同居人のショタ系猫お兄さんの性処理係になってしまった僕の話

  上京したはいいが、金がない僕は住み込みの職を探して、仕事にありつけた先で、同期と相部屋という条件を苦渋の決断で飲みつつ住むことにした。そこで出会ったヒノキのような体色のハチワレ猫獣人、ヒノキくんはおっとりとしつつ、かわいらしい柔和な顔をしていた。「よろしくね。名無しくん。」

  ヒノキくんは第一印象としては控えめでありつつ、家庭的に見えた。

  同じ男でありながら自分の生活力の無さに少し目がいくが、ヒノキくんは僕の至らぬところを何度も手伝ってくれた。

  思えばそれはのちに、与える側ほど支配力を持つようになるイヌイットの贈り物みたいに、僕に首輪をつける意味合いもあったのかもしれない。

  「ご飯、出来てるよ。」

  僕が夜勤から帰ってきたところへ、

  有給を取っていたヒノキくんが、ご飯を用意して、ソファに裸で座って、脂肪のついた雄っぱいを、

  自分で揉みし抱き、赤い乳首を自分の指の爪と腹で弾いたりいじくったりしながら、はぁはぁと頬を紅潮させて誘うような笑みで玄関にいる僕を見る。そして利き手の右手はぽっちゃりとふくよかなお腹の股下にある自らの皮被りちんちんに指を突っ込みつつ、くちゅくちゅと我慢汁が泡立つ水音を発している。

  「お疲れ。名無しくん。ご飯食べる前に僕のざーめん全部飲んでね。」

  僕がヒノキくんの手料理や家事なしでは生きていけないところまで餌付けしつつ、寮内ではイカ臭くなるからオナニー禁止というそもそもがイカれたルールを引き合いにして、「名無しくんが全部飲んでくれたら、僕はオナニーし放題だからさ、いいよね?ギブアンドテイクだよ。」そんな取り決めをしてから僕は退勤後いつも、ヒノキくんのイカ臭い精子を飲んでいる。拒否できないくらいに僕はヒノキくんに生活の手綱を握られていたし、仕事もできるヒノキくんに励まされ精神的にも縛られていた。だから、僕は喜んで最初はそれくらいならとヒノキくんのオナニー直後の濃厚な精液処理をした。でも最近は、このいびつな関係に違和感を抱きつつも離れられない怖さを抱き始めている。ヒノキくんがいなくなったら生きていけないと感じてしまう。ヒノキくんに見捨てられたくない故に暖かくてどろっとした精液を直に今日も飲んでしまう。

  「名無しくん。すっかりおトイレ役が上手くなったね。その調子で頑張って!」

  もう精液を吐き出すこともせずそのままご飯を口に運び咀嚼し飲み込む。

  ごくんっ

  次の一口、「ああぁっ名無しくんっまた出そうっこっち向いてっ」

  ご飯中になっても僕はヒノキくんの性処理係のままだ。

  ご飯、お風呂、寝るとき、一緒にいるときはすべて。朝昼晩、ヒノキくんから唯一課されたお返しの仕方。

  それはいつでもオナニー中毒のヒノキくんの性処理係になること。

  「名無しくん。僕ちょっと抜きたくなってきちゃったんだけど…イイ?」

  もう、戻れなさそう…

  ご飯を食べたり水を飲んでいる時間よりもヒノキくんのちんぽを舐めて精液をごっくんしている時間の方が長い僕の人生はまだ続く…