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ある日、仕事からの帰り道、いつも通る夜道の道端で倒れていた狼獣人に、恐る恐る声を掛けたのがきっかけだった。
大丈夫ですか…?と、彼の肩を少しゆすってやると、どうやら生きてはいたようで、喉から振り絞ったかのような酷く掠れた苦しげな声で、「…み…ず…」と呟いた彼に、俺は慌てて飲み物を買いに行ったのを今も覚えている。
どうやらこの狼獣人は三駅ほど離れた場所にある高校の学生らしく、少し丈の短い学ラン服姿で、身体中とても汚れていた。
暗がりで気付かなかったが、こちらの差し出した飲み物を勢いよく煽る狼獣人をよくよく見てみれば、その口の端から僅かに垂れた血痕、土塊に汚れた制服、拳にも何やら黒く変色した血の塊らしきものが、その毛皮に付着していて、あとから厄介事に首を突っ込んでしまったと後悔したものである。
とはいえ、1度関わってしまった相手を、このままの状態でそこに放置する訳にも行かず、数日間、身体を洗う事も出来なかったのか、服越しにさえ香ってくるキツイ汗の臭いが漂う彼に対して、何とか肩を貸してやり、近くにある、自分のアパートまで連れていってやる事にした。
そこで冷静になったからか、初めて気付いて驚いたのだけれど、彼は学生とは思えない程とても大きな身体だった。
身長は勿論、筋肉や骨格から違うのか、胴体がまるでドラム缶のように分厚く、四肢もそれぞれが人間の赤ん坊と同じくらい太い。
人間である自分のアパートは、一人暮らしという事もあって狭く、彼の身体が、部屋の4分の1を占めてしまうのではないかと思った程だ。
何とか、そんな重い彼を部屋へと運んでやり、介抱してやること一時間。
腹がしきりにグーグーと鳴っていたので、まずは飯でも食わせてやろうかと、いくつか残り物を与えたら、冷蔵庫が空っぽになる勢いで、全て平らげられた。
身体的な外傷よりも、腹が減って倒れていたようである。見る見るその口の中に収められていく食料を見て、口の端が引きつったのは、言うまでもない。
「あんた!命の恩人ッス!ありがとうございます!」
食い終わって早々、目の前で土下座しながらそう言った狼は、改めて明かりの下で見ると、やはり高校生とは思えない程厳つい容姿でありながら、とてもその姿には見合わないくらい、誠実な男子であった。
よくよく見れば、厳ついと言っても、どこか目元等が若々しい雰囲気もあって、直視出来れば、年相応にも見えなくはない。(多分直視出来る奴なんて少数だろうが…)
彼が言うには、親と喧嘩し家出して、むしゃくしゃしてしまい、とにかく何か殴りたくなった為に、そこで道行く喧嘩をふっかけた相手が実はヤクザだったらしく、ヤバいと思ったが、喧嘩を売った手前引くに引けず、何人かは殴り倒したのだけれど、こちらも相応にダメージを受けた所で応援を呼ばれてしまって、結果、流石に不利を悟って、何とか逃げ仰せた…というのが事の経緯らしい。
その話を聞いて血の気が引いたのはいつまでもない。
数日間宛もなく逃げてるうちに、喧嘩によるダメージと、一番の要因である空腹から、行き倒れていたところを助けてもらい、とても感謝してると言われた。
「兄貴!兄貴を兄貴と呼ばせてください兄貴!一生お慕い申し上げます!」
いやいやいやいや、こちらが了承する前にもう兄貴って呼んじゃってるし!
そんな心の叫びは口から出ることもなく、何か言えばそのヤクザ達と同じ目に会うと瞬時に察して、言葉を噤んだ。そんな夜。
風呂に入らせ、近くのコンビニで売っている獣人用LLサイズ(それでもパツパツで股間が強調される羽目になっていたが)の安いトランクスを急いで買いに行き、内側から筋肉に圧迫されてギチギチと音を立てながら張り裂けそうになっている可哀想なおニューのシャツを貸してやって、何の因果か暫く面倒を見てやる羽目になった。
家にはどうしても帰りたくないと言うし、匿ってくれる友人も居ない為行く宛が無いと言うのだ。臆病な自分が逆らえるわけもなく、気付いたら家に居ても良いと了承していたからどうしようもない。
それが、あんな事になるなんて、その時の自分を、叱咤してやりたいくらいだ。
結論から簡単に言えば、彼(名を狼夜という)は、何故だか、異様なほど、こちらに懐いてしまったのである。
外を歩く時はスレた印象通りの近寄り難い不良感がビリビリと痛いほど伝わってくるのに、アパートに戻ると、一転してニコニコと明るく、年相応な無邪気さを持った青年に代わる。
外ではその種族そのものな印象である狼なのに、家に帰るとまるで飼われた大型犬である。
買い物等では一定の距離を空けて歩くのに対し、自室では尻尾をブンブンと振って、種族柄か、顔を擦り寄せて来たり、匂いを嗅がれたりする。とても表裏の激しい人物だった。
それがそれが、なんと日に日に大胆になっていくものだからとても困ってしまった。
最近では、逃げてるうちに壁に押し付けられるような感じになっていって、匂いを嗅ぐだけだったのが、首筋をペロペロと舐めるようになっていた。
力なく彼を押しのけようとするけれど、まるでそれを逆手に取るように、その分厚い筋肉を掌に押し付けてくる。視界の端にはパタパタと大きく揺れる尻尾が見えて、瞬間、唇にマズルが近付いてきたかと思った所で、思わず横に体勢を崩して倒れた所を、笑われて難を逃れた。
「兄貴、おっちょこちょいっスねぇ。」なんて、この歳になって、5歳以上年下に笑われるとは思ってもいなかった事である。普段からも、「兄貴、可愛いッスね」「いい匂いするッス」「舐めて良いッスか?」などなど、セクハラ発言は日に日に直接的なものになってきており、正直貞操の危機を抱いている。
童貞なのに、先に処女を奪われるだなんて、なんの冗談だろう。それは絶対に阻止しなければ…!
そう思っていた時期もありました…。
「あ゛っ♥あ゛っ♥あ゛っ♥あ゛っ♥!!!」
「あ〜…兄貴ん中、めっちゃあったけぇッス。滅茶苦茶締めてくるッス…。そんなに俺のチンポ気に入っちゃったんスか?」
「あ゛っ!?♥あ゛〜〜っっ♥♥そご…っ奥だめぇっ♥♥」
「ここッスか?ここがいいんスね。だったら、いっぱい虐めてやんねぇと駄目ッスねぇ。」
「ひぃっ♥♥!やだっ♥!駄目っ♥!あ゛っっ!???♥まだイグっ♥♥」
「お゛〜っ…すっげ…めっちゃビクビクしてる。やっべぇw」
俺は今、ベットにうつ伏せて押し付けられ、所謂寝バックという状態で狼夜に尻を犯されている。
枕に顔を埋めて、僅かに尻を突き出すような形になり、ズンズンと狼夜の野太く長い逸物を腹の奥まで飲み込んでいる状態だ。
S字結腸を真っ直ぐ伸ばす程奥まで挿入されて、狼夜は俺の顔の横にその太ましい腕をつきながら、遠くを見つめて瞼を薄める。口を突き出し、快感を享受する、若い雄の顔をしていた。
いつからこうなってしまったのだろう。
何がきっかけでこんな事になったのだ?
自問自答は、狼夜からもたらされる快楽に押しつぶされた。
確か、初めはセクハラがもう耐えきれなくて、絶対にこれ以上はやめさせようと誓って、そう決意を固めて狼夜と向き合おうとしたはずだったのに。
頭を撫でて欲しいと言われればした。ブラッシングをして欲しいと言われれば従った。けれど、男同士、しかもこんな、学生相手に盛るような事は、絶対にしないと決意していながらも、…結果そのあくる日、いつしかいつものようなじゃれあいの延長線であれよあれよと押し倒されて、反論を許さないと口をマズルで覆われて、気付いたらこうなっていた。
その日から、もう、この行為が当然かのように捉えられ、表面上はいつもと変わらない筈なのに、当たり前のようにキスをされたり、服に手を入れられて恥ずかしい部分を触られたり、料理をしていれば尻を触られ、後ろから抱き締められて乳首を戯れに弄られたり、まるで恋人のような接し方をされるようになっていった。
果ては、最初はただただ痛くて苦痛でしかなかった尻も、日に日に彼の長大な逸物の大きさに拡張、開発されしきってしまい、今では、前立腺だけでなく、腸壁そのものが性感帯と成り果て、どこをどう責めれば俺が泣くか、そんな事さえ熟知されてしまっている。そんな身体の変化を受け入れられず、まるで自分の身体では無いと今でも思ってしまっている自分が、一番流れに着いていけず、遅れているのではないだろうか。
狼夜が家に来てから既にもう1年半、高校も卒業して、きっかけとなったヤクザの頭領にその心意気が気に入られ、その傘下にある建築事務所に就職さえしてると言うのに、彼に出会ったのが昨日の事に思える。
狼夜が、俺の身体を仰向けにして、正常位に向きを変えながら、からかうように呟いた。
「ふぅ〜…兄貴…相変わらず可愛ッスねぇ…。」
「ひぐ…っ♥う…っ♥も、…やめ…っ」
「駄目ッスよ。これからじゃないッスか。」
「そんな…っ♥も…むり…♥」
「へへ…そうやって顔ぐっちゃぐちゃにして泣いてる兄貴見ると…もっとチンポ硬くなっちまいやすわ…。ほら、分かるッスか?これ、兄貴に興奮してるからまた大きく
なっちまったんスよ?」
「ひっ…♥また…大き…っ♥」
「当たり前ッスよ。…へへ、今日も金玉空になるまで子種仕込んでやっから、覚悟しろよなぁ?」
「やっ♥いあ゛あ゛っっ♥!動いちゃ…っ♥」
顔を覆う手を掴まれて、伸ばしたそれを、狼夜は自らの腰に持っていった。もし自分に豊満な胸があったなら、その両腕で挟んで、その様がより強調されていただろう。布で手首を縛られた両掌に、ずんずんと力強く何度もピストンする、彼の割れた毛深い腹筋がぶつかる。
ゴリゴリと反り勃った雁首が、腸壁を掻き出す程グラインドしていて、こちらの腹の内側にもぽっこりとその先端が押し出されているのが分かるほどだ。
一突き事に、ピュッピュッと小さな水しぶき程の潮が俺のちんぽの先から吹き出して腹を濡らす。そこには、僅かに白くヌメった体液も混ざっていて、触られてもいないのに射精した事は誰から見ても明らかだろう。
「いあ゛あ゛あ゛あ゛っっ♥♥いぐぅぅぅううう♥♥♥」
「おう。イッちまえイッちまえ。年下チンポにゴリゴリ掻き回されて、またイケッ!!」
「ひいいいいいいい♥♥♥」
ビュルッ…と潮と混ざって薄くなった精子がまたペニスから吹き出す。タイミングよくズンと最奥を突かれたからか、勢いよく高く飛んだそれは、真っ赤になったこちらの顔にまで飛び散ってしまって、その哀れな様相に拍車を掛けるばかりだった。
こんなにもゆとりがない自分とは違って、狼夜はどこか鼻歌でも歌えてしまいそうな程に余裕綽々で、こうして
俺が絶頂に叫ぶ間も、その毛深い金玉が尻を叩く程激しくピストンを繰り返していた。接合部を見てみれば、白く泡だったローションと腸液の混ざりあったもの、粘液をもって粘着く幾つもの糸、亀頭まで抜き去る度に中から掻き出された分泌液が弾け、グポッグポッ!と空気を押しつぶすような卑猥な音が鳴り響いている。
5歳以上年下の相手に、自分は良いように身体を弄ばれ、反抗する事も出来ず、全ての感覚を委ねてしまっているのだ。
「ほら、頑張ってケツマンコ締め付けて下さいよ。そんなんじゃ俺まだまだイケないッスよ?」
「んぅ…っ♥ん゛っ…ふ…っ♥うぅ…っ!?んあ゛!!♥」
「ほら兄貴、頑張れ♪頑張れ♪」
「っっだめぇぇえっっ♥♥またイッちゃううっっ♥♥」
「あらら…仕方ねッスねぇw」
ビュルッビュルルル……またしても吹き出した精子を見て、こちらをおちょくっていた狼夜が、また少し馬鹿にしたように笑う。
いつもはどちらかというと恩人というのもあって、こちらの方が僅かに上ながら、それを嫌って対等な関係である筈の二人なのに、こういう時はただひたすら狼夜に弄ばれ、下位に扱われているような感じだった。
それも当たり前だろう。何せ身体の変化にさえついていけない自分より、狼夜は確実にこちらの弱点を理解していて、それを積極的に責め立ててくる。ともすれば、その大きく鍛え上げられた身体もあり、俺よりも俺の身体を知っている。肉体的有利を持っているのだ。
更には好きな子を虐めたくなる心理か、泣き顔を見て興奮してるのもあって、実は泣き虫であるこちらを泣かす術も身に付けており、それがおちょくるような、年下に子供扱いされるような、そんな言動に現れていた。こちらのプライドを著しく刺激し、こうした状況から泣き出しやすくする。本能で虐め方を分かっているのだろう。恐ろしい奴だ。
狼夜はふと、ベットの脇から黒い布を取り出すと、それをピンと鞭のように張った。
「そんなに顔を隠したいなら、俺がやってあげるッスよ。」そう言って、その黒い布を目元に押し当て、グッと押し当てる事で、彼の手や俺の頭がベットにギッと沈みこんだのがわかった。
「兄貴って、目隠しされんの好きッスよねぇ。そうするとケツの締まり良くなりますもん。こうやって乱暴にされんのが好きなんスよね?とんだ変態ッスわ。」
「ひぃっ♥や、やめてぇ…っ♥」
「まだンな事言ってんスか?ほんとは興奮してんでしょ?ほら、キュンキュンキュンキュンけつマンコが俺のちんぽえげつねぇ程締め付けてきたじゃねぇか。嫌がってるフリはいけねぇなぁ。」
「や…っ♥ちが…っ♥」
「お望み通り、今から本気で腰振ってやっから。せいぜいイキまくって死なねぇように気張れや。この牝犬が。」
吐き捨てるように呟いた狼夜が、グググと腰を押し付けてきて、こちらの腰も僅かに持ち上がる。彼の分厚い胸の筋肉に手が届くほど身体を折られて、これから否応なしに激しい責めがくるのだと嫌でも感じさせられてしまう。
目隠しも、ただ目隠しされる時と違って、彼の力強さが、直接目元に感じる圧迫感で伝わってくるし、ベットの沈み具合から、男らしく筋張った拳がすぐ側に力強く押し当てられているのが恐ろしい程よく分かった。
嗚呼…今から自分は酷い扱われ方をされるのだ。
泣いて縋ってもやめてもらえず、言葉を返して貰うこともない。
まるで設置型のオナホールでも使われるかのように扱われて、ただ射精する為の道具のように乱暴される。
そう思った瞬間、どろり…とペニスの先端から、まるで自分が興奮してると言わんばかりに大量のカウパーが溢れた。
「行くぞ…?」
「あ…っ…!」
瞬間……
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっ♥♥♥」
ジュボジュボッズブ…グチュ…ズ…ッ…グポ…〜〜
激しいピストンに、俺はただただ叫んでいた。
彼のペットボトルのようなペニスが、身体を貫通するのでは無いかと思う程強く、最奥まで突き立てられる。
接合部からは飛沫が飛び散り、彼の子供の拳程ありそうな金玉がベチベチと、白く泡だった粘液にぶつかって鈍い音を出しては、幾つもの糸を引いて戻っていく。
S字結腸を真っ直ぐと伸ばす程の力強さでありながら、一瞬にして引き抜かれ、かと思いきやまたS字を貫く。
激しく揺れた俺のペニスから吹き出す潮が、身体を濡らした。
そしてある瞬間。
グポ…ッ
「お?」
「っっ!?!?ギィィィ♥♥♥」
「何だ?…お…っ?すげ…兄貴、これS字越えちゃいましたね。」
「イギィっ♥あ゛あ゛あ゛っっ♥♥」
「おーおーっすっげぇ…滅茶苦茶…締まるじゃないっすか!…ここ、そんなに良かったんスか?」
狼夜がそう言って、腹の上から直接グッとペニスの潜り込んだ場所を圧迫する。
それだけで、内側と外側からゴリッ…と敏感な部分が押し潰されて、頭がおかしくなりそうになる。
「がっ♥やべ…っ♥やべで♥」
「あ〜……そう言われっと責めたくなるんよなぁ…。…と、言うわけで。」
「…っ♥♥ギあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!??♥♥」
目隠しをされているはずなのに、目の前がチカチカと激しく瞬いている。脳みそ全体が許容量を超えた快感にオーバーヒートを起こしてしまっている。
今まで到達し得なかった部分、その部分についに彼のペニスが到達してしまい、そしてそこを雁首がグポッグポッと引っ掛けてくる。
真空状態になっているそこは、まるで吸い付くように、亀頭全体に密着して吸い上げ、狼夜自身にも多大な快楽を与えてくれた。そこを、重点的に責め立てる。
「ここも俺のチンポの形になるまでじ〜っくり開発しちゃいましょうねぇ〜。もしかして、ここに射精したら兄貴、ほんとにガキ孕んじまうかもしんねッスねぇ。」
「ひっぎああっ♥やべ…っだっっっめ゛…っっ♥♥お゛お゛お゛っ〜っ♥」
ゴチュ…ぐり…
膨れた亀頭全体で、引っ掻くようにそこを真っ直ぐに伸ばす。内臓が圧迫されているにも関わらず、その苦しさ以上に強い快楽が脳を支配して、何も考えられなくなる。
かと思いきや、一気にペニスを引き抜かれると、その刺激に驚いた身体が、プシャーッとこれまで以上に潮を吹き出してガクガクガクと震えた。
それを少しばかり見つめたあと、ヒクヒクと痙攣するケツマンコに、またペニスが押し付けられて、そのまま挿入され、またしてもS字結腸を責め立てる。気が狂いそうだった。
「あ゛〜…エッロ…。兄貴エロすぎんスよ〜…こんなん、俺もうイッちゃうッス。」
「ひぎぁ…っ♥や゛…駄目…っ♥中…妊娠…っ♥」
狼夜の言葉に、俺は正気を失っていたのだと思う。男同士なのだから、妊娠なんてするわけもないはずなのに、彼にこうして牝犬のように扱われてしまった事と、本当に子供が出来るかも知れないと言ったその言葉を、快楽によって馬鹿になった頭が鵜呑みにしてしまっていたのだ。だから、咄嗟にそんな言葉が出た。
目隠しをされているから分からなかったが、狼夜はきっと、俺のその言葉を聞いて意地悪な顔で笑っていたに違いない。
「なんでッスか?俺との子供嫌なの?兄貴。」
「へぇ…っ!?♥…や、違くて…」
「じゃあどういう意味だよ。あぁ?」
「ひっ…っ♥…う…うぅ…っ♥」
冷たく(そう装って)言われた言葉に、俺は真面目に、何で狼夜の子供が欲しくない等と呟いたのか分からずに焦っていた。ただ多分、妊娠するのはどこか怖いと思っていただけだろう。それに、自分にとって狼夜は、未だあの行き倒れていた時から保護してやっているだけという認識でしか無かったからかも知れない。
ただ、その状況では、無意識に出た言葉の意味が分からなくて、狼夜を怒らせてしまったらどうなるのか怖くて、言葉が出なかった。
「黙ってたら分かんねぇッスよ〜兄貴?」
「…ひぐ…う…うぅ…」
「ねぇ、兄貴ぃ、あんた俺の事嫌いなの?」
「ち、違う…っ」
「じゃあ好き?…」
「……わ、わかんな…」
「愛してる?」
「っ…そ、れは…」
狼夜の言葉に、快楽で浮かされた言葉は、ただ素直に言葉を放つことしか出来なかった。
いつもは隠してる事も、この状況では隠すことすら出来ない。ズルい質問だ。
「ガキ出来ちまったら、俺達夫婦ッスよ?つーことは結婚しなきゃ駄目ッスね。」
「や…そ、そんな…っ♥」
「嫌なの?」
「ち、違くて…っ♥違くて…っ♥」
「ちゃんと言わないとほら、このままセーシどばどば中出しちゃうッスよ?」
「ひぎっ♥っ…」
僅かばかり腰を揺すられて、少し冷静になっていた頭の中がまた色めき立つ。
気付いたら、ただ素直に言葉に出していた。
「好き…っ…好き…っだけど…っ」
「だけど?」
「に、妊娠…怖い…から…だから…」
「……ヘヘ…馬鹿だなぁ…」
黒い目隠しが取り払われる。
目の前には、狼夜の顔があって。
「あんた、本当に馬鹿だ…」
行き倒れた狼を拾って、世話をして。
何だかんだと言いつつも、他の大人のように何かを強制することも無く、ただ赤の他人である自分を傍に置いてくれた。
厄介事ばかり起こして、他人に疎まれ、この世界を生きることすら下らないと思っていた自分を、何も言わずに見守ってくれた。
お人好しで、臆病で、からかうとすぐ顔を赤くする。可愛い人。
こんな自分の事なんて、他の賢い大人と同じように捨ておけば良かったのに。
こんな事をしても、まだ自分を傍においてくれる。本当に馬鹿で、愛おしい人だ。
その柔らかい唇にキスを落とした。掌に指を絡めて、この愛おしさ全てを捧げて愛そうと思える。
「ガキ出来ても、俺が責任もって、あんたと、纏めて一生面倒見てやるよっ!」
「ひっ♥あっ♥そんっ♥あっ♥ひアッアッアッ♥」
「だから遠慮なく孕んじまって下さい。兄貴…!……っぐ…おおお…っ!」
「んあああああ!!!♥♥♥」
最奥を伸ばし、普段は届かない場所に射精する。
叶わない願いと知っていながらも、孕め孕めと種を注ぎ込む。
「…ふは…っこれで…っ終わりじゃねッスからね!ガチで孕むまで、種注いでやっから覚悟しろや!!」
「ひぃぃ♥♥あっ!?♥あ゛〜〜っ♥♥♥」
愛の営みはまだまだ終わらない。
[newpage]
おまけ
バレンタイン
「兄貴、これ……」
「あぁ、それ、会社の子から貰って…チョコなんて初めて貰ったけど、嬉しいもんだね。」
「ふ〜ん…バリバリ」
「あ、あ〜〜っ!!な、何食べてんの!そ、それ俺のチョコだから!!」
「その子の連絡先とかあるんスか?」
「え?い、一応、会社の連絡用に、あるけど。」
「ふ〜ん…バリバリ」
「あ、あ〜〜っ!!全部食べちゃ駄目だってば〜!!」
(鈍感だな〜本当に……)
プルルルル…プルルルル…
『はい…太田です。青野さん?なんですか?』
「あ?あんた?コイツにチョコ渡した女」
『…え?ど、どちら様ですか…?』
「悪いけどコイツはもう先約済みなんで。」
『え?え?』
「ねぇ?兄貴?言ってやって下さいよ。」
「ひぎぁ…っ♥あ゛…っ♥駄目っ♥奥…っおかしくなるから…っ♥」
『っ…!?』
「つーわけで、もう手出しすんなよ。じゃーな。」
ブツ……ぷー…ぷー…
「兄貴も、鈍感なのは程々にしねぇと、俺怒るッスよ。分かってんすか?」
「んお゛お゛お゛っ♥まだイグゥっ♥♥」
「ほら、お仕置き何だから自分ばっか楽しんでちゃ駄目っしょ。乳首も弄ってやるからな。」
「ひぃぃぃ!♥♥乳首だめぇぇぇ!♥」
「たく……ビュルビュルちんぽから汁ばっか出しやがって…。オルァ、しっかりケツマンコ締めろや!」
「ひ、ひぎぃぃぃぃ!!♥♥」
おわり♥
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