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イケメン狼獣人がぽっちゃり少年を娶るはなし。【24】

  今日は。リジットさんの帰りが、とても遅いと。見送るときに、彼から言われた。

  もう、真夜中も過ぎた時間に。微睡むような浅い眠りから覚めてしまって、ベッドの上で起き上がる。…いつもなら、眠りながらも俺を抱きしめてくれる、大好きな俺の旦那さまの姿は、…俺の隣に無い。

  『今日の帰りは、真夜中過ぎになる。もしかしたら帰れないかもしれない。だから、先に休んでいてくれ』

  朝に聞いた彼の言葉が思い浮かんで、ベッドの上で膝を抱えた。本当に、今日は遅いんだな、って抱えた膝に顔を埋める。たった一晩、彼から離れてるだけで、こんなに寂しくなるなんて。…自嘲しても、寂しさは埋められない。

  彼がいないって分かってたから、今日は早く床に着いた。…俺一人で起きてたって、寂しいだけだし。寝て起きたら、彼が隣にいてくれるかも。そう期待したからこそ、早く寝ようと頑張ったのに。…俺に訪れてくれるのは、直ぐに覚めてしまうような、浅い眠りだけだった。彼にぎゅう、って抱き締めてもらいながら眠る毎日では、訪れたことなんてないような、ごく浅いもの。

  「…リジットさん…」

  彼の名前を小さく呼びながら。彼の枕を引き寄せて、ぎゅう、と抱き締める。枕に顔を埋めると、彼の匂いが全身にを包むようで。安心して、更に枕に顔を摺り寄せた。脳裏に彼の顔が思い浮かんで、顔が緩む。

  更にぎゅうぎゅうと、枕に顔を押し当てる。その縁が、俺の胸に当たって、乳首を掠めた。…もう、いつも緩く勃ち上がっているような、ぽってりと膨らむ俺の乳首は、たったそれだけの刺激にも、ぷくりと更に膨れてしまう。息を飲みながら彼の枕に顔を埋めると、…少しでも刺激された乳首が、じんじんと疼き始めた。目を瞑ると、彼が薄く眼を細めて俺に笑う。…獣欲の透けて見える、俺の大好きな彼の笑顔。

  その顔を、目を閉じて見つめながら。無意識に、寝間着の上から乳首を摘まんだ。きゅっと力を入れるだけで、俺の乳首は両方とも、はしたなく勃起してしまう。…目の奥で、薄く笑んだままの彼が、『可愛いな』、って俺に囁いた。それだけで、俺のお尻まで、疼くように熱を持つ。

  …我慢できなくなって。枕から勢いよく顔を上げると、寝間着の釦に手を掛けた。たった一晩、彼と離れてるだけで、こんなに寂しくなるなんて、俺はどうかしてるんだろうか。…でも。

  ぷちぷちと釦を外して、上着を脱ぐ。たぷん、と揺れながら、前よりも大きさの増した胸脂肪がまろび出た。そこで、既に勃起してぷっくりと赤く膨れた乳首が目に入って、人知れず赤くなる。

  恥ずかしさを押しやるように、下は下着ごと一気に脱いだ。一糸纏わない姿になって、そのまま、彼の枕を抱えて寝転がる。

  「リジットさん、好き…大好きです…!」

  抱えた枕に、吹き込むように彼への愛を伝えた。だって好きなんだ、大好きなんだ。俺は、リジットさんのことが、こんなに。…たった一晩、離れてるだけで。こんなに寂しくて、彼が欲しくて、仕方なくなるくらいに。

  「リジットさん、して…♡俺に、してください…」

  彼の枕に顔を埋めながら。裸になった胸を、自分で強く揉み込んだ。ぴゅ、って軽く母乳が飛んで、俺の指を濡らす。

  そのまま、湿った乳首を両方とも、指で転がした。埋めた枕から彼の匂いを感じて、息が弾む。…この指は、彼の指だ。彼の匂いを感じながら、強くそう思い込む。勿論、俺の指には彼のような硬い肉球はない。でも、彼の匂いを感じながら、姿を脳裏に思い描いて乳首を弄ると。…肉球のない俺の指でも、本当に彼に弄ってもらってるような錯覚に陥る。彼の低くて甘い声すら、耳を掠めて聴こえるように思えるほど。あっという間に乳首が指の間で硬く痼って、大きく膨らんだ。

  「あ、リジットひゃん…っ♡もっと、もっとちくびいじって…」

  早くも、少し呂律の回らなくなってきた口で。俺の頭のなかのリジットさんに向かって、そうねだるように声が漏れては、枕に吸い込まれる。いつものように、琥珀色の綺麗な眼を優しく細めて、俺を見つめてくれる彼の顔が、閉じた目に鮮やかに浮かんだ。

  俺の指なのに、自分の指じゃないような感覚。ぎゅっ、ぎゅっ、て搾るように胸を揉むと、本当に乳搾りのように胸から母乳が噴き出てはシーツを濡らした。大きく膨らむ乳首が更に勃起して、乳輪まで浮き上がる。その膨れた乳輪を指でなぞるだけで、背筋が大きく震えた。

  本当は、乳首を吸って欲しい。彼の、ぬるりと滑ってざらざらとした舌で、俺の乳首を根元から舐め折って、母乳を思い切り吸い上げて欲しい。…そう思って、自分の手で、たぷんと揺れる胸脂肪を、思い切り上へと持ち上げた。枕から顔をずらして、背を丸めて、精一杯舌を伸ばす。…無理だった。流石に俺は男だから、いくら胸脂肪があっても、母乳が溜まってても、そこまで大きくはなってない。どれだけ乳首が完全に勃起しきっていても、その先端すら舌に掠りもしない。もどかしさに、じわりと浮かんだ涙を枕で拭いながら、更に指で乳首を扱いた。ぴゅるぴゅると、開いた乳腺から噴き出るように母乳が零れる。

  「リジットひゃん…おっぱいすってくらさいぃ…いつもみたいにちゅうちゅうして…っ!」

  

  そんな風にねだっても。いつもならそれに応えてくれる、世界一大好きな俺の旦那さまは、…今は居ない。その事実が堪らなく寂しくて、胸から手を離して枕を抱きしめた。…その枕が、思いの他大きいことに今更気づいて。枕を縦型にして、それを抱きしめるように、その上に寝転がる。

  …俺の顔から胸を余裕で越して、おなかのあたりまで枕で覆われた。枕と、そこに沈む胸脂肪の間に乳首が埋まって、くにゅくにゅと転がる。それが気持ち好くて、彼にしがみつくように枕を抱きしめて、また枕に顔を埋めた。そのまま、枕に身体を擦り付けるように揺り動かすと、彼の匂いが胸いっぱいに広がって、彼の枕で膨らみ切った乳首が折れ転がされて、腰が抜けるほど気持ち好い。

  知らずに、腰だけが高く上がって、お尻を上に突き出す体勢を取ってしまった。そうすると、高く上げたお尻の体重を胸で支えることになって、更に乳首が枕と胸に埋まってころころと転がった。柔らかい脂肪のなかで、硬く痼った乳首がくにゅくにゅと転がる感触に、腰が震えた。高く掲げたお尻の孔から、ぷしゃりと腸液が噴き出て、太腿を濡らす。

  …一つも触ってないのに、俺のお尻の孔は柔らかく解れて蠢いていた。リジットさんの視線を、指を、おちんちんを待ち侘びるみたいに、くちゅくちゅと蠢いては、誘うように開く。少し力をこめると、何もしていないのに、疼くお尻の孔がくぱぁ、と音を立てて大きく開いてしまうほどで、自分のいやらしさに耳まで熱くなる。…でも、こんなにいやらしい俺を見ても、その綺麗な琥珀色の四白眼を薄く細めて、『可愛いな』、って甘い声で囁いてくれる彼の姿は、やっぱりここにはなくて。…それに、また、枕に押しつけた目が滲むことを感じながら。開いてしまったお尻の孔に、自分の指を這わせる。

  「り、リジットひゃん、おしりも、いじってくらさい…っ、リジットひゃんのゆびで、おくまでいじってほしいれすっ」

  そう、彼の名前を呼びながら、ほころんで開いたそのなかに、指を差し入れた。もう、自分でも、俺自身を弄ることは考えてなかった。俺のおちんちんを弄るよりも、お尻の孔や腸壁を弄る方が、今の俺には何倍も気持ち好い。それを知ってるから、…彼に、そう望まれているから。俺は、例えひとりでするときでも、もう俺自身は弄らない。

  自分の指なのに、彼の指とは違う感触に、俺のなかが怯えるように震えて縮こまった。ぎゅう、と拒絶するように締め付ける自分の肉をこじ開けながら、目をきつく瞑って彼の姿を思い浮かべる。彼の匂いに包まれながら、彼の優しくて、でも俺を捕らえて貪るような捕食者の笑みを浮かべる表情や、俺に囁く低くて甘い声や、俺を抱きしめてくれる少し硬くて、でも障り心地の好いふかふかの獣毛を思い浮かべると。それに呼応するように、俺の腸壁もとろりと解けて、蕩けてきた。それを指で感じて、そのままずぷりと指を根元まで突き上げる。

  「ふあぁんっ♡」

  思わず嬌声を上げながら、尚もぐちゅぐちゅと指を動かした。俺の手は、彼の手よりも幾分も小さいから、彼の指が弄ってくれるところまでは届かない。その代わりに、指を鍵状に曲げて、届く範囲を乱暴に擦り上げた。…それだけで、腰が震えて、軽くイってしまう。でも、本当に弄って欲しいところまでは、弄れない。もっと奥を弄って欲しいのに。彼の指の肉球と獣毛で、ぐしゅぐしゅに腸壁を捏ね擦り上げて、こしょこしょと擽って欲しいのに。…それを考えただけで迎えてしまった絶頂の方が、自分でなかを弄るよりも気持ち好かった。きゅんきゅんと、俺の腸壁が、むずがるようにきつく収縮しては腸液をしぶく。…俺のなかが欲しがってるものなんて、分かり切っていた。

  上半身を動かして、枕に胸を擦り付けながら。柔らかく解れ切ったお尻の孔を、自分の指で大きく拡げる。きっと、今、俺のなかは奥まで丸見えだ。もしかしたら、奥の奥で息づく、出来たばかりの俺の子宮口まで見えてしまうかもしれない。それを思うだけで、煮えるような恥ずかしさが、ぞくぞくと背筋から頭まで突き抜けた。遮るもののない腸液が、勢いよくお尻の孔から溢れて太腿から下に伝った。

  それでも、彼に愛してもらう時のような、深い絶頂には一度もたどり着かない。軽くはイけても、頭の中まで蕩けて真っ白になるような、多幸感で指先まで満ち足りるようなあの絶頂には、程遠い。…彼に愛してもらわないと、俺は上手に達せなくなっていた。何度浅い絶頂を繰り返したって、絶対に満足できない。…それが分かるから、余計におなかがもどかしくて切ない。彼の面影を追うように、枕のなかで強く目を閉じた。リジットさん。リジットさん。

  「リジットひゃんっ♡おれのなか、みてくらさいぃ…おくまでひくひくしてるのっ、たくさんみて…♡おれのえっちなおしりのなかっ、リジットひゃんのおちんちんほしくておにゃかまでうずいてるのぉ…♡ゆびでぐちゅぐちゅしてっ♡おくまでおちんちんいれてっ、しきゅうのいりぐちこんこんしてくらひゃいっ♡ひとりではずかしいことしてるおれにおしおきしてくらひゃい…っ、えっちでいやらしいおれのこと、いっぱいみて…っ!」

  呂律の回らない言葉が、口からひっきりなしに衝いて出る。両手の人差し指をお尻の孔に潜り込ませて、更に大きく開いた。リジットさんに見られていることを想像して、息を弾ませながら枕に顔を深く埋めた。揺らしっぱなしの上半身で、枕と胸に潰された乳首がころころと折れ転がっては母乳を零す。…外から丸見えだろう腸壁が大きく畝って、溢れるように腸液を噴き零した。

  「リジットひゃん、おちんちんほしいよう…リジットひゃんのおっきいおちんちん、ここにいれてえっ♡おれのにゃか、リジットひゃんでいっぱいにしてほしいの…っ♡」

  嬌声でねだりながら、高く掲げた腰も大きく揺らす。丸見えになるまで拡げた腸内を、ひやりとした空気が舐めるのが、爆ぜるくらいに恥ずかしいのに蕩けるように心地好い。瞑る目の向こうに、彼が薄く笑う顔が映って、耳元に彼の荒い息遣いさえ聴こえるようだ。彼が、俺に興奮してくれた時の、獣欲を透かして弾む息遣い。

  リジットひゃん♡って。そう、彼の名前を呼びかけて。…自分で拡げたお尻の孔に、別の何かが触れるのを感じて、埋めた枕のなかで目を開いた。

  慌てて顔を上げようとした、俺の。…その耳に、熱い息が触れる。俺の想像じゃなくて、現実に。

  「そんなに、俺が欲しいのか?本当にお前は可愛いな。…そんな風に誘われたら、我慢出来んだろう」

  俺の、聴きたくて仕方のなかった低くて甘い声が、耳を打つ。声を上げる前に、…お尻に触れる何かが、勢いよく、俺のなかに抉り挿入ってきた。

  「うあぁぁああんっ♡♡」

  ぐしゅぐしゅと、蕩け切った腸壁を、硬いざらざらとしたものが削げ擦って、少し硬くてでも柔らかいものが、毛羽立つ腸壁をこしょこしょと擽る。…大好きで、待ち望んでいた感触に、これが何かなんて、考えなくても分った。

  「あ~~~っ♡あ、り、リジットひゃんっ!?」

  堪える間もなく絶頂に打ち上げられながら、溺れるように顔を上げる。…愉しそうに、綺麗な琥珀色の眼を細めて俺を見つめる、彼の顔が間近にあった。

  「えっ、なんっ、どうしてっ」

  「少々、早く任務が終わったのでな。真夜中も過ぎていたが、少しでも、お前を胸に抱きたくて帰ってきたんだ。皆眠っているだろうから、静かにこの部屋まで来たのだが、…ドアを開けたら、お前が愛らしい声で俺を求めながら、自分を慰めているのが目に入ってな、…堪らなくなった」

  少しだけ上擦った低い声が、俺に囁く。耳元に吹き込まれるように、彼の熱い息が耳に掛かって、それだけで蕩けそうになる。彼の指が、俺のなかでくちゅくちゅ動いて、腸液をしぶかせた。

  …でも、快楽に蕩ける俺の身体とは裏腹に、俺の頭は泣き出しそうに焦る。どうしよう、 ドアが開いたことなんて、全然気づかなかった!まさかこんなところ、彼に見られるなんて!気持ち好さとは違う涙が、目に浮いて水膜を張る。とろとろになって力の入らない身体をなんとか起こして、身を捩った。

  「あっ、やっ、ちがっ!ちがうの、やらっ、みないでぇっ」

  リジットさんに、こんなところ見られなくない。…たった一晩、彼がいないからって。彼に、愛してもらえないからって。寂しくて、独りでこんな恥ずかしいことして気持ち好くなってる俺なんて。さっきまでの自分の痴態が脳裏をよぎって、恥ずかしさが胸を締め付ける。…やだ、いやだ、こんな俺、彼に嫌われてしまう!

  「やらぁっ!みないで、みないでえっ!ごめんなひゃいっ、みないで、ごめんなひゃいぃ…っ」

  首を振りながら、枕に顔を押し当てた。目に張っていた涙が、ぼたぼたと枕に染み込む。俺の母乳の甘い匂いが鼻先を掠めて、恥ずかしくて堪らない。ごめんなさい、いやらしくてごめんなさい、我慢が利かなくてごめんなさい。だから嫌わないで。…俺のこと嫌いにならないで。

  「どうした?何故泣くんだ?何を謝る?」

  慌てたようなリジットさんの声が、部屋に響いた。にゅぽん、と音を立てて、俺のお尻から彼の指が引き抜かれる。その感触にすら腰が震えてしまって、そんな自分が更に情けなくなる。

  優しい手で、身体を起こされた。…それでも、彼の顔が見られなくて。俯いたまま、ただぼたぼたと目から涙が零れる。そんな俺を、宥めるように彼の手が俺の頭を撫ぜてくれた。その手が下に下がって、俺の目元を拭ってから、頬をゆっくりと彼の指がなぞった。

  「だって、おれ、こんな…っ、ごめんなひゃい、おれのこときらわないで…っ」

  「嫌うわけないだろう!」

  音にまで涙の混ざってしまった声で、絞り出すように言った俺の言葉を。…大きな声で、リジットさんが打ち消した。あんまり、というか、ほとんど聞いたことのない、リジットさんの大声。毅然とした、嘘のない声が、部屋中に響き渡って。…俺のなかにまで染みわたって、俺が止まる。『嫌うわけない』。彼のはっきりとした、真っ直ぐな声が、耳にも響いた。それを反芻して、止まった涙がまた滲む。

  頬をなぞっていた彼の指が、俺の顔を優しく上げた。困惑したような顔で、それでも優しい眼が軽く眇められて、俺を映す。

  「この俺がお前を嫌うなど、天地がひっくり返ったってある訳がない。これほど愛しているものを、例え頼まれたとしたって不可能だ。…一体どうしたんだ、何故そんなことを言う?俺が欲しい、と愛らしくねだってくれていたのではないのか?」

  彼の言葉が、俺のなかに浸透した。その言葉が嬉しくて、また、身体がぽっと熱くなる。…でも、さっきまでの痴態を見られていたことが、恥ずかしくてこころに重かった。薄く滲む視界で、彼を見遣ると、自然と目が伏せってしまう。

  「だって、こんな、俺、えっちで…ひとりではずかしいことして、リジットさん、呆れちゃったでしょ…?」

  自分のなかの不安を、ぽそぽそと口にする。…上から、リジットさんの小さく笑うような声が降ってきて、恐る恐る伏せていた目を上げた。いつものように、琥珀色の眼を優しく細めて俺を見つめてくれる彼の眼と、視線が合う。彼の指が、優しく俺の頬を撫ぜて。彼の顔が、俺の方へと寄せられた。ふかりとして艶やかな獣毛が、俺の額に緩やかに押し付けられる。擽ったくて、心地好い。

  「そんな心配、するだけ無駄だ。お前が俺を想いながら自慰行為をしてくれていたことに、喜びこそあれど呆れるなんてある訳がない」

  …言われた言葉に、思わず赤面した。俺のしていたことを、彼からはっきりと口に出されると、自分で思う異常に恥ずかしい。…でも、低い声で、優しく続けられる言葉に、俺の不安も拭われるように消えていく。

  「こ、こんな俺でも、リジットさん嫌いにならない…?」

  「お前が、その発想に至る方が俺には謎なのだが。嫌いになるどころか、お前が可愛くて、愛おしくて堪らない。…寧ろ、俺を求めてくれている姿を、もっと見ていたいくらいだ」

  確認のように、言い募ってしまった言葉。それに、優しく眼を細めたまま、彼が楽しそうな、何処か嬉しそうな顔で。俺に言い聞かせるように、目の前で、甘く囁いてくれる。…こんどは嬉しさに、視界を滲ませてしまった俺に。彼の顔が、更に近づいてきて、唇が軽く重なった。

  

  「…もっと、俺を求めてくれないか。さっきのように、愛らしくねだって、俺を誘ってくれ」

  そのまま、低く掠れた甘い声で、耳に吹き込まれて。…さっきまでの悦楽を思い出したかのように、身体が一気にまた熱くなった。とろとろに蕩けた腸内も、煮えるようにぐつぐつと切なく疼く子宮も、彼をすぐ傍に感じて、焦れたように畝る。ぷっくりと硬く勃ち上がった乳首からも、乳白が滲むようにぷつりと浮き出た。

  「…あ、り、リジットひゃんっ♡」

  少しだけ戻っていた口調が、また回らなくなる。彼の声に応えるように、身体が自然に動いた。さっきと同じように、縦置きにした枕の上に被さるように寝転がって、お尻と大きく、高く掲げる。…今度は俺の想像じゃない、本物のリジットさんの視線を身体中に感じて、気持ち好さにぐずぐずになる。…彼に見られるだけで、見てもらうだけで、俺の身体は骨抜きになっていた。自分でぐちゃぐちゃに弄るよりも、彼の視線ひとつの方が、俺の身体をこころまで蕩けさせる。

  くちゅくちゅとほころび蠢いて、開閉を繰り返すお尻の孔に、悦楽に震えてしまう指を差し入れて、引っ掛ける。さっきは躊躇いもなく出来た行為が、上手く出来ない。恥ずかしいのももちろんある。彼の前で、自分でお尻の孔を開いて、なかまで見せつけること。…恥ずかしい。恥ずかしい、けどそれだけじゃなくて。それ以上の気持ち好さに、俺の指は、身体は、うまく動かない。

  …今までも、何度もしたことのある行為。でもそのたびに俺の身体は、快楽に震えてしまう。恥ずかしいのまでが、気持ち好さを倍増させて、彼に見られているだけでイってしまうくらいに。

  今も、俺は、ゆっくりとお尻の孔を大きく開くだけで、達してしまっていた。今は、枕に押し付けているだけの胸も、乳首が胸脂肪に埋まったままで、ぴゅっぴゅっと母乳を噴き零していた。少し上半身を動かすと、埋まった胸脂肪のなかでころころと乳首が転がって、それだけで腸壁がざわめいて震えた。

  彼に丸見えだろう俺のなかが、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに、悦んで大きく畝る。…俺の気持ちとおんなじだ。彼に見られるのが、恥ずかしくって、でも嬉しくて、俺のこころは蕩けるくらいに悦んでしまう。

  腸液までしぶかせながら、自分でお尻の孔から腸壁まで、彼に見せつけた。…もしかしたら、俺の奥の奥で疼いて震える子宮口まで、彼に見えてしまっているかもしれない。さっき想像していたことが、本当になったことに、厚い脂肪の奥で子宮が跳ねた。

  「リジットひゃんっ、おれのおなかのおくまで、いっぱいみてくらひゃいっ♡おれのえっちではずかひいところっ、リジットひゃんのおちんちんでいっぱいにしてほしいのぉ…っ♡しきゅうのいりぐちまでこんこんして、ずんってしてっ♡えっちなおれのこと、リジットひゃんのおっきなおちんちんで、おしおきして、かわいがってっ♡リジットひゃんのおちんちん、ほしいよう…っ!ほしくって、もうげんかいなの…っ!おねがっ、いっぱいいかせてくらひゃいっ♡」

  自分でもいやらしいと思う言葉が、それでも心臓を高鳴らせながら、高い嬌声で部屋に響く。後ろから、満足そうに笑う音がして。…彼が、俺に覆いかぶさった。俺が、自分で開いて見せつけているうちに、彼も服を脱いだのだろうか。俺の背からお尻まで、ふかふかと心地好い彼の獣毛に包まれて、全身が幸福に震えた。

  「…お前は、俺の想像を簡単に越えてくるな。先程よりも、今の方が更に愛らしかったぞ。そんなに可愛い様でねだられたら、俺も、もう抑えが利かん」

  荒い息遣いで、耳に吹き込むように彼が囁く。そのあとで、くちゅりと耳を舐められながら、…大きく開いた俺のお尻に、彼の指が勢いよく差し入れられた。

  「ふあぁんっ♡」

  それだけで跳ねてしまう俺の腰すら、気にしないように。ぐちゅぐちゅと、興奮したように荒い手つきで、彼の指が俺のなかを往復する。待ち望んだ感触に、枕に頬を埋めながら背もお尻も震わせた。彼の指が、指先まで引き抜かれるたびに、ぷしゃぷしゃとお漏らしのように腸液が辺りに舞い散る。ぐしゅ、っと、ざらざらと硬い肉球で柔らかい腸壁を遠慮なく削ぎ擦られて、抗うことも出来ずに絶頂した。頭の中が、白というよりも淡い桃色で埋め尽くされる。

  全身を震わせながら、絶頂の余韻に浸る俺の身体を。…彼の腕が、後ろから抱えるように抱き起す。そのまま、彼の膝の上にのせられて、彼の両手で、足を大きく抱えられた。体育座りのように、膝の後ろからひとまとめにされてから、ぎゅって抱き締められて、持ち上げられる。少し宙に浮かんだまま、後ろから全身、ぎゅうって抱っこされて、腕と足しか自由にならない体勢。…彼に守られるように抱き込んでもらえて、背にも脚にも彼の獣毛や体温を感じて、多幸感にこころまで蕩けた。彼の身体と俺の背が密着して、ふかふかの獣毛が汗ばんだ背に心地好い。身体中に響く、速く高鳴る心臓の音は、彼のものだろうか?俺の、心臓だろうか。…両方だったらいいな、なんて、蕩けた顔がさらに緩んだ。

  俺の太腿に胸脂肪が潰れて、ぷちゅりと小さく母乳が零れる。その刺激に背筋を震わせてしまう俺の身体が、彼のおちんちんの上まで持ち上げられる。すっかりほころんで、ぱくぱくと開閉してしまってる俺のお尻の孔に、彼の亀頭が触れて。それだけで、どれだけ彼のおちんちんが大きく、硬く膨らんでいるかが伝わって、期待で腰が揺れてしまう。勝手に彼の亀頭に吸い付こうと、くちゅくちゅと蠢きながらふわりと拡がる俺のお尻の孔から、腸液が垂れた。まだ触れてないのに、彼のおちんちんから感じる熱は、酷く、熱い。

  彼の先端が、漸くくちゅり、と、俺のお尻の孔に潜り込んだ。待ち侘びたその感触に、俺の腸壁が一気にざわめく。お尻の孔が、ちゅ、ちゅって彼の亀頭にしゃぶりついて吸い付くのが、恥ずかしいのに気持ち好い。

  「あ、リジットひゃん…っ♡はやくっ、はやく、おくまでいれてぇっ」

  俺の身体が彼にきつく抱き締められてなかったら、俺は勝手に腰を下ろして、自分で奥まで、彼のものを受け入れていただろう。彼に抱えられたまま、宙に浮いている足が、ねだるようにばたついた。俺を抱き締めてくれる彼の手に、縋るように自分の指を重ねながら、呂律の回らない口調で更にねだる。

  …独りの夜を、寂しくて一晩も越せないような。彼を想って、自分をはしたなく慰めてしまうような。こんな恥ずかしい俺でも、…彼が好きだって言ってくれたから。こんな俺を、可愛いって。愛おしくて堪らないって、彼が笑ってくれたから。俺は、いつも以上に彼にいっぱいねだって、恥ずかしい俺を見せてしまう。

  …少しだけ。彼の腕から、力が抜けた。抱っこされる体勢はそのままに、彼の腕から抜け落ちるように俺の腰だけが、勝手に落ちる。まるで、お尻だけが彼の上に落ちていくような体勢。…彼のおちんちんに向かって、俺の腰が、一気に落ちていく。彼の先端を潜り込ませていた俺のお尻の孔も、とろとろに蕩けては切なく畝っていた腸壁も、驚いたように震えながらも喜んで彼を咥えこんだ。

  「~~~~~~~~~っ!♡♡♡」

  あっという間に奥まで貫かれて、声も出なかった。彼のおちんちんが、俺の腸壁を一気に摩耗して、一瞬で奥まで突き上げる。ずん、って、俺のおちんちんが俺の子宮口を勢いよく突いて、揺らした。全身が一気に熱くなって、おなかの奥がきゅうんと煮えた。目の前が白く眩く弾けて、息が詰まる。…一瞬置いて、決壊するみたいに、深く絶頂に打ち上げられた。お漏らしみたいに、彼のおちんちんの隙間から、腸液が溢れるみたいに零れてくる。

  「あ~~~~っ!♡イく、イく、イ…っ…♡」

  足をばたばたと振り回しながら、深い絶頂を全身で味わった。勝手に口が食いしばって、口端から唾液が零れる。ぎゅんぎゅんとおなかのなかが畝って、彼を搾り取るように腸壁が彼をきつく食い締めて扱き上げた。俺のおなかの奥の奥で、大きく揺らされた子宮が煮えるようにぐつぐつと疼く。俺自身まで、全く硬くなってない姿をぷるぷると揺らしながら、透明で粘つく液体を、泣くみたいに零していた。俺のおなかのなかで、ただでさえ硬くて大きい彼のおちんちんが、更に巨きく膨れ上がった。俺のお尻の孔も、畝る腸壁も、それに合わせて更に拡がる。…もう、彼が一つも動かなくても、その存在感だけで、俺はイってしまっていた。俺のなかで大きくそそり立つ彼に、腸壁が絡みつくだけで、気持ち好すぎて達してしまう。突き上げなくても、その亀頭は子宮口に当たりっぱなしで、その感触に子宮口がくにゅくにゅと亀頭にキスをしては、柔らかく蕩けていく。

  ずっと気持ち好くて、絶頂から降りられない俺の身体を、また、彼がきつく抱っこしてくれた。さっきと同じに、両膝の裏から腕を回して、足をひとまとめにして、後ろから包むみたいにぎゅうってしてくれる体勢。それが心地好くて、イきっぱなしの身体を震わせながら、熱い息を吐いた。口からも力が抜けて、勝手に舌が垂れてしまう。

  本当は、俺も彼にぎゅう、って抱き着きたい。けれど後ろから俺を抱っこしてくれる彼には、それも出来ない。だから、後ろから彼に腕を回して、背を反らしながらその頭を抱きかかえた。そうすると、膝に着いていた胸脂肪が前に突き出すように反らされて、膝からまろび出る。彼に愛されて、またひとつ膨れた胸脂肪が、宙でぷるん、と大きく揺れた。そのまま、更にたぷん、と震える。

  「あっ♡いいっ、きもちいぃれすっ♡もっとぉっ、もっとついて…っ!」

  胸を前に突き出して反らしたまま、手のひらに感じる獣毛をふかふかと弄る。首筋を、滑る舌で舐められながら、足を、今度は片手だけでまとめて抱えられる。俺のねだる通りに、彼の腰が動いて、子宮口までを強く突いてくれた。ぐちゅぐちゅと、繋がったところから音が響いて、耳まで溶ける。大きな彼のおちんちんが、とろとろに蕩けた俺の腸壁を力強く擦り抉っては、おなかの奥の子宮口を下から強く、けれど優しく突き上げてくれる。おなかからこころまで蕩けて、背を反らしたまま身体を収縮させて、ゆっくりと絶頂する。…全身が、溶けだしそうなくらいに気持ち好い。

  空いた彼の手が俺の胸に伸びて、ざらざらと硬い肉球が、乳首の先から胸脂肪までをゆっくりと這う。その刺激だけで、真っ赤に膨れた乳首から、乳白を垂らしてしまう俺の、胸を。今度はぎゅ、って彼の手が、強く握って搾った。途端に、真っ赤に痼りたった乳首から、乳白が放物線を描いてぴゅるりと迸る。一緒に、腸壁が彼を食い締めて、悦ぶようにぎゅうんと畝った。

  「あっ、あっもっとぉ!おっぱい、ふたつともしぼってくらひゃいっ♡おっぱいはってくるしいの、いっぱいぴゅるぴゅるしてぇ♡」

  彼の頭を掻き抱くように指を這わせながら、大きな嬌声で後ろにいる彼にねだる。愉しそうに、小さく笑う声が、耳を掠めて。俺の耳を、彼の舌がまたくちゅりと舐めて、背筋が粟立った。

  「勿論だ、お前が望むだけ、俺が搾ってやろう。こんなにも柔らかく、揉み心地の好いお前の胸は、俺と、…俺たちの子だけのものだからな。他の者になぞ、指一本触れさせん。…見せることすら許さんぞ」

  荒い息と、熱のこもった甘い声が、低い音で俺に囁く。その囁きに、大きく身体を震わせてしまう俺の。彼に抱えられて足から、彼の腕が離れる。その代わりに、今度は背を丸めるように、ぎゅう、と身体が密着した。まとめられていた足も、大きく開かれた体勢で固定される。自然と俯き加減になる俺の顔が、大きく膨れて勃起しきった乳首や、ぷよんと波打つおなかの下でぷるぷると震えては透明な液体を垂らす俺自身と対面してしまって、…恥ずかしさに、身体が燃えるように熱くなった。

  俺のねだった通りに、彼の両手が、俺のおっぱいに回って、その指が胸脂肪にゆっくりと沈む。乳首に開いた乳腺から、ぴゅうっと乳白が迸って、シーツを濡らした。…彼におっぱいを搾ってもらう、その感触だけで、腰が抜けそうになる。

  「んんっ♡おっぱいひゅごいぃ…っ」

  胸を搾られながら、下から勢いよく突き貫かれる。ずんっ、ずんって重い律動に合わせておっぱいを搾られて、身体が揺れるのと一緒に、辺りに乳白が飛び散った。下から子宮を突き揺らされて、ぐつぐつと煮えるみたいな熱い疼きが止まらない。彼の巨きなおちんちんが、俺の腸壁をいっぱいに拡げては、ごりゅごりゅと削げ抉るように襞の一枚一枚まで捲り上げていく。お尻の孔ぎりぎりまで引き抜かれて、硬い先端で拡がり切ったお尻の孔までくちゅくちゅとこじられた。そのまま、ぐぷりと先端が潜って、ずんっ、と奥まで一気に突き入れられた。子宮口をまたこりこりと、硬い部分でノックされて、頭のなかが空白になった。…そのあとで、更にぐずぐずに崩れる。

  「リジットひゃんっ、あぁ、おれにたねづけしてぇ…♡いっぱい、しきゅうにこだねほしいれす…っ♡」

  気持ち好すぎて、声にも力が入らない。上げすぎて掠れてきた声で、囁くように彼にねだると、応えるように、くにゅくにゅと優しく子宮口を捏ねられた。勝手に母乳が噴き出て、頭が淡い桃色に霞む。イきっぱなしの所為で、今がイってるのか降りてるのか分からない。、

  「ああ、俺もお前の胎内に種付けしたくて堪らない。…どうか、残らず受け止めてくれ」

  少し掠れた低い声で、甘やかに囁かれて、多幸感が溢れて止まらない。もう声にもならずに、ぶんぶんと、大きく頷いて彼に応えた。言葉の代わりに、彼の亀頭に吸い付く子宮口や、竿部分に絡んで締め付ける腸壁が、俺の悦びを雄弁に彼に伝えてくれていた。

  後ろから、また、ぎゅうと抱き締められて、幸福に息が詰まる。俺の膝裏に彼の腕が回って、彼に包まれるように全身が抱き込まれた。まるで一つになるくらいに、強く抱き締められて、密着する。…彼に守られてるみたいだ、って、また想った。それだけで、泣きたいくらいに嬉しい。

  ずんっ、ずんっ、て重くて深い律動が、ゆっくりと繰り返される。一回一回、子宮まで揺り動かすくらいに強く、けれど優しく子宮口を突き捏ねられて、その振動がおなかの奥にまで響いた。とろとろに蕩けた腸壁が、彼に俺の愛を伝えるように、彼のおちんちんにきゅんきゅんと吸い付いては扱き上げた。

  彼に子宮口をノックされて。きゅうぅん、って、子宮が跳ねたとき。…俺の耳もとで、彼が低く唸って、喉を鳴らした。彼の亀頭で優しく捏ねられて、少しだけ淡く開いた子宮口に、彼の亀頭が押し付けられる。巨きなおちんちんが、更に膨らんだ。…期待に弾む心臓が、痛いくらいに跳ねあがった。

  びゅる、って。熱い彼の子種が、俺の子宮に勢いよく迸って、なかを叩いた。その感覚だけで、頭も視界も真っ白になって、目が眩んだ。溢れだす至福感に、声もうまく出せない。ただ、彼の子種を注がれる俺の子宮が、悦んで跳ねまわっていた。とろとろの腸壁も、一層蕩けて彼をきつく食い締めては、ふわりと柔らかく包み込む。その隙間から腸液が、お漏らしのように溢れては、彼の足とシーツを濡らした。

  びゅるびゅると注がれる奔流の音が、胎内に響くくらいに、濃くて熱い彼の子種。まるで半固体のようなその精液が、俺の子宮にびゅうびゅうと注ぎ込まれては、子宮をぷくりと膨らます。

  「~~~~~~っ!♡♡あ、あっ!リジットひゃんっ♡リジットひゃん…っ、しきゅうっ、リジットひゃんのあついこだねでいっぱいれす…っうれしい…っ♡あ、あぁっ♡も、おれしあわせでイきます…っ!リジットひゃんっ、おれしあわせれす…っ!すごくしあわせれすぅ…っ♡♡」

  蕩けすぎて、ほとんど回らなくなった口で、それでも彼に眩いくらいの幸福を伝えた。彼の子種が嬉しくて、幸せすぎて絶頂する。跳ねまわる子宮が満足そうに重く疼いて、それが溶けるように気持ち好かった。子宮に、彼の子種を注がれるたびに、今まで以上の至福感が全身に満ちた。…幸せすぎて、涙がにじむほどに。

  そんな俺の身体を、包み込むように、彼が後ろから強く抱き込んでくれる。ふかふかとした獣毛に包まれて、彼の息を耳元に感じると、それだけで身体中が蕩けだしてしまいそうだ。

  未だに絶頂から降りられない俺のなかを、今も大きく硬いままの彼のおちんちんが、くちゅくちゅと動いて優しく擦り上げる。その感触に、また軽くイきかけてしまう、俺の、耳に。

  「俺も幸福だ。お前がいてくれるだけで、俺はこれ以上なく幸せなんだ。…愛してる、心から」

  獣欲を滲ませて弾ませた、荒い息で。けれど蕩けるくらいに甘い声で。…彼が、俺に、そう囁いてくれた。

  それだけで、泣き出したくなるくらいの幸福が、溢れるように俺を包んで。今まで以上に深くて満たされた絶頂に、打ちあがりながら。彼の言葉に応えるように、ただ、何度も何度も俺も、と声を上げながら、彼のおちんちんをきゅんきゅんと締め付けた。

  その夜は。彼と抱き合って、彼に愛されているうちに、夜が明けてしまって。…リジットさんは、徹夜で王城に出勤することになってしまった。

  「ご、ごめんね!?徹夜なんて、大丈夫!?」

  彼を見送りながら、心配になって、彼に声を掛けて、謝れば。

  「心配するな。一日二日の徹夜など、どうということもない。それに、」

  「それに?」

  「眠るよりも、俺にとってはお前と睦み合うほうが、何よりの活力になるからな」

  

  なんて。夕べの余韻を残した、甘い声で。俺にそんなことを囁きながら。手袋をしない手で、ゆっくりと、俺の頬をなぞるものだから。

  俺は、真っ赤になりながらも。…周りのみんなにばれないように、彼を引き寄せて。その口に、俺の方からキスしてしまった。

  …きっと、俺が彼にキスしたことなんて、その場にいたみんなにはばれてると思うけど。みんな、見ないふりをしていてくれたから。

  …俺は、このお屋敷のみんなに感謝しながら。時間の許す限り、触れるだけのキスを、彼と交わした。

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