Day06:立ちション

  「ふあぁ……」

  大きくあくびを上げながら、白く上質なベッドからロータスは起き上がった。

  見慣れないベッドルームを眺めて、じわじわと昨日のことを思い出してきた。

  「おや、おはよ」

  開け放たれたドアの向こう側で、廊下を通りがかったエリオントが声をかけてきた。

  「あ、はい。すみません、泊めてまでいただいて」

  「気にするなって、一人暮らしで部屋も余ってるんだ」

  「はぁ……」

  こんな大きな家に一人暮らしって、どんな生活しているんだか……?

  「落ち着いたら下に降りてきな、朝飯にしようぜ」

  「はい、すぐ行きます」

  ベッドから降りると、かわいらしい柄のパジャマに包まれた自分の足が見える。

  上質な記事で作られ着心地は抜群だが、あからさまな子供向けのファンシーな柄でデコレートされている。

  「やっぱり、かわいいパジャマもよく似合うな」

  「ちょ、ちょっと、恥ずかしい……です」

  昨日玄関先で粗相してしまってから、エリオントにシャワーと服を借り、そのまま一泊させてもらった。

  このキュートなパジャマも当然エリオントの見立てだし、用意してもらった下着も真っ白なブリーフを穿かされた。

  「そういえば、眼鏡は?」

  「あっ、い、いや、なくても少しは見えるんでっ!」

  慌てて踵を返して鞄の中をあさる。

  大きなウェリントン眼鏡はただの変装用であり、裸眼でも問題ないのだが、ロータスはあまり素顔を知られたくなかった。

  「飯食べたら、今日はドライブにでも行くか?」

  「ど、ドライブって……どこに?」

  大きな眼鏡を持ち上げながら、エリオントのそばに歩み寄る。

  「どこにすっかな? まずは人気の少ない山道でも走るか?」

  ロータスの手を引きながら、彼は楽しそうに話す。

  「可愛い恰好でお出かけさせたいけど、急に人が多いところは慣れないからな」

  「こ、この恰好は……その……」

  自分の恰好を思い出し、顔がボッと赤くなる。

  エリオントがさらに笑みを深めた顔でぐっと近づいてくる。

  「昨日のお礼ってことで、デートしてくれないか?」

  「あ……あの……うぅ……」

  お漏らしの後掃除までやらせてしまった昨夜の失態を思い出して、また顔が赤くなる。

  「ね?」

  「お、お手柔らかに……おねがいします」

  ブロロロ……

  落ち着いた外装の高級車に揺られて、郊外からまた少し離れた山道の、展望台までやってきた。

  「ふぅ……」

  一息ついて、2人は車を降りた。

  ロータスは白い丸襟の付いたオレンジのポロシャツに紺色の短パン姿で車を降りる。パンツは相変わらずの白ブリーフで、かわいらしい子供服に着せられている。

  見た目はちゃんとちょっと背の高い子供に見えるものの、大人の背徳感からか少しドキドキしてしまう。

  「ここまで来れば人も少ないな」

  車を降りると、遠くに湖が見える。周りを見渡す限り草木ばかりで、平日の昼間に来るような人はほとんど居なかった。

  「服の着心地はどうだ?」

  「それは……えっと、凄く良いです」

  これはお世辞でなく本当に良い。普段来てる服より、何倍も。

  ただ、慣れない短パンがすーすーする。

  「平日に用がないってことは、自営業かな? 順当に考えるなら学生さん」

  「……えっ?」

  思いがけない詮索に、声を荒げる。

  「仕事荷物も多くないし、士業の類では無いと見た」

  「やっ止めてください! 詮索は無しです!」

  エリオントの顔がにやりと笑う。

  「そうだな、ここにいるのはロータスくんだもの」

  クシャクシャと、大きな手で顔を撫でられる。

  「……ん」

  優しい手つきに、思わず目を細めてしまう。

  「ほら、ちゃんと子供に戻ろうな」

  エリオントの顔が、ぐっと近づいてくる。

  「え……、あ、はい。じゃなかった、うんっ」

  慌てて精一杯の子供らしい笑顔を作って、ロータスは返事した。

  「よしよし」

  もう一度頭を撫でられてから、手を引かれて展望台のほうへと歩み寄る。

  展望台の柵越しに、遠くの山々を眺めた。爽やかな風に吹かれて、今日も気持ちよさそうに新緑がそよいでいる。

  「きれーだね」

  わざと舌足らずな調子で話しかけると、エリオントがいつもの微笑を浮かべて待っていた。

  「おう、そうだな……」

  景色を眺めながらゆったりとした時間を過ごすのは、以前のロータスにとって非日常だった。

  優しい時間に恵まれ、このまま彼に気を許してしまいそうだ。

  「そろそろ戻るけど、おしっこは大丈夫か?」

  「あ……ちょっと」

  言われると、急に尿意が増してきた。

  「このへん、トイレ無いんだけど」

  「えっ!」

  無いと言われると、また欲求が高まる。

  ぎゅっ……

  思わず内股をこすり合わせる。

  「しーしー、でそう?」

  「あっ……やっ……」

  足ががくがくと震え、体が弛緩してくる。

  「我慢できないなら、ここでやっちまうか」

  「ええっ!?」

  スルッ……

  手早くエリオントの手が伸びると、ズボンとパンツまで一気に引き下ろされてしまった。

  屋外なのに、下半身丸出しの恰好にさせられる。

  「ちょ、ちょっとっ!?」

  思わず手が伸びそうになるが、エリオントに掴まれ持ち上げられる。

  「こっちのほうなら、人通りも少ないね」

  細い腕と胴体をしっかりと握られ、お尻からおちんちんまで丸出しのまま、展望台をだっこ横断される。

  「う……うぅ……」

  もう拒否することはできずに、持ち上げられる腕にしがみつく。

  すっぽんぽんになった、下半身がすーすーする。

  「ほら、この辺なら大丈夫」

  エリオントの手がロータスの体をグイッと前に押し出した。

  「ひうっ!」

  柵の境になっていて、目の前には小高い林しか見えない。

  「ズボンに引っ掛けないようにな」

  股の間に手が入ってきて、両足を広げられる。

  ズボンとパンツはくるぶしの上で丸められたままだ。

  「しーしー、しーしー」

  「あっ……あう……うぅ……」

  流石にここまでの恰好をさせられると、恥ずかしくて仕方がないのだが、いまさらこの恰好で抗うこともできそうにない。

  ロータスはポロシャツの裾をぎゅっと握って、顔を赤くして俯いた。

  「そうだな、シャツも持ち上げたほうがいいな」

  ぐいっ

  大きな手に促され、ポロシャツの裾を掴んだ手を、そのまま胸の前まで持ち上げられる。

  お尻とおちんちんだけでなく、おへその上まで丸見えの恰好にされた。

  「しーしー終わるまで、持ち上げてなよ」

  「うう……」

  お尻丸出しでシャツも持ち上げて、完璧な子供のおしっこポーズだ。

  視線を下げると、まさにお子様にふさわしいサイズのおちんちんがぷるぷると震えている。

  陰毛はエリオントに反られたまま、サラサラの状態だ。

  「しーしー、しーしー」

  「ふぐぅ……」

  チョロッ……チョロロ……

  勢いよく噴出したおしっこが、小気味いい音を立てて土の地面を濡らしていく。

  「しーしー、上手だね」

  「ぐぅ……」

  顔が真っ赤に染まり、もう湯気が立ちそうだ。

  子ども扱いされたいと思っていても、こんなに恥ずかしいことをさせられるなんて思ってなかった。

  「うう……」

  ショロロロ……

  人通りの少ない山道に、木々がサアサアと音を鳴らす。丸出しのお尻がちょっと寒い。

  プルルッ

  体の力が抜け、小さく身震いしてしまう。

  ポタポタ……

  ゆっくりと時間をかけて、おしっこを全て出し切った。

  「終わったらプルプルしような」

  エリオントの大きな手に、おちんちんを摘み上げられる。

  「あうっ……」

  思わず腰が引けそうになったが、反対のお尻を支えられ、股間を突き出すポーズに戻された。

  シャツを握る手が、さらにぎゅっと力を込めた。

  「ちゃんと、たっちしてな」

  「うう……、うん」

  言われた通り、ぴんと直立する。

  下半身丸出しで、しかも股間を他人に握られたまま。

  「プルプルしような」

  引っ張られた股間をプルプルを左右に振られる。

  エリオントの大きな手に包まれ、ロータスのそれは彼の小指サイズくらいしかなかった。

  そんな情けない恰好を眼下に晒されながらも、ロータスはシャツをたくし上げて股間を突き出すことしかできなかった。

  ピンッ

  最後におちんちんの先端をはじくように、おしっこの雫を払い落とされた。

  「あんっ」

  思わず声が出てしまう。

  「よしよし、ズボンとパンツ穿いて、車に戻るぞ」

  「うん」

  こんなに恥ずかしいことをさせられているのに、どうしてもエリオントに言われたことには、素直に従ってしまう。

  彼の大きな手に、一番弱いところまで、ゆだねてしまった気がする。