「おしっこのほうも、間に合うといいんですけどねー」
ユウタが生徒の作る騎馬に乗ったまま、ニヤニヤ顔をちらりと見せた。
「なっ、てめっ、何をっ……」
リョウもまた騎馬の上にまたがったままだ。誰かに聞かれてるんじゃないだろうか。
「何でもないですよ。ほら、結果発表ですから静かにしましょ。シーッですよ」
その言葉に、耳元で囁かれるいつもの掛け声が想起されてしまう。
「あ、あう……」
リョウは騎馬の上で、がくがくと脚を震わせた。
何の前触れもなく、瞬く間にに尿意が高まる。
あっという間に、もう我慢出来ないくらいまで迫っていた。
「シーッです、シーッ」
「うっせ、それ……やめろ……」
眉を潜めて唇を噛む。目尻にじわりと涙が浮かぶ。
それでも徐々に下半身の力が抜けていくのを感じる。
それも、担ぎ上げられた騎馬の上で。
「今回の結果は……」
音のガサついたスピーカーから、リョウたちとチームが勝利したことが告げられる。
拍手と歓声が沸き起こる。
快哉を叫ぶ騎馬に揺られながら、リョウの頭の中は自分の下半身でいっぱいだった。
「皆さんのおかげです。そして何より、副将騎馬の作戦勝ちですね」
ユウタはへらへらとした顔で級友たちと勝利を分かち合っている。
「う、あぅ……」
そんななか、情けない表情でリョウは騎馬の上にしがみついていた。
脚は開かれ、股の下には同級生の騎馬がある。
こんなところで、おもらしなんて……
「そして、今回の騎馬個人賞は……3年生の……2年生の……」
年季の入ったスピーカーが、リョウたちの騎馬に賞が与えられたこと伝える。
周囲からわっと声援が上がった。
つられて騎馬の生徒も飛び跳ね、ゆっさゆっさと騎手を揺する。
「あっ……やだっ……」
リョウは震える脚で支えきれず、前の騎馬の肩に手を置いてしまう。
前かがみになって、お尻を突き出したポーズだ。
「流石ですねー」
ユウタが手を叩きながら、ニヤニヤ顔をみせる。
パチパチ……
つられて周囲から拍手が届き、わーわーと歓声が上がる。
騎馬の生徒たちも調子に乗って、さらに騎馬を揺らした。
「あぅっ……」
ショロロ……
歓声に紛れて、恥ずかしい水音がおむつに流れていくのを感じた。
リョウは顔を真っ赤にして、騎馬にしがみついた。
「すげーよ」 「はちまき、何本取った?」 「十本くらいあんじゃん! マジかよ!?」
方方からチームメイトの歓声が聞こえる。
そんな全員に見守られているなか、おむつに包まれたリョウがおちんちんは静かにおしっこを流している。
ショロロ……
「うう……」
恥ずかしさに顔を赤く染め、俯いて騎馬にしがみつく。
上下に揺らされながら、お尻を上げたポーズのまま動けない。下半身に力が入らず、膝ががくがくと揺れる。
歓声の声は遠く、バクバクと心臓の音ばかり近くに聞こえる。
「お、お前ら……揺らすなあ……うう……」
リョウの抗議に、周囲は一層面白がって囃し立てる。
ズルッ……
腕にかけていた足の片方が、揺れたはずみで踏み外してしまった。
「うおっ」
体制を崩し、騎馬の上にお尻から落ちる。
ベショッ
足に力が入りきらず、騎馬にお尻を預けてしまった。
下に立つ生徒の両腕で、おむつの股間を押し上げられてしまう。
「あぁっ……」
柔らかなおむつ越しに、硬い筋肉の張った両腕の上に乗っかった感触が伝わる。
太ももに、運動して火照った肌がひたりとくっつく。
思わず腰を引くが、ゆさゆさと揺られる騎馬の上で、力の入らない下半身では思うように行かない。
まるで股を割く昔の拷問器具のように、股間だけでぐいぐいと持ち上げられる。
「あ……あ……」
腕にしがみつくように、足をがくがくを震えさせる。
生徒はまた面白がって騎馬を揺らし、リョウの股間にはおむつがくしゅくしゅと押し付けられる。
柔らかな感触が何度も股間を包み込む。
ショロ……
「んっ!」
一瞬で、リョウ顔が真っ赤に染まった。
お漏らしはまだ出し切っていなかったらしい。同級生の腕の上で、リョウはおむつにおもらしをしてしまった。
揺らされるまま視界がチカチカと揺らぎ、じわりと涙が滲む。
グシュ……グシュ……
股を割くように押し上げられた股間部に、温かい感触が広がっていく。
「選手……退場です」
ノイズ混じりのスピーカーが、競技の終わりを告げる。
各々が騎馬を解き、ゾロゾロとグラウンドを去る。中には騎馬のまま、観客に手をふる者も居る。
「やめっ……降ろせぇ……」
力なく騎馬にしがみついたまま、リョウはグラウンドを横断させられた。
個人賞を取ったせいで、観客席から歓声が湧く。
それに応えるように、リョウの騎馬はまたゆさゆさと騎手を揺らした。
股間がぐいぐいと押し上げられる。
「くそっ……」
落とされまいと涙目になって騎馬にしがみつく。
グシッ……グシッ……
騎馬の腕に股を押し上げられ、濡れたおむつの感触が伝わる。
股間が押しつけられ、思わず腰が引けてしまう。
「やっ……やめっ……」
それを面白がった生徒たちが、さらに騎馬が揺らしてくる。
ザッザッザッ……
衆目に晒されながら、騎馬は歩みを進める。
リョウの股間が下の騎馬たちの腕に食い込んでいるが、悪ふざけの一つのようにクスクスと少し笑われた。
「ふぐぅ……」
リョウおむつはぐっしょりと垂れ下がり、同級生の腕に不自然なほどずっしりと食い込んでいる。
チョロロ……
そこに留まることなく、おもらしが注がれていた。
お尻を持ち上げようにも、足を踏み外したままの騎馬の上では、しがみつく事が精一杯だ。
まるで同級生の腕に、おもらしさせられているみたいだ。
グシュ……グシュ……
動くと濡れたおむつの音がする。
「お前らぁ……」
力なく緩んだ顔で抗議するが、このらんちき騒ぎでは誰も気に留めない。
食い込んだ腕で、何度か股の間を打ち付けられ、少し痛い。
くそっ……
体操服を引っ張り、膨らんだ股間を隠そうとするが、まるで力が入らない。
それどころか興が乗ったのか、揺らされる腕が更に股間に食い込んでくる。
「うぅ……や、やだっ……」
ショロ……
おむつの中の恥ずかしい水音は、次第に弱まりやっと止まった。
ゆっさゆっさ……
また大きく揺さぶるように、騎馬が飛び跳ねる。
「あっ……あふっ……」
グシュ……グシュ……
筋肉質な硬い腕に押し上げられ、濡れたおむつの感触が、お尻に伝わる。
恥ずかしさで頭が真っ白になる。
ものの数分程度の退場行進だったが、リョウには何時間にも感じられた。
グラウンド脇に下がると、リョウはやっと騎馬から開放された。
はーはーと肩で息をしながら、脚が、がくがく言っている。
「おい」と騎馬役の生徒に話しかけられると、反射的にビクッと身構えてしまった。
チョロ……
同時に少し漏らした。
「お前、ズボンまで汗だく。早く帰ってシャワーしてーよなー」
体育会系らしい爽やか笑顔で言われると、一瞬、目をぱちくりさせたあと、安堵の息が漏れた。
「そ、そうだな」
リョウの曖昧な返事に笑って応えると、彼はクラスメイトの輪に入って行った。
ユウタはその一部始終をニヤニヤ顔で見守りながら、背中でひっそりといつものスマホを操作していた。