まるで一刻も早く射精したいと訴えるように小刻みに震えている。
(射精したい……けど、なんか、ダメな気がする……)
玉袋の中には僕の精子だけじゃなく僕自身の大事な『何かが』作っている。それを一緒に出したら僕ではなくなると脳内に危険信号が送っている。
それなのに僕の下半身は無性に興奮して勃ったチンコから先走り汁がダラダラと流れ性欲を収められない。
このままだとどうにかなってしまう。僕は腰を振るって必死に身悶えする。
その姿を見たボス狼は僕に問う。
「どうした、そんなにも射精を我慢をして。我々と同じ存在になってしまった事への抵抗か?」
無表情のまま、冷徹な眼差しのまま言うボス狼。僕は首を縦に振る。
それはまるで哀れなものを見る視線だった。
「抵抗しても無駄な行為だ。貴様は全ての人間性を精液となって吐き捨てて我々の同胞になる運命だ。」
ボス狼はスイッチを押すと、天上から白い筒を持ったアームが出てくる。
「抵抗するなら、我々が射精を促すまでだ。残り僅かな時間、精々快楽に身を委ねるがいい。」
アームは僕の顔の前に止まると筒の先端を僕のチンコへと押し付けた。
まさか……と僕は嫌な予感が的中した。
「あ、あああぁ!!!」
筒の中ににゅるっと僕のチンコが入っていき、先端から根本までがすっぽりと包み込み筒に収まるとアームが射精しようと上下に動かす。
「あ、あっ、うううっ!!」
僕は歯を食いしばって必死に抵抗しようとするも快楽に負けそうになり、腰が勝手に動いてしまう。
「んあっ!ああっ、あ、ああ!!」
「どうだ、気持ち良くて堪らないだろう?」
ボス狼は僕を見て言う。僕は目を涙で滲ませながら口を開く。
「や、やめて……もう、射精しそうだからぁ……」
「そうか、ならば早く射精しろ。全て楽になる。」
ボス狼がそう言うとアームは僕のチンコを更に激しく上下に動かす。
「あっ、ああっ!だめぇ!でるぅ!」
どぴゅっ!びゅるるぅ!!
筒の中から濃い精液が溢れ出てる。一発に対しての射精の量に僕は舌を出したアヘ顔になってしまう。その瞬間僕の何かが頭の中で抜け落ちる。
「あ、あれ……僕、なんでここにいるんだ……?」
この場所にいた経緯の記憶がない。思い出そうとするも、アームは上下に動かして思考を中断される。
「あ、あ!?やめっ!」
どぴゅっ!びゅるるぅ!!
僕は慌ててまた射精してしまった。そして今度は僕の数々の思い出が精液となって射精すると、。ようやく僕は理解してしまった。どうやら射精する度に大事な記憶が精液になって吐き出されるんだと。
そんなの嫌だ、家族との思い出も友達との思い出も、射精するなんて!けど、筒の中がグチュグチュして気持ちいい!あぁ、また射精する!玉袋から精液が出る!!
「あ、あぁ……出ちゃう……だめぇ……」
「そうだ。全て精液に変えて我々と同じ同胞になれ。そうすれば貴様は自由になれるぞ。」
もう、ダメ……我慢できない。僕は筒の中に射精する。
「んあっ!!ああっ!!」
僕のチンコからまた大量の精液が溢れ出る。家族や友達……それらの思い出が射精した。
「あ、あっ……あああ……」
また私は射精した。今度は私の人格が射精したであろう。私が何が好物なのか、趣味が何なのか、何が興味をそそられたのか、色々なことが射精と共に消えていった。
同時に笑いも、悲しみも、怒りも、感情の全てが消えた。
「さぁ、最後の射精をしろ。赤星天平の名の人間を捨てろ。」
「はい、分かりました。赤星天平の残り全てを射精致します。」
抑揚の無い口調で私はキャプテンの命令に応えて、私は快楽に委ねて人生の別れを告げる。
(私はあぁ、もう抵抗など無い。この身体を、この快楽も、この運命も。甘んじて受け入れろう。さぁ、残りの残滓も射精しよう。ありがとう、そしてさようなら、赤星天平。)
どぴゅっ!びゅるるぅ!!
私は人として睾丸に残った全ての精液を射精した。
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「同胞になった気分はどうだ?」
全てを射精を終えて拘束された手足が解放される。
掌の数回、開いては閉じて、身体を何度も確かめる。
私はボスに跪き忠誠の証として、頭を垂れる。
「はい、非常に素晴らしい気分です。キャプテン。」
私は尻尾を振ると、今は必要ないのに昂ってしまいペニスが勃起してしまう。
……でもこれでいいんだ。この身体はとても正直だ。これからはきっと気持ち良くしてくれるだろう。そう思えた。
「ふむ。問題は無いな。ではこれを身に着けよ。」
キャプテンは私に衣服を差し出す。彼らと同じ黒色のタイツスーツに白いグローブと膝まである白いブーツ。一族の証である狼の頭のエンブレムがあしらわれたベルトを装着した。
「はい。喜んで。」
私は感無量で感謝して受け取った。
私は自身の股間をモッコリさせて、勃起したペニスを抑えながらタイツスーツのジッパーをあげ、ブーツとグローブを身に着ける。
「私はキャプテンの命により、いつでもこの身を捧げる準備があります。」
私は姿勢を正し、キャプテンの忠義を誓う敬礼のポーズを取る。
「では、新たな同士よ。我々と共に同胞を増やすぞ。この地球を支配する為にな。」
「はい。私のこの身も心もキャプテンに捧げます。」
「よろしい、ではついて来い。」
ふとちらりと見ると一人の仲間が私の顔を見るなり目から一筋の水を流れているが気にも留めず、私はキャプテンの後について行く。これからの新しい生活と地球の暗躍に胸を躍らせながら。