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アンドロイド貰いました。

  「はぁ…はぁ…♥グッ…♥♥」

  ビュルルルル!…ビュッ…!

  薄暗いマンションの一室に、低い呻き声が静かに響く。

  ベットの上に腰を下ろして、足を伸ばしたように見える1つの影が、小刻みに揺れ動き、荒い息遣いが聞こえてきた。

  影が鮮明になるにつれ、それが均整の取れた肉体を持つ狼獣人だという事が分かる。驚いた事に彼は全くの全裸で、その身体を惜しげも無く晒していた。しかもその股間の逸物は血管が浮かぶほどに怒張しており、ひいては、彼が自慰をしていた事は明白だ。

  といっても、部屋には彼以外居ないわけで、誰が見ているという訳でもないのだが…。

  よく見ると彼は、自らの胸元を大量の粘液で汚しており、今なおビクビクとしゃくり上げるペニスの先端からは、ダラダラと絶え間なく粘液が垂れており、何度射精したのか、こちらには想像も出来ない。

  それでも満足出来ないのか、その狼は手にした布を自らの鼻に押し当てると、深く息を吸って、肩が浮くほど、またしても興奮を露わにする。

  不思議な事に彼は、ペニスに自ら触れている訳では無い。その下にある「何か」に触れているようだ。

  「グッ♥がああああ♥♥♥」

  途端に、彼の身体がまた強く跳ねたかと思うと、ペニスがビクビクと何度もしゃくりあげた。

  既に金玉の中が空になってしまうほど射精してしまっているのか、精液が出ることは無かったが、彼がどれだけ一人での自慰行為に打ち込んでいるか、それだけでも想像に容易くないだろう。

  よく見れば、手にしている布は下着のようだ。明らかに狼の体格に似合わない小ささの、しかも男性物。

  狼は深く息を吐くと、やっとの事全身から力を抜いて、ベットにぐったりと身体を預けた。

  今日で何日目だろうか、こんな風にオナニーで気を紛らわせる日々は……。

  狼の名は、大神狼夜という。こんな見た目をしているが、それはかなり精巧に造られたアンドロイドの一体であり、俗に言うセックス用アンドロイド、セクサロイドと呼ばれる者の一体であった。

  ある日、とある人間の男性にゴミ捨て場で拾われた狼夜は、それ以降彼に引き取られて、家の管理と、そして新たな主人となった人間…夜空昴の性処理を(半ば無理やり)担当することになった。

  最初は乗り気じゃなかった昴を、インストールされた技術を駆使し、あの手この手で懐柔する事に成功した狼夜は、それからは毎日のように、彼の身体を貪り、その無垢な身体を調教、開発。

  結果、ヒトナー獣人が見たらヨダレを垂らして欲しがるだろう性奴隷レベルの身体に改造し、そして、充実した毎日を送っていた。

  彼が出張で1週間前、家を留守にするまでは…。

  「はぁ……昴ぅ…早く帰ってきてくれよぉ…」

  狼夜がそう言って、物悲しげに尻尾と耳を垂らした。

  人の手で造られた人工生命体、アンドロイドでありながらも、もはやその技術は、身体の一部が機械で出来ているという以外、人類と変わらない進化を遂げていた。

  精巧なヒトを模したアンドロイドは、その優れたAIプログラムによって自然な感情を理解するし、実際のところその身体を形成している部品もまた、人工培養された有機物で98%を占めており、ほぼヒトと変わらないというのが現状だ。

  だからこそ、慣れ親しんだ主人が居なくなると悲しみに暮れるし、セクサロイドとして設定されたプログラムは、しばらく精液を摂取していないと、仕事が出来ていないと判断して彼を興奮状態にさせる。

  リアルな発情システムというわけだ。1週間も精液を摂取していないとなれば、そのシステムが反応してしまい、自慰行為に耽ってしまうのも無理はない。

  それはまだ日も浅く、外が微かに暗い時間帯から自慰をしてしまうほどだ。システムが限界を訴えているという事である。

  と、言いつつも、主人である昴は、本日の夜には出張から帰ってくる筈だ。

  久しぶりに会える主人の事を想って、1週間前から取ってある彼の洗ってないパンツの臭いを嗅いで気を紛らわせる狼夜は、再度、手にしたその下着を見ると、ムラムラして思わずまたそれを鼻先に持っていく。

  「はぁ…はぁ…♥イグッ!!♥」

  脱着可能なペニスの下に埋もれる、絶頂用のテストボタンを押して、味気ない絶頂に酔いしれる。

  何度やっても、一人でボタンを押すだけの自慰なんてつまらないものだ。それに肉体的な絶頂を味わえても、それは決して満足できるものとは思えない。

  やはりどちらかと言えば、他人を快楽に落とすため造られた狼夜にとって、対象の居ない行為にさほどの意味は無いのだろう。対象の体温を熱感知システムで知覚し、紅く紅潮して快楽に歪んだ表情を顔認識プログラムで楽しみたい。僅かな身体の震えや、熱の変化は、アンドロイドだからこそ、生身のヒトよりも遥かに鋭敏に感じ取れる。昴のあの情欲をまた、全身のセンサーで認識したくて、それだけでまた胸の奥の熱い感覚が蘇るようだ。

  結局、いくらやってもムラムラとする疼きを我慢しながら、狼夜は小さく窓の外へと視線を向けて、徐々に明るくなる空の色を見つめながら、鬱々と溜息を吐いたのだった。

  [newpage]

  (やるぞ…帰ってきたらすぐ…!…玄関先で押し倒して…っいや、まずはバックで1発!)

  頭の中でそんな事を悶々と考えながら、狼夜はダイニングテーブルの前に腰を下ろし、貧乏揺すりをしながら、パタパタと忙しなく尻尾を振り回していた。

  指を組んで祈るようにした拳は顎の前に置き、人差し指もメトロノームのように一定のリズムで動く。

  そろそろ時刻は夜の20時を回るところだ。連絡によれば、昴はもうそろそろ家に帰ってくる頃。

  相変わらずムラムラは収まっておらず、既に全裸で待ち構える狼夜は、自らの逸物をギンギンに勃起させて、床にポタポタと我慢汁を出す始末だった。

  ガチャ…という音が聞こえて、ただいまーと昴の声が聞こえた瞬間、ガタガタと椅子を盛大に倒しながら立ち上がり、狼夜はすぐさま玄関先までドタドタ音を立てて駆け寄った。

  既に見えている小柄な影に、突進する勢いで腕を伸ばしたところで、ふと、その後ろに立つ、自分と同じか、少し大きいくらいの巨大な物体に目を奪われて、一瞬思考回路がフリーズしてしまった。

  「あ、狼夜…ただいま…って!何で裸なの!?」

  昴は、そんな事よりも、狼夜が裸で目の前にやってきた事の方が驚きらしい。彼が自身の後ろにいる巨大な存在を目にして固まっているという事には気付いておらず、顔を真っ赤にして、急いで靴を脱いだかと思えば、狼夜の肩を押し、居間の方へと戻らせようとする。

  自身が連れてきた来訪者に恥ずかしい姿は見せられないとでも思ったのだろう。

  後ろにいる巨大な影ーー虎獣人の男は、昴が「ごめんなさい!いつもはこんな風じゃないんですけど!」と恥ずかしそうに弁明するのを「別に問題ねぇ」と軽くあしらうのだった。

  「どういう事だよ!昴!!」

  「あ、あの…だからね…」

  狼夜は怒っていた。それはもう、心から。なんたって突然、こちらに何の断りもなく、こんな大きな虎獣人の男を連れてきたのだから、こちらが散々発情システムの苦しみに一人喘いでいた間、まさか別の存在に浮気していたとなれば、そりゃあもう怒りたくなるのも仕方ないだろう。

  しかもこの男、なんとアンドロイドだというではないか。

  ただのヒトならまだしも、アンドロイドが居る場に他のアンドロイドを連れてくるとは、これが裏切りではないなら一体何なのだろうか。という事である。

  「今回出張した先の社長さんがね?俺の事、なんか結構気に入ってくれて…」

  昴は、もう何度目か分からない説明を狼夜に話し始めた。事の発端は、今回取引先に選ばれた会社の社長が、昴のことを気に入ってしまったというのが原因らしい。

  接待をしているうちに、家へと招待された昴は、社長がこれまで集めた芸術作品やら、趣味の話やら、どうでもいいくだらない話を延々と聞かされていて、その中で、件のアンドロイド…虎尾大我の話になったのだとか。

  「全然意味が分かんねぇんだよ!そこはスッパリ断る所だろうが!この俺様がいるってんだから、他のアンドロイドは要りませんてよ!」

  「そうは言っても、断れるような人じゃないから…」

  元より昴は地味で目立たず、暗い性格の男だ。その代わりオーラとでも言うのだろうか、彼がそばに居ると、他の男がその陰気なオーラを感じて彼を見下し、男として上位の存在だと感じ取れるためか、上々な気分になる事が多く、意外と社会的地位のある人に気に入られる事が多かった。

  しかし、気に入られるといっても、ほんの少し反抗的な態度をとっただけで、逆に言えばすぐ生意気な奴だと思われてしまうため、何か提示されたことを断るという選択肢がそもそも存在しない。

  というわけで、あれよあれよと言われるがまま、「そうだ!1つ君に私のコレクションをあげようではないか!」等と流れが傾いてしまったら、もうそこで、昴に拒否権は無くなってしまうのである。

  結局、そのコレクションがアンドロイドのコレクションであり、選択肢は与えられず、押し付けられるような形で大我を渡された。

  アンドロイドは富の象徴である。それを個人で大量に所有しているとなれば、金持ちとしての箔が付くのだろう。

  とはいえ、社長はコレクション以上の存在価値をアンドロイドに認めておらず、また、集めてみたものの、中でも最も使わないのは、厳つい男のセクサロイドである大我だった為、彼を渡された。

  社長は生身の女好きだ。女性形のセクサロイドだって殆ど使用しないのに、男のセクサロイドなんて傍から使う気はないのだろう。

  そんな感じで与えられた大我を、要りませんとか、お断りしますとか言って突き返す事も出来ず、とうとう家まで連れ帰ってきてしまったというのが、今回の事の真相だった。

  何度聞いても同じアンドロイドとして酷く扱われた狼夜にとっては同情を誘う内容だが、それでも、この狭い家にアンドロイド…しかもセクサロイドが2体というのは苛立っても仕方がない気分である。

  これまで昴と二人でキャッキャウフフ出来ていたのに、そこに邪魔者が参入してきた。しかも自分と同じタイプのセクサロイドで、性格も似通っているような奴。

  コンセプトや種族の違いは勿論あるが、多分内蔵されたAIや趣向は同系統で間違いない。立派で筋骨隆々な体格、昴とは頭2つ分ほど違う身長、現実離れしたハンサムな容姿。どれをとっても、狼夜には苛立ちの募るデザインだった。

  そして、大我はどちらかというと狼夜よりさらにマッスル系だ。狼夜が強さと美しさに重点を置かれた聖騎士のような見た目をしているとすれば、大我はまるで蛮族というか、荒々しさと豪快さを突き詰めた、より男らしい容姿をしているように感じる。

  狼夜は、昴を毎日順番で満足させるなんて事をするのは端から願い下げだった。

  「まぁまぁ…困った時はお互い様って言葉もあるし、せっかくアンドロイドとして産まれてきたのに、ただコレクションとして何もせず居ただけの生活なんて可哀想でしょ?…これも何かの縁と思ってさ。」

  「………」

  とはいえ結局、そう昴に言われてしまうと、狼夜は最終的にグッと口を噤んで何も言い返せなくなった。

  自分もまた不遇な扱いを受けてきたアンドロイドである事、その後昴に助けられていなければ、もしかしたら企業に回収され、既にこの世にはいなかったかもしれないという事。それらを考えれば、昴の説得を退けられるような言葉が思いつかないというのが、実際のところである。

  「………仕方ねぇなぁ…」

  そう言って後頭部をボリボリと掻きむしった狼夜は、大きな溜息を吐くと、大我の方をジロリと睨んだ。

  実際いけ好かない所はあるが、困っているのは相手も同じ。アンドロイドが主人も持たずに歩き回っていたら、すぐさま異変を察知した企業が彼を回収し、その身体をバラバラにして再構築してしまうだろう。

  別にそうなっても狼夜は困らないし、むしろ望むところだが、昴はそういった事にきっと責任を感じてしまうに違いない。そうなったら彼をまた元気付けるのは苦労するだろうし、そのせいでセックスを拒否されたらそれこそ最悪な結末だ。

  どちらにしても、元より恩義のある昴の言葉を退けようだなんて、狼夜も初めから思ってはいなかった。

  狼夜は、指を立てて昴と大我を交互に睨み付けると、牙を剥き出しながら叫んだ。

  「その代わり!!この家の先輩アンドロイドは俺だからな!俺の命令には従ってもらうぞ!!」

  「………」

  大我は、狼夜の言葉に、無言を返した。ケッと吐き捨てるように立ち上がった狼夜は、それ以上何を言うでもなく、この後のために昴を連れて寝室にこもろうとする。

  しかし……

  「あ、狼夜…今日は疲れてるから、申し訳ないけどエッチは無理だ。もう色々あってすぐ寝たい気分だからさ…ごめんだけど。」

  「なっ!?!?」

  昴のそんな言葉に、狼夜が目を丸くして絶句した。顎が外れるほど大きく口をあんぐり開けて、驚きを露わにする。

  そのままこちらの様子なんか気にするでもなく、一人で寝室に向かう昴に対し「お、おい!俺がこの一週間一体どれだけ我慢してきたと…」と言葉を放つが「ごめんね」というたった一言でピシャリと伸ばした腕は跳ね除けられ、寝室の扉が無慈悲に閉じられてしまう。

  後に残ったのは沈黙と、アンドロイド二体、気まずい空気だけ。

  しかし……

  「クク…」

  「な、何がおかしい!」

  「……いやな。てめぇもあんだけ食ってかかってたわりにァ、別に主導権握ってるわけじゃねぇんだな。」

  そこで、小さく笑いを零したのは大我だった。

  彼は口元に手を当てて小さく笑うと、狼夜に向けてまるで見下すかのような視線を向け、笑い続ける。

  ムッとした狼夜が牙を剥き出しながら吠えるが、それでも態度を崩そうとしない大我は、完全に狼夜にとって、本性を表した敵と呼ぶに相応しい存在に見えた。

  「前の屋敷は退屈でなぁ…。使われるわけでもなく、あの買い主に使われたいわけでもなく……。なんもやる気が起きなくて困ってたのさ。」

  コレクションとして、大量のアンドロイドと共にただ並べられた大我は、そんな日常に退屈していた。

  進化し過ぎたAIは、あくまで自身が造られた理由に準拠する形で、願望や理想まで生み出すようになっていたのだ。

  本来ならば、アンドロイドに願望など存在し得ない、しかし大我は、一人の買い主と絆を築き、相思相愛の状態で華やかな日々を過ごしたいと考えていた。

  だからこそ、大量のアンドロイドの1つとして扱われていた屋敷での生活はつまらないものだったし、そもそも買い主が大我の好みとは程遠い見た目をしていたので何のやる気も起きなかったようだ。

  だから、あの場では何をする訳でもなく……。しかし現在は、昴の元に移動した事で大きく状況が変わってきている。

  「俺ぁ小柄な人間が好みなんだ。あんな熊の大男なんぞ、最初から相手にしたいとも思えねぇ。だからあえて自分から手を出すことは無かったが、それももう終わりだ。」

  「…どういう意味だ…!」

  「あの屋敷じゃ、わざわざ自分から事を起こすつもりは無かったが、昴は違う。俺の理想のマスターだ。……アイツを手に入れる為なら、元から存在してる邪魔者の1人や2人、どうとでもしてやる覚悟があるってぇ事さ。」

  「てめぇ…どうやらこの俺様に喧嘩を売ってるらしいな!」

  「喧嘩?…クク…馬鹿言ってんじゃねぇよ。……これから起こるのは、単なる強者による蹂躙だ。」

  

  大我がそう言って不敵な笑みを浮かべると、狼夜は牙を剥き出しながら彼に殴りかかろうとした。

  しかしその瞬間……。

  「な、なんだこりゃ…っ!?」

  「てめぇと俺とじゃ、性能に違いがあるのは当然だろ?」

  突然狼夜の身を拘束したのは、蛇のように伸びた謎の触手だった。

  それは大我の背中から幾つも現れており、狼夜が必死に身を捩って力を込めても微動だにしない。

  それもそのはず、大我は狼夜よりも遥かに性能が上になった、最新鋭のセクサロイドなのだ。

  わざわざ外付けの腕なんて使用しなくても、こうして背中から自由に生やせる無数の触手で使用者を快楽の渦に巻き込む事が出来る。しかもこのように身体を拘束して身動きが取れないようにすることだって自由自在だった。

  「くそ!離しやがれ!」

  「おっと、あまりデカい声を出されるとマスターに気付かれちまうんでな。今だけ静かにしてて貰おうか。」

  「くっ…やめっ…!むぅ…っ」

  大我の言葉に連動するよう、機械的な管のような触手が、狼夜の口に噛まされ言葉を塞いだ。

  狼夜は頭の上で手を縛られ、足はM字に広げられた状態で空中に固定されてしまう。

  既に全裸だったので服を脱がせる必要もない。

  「これだけじゃあ、マスターが気付いて起きてくるかも知れねぇなぁ……。ちょっくら細工してくるか?」

  大我はそう言うと、昴の消えた寝室の扉を開けて中へと入っていく。既に疲れ果てて眠りに落ちている昴のそばに近付くと、大我はその頭に手を添えて、何やら手のひらから脳へと左右する電波を出して、彼を深い深い眠りの世界へと誘った。

  用が済んだ大我は、狼夜の元に戻ると、睨み付けてくる彼に、小馬鹿にしたような笑みを向けた。

  「俺をどうするつもりだ…って目だな。…心配しなくとも、てめぇをこの家から追放するわけじゃねぇ。…そんなことしたら、マスターとの絆にヒビが入っちまうかもしれねぇからな。」

  「むぅ!!…ぐぅっ!」

  「その代わり……、てめぇにゃあ、もうマスターを抱けねぇ身体になってもらうぜ?…俺の催眠波で、おそらくマスターは明日の昼まで何が起きてもぐっすりだ。好きなだけてめぇの身体を弄れる。」

  「ぐぅぅぅ!!!ううううう!!!」

  「セクサロイドの身体は、セクサロイドがよく知ってるってな。……てめぇが何をどう抵抗したって、無理矢理プログラムや性質を変えちまえば、機械の身体はそれに従うしかねぇ。…俺ぁアンドロイドにゃ詳しいんだぜ?…ククク」

  そう言うと大我は、持ってきていた巨大なスーツケースの中から、何かを取り出した。

  スーツケースは、大我を購入した際に送られてくる付属品入れになっているようで、中にはアンドロイド用のアタッチメントや、彼の衣服等が詰め込まれているようだ。

  大我が取り出したのは、なんというか、簡単に言えばオナホのような筒だ。

  どうやらこれもアンドロイド用のアタッチメントである事は間違いないようだが、一体何に使うのか、そう思っていると、大我はおもむろに、狼夜のペニスへと手を伸ばす。

  「規格はどうやら合うみてぇだな。」

  「うううう!!!!」

  そして、何をするかと思えば、大我は狼夜のペニスを手馴れた様子で取り外し、その何も無くなった空白の場所に、持っていた筒を取り付け始めたではないか。

  どうやら、狼夜にも使用出来るタイプのアタッチメントだったようで、あっという間にペニスを失った狼夜の股間には、女性器のようなものが出来上がってしまう。

  じたばたと藻掻く狼夜だが、それは触手の拘束によって難なく無効化され、狼夜はなんと、男らしい筋肉質な肉体を持ちながら、股間にはマンコを付けている、アンバランスな肉体へと改造されてしまったのだった。

  「さぁて、てめぇを雌落ちさせる為の準備は整ったな?」

  「ううう!!ぐぅぅう!!」

  「おーおー、怖いねぇ。そんな目で睨まないでくれよ。……ま、そのうちその顔も快楽に歪んで俺に媚びへつらうようになっちまうわけだが。」

  「ぐるるるる!!ぐぅぅ!!!」

  「悪いが、遠慮なんかしねぇぜ?…マスターに気に入られんのはこの俺だ。…てめぇも、俺の下僕として気が向いたらたまーに使ってやるから、そう悪い事にはならねぇよ。ククク…」

  そう言った大我に、狼夜は相変わらず殺意に満ちた目で彼を睨み付け……。

  同時に、こんな奴に絶対屈するものかと、頭の中で強く決意した。

  コイツが行為に夢中になればなるほど、その隙はデカくなる筈だ。その瞬間を見計らって反撃に出る。

  その時は逆にこちらの方から雌落ちさせてやると意気込んで……。

  [newpage]

  「んお゛っ♥お゛ぅん♥お゛っ♥う゛ぅ゛っ♥ぐう゛っ♥お゛っ♥」

  「そうら、ここが良いんだろ?メスイキスイッチ、チンポで押されんのが大好きなんだよなぁ?ワンちゃんよぉ。」

  「お゛っ!?!♥♥やべ…っ!!??♥♥♥ぞごっ押ずなっ♥♥♥」

  「あ゛〜??声濁っててなんつってるかわかんねぇ…っよ!!!」

  「ひぎぃぃぃぃ♥♥♥♥イ゛ィィいぃっっ♥♥」

  グポングポンと淫らな水音が部屋に響き渡る。狼夜の身体が触手の中でビクンと強く震えて、何度目か分からない絶頂の波にまた飲み込まれていくのが分かった。

  狼夜は今、触手によって目隠しをされ、両の乳首を噛み付かれていた。更には尻尾までグルグルと巻き付かれながら扱かれて、強い快楽の最中に囚われてしまっている。

  M字だった足は、頭の方にピンと伸ばされ、足の指が絶頂によって開いたり、ギュッと閉じられたり、反射的にビクビクと動いていた。

  腋や耳、足の裏等の性感帯にも細い触手が巻きついては、舌のように粘液を伴った動きで絡み付き、脳がオーバーヒートを起こしてしまいそうな程の快楽に、狼夜は顔を様々な液体でグチョグチョにしてしまう。

  マンコの奥に設置されている絶頂スイッチは、まるで子宮口のように柔らかい、吸盤のような形をした肉の器官だ。本来はそこを指で強く圧迫することで絶頂に導かれるのだが、例えば今の大我のように、ちんぽによる強弱を付けた刺激を受ければ、その刺激の強弱に伴った快楽を幅広く生み出す器官となる。

  ついでに装着された擬似女性器から、その快楽に応じた粘液の分泌が促される。マンコ自体も性感帯としての機能を兼ね備えている為、狼夜がどんなに抵抗しても、システム的に抗えない快楽が彼を襲うというわけだ。

  「くくく…俺様の触手はすげぇだろ?…腕を増やすだけなんて時代遅れも良いとこだ。…こいつさえありゃ、てめぇの性感帯全部、余すことなく刺激してやれる。マスターが喜ぶのはどっちか、言わなくても分かるだろうが?」

  「んお゛お゛お゛お゛っ♥♥♥ぐぞっぐぞっぐぞっぐぞっっ!!♥♥まだイ゛っぢまう゛ぅぅ゛ぅ゛っ♥♥♥ンがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!♥♥♥」

  「おーおー、すっげぇ締め付けだなぁおい。やっぱオスなんかよりメスの才能あるんじゃねぇか?もう完全にマンコが媚びてきてんぞ。なぁ?…ククク…」

  どんなに叫んでも、どんなに絶頂しても、大我の睡眠波で眠らされた昴が起きてくる事はなく、狼夜はマズルをグワリと大きく広げて、舌をだらしなく垂らしながらブルブルと震えて昇天しまくるばかりだった。

  思考AIは全身から与えられる許容不可能な快楽によって異常をきたしはじめており、まともに考える事も出来なくなっていた。

  全てを司る脳のプログラムが異常をきたしている為か、自律神経系の異常もみられ、全身からは汗が吹き出し、顔はもう涙や鼻水、叫んだおりに飛び散る唾液でグチャグチャになってしまっていた。

  「そらっ!」

  「ぎっ!?!?!?♥♥♥お゛お゛お゛お゛っっ!!!」

  そしておもむろに、大我がその巨大なちんぽを勢いよく引き抜けば、ジュボッ!!という下品な音と共に、一拍置いて、プシャーー!!と勢いよく狼夜のマンコから潮が吹き出す。

  ぐわりと足の指が大きく開いて、全身がブルブルと強ばるよう震えた後に、弛緩してからやっとそれが止まった。

  吹き出した潮は狼夜の身体だけではなく、大我の身体も濡らし、果てはその床までも水浸しにしてしまう。

  勿論、たったそれだけで行為が終わるはずもなく…。ぐったりとしながら肩で荒く息をする狼夜は、触手によって軽々と持ち上げられると、そのまま大我に膝を抱えられ、所謂駅弁の態勢にされてしまって。

  「な゛に゛…♥ずんだ…っ♥」

  「こうすんだよ。」

  「ん゛お゛っ!?!?!?♥♥♥」

  そしてそのまま勢いよく、またしても大我の巨根が狼夜のマンコを貫いたのだった。

  「お゛っ♥お゛っ♥お゛ん♥お゛っ♥」

  「そうら、この態勢はなかなか“クル”だろうが?なぁ??」

  「ぎぃぃっ♥あ゛っ♥がっ♥い゛っ♥ぐっ♥」

  大我の言った通り、この態勢は重力によってちんぽが狼夜の中へと深く潜り込む体位で、ということはつまり、何の遠慮もなく奥の絶頂スイッチを圧迫されている狼夜は、連続でメスイキしている事になる。

  バチバチと、触手で覆われた瞼の裏では、脳のAIがショートする電流の迸りが絶え間なく見え、狼夜は唇を突き出すようしながら、絶頂に顎をしゃくりあげたのだった。

  「なーにイキまくってんだ…っよ!!!」

  「んほおおおおおおお♥♥♥♥」

  そして、大我が力を入れて、勢いよく狼夜の身体を膝から持ち上げると、その瞬間、狼夜は白痴にも似た声をあげながら、またしても一拍置いてブシャー!と勢いよくオマンコから潮を吹き出した。

  下から見れば、股を強制的に開かされ、ぱっくりと空いたオマンコから無様に潮を吹き出す様子がありありと見えるだろう。

  パクパクと収縮を繰り返して、力が入る度にビュッビュッと潮を吹く狼夜。

  彼の巨体を事も無げに持ち上げた大我は、そんな狼夜を見下すように笑いながら、またしても狼夜へとペニスを挿入し始めて…

  「さあて、そろそろ機能も限界に近付いてきただろ?てめぇの旧世代な脳みそじゃ、ここまで与えられた処理の負荷に耐えらねぇはずだ。なぁ?」

  「ん゛お゛ん♥お゛っ♥っう゛お゛っ♥お゛ん♥」

  「ハハハ!!返事を返せねぇのがその証拠だ!」

  大我の言う通りだった。

  既に狼夜は、大我から与えられる大量の負荷…つまりは快楽によって脳のシステムに多大な影響を受けており、快楽という情報を処理する為、全てのリソースを割いているような状況になっていた。

  ズブンズボッ!と激しくピストンをされながら、全身を強ばらせて、既に絶頂という機能が渋滞を起こすほど溜まりに溜まっている狼夜は、言葉もろくに話す事は出来ず、返事を返す事も出来ない。

  大我はそんな狼夜を見てニヤリと微笑むと、計画通りと言わんばかりに、その尖った耳へと、小さな触手を忍ばせていき…。

  「ぎっ!?!?!?♥♥♥♥」

  「そうら、てめぇの脳みそ、俺様のデータですっかり上書きしてやるからなぁ?」

  「ぎっ!?♥い゛っ♥がっ♥かひっ♥あ゛っ♥やべっ♥やべべべ♥♥」

  「おっと?まだ言語機能に回せるリソースがあったか?…いや、単なる反射だろうな。…ククク…こうやって、脳みそ弄られて、全部の価値観上書きされる感覚はどうだ?…言葉に出来ねぇだろ?」

  「ぎぃぃぃ♥いぎぎぎぎぎ♥♥ぎあ゛あ゛あ゛あ゛っ♥♥♥」

  「抵抗したって無駄だ。…おら、もう中枢まで来ちまった。ここをこう、クチュクチュ…っと」

  「がぎげがぐげげげげっごああああああああ!!!!!♥♥♥♥」

  細かな触手の管が、脳全体に張り巡らされていく。

  触手から繰り出される僅かな電流が、狼夜のこれまで培ってきた常識や価値観を上書きし、まるで造られた当初の頃まで初期化されるような感覚が彼を襲う。

  そのえも言われぬ謎の感覚に、大きく口を開けて絶叫する狼夜は、触手に覆われた瞼の下の瞳を、ぐるりと上にひっくり返して……。

  大我の高笑いが部屋に響き渡る。

  そこに居るのは、もはや大我に逆らうことの出来ない、一体のアンドロイドでしか無かったのだった。

  [newpage]

  「ふあ〜…おはよ〜…」

  「おう!おはようさん!マスター!」

  昼、目が覚めると、寝室から出た瞬間、大柄な影が昴の前に立ちはだかり、低く明るい声が部屋に響き渡った。

  「うえっ!?…あ、…た、大我…君…そういえば、昨日から一緒に住んでたんだっけ…」

  「ハッハッ!おいおいマスター!俺のことは呼び捨てで構わねぇよ。俺はもう身も心もマスターのもんなんだからよ!なぁ!」

  「あ、いや…まぁ…そっか……あ、でも、じゃあ、俺のことも昴で良いよ。…なんかマスターって呼ばれるのはこそばゆいし…」

  ここ数日とは打って変わって、何だか上機嫌な大我に、少々訝しげな表情で戸惑う昴。

  ここに来るまでは大人しかったのだが、一体どういう魂胆なのだろうか。あまり引き取られるのを快く思ってないのかなと思っていたのだが、今の態度を見るとむしろ、ここに馴染もうと思って無理をしているようにも感じる。

  アンドロイドは機械だという認識はあるが、既に狼夜という存在を目にしている昴にとって、彼らの思考回路が人と変わらないことは知っている。

  だから、こうした環境の変化に適応する為、無理をすることもあるんじゃないかと、自然とそんな事を考えて、少しだけ戸惑った。

  「そうか?…じゃあ昴!…飯!用意しといたぜ!」

  「え、あ、ありがとう…あれ…?でも、狼夜は…?」

  「あぁ…アイツは風呂に入ってるよ。昴に奉仕すんの始めてだからよ、無理言って譲ってもらったんだ。」

  狼夜がそんな譲歩をするようには思えなかったが…、しかし大我がそう言うならそうなのだろう。それは、狼夜がここにおらず、確かに風呂場からシャワーの音が聞こえて来ている事から確かだと思えた。

  そして、もそもそと朝食を食べ終えた辺りで、ガチャリと居間の扉が開く音が聞こえてくる。

  「あ、おはよう。狼夜」

  「……よお…昴。」

  狼夜はそう冷たく吐き捨てるように言うと、ちらりと、昴のそばに居る大我を見て舌打ちをし、キッチンへと向かった。

  大我が「皿は置いといたぜ」と言ったもんだから、多分それを片付ける為に移動したのだろう。

  そんな狼夜の行動を見て、立ち上がった大我もまた、キッチンへと向かっていく。

  居間とカウンターで区切られたキッチンは、そこに誰が居るのか一目で分かるようになっていた。

  カチャカチャと皿を洗う音と、水の流れる音が聞こえており、何か異常があれば、居間にいる昴には直ぐに分かってしまうだろう。

  しかし、狼夜の隣へとやってきた大我は、冷蔵庫やら何やらを確認するような仕草をしつつ、その実、狼夜の下半身へと手を伸ばし、そしてその尻尾を強く握りしめていた。

  「ぎっ♥♥」

  狼夜が喉奥から飛び出しそうになる声を必死に抑えて、平静を装う。

  昴が居間から「ん?今なんか言った?」と言うのを、何ともない顔で切り抜けるが、しかし、大我は握り締めた尻尾を上下に扱き始めたではないか。

  狼夜がまたしても声を抑えながら、大我を睨んだ。相変わらず人を食ったようないけ好かない表情ではあるが、今の狼夜は、昨日、脳みそを弄られて、プログラムを無理矢理書き換えられた為に、大我には逆らえなくされているのだった。

  「何だか、いつの間にか仲良くなったんだねぇ。俺が寝てる間に、やっぱり同じアンドロイド同士で気があったの?」

  「あぁ、そんな感じだ!」

  「そっかぁ…」

  昴は、笑ってそう言う大我を見ると、ニコニコと笑顔を見せて、あっさりと納得してしまう。

  カウンターの向こう側では、大我が狼夜の尻尾を扱きあげ、ガクガクと膝を震わせている事になど全く気づいていない様子だが、狼夜にとってはそれが何よりも僥倖だった。

  (殺す!!コイツ!!いつかバラバラにバラして、ぶっ殺してやる!!)

  頭の中では大我に対する憎しみで溢れているものの、大我が脳に書き込んだプログラムのせいで、暴行行為は愚か、言論の自由さえない。

  何か大我の不利な発言をしようとすると、自動的にセーフティが働き、別の自然な話題に変更されてしまうのだ。暴力も然りである。

  だから、どんなに大我が尻尾を痴漢してこようが、コーヒーの粉を探す振りをしてカウンターの下に潜り込み、マンコへとそのザラザラの舌を擦り付けてこようが、抵抗する事は決して出来ない。

  狼夜は、大我によって無理矢理備え付けられたマンコを、その舌でクチュクチュとクンニされる快楽に、視線を僅かに上へと上げて、ガクガクとガニ股になりながら、静かに絶頂し続けていた。

  (イグッ♥マンコ舐められて!♥女みたいに絶頂するっ♥あ゛っ♥)

  ジュルル…ジュッ…♥

  それだけじゃない、大我のふとましい指がマンコとケツ穴に侵入してきて、同時に前立腺を圧迫しながら、触手で尻尾を扱き上げれば、もはや抵抗など眼中になく…。

  (んおおおおおお!!♥♥やべっ!?♥♥これやべぇ♥まだイグゥゥ♥♥♥)

  プシャー!!!♥♥♥

  頭の中でそんな事を叫びながら、狼夜は無様にも潮吹き絶頂をしながら足をガクガクと震わせて舌を突き出した。

  大我の舌が腟内をゼロリとそのザラザラで磨き上げ、余すことなく潮を飲み込み、キュンキュンとマンコもアナルも幾度となく締め付けてしまう。

  昴に見られるかもしれない不安と興奮、無様にもガニ股で女のように絶頂する惨めさ。

  狼夜の心は、静かに音を立てて崩れて行った。

  ジュルジュルとひとしきり狼夜の絶頂汁を味わった大我は、珈琲の粉を手に取って、何事も無かったかのようにそれを淹れ始めた。

  今にもその場に崩れ落ちそうな狼夜は、ただ立ち尽くす事しか出来ず、羞恥に歯をギッと噛み締めて。

  ふっ…と小さく笑った大我を睨み付けた。

  大我は、コーヒーを淹れると居間へと戻り、それを昴に差し出す。

  「なぁ昴、それ飲んだら、一発ヤラねぇか?」

  「へっ!?」

  「なっ!?」

  そして突然、まるで見せつけるように、そんな事を言い始めたのであった。

  勿論、驚いたのは昴だけではない、狼夜もだ。

  とはいえ、遅かれ早かれこうなっていたのは間違いない。既に狼夜の脳は大我の影響下にあり、どんな不服や不満も飲み込まないといけないようになってしまっている。

  昴がこちらを気遣うようにチラチラと視線を伸ばしてくるが、何も言ってこないと分かると、困ったように俯いた。

  頼むから断ってくれ!!と頭の中で叫ぶが、それが口から出てくることはありえない。

  「狼夜の奴が、今日は俺に全部譲ってくれるってよ。なぁ?」

  「…え!?…そ、そうなの?」

  「……あ、あぁ…」

  何を言ってるんだ俺は!!!

  狼夜はその場に俯き、悔しそうに歯を食いしばりながら、肯定の言葉を出す事しか出来なかった。

  「だから言ったろ?な?」

  「え、え〜と…それは…そうなんだけど…」

  「…へへへ、良いじゃねぇか?なぁ?」

  大我がヌケヌケとそんな事を言って、昴の肩に手を置く。

  引き寄せるようにしながら笑う大我は、野性的で勇ましい笑顔で昴を見下ろしており、昴もどうやら満更ではない様子に見えた。

  狼夜は、その汚ぇ手をどけやがれ!クソ野郎が!!と怒りに全身の毛を逆立てるが、言わずもがな…である。

  大我は、戸惑い、恥ずかしがる昴を、持ち上げると、もはや無理矢理寝室に連れ込んで、流れで行為に及んだ方が早いと思ったのか、去り際に、狼夜へと勝ち誇った笑みを浮かべながら、寝室へと消えていったのだった。

  後に残った狼夜は、悔しくて悔しくて…目尻から暖かいものが流れ落ちる事に、気が付きもしなかったのだった。

  [newpage]

  「さぁて…へへへ…極楽を見せてやるよ…昴♥」

  「え…♥…あ…♥」

  「散々アイツとヤッて慣れてんだろ?今更純情ぶらなくたって良いぜ?…まぁ、俺の方がアイツよりも何倍も良い性能だからよ♥楽しみにしてな♥」

  「う〜…♥」

  大我は、狼夜と違って、どこか野性味を帯びた、男らしい雰囲気を持ったアンドロイドだった。

  荒々しく、豪気で、なんというか、山賊や海賊、ヤクザの幹部とでも言うのだろうか、そんな感じで、少しだけ心臓が縮こまる。

  体格もそうだ。

  狼夜が均整の取れた彫刻のように鍛え上げられた身体というイメージに対し、大我のそれは自然と培われたかのような、ムッチリとしていて大きい、そんな筋肉に包まれている。

  その分、覆いかぶさられた時の威圧感や圧迫感も凄まじい。

  彼の腕は丸太のように太く、硬くて、その重さは、沈みこんだベットの深さを見れば明らかだろう。

  大我は、そっと昴を見下ろすと、ニッと口角を吊り上げてニヒルに微笑み、そしてそのままゆっくりと顔を近付け、そして優しくキスをした。

  口をマズルで覆われる荒々しいキスなのに、そのタッチはとても繊細で、優しいものだ。

  思わず開いた口の中に、ざらついたネコ科特有の舌が入り込み、歯茎や舌を巻き込んで、唾液を大量に流し込まれる。

  征服感…正しくその言葉そのもののように、優しくありながら、昴は着実に、大我の色に染められていった。

  「んっふ♥…ん♥…ちゅ…♥ん…ふ♥…ん゛!?あ゛っ…らにこれ!?♥」

  「ん?…あぁ…こいつはな、俺の背中からいつでも取り出せる触手さ。…すげぇだろ?コイツをつかえば、手なんて使わずとも全身ぐっちょぐちょにしちまえるぜ?」

  「ひゃ…っ♥♥」

  キスの最中、ぬめりけを帯びた何かが太腿から伝わってくる感覚に、昴は慌てて唇を離し、下を見た。

  そこにはウゾウゾと蠢くいくつもの細長いソーセージのような物体が伸びてきており、それは大我の意思で自由に動かせるようであった。

  まさに、機械の脳だから出来る複数の処理機能で実現した夢の快楽機械。昴はギョッとして、肌に触れる少し冷たい粘液の感触に身悶えした。

  「やっ♥な、何してっ♥」

  「へへへ、こっちの方が燃えるだろ?」

  大我がそう言って、暴れようとする昴の腕を頭の上で触手により拘束し、足も太腿とくるぶしでグルグルと巻いてしまった。

  股は当然左右からの力で無理矢理開いた状態にされ、閉じる事も出来ない。そこには、ピンとそそり立った、子供のようなチンポが、クリトリスのようにちょこんと勃起しているだけで、大我はそれすらも、加虐を煽る重要な要素だと感じていた。

  「ククク…何だこのちんぽ、ちんぽじゃなくてクリトリスだろ?なぁ?」

  「ひゃあん♥♥…あっ♥や、やめて♥…離して…っ♥」

  「ダメに決まってんだろ?…アイツなんか忘れちまう程極上の快楽味あわせてやるから、覚悟しな。」

  「ひぃぃぃ♥♥」

  大我が、指で昴のペニスをピンと弾く。

  大我の人差し指1本で、そのちんぽの太さを越えるくらいの大きさしかないのは、とても興奮する要素だ。

  この小さな身体をこれから完膚なきまでに蹂躙出来ると思うと、抵抗力を削ぐ為に仕方なく手を出した狼夜とは比較にもならない興奮が大我を襲い、アンドロイドとは思えない感情の高鳴りを感じる。

  大我は、まるで味わうように、またしても昴の唇にキスをすると、その指先でクリクリと昴のペニスの先端を弄り倒した。

  それだけでビクビクと震える身体は、これまで狼夜に開発されたとは思えないほどウブな反応であり、それがまた大我の心を熱くする。

  しばらく弄っていれば、クチュクチュという小さな水音が混じり始め、大我の指先にねっとりとした粘液が糸を引いてツゥ…と伸びた。

  触手が乳首に触れると、ビクン!と大きく身体が震えて、そうかそうか、乳首が気持ちいいのか、と大我はニヤリ不敵に微笑んだ。

  「あっ♥あっ♥…やめっ♥だめっ♥乳首やだぁ♥」

  「ん〜?…何でだ?…ここが気持ちいんだろ?…あんなナヨナヨした狼野郎に弄られて、ここまで気持ちよくなるくらいに開発されちまったのか?どうなんだよ?あぁ?」

  こんな敏感で可愛らしい身体を開発し、自分好みに調教しただなんて、大我は自分が昴の第一のアンドロイドで無いことをとても残念に思った。

  そのイラつきを解放するように、少々手厳しい口調で、ネチネチとしつこく乳首を指先で転がし、ちんぽは触手が口を開いて、根元までぐっぽりと咥えこんでしまっている。

  「ひぃぃ♥♥クルっ!?♥きちゃうぅぅう♥♥」

  「おーおー、もうイクのか?しかも乳首だけでよぉ?…だったら精々勢いよく出せよ。半端な量だったらお仕置きだかんな?おらイケ!!」

  「んひぃぃぃぃい♥♥♥♥」

  大我がギュッと乳首を指で挟み込めば、その瞬間、顔をグイとあおる様に持ち上げた昴が、触手の中へとビュービュー精子を吐き出して、絶頂した。

  この一週間、出張で吐き出されることの無かった精子は中々濃く、しかし量は普通の人間から見ても少し少なめで、その金玉の小ささから鑑みれば多いくらいだったが、しかし到底満足できる量では無い。

  狼夜の精力料理をしばらく食べていなかったこともあるだろう。

  大我は触手によって、ごくごくとその精子を一滴残らず飲み込むと、舌でベロリと唇を舐めながら、全然足りねぇなぁ…と昴を見下ろした。

  「こんなんじゃ到底満足出来ねぇよ…。この金玉は飾りなのか?あぁ??」

  「ひぃぃぃ♥♥♥」

  「口を開けろ!………そうだ。そのまま舌を出してろ。…今から病みつきになるもん飲ませてやるからなぁ?覚悟しろよ?」

  「ごえっ♥♥お゛っ♥♥」

  大我が、昴の顎を掴んで威圧的に命令を下すと、昴は静かに震えながら、恐る恐るゆっくりと口を開いた。

  舌も出せと言われて、突き出すように目いっぱい口を開けば、のそりと起き上がった大我が、貪欲な笑みを浮かべてビキリと勃起を強くそそり立たせる。

  そのまま昴の頭を両手で乱暴に掴んだ大我が、昴の首を跨ぐようにすると、自らのペニスをゆっくりとその口に挿入していく。

  狼夜よりも太く、短いチンコが舌の上をなぞり、喉奥まで焦らすよう侵入してくると、昴は生理的な涙を浮かべて、嗚咽の混じった声を出すことしか出来ない。

  「そうら、しっかり俺のちんぽの味を覚えちまえよ!……ちゃんと御奉仕出来たら、御褒美にザーメン飲ましてやる。嬉しいだろうが?なぁ??♥」

  「ごえっ♥じゅっ♥ん゛っ♥え゛あ゛♥が…っ♥お゛…じゅるる♥…ん♥♥」

  大我がそう言って乱暴に腰を動かせば、触手によって身動きが出来ない昴は、ただオナホールのように、乱雑に頭を動かされ、ジュボッジュボッ!と大きな水音をたてながらくぐもった声を上げる。

  自然と苦しさのせいで喉が締まり、それが大我のペニスを尚更気持ちよくして、この乱暴な征服感に大我は暴虐的な笑みを浮かべていた。

  鼻水や唾液が漏れても関係ない。相手の事をまったく考えない腰振りで、昴の喉奥を押し潰す。

  ピンとつま先が伸び切り、昴の瞳が上を剥いた。そそり立つ小さなペニスの先端からは、トロトロと川のようにカウパーが滲み出て、まるでこの状況でも興奮しているかのような、そんな印象さえ受けてしまう。

  実際には、脳へ酸素が供給されず、白く霞んだ思考の先で、謎の多幸感に襲われている状態だった。

  人体は不思議なもので、何故か気を失う寸前というのは、言葉に出来ない妙な気持ちよさがあるらしい。

  昴はまさにその状態に追い込まれ、身体をガクガクと痙攣させながら、溜め込まれた快楽が今にも弾けそうな所まで追い込まれていった。

  「ようし!なかなか良い塩梅の喉マンコじゃねぇか…っ!これなら御褒美をくれてやってもいいなぁ!♥…イクぞ!?残さず全部飲み干せよ!!オルァァ!!♥」

  「うぐっ♥…じゅるるる♥っお゛え゛っ♥あ゛っ!?!?♥♥♥」

  そうして、しばらく口内を犯され、そろそろ合間に息をするのも限界だと感じ始めた時、腰をねっとりと動かしていた大我が、ペロリと唇を舐めながらそう呟いた。

  頭を乱暴に動かす力が増していき、同時に腰も押し出されて、先程までは届かなかった喉奥までガッツリと掘り込まれる。

  そして、その動きが一層激しくなり、あまりの苦しさに意識が飛びそうになる瞬間、丁度いいタイミングで、大我が勢いよく、腰を昴の顔面に押し付けたのだった。

  「お゛〜〜っ♥♥」

  大我が、絶頂の余韻に男臭い低い声を出しながら、ビュルビュルと無遠慮にザーメンを排泄する。

  ねっとりとしたゼリー状の精子は、喉奥から直接胃の中にボトボトと注ぎ込まれ、昴は鼻穴から飲みきれなかったザーメンを「ぶふ…っ♥」と吹き出しながら、喉マンコで絶頂に達していた。

  大我の巨大な陰嚢が顎に生暖かく密着し、濃厚な雄の臭いに包まれた陰毛が鼻筋を覆い隠す。

  ずる…ずるるるる…と、重たいペニスがゆっくりと昴の口から引き出されれば、テラテラと唾液に輝いたそれは、してやったりという雰囲気で……いつの間にか、昴の腹には、白い液体が小さな水溜まりを作っていたのだった。

  「あぎゃぁぁあ♥♥♥イグッイグッイグゥッ!♥♥」

  「おーおーイケ!!もっと俺にザーメン飲ませろぉ!!」

  「ひぃぃぃ♥♥♥」

  ベットの上に四つん這いに拘束されて、後ろからパンパンと激しく腰を打ち付けられる。

  大我の太く大きなペニスは、前立腺を丁度よく抉る相手泣かせな形をしており、何度も何度も亀頭でそこを押し潰され、泣きながらトコロテンをしてしまう。

  大我に少し前飲まされたザーメンは、彼の身体の中で精製された精力剤であり、それのお陰か昴の金玉はパンパンに膨れ上がって、絶えず精子を作り出すようフル稼働している所だった。

  大我は昴の髪を乱暴に掴みあげ、まるで暴虐的な王のように自らの精力を誇示する。

  触手は勿論、昴のペニスを覆い隠し、乳首をワームのような円状の、小さな歯の着いた口で甘噛みして、その舌のような細い触手で縛り付けていた。

  耳にもワラワラと触手が集まって舐めるようにそこを愛撫し、その奥まで侵入していく。

  あまりにも強過ぎる快楽に、昴の顔は阿呆のように惚けてしまって、まるで初めから表情筋など無かったかのように弛緩していた。

  「あ゛ぁ゛あ゛あ゛!!♥♥まだイグぅぅぅぅ!!♥♥あ゛ア゛ぁ゛ア゛ッッ!!♥♥」

  昴も昴で、内に秘めたる快楽を全て解放するように、もはや絶叫とも言える叫びを上げて、全身の筋肉を突っ張り、そして弛緩させていた。

  気持ちよすぎて、もはや自我すら危うい。脳は与えられる快楽を処理するだけしか機能しておらず、時折思い出したかのように、全身から弾けるよう汗が吹き出していた。

  「まだだ…まだイケるだろ?♥…お前が俺以外の事を考えられねぇように…まだ…まだまだその身体に刻み込んでやる。…なぁ?…昴♥」

  「いあ゛ぁ゛あ゛あ゛っ♥♥やぁぁぁあ♥♥♥」

  その絶叫は、朝まで止まることを知らなかったという。

  [newpage]

  パンパンと水を打ち付けるような音が響き渡り、「お゛あぁ♥♥いぎゅぅう♥♥」という獣のような喘ぎ声が寝室から狼夜の耳を酷く刺すように刺激する。

  壁一枚隔てた向こう側で、自らの主が、突然やってきた虎型アンドロイドに手酷く陵辱されているというのに、脳みそを弄られ、反抗出来なくされた狼夜では、それをどうする事も出来ないでいた。

  ただ怒りだけが頭を支配して、握った拳から血が滲む程の感情に揺さぶられているというのに、その椅子から動く事すら出来ない。

  高性能なアンドロイド、もはやそんな言葉では片付けられないような人間味が、狼夜に芽生えているというのに、機械というどうしても変えられない根本的で大きな壁が、目の前に立ちはだかっていた。

  ガラガラと扉が乱暴に開いて、狼夜がハッとしたように身構えながら椅子から立ち上がる。

  その視線の先に堂々とやってきた奴の姿を見れば、ギリリと牙を噛んで、眉間に幾つもの皺が寄った。

  男…大我は、ふぅ…と息を吐きながら、ブラブラとチンポを揺らす全裸の状態で居間に帰ってきたのである。その後ろには、ベットにうつ伏せで倒れ、危なげなほど痙攣している、昴の姿がチラリと見えていた。

  視線に気がついた大我が、ニヤリと馬鹿にしたように口角を釣り上げて、狼夜を見つめる。

  「あぁ?なんだ?俺のチンポが欲しいのかワンコロ。…残念だが、俺のチンポは昴が居る間はアイツのもんだ。こう見えて愛情深いもんでよ。悪ぃな。ククク。」

  「ッ誰が!!」

  大我の言葉を聞いて、頭にカッと血が登った狼夜が、目の前のテーブルを力任せに殴り付ける。

  安物で、年季の入ったそれは、狼夜の怒りを容赦なく受け止めてしまった為に、陥没するどころか粉々に砕け散ってしまって、その場に木屑をばらまいた。

  「おーおー、怖ぇなぁ?…くくく…まぁ、いつまでもそうやってそこで指を咥えて見てろよ。…昴が家から出ていったら、その時ゃ戯れに相手してやる。てめえの身体も適当に開発してやっから、楽しみにしときな。」

  「クッ!!」

  大我は、目の前で起きた惨状にも全く動じていないようで、台所に向かい水をコップに注ぐと、それを持って寝室前まで戻ってきた。

  肩越しに狼夜へと視線を向けて、ヘラヘラと、何が面白いのか不敵な笑みを浮かべながらそう言った大我は、扉を閉めて向こう側へと帰ってしまい。

  狼夜はただ、胸の奥から湧き出るとめどない怒りの感情を押さえつけるよう声を抑えて、拳を握りしめる事しか出来なかった。

  もう、全てが手遅れだったのだ。

  あれだけ手酷く犯されているというのに、翌日にはケロッとして、仕事に向かう昴を不審に思って調べてみると、どうやら大我は手から出る音波のようなもので、昴の記憶を都合よく改竄しているらしい。

  昴は、身体の不調こそ訴えるものの、前日には大我と優しく愛し合ったと考えており、とうとう狼夜の手には余る事態になってきたと思った。

  本来ならアンドロイドが人間の記憶を改竄するなどあってはならないことだ。しかし、大我は、対象の脳のキャパシティが越えるほどの負荷、つまり快楽を与える事で、普通は出来無いはずの記憶の改竄を可能にしていた。

  そもそもロボット三原則というものがあり、アンドロイドが人に危害を加えることは出来ないとされている。それは、もはや機能として備わっているものであり、そのプログラムの変化は、たとえ自分自身でも操作できない領域で保管されていて、改竄など出来ない筈なのだ。

  しかし大我は、そういった枠に当てはまっていない。というよりも、もはやロボットというより、完全に意志のある一個の生命体のような……そんな異質さを感じさせていた。

  あまりにも卓越し、発達した技術が、ここに来て覆せない筈の1つの壁を、完全に破壊し尽くしてしまったのだった。

  昴が仕事から帰ってくる間の時間は、双方にとって十分過ぎる程、たっぷりと存在していた。

  大我は言葉通り、昴が家に居ない時間帯になると、当たり前のように狼夜を縛り付け、その身体を調教し始めたのだ。

  元より昴は狼夜に身体を開発調教されてしまった身。大我は、その鬱憤を晴らすかのように、狼夜の身体をその身代わりとして、改造していく。

  「フー♥フー♥」

  「どうだ?延々と乳首だけ触られて、そろそろチンポから精子ビュービューぶっぱなしてぇだろ?なぁ?」

  「んお゛っ♥お゛っ♥うっ♥」

  「最初は全然感じなかった癖に、流石に媚薬ありきで六時間も弄られてりゃ性感帯になるわな。これから毎日しっかり育ててやるから、乳首でイケるよう練習しようなぁ?」

  「ん゛うううう♥うううう♥」

  「そうかそうか、嬉しいか。」

  目隠しをされ、猿轡で口を縛られて、狼夜は胸を突き出すようにしながら、延々とその豊満な胸の突起を弄られ続けていた。

  身体は気を付けの状態で触手に拘束されており、反るような姿勢で固定されてしまっている。

  元々タチとしての運用を設定して作られた身体は、どちらかというと性感帯として機能する部位は少なく、乳首なんて感じるはずも無い部分だった。

  しかしながら、媚薬を直接、触手から飛び出た小さな針で乳頭に注ぎ込まれ、六時間もずっとクリクリグニュグニュと弄られ続けていたら、流石に性感帯では無かったと言っても、感じるように調教されてしまうのは仕方の無い話である。

  実は以前少しだけ狼夜自身が言及した事があった話なのだが、タチ用に作られていると言っても、人によってはそういう相手を調教したいと思う人物も少なくないわけで。

  そういった性癖の相手も出来るように作られた狼夜は、ちゃんと開発されれば、ウケも出来るよう身体が順応していく設定になっている。

  「う゛ぅ゛う゛う゛っ!!♥♥う゛ぅ゛う゛ぅ゛う゛!!♥♥♥」

  このままでは不味いと思いつつも、既に抵抗出来ないようプログラムを改悪された今の狼夜には、ただ激しく身動ぎするくらいしか出来ることがなく。

  それも触手にグルグル巻きにされている現在では、無駄な抵抗と言わざるを得ない。

  「おい、動くんじゃねぇ!仕置きされてぇのか?あん?」

  「う゛ぅぅぅ!!??♥♥」

  そんな動きに、チッと舌打ちをして眉間に皺を寄せた大我が、厳しい口調で狼夜を叱責する。

  聞き分けの悪い狼夜に対して、気分を害した大我は、乳首だけの調教で終わらせようと思っていたのに…と責任を狼夜に丸投げして、ゆっくりとその花の花弁のように開いたエイリアンワームのような触手を、狼夜の胸元に食らい付かせたのだった。

  「んぐぅぅぅ!?!?♥♥」

  「これだけじゃ終わらねぇぞ。覚悟しろよ雌犬が。」

  突き出した胸全体を包み込むように食らいついた触手が、円状に並んだ歯を回転させるようにして乳頭に噛み付き、そして強烈な吸引でそれを引っ張る。

  それだけでも今までの責めなど、ただのお遊びだったと思える程の快楽なのに、大我はあろう事か狼夜の足を広げるように開いて、その股の間のオマンコへと遠慮なく指を2本突き入れた。

  「があああああ!!!♥♥♥あああああ!!♥♥♥」

  グチュグチュグチュグチュと、激しい手マンが狼夜を襲い、乳首攻めで垂れ流していた淫液を潤滑油にして、すっかり弱点と化した場所を重点的にほじくられ続ける。

  プシャー!と勢い良く潮が吹き出せば、今度はそこに顔を近付けた大我が、それを飲み干すようにマズルを開けて股座に食らいつき、そして、出が悪くなれば、ザラリとした猫科の舌で、下から上まで会陰をゼロリと舐めるのだった。

  狼夜は、雌としての快楽を、徐々に身体へ教えこまれていくしか無い。

  [newpage]

  昴が帰ってくると、大我は当たり前のように朝まで彼を犯し続ける。記憶を操作された昴は、交互に俺と大我、二人とSEXしていると思っているようだが、真実はこの通り、大我がずっと独り占めしている状態だった。

  毎晩毎晩、まるでこちらに聞かせるかのように昴の酷く乱れた喘ぎ声が部屋に響き渡っており、そっと扉を開けてその様子を見てみれば、触手で全身を拘束された昴が、正常位で大我に犯されている後ろ姿がありありと見える。

  大我は昴を相手にする時、俺とするとは違って、触手での責めは最低限、身体を使っているようである。

  何かの拘りがあるのか、ただの気まぐれなのかは分からないが、その大きな身体で包み込むように昴を押し倒し、犯す様子は、どこか愛情表現にも見えるのは気の所為なのだろうか。

  俺は無意識に自分の股座に手を伸ばして、グチュグチュとマンコを弄り回してしまっていた。

  もうずっとチンポでの快楽など味わってないものだから、このマンコがもはや俺の元々の性器のような感覚になってきて、嫌悪感も湧かなくなってしまっている。

  けれどこんなの、本当はしたくない筈なのだ。俺は昴を犯したい。決して大我に犯されたいだなんて思っていない。頭でそう考えつつも、マンコを弄る指の動きを止めることが出来ない。

  「イ゛グッッッッ!!!♥♥♥イ゛ッッッッ♥♥♥」

  そんな昴の獣のような絶叫と共に、俺も膝をガクガクとがに股に開いて震えながら絶頂に達した。

  床に愛液の水たまりが出来るが、もはやそんなことを気にしている暇はない。

  結局俺は、その後暫くの間、大我と昴のSEXを覗き見して、オナニーに精を出し続けたのだった。

  「おえ゛…っ♥ん゛っ♥」

  「あ゛〜あ…昴の奴、さっさと帰ってこねぇかなぁ。」

  そう言って片手間に腰を振る大我は、今、テーブルの上に仰向けに寝そべった狼夜の顔面に密着する程股を押し付け、その喉奥にペニスを挿入し、がぽがぽと食道を抉っている所だった。

  もはや大我にとっては、狼夜を犯す事は日常業務のようなものである。何かのついでに開発してやる。そんな上から目線の、どうでもよい相手であって、今こうして相手をしてやってるのは、単なる大我の気まぐれでしかない。

  相変わらず触手によって、くるぶしと太腿を縛られ、股を開いた状態でいる狼夜は、喉奥を突かれる度にプシャーと勢いよくマンコから潮を吹き出して床を汚している。

  大我は、そんな狼夜の事など全く気にした様子も見せずに、その豊満な胸の先端にある突起をギュッと抓りあげ、引っ張りあげながら喉奥を犯し続けており、狼夜は呼吸も出来ず、目を上向きにして絶え間なく続く絶頂を味わい続けるしか無かった。

  しかも、大我が腰を突き出す度に、その陰嚢が狼夜の鼻先にぶにゅりと当たり、強い雄の臭いが絶頂で空白を作った脳の隙間へと流れ込んでくる。アンドロイドはあくまで生体パーツで構成された限りなくヒトに近い存在であり、確かに体臭なども自身で調整可能だが、それを行わなければ見た目通りの雄臭い匂いを振りまく事も可能だった。

  大我は、むしろ昴相手に自身の匂い付けを行うため、臭いの制御はしていない。汗をかけば、ツンとした独特の臭いが鼻につき、特に陰嚢ともなると、獣人特有の細かいびっしりとした体毛も再現している為臭いが籠りやすく出来ており、特別鼻の良い狼夜には、尚更強い刺激となって感じることだろう。

  狼夜の高性能なAIはここでもその性能をしっかりと発揮し、大我の臭い=自らを支配するご主人様の臭いだと、しっかり紐付られていた。

  「出るぞ。」

  「〜っんご♥♥お゛♥♥じゅる…じゅるるる♥♥」

  大我が、なんの気もなしに、大した声の抑揚もなく、ビュルリと狼夜の喉奥に射精した。

  ある意味、これは餌やりのようなものかもしれない。そこには狼夜を無力化するという以外の思惑は含まれておらず、これも全て、完全に昴を手に入れ、この家の主導権を握る為の処置。

  大我は、喉奥からデロリとペニスを抜き去ると、狼夜の身体を回転させ、股座の方を自分に向けるようにして、その割れ目にチンコを擦り付けるよう動かした。

  「やべ…ろぉ…っんお゛♥」

  狼夜が息も絶え絶えに言うのを無視して、大我のふとましい指先が遠慮なく狼夜のマンコに勢いよく挿入される。

  グチュグチュグチュグチュと激しい水音を立てながら、指が上下に動いて、壁をその指先で圧迫するように撫でる。勿論、クリトリスにも親指を差し向けて、クリクリと転がすように弾くのを忘れない。

  「んごお゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥お゛お゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥」

  「相変わらずとんだ潮吹き野郎だなてめぇは。」

  そうすれば、あっという間に狼夜は尿道を緊張させるように収縮させて、ビュー!!と勢いよく潮を吹くのだ。

  傍目から見ても、縛られた下半身がギュッと緊張し、アナルにヒクヒクと力が入っている様がありありと見える。

  大我はそんな狼夜の股座に噛み付くよう口を付けると、そのざらついた舌で割れ目を下から上へゼロリと何度も舐め上げて、その潮を美味そうに飲み干し始めた。

  「ひいいいい♥♥♥舌やべろ゛おおおおお♥♥♥」

  「ん…じゅぞ…ぜろ…じゅるるる…ん〜…ぞりり…ぞり…♥」

  狼夜は、その舌が嫌いだった。マンコ全体を覆ってしまうほど大きな舌は、割れ目を余すことなく全て刺激して、ザラザラとした猫科特有の味蕾が、敏感なクリトリスをぞりぞりと削り取る。

  かと思えば、舌先を尖らせた先端で弾くようにクリクリと弄ばれ、その切っ先がズニュリ…と腟内に入ってくれば、壁内をグチョグチョと掻き回し、たまらない快感に足の指を全てギュッと閉じながら、怒号のような叫び声を上げてしまうのだ。

  「ぷはぁ…ごっそさん。」

  「ひがっ♥あ゛…♥ぐ…♥お゛♥」

  口を離した大我は、狼夜が絶頂の最中で、未だ万全の状態でなかろうと構わず、その太腿を掴んで引き寄せた。

  そして、何の躊躇いもなく、その長大なペニスを、狼夜のアナルへと一気に突き入れて。

  「イグゥッッッッッッ!?♥♥♥♥」

  「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

  思わずそう叫んでしまった。その声の勢いのまま、またしてもマンコからは潮を吹き出し絶頂に身体を強ばらせる。

  大我はもちろん、そんな事お構い無しに、すぐさま腰を振って、尻で文字を描くように、様々な角度から狼夜のケツを穿ち始めた。

  「あ゛っ♥あ゛っ♥あ゛っ♥やべ…っやべろ♥やべ♥っっ〜〜イッッッぐ…っ♥」

  「ん〜?ちょっくら潮吹きは見飽きちまったなぁ。おい!今だけチンポ戻してやるから、ケツ穴だけで射精してみろ雌犬アンドロイド!」

  狼夜が、顎をしゃくりあげ、舌を突き出しながら絶頂するのを見て、大我が腰を振りながら少し考えるような仕草をした。

  マンコから潮を吹く絶頂は、最初こそ見ていて気分の良いものだったが、最近では少しマンネリ気味に思えてしまう。

  とすれば、そろそろ文字通りマンコを持った女を犯すというより、チンポを持っていながらケツ穴でイキまくる屈強な男を犯した方が楽しいのではないか?そう考えて、大我は触手を伸ばすと、狼夜から取り外した男性器の入った器を手元に手繰り寄せたのだった。

  「おら、マンコ抜くぞ!」

  「ぎひぃぃぃぃ♥♥♥♥」

  大我がそう言って、狼夜の股間に取り付けられたマンコを、乱雑に取り外した。

  粘液で汚れまくった女性器が糸を引きながら取り除かれ、そこに大我が何ヶ月ぶりかのチンポを装着する。

  準備も何も無く、突然パーツを引き抜かれ性感システムにエラーを起こした狼夜は、ガクガクと危なげな程派手に痙攣して大変な様子だったが、ペニスを付けられると直ぐにシステムがそれを認識し始め、久しぶりの男性器の感覚が、狼夜に蘇ってくる。

  しかし……

  「そら、チンポ戻してやったんだ!派手に射精して俺様を楽しませろよ!雌犬!!」

  「あ゛っ♥がああああ♥♥デル!♥チンポ出るぅぅ♥♥♥」

  結局それも、ただ大我を楽しませる為の気まぐれでしかない。

  狼夜は早速、勃起したチンポからビュルルルル!と激しい射精を行うと、自らの肉体に、ベットリとしたザーメンを塗り付けて、マンコでの絶頂とは違う、雄の絶頂を味わい始めたのだった。

  それからも、大我とのSEXは、終わりが見えない。

  「あ゛〜〜!!!♥♥ぞごっ♥ぞごっ♥♥」

  「くくく、ここがどうしたって?しっかり言わねぇと辞めちまうぞ雌犬ぅ!」

  「ぞごぎもぢいっ♥もっどっ♥もっどづいで♥」

  「あん?ここかぁ?そらよ!!お望み通りここでイケぇ!」

  「ひぃいいいいいい♥♥♥」

  ベットに上半身を突っ伏した状態で、ケツを持ち上げられ、がに股で足を開いた大我に、上からのしかかられるようケツ穴を削岩される。

  この体位は、正常位じゃ届かない位置まで大我のペニスが挿入され、思わず懇願が口をついた。狼夜は快楽以外、考えられない状態になっていた。

  「ケツイグケツイグケツイグケツイグぅぅ!!♥♥♥」

  「あ゛ぁ゛!メスイキだろうが!!しっかり言葉覚えやがれオラァ!」

  「ひぎぃぃぃメズイギじゅるうううう!!♥♥♥」

  その後には、触手で足を捕まれ、自らの頭の横まで足を動かされた、所謂ちんぐり返しの状態で、上からズンズンと種付けプレスされた。

  グチュグチュとケツ穴とチンポの結合部からは白い泡が吹き出し、精子と腸液の混ざったそれが、大我のデカい陰嚢にねっとりと糸を付ける。

  上から突きつけられる強い言葉に、思わず服従してしまうよう、言われた通りの声を出して、狼夜は、自らの顔面に、吐き出したザーメンをビュルルと吐き出したのだった。

  そして…。

  「もお゛お゛お゛お゛っ♥♥も゛お゛お゛お゛お゛♥♥♥」

  「そうら!もっとザーメンミルク出せよ家畜が!こんなんじゃ全然足りねぇぞ!!」

  狼夜は今、触手により、空中で海老反りにされ、まるで家畜のように搾精されている状態だった。

  乳首には触手が噛みつき、目隠しをするように瞳を隠されている。

  チンポの下には触手が待機していて、そこに向かってヤンキーのようにしゃがみこんだ大我が、チンポを激しく扱いて射精を促しているという状態である。

  狼夜は、大我に弄ばれるよう、声も牛の鳴き声以外出せなくなるよう、脳を弄られて。

  仕舞いには、両手両足を取り外され、達磨になった状態で、触手に吊り下げられ、大我にひたすら腹を殴られ続けた。顔も殴られたのか、片目は腫れ上がり、口は切れて、酷い有様だ。

  しかも耳から入った触手が脳みそを弄り回し、痛覚プログラムを快感プログラムと置き換える。

  かと思いきや、スイッチを切り替えるように、痛覚へと戻したりして。

  「……ごっ♥……お゛っ♥」

  「おら!…腹殴られてっ!…射精しろ!!!イケ!!イケ!!!」

  「ぐふぅっ♥♥あ゛…あが…っ♥♥」

  ひとしきり強く殴られ、グリ…と拳を捻られると、狼夜は目を見開き、舌を突き出しながら、ビュルッ…ビュルルル…とだらしなく射精した。

  白目を剥いて、口の端からデロリと舌を出し、項垂れるようにしてジョロロロロ…と小便を漏らす。

  ビク…ッ…ビクッ…!と断続的に痙攣して、全身からは力が抜けていた。

  「おいおい、勝手に気絶すんじゃ…っねぇ!!」

  「ぎひぃッッッ♥♥♥」

  「ガハハ!!金玉蹴られんの気持ちよかったのか??ならもっと蹴ってやるよ!!おら!!!」

  からかうように、大我が突然、膝を突き上げ、狼夜の金玉を強く打ち上げると、その衝撃を食らって顎をしゃくりあげた狼夜が、またしても勢いよく射精して、大我はそれを見ると嘲笑うかのように微笑む。

  そして、何度も何度も、そのふとましい太腿で狼夜の金玉を責め立てて。

  「……こんな事になってたなんて」

  「ん?誰だ!?…て!なんだてめぇら!!お、おい!やめろ!!昴!?」

  「……ごめんね。狼夜」

  誰かの優しい声が聞こえた気がした。

  気を失う寸前に、視界が捉えたのは、複数人の兵士のような格好をした男に捉えられ、激怒するように叫んでいる大我の姿。

  そして、その向こう側には確かに…昴が居た気がして。

  [newpage]

  「残念ながら、リセットは文字通りリセットする行為なので、記憶を一部残したりするような事は出来ないんです。」

  「……そう…ですか。」

  今回、大我を取り押さえ、壊れかけた狼夜を回収して行った企業の男が、申し訳なさそうに俺へとそう言った。

  男が言ったように、情報を全てリセットすれば、嫌な記憶や、芽生えた自我らしきもの、それに身体の情報も消えてなくなり、その状態は出荷された時に戻ってしまう。

  それは、大我に味合わされた屈辱的な行為や、身体改造さえも全て元に戻すが、それゆえに記憶もリセットされてしまって、その後はまた初対面からやり直す事になってしまうという。

  今まで培ってきた記憶や絆は無かった事になり、俺と狼夜はまた初対面に逆戻り。

  全てはそう、あの大我を家に招き入れてしまったから。

  「そう言えば、大我の方は…?」

  「あれは駄目ですね。ヒトに危害を加えてしまっては、流石にリセットという処置では済まされません。完全廃棄…パーツの再利用もされませんよ。」

  「…そんな事になるんですね…」

  大我は、ロボット三原則という、破ってはならない最大の禁忌を破った。

  何がどうしてそうなったかは理解出来ていないらしいが、色々身体を解体して研究した後は、また同じような事を起こさない為、大我は完全に破壊されてしまうらしい。

  パーツに原因がある場合も考慮して、再利用などもなく、本当に完全廃棄。まぁ、仕方の無い事なのかもしれない。

  でも……。

  「えと、その研究みたいなのが終わったあと、リセットしてまた引き取る事は出来ないんですか?」

  「は?え、えーと…それはつまり…」

  「……引き取りたいんです。…なんか、完全に壊されるって聞いたら、ほっとけなくて。」

  大我を恨んでいない訳では無い。

  記憶を操作されて、狼夜にも酷いことをした。

  今回、大我の暗躍に気付いたのは、あまりにも身体がダルい日が続き、何だか前日の記憶が曖昧な所があって、不審に思った俺が、隠しカメラを設置したのが発端なのだけれど、それを見てもかなり酷い有様だったから、正直自業自得という気持ちもある。

  けど、俺は大我に自我が芽生える前を知らないし、もしかしたら初めから大我が俺の元に来てくれていたら、状況も違っていたのでは…という考えが巡る。

  「あの、今度こそ、大我がもし俺達に危害を加えてたら、その時は大人しく差し出しますから」

  「しかしですねぇ…」

  「一度の過ちは誰にでもあると思うんです!もしかしたら、今度こそ上手く付き合っていけるかもしれないし。一度関わった相手が完全に破壊されるなんて聞かされたら、俺は…。」

  男は困ったように、ペン先でコメカミを書くと、暫く考え込むように目を閉じて溜息を吐いた。

  「はぁ…まぁ、そこまで仰るなら、こちらとしても善処しますけどね。私にも上司が居るんで、そっちが駄目だと言ったら駄目ですよ?それでもいいですか?」

  「はい!宜しくお願いします!」

  男は相変わらず、渋々と言った表情で資料と睨めっこしているが、まぁ、もしこれを却下されたら、その時はもう諦めるしかないだろう。

  それは仕方の無い事だ。こちらとしても無理を言ってる自覚はあるし。

  「狼の方はリセットするだけなので、時間は掛からないですけど、虎の方はいつ返せるか分かりません。それはご了承ください。」

  「はい。」

  「では、今回うちのアンドロイドがご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありませんでした。今後はこのような事がないように、万全の状態でお返ししますので、宜しくお願いします。」

  「はい。ありがとうございました。」

  そう言って頭を下げた男に、俺も頭を下げてその後を見送った。

  ガチャリと扉を閉めて、人が居なくなった部屋の中へと戻る。

  何だか、こんなに寂しい部屋だったかな。狼夜が居ないと、そこは明かりの無い、暗い暗い部屋があるだけのようで、それがとても恐ろしく感じた。

  (はやく帰ってこないかな…)

  そんな事を思いながら、俺は、先程まで大我と狼夜がSEXしていた寝室を見つめ、その荒れ果てた様相に、重い溜息を吐いたのだった。

  [newpage]

  「おかえり!!」

  「え?あ…その…た、ただいまっす?」

  「あー?こいつが例のもう一人のアンドロイドか?…へぇ、こんな見た目か。」

  玄関の扉を開けて、勢いよく声を出す。

  突然目の前に現れた俺に、驚いたように小さく呟くのは、研究の末、リセットされて戻ってきた、大きな虎獣人のアンドロイド、大我だった。

  俺の後ろから、もうずっと前に帰ってきていた狼夜が顔を出し、気だるげに呟く。

  前みたいに最初から敵意むき出しという感じではなく、何だか妙に落ち着いていた。

  大我を家に招き入れると、彼は落ち着かない様子で物珍しそうに辺りを見渡していた。

  リセットされて記憶も何も無い大我にとって、外の世界はそれだけ珍しいものなのだろう。暮らした事があると聞いてはいたようだけど、全く記憶にないのだから、そんな顔も当たり前だ。

  「お茶飲む?」

  「あ、…うっす。あざっす。」

  大我は俺の言葉に、頭だけ軽く動かしてうなづいた。

  戸惑いもあるかもしれないが、あの俺様な感じの大我がこれほど大人しいのも、何だか変な感じだ。

  確か、リセットされたという事自体は説明されているらしい。アンドロイドにとって、リセット=何かやらかした重大な罰という感覚なので、自分がまた何かやらかしてしまわないかと身構えてるせいもあるのかもしれない。

  お茶を出して、向かい合いながら、しばらく時間が過ぎていく。

  俺も久しぶりの過ぎて緊張してしまって、適当な話題が浮かばない。

  狼夜は頬杖をついて、退屈そうに俺達の様子を伺っていた。彼は、はぁ…と大きくわざとらしい溜息を吐いて、その溜息に、俺はビク!と身体を跳ねさせる。

  「おい、お前」

  「俺っすか?」

  「そうだ。お前。リセット後ってこたぁ、つまりは童貞って事だよな?童貞捨てたくねぇか?ん?」

  「ど、童貞…」

  「ろ、狼夜、何するつもりなの?」

  「SEX」

  「え゛!?」

  狼夜はそう言って俺の腕を掴むと、無理やり抱き上げて、大我に向かって「来い」と短く呟いた。

  大我は少し緊張したように顔を赤くして、耳をパタパタと忙しなく動かして、ぎこちなく立ち上がると、狼夜の後をついて寝室へとやってくる。

  俺をベットの上に放り投げた狼夜は、「ほら」と大我に顎で合図をし始めて、流石の大我も、困惑したように「え?い、いいんすか?」と鼻息荒く呟いた。

  「いんだよ。コイツはこう見えて淫乱だから。」

  「な、なんて事言うんだよ!」

  「そ、そうなんすか?…な、なんかギャップあってむしろ萌え…」

  「そこ!納得しない!!」

  「いいからさっさと服脱げよ。んで、童貞なんて捨てちまえ。なんかあったら俺がアドバイスしてやっから」

  「う、うっす…」

  狼夜がそう言うと、大我は何だか手早く、乱雑に服を脱ぎさり、鼻息荒く、パンツも脱ぎ去った。

  既に勃起して、臍まで届く巨根から、我慢汁を出して垂らしてしまっている。

  相変わらず分厚くて、荒々しい肉体だ。狼夜は「おー、いいもん持ってんな!」とケタケタ笑いながら、そのペニスを掴んで何度か扱く。

  「あっ♥うっ♥」と気を付けの状態で腰を引きながら口を尖らせビクビク震えた大我は、もうやる気満々と言ったところで。

  「よし、いけ!」

  「う、うっす!」

  パンとケツを狼夜に叩かれると、大我はビクンと震えて、前に歩みだした。

  ベットへと膝と手をついて、四つん這いのままこちらに迫ってくる。

  あわあわと戸惑う俺を無視して、真面目な顔で俺の身体を覆った大我は、さっそく俺の唇へと、そのマズルをかぶりつくようにしてきて。

  「ん♥」

  「はむ♥」

  濃厚なディープキスをされた。童貞と言ってもセックスに特化したアンドロイドなのだから、その知識は童貞のそれではない。

  手管だってそうだ。初めてとは思えないほどこちらの性感帯を熟知しており、俺の股間も既にいきり立ってしまっている。

  「そうだ。ちゃんと愛撫してやれよ。こいつの弱点は耳だ。ほら」

  「やっ♥ひゃぁぁ…っ♥」

  「な?もう片方責めてやんな。」

  「うっす♥」

  「あっ♥あっ♥耳だめぇぇ♥♥」

  両の耳を、獣たちに挟まれるよう舌で刺激され、俺はゾクゾクと背筋を震わせる。

  2人がその間にも、器用に俺の服を脱がせて、いつの間にか俺は全裸にされてしまっていた。

  同時に、2人が片方ずつ、俺の乳首をコリコリと刺激すれば、俺はそのままガクガクと腰を持ち上げて…。

  「ひぃぃぃ♥イクッ♥イッちゃううう♥♥」

  「もう…イッちまったのか?」

  「リセット前の俺達が相当上手くやったみたいでな。こいつの全身性感帯だぞ。乳首でイクなんざ朝飯前だ。」

  「すげ…エロ…」

  「あっ♥あっ♥あっ♥あっ♥」

  そんな世話話をしながらも、2人の責め苦が終わる事は無い。射精したばかりの敏感な肉体を、乳首攻めで絶え間なく刺激され、会話が終わればまたしても耳を責められて、俺は今度ドライオーガズムを味わう羽目になる。

  「よし、お前はケツやってやれ。上は俺が責める。」

  「うっす!」

  「やぁぁあ♥♥」

  そう言って俺の身体が持ち上げられ、上半身と下半身、分かれて二人に責められる事になった。

  狼夜がその豊満な胸元に俺の背を抱いて、乳首をコリコリと刺激し、胡座を掻いた大我が、軽々と俺の腰を持ち上げて自分の顔面があるところまで持っていき、そのザラザラの舌でケツ穴を解し始める。

  俺は空中でちんぐり返しのような態勢にされており、逃す事の出来ない快楽が体の内に蓄積されていくようだ。

  そしていつしか……。

  「うご♥んじゅ♥じゅるる♥んぐ…じゅぐ…♥」

  「すげ…喉奥責めると締まりよくなんな。」

  「マジでか?じゃあ、中出ししたら今度はお前が喉やれよ。」

  「おう。」

  俺は今、狼夜に喉を、大我にケツ穴を突かれ、上下から挟まれるように、二人の分厚い肉の塊からサンドイッチされている状態だった。

  ブシュブシュと俺の小柄なペニスからは、もはや出し尽くしたのか、途切れ途切れに精子が吹き出し腹を汚している。

  その腹には、内側からペニスの先端がでこりと丘を作っていて、傍から見ても、大我のペニスがここまで入っているのだと、アピールしているかのようだ。

  大我は緊張も徐々に解れてきたのか、先程までの改まった態度は也を潜め、地に近い荒々しい言葉遣いが現れ始めている。腰付きもまた、それに倣うよう激しいものになっているような気がした。

  「はぁ…はぁ…そろそろイッちまう♥」

  「よし、さっさと出せ。しっかり孕ませろよ。」

  「言われなくても…っ!?ぐぅぅぅ♥♥♥」

  「ん゛ん゛〜〜っ♥♥♥」

  そしてとうとう、大我の精子が、俺の中に解き放たれる。中でしゃくりあげたチンポが、俺の腹を内側から揺らし、そして尿道からザーメンが送り出される感覚さえ、敏感になった腸壁が感じ取っていく。

  俺も同時にドライオーガズムへと達して、持ち上げられた足の先端をギュッと握りしめ、身体を反らすようにして。

  「ふぅ…♥」

  ずるん…っ…と勢いよく大我がペニスを引き抜けば、俺の緩まった肛門から、精子がどばっ…と溢れ出した。

  大我は自らのペニスの根元を掴んでブルブルと振り回し、狼夜がそれを見て、大我と同じように勢いよく喉奥からペニスを引き抜くと、俺はビクンビクンと痙攣して絶頂の余韻に浸るしか出来ない。

  「交代だ。」

  「おう。そら、マスター、今度は俺様のちんぽしゃぶってくれよ。おい、気絶してんじゃねぇぞ。」

  狼夜がひっくり返って絶命するカエルのような状態の俺を持ち上げると、ベッドに腰を下ろし、背面座位の状態でペニスを挿入してきた。

  立ち上がった大我のペニスが、丁度正面にくる位置になると、彼は俺の頬を軽く叩いて意識を覚醒させる。そして、なんの配慮もなくその未だ勃起し続けているチンポをブラブラと俺の鼻先に持ってくると、それで俺の頬をペチペチと叩いて、空いた口の中にゆっくりと挿入してきた。

  「んが…♥おえ゛♥」

  二人の行為は、まだまだ終わらない。

  結局俺はそのまま、朝まで解放されること無く、二人に犯され続けて。

  [newpage]

  「あ゛〜〜♥出るぞ…全部飲んでくれ…っ昴♥」

  「ん〜〜♥♥じゅるるる♥んっ♥」

  仕事終わりの汗で蒸れた股の間に、顔を埋めてペニスをしゃぶる。

  大我はだらしなく舌を出して、鼻息をふんふんと荒くしながら、俺の頭を押さえつけて喉奥に種付けをした。

  「おーい!済んだらさっさと飯食っちまえよ!」

  「おう!……へへ、気持ちよかったぜ昴。愛してるぞ♥」

  「はへ…は…♥」

  居間から狼夜のそんな声が聞こえて、大我が俺の代わりに返事を返す。

  頭を撫でられて、額にキスを落とされた。そんな事より俺は、大我の媚薬精液のせいで発情中だ。何とかして欲しいと思った矢先、大我が俺の身体を抱き寄せるようにして持ち上げ、自らの太腿に乗せると、背後からシャツの中に手を入れてきて乳首を抓りあげ、そして唇へと深いディープキスを落としてくる。

  「〜〜っ♥♥♥」

  口の中で絶叫した俺は、ビクビクと震えながら、勃起したペニスからビュルビュルと射精した。

  しかも1回で終わる訳もなく、何度も何度も、媚薬の効能が収まるまで乳首だけでイカされる。

  大我は鼻歌でも歌いそうな程上機嫌な様子で、余裕綽々だ。

  貪られるように身体を蹂躙されて、俺の意識はどんどんと消え失せていく。

  あれから、家に二人で置いておく事に危機感を抱いた俺は、大我と狼夜を仕事に就かせる事で、健全な状態を維持しようとした。

  アンドロイドは一応、マスターが身元保証人になる事で、ある程度の仕事につく事が出来るようになっている為、大我は土木作業員、狼夜は配達員と、俺が今度はブラック企業を辞めて、二人に養ってもらっているような状態だ。

  月曜から土曜までは交互に犯され、日曜は二人で。

  とはいえどっちも性欲が強いアンドロイドなので、フェラで抜くのはあり!みたいな謎のルールを設けられ、二人に愛されている俺は、今日も今日とて性欲処理に駆り出されるのである。

  でも、あのブラック企業に勤めている時よりも、俺は充実した毎日を送っている感じだ。三食マッサージ付きで、日中はいくらでも寝ていられる。

  確かに夜、セックスが始まると大変だけれど、最大零時までという制限をつけたので、夜は3人、俺を挟んで川の字で眠る事が出来ている為、全然マシな方なのだ。

  「まらイグゥゥゥ♥♥♥い゛ぃいいいい♥♥♥」

  「おい、いつまでやってんだ!さっさと飯食わせろ!俺の時間が無くなるだろうが!」

  「わぁったって!仕方ねぇなぁ!」

  「んひっ♥♥」

  そうこうして、狼夜が怒ったように顔を見せると、大我は少し不満そうに、俺の乳首弄りを中断した。

  ぐったりとする俺を大我が持ち上げて、居間まで運ぶ。精力を増強させる栄養満タンな料理が並んでいるが、先程大量の精子ドリンクを飲み干した俺には、それはキツく思えてしまう。

  「さぁ、今日も目いっぱい食って、俺とSEXすんぞ!昴!」

  「ま、待って…今はまだ…♥」

  「飯要らねぇか?ならこのまま俺としけこむか?」

  「や、違くて…いらなくないから…待って♥」

  「なんだ、今食えねぇなら後で食えばいいさ。先に風呂に一緒に入るか?へへ、風呂場で可愛がってやるからさ」

  「あ、や、ま、待って狼夜…あ、ちょ…♥」

  ちょっと強引なところもあるけれど。

  俺は今、幸せに暮らしている。

  「あ゛〜〜〜♥♥♥イッッッグゥゥゥ♥♥♥」

  おわり

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