十月⑩_着替えは玄関の外で

  カチャリ……

  やっとのことで、玄関前までたどり着いた。

  ユウタが鍵穴に鍵を差し込んで回す

  カコン

  目の前で家のドアが開かれ、リュウはほっと胸をなでおろす。

  グシュ……

  ふっくらとふくらんだ下半身が、いつもよりも重たく感じる。

  「濡れちゃいますから、ここで脱いでくださいねー」

  そういって、ユウタはリョウの体操服に手をかける。

  「ええっ、こ、ここ、まだ外」

  「だからですよー。濡れちゃってもホースで流せますからねー」

  「うう……」

  「リョウ君のおむつが、全然濡れてないなら問題ないんですけどねー」

  グシュウウ……

  体操服の上からおむつを揉まれる。

  ポタッ……ポタッ……

  限界寸前まで膨らんだおむつから、数滴のおしっこが太ももを垂れる

  「……ん」

  「ほーら、これじゃあ玄関汚れちゃいますねー」

  「うう……」

  リュウは顔を真っ赤にしてうつむく。

  いつもの数倍くらい膨らんだ下半身を、ユウタにポンポンと叩かれる。

  「ほら、ばんざーいー」

  ユウタはすでに有無を言わせぬ様子で、リョウの服に手をかける。

  「くそ……」

  悪態をつきつつも、裾を引っ張る手を渋々と持ち上げた。

  「はい、良い子、良い子」

  「ん……うわっぷ」

  頭から勢いよく体操服が取り払われる。

  「はい、たっちしてー」

  ズルリ……

  ハーフパンツを引っ張り下ろされると、大きく膨らんだおむつが視界に映る。

  秋は始まりつつある小風が、ふとももをひんやりと撫でる。

  「うあ……」

  「あーあ、たぷたぷですねー」

  ニヤケ顔のユウタにおむつを揉まれる。

  グシュグシュ……

  「うう……」

  リョウは顔を真赤にしてうつむいた。

  「あんよ上げてくださいねー、ハイ左からー」

  「う……ん……」

  それからユウタの言われるがままに、ズボンも靴と取り払われ、びしょ濡れのおむつ一丁の姿のまま、玄関前で立たされた。

  街路からすこし覗き込めば、簡単に見られてしまう場所だ。

  「このままじゃ、玄関が濡れちゃいますので、ちょっと待っててくださいねー」

  「あうぅ……」

  ユウタが廊下の奥に消えていく。

  リョウは、そのままがに股姿で立ち尽くしていた。

  ポタ……ポタ……

  限界までおしっこを吸ったおむつが、股間の間でずっしりと垂れ下がっている。

  丸出しの太腿はひんやりと冷たく、少しずつ垂れ落ちてきた液体で、足元には小さな水溜りが出来ていた。

  あまりの情けなさに、涙が落ちそうになる。

  「くっそ……なんで……」

  身もだえすると、お尻からグシュグシュと濡れそぼった音が聞こえる。

  おむつはもうパンパンに膨れ上がり、これ以上はあふれてしまいそうだ。お尻を左右に振ると、おむつの中で水が揺れているのを感じる。

  何かで隠せないかと考えるが、今はおむつ以外はすっぽんぽんだ。

  リョウは眉をひそめて、肩を丸めて、ただ立ち尽くすしかなかった。

  誰も来ないでくれと祈りながら、いつも以上におむつが重たく感じる。

  ブルルッ

  まだ秋が始まったばかりとはいえ、少し冷える。思わず身体が震えてしまった。

  グシュ……ポタポタ……

  身をよじった反動で、おむつの裾からおしっこがあふれてきた。すでに限界を迎えていて、少しの身動きでさえ漏れてしまっているらしい。

  「くっそ……」

  リョウは給水部がつぶれないように、いつもより大きくがに股を開く。

  開いた股間の間で、おむつがずっしりと真下に引っ張られる。

  足の裏にきれいに舗装された小道と、小さな砂利の感触がする。

  夕暮れの空は、いつもより心細さを感じさせた。

  ……バタン

  「さ、拭いてあげますからねー」

  玄関のドアが開けられ、パタパタとタオル片手にユウタが戻ってくる。

  「お、おう」

  リョウの足先から、太もも、おしりの付け根にかけて、きれいに拭き清められていく。

  家の外に出されたままなのに、リョウの頭は真っ白で、何も言い返せず素直に従ってしまう。

  「じゃあ、おうちの中に入る前に、もう一回しーしーないか確かめましょうか」

  「うあ……」

  「ほら、しーしーは大丈夫? しーしー」

  「ふぐぅ……」

  ポタ……ポタ……

  言葉に促されるように、股間のおむつが更に重く、暖かくなっていく。

  あふれた数滴が、またおむつから垂れてしまった。

  「あーあ、またふきなおしですねー」

  「うう……う……」

  おしっこの我慢が全然効かなくなっている。

  リョウは唇を噛んだ。

  「お風呂の前に、一度おトイレにもよっておきましょうか」

  「……うん」

  顔を真赤にさせながら、ユウタの言う事に付き合うしかなかった。

  「じゃ、おむつはずしてあげますからねー」

  「ん……」

  ベリベリッ……ドシャッ

  重たい音を立てて、濡れそぼったおむつが玄関に落ちた。

  ぷるる……

  小さな股間が寒さに震える。

  「うーん、いっぱいしちゃいましたねー」

  「や、やだあ……」

  玄関前でついにすっぽんぽんにされてしまった。

  リョウは両手をへその前でぎゅっと握り、縮こまってしまう。

  「拭いてあげますから、たっちしてー」

  「うあう……」

  ユウタに促され、両手を体の横につける。

  がに股で気を付けのポーズだ。

  「動かないでねー」

  「うう……」

  すっぽんぽんの体に乾いたタオルがかけられる。

  ユウタの手つきは、いつにもまして優しい。

  ゴシゴシ……

  へそから股間にかけて、丁寧に吹き清められた。

  「ふふっ」

  「なんだよ……」

  「いやいや、なんでもないですよー」

  そう言って、タオルを添わせながらおちんちんをくにくにと握る。リョウの顔は真赤になっていた。

  「あう……」

  ユウタはニヤニヤ顔でこちらを見つめている。

  リョウは顔を真赤にしてうつむくことしかできなかった。

  ぴくん……

  ユウタの手を離れたおちんちんは、あっという間に屹立してぴんと立ち上がってしまった。

  それを指でつまままれて、ピンと弾かれる。

  パチン

  お腹にあたって、跳ね返る。

  「あんっ……」

  思わず声が出てしまった。

  「赤ちゃんちんちんなのに、元気だけは一人前ですねー」

  「うっ……うっせぇ……」

  ユウタはニヤニヤ顔で前部を拭き上げた。

  「はい、後ろ向いて」

  「うえっ……」

  玄関先とは言え、振り向いてしまうと道路に体を向けることになる。

  それもすっぽんぽんのまま、おちんちんをぴくぴくと勃起させた姿を。

  「ほら、早く」

  ぺんぺんとお尻を軽く叩かれる。

  リョウは恥ずかしさで頭がいっぱいになりながら、ゆっくりと体を反転させた。

  「うう……」

  がに股で、両手を横につけながら道路に向き直る。

  ピンと飛び出た小さなおちんちんが、外から丸見えになってしまう。

  心臓がバクバクと揺れているのが分かる。

  「はーい、良い子、良い子」

  「うあ……」

  お尻に乾いたタオルの感触が伝わる。

  時折強く拭かれ、ピンっと起ったおちんちんがぷるぷると揺れる。

  リョウは顔を真赤にしながら、うつむくしかなかった。

  西日に照らされた、素っ裸の自分が視界に入る。

  ぴくぴく……

  自分の情けない恰好に、屹立した股間が一層みじめに見える。