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イケメン狼獣人がぽっちゃり少年を娶るはなし。【59-ハロウィン3話】

  ハロウィンパーティーは、とても盛り上がって。朝からはしゃいでいた子どもたちは、20時を過ぎたころには、満足した顔でうとうととし始めた。

  アレクは眠気と戦いつつご飯を食べていたけれど、やっぱり眠気に勝てずにフォークを持ったまま眠ってしまって。その様子が可愛くって、眠るまでメイドさんたちと見守ってしまったり。

  おれはもう大人だから!って、頑張って起きていようとしていたロバストも、一緒にソファに座って寄り掛からせると、程なく眠ってしまって。そんな、眠ってしまった子どもたちを、誰が寝室まで連れていくかで話し合っているメイドさんに、思わず笑ってしまったりしながら、パーティーをお開きにした。

  そのまま、片づけを手伝おうとしたんだけれど。メイドさんに、『ここは私たちにお任せください!』って言ってもらって。その言葉に甘えさせてもらって、リジットさんと食堂を後にした。

  廊下に出ると、さっきまでの喧騒が嘘のように、しいん、と静かだ。思わず隣のリジットさんを見上げてしまうと、リジットさんも、眼を細めて俺を見遣ってくれる。そんな彼に、こころのなかで、改めて感嘆の息を漏らした。

  リジットさんの今の格好は、勿論吸血鬼だ。白色のシャツにジャボタイ、マントは黒色で、裏地が赤。マントの留め具は、真鍮のアンティークチェーンだ。どれも、世界一格好良い彼に似合うように、俺が吟味して、製作したり用意した。あと、今年が毎年と違うのは、…その眼のモノクル。それも、例えばスティケート先生が掛けているような、シンプルで実用的な作りのものとは違った、もっと仮面のような装飾のついたもの。だって、せっかく仮装するんだもの!その装飾も、まるで羽のような繊細なデザインで、普段使いよりもやっぱり今日のような仮装向きで。アンティークチェーンとお揃いの、鈍い金色のような色合いの真鍮も、リジットさんの艶やかな黒色の獣毛に映えて、けれど豪奢すぎることもなく、彼によく似合っていた。…ああ、やっぱり俺の旦那さまは、世界一格好良い!

  そんな、俺の世界一大好きで格好良い旦那さまに、ぽうっと見惚れていると。リジットさんが、モノクルの奥の琥珀色の眼を優しく細めて、少し不思議そうに俺を見つめる。

  「どうした?」

  きっと、俺が、リジットさんを凝視するように見つめてしまっていたんだろう。リジットさんの問いかけで、遅まきながらそれに気づいて、一気に頬が熱くなった。両手で、魔女帽子のつばを握りながら、照れ隠しのように笑って見せる。

  「あの、…リジットさんがすごく格好良くて…、だから、俺の旦那さまは世界一格好良いって、その、…見惚れてたんだ」

  それでも正直に、彼にそう返すと。モノクルの奥で、少しだけ眼を見張ったリジットさんが、そのまま嬉しそうに、俺に笑ってくれた。

  「有難う。ほかの誰よりも、お前にそう言ってもらえることが、俺にとっては一番嬉しい」

  そう言って、…リジットさんが、俺の手を繋いだ。俺の指をなぞるように指を絡められて、俺の心臓が一気に跳ねる。…待ち焦がれていた、『ハロウィンの夜』。それが、もう目の前だということを強く意識して、跳ねた心臓が、そのまま勢いよく鼓動を刻んだ。

  促されるように、手を引かれて。手を繋いだまま、寝室へと2人で向かう。一歩一歩近づくたびに、…今夜の、これから過ごすだろう夜のことで、頭がいっぱいになっていく。こころが早くもとろりと蕩けて、身体までも溶かしていく。

  そんな風に、こころも身体も蕩けてきた証拠だろうか。パーティー中は気にもならなかったのに、乳輪から乳首がむずむずとして、何かに擽られているようにむず痒い。ガーゼを留めるために使った膏薬の所為かな?仮装の衣装に着替えた時に、乳首を隠すために急いでガーゼを切って貼り付けたから、膏薬が乳輪や乳首にも沁み込んでしまったのかもしれない。

  それでも、膚に塗るものだから、害はないと思ったんだけど。そのむず痒さを、認識してしまったからだろうか。意識が胸へと集中してしまったかのように、くすぐったいような疼きが胸へと広がる。ガーゼの下で、乳首どころか乳輪までもが、ぷくっと膨れて盛り上がるのが、自分で分かった。乳首がきゅうっと硬く痼って、勃起した先端がガーゼに触れる。…気を抜くと、空いているほうの手が胸へと動いてしまう気がして、ワンピースの裾をぎゅうっと握った。

  早く、寝室に行きたくて仕方がない。食堂から寝室までなんて、幾らこのお屋敷が広いと言っても、それほどの距離でもないのに。今の俺には、途方もなく長く感じてしまう。リジットさんと繋いでいる手から、彼の体温が伝わってきて。そのざらりと荒い、肉球の硬い感触で、このはしたなく勃起している乳首を思うさま捏ね擦ってもらうことを考えるだけで、腰が砕けてしまうそうになる。

  ドロワーズの下でも、もう長いこと固くなったことのない俺のおちんちんが、それでも柔らかいままとろとろと液体を漏らして。お尻のあわいの奥で息づく俺のお尻の孔も、物欲しそうにくぱくぱと口を開けては、恥ずかしそうにきゅうっと締まることを繰り返していた。そうやって、自分で開閉を繰り返して、腸壁を締め付けるだけで、お尻が気持ち好くて堪らない。きゅうっと締め上げるたびに、ぷしゅっと腸液がドロワーズのなかで飛沫いて、あたたかく濡らした。子宮が彼のおちんちんを待ち侘びるように跳ねて、おなかで息をするだけで蕩けそうになる。

  階段を上る振動で、胎内まで震えて、足が止まった。イきそう、ともまた違う。けれど身体が昇りつめすぎてしまって、期待しすぎて破裂しそうで、足も上手く動かせない。一度足を止めてしまうと、がくがくと膝が笑った。…そのくらい、俺は興奮してる。視界が薄く霞がかって、息をするのも気持ち好くて、呼吸が荒くなる。口を少し開いて呼吸をすると、無意識に舌が垂れた。…何故だか、発情って言葉が頭を過ぎる。それを思うと、子宮がまた一つ、きゅうって跳ねた。

  いきなり止まってしまった俺にだろう。手を繋いだまま、一歩先のリジットさんが俺を振り返って、…驚いたように眼を少しだけ開いた。きっと、彼にも一目で分かるくらいに、俺の顔は既にだらしなくなってるんだろう。それを感じて、顔が更に熱くなる。…けれど、震える足も、跳ねる子宮も、硬く勃起する乳首も、垂れる舌さえ、何一つ収まってはくれない。

  そんな俺を見つめるその眼が、ゆっくりと薄く細められた。満足そうに上がった口角から、牙のような犬歯が覗く。いつもの、優しく眼を細めて俺に笑ってくれる、俺の大好きな笑顔とは違う、…俺を捕らえて離さない、捕食者の笑い方。眼の奥で、真っ黒に開いた瞳孔が、俺を見詰めているのが分かって、背筋が震えて、顔が蕩けた。…この眼で見詰められると、俺は、もう身体中からこころの奥まで、とろとろになってしまう。早く彼に貪られたい。身体の奥の奥まで暴かれて、しゃぶりつくされたい。勃起しきった乳首から、ぴゅるって母乳が噴き出て、ガーゼに染みる。もう、期待が大きすぎて、身体が爆ぜるように熱くて。何も、…本当に何一つされていないのに、気持ちが好すぎて、動けない。

  ただ、大きく息を吐きながら、がくがくと足を震わせている俺に、リジットさんの腕が伸びた。そのまま、優しく抱き締められて、俺の身体が宙に浮く。横抱きにされて、彼の顔が近づいた。さっきよりも近い距離で、彼が、俺に向かってまた、眼を細める。真鍮のモノクルが、廊下の明かりを受けて、鈍く輝いた。…その姿に、こころのなかで、ああ、とまた感嘆する。俺の旦那さまは、なんて、…なんて格好良いんだろう。

  ちゅ、ってひとつ、耳に口づけを落としてくれながら。俺を抱っこして、彼が颯爽と廊下を歩いていく。棚引くマントすら格好良くて、ただそんな彼に見惚れながら、寝室まで運んでもらう。心臓の鼓動が、おなかの奥で脈動する子宮と共鳴して、全身に響く。身体中が熱くて、彼の腕の中に収まっているだけでぐしゅぐしゅに溶け崩れそうだ。

  そのまま、たどり着いた寝室で。ベッドに横たえられると同時に、彼に、運んでもらったお礼も言う暇もなく、彼の身体が圧し掛かってくる。器用にモノクルを外した手が、俺の手首を捕らえて、掴んだ。両の手首を掴まれて、押さえつけられるようにベッドに沈む。もう、身体中がとろとろに蕩けて、ちからなんて入らないのに。そもそも、俺が、彼の手を拒んだり、拒否したりすることなんて、絶対に在り得ないのに。

  それでも、…彼にそうされると、喜ぶように子宮が跳ねた。彼が、俺を求めてくれているというだけで、身体中に幸せが満ちて、多幸感でぐずぐずになる。彼に俺の全身も、こころも、支配して、征服して欲しくて堪らない。だってもう既に、とっくの昔から、そうなんだから。ずっと前から俺の全部は、彼のものなんだから。

  

  未だに垂れたままの舌を、掬い上げるようにして彼の舌が絡む。そのまま深く口づけられて、嬌声ごと彼に吸われた。リジットさんのぬるりと滑らかで長い舌が、俺の短くて厚い舌を器用に扱く。それだけで腰が跳ねて、腸壁の奥まできゅうっと締まった。キスだけで達しそうになってしまって、でもそれが抑えられない。そのまま、頭が一瞬真っ白になって。彼の下で、びくん、って跳ねるように腰が浮いた。腸壁が、まるで彼のおちんちんを締め付ける時のようにきつく締まって、奥から勢い良く腸液が飛沫く。指先も爪先も丸めて、びくびくと軽く痙攣させながら、硬直したように腰を浮かせている俺は、リジットさんから見ても、イってるのが丸わかりだっただろう。舌を絡めながら、彼が楽しそうに眼を薄く細めたのが、蕩けた視界にぼやりと映った。

  俺の手首を押さえていた彼の手が離れて、そのまま両手で顔を包まれる。肉付きの良すぎる頬に、彼の指が沈むのが心地好い。俺も、彼に腕を回したかったけれど、イったばかりで脱力している身体は、思うように動いてくれない。それでも、キスを交わす顔を、彼へと更に近づければ。俺に応えてくれるように、唇の下を開くように押さえられて、更に深く彼の舌が俺の口に滑り入った。まるで食まれるような口づけをされて、溶けるような快楽が、俺のなかにまた積もっていく。

  一度絶頂を迎えると、次からは更にイきやすくなる俺の身体。だから、絶頂から降りられないまままたイってしまう連続絶頂に陥ることもしばしばで、イきっぱなしでとろとろになったまま気絶してしまうことだって、今までも幾度もあった。

  でも、…キスだけで、2回もイってしまうことは、今までを振り返っても、多分無い。キスをしてもらいながら、乳首を弄られてイってしまうことはそれこそ幾度もあるけれど、…本当にキスだけでイってしまうことは、毎回ではなくて。だから、今、彼に頬を撫ぜられながら舌を吸われて、二度目の絶頂に打ち上げられることに、…自分で驚いていた。それは、それだけ今の俺が、いつも以上に興奮しきっていることを如実に表しているようで。それを彼が分かってしまっているだろうことも、…やっぱり恥ずかしい。でも、俺の身体は、既に箍が外れてしまったように、彼に愛されることを求めて暴走していて、自分でも抑えられない。

  「ぅうん…♡あ、りじっとひゃん…」

  キスの合間に漏れる声は、既に蕩け切っていた。ベッドに沈む筈の俺の身体も、胸から腰までが、浮くように反らされる。まるで早く触って欲しいと無意識でねだってるみたいに、ワンピースのままの胸も、ドロワーズに包まれたままの下肢も、彼の身体へと押し付けるように反らされて、淡く弓なりを描いていた。

  何も、本当に触れることすら一切されていない筈の俺のドロワーズは、それでももう湿りを帯びて重くなっている。その中は更にぐちゃぐちゃに濡れていて、俺のおちんちんも、お尻からも、とろとろとした液体が止まることなく零れていた。お尻からのは腸液だけれど、おちんちんからのは何だろう?精液とも違う、透明で、とろとろと滑る液体。勃起どころか硬くもならない、柔らかいままのおちんちんから、とろとろとしたそれが零れるように落ちていっては、ドロワーズを濡らしていく。

  俺の胸も、さっきから変わらずに、乳首から乳輪まで、むずむずとくすぐったいような痒みで疼いていた。ガーゼの柔らかな感触すら、今の俺には刺激と受け取ってしまう。噴き出た母乳で濡れたガーゼは、数枚重なっているはずなのに、まるで一枚の布のように、乳首にぴったりと張り付いていた。…乳首を隠すためのガーゼだったのに、これじゃ、乳首の勃起や乳輪の盛り上がりを、更に際立たせてしまってるんじゃないだろうか。それを思うと、彼に見られるのが恥ずかしくて、…でも、早く見て欲しくなってしまう。こんないやらしくてはしたない俺を、彼の眼に映して欲しい。そして、『可愛いな』、って、低くて甘い彼の声で、俺に囁いて欲しい。もう直ぐ訪れるだろうその瞬間を想うだけで、期待でぴゅるり、とまた母乳が軽く噴き出た。濡れると更に疼きのような痒みが広がって、戦慄くように腰が震える。

  もじもじと、浮かせた腰が揺れて。力の抜けてうまく動かせな腕が、それでも乳首を弄りたくて、シーツの上で溺れる。そんな俺を、リジットさんが覗き込むように顔を寄せて、楽しそうに眼だけで笑んだ。それなのに、眼の奥の瞳孔だけは、開かれたまま真っ直ぐに俺を見つめていて。…俺の全てを暴いて貪るような、彼のその眼に、俺の顔が更にだらしなく蕩けた。彼のものを咥えこみたくて堪らないように、俺のお尻の孔が盛り上がる。そのまま、指一本は挿入りそうな程に開いて、とろぉ、って勢いよく腸液が溢れ出す。もう湿りきったドロワーズが、その腸液を吸い込み切れずに、そのままシーツへと銀の糸を繋げた。

  そんな俺を焦らすように、…彼の指が、ワンピースの上から俺の胸をゆっくりとなぞる。もう、俺の乳首の位置も覚えているのか、服の上からでも、彼の指は的確に俺の乳首を捉えていた。母乳で濡れそぼったガーゼは、もう尖りきった乳首を隠す役目を果たしてくれずに。爪先でこりこりと、優しく擦られた乳首が、その存在を主張するように、ワンピースにぷっくりとその形を浮き上がらせる。

  

  「あっ!ぅうん、ちくびっ、ちくびすき…っ♡」

  服越しでも、漸く弄ってもらえた乳首に、俺の腸壁がまた、きつく締まった。乳首を爪先で柔らかく引っかかれると、まるで連動するように、俺の腸壁もきゅんきゅんと蠕動する。子宮もずっと、煮込まれるように蕩けたままで、乳首への刺激を羨ましがるように跳ねていた。

  ワンピースとガーゼの上から、根元から先端までを引っ掻くように、彼の爪先が丁寧になぞっていく。そのまま、乳首のてっぺんの、小さな切れ込みに彼の爪が沈んで。けれど服越しだと、布に邪魔されて、彼の爪先はその切れ込みの中までは抉ってはくれない。いつもなら、乳首のなかまで抉るように、彼の爪先が切れ込みをぐりぐりってしてくれるのに。

  もっと強い刺激が欲しくて、俺の目に涙が浮かぶ。勝手に腰が大きく揺れて、彼の下肢に触れるほどに持ち上がった。発情、と自分で感じるほどに興奮している俺の身体は、蕩けた本能に更に素直に、正直になっていく。

  

  「りじっとひゃんっ、もっとつよくさわって…ふく、ふくごしじゃやだぁっ」

  嬌声で、彼に訴えるような言葉が漏れて。うまく力の入らない腕で、それでもワンピースをたくし上げようと、ずるずると動かす。早く、勃起しきって硬く痼った乳首を、リジットさんの硬くて荒い肉球で捏ねまわして欲しい。母乳が溜まって、更に大きくなってる乳肉をぎゅうって搾って、母乳を噴き出させて欲しい。乳首を舌で扱きながら、俺の母乳を吸って欲しい。その尖った、牙のような犬歯を、俺の乳首に沈めて欲しい。興奮して盛り上がってる乳輪を擦りあげて、乳首を押し出すように強く摘まんで欲しい。して欲しいことがぐるぐると頭を巡って、いやらしいことでいっぱいになる。

  そんな俺の思考を、分かってくれたみたいに。リジットさんが口角を上げたまま、俺のワンピースを、首元まで一気にたくし上げてくれた。ふるんっ、て俺の乳肉がまろび出て、たゆんと何度か小さく揺れる。

  

  俺を見つめるリジットさんの薄く細められた眼が、少しだけ開かれた。なんだろう、って蕩けた頭でぼんやりと思って。そんな俺に、リジットさんが俺の乳輪を、肉球の先でゆっくりとなぞる。

  「これは、どうしたんだ?」

  そのまま、かり、って乳輪を引っ掻かれて、俺の反らしたままの腰が更に跳ねる。あぁ♡、って細く息を漏らしながら、彼の言葉の意味を考えた。…あ、そうか。

  「あ、あの…ちくびっ、ちくびびんびんで、はずかしいから…かくしたの…っ♡」

  きっと、乳首に貼ったガーゼのことを言ってるんだろうと、蕩けた頭で説明をする。…けれど、口から出た言葉は、たどたどしい上に、何の説明にもなっていなくて。そんな俺の言葉を聞いたリジットさんが、楽しそうに笑みを深くした。細めた眼の奥で、開かれた瞳孔が薄く煌めく。

  「なんだ、昼から乳首を勃たせていたのか?こんなに大きく勃起させて、何がそんなにお前を昂らせた?」

  ガーゼの上からでも、俺の乳首が真っ赤に充血して、びんびんに勃起してるのが丸わかりだ。そんな俺の乳首を、根元から折るようにくにゅり、と指先で押し潰しながら、リジットさんが俺に囁いて問いかける。そんな、こんな時にしか聞けない彼の意地悪な声に、俺の子宮がきゅぅん、と震えた。こころが、鷲掴みにされてるみたいにとろとろに蕩けっぱなしだ。

  「あ、だ、だってぇっ♡りじっとひゃんが、きたいしていいなっていうからぁ…おれっ、おれもすっごくきたいしてたんだよ…ぉっ」

  乳首を押しつぶされて、嬌声が更に深くなる。その声で、なんとか紡ぎ出した言葉は、さっきにも増して舌足らずになった。そんな俺の言葉に、リジットさんの笑みが、…ふ、って柔らかくなる。いつもの、眼を優しく細めてくれる、俺の大好きな笑顔で、リジットさんが、俺の頬を撫ぜてくれた。

  「そうか。…俺と同じだな。俺も、今夜が待ち遠しかったぞ。この、愛らしい衣装を着たお前と、早く愛し合いたかった」

  優しい、けれど甘い声で。そう、耳元で彼が、俺に囁く。そのまま耳朶に口づけられて、口元が緩む。また、優しく頬を撫ぜられてから、リジットさんが俺の顔を覗き込んだ。その顔は、…眼の奥で瞳孔の開く、俺を捕らえて離さない眼に戻っていて。俺の背筋が、歓喜のように甘く震えた。彼のこの眼も、…俺は、震えるほどに好きだ。

  「だから、今夜はお前を離さないぞ。…覚悟をしておけよ」

  その眼のままで。宣告のように、リジットさんが、低い、甘い声で、俺に告げる。彼のその、捕食者の眼と。囁くように、けれど断言のように言われた言葉に。

  俺は、とろとろに蕩けた顔で、嬉しさを隠せずに笑いながら。何度も、何度も頷いた。

  (だって、俺だって、…一瞬だって離してほしくないんだもの!)

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