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イケメン狼獣人がぽっちゃり少年を娶るはなし。【59-ハロウィン4話】

  彼の指が。胸に貼りつけたガーゼの上から、俺の乳首を優しく撫ぜて。…それだけで、俺の身体は待ちきれないように、大きく跳ねて、ふるりと震えた。

  リジットさんが、俺の乳肉を柔らかく撫ぜながら。胸のガーゼの上から、啄むように爪先で乳首をつつく。その感触に、あぁ、と声を漏らして、胸の上までたくし上げられたワンピースをきゅ、と握った。

  思いの外、膏薬はぴったりと、膚とガーゼをくっつけて、貼りついていた。…そうなるように、自分でガーゼに膏薬を塗って、胸に貼ったというのに。今は、その粘着力を後悔してしまうくらいに、俺の乳輪から乳首まで、ぴったりと張り付いている。…早く、このガーゼを外してほしくて、自然と胸から腰までがねだるように揺れた。幾ら薄いと言っても、やっぱりガーゼを挟んでしまうと、彼の肉球の荒いざらつきや、その少しひんやりと心地好い体温が、はっきりと感じられないから、…それがじれったくて、寂しい。

  ガーゼを数枚も重ねて貼ってあるのに、それを突き破りそうなほどに、俺の乳首は痼り立って、勃起していた。その上、染み出るように溢れる母乳でガーゼが濡れて、真っ赤に充血してる乳首の、その色すら丸わかりだ。自分でも、濡れたガーゼ越しにびんびんに勃起して真っ赤になってる乳首の、その卑猥さに恥ずかしくなる。乳肉と段がつくくらいに、乳輪までぷっくりと膨らんでいて、そこもいつもよりも色濃く赤を乗せてるのが分かった。

  さっきから感じているむず痒さも、ますます強くなってきていて。それが、リジットさんの強い眼線で更に増幅されているように、乳輪から乳首まで広がっていく。彼に見つめられて、恥ずかしそうに俺の乳首がふるふると震えた。もう、これ以上ないくらいに勃起してるって思ってた乳首が、ガーゼの下で更にきゅうっと硬く痼った。我慢しないと、自分で乳首を摘まんでしまいたくなるくらいに、乳首が疼いて仕方ない。

  ガーゼ越しに、彼の指が、俺の乳首をきゅっと摘まんでころころと転がしてくれる。ただそれだけで、俺のお尻からは、まるで潮を吹くように、ぷしゅっと音を立てて腸液が飛沫いた。彼のおちんちんを求めるように、腸壁がぎゅるぎゅると蠕動する。けれどやっぱり、ガーゼを挟んでしまうと、彼の肉球のざらつきや、その心地好い温度を感じられなくて。そのもどかしさに、思わず彼の指に胸を押し付けるように、更に背を弓なりに仰け反らせる。早く、彼の荒くざらりとした肉球で、直に乳首を扱いて欲しくて仕方ない。はしたなく勃起しきっているその乳首に爪を立てて、こんなに嫌らしく興奮してる俺をお仕置きしてほしい。自分でそんなことを思ってしまって、それだけで頭が蕩けた。

  それでも、俺の指は、自分でそのガーゼを外すようには動かない。…彼に、こういう時は自分で身体を弄らないように、って言われてるから。前に、その、…彼に愛されてるときに、自分で乳首を弄ってしまったら、リジットさんにちょっとだけ怒られた。『そういうことは、俺に言え』、って。

  世界一大好きな俺の旦那さまに、そう言われたら、…俺に断るなんて答えはない。だからそれからは、こういう時に、どんなに身体が疼いたとしても、…俺の指が自分の身体を弄ることは、なくなった。俺の指も、声も、全部彼へと向いて。彼におねだりするために声を上げて、彼に、俺のいやらしくてはしたないところを見てもらうために、指で、自分の身体を割り開く。そうするだけで、自分で弄るよりも気持ち好いってことを、知ってるから。

  …勿論、彼が、俺が自分でその、…してるところを見たい、って、言ってくれる時は別だけど。今は、リジットさんは俺に、そうしてくれって言ってない。だから、俺は顔の横でシーツを掴みながら、尚も彼へとねだるように背を反らして、声を上げた。

  「あ、り、リジットさん…ガーゼ外して…ち、直接触って欲しいの…」

  息だけのような声は、恥ずかしさで震えて、ところどころ掠れる。そんな俺に、満足そうに眼を細めたリジットさんが、小さく頷きながら、口を舌で濡らすように舐めた。それが、まるで舌舐りのように、俺の目に映って。…俺が、彼にご馳走だと思ってもらえているのかと、嬉しさでこころが震える。だって、俺の全ては、彼の為に在るんだもの。彼に、身体の奥まで貪られたい想いが、更に大きく膨らんだ。きゅぅん、と、俺の子宮も、それを待ち焦がれるように、身体の奥で跳ねて、疼く。

  

  俺の言葉に応えてくれるように、リジットさんの指が、俺の乳首を隠すガーゼへと伸びた。その爪先が、膏薬を剥がすように、かりかりと乳輪を引っ掻いていく。

  こんな薄いガーゼ、直ぐに取れるはずなのに。リジットさんの指は、俺を焦らすように、ゆっくりとガーゼの上から乳輪を引っ掻くだけで。むずむずとした痒みが、リジットさんの爪先で引っかかれて、気持ち好さに変わっていった。それを表すように、濡れたガーゼの下で、乳輪が更に濃い赤へと色づいてぷっくりと盛り上がる。それを羨むように、ただでさえ大きく勃ち上がっている俺の乳首が、早く摘まんで欲しいとばかりにびぃんと揺れて、自己主張する。そんなはしたない俺の乳首に、リジットさんが薄く眼を細めて。けれど、彼のの指は、変わらずに膨れた乳輪だけを引っ掻いていく。最初は気持ち好かったその刺激は、今は焦らされているようにしか感じない。

  知らず、たくし上げられたワンピースをきつく掴みながら、無意識に腰を浮かす。リジットさんの指に、自分の胸を更に押し付けるように、上半身から腰までを、反らすように前に押し出した。早く、早くリジットさんの指で乳輪から乳首を圧し潰して、そのざらざらと硬い肉球で、こね回してほしくて堪らない。

  「り、リジットさぁんっ、俺の乳首っ、リジットさんにいじってほしくてびんびんなのっ♡い、意地悪しないで、もっと弄って…っ!♡」

  もう、我慢できなくて。おねだりすら切羽詰まってしまう俺に、…リジットさんが、俺を覗き込んで、薄く笑った。まるで逆光のように暗く見える顔のなかで、琥珀色の眼だけが、煌めくように輝いた。…正しく、得物を狙う捕食者のような眼差しに、俺の腰が砕けるように蕩ける。何もされていない筈の腸壁も、まるで捏ねまわされているようにぎゅんぎゅんと畝って、熱い腸液をとろりと垂らした。

  そんな彼の眼に、吸い込まれるように見惚れる俺の乳肉に、リジットさんの手が這って。そのままぎゅ、って、リジットさんの両の指が、これ以上ないくらいに大きく膨れて勃ち上がっている二つの乳首を、一気に強く摘まんだ。待ち望んだ強すぎる刺激に、俺の呼吸が一瞬止まる。そのまま、彼の指が、ガーゼを乳首から剥ぎ取るように、俺の乳首を摘まんだまま上下に扱く。ごしゅごしゅ、って、彼の肉球と濡れたガーゼが俺の乳首を強く擦って、目も眩むくらいに頭が真っ白になった。右と左で、少しずつ違うリズム。右の乳首を捻られて、一瞬遅れて左の乳首を抓られて、そのたびに俺のお尻の孔から、潮のように腸液が飛沫く。子宮が熱くて、ぎゅるり、って焦れたように捻じれるたびに、お尻の孔から腸液が噴き出た。彼が乳首を弄る、その指の動きに合わせて、俺の乳肉が柔らかく弛んではたぷんたぷんと揺れた。もう、薄いガーゼでは、溢れる母乳を吸い込みきれない。彼が乳首をぎゅ、って摘まむたびに、噴水のように母乳が舞い散る。

  「あーっ!♡あっ、りじっとひゃんちくびっ♡ちくびきもちぃ、れすっ♡」

  一気に口まで蕩けて、舌もうまく回らない。舌足らずの、子どものような口調で嬌声を上げる俺の乳首に、彼の爪先が緩く沈んだ。ぎゅう、っと乳肉ごと乳首を引っ張られて、柔らかな弾力で、乳肉が伸びる。そのまま、ぐりぐりと指の腹で圧し潰しながら転がされて、ぴったりとくっついていたガーゼが乳首から剥げていく。それを摘まみながら、リジットさんが一層強く乳首を引っ張った。鈍く伸びた爪で、乳首を根元から引っ掻きながら、俺の乳首からガーゼが取れる。乳肉を勢いよく弾ませながら、俺の背も一層弓なりに仰け反った。足が勝手に大きく開いて、その尻朶の間でお尻の孔が、盛り上がりながら大きく開く。きっと、彼の指の一、二本は易々と咥えこめそうなくらいに開いたそこから、熱い腸液が勢いよく噴き出てシーツを濡らした。目の前がちかちかして、焦点もうまく結べない。

  ただ、胸からガーゼを剥がしてもらっただけなのに。俺の身体は、ひと際深い絶頂へ打ち上げられて、降りられなくなっていた。漸くガーゼから解放された乳首が、痛々しいくらい真っ赤に充血して、ふるふると震えている。ここまで勃起してしまったら、もう暫くは収まらない。指でなぞるどころか、服が軽く掠っただけでもイきそうになってしまうくらいに、敏感になってしまっている、俺の乳首。今だって、空気に触れているだけでも、その冷えた感触に薄く感じてしまう。

  ぼやける、と言うよりも、点滅するように視界が眩んだ。肩をベッドにつけたまま、腰が高く浮かんで。そのまま腰を痙攣するように揺らしながら、硬直する。ぷしゃぷしゃと、潮のように腸液を撒き散らして、長い絶頂を噛み締める俺に。薄い笑みを浮かべたまま、リジットさんが剥き出しになった俺の乳首を緩くなぞる。その先端にある小さな切込みを、爪先で擽れて、高く浮かせたままの腰が震えた。

  ぐ、って、その爪先に力がこもって、…その切込みを割り開くように、彼の爪先が、乳首のなかへと淡くめり込む。微かに、けれどはっきりと、彼の爪先が乳首のなかに挿入っていることを感じて、乳首が燃えるように熱くなった。そのまま爪先をくりくりと動かされて、淡く彼の爪先を咥えこんでいる切込みが、くにゅくにゅと柔らかく形を変える。ほんの少し、彼の爪先が乳首のなかにめり込んでいるだけ。なのに、乳首の奥まで彼の爪に弄られているようで、乳首から乳肉の奥まで熱くて、気持ち好くて堪らない。

  まるで、快楽神経が剥き出しになったみたいだ。彼に弄られて、乳首のなかまで淡く捏ねられている俺の乳首は、鮮やかな赤色に染まって。まるで胸の上に、小さな苺が乗っているようにすら映る。

  大きさも、爆ぜそうに膨らんで、もしかしたら小指の先程にまで大きくなってしまっているかもしれない。その色も大きさも、自分でも今まで見たことのないほどで。…その卑猥さは、自分で見ても恥ずかしくて。…れなのに、ぱんぱんに膨らんでふるふる震える真っ赤な乳首を見るだけで、俺のおなかの奥が、弾むようにきゅんきゅんと疼いて跳ねる。

  「りじっとひゃぁんっ♡ゆるしっ、もぉちくびゆるしてくらしゃいっ♡」

  俺の嬌声混じりの訴えに。リジットさんが眼を細めて、俺の目を覗いた。…その言葉とは裏腹な、俺の期待を見つけるみたいに。もう、両の乳首が心臓になったみたいに、びくん、びくんと大きく脈打って。ゆっくり近づく彼の手に、ぷるぷると震えた。期待に逸って、悦んでいるのか。それとも、これ以上ないくらいの気持ち好さに、怯えて逃げたいのか。自分でもよく分からない。…けれど、俺の身体は震えるばかりで、動かなかった。逃げようとすらしなかった。…きっと、それが答えだ。近づいてくる彼の指に、目が蕩けて、舌が垂れる。

  

  そのまま柔らかく指で挟まれて、きゅうっと強く摘ままれる。一際高い嬌声を上げて、垂らした舌が大きく上反った。くりゅくりゅと、捏ねるようにざらりと硬い肉球で痼りきった乳首を潰されて、転がされる。それだけで、目の前が眩くなって、腸液が奥から締まる。あたたかい腸液を、潮を撒き散らすように漏らしながら、俺の身体は簡単に絶頂へと打ち上げられた。まるで見えない彼のおちんちんを締め付けるように、腸壁が畝るのが止められない。

  乳首を弄っていた彼の手が、俺の乳肉を柔らかく覆う。手のひら全体で、乳肉を鷲掴みにするように捏ねられて、おなかの奥からとろとろに蕩けた。これ以上ないくらいに膨れている乳輪や乳首だけじゃない。俺のおっぱい自体も、彼の手で揉み捏ねされるのが気持ち好くて堪らない。感度が上がりすぎているのか、リジットさんの手の肉球のざらざらも、いつもよりも更に荒く感じてしまって。その肉球で、乳膚を撫ぜられるだけで、息が止まりそうになる。肉球が乳首を擦るときなんて、ぞり、って乳首が肉球に削がれる音すら脳内に響いて、更に乳首がきゅうっと尖った。もう尖り様にないほどに尖って、勃起しているというのに、彼の肉球でぞりぞりと擦り削がれると、俺の乳首はますます鋭敏に剥かれて、真っ赤に膨らむ。母乳で濡れていることも相まって、熟れて食べごろの苺みたいにつやつやだ。

  リジットさんの指が、根元を搾るようにぎゅ、って強く掴んだ。それだけで、まるで噴水みたいな勢いで、乳首全体から母乳が噴き出る。びんびんに勃ち上がって、性感が剥き出しになるほどに真っ赤に腫れ上がった乳首は、母乳が噴き出る感触にすら、気持ち好くて負けてしまう。

  「んん…っ、もぉイく…っイくうっ♡」

  さっきからイきっぱなしだと言うのに、また絶頂に打ち上げられて。乳首ごと乳肉を捏ねられながら、またお漏らしのように腸液を吹く。もう反らしっぱなしの背中は痛いくらいで、でも、おなかが熱くて、お尻が疼いて仕方なくて、腰を高く突きあげる体勢が変えられない。うずうずと疼く腸壁は、疼きを越して痒いくらい。…こっちには、あの膏薬なんて塗ってるはずもないのに、乳首に感じたむず痒さよりも強く、むずむずと疼いて、腸壁が畝る。ごしゅごしゅと、強く擦られる乳首で、頭はとろとろなのに、…早く、その指で、俺のお尻のなかまでごしごしと擦って欲しくて堪らない。それを思うだけで、腸壁からお尻の孔まで力が入ってしまって、腸液で蕩け切ったお尻の孔が、奥まで見えそうに大きく開いて裏返った。ただでさえ腸液が溢れてると言うのに、お尻の穴の縁に溜まってたらしい腸液までとろりと零れて、シーツに熱く糸を引く。…恥ずかしくて心臓がぎゅうって縮こまって、それなのに身体は爆ぜそうに熱い。…ああ、こんなはしたない俺に、リジットさんが気づかないで、…気づいてくれますように。真逆の想いが、俺の頭を占めていく。こんないやらしくて恥ずかしい俺を、リジットさんには気づかれたくないのに、…見つけてほしくて仕方ない。何もされてないお尻の孔を裏返して、密かに、でもはしたなくおちんちんをねだってる俺を。腸壁を蠕動させて、子宮の入り口までほころばせて、リジットさんの子種を待ち望んでいる俺を。…ああ、早く、早く、…見て。こんな恥ずかしくていやらしい俺に、…早く気づいて。

  胸の上までたくし上げられたワンピースを両手で握りしめながら、舌を垂らして息を荒げる。リジットさんの手が、乳首を擦ってはおっぱいを捏ね揉んで、根元から搾ってくれる。…まだ、胸を弄られてるだけなのに、何度絶頂したかも分からない。今だって、さっきからずっとイきっぱなしで、未だに絶頂から降りられていない。高く突きあげた腰の上で、肉付きの良すぎるおなかが震えているのが、蕩ける視界にぼんやりと映った。…このおなかの奥で、俺の子宮は、今も彼のおちんちんを待ち侘びて跳ねている。ぐちゅり、と、腸壁が焦れたように捻じれて、またもとろりと腸液が零れた。びくん、と勝手に腰が跳ねる。

  「あ…りじっとひゃん…りじっとひゃん…っ♡」

  もう、俺の口は、彼の名前を呼ぶことしか出来ない。くりくりと乳首を転がして、根元から乳首を扱く彼の手が、俺の呼びかけに応えてくれるように、不意に止まった。

  「どうした?…下も、弄って欲しいのか?」

  そのまま、低くて甘い声が、意地悪な響きで、俺に囁く。けれど、いつもなら、そんな問いかけと一緒に、尻朶や、とろとろに蕩けたお尻の孔を擽ってくれる筈の彼の指は、今も俺の乳首を摘まんでいて。早く、お尻を可愛がってほしくて堪らない俺は、彼の問いかけに、素直に何度もぶんぶんと大きく頷く。彼に気づいて欲しくて仕方のないお尻の孔が、更に大きく裏返って、その奥で息づく子宮まで空気に晒した。ひんやりと冷たい空気に、俺の子宮が更に煮える。

  もう、俺の顔はぐずぐずに蕩けているだろう。舌まで垂らして、彼に全身でおねだりをする俺に、リジットさんが愉しそうに眼を細めて、満足そうに口角を上げる。その口端から覗く鋭い犬歯に、ぞくぞくと背中が粟立った。彼が獣人でも、吸血鬼でも、…俺が、彼の獲物になりたい。その想いは変わらない。それどころか、その想いは一層強くなるばかりだ。

  「だが、こんなに愛らしく震えている乳首を放ってはおけないな」

  どうしたものか。愉しそうに笑ったまま、リジットさんがそんなことを口にする。…どういう意味だろう?いつもは、俺のお尻を弄りながら、彼の口で、乳首を舐って噛んで、吸ってくれる。お尻の孔から腸壁までを、ぐちゅぐちゅと指で削げ擦ってもらいながら、乳首を歯で噛んで、きつく吸ってもらうと、頭が爆ぜるように真っ白になって、目の前がちかちかって眩んで、気持ち好くって堪らないのに。今だって、それを思うだけで、乳首が嬉しそうに震えて、腸壁がぐしゅぐしゅに蕩けてしまうのに。

  俺が、顔をだらしなく溶けさせながらも、不思議そうな表情をしたのが分かったんだろう。リジットさんが薄く眼を細めて、…そのまま、彼の指がマントを留めていたアンティークチェーンへと伸びる。両側が発条になっていて、小さなレバーを引くと、マントが挟める留め具になっている。その留め具は、先が少しぎざぎざとしていて、滑り止めの役目も果たしていた。

  その留め具を、彼の指が器用に外していく。音もなく、アンティークチェーンがマントから外れて、彼の指に緩く絡む。…彼の行動の意味は、俺にはうまく掴めていないはずなのに。何故だか、俺の目は、彼の動作にくぎ付けになって。心臓が痛いくらいに脈打って、これ以上ないくらいに尖りきって膨らんでいる乳首が、ふるりと震えた。リジットさんが、そんな俺を覗き込んで、薄く笑う。…その奥で、黒く開いた瞳孔が、俺を捕らえた。脈打つ心臓が、とろとろと蕩けていくのが自分で分かる。あぁ、と嬌声のように、息だけで声が漏れる。

  彼の指が、ゆっくりと。けれど躊躇わずに、俺の勃起しきった乳首に伸びた。その指のなかには、…レバーを引かれて口を大きく開いた、発条式の留め具。怖がるように、けれど期待するように、苺のように真っ赤に爆ぜそうな乳首が、ふるふると震えて母乳を滲ませる。

  留め具のぎざぎざの歯が、…俺の爆ぜそうなまでに膨れた乳首に、ゆっくりと沈んだ。彼の指からレバーが離れて、そのまま噛みつくように、俺の乳首を留め具が締め付ける。彼の指にぎゅう、って抓られるよりは弱くて、けれど感じたことのない冷たい感触が、俺の乳の奥まで埋もれていく。

  「~~~っひゃあぁああんっ!」

  堪らずに、仰け反ったままの背中から腰が、更に大きく跳ねた。俺の乳首に噛みつく留め具が、身を振るたびに、更に深く沈む感覚。びくん、びくんと身体を跳ねさせる間にも、リジットさんの指が、もう片方の乳首にも、、同じように留め具を噛ませた。短いアンティークチェーンで、俺の乳首が繋がれる。マントを留めていた時には、緩く撓むほどに余裕のあったチェーンなのに。俺の乳首を繋いでいる今は、まるで余裕のないようにぴいんと張りつめていた。…そのチェーンを、リジットさんが悪戯をするように、軽く引っ張る。そうされると、俺の乳首も噛まれる金具に引っ張られて、きゅうっと強く摘ままれる。

  「やぁあっ♡り、りじっとひゃんっ、チェーンひっぱっちゃいやぁっ♡」

  チェーンを弄られるだけで、俺の乳首は噛み捏ねられているようにきゅうきゅうと引っ張られる。乳首を繋がれている所為で、俺の乳肉もいつもよりも寄せられて、そこにはっきりとした谷間を作った。…もともとふくよか…と言うかデブだった俺の身体のなかでも、胸は一段と肉付きがよかったし。母乳が出るようになって、更に大きくなったとは思ってたけど。…こうやって谷間が出来ると、こんなに自分の胸が大きかったのか、って、密かに自分で驚いた。それは同時に、俺の身体が、…彼の雌になっていることを、如実に表しているようで。真鍮のチェーンで彩られた乳肉が、…堪らなく恥ずかしくも、嬉しくって仕方がない。彼にたくさん捏ね揉んでもらった乳肉が、その膚に残る彼の指跡すら誇らしそうに、一層大きくまろんで膨らむ。

  「なんだ、俺よりもその飾りがよく似合うな。…可愛いぞ、フラフィー」

  留め具に噛まれた俺の乳首をなぞりながら、リジットさんが俺に甘く囁く。上から覆い被さる彼の顔は、やっぱり部屋の淡い明かりで逆光になって。…爛々と煌めく彼の、琥珀色の眼が、部屋に一際鮮やかに映える。

  その眼の奥で、漆黒に。けれど燃えるように輝いて開いたその瞳のなかに、とろとろに蕩けた顔の、俺が映って。そんな俺を捕らえるように、その眼が薄く細められて、口端を舌がなぞる。

  その様子が、また。…彼が、俺をご馳走だと。早く俺を貪りたくて、仕方ないと。そう想ってくれているようで。

  俺も、早く、早く彼に、俺を身体の隅の隅まで貪ってもらいたいと。とろとろに蕩けた顔で、彼を見つめて。ねだるように、舌を垂らしたまま、彼に笑った。

  (ああ、早く、はやく、おれの奥のおくまで、りじっとひゃんのおちんちんで、いっぱい愛して、あじわってくだひゃい♡)

  

  

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