発情兎、交尾本能に堕ちる夜

  「……なんか、身体が、ずっと変なの……」

  夜の帳が下りたばかりの頃。

  宇佐見は、勝那の膝の上にちょこんと座り、涙ぐんだ目で見上げていた。

  「さっきからずっと……腰が、むずむずして……」

  「だ、大丈夫か...?」

  「うん……下のほうが……なんか、勝手に、きゅってしちゃうの……♡」

  ウサ耳が、羞恥に震えながらピクピク跳ねる。

  小さな尻尾も、お尻とともにふりふりと左右に、せつなげに揺れていた。

  「……発情、か……」

  勝那は、そっと宇佐見の小さな体を抱き寄せる。

  「おまえ、ウサギだもんな……獣人って、周期くるって聞いたことある」

  「……やだ、こわいよ……自分で止められない……ボク、へんになっちゃう……♡」

  「大丈夫だ。オレがぜんぶ受け止めてやるから...な?」

  勝那の手が、宇佐見の首筋を撫でる。

  大きな手のひらの温度が、震える宇佐見の火照った肌を包み込んでいく。

  「好きだよ、宇佐見。だから……オレのこと、ちゃんと見て」

  「……見てる……♡ かつなさん、見てるだけで、ボク……っ♡」

  ふるふると震える宇佐見の指が、勝那の胸に触れる。

  その指先が熱を帯び、呼吸が荒くなるたびに――

  勝那の中の「理性」と「欲望」が拮抗する。

  でも、勝那は決めていた。

  絶対に、痛くしない。だけど、逃がさない。

  勝那は宇佐見を抱え上げ、そのままふたりきりの寝室へ。

  乱れた着衣を脱がせながら、耳を撫で、首筋を優しく啄ばみ――

  「……かわいすぎて、だめだ……」

  ベッドの上で、宇佐見は喘いでいた。

  くびれた腰をくねらせながら、身体をすり寄せてくる。

  「あっ♡ もう……がまん、できない……♡ ボク、ボクの中……欲しがってるの……♡」

  「……オレのを、入れてほしいんだな?」

  「……うん♡ いっぱい、いっぱい、種つけて……♡ ボクの中、かつなさんの匂いでいっぱいにして……♡」

  その言葉に、勝那の奥底で、何かがぱちんと弾けた。

  大きな身体が、宇佐見の小さな身体に覆いかぶさる。

  巨大な肉槍が、熱に潤む入口にそっと触れた瞬間――

  「んっ♡ やぁ、きて……♡ もっと……♡ もっと奥きてぇ……♡」

  ゆっくりと、押し込んでいく。

  奥の奥まで、確かめるように、愛を込めて。

  「っ……すげぇ……中、ぬるぬるで、すごい締めつけてくる……」

  「だって……発情してるんだもん……♡ 勝那さんのが欲しくて……勝手に、吸い付いちゃう……♡」

  ゆっくりと腰を動かすたび、宇佐見は甘く喘ぐ。

  「っは♡ あぁっ、んっ……っ♡ ボク、ボクっ……♡ しあわせすぎて……溶けちゃいそう……♡」

  「宇佐見……ほんとに……可愛、すぎる……」

  勝那は、小さな体を何度も何度も優しく突き上げながら、

  手をつないで、唇を重ね、名前を囁き続けた。

  宇佐見が自分から、腰をくねらせる。

  「もっと、もっと……っ♡」とねだる。

  それでも勝那は焦らず、優しく、ゆっくりと抱き続けた。

  「大丈夫……最後まで、ちゃんとオレのでいっぱいにしてやるからな……♡」

  「うん……♡ かつなさんので、いっぱいにされたい……♡ なかに、なかに、なかにぃ……♡」

  抱きしめて、貫いて、優しく絶頂へ導いて――

  発情の疼きさえ、愛で包んで癒す夜。

  [newpage]

  「……っは、んっ♡ んんっ♡…っ…♡」

  朝日の光が、カーテンの隙間から差し込んでいる。

  鳥のさえずりが遠くに響いているというのに、

  勝那の部屋には、熱っぽい吐息と、甘く濡れた声が響いていた。

  「…おいっ…宇佐見、おまえ……もう朝だぞ…っ…」

  勝那は、目の前の光景に、完全に翻弄されていた。

  自分の腰にまたがっているのは、

  つい数時間前まで、甘えて震えていたはずの――

  小さなウサ耳の男の娘、宇佐見。

  その細くくびれた腰が、勝那の太い腰に跨り、

  自らの中に、朝から――ずぷずぷと、勝那のモノを飲み込んでいた。

  「……んっ♡ だって……まだ、ぜんぜん満たされてないの……♡」

  「昨夜、あんなにしたのにか……?」

  「……今のボク、ちょっとヘンなの……っ♡」

  「かつなさんの、入ってないと、胸がぎゅーってして……身体が、ずっとキュンキュンしちゃうの……♡」

  勝那の上で、宇佐見の身体がウサギのようにぴょんぴょんと跳ねる。

  「あぁんっ♡ んっ、だめぇ……♡ 中に、かつなさんのが入ってるの、感じるたびに……♡ ビクビクって……♡」

  「お、おい……っそんな、腰……ぐりぐり擦りつけんなっ……!」

  「やぁっ♡ だって♡ こうしたら……ボクの奥、かつなさんの先っぽでこすられて……♡」

  宇佐見の顔は、うっすら涙を浮かべながらも、とろとろに蕩けていた。

  薄桃色の唇が開いて、アへ顔を晒しながら、

  小さなウサ耳がピコピコと揺れて、必死に快楽をむさぼっている。

  「もう……止まらないのぉ……♡」

  宇佐見の腰が、勝那の上で上下に揺れるたび、

  二人の身体が、濡れた音とともに深く結びついていく。

  「なあ…っ…宇佐見……ほんとに、大丈夫か…っ…?」

  「だめ♡ でも、きもちいいの♡ 頭の中、全部とろけちゃってるのに……♡

  ボク、かつなさんのことだけ、ちゃんと考えてるよ……♡」

  勝那は、その言葉に胸を打たれた。

  たとえ理性が飛んでも、発情の熱に飲まれても――

  宇佐見の中には、自分への愛が残っている。

  「…っっ…じゃあ、好きなだけ、動け♡」

  「……っ♡ うんっ♡ だいすき……♡ だいすき、かつなさんっ……♡」

  ぷちゅ、ぷちゅ、くちゅ……

  そんな水音が、朝の静けさを破って響く。

  宇佐見は、自分で腰を振りながら、

  勝那の肉槍を、熱と愛でいっぱいに満たしていく。

  「……もっとっ♡ 奥、ぐりぐりして……♡ かつなさんの形、ボクの中にいっぱい覚えさせて……♡」

  「……おまえの中、すげぇ……しがみついてくる…っ♡…」

  「あはっ♡ ぬけなくなるように、ボクの身体、勝手にぎゅぅってしちゃうの……♡ もう、離れたくないよぉ……♡」

  勝那は、宇佐見の腰に手を添えて、

  ゆっくりと――だけど重く、上に乗った恋人を突き上げた。

  「ひゃああっ♡ あぁっ♡ だめっ♡ イクっ♡ イクの、また、すぐイクのぉぉっ♡」

  「…ぐっ♡…じゃあ、いっしょに…っ…♡」

  そのまま、ふたりは朝陽の中で何度も結ばれた。

  ぴったりと、お腹の奥で、ぐちゅぐちゅと混ざり合う。

  「……ボク以外見ちゃだめだよ……♡」

  「ああ。おまえのことだけ、見る。ずっと、抱く。何度でも……な」

  ふたりの恋は、

  熱く、甘く、獣じみていた。