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イケメン狼獣人がぽっちゃり少年を娶るはなし。【26】
8月に入って、直ぐのお休みに。リジットさんと初めて一緒に行った、あの海に、2人で小旅行に行けることになった。
「うみだーっ!」
思わず叫びながら、サンダルで裸足で砂浜を駆けた。青い海に、夏の強い日差しが反射してきらきらと眩しい。後ろから、リジットさんが可笑しそうに笑う声が聞こえた。
「砂浜を、サンダルでそんなに駆けるな。転んだら危ないだろう?」
言いながら、ぽすり、と頭に帽子を被せられる。白色でつばの広い、麦藁帽子。それを、自分でもつばを引いて、ちゃんと深く被りながら。彼を見上げて、大きく声を上げる。
「だって、俺、海に入るの初めてだから!ここにまた、リジットさんと一緒に来られただけでもすごく嬉しいのに、初めて一緒に泳ぐのもリジットさんなんだよ!?俺、今日がすごく楽しみだったんだ!」
勝手に緩んでしまう顔で、そう言うと。リジットさんが、少しだけ眼を見開いてから、…その眼を優しく細めて、俺をぎゅうって抱き締めてくれた。
この海は、リジットさんと俺が、その、…初めてのデート、で来た、想い出の場所だ。そのことを、彼が覚えてくれているだけでも、俺にとってはすごく嬉しいのに。…婚姻して1年のこの月に、一緒にここに旅行できるなんて。…彼が、それを考えてくれたなんて。俺にはもう、それだけで、幸せで蕩けてしまうんじゃないかっていうくらいに嬉しい。
しかも、リジットさんとお付き合いのある侯爵さまが、その海に面している海岸の一つを所有されてる、ということで。旅行の間、その海岸を好きに使っていい、って仰ってくださったんだって。
旅行の期間は二泊三日。日にちが少なくてすまない、ってリジットさんは申し訳なさそうに謝ってくれたけど。俺には、充分過ぎるくらいに、嬉しくって、幸せだ。だって、二晩だよ!?二晩も、この海で、彼を独占して、ずっと一緒に居られるなんて!もう、幸せ過ぎて、空も飛べるんじゃないかってくらいに足元が浮かれている。
だから、本当は天気だって、ずっと雨でも構わないくらいだったんだけど。朝早くに、お屋敷を出てきたときから、こちらについても、空は、綺麗な晴天だった。暑いくらいの夏の日差しに、こころが更に浮かれてしまう。
…初めての時も、この間に訪れた時も、時期が早くて海で泳ぐことはできなかったけど。今日は、海で泳ぐことも出来そうだった。俺は、海を見たことは幼い頃にも何度かあったけど、…海に入ったことは、ない。だから、今日、海に入れるとしたら、それが初めてだ。…俺の初めてが彼だということは、何度経験しても嬉しい。その、…例えば夜のことは、勿論、俺はキスすることも、愛されることも、彼が初めてだけれど。それ以外にも、俺が初めて何かを経験するときには、彼が隣にいて欲しい。いろんな初めてを、彼と一緒にしたい。そして、…そのあともずっと、彼とそれを、一緒にしたい。
「ねえリジットさん、傘を立てるの、ここでいいかな?」
「ああ、お前が好きなところでいいぞ。ここには、俺たち以外の誰もいないし、来ることもないのだからな」
俺の言葉に。彼が頷きながら、持ってくれていた大きな傘を、砂浜に挿した。これは日除け専用の傘で、宿をとった旅荘で貸してもらったものだ。旅荘について、海に行きたいんだという話をしたら、それならこれを、って貸してくれた。なんでも、今は、あんまり日焼けしないのが主流なんだそうで。この旅荘に宿をとったひとが海に行くときには、こういう傘をサービスで貸してくれているんだそうだ。
教えてもらった通りに、リジットさんが、その大きな日傘を砂浜に固定する。持ってきた荷物をそこに置いて、俺たちも座っても、まだ日陰に余裕のある大きさ。すごいなあ。
荷物の多くは、帰り用の着替えとタオルだ。海に入る時には、それ専用の服を着るから。普通の服よりも生地の薄い、乾きやすくて泳ぎやすい服。女の人は長袖で、膝丈のワンピースにトラウザーを合わせるような格好だけど、男性は上半身は裸で、下だけ太腿半ばくらいの丈のトラウザーだ。だから、俺とリジットさんも、旅荘からそれを着て、上にはシャツを羽織ってきた。そんなに短いトラウザーも、足のサンダルも、つばの広い麦藁帽子も、いつもなら身に着けないものばかりで。こういう格好をすると、一層彼と旅行に来たという気持ちが盛り上がって、わくわくする。
「もう海に入るか?」
「うん!…あ、ちょっと待ってね」
シャツに手を掛けながら、リジットさんが俺に言う。それに力いっぱい頷きかけてから、…思い出したことに、彼に言葉を返して荷物を探る。
「どうした?忘れ物か?」
「ううん、大丈夫だよ。ただ、ちょっと塗るものがあって」
彼の言葉に、首を振りながら。荷物のなかから、手のひらに乗るほどの軟膏を取り出した。
これは、日除けの為の傘と同じに。みんなの間で流行っている、日に焼けない為の膏薬…というものらしい。半液体のような緩い軟膏で、これを身体に塗ると日焼けを防げるんだそうだ。今は、海や日差しの強い場所に行くときには、こういうのを身体に塗るのが勧められているんだって。流行りとかお洒落とか、俺も疎くて知らなかったのだけれど。お屋敷で仲良くしてもらってるメイドさんに、リジットさんと海に行くって話をしたら、その膏薬の話を熱弁してくれた。
『特に奥さまは、色が白くていらっしゃるから!こういう予防薬をよく塗って、日焼けしないようにされないと!奥さまは日に焼けられたら、多分火傷のように赤く痛くなってしまうと思いますし、何より勿体ないです!』
待ってくださいね、今私が持っているものをお持ちします!そう言って、本当に直ぐに持ってきてくれたメイドさんが、試しに、って、その軟膏を塗ってくれた。前はお医師さまに、薬のように調合してもらうものだったらしいんだけど、あんまりにも需要が多すぎて、今では街でも売られているらしい。とても膚に優しくて、舐めても問題ない程だそうで、膚に合わないかもってメイドさんが心配してくれたけど、それも大丈夫だった。
だから、折角だからそれを持っていこう、ってなったんだ。…というか、是非にこれを持って行ってください!って、メイドさんが、まだ封を切ってないという軟膏をひとつ、くれた。そんなに頻繁に街に行かないから、買い置きをしてるんだって。有難くそれをもらって、そのお金を払うねって言ったんだけど、すごい勢いで固辞された。だから、じゃあ代わりに、お土産を買ってくるね、って言ったら、すごく喜んでくれた。だから、みんなへのお土産の他に、彼女には何か、特別なお土産を買って行くんだ。それを考えるのも、今から楽しい。
「…それを塗るのか?」
俺の取り出した軟膏に。リジットさんが不思議そうな顔をして、それを眺める。あ、そうか。リジットさんや、ほかの獣人の方もきっと、獣毛に護られて膚が露出してないから、膚を護る膏薬とか知らないんだ。かくいう俺も、ついこの間まで知らなかったし。
「うん、こういうの塗った方がいいんだって。俺、日焼けすると火傷みたいになっちゃうって言われて。これを塗ると日焼けが予防できるらしいんだ」
彼にそう答えながら、手のひらに軟膏の入れ物を乗せた。それを開けようとするよりも早く、彼の指が、その膏薬を摘まんで持ち上げる。
「リジットさん?」
「それなら、俺が塗ってやろう。これがお前を護ってくれるというのなら、身体の隅々まで塗らないとな」
そう言うと、リジットさんが俺の傍らにしゃがんで、片膝をつく。それから、俺の身体を回して、後ろ向きに座らされた。羽織っていたシャツも、彼の手で脱がされる。
「背中からでいいか?」
「うん!ありがとう、リジットさん」
背中越しに、頭を下げると、気にしなくていい、ってリジットさんが笑う。それから、一拍置いて、ぬるり、とした感触が背筋を撫ぜた。…それだけで身体が震えてしまって、無意識に身体が縮こまる。いつもは、ざらりとした肉球が、半液体の軟膏に滑らかになって、ぬるぬると滑る。…膚を滑るその感触に、おなかのなかがぽっと熱くなった。おなかの奥で、ちりちりと燻るようになにかが疼く
。
「あ、そ、そんなに丁寧に塗らなくてもいいよ?」
「何を言う。万一にも塗り残して、日に焼けて火傷などしたらどうする。俺が一緒に居ながら、お前をそんな目に合わせるわけになどいかない」
このままだと、海で泳ぐよりも、身体に熱が灯ってしまいそうで。慌てて声を掛けると、彼の誠実な声が後ろから響く。その言葉に、…彼の指で、おかしな気持ちになってしまう自分を恥じた。
そのまま、熱くなりそうな身体を、なんとか宥めて。背中を塗り終わってくれた彼に、、有難う、と振り返る。…その前に、彼の手が、俺の腕に這った。
「えっ、もう大丈夫だよ!?俺、あとは自分で塗れるよっ」
「駄目だ。こういうものは、自分では塗り残しが出るだろう。俺が全身塗ってやろう」
言葉と一緒に。後ろから、抱きこまれるような体勢で、彼の身体に包まれた。彼の手が、俺の指先から二の腕まで、丁寧に軟膏を塗り込んでくれる。脇腹から脇の下まで彼の指が這って、擽ったさに思わず身を捩った。おなかに灯った熱が、どんどんと、全身に広がっていく。ふにふにと厚く柔らかいおなかも、揉み込むように半液体の軟膏が塗り込まれた。
「あ、くすぐったい…」
思わず声を漏らすと。後ろから、甘い声が、我慢しろって俺に囁く。それだけで、背中がぞくりと粟立って、…トラウザーのなかで、俺のお尻の孔が密かにくちゅくちゅと柔らかく解れた。そのままとろりと零れる腸液が、普通の下着よりも薄い生地のトラウザーを呆気なく越して、砂浜にじわりと滲んでいく。
少し息が弾んできてしまったのが、彼に分かってしまうだろうか。そんなことを思いながら、上がってしまう息を喉奥で飲み込んだ。…そんな俺に、膏薬を補充した彼の手が、今度はゆっくりと、俺の胸に這った。彼の手のひらの肉球が、俺の胸脂肪を優しく撫ぜる。半液体のぬるぬるとした感触が、彼の肉球の荒いざらざらの表皮を緩和して、心地好いけど少しだけ物足りない。…もう俺の身体は、彼の少し硬くてざらりとした肉球の感触に、馴染みきってしまってるから。
それでも、その硬くて滑る肉球で、乳首を摘まんでくりくりと転がしてもらうと、それだけで頭が白くなった。嬉しそうに滲む母乳で、更に彼の指先が湿るのが分かる。ぎゅうっと胸脂肪を包んで握ってもらうと、びゅうって勢いよく乳白が迸った。放物線を描いて、さらさらの砂浜に俺の母乳が染み込んでいく。…そこだけ変わる砂の色に、知らず頬が熱くなった。
「あっ♡だめ、おっぱいだめだよぉ…っ」
彼の手に、自分の手を重ねながら。上げた声は、嬌声になって辺りに響く。例え今はざらざらしてなくても、表面が硬くて、内側が弾力のある肉球には変わりない。その肉球で、柔らかい胸脂肪をぎゅうって揉み込まれると、硬いところで押しつぶされながらも、弾力のある内側に胸脂肪が沈んで、強い力で搾られても気持ち好い。…でもやっぱり、ざらざらと荒い表皮の感触が恋しくて。言葉とは裏腹に、彼に重ねた自分の手で、胸脂肪を扱くように動かしてしまう。小さく彼が笑う声が耳元で聞こえて、更にぎゅう、っと胸が搾られた。真っ赤に充血して屹立した両の乳首からぴゅるぴゅると母乳が辺りに散って、甘い匂いが潮風に混ざる。まだ、何も弄られていない腸壁が、可愛がられている胸を羨むように、強く畝ってきゅう、と締まった。…もう、俺のお尻の下は、トラウザーなんて存在しないみたいに、砂までとろとろに湿っている。おなかの奥で、子宮が焦れるようにちりちりと疼いた。
彼の手が、俺から離れる。そのまま、上に羽織っていたシャツを彼が脱ぐと、砂浜に敷いた。とろりと蕩けた目で、ぼんやりとそんな彼を眺める俺に、彼が薄く眼を細めた。優しく手を引かれて、そこに寝かされる。…シャツを、俺が寝転がれるように敷いてくれたんだと、その時気づいた。
「リジットさん、ありがとう」
よく回らない口でお礼を言うと、彼の眼が、今度は優しく細められた。気にするな、と言うように、彼のぴんと立った耳が少しだけ揺れる。…それから、その口が俺の、乳白の滲む乳首を根元から舐め上げた。びん、と勃ち上がった乳首が、その舌に根元から折られてくにゅりと曲がる。…俺のお尻から、腸液が密かにこぽりと溢れて漏れた。そのまま焦れたように、きゅんきゅんと腸壁が収縮する。畝るように動いてしまう腰を止められずに、彼のふかふかの頭に腕を回した。
「あ、な、なめちゃだめだよ…にがいでしょ?」
幾ら舐めても平気、と言っても、膏薬だしきっと苦いだろう。本当は、このままきつく乳首を吸って欲しいのを押し隠しながら、たどたどしい口調で彼に言う。俺の腕の中で、胸から顔を上げたリジットさんが、俺に向かって薄く笑った。
「苦いことなどあるものか。こんな軟膏など、お前の母乳の甘さに敵う訳もない」
そう言うと、ちゅう、と、俺の密かな願い通りに乳首を強く吸われた。彼の口内へと、母乳が乳首から噴き出るように迸って、俺の頭を蕩けさせる。
「ふあぁあぁぁんっ♡」
彼の身体の下で、俺の腰が跳ねた。もう待ちきれない、とばかりに、俺のお尻の奥で、息衝く孔がくちゅくちゅと開閉を繰り返す。まるで涎のように腸液を滴らせてしまうのが、自分でもあさましくて恥ずかしい。…でも、我慢できない。俺のおなかの奥も熱くて、子宮口まで薄く、柔らかくほころんでいくようだ。彼が欲しいと、おなかの奥がもどかしく彼を求めて焦がれている。
ぎゅ、と胸脂肪を寄せられて、彼の大きな口内に、両の乳首が頬張られた。長い舌は、造作もなく2つの乳首を弾いて、ぷくりと膨らんできた乳輪まで舐め上げる。そのまま、甘噛みで引っ張るように両の乳首を銜えられて、じゅうっと一気に吸われた。ただでさえ、きつくそそり立った乳首に、彼の歯が柔らかく食い込んで堪らないのに。弾けるように噴出する母乳に、乳首を内側からも刺激されて、頭が真っ白に眩いた。密かに開閉を繰り返していた俺のお尻の孔が、ぐちゅぐちゅと焦れたように柔らかく開いていく。何もされていないのに、ぽかりとほころんで開いたその孔から、一段と粘性の強くなった腸液がぷしゃりと溢れた。
「あっ♡ちくびっ、ちくびいっぺんにすわないで…っ!イくっ、おっぱいでイっちゃ、ぅからぁっ♡」
彼の頭を掻き抱いて、縋るようにその耳に頭に寄せる。ぴんと凛々しく立った彼の黒耳が、慈しむように俺の頬で優しく揺れた。その感触すら気持ち好くて、幾度も腰を跳ねさせてしまう。もう意味をなさなくなったトラウザーから、ぺしゃぺしゃと濡れた音が恥ずかしく響いた。
ちゅぽん、と音を立てて、彼の口から俺の乳首が解放される。今までだって、びんびんに尖り勃っていた俺の乳首は、更に硬く痼って、乳輪まで真っ赤に膨れ上がっていた。…もう、こんなに勃ち上がってしまったら、暫く勃起が治まらない。空気にすら舐められているようで、薄く母乳まで滲ませながら、俺の胸脂肪の頂きでふるふると震えるはしたない乳首を、耳まで赤くなりながら見遣った。そんな俺に、リジットさんが上から俺を見つめて薄く眼を細めた。少しだけ上げた口角から、鋭い犬歯が覗いて、知らずに身体が甘く震える。
「これでは、折角の膏薬が流れてしまったな。塗り直しだ」
その言葉に、目を丸くする。え、と俺が声を漏らすのと同時に、彼の手に掬われた軟膏が、また俺の乳首へと塗りこまれた。今の俺の乳首は、空気にすら反応してしまう。それなのに、彼の硬い肉球でなぞられたりしたら、…どんなに優しく触れてもらったって、俺には、堪らない刺激になる。
「やっ、やだあぁっ♡もうちくびしないでぇっ」
叫ぶように嬌声を上げながら、逃げるように身体を身動いだ。けれど、いつも優しいリジットさんの腕が、俺の身体を逃がしてくれない。上から身体を固定されるみたいに覆い被さられて、きゅっと乳首を圧し潰される。ぷしっと音を立てて、母乳が俺の身体に舞い飛んだ。その母乳すら一緒に塗り込むように、彼の手が俺の胸を揉み込んだ。ふにゅふにゅと、彼の手のなかで胸脂肪が柔らかく形を変えて、手のひらの肉球に乳首が沈んでは根元からくにゅりと折れ曲がる。そのたびに、眩いひかりが頭で弾けて、腸壁がぎゅうんと畝った。その奥で、子宮も煮えるように跳ねては、熱く疼いている。…俺のなかに出来てから、今まで感じたことのない程に、燻って焙られているように熱く疼く子宮。
「ん、んぅっ♡~~~っ♡♡…っあ♡」
もう、声すらうまく出せなくて、荒い息でただ喘いだ。まだ胸しか弄られてないのに、何度イったか分からない。今だって、優しく強く揉みしだかれる胸に、絶頂が止まらないというのに。
「も、だめ…だめぇ…♡」
ぶるり、と大きく震えながら、頭を緩く振った。全身から力が抜けて、うまく力を入れられない。勝手にきゅうきゅうと丸まっては伸びる爪先と、焦れたように跳ねる腰だけが、俺の思考に関係なく動いている。
最後にたぷん、と優しく胸脂肪を撫ぜてから、彼の手が離れた。もう息も絶え絶えで、視界も覚束ない。ぼんやりと滲む視界の向こうで、リジットさんが俺に向かって優しく笑った。
「大丈夫か?」
そう聞いてくれながら、俺のこめかみにふんわりとキスをされる。それが心地好くて、嬉しくて、震える身体でゆっくりと頷いた。もう少ししたら、身体も落ち着くだろう。…この、焦れたようにくちゅくちゅと蠢くお尻も、彼を焦がれて跳ねる子宮も、…きっと冷たい海に入ったら、冷えてくれるに違いない。彼が欲しいと泣く身体を宥めるように、力の入らない手で、ゆっくりとおなかを撫ぜる。…跳ねる子宮の熱さが、厚い脂肪越しにも伝わるようで。頭をまた緩く振って、その手を離した。
「あ…んん、らい、らいじょうぶ…♡う、うみいこう?」
言いながら、身体を起こそうと少しばたつく。そんな俺の身体を優しく起こしてくれたリジットさんが、…そのまま、俺の身体を抱えて、彼の膝に後ろ向きに乗せた。え?
「り、リジットひゃん…?」
未だに蕩けたままの頭で、それでも彼を振り返った。ぱくぱくと、密かに開閉を繰り返す俺のお尻の孔が、期待するようにくぱりと捲り上がる。すっかりと濡れそぼったトラウザーに、また一つ腸液が染みて、染みきれずにとろりと砂浜に落ちた。
「まだ、上が塗り終わっただけだろう?今度はこちらだ」
言葉と一緒に、軟膏を掬った彼の指が、…俺の足に伸びた。足を抱えるようにして、未だに丸まっている爪先に、彼の指が触れる。そのまま丁寧に、膏薬を足の指の間にまで塗り込まれて、蕩けたままの身体が簡単に燃え上がる。
「あ、あしはいいよぉ…っ!やけないよ、だいじょうぶ…っ」
足の指の間に、彼の指が挟み込まれる。そのまま一気に擦られると、勝手に指先がばらばらに跳ねた。触れられているのは足なのに、腸壁がいじましくきゅんきゅんと奥まで締まる。宥めても、宥めきれなかった子宮が、期待に膨らんできゅうぅと捻じれた。
「駄目だと言っただろう?お前の全身に、これを塗りこんでやるからな」
後ろから、低い声で甘く囁かれて。それだけで、こころまで蕩けてしまった俺はもう、彼にされるがままに、身を任せてただ震わせる。
片方の足を、指先からふくらはぎ、膝の裏まで丁寧に。彼の指が半液体ほどに緩い軟膏を塗りこんでいく。普段なら、擽ったくて心地好いだろう彼の指が、今は明確な愉悦で以って俺の身体を刺激していく。ただ、足に膏薬を塗り込められているだけなのに、ただそれだけで俺の身体はまた絶頂間際まで打ち上げられていた。
膝上まで膏薬を塗られると。もう片方の足も抱えられて、同じように足指の間まで、丁寧に彼の指が擦っていく。自然と、彼の胸に背を預けながら、ふかふかの彼の獣毛に、縋るように指を絡める。ずっと焦れたように燻って疼いている子宮も、ぐちゅぐちゅに蕩けている腸壁、解れ切って捲れているお尻の孔まで、俺のおなかのなかは全部がとろとろだ。もう腸液が零れるのも止まらなくて、もうトラウザーなんて通り越して、俺の座る彼の膝の獣毛にまで滴って、濡らしてしまってるに違いない。…薄すぎる布を通して、彼のおちんちんも、熱く、硬く昂っているのを感じて、ぎゅるりと子宮が跳ねて捻じれるのを感じた。
…ここが、大きな日傘しか遮るもののない真昼の海岸じゃなかったら。俺は、とっくに彼に挿入をねだっていただろう。今だって、本当は彼が欲しくて仕方ない。…でも、こんな明るいところで、屋外で、…彼におちんちんを挿入て欲しい、なんて。はしたなさすぎて、恥ずかしくて、とても言えない。ここが侯爵さまの所有地で、俺たちの他に誰もいないと言っても、万が一にも誰か来て、こんなところを見られたら。…そう思うと、頭の隅は、恥ずかしさに、怯えるように焦げるのに。俺の心臓は、跳ねるように大きく高鳴って、顔も、身体も更に燃えるように熱くなる。ぎゅうんと蕩ける腸壁から、こぽりと溢れるように腸液が零れ落ちた。子宮まで、煮込まれたようにとろとろに蕩けているのが分かる。
そんな俺を、リジットさんは分かってるみたいに。両足の膝上まで、日焼け防止の膏薬を塗り終わると。…そのまま、俺のトラウザーに手を掛けた。ずるり、と彼の手で、下着よりも薄いトラウザーが呆気なく脱がされていく。
「あ、だ、だめ…♡」
震える声は、言葉とは裏腹に、期待でいっぱいだった。ぐしょぐしょに濡れたトラウザーが、音もなく砂の上に落とされる。…夏の日差しの下、俺の身体は一糸纏わない裸にされた。その事実に、絶頂間際だった身体が、一気に達してしまう。自分でも痛々しいくらいに、真っ赤に充血しきった乳首から、ぷしゅっと母乳が溢れた。がくがくと震えてしまう身体の、露になったお尻の奥で、ぷしゃあっ、と腸液が勢いよく噴きだす。足の間で、柔らかいままの俺自身も、透明な粘液をとろとろと零していた。
「~~~っ♡♡だめ、はずかしいよう…っ♡」
身体を震わせながら、絶頂の余韻に浸る俺の。…その足を、リジットさんが大きく開く。熱いくらいの空気が、裸の俺の全身を包んだ。恥ずかしさに、頭が真っ白になって、それでまたイってしまう。また、連続絶頂に陥りそうな俺の、…その内腿に、彼の手が滑った。ぬるりとした感触は、半液体の軟膏だ。さっきの続きのように、俺の足に、彼の手で膏薬が塗り込まれていく。
「あっ、あぁ…」
内腿から、足の付け根までも、彼の手で軟膏が塗り込まれる。彼に触れられるだけで、蕩けるくらいに気持ち好い。でも、もっと触れて欲しいところがある。そこを早く弄ってほしくて、俺の身体は知らずに揺れてしまう。そんな俺の首筋に、彼の愉しそうに笑う声が、息だけで触れる。
「ここには俺たちだけだというのに、そんなに恥ずかしいのか?それとも、快楽で震えているのか、もっと別の場所を弄られたいのか…お前は、本当に可愛いな」
言いながら、彼の手が、俺自身に触れた。久々の刺激に、息が止まって、…それから、それをゆっくりと飲み込んだ。嚥下音が、胎内にまで響いて、子宮が跳ねた。
「ここにも、塗り込んでおこうか。万が一にも、ここも日に焼けるか分からんからな」
愉しそうな、低い声。くちゅくちゅと、彼の手が、俺自身を柔らかく、扱くように揉み込んだ。自然と背を丸めながら、ただ、息を弾ませるしかできない。久々の、直接的な刺激は、俺には大きすぎた。気持ち好いよりも苦しいくらいで、目の前が潤んで、視界が滲む。…でも、彼の手で扱かれても、俺のおちんちんは硬くならなかった。ただ、搾られるように、先端からとろとろと透明な液体を漏らすだけだ。…もう、俺は、身体もこころも、彼の妻に。彼の『雌』になったんだろう。そう、なれたんだろう。前から分かっていたことだけれど、こうやって、改めてその証を見せられると。…恥ずかしいような、嬉しいような、幸せな気持ちになった。
「も、もうおれ、おちんちんおっきくならないんだよ…♡おれ、リジットひゃんの、およめひゃんだからっ♡」
その気持ちのまま、後ろを向いて。蕩けた声で、彼に告げると。リジットさんも嬉しそうに眼を細めて、俺に優しくキスしてくれた。そのまま優しく頭を撫ぜられて、後ろからぎゅうって抱き締めてくれる。
「ああ、そうだな。お前は俺の最愛の妻で、…誰よりも愛らしい、俺だけの雌だ」
甘い声が、耳に溶ける。その言葉が嬉しくて、彼の手に自分の手を重ねて、きゅう、と絡めた。
そのまま、彼の指が、…俺のお尻へと滑るように這った。もう、俺のお尻は、さっきから滴ってしまう腸液でびしょびしょだ。その濡れた尻朶を、彼の硬い肉球が、軟膏を塗りこむように、優しく揉み込む。胸やおなかと同じように、肉付きの良い俺の尻朶は、彼の大きな手のひらにも余るように、たぷんと揺れる。その奥で、解れ切って淡く捲れたままのお尻の孔が、待ち侘びるようにくしゅくしゅと蠢いた。
「…あの、り、リジットひゃん…っ♡」
早く、俺のなかに指を挿れて欲しい。…指よりも、もっと大きくて硬いものを、挿入て欲しい。でも、やっぱりこの、真夏の日差しの下だと、口に出してはねだれなくて。くちゅくちゅとお尻の孔を蠢かせながら、彼の名前を呼んで、腰を揺らす。そこから滴る腸液が、とろとろと彼の獣毛を濡らしていた。
言葉に出せない俺のおねだりを、リジットさんは分かってくれているんだろう。小さく笑う声がして、…俺の尻朶を掴んでいた指が、俺のお尻の孔に、擽るように触れる。それだけで、待ち焦がれていたお尻の孔から直腸、その奥の子宮までが、一気に畝って喜びに跳ねる。
「あっ、はやくっ♡はやくぅ…っ」
もう、我慢できなくて。首を小さく振りながら、彼の指に、お尻を擦り付けてしまう。俺の耳を、甘噛みのように柔らかく食みながら、…彼の指が、とろとろのお尻の孔に、添えられた。そのまま、一気に根元まで突き入れられる。
「あ~~~~~っ!♡♡」
それだけで。一際深い絶頂に、俺の身体は打ち上げられた。視界が真っ白で、目を開いているのか、瞑ってしまったのかすら分からない。待ち望んだ、確かな質量に、俺の腸壁がきゅんきゅんと大喜びで、彼の指を食い締めた。抱えられた足の爪先が、ぴんっと伸びては、きゅうっと丸まる。指と直腸の隙間から、熱い腸液が溢れてしぶいた。
まだ、絶頂の余韻も冷めない俺の腸壁を、ぬるぬると滑る指が、躊躇いなくじゅぷじゅぷと往復する。半液体の軟膏が、彼の肉球のざらざらも封じてしまって。いつもと違う感触に、腸壁が少しだけ戸惑うように、でも嬉しそうにくちゅくちゅと蠢いた。
ざらざらと硬く乾いた肉球で、俺の腸壁を毛羽立てて、力強く擦り上げられるのも、直ぐにイってしまうくらいに大好きだけど。肉球の硬さはそのままに、滑らかに腸壁を削ぎ擽ってくれる今の感触も、優しく可愛がってもらってるようで、すごく気持ち好い。もっとして欲しい、とばかりに、俺の腰は勝手に動いてしまう。彼の指を根元まで、喜んで飲み込んでは、腸壁をもっと擦ってもらおうとぐちゅぐちゅと締め付けた。その奥で待ち焦がれている子宮も、彼に触れて欲しくてきゅうきゅうと捻じれては跳ねている。燻るような疼きは、今や燃えるようだった。
滑る膏薬と、とろとろの腸液が混ざって、いつもよりも更に滑らかに動く指が、俺のなかで大きく開いて奥まで拡げた。彼が欲しくて、とろとろに蕩けて薄く解けている子宮口にまで、夏の海の暖かく湿った空気が舐めるように触れる。
「あんまりひろげないでぇ…はずかしい…っ♡」
彼に後ろから、抱っこされるように抱えられたまま、隠すように目を覆う。馬車のなかとも、大きな窓のある明るい部屋とも違う、本当の屋外。大きな日傘しか遮るもののない、夏の日差し。今までも、明るいところで彼とこういうことをした経験は数度あるし、こんな風に奥まで大きく拡げられたこともある。でも、…何にも遮られない、本当の屋外で、こういうことをするのは、初めてで。誰もいないと分かっていても、…こんなところで、一糸纏わない裸になって。大きく拡げた足の奥の、お尻の孔の更に奥まで拡げられているという事実が、頭が焼け焦げそうなくらいに恥ずかしい。その恥ずかしさで更に子宮がきゅんきゅんと、おなかの奥で蕩けて跳ねていた。明るい日差しに丸見えになっている俺の腸壁も、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに蠢いて、とろとろと腸液を溢れさせている。
俺のお尻を拡げているのとは別の指が、くちゅくちゅとお尻のなかを弄っている。腸壁の、浅いところにあるこりこりとした痼りを、腸液と膏薬でぬるぬるに滑った指が、押し潰すようにころころと優しく撫ぜた。硬い肉球で触られると、優しく撫ぜられても、それだけで潰れてしまう。ころころと転がる感触が体内で響いて、息も止まった。子宮がきゅうんと捻じれて、ぷしゃりと噴き出るように腸液が溢れる。こりこりと痼りを転がされるだけで、俺の身体はイってしまっていた。
「これだけとろとろに濡れていると、膏薬が流れてしまうな」
ぷちゅぷちゅと、濡れた音を立てながら。ぬるぬると滑って硬い指先の肉球が、痼りをころころと転がしながら圧し潰した。それだけで、腸壁が奥まできつく締まって、とろとろの腸液が勢いよく噴き出す。…そんな様まで、彼に丸見えなのを想像するだけで、俺の子宮がきゅんと嬉しそうに疼いて跳ねた。
「あっ♡だって…っ!きもちよすぎてっイかないのむりだよぉ…っ」
目を覆ったまま、彼に嬌声で訴える。…つい、今の状態を頭に過ぎらせてしまって、腸壁の奥がきゅんと締まった。こんな夏の海岸で、裸になって。彼に後ろ向きに抱っこされて、大きく足を開いて、お尻のなかまで拡げられて丸見えの状態。…考えるほどに恥ずかしくて、それが堪らなく気持ち好い。きゅんきゅんと締め付ける腸壁も、とろとろの子宮口まで、きっと彼には見えてしまってるだろう。俺の恥ずかしいところ全部。俺の、大事なところの全部。…それを思うだけで、俺のおなかのなかが、煮えるように熱くなる。
ころころと痼りを弄っていた彼の指が、…また、つぷりと奥まで進んだ。大きくなかを拡げたまま、指の根元までずぷりと挿入られて、丸見えの直腸の奥が、嬉しそうにきゅうんと彼の指を締め付ける。未だ滑る肉球が、奥の襞をくにゅくにゅと撫ぜた。それだけで指を食い締めながら、腸液を噴きだしてまたも絶頂してしまう。
もう、焦れ切った子宮が限界だった。子宮をこんこんって優しく突いてほしくて、硬い先端で子宮口にキスしてそのまま揺り上げて欲しくて堪らない。…彼の子種を、俺のなかに注いで、いっぱいにしてほしい。
「…り、リジットひゃん…っ!あの、あ、…お、おれに…っ!」
目を覆ってすらも、明るい日差しが隙間から覗く。こんなに明るい屋外で、…リジットさんと俺の、想い出の海で。いやらしいお願いを、はしたなく口にするのが恥ずかしくて、言葉がなかなか出てこない。ちゅぷちゅぷと、直腸の奥までを、彼の指で擦られでるたびに、覆った視界でひかりが弾けた。俺のとろとろの蕩けた腸壁を優しく擦り解しながら、耳元で、彼の低い声が、甘く囁く。
「…お前に、何だ?」
「あ、お、おれに…っ、おち、おちんちんくだひゃい…っ!リジットひゃんのおちんちんっ、おれにいれて…っ!おれのにゃかっ、リジットひゃんでいっぱいにしてくらひゃい…っ♡」
彼の指に促されるように、俺の口から、おねだりの言葉が零れ出る。まるで、ちゃんとおねだりできたご褒美のように、彼の指が、更にじゅぶじゅぶと俺のなかを激しく擦った。ざらざらの表皮は軟膏で滑っていても、硬い肉球を強く圧しつけて削げ擦られると、蕩けた腸壁には堪らない。あっという間に、もう何度目かも分からない絶頂を迎えた俺の身体を、彼が逆向きに抱えなおした。彼と、正面から抱っこされる体勢。
そのまま、目を覆っていた手を取られて、優しくキスをされた。口内を、彼の舌で柔かく弄られると。もう何度も達している身体は、その優しいキスにも反応してしまって、大きく震えた。
「お前は、本当にいい子だな。…お前に求められるのが、俺の何よりの悦びなんだ」
優しく髪を撫ぜられながら、囁かれる言葉が、耳で溶ける。取られた手が、彼の背へと回された。ふかふかの獣毛を、縋るようにぎゅう、と抱き締める。…それが合図のように、俺の身体が抱えられて。焼けるように熱いものが、俺のお尻の孔に触れた。…期待で、高鳴る心臓がうるさいくらいに全身に響く。待ち焦がれていたとろとろに蕩ける子宮が、早く早くとおなかの奥で跳ねていた。
「…だから、もっと俺を求めてくれ」
囁くような。懇願するような、低い声。それと一緒に、…俺の身体が、彼の熱り立つおちんちんへと、一気に落ちて、貫かれる。俺の待ち望んだとおりに、彼の亀頭が、俺の蕩け解れて淡く開いている子宮口に、埋め込む勢いでキスしてくれた。ずん、って重い衝撃と一緒に、煮えるように疼いていた子宮も揺り動かされる。…それだけで、俺は絶頂から降りられなくなった。
巨きすぎる彼のおちんちんを、たくさんほぐされて拡げられた俺の腸壁は、柔らかく受け入れて、根元まで咥えこんだ。隙間なくぴっちりと埋め込まれた彼の硬いものに、限界まで拡がった腸壁が、嬉しそうにしゃぶりついて絡みつく。くちゅくちゅと、俺の子宮口にキスしてくれる彼の亀頭が、そのまま子宮口をこんこん、ってノックして、優しく揺り上げてくれる。太すぎる彼のものを咥えこんで、入り口が薄くなるくらいに拡がったお尻の孔を、彼のおちんちんがぐちゅぐちゅと擦り動いて、腸液が泡立った。…その全部が、ぐずぐずに蕩けるくらいに気持ち好い。イきっぱなしの身体が、まるで痙攣するみたいにがくがくと震えた。爪先は丸まりっぱなしで、今度はうまく伸びてくれない。
「リジットひゃんっ♡あっ、リジットひゃんきもちいっ、きもちい、れすっ♡もっとぉっ♡もっといっぱいしてっ、じゅぷじゅぷしてっ♡おれに、いっぱいたねづけしてくらひゃい…っ、おれのしきゅうにっ、いっぱいだして…っ!だいすきっ♡リジットひゃん、だいすきれす…っ♡♡」
彼にしがみつきながら。彼が望んでくれたように、精いっぱいで彼を求めた。もう、この場所が真夏の海だとか、誰か来るかもとか、そんなことも頭から消えてしまって。…ただ、彼のことだけで、こころも、身体もいっぱいになる。腕も足も彼に回して、音を立てながら腰を動かした。そうすると、彼の律動と俺の動くのが合わさって、更に俺のなかで、彼が擦れて堪らない。
子宮口を、くりゅくりゅと、彼の亀頭で擦ってもらうと、それだけで多幸感が全身に溢れた。…彼の子種が、ここに欲しくて子宮が捻じれる。俺からも、彼に子宮を押し付けるように、更に深く腰を沈めた。そうすると、彼の先端が、俺の淡く開いた子宮口に、少しだけでもめり込むように潜り込んでくるのが分かる。それが嬉しくて、あぁ、と熱い息を吐いた。…このまま、彼の子種を出して欲しい。一滴も漏らさないように、俺のなかに、全部注いでほしい。彼の子種でいっぱいになって、熱く、重くなった子宮の感触を思い出して、早く欲しいとばかりに子宮が跳ねた。…それを、子宮口にキスしてる亀頭を通して、彼にも分かったんだろう。小さく、唸るとも笑うともつかない声が、彼の喉奥から漏れた。俺の子宮口に、彼のおちんちんを固定するように、更にぐりりと彼の先端が俺の子宮口に押し付けられる。そのまま、大きく膨らむ彼のおちんちんに、期待と悦びで、視界が滲んだ。
剥き出しの本能のような、低くて重い唸り声が、彼の口から漏れた。俺を、…自分の雌を、絶対に孕ませようとするかのような、強い獣欲。俺が、自分のものだと周りに誇示するように、繋がっているところを拡げられた。…すごく恥ずかしいのに、それが、酷く嬉しい。もっと、彼のものだと言って欲しい。俺が、彼のものだと、周りに示して欲しい。そうされるだけで、俺のこころは、悦びに蕩けてしまうから。
彼の、低い唸り声と一緒に。びゅるびゅる、って、胎内から音が響いた。叩きつけるように、俺の子宮に半固体ほどに濃い彼の子種が、勢いよく注がれる。熱い奔流に、イきっぱなしだった俺の身体が、今日一番に、深い絶頂に打ちあがった。圧倒的な至福感が全身を包んで、声も出せずに、彼のおちんちんを腸壁で食い締める。すき、すき、って、彼にしがみついて、それだけをうわ言みたいに繰り返せば。…それに応えるみたいに、リジットさんが、ぎゅう、って強く、俺を抱き締めてくれる。
俺の望んだ通りに、彼の子種で、俺の子宮はいっぱいになった。重くて、熱いくらいにあたたかい子宮に、俺の胸も幸せでいっぱいになる。子種を注ぎ尽くしても、尚も硬くて巨きい彼のおちんちんに。俺から彼にキスをしながら、『もっと』、って甘くねだれば。薄く眼を細めたリジットさんが、噛みつくようなキスを、俺に返してくれながら。俺を、砂浜に敷かれた彼のシャツの上に、繋がったまま押し倒して。そのまま、俺のなかの硬いおちんちんごと、俺に覆いかぶさって、また、強く抱き締めてくれた。
そのあと。何度も愛し合う中で、気絶するように眠ってしまったらしい、俺を。護るみたいに、大きな日傘の下で、彼が俺に覆いかぶさって日差しを遮ってくれていた。
目が覚めた時は、もう夕暮れ近くて。それから海で泳ぐには、時間もないし、俺の身体もうまく動いてくれなかったんだけど。…俺が、海で泳ぐことをすごく楽しみにしてたからって、リジットさんが気にしてくれて。そんなに長い時間は無理でも、って、…俺を抱き上げて、抱っこしたまま、海に一緒に入ってくれた。
俺を抱えたままだから、泳ぐことはできなかったけど。少し深いところまで入って、俺を海に浮かべてくれて。…手を繋いで、少しだけ海に、一緒に浮いた。
空は、見たこともないくらいに綺麗な橙色で。それを反射して、青い海も、一面が鮮やかな橙色に染まって。海に、寝ころぶように浮かびながら。彼と手を繋いで、そこに溶け込むように。その鮮やかな橙の世界を、一緒に見遣った。
本当はね?俺は、彼といっぱい抱き合えて、たくさん愛してもらえたから。海に入れなくても、全然嬉しくて、満足だったんだけど。
…こんな、綺麗な世界を、彼と一緒に観られて。やっぱり、俺はすごく幸せだな、って。滲む視界で、噛み締めるようにそう、想った。
明日も。明後日もその次も、お屋敷に帰ってからも。来年も再来年も、その次だってずっと、ずっと。
この鮮やかで綺麗な世界を、…彼と、一緒に覚えていたいって。
いつか生まれる俺たちの子どもにも、この世界のことを話して。…いつか、一緒に観に来たいって。
そんな未来のことまで考えて。彼の手を強く繋ぎながら、密かに笑った。
(それがきっと、そう遠くない未来だって。…何故だか、感じた)
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