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イケメン狼獣人がぽっちゃり少年を娶るはなし。【23】

  俺の胸から。彼の子を孕む準備ができた証が零れ出た日の、夜。

  ランプのあかりだけが灯る寝室で。ベッドの上で、彼に腕を回して、キスをした。

  …俺の胸から、母乳が出ていることに気づいたのは。今日の朝、寝間着から洋服に着替えているときだった。

  でも、朝はやっぱり慌ただしいから。彼に伝えるのは、そのときはやめたんだ。…だって、やっぱりゆっくり、落ち着いた時間に伝えたかったから。俺が、彼の子どもを産めるようになったこと。…それは、俺にとって、とても大事なことだから。

  だから、彼が帰ってきて、ご飯も済ませて2人きりになったついさっきに、それを伝えた。まだ大分先だって言われてたから、驚くかな、って思ったけど。…リジットさんは、まるで分かってたみたいに眼を優しく細めて。そうか、って笑って、俺の頬を撫ぜてくれた。その顔が、…とても嬉しそうに笑ってくれていたから。それだけで、俺も嬉しくなって、彼に思い切り抱き着いた。

  「…母乳が出るようになったのか?」

  「うん、…ほら」

  ベッドの上に、仰向けに優しく寝転がされながら。彼の問いかけに、寝間着の上に羽織っていた薄いカーディガンを脱いで、見えやすいように背を反らす。

  薄手のカーディガンを脱いで、寝間着のシャツ一枚になると。もう、その上からでも乳首が透けて見えるくらいに、俺のシャツは漏れた母乳で濡れていた。昼間は、服の上からでも分かるくらいに母乳が染みてしまって、慌てて少し厚手のウエストコートを着たくらいだ。

  何もしてないのに既に大きく勃ち上がってる乳首の赤色が、透けたシャツから覗く様は、自分でも卑猥に映る。塗れている所為で、シャツが乳首にぺたりと張り付いているから、余計に。

  ぷくんと膨れた乳首に、リジットさんが琥珀色の四白眼を愉しそうに細める。彼の強い視線を感じて、ただでさえ勃起している乳首が更に膨れて、恥ずかしそうに震えた。乳首の先に開いている乳腺から、白色の母乳がぷつりと浮いてはシャツに染み込む。

  胸の周りだけが透けているのも恥ずかしくて、シャツの釦に手をかける。まだ、服を脱いでいるだけなのに、…彼に見られているだけなのに、俺の息は弾んでいた。高まる興奮と期待で、指先が微かに震える。シャツの釦もうまく掴めない俺の代わりに、彼の指が釦に掛かった。そのまま、ぷちぷちと釦が外されて、シャツが脱がされた。張り付いていたシャツが胸から剥がれて、前より大きくなった気のする胸脂肪がたぷん、と揺れた。露になった乳首も、更に恥ずかしそうに震えて母乳を漏らす。

  …彼の前で、裸になるのなんて、もう何度となく経験してるのに。真っ赤に膨れて勃起した胸の先から零れる乳白を見られるだけで、いつも以上に恥ずかしくて、居た堪れない。

  無意識に、隠すように胸に手を添えてしまって。そんな俺の手を、彼の指が優しく、けれど強い力で掴んで、下ろした。もう隠せなくなった胸脂肪と、その頂きで震える突起を、彼の眼が射るように凝視する。…その視線を一心に感じて、更にぴゅるり、と母乳が漏れた。その感触に、熱い息が口から零れる。

  「あ…あんまりじっと見ないで…♡」

  彼の視線を感じるだけで、身体が疼いてしまう。顔が熱くて、身体の内側で呼吸音が煩い。見られるのは、恥ずかしいけど、…すごく気持ち好い。でも、それよりも、触って欲しい。何もしなくても、勝手に漏れてしまうはしたない母乳を、リジットさんの手で絞って欲しい。

  縋るように彼を見遣ってしまうと、視界が薄くぼやけた。微かに滲んで見える彼の顔が、俺を見つめて眼を細める。彼の指が、俺の頬を軽く撫ぜて、…それから、ゆっくりと膚をなぞって下へと向かった。

  そのまま、つん、と爪先で乳首を弾かれて、それだけで背筋が震えた。ふるふると震えながら、真っ赤にそそり立つ乳首を、彼の指がゆっくりと撫ぜる。それから、硬い肉球できゅっと摘ままれた。待ち望んでいた刺激に、それだけ頭が白く蕩ける。乳首に浮き出ていた母乳が、彼の指に潰されて、ぷしゅり、と吹き零れた。

  ゆっくりと乳首から離れた彼の黒色の肉球に、乳白色が滲んでいた。愉しそうに眼を細めたまま、彼がそれを舌で舐めとる。その口元が、満足そうに上がった。

  「お前の母乳は、甘くて美味いな。美味くて、舌が蕩けそうだ」

  言いながら、彼の指がまた、俺の乳首をきゅっと摘まむ。指先の肉球の、硬いざらざらとした感触に、それだけで悦楽がはじけた。そのまま捻じるように押し転がされると、ぴゅるっと白色の母乳が辺りに舞った。それを指で掬って、彼が舐めとる。口元から覗く、尖った犬歯と赤い舌に、背筋が粟立った。…その歯で、舌で、俺のはしたない乳首を噛み舐めて欲しい。そんな恥ずかしい思考が頭に浮かんで、無意識に自分で胸を持ち上げた。俺の手のひらの上で、前よりも大きくなった気のする胸脂肪がたぷん、と揺れる。

  「じゃあ、もっと搾って…♡いっぱいちゅうちゅうしてくらさいっ」

  ねだる口調は、とろりと蕩けたものになった。もう、目すら蕩けて、口からだらしなく舌が零れる。そんな俺を、リジットさんが上から見つめながら、俺の頬を指先で撫ぜる。薄く細められた眼に、…紛れもない獣欲が浮かんでいるのが見えて、俺の背が、更に震えた。俺を征服する捕食者の眼。…この眼に見つめられると、俺は、全部を彼に差し出したくて仕方がなくなる。とろり、と、何もされてないのにほころんだお尻の孔から、腸液が垂れて下着に染みた。

  そのまま、俺のねだった通りに、彼の口が俺の胸へと降りてくる。それを見ただけで、ぷつりと滲ませてしまった乳首の乳白を、彼の舌が舐めとった。根元から、彼の舌に削げ擦られる乳首に、腰が戦慄く。…たったこれだけで、俺は軽く達してしまっていた。荒く、息を弾ませる俺を、愉しそうな眼でリジットさんが見遣って、それから。

  きつくそそり立って、母乳を滲ませる真っ赤な乳首を、リジットさんが口に含んだ。そのまま、ちゅうっと吸われると、胸のなかを母乳が巡るのを感じる。乳首から、幾条も母乳が勢いよく噴き出す感覚に、頭が蕩けた。乳首を吸われるだけでもイってしまうのに、そこから母乳が吸われて噴き出す感触は更に凄まじい。またしても、簡単に絶頂してしまって。腰が浮いて、お尻の孔が捲れ返るほどに勝手に開いた。とろりとした腸液が溢れさせながら、お尻の孔が、きゅうっと締まる。くちゅくちゅと音を立てて、そのまま収縮を始めたお尻の孔から、また、ぷしゃりと腸液が噴き出るように溢れた。あたたかい液体が下着を濡らして、ぺたりと張り付く。もう、俺のなかは、奥までとろとろだ。

  彼のもう片方の手が、咥えられてない方の胸脂肪を、優しく撫ぜてくれる。そのまま、柔らかく揉み込まれて、音を立てて母乳がしぶいた。軽く放物線を描いた乳白が、俺の身体やシーツを濡らす。甘い匂いが、辺りに漂って鼻先を掠めた。

  

  「あっ♡おっぱいっ、おっぱいでちゃうっ♡いっぱいぴゅるぴゅるでちゃうよぅ…っ」

  彼の頭を、掻き抱くように抱き締めながら、上げた声は嬌声になった。彼が喉を鳴らす音が、俺の耳に響いては溶けていく。勃ち上がりきった乳首に、軽く歯を立てられて、彼の口の中に母乳を噴出したまま、またイってしまった。まだ、ひとつも弄られてもいないのに、きゅんきゅんと蠢いては締め付ける腸壁と、…その更に奥が、煮えるように熱い。

  彼の手は、俺の胸を、本当に乳搾りでもするかのように、ぎゅう、と強く、けれど優しく握ってくる。そのたびに、軽く放物線を描いて、俺の母乳が辺りに舞っては俺の膚やシーツに落ちる。…彼に胸を搾られると、こころまでぎゅって掴まれてるみたいで、身体もこころが蕩けてしまう。ぎゅ、ぎゅって胸を搾ってから、ざらざらと硬い肉球でくりくりと乳首を捏ね潰される。そのたびに、俺は頭が真っ白になって、腰を震わせながら軽く達した。もう、部屋には俺の母乳の甘い匂いが充満して、恥ずかしいくらいだ。

  彼に吸ってもらって、搾ってもらってる乳首や胸に嫉妬してるみたいに、俺のお尻の孔から腸壁がぐじゅぐじゅに蕩けて畝っている。こっちも、早く弄ってほしくて仕方ない。でも、胸を搾ってもらうのもやめてほしくない。彼に、こんな我儘なお願いをどうねだっていいのか分からなくて、ただ、もじもじと腰を揺らして太腿を擦り合わせた。

  そんな俺に気づいたのか、彼が、俺の胸から顔を上げた。そのままちゅぽん、と音を立てて、彼の口から乳首が離される。まだ収まってなかった母乳が、辺りに舞って、彼の綺麗な獣毛を濡らした。

  けれど、そんなことには構わずに、リジットさんが俺に顔を寄せて、キスしてくれる。とろりと甘い液体が俺の口に注ぎこまれて、思わず喉を鳴らして飲み込んだ。甘い、ミルクを砂糖で煮詰めたみたいに甘くて優しい味。…これが、俺の母乳だということに一拍置いて気づいて、爆ぜるように赤くなる。

  「美味いだろう。お前の母乳は、何よりの甘露だな」

  これが、俺たちの子のものなのだろう?羨ましい。小さく笑いながら、甘い声でリジットさんが囁くように言う。いつもよりも、更に低くて掠れた、聴くだけで蕩けちゃいそうな声。

  「そ、それなら子ろもらけじゃなくて、リジットひゃんも、いつでも飲んで…っ♡俺はリジットひゃんのものだからぁっ、おっぱいも全部リジットひゃんのだよ…っ」

  それに、俺もとろとろになりながら、回らない口でそう返す。…これは、俺の本心だ。俺の母乳は、いつか生まれてきてくれるリジットさんと俺の子の為のものだけど、…それだけじゃなくて。リジットさんが望んでくれるなら、いつだってそれは、彼のものだ。だって、俺が彼のものなんだから。俺の全部は、彼の為にあるのだから。

  

  俺の言葉に、リジットさんが優しく眼を細めて、俺を見てくれた。ありがとう、って、眼と同じに優しい声が、耳に響いて。そんな彼に、俺の顔も緩んで崩れた。

  彼の指が、もう一度俺の頭を撫ぜてくれて。…それから、その手が、俺の下肢に伸びた。ずるり、と下着ごと服を引き脱がされて、腸液で濡れた臀部が露になる。ぎゅ、って俺の胸を強く搾ってから、胸にあった手も離れて下肢に移った。搾られた胸の余韻に浸る俺の、その足が大きく開かれる。

  「あ…っ♡」

  少し視線をずらすと、俺の肉付きのいいおなかの向こうに、大きく開かれた俺の足と、その間でぷるぷると震える俺自身が目に入った。これだけ、お尻の孔はすっかりとほころんで、腸壁も腸液を零しながらとろとろになっているのに。…俺自身は、相変わらず勃起するどころか硬くなってすらいない。その先端から、とろとろと零れている透明な液体だけが、俺のおちんちんも気持ち好くなってることを表していた。…改めて見る自分の姿が、恥ずかしい。

  そんな俺を、愉しそうに眼を細めて見つめながら。彼の指が、弄られるのを待ち望んで開閉を繰り返している俺のお尻の孔を、爪先で擽った。

  「ひゃんっ」

  その刺激だけで、奥の孔がきゅうっと締まって、腸液をしぶかせた。そのあとで、自分からゆっくりと大きく開くそこに、彼の指がゆっくりと埋まる。ふかふかとした獣毛と、硬くてざらざらとした肉球が、とろとろに蕩けて焦れた柔らかい腸壁を削げ擦りながら挿入っていく。艶やかな獣毛が、腸液に濡れそぼって腸壁の襞を毛羽立たせた。堪らずに腰が浮いて、その指を飲み込むように動いてしまう。

  「あっ♡ゆびっ、ゆびすごいぃっ♡もっとぉ、もっと奥まいれてぇっ」

  ぐしゅぐしゅと、硬い肉球で腸壁を擦られるのが堪らない。いつもよりもさらに高くなってしまう嬌声でねだりながら、もっと奥まで彼の指を受け入れようと、自分でもじゅぷじゅぷと腰を揺らした。削げ擦られる腸壁と、…そのおなかの奥が、ぐつぐつと煮られてるみたいに熱い。

  「指でいいのか?」

  そんな俺に。リジットさんが、顔を寄せて、額をこつりと合わせられる。薄く笑いながら、言われた言葉の。…その琥珀色の眼の奥に、燃えるような獣欲が透けて見えて。彼の指を根元まで飲み込んだまま、俺の更に奥が、ねだるように畝った。ぶんぶんと首を横に振って、乾いた口を大きく開く。

  「ゆっ、ゆびもだいすきらけどぉっ♡リジットひゃんのおちんちんがいいれすっ♡あっ、おちんちんほしいのっ、おくまでいれて…っ!」

  とろとろになった頭で、懸命に彼にねだる。指よりも奥が切なくて、奥まで挿入て欲しくて、目元が潤んだ。そんな俺に、満足そうに彼が眼を細めて、俺の頭をまた撫ぜてくれる。

  「お前は、本当に可愛いな。素直にねだってくれて、俺も嬉しいぞ」

  薄く笑った彼が、俺の上から身を起こした。そのままにゅぽん、と音を立てて俺のなかから彼の指が抜かれる。それを追うように、俺の腸壁が蠢いて震えた。とろとろと腸液が零れる俺のお尻の間から、衣擦れの音が、微かに聴こえて。…その音に、待ちきれなくて勝手に腰が揺らめく。

  「リジットひゃん、早く♡はやくぅっ」

  急かすように、彼に呼びかけながら。無意識に、自分で、自分の乳首を摘まんでしまった。ぬるりとした感触がして、触れるだけで腸壁からお尻の孔まできつく締まる。震える指で、それでも硬く痼った乳首をゆっくりと圧し潰せば、そこから零れる母乳が俺の手を濡らした。

  そんな俺の手を、彼が掴む。あ、と漏れる声は、彼の口のなかに吸い込まれて消えた。俺の手が、彼の手で縫い付けるようにシーツに沈む。潤む視界で見上げた彼の姿は、…震えるほどに格好良かった。

  「待たせたな」

  琥珀色の眼が、薄暗がりのなかで綺麗に輝く。もう一度口づけられながら、俺のお尻の孔に、大きくそそり立った彼の陰茎が当てられるのを感じた。期待で、くちゅくちゅと蠢くお尻の孔が、早く彼を飲み込みたくてくぱりと裏返って捲り上がる。

  「こんなに愛らしくねだられては、俺も抑えが利かないぞ。…俺に夜通し愛される覚悟をしろよ?」

  低く笑いながら、彼が俺に囁いた。いつもよりも、少しだけ荒い口調に、痛いくらいに心臓が高鳴る。

  興奮で声も上げられずに、こくこくと何度も頷けば。満足そうに眼を細めたリジットさんが、ぐ、と俺のなかに、腰を進めた。

  ぐぷり、って音を立てて、彼の亀頭が俺のお尻の孔から腸壁へと埋め込まれた。そのまま、俺の腸壁の襞を削ぎあげるように、彼の大きなおちんちんが俺のなかを抉り進んでいく。

  「あ~~~~っ!きてるっ♡リジットひゃんっおっきいのはいってきてうぅっ♡」

  もう俺は、挿入だけでイってしまっていた。きゅうきゅうと、彼を食い締めながら、大喜びで畝る腸壁が、彼をもっと奥へと誘うように蠢く。みっちりと、隙間なく埋まった彼のおちんちんと腸壁の間から、滑る腸液が絶え間なく零れた。腰をばたつかせながら、気持ち好すぎる快楽に身を捩って、悦びを彼に伝える。俺の手から彼の指が離れて、そのまま俺を抱き込んでくれた。それが嬉しくて、俺も入らない力を振り絞って、彼にしがみついた。

  ずぷぷぷっ、と濡れた音を立てて、彼のおちんちんが俺の奥まで挿入っていく。そのまま、直腸の奥、結腸へと繋がる折れ曲がったところまで、彼のおちんちんが押し進んで。…そこで、彼の陰茎の先端が優しく、ノックするようにこんこん、とそこを突いた

  …本当なら、今までなら、そこは腸壁で。そこを、強く突かれて、抉るように擦られて、もっと奥の結腸の先まで貫かれるのが俺は大好きで。そうされると、腸壁から頭のなかまで蕩けてしまうくらいに気持ち好かったけど。

  …今は、こんこん、って、そこをゆっくりと優しく突かれるだけで、身体が跳ねた。今まで感じたことのない、おなかの奥がぽっと熱くなって、ずん、と重くなるような気持ち好さ。そのまま、彼の亀頭が、俺のその部分に柔らかく押し当てられて、そのままゆっくりと動いた。今までは壁だったその場所に,窄まりのような、閉じた孔があるのを感じる。その入口を、リジットさんのおちんちんが、ちゅっとキスしては、くちゅくちゅと優しく押し突いている。

  「あっ!?な、なにこれぇ…っ♡」

  彼にしがみつきながら、混乱するように声を上げた。いつもみたいな激しさのない、緩やかな動き。なのに、とん、とん、って優しく押し上げられるだけで、ただでさえ熱い俺のおなかのなかが、更に煮えるように熱くなって、きゅんきゅんと悦ぶように跳ねている。それと同時に、彼のおちんちんで擦られる腸壁も、おなかの熱さに引っ張られるように、彼に更に大喜びで吸い付いては、大きく畝った。おなかの奥から、腸液が溢れてしどとにシーツを濡らしていく。

  「分かるか?今、俺が当たっているところが、子宮口だ」

  少しだけ掠れた低い声が、甘く俺に囁いて教えてくれる。言葉と一緒に、くちゅくちゅと優しく入り口を捏ねられて、腰が浮いた。ぎゅう、と強くしがみつくと、彼の獣毛に俺の身体がふかりと埋まる。少し硬くて、肌触りの良い獣毛に包まれると、それだけでこころが蕩けて、安心した。彼のしなやかに鍛えられた胸と、俺の厚い胸脂肪に挟まれて、真っ赤に勃起して膨らんだままの乳首が押し潰されて転がった。その感触に、俺の腸壁が一層締まる。ぷちゃりと押された乳首から、溢れるようにまた母乳が零れ出て、俺の膚とリジットさんの艶やかな獣毛を濡らす。甘い匂いが、また微かに拡がった。

  大きく広げた足の間で、俺自身も、彼の獣毛に擦られる。今も、勃起どころか硬くなることもない俺自身は。それでも彼の獣毛に擽られて、ぷるぷると震えながら、とろりと透明な液体を更に絶え間なく零した。

  「んんっ…♡あ、り、リジットひゃんっ、もっとはげしくしてぇ…っ」

  優しく突かれるのは、すごく嬉しくて気持ち好い。でも、じれったい。こんなに優しく、とんとんってしてもらってるだけで、おなかが煮えるように蕩けているなら、…いつもみたいに激しくしてもらったら、どんなに気持ち好いんだろう?そう思うだけで腸壁が蠢いて、おなかの奥がきゅうんと捻じれた。

  そんな俺の頭を、リジットさんが撫ぜてくれる。多分とろとろになってるだろう俺の顔を覗き込んで、琥珀色の眼が優しく細められた。

  「お前が、子宮での快楽に慣れたらな。まだ身体が造り替わったばかりなんだ、無理をするな」

  そう言って、優しくキスをしてくれる。…でも、ということは、今日は激しくしてくれないってことだろうか。半泣きになって、腰を揺らしてしまう俺に、リジットさんがまた、俺を見つめて優しく笑った。

  「安心しろ。激しく動かなくても、お前を何度でも絶頂させて、満足させてやろう」

  言いながら、彼の亀頭が、俺の子宮の入口を、こりこりと硬いところで優しく擦った。その感触に、焦らされる身体は、本当にイってしまう。彼にしがみついて、小さく長い息を漏らした。子宮口を捏ねられると、多幸感が溢れ出て、俺の身体から頭の中まで、幸せが満ちていく。とん、とんって柔らかく突かれる子宮に合わせて、くにゅくにゅと、俺と彼の胸の間で乳首を転がすと、身体の奥からぐずぐずに蕩けていくようだった。

  「あっ♡ほんと、にいっぱい、いかせてくれる…?」

  ぎゅう、と目を瞑りながら、腰を揺らして問いかけた。一定の間隔で、こん、こんってノックされる子宮口が、吸い付くように彼の亀頭にキスするのを感じる。彼を咥えこんで包む腸壁も、嬉しそうに彼に絡んで、きゅうきゅうと締め付けた。俺のおなかの奥が、煮えるように熱くなって跳ねている。

  …この、悦んで跳ねているのが、俺の子宮、だろうか?ここに、彼の精液を、…子種を注いでもらったら、俺は、彼の子を孕めるんだろうか?頭をよぎる思考に、俺の腸壁が喜ぶようにきつく締まって、…それだけで、俺はまた絶頂してしまった。

  「ああ、本当だ。お前が望むだけ、絶頂させてやる。…だから、お前は俺に身を任せてくれ」

  言いながら、少しだけ身体が離された。今まで密着していた彼の上半身が離れてしまうのが寂しくて、手を伸ばして追ってしまう。そんな俺の手を優しくつかんでから、…その手が、俺の胸を包む。そのままぎゅ、って揉み込まれて、息が止まった。いつもよりも敏感になってしまっている俺の膚は、彼の手のひらや指先の肉球の、硬くてざらざらとした感触をつぶさに感じてしまう。ざらり、と硬い肉球で、他の肉よりも柔らかい胸脂肪を撫ぜられて揉まれると、気持ち好さに頭が真っ白を越して空白になった。真っ赤に膨れ上がった乳首から、幾条も乳白が迸る。柔らかく搾られるたびに、ぴゅるぴゅると母乳が飛んで、甘い匂いが、今度は辺りに濃く漂った。

  「ふぁああんっ♡おっぱいっ、おっぱいきもちいっ♡リジットひゃんっもっとしぼってぇっ」

  空いた手で、湿ったシーツを掴んだ。俺の母乳や腸液が染み広がって、乾いたところすらも湿って感じるほどに濡らしてしまったシーツ。それを、更に濡らすかのように。俺のねだる通りに、彼の手が強く乳首を圧し潰して、厚い胸脂肪を揉み込む。硬い肉球で、捻るように乳首を転がされると、それだけで直腸まで熱く蕩けた。その奥の子宮も、俺のおなかの中で焦れたように疼いている。

  「あっ♡あっ、イく、イっちゃう…っ♡リジットひゃんっもっと突いてぇっ」

  

  高い嬌声を上げながら、全身を震わせて、絶頂へと打ちあがる。俺の腸壁がきつく収縮して、彼を促すようにおちんちんに絡みついて扱き上げた。それでも、やっぱりリジットさんは、俺の奥を優しく突き捏ねるだけで、激しくはしてくれない。けれど、とん、とんと奥を突かれるだけで、俺の身体は大きく震えた。子宮口をくにゅくにゅと捏ねられると、俺の奥が柔らかく開いていくようだ。

  ずにゅずにゅと、彼のおちんちんが、俺の腸壁を毛羽立たせながらゆっくりと抜かれては、お尻の孔を拡げてまた挿入される。いつかの、馬車のなかでしたときみたいな、ゆっくりな抽挿。けれど、あの時と違うのは、俺が大きな声を上げられるのと、…俺のおなかのなかを、ゆっくりでもとんとん、ってされてることだ。本当は、いっぱい激しくしてほしいけれど、…俺の奥を、彼のおちんちんの先端で、こりこりって優しく突いて捏ねられると、それだけで幸せになってしまう。

  「リジットひゃんっ…こっちきて、ぎゅってしてぇ…っ」

  薄く目を開けながら、水膜の張るぼやけた視界で、手を伸ばして彼を探した。そんな俺に、俺の胸から彼の手が離れて、…そのまま、俺の手を繋いでくれる。そのあったかい感触に顔が緩むと、目に張った水膜が涙になって頬を滑った。それを、リジットさんの手が優しく拭って、…それから、あたたかくてしなやかに鍛えられた身体が、ぎゅう、と俺を包むように抱き締めてくれた。それが嬉しくて、俺も、彼の背に腕も足も回して、ぎゅうって強くしがみつく。胸にも腕にも、ふくらはぎにも、身体中に彼のあたたかくて心地好い獣毛を感じて、幸せに包まれる。

  とん、って、今までよりも強く、俺の奥を叩いてから。…リジットさんがひとつ、大きな息を吐いた。俺の耳に、彼の荒い息が響く。…彼が俺に欲情してくれている証。その息遣いに、ただでさえぐずぐずの俺の身体が、またひとつとろりと蕩けた。

  「…お前の胎内に、俺の精を、…子種を注ぐぞ。いいな?」

  断言するようで、…懇願するような、甘い声。耳に吹き込まれるように囁かれたその言葉に、全身が震えた。きゅう、って腸壁が彼を食い締めて、ぷしゃりと腸液が零れる。

  「してっ♡おれのなかに、いっぱいだしてくらしゃいっ!あふれるくらい、いっぱいそそいでっ♡おれに、たねづけしてくらしゃい…っ!」

  彼の言葉に応えるように、嬌声を張り上げる。おなかの奥で、煮えるように熱い子宮が、きゅんきゅんと疼いていた。早く、ここを彼の子種でいっぱいにしてほしい。ずっと待ち望んでいた瞬間に、背筋が震えて、腰が揺れる。

  俺の言葉に、…彼の眼が嬉しそうに笑んだ。その奥に、幸せそうなひかりを見つけて、俺の胸も幸福でいっぱいになる。

  彼のおちんちんが、ずるり、と抜かれて。…それから、勢いよく、奥まで挿入される。きゅうきゅうと、捻じれるほどに焦がれる子宮を、ずん、って強く、彼の亀頭が押し上げた。少しだけ、柔らかく開いていた子宮口に、その先端が潜り込む。…熱い期待で、眩暈すらした。

  彼の腕が、俺を固定するように、強く抱き込む。俺も、それに応えて、彼の背に回した足や腕に、精いっぱいの力を籠める。…耳元で、彼が低く唸る声が、響いた。

  同時に、びゅる、って音が、胎内に響く。子宮を熱い奔流に叩かれて、目の前が白く染まった。頭のなかは空白で、一拍遅れて声が漏れる。

  「っあ~~~~っ!あっ♡あっ、ひゅごいぃっ♡リジットひゃんっ、でてるっ!おれのしきゅうに、リジットひゃんのせーえき、いっぱいきてるようっ♡」

  半固体のような、濃い精液が、俺の子宮の勢いよく注がれていた。そこから、圧倒的な至福感が身体中に溢れて、目から涙が零れる。…そのくらい、幸せだった。俺のなかに、彼の子種が注がれている。彼の子どもを身籠る場所に、彼の子種が。

  「リジットひゃんっ♡おれっ、おれはらみますっ♡リジットひゃんのこどもっ♡いっぱいはらませて…っ!」

  腰を跳ねさせながら、懸命に彼にねだった。子宮に注がれているだけで、俺の身体は絶頂していた。あとから注がれる濃い精液に、少しも深い絶頂から降りられない。いっぱい注いでほしい。俺が、彼の子を孕むまで、たくさんなかに出して欲しい。

  跳ねる身体を、彼が抑え込むように、きつく抱いてくれる。興奮したように唸る声が、耳に響いて溶けてしまいそうだ。彼のおちんちんは、俺の腸壁を拡げながら、未だに太さも硬さも保っていて。そこから注がれる精液は、未だに迸りを緩めることもなく。

  俺の子宮を膨らませながら、更に注がれる、彼の熱くて濃い精液に。俺は、圧倒的な至福感に包まれたまま、彼の背を掻き抱いた。

  

  これから、彼に愛されるたびに。俺の子宮は、きっと彼の子を授かりやすくなるんだろう。

  いつか、きっと、…そう遠くない未来に。俺のなかに、彼の子が息づくのを、胸を弾ませて待ち望みながら。彼の子種でいっぱいにしてもらった子宮を、おなかの上から丁寧に撫ぜて。俺を抱き締めて、包んでくれる彼の胸に、甘えるように擦り寄った。

  俺の裸の背を、優しく抱き包んで撫ぜてくれる彼の指に、目を細めながら。手を当てたおなかは、熱が灯るように熱かった。

  

  

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