【リクエスト】『続ヒーロー敗北!ハイグレに侵略される望島学園!』

  「クッ、なんてディザイアだ……!」

  「うじゃうじゃ湧いて来やがる! これじゃキリがねぇぞ!」

  「かと言って一般人に手は出せないぞ……」

  「ともかくヴィランを探すぞ! 最悪そいつさえ殺っちまえば……!」

  「ブレイズ!」

  「なっ! うああああ!」

  『現在ハイグレ魔王を名乗るヴィランの侵攻が激しくなっており、首都では警戒を強め、このようなハイレグ姿をした人には厳重に警戒をするよう、ヒーロー協会は呼び掛けております』

  「はぁー、こんな変態ヴィランがいるんだなぁ」

  朝のニュースを見ていて、思わずそんな言葉が出てしまった。このような、で映されたのは、女児スク水みたいな、けど前の切れ込みが凄まじく深くて、成人男性なら陰毛がはみ出るであろうものだ。こんなの地上波で流せるんだなぁ。

  僕の名前は[[rb:白田>しろた]][[rb:詩成>しいな]]。全身綺麗な白毛にエメラルドグリーンの瞳の猫獣人だ。身長151㎝で童顔の、残念ながら愛され猫獣人の中でもなかなか可愛い方だという自負がある。男らしくなりたいかと言われれば、それは別の話だけどね。

  「このニュース形式だと、かなり大事になっていそうだな」

  そうニュースを分析するのは、ルームメイトであり恋人である、[[rb:赤竜>せきりゅう]][[rb:流火>るか]]だ。赤い鱗に覆われていて角を持つ竜人で、背が高くガタイが良い。種族とガタイで威圧感はあるけど、それを差し引いてもカッコいい部類に入るんじゃないかな。服装のセンスはヤバいけど。

  「まぁ、ここには来れないでしょ。首都にまで来てるなら、ヒーローがなんとかするだろうし」

  「そうだな」

  僕達は色々あって首都沖にある元無人島にある、[[rb:望島>のぞみじま]]学園という、ディザイア能力者だけが通う学校に通っている。橋なんてあるわけもなく、船もそう来るわけじゃない。それに、この学園自体監獄の意味合いもあって場所を秘匿されているから、ピンポイントで来るはずもないしね。

  朝の支度を済ませて、僕達は珍しく余裕を持って教室へと向かった。

  「おっ、おはよう二人共!」

  朝一番、教室で最初に挨拶をしてきてくれたのは、いつも通り[[rb:神尾>かみお]][[rb:皇騎>こうき]]君だ。一見すると白毛の狼獣人という風貌なのだが、服で隠しているがその身体は鈍色で如何にもなサイボーグボディになっている。そんな非日常な存在だが、これでも言動自体は割と常識人寄りだったりする。

  「おはようございます、白田君、赤竜君」

  そのすぐ後に来たのは、[[rb:城島>きじま]][[rb:火綿>ひわた]]君。キジトラの猫獣人で、中肉中背という言葉がよく合う体格をしている。言動も常識人であるけど、容姿も性格も彼の仮面の一つでしかない。ドッペル・ゲンガーというコードネームを持っており、そのディザイアであらゆる人に変身できるのだ。

  「おはようございます!」

  勢いのいい挨拶をしてきたのは[[rb:澤岻>たくし]][[rb:弘道>ぐどう]]君。黒と茶毛のダックスフントの犬獣人で、背はそんなに高くないけど元野球部で意外と筋肉は付いている。そこまではいいけど、割と拗らせたマゾで、流火は編入早々言い寄られていたっけ。

  「おはよう、詩成」

  「おはよう、流火」

  この紺色の毛の猪獣人二人は、双子の兄弟ということになってるクローン体で、[[rb:猪井>いのい]][[rb:流星>りゅうせい]]君と[[rb:飛星>ひせい]]君だ。生まれが生まれなのもあって感情や常識に乏しい面があるものの、素直で少しは自我が芽生えつつある。未だに見分けは二人が着ている『流』『飛』とデカデカと書かれたシャツだよりだけどね。

  「おはよう」

  「……っす」

  ちゃんと挨拶したのは、明るい青の羽の燕鳥人の、[[rb:飛燕>ひえん]][[rb:風唄>ふうた]]君。翼が小さくディザイアが無ければ飛べない子だけど、今はその力をしっかり受け止め再び空を自由に飛べるようになっている。

  しなかった方は、灰毛に黒斑、鬣を金髪に染めているハイエナ獣人の[[rb:灰枝>はいえだ]][[rb:源気>げんき]]君。制服がないからって気合の入った革ジャンを着てるような不良ぶってる子ではあるけど、この教室では常識人だ。色々あって擦れてはいるものの、最近少し態度が丸くなって来ている。

  キーンコーンカーンコーン

  全員が教室に集まったけど、先生がまだ来ない。あれ、一限は社会科だよね。あの先生が遅れてくるなんてことあるのかな。

  「澤岻君、何か聞いてる?」

  「いや、聞いてないッスよ。珍しい、というか初めてッスね、連絡もなく遅れるの」

  大体連絡なんかは澤岻君が受けていることが多いから聞いてみたけど、知らないようだ。そこまで律儀だっけと思ったけど、あの人に限れば時間は確実に厳守するか。だとしたら一体何が?

  「?」

  「流火?」

  「外が騒がしいような……」

  言われて耳を澄ませてみる。確かに、授業中とは思えないような声が聞こえる気がするなぁ……これ、大丈夫なの?

  「窓を開けてみましょうか」

  言いながら城島君が教室の窓を開ける。すると今度はハッキリ、悲鳴のような声が聞こえて来た。やっぱり、何かが起こっている。まさか、また【リベルタ】みたいなのが!?

  ……レ……

  「一体何が……」

  ---[newpage]

  ガラッ

  「皆さん、まだ無事ですか?」

  そう言いながら教室のドアを開けて入って来たのは、僕達が待っていた先生、白に黒のハチワレのボーダーコリーの犬獣人、[[rb:戌八>いぬや]][[rb:寅卯>とらう]]先生だ。丁寧口調で物腰柔らかい印象ながら、その実押しつけがましいマゾヒストだったりする。

  「先生、一体何が起こってるんですか?」

  「ええ、実は、ヴィラン、が襲撃して来まして」

  「先生……?」

  あれ、何かおかしい。いつもならもっとハキハキ喋るのに、何か、嫌な既視感があるような……!

  「みんな伏せて!」

  戌八先生が何かを取り出そうとしたのを見て、僕は反射的にそう声を掛けて机の下に隠れる。皆反射的に伏せたみたいだけど……。

  「「わー」」

  流星君と飛星君の、気の抜けたような声が上がる。そちらを見れば二人の身体がビカビカと目に悪い光に包まれていた。

  「「ハイグレ、ハイグレ」」

  そして、光が消えたかと思えば、二人の服はあのダサTではなく、流星君が原色の青の、飛星君が緑色の、ハイレグ水着を着せられていた。太ましい体のボディラインが強調されて、しかしそのお腹よりも更に目立つのは、モッコリした股間に勃起したチンチンが浮き彫りになっていることだ。

  それだけでも異常だけど、ガニ股になって切れ込みのラインに両手を添えるように当てて引き、また戻すという動作を繰り返し続けているということだ。ハイグレという言葉に合わせてその動作をしているみたいだ。

  これって、まさか今朝のニュースの……。

  「先生、これは一体……」

  「飛燕君、あれはもう……」

  「ふふふっ、隠しても仕方ありませんね。こんなキツ苦しいもの、さっさと脱いでしまいたかったので丁度いいです」

  どうやって脱いだのか、バッとスーツが脱げたかと思えば、その下には黒光りするハーネス……ではなく、赤いハイレグ水着を着ていたのだ。あまりにもピッチリしたハイレグ水着が、意外と鍛えられた筋肉と、いきり立つチンポを浮かび上がらせている。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! さぁ、皆さんもハイグレ獣人になって、ハイグレ魔王様に永遠の忠誠を誓いましょう!」

  猪井君達と同じようにガニ股で同じ動きをしながら、スレイブ・ハーネスと同等かそれより更に酷い事を言い放つ。その手には今時フィクションでもなかなか見ない、玩具の光線銃のようなものを持っていて、そんなものだけどあれから光弾が放たれていたのを確かに見ている。

  「「ハイグレ、ハイグレ、僕達はハイグレ獣人になりました。これからはハイグレ魔王様に忠誠を誓い、ハイグレを捧げ続けます」」

  二人の口から、全く同じ言葉が放たれる。抑揚はほとんどないものの、何処か息が荒く色のある声に聞こえた。見ればハイレグ水着の股間部分が染みになっている。まさか、あんなポーズ繰り返しただけで射精したの?

  「とにかくあの銃を奪うか気絶させないと!」

  どうにかやるしかない。とはいえあれに当たったら一発アウトとなると、すぐ手を打たなくてはならないけど、回避策防御策も考えなくては。ロープかナイフか、とにかく物を出して……。

  「ぐあああ!」

  すぐに飛び掛かろうとした灰枝君が、意外と正確に放たれたピンク色の光弾に当たってしまい、ビガビガの光に一瞬包まれて、光が収まると共に可愛らしいピンク色のハイレグ水着に身を包んでいた。ガチムチでもムキムキでもない、程々に鍛えた身体が浮かび上がり、股間は勃起してないのもあって丸くモッコリしている。

  「灰枝君!」

  「ハ、ハイッ、見、見るなっ! ハイグッ……!」

  灰枝君は顔を真っ赤にしながらも洗脳に抵抗しているのだろう、あの変態ポーズもぎこちないし、言葉も話せている。そうか、灰枝君には再生能力があるから、あの変態洗脳にも抵抗出来ているんだろうか。しかし直後は丸くモッコリしていた股間が、既にチンポがいきり立ち、下腹部でその存在を主張している。

  「ほらよっと!」

  神尾君がワイヤーを放って、戌八先生の両足を束ねて拘束する。転んでそのまま銃を落として、一旦脅威は抑えられた、のかな?

  「ああ、私のハイグレ銃が!」

  「おっと」

  意地でも這って取に行こうとするのを、神尾君がワイヤーを引っ張って行かせないようにする。それを見てから僕は銃を回収しておいた。こんな銃が本当に……?

  「ハイッグッ……レェ!」

  抵抗していた灰枝君だったけど、あのポーズを取りながら天井を向いて、勃起したチンポの先に大きな染みを作ってしまう。

  「灰枝君……?」

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 灰枝源気、ハイグレ獣人への転向完了しました! これからはハイグレをキメ続け、ハイグレ魔王様にハイグレザーメンを捧げることを誓います!」

  飛燕君が心配そうに声を掛けたが、既に灰枝君の洗脳は終わっていた。さっきまでとは打って変わってガニ股でキレッキレのポーズを繰り返しながら、真顔でそう宣言する灰枝君。再生能力のある灰枝君ですらこれは、かなりまずい。

  「そ、そんな……」

  「今は状況を確認しましょう。それが原因だとして、外の騒ぎが先生だけの手で起こったものとは……」

  言いながら教室を出ようとしていた城島君がドアに手を掛ける前に、勢いよくドアが開けられる。

  「なっ、何者うわあああ!」

  「どうしたんすうわあああ!」

  ドアの前にいた城島君と、後ろのドアに近かった澤岻君が、いきなりビカビカの光に包まれる。ドアの向こうに、誰かいる。

  「ハイグレ、ハイグレ、くぅ、こんな、もの、で……」

  「ハイグレッ! ハイグレッ! やばいッス、こんなの、抗えないッス!」

  すぐに城島君は紫の、澤岻君は黄色のハイレグ姿にされてしまう。城島君は表情を歪めて抵抗していたけど、澤岻君はすぐにキレのいい動きであのポーズを繰り返して、あっという間にアヘ顔を晒して射精してしまった。ただですら洗脳耐性無さそうだから、これは予想出来ることだ。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレ獣人にしていただきありがとうございます! この澤岻弘道、これからはハイグレ魔王様に永久に忠誠を誓い、ハイグレのために全てを捧げます!」

  「よしよし、殊勝な心掛けだぜ」

  「え、嘘でしょ……!」

  教室の前後の扉から入って来た人物。それがまさかの存在で思わず声が出てしまった。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 悦べお前達! ハイグレヒーロー、ハイグレ・ブレイズ様が、お前達をハイグレ獣人にしにきてやったぜ!」

  オレンジ色の鬣の、ガタイのいい巨悪面の獅子獣人のおっさんが、赤いハイレグ水着から陰毛をはみ出させて、バキバキに勃起したチンポを浮かび上がらせて、ガニ股であのポーズをしながらそんなことを言って来る。見間違えようがない、ダーク・ブレイズだ。まさかヒーローが既に堕ちてたなんて。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレヒーロー、ハイグレ・ガンズ参上! お前達を立派なハイグレ兵にしてやろう!」

  そして後ろの扉から入って来たのは、白いハイレグ水着を着た、青黒い羽に覆われた長身の鷲鳥人、インフィニティ・ガンズだ。他のみんなよりも股間の食い込みがエグいことになっていて、スリットに入ってるんじゃないかって状態になっている。それでもチンポはスリットから飛び出て勃起しているのが見えるし、ここまでで致してるのか、例に漏れずチンポの周りが染みになっている。

  「よりにもよってこの二人が……!」

  「おいお前ら、窓から逃げろ!」

  「神尾君!?」

  「あのよく分かんない洗脳、トリガーが射精なら俺には効かないはずだ。俺が盾になるから飛んで逃げちまえ!」

  確かにさっきからみんな射精した後に動きのキレが良くなって、忠誠の言葉を放っている。ディザイアに何処まで通用するか分からないけど、神尾君の身体もディザイアの産物だ。それなら目があるかも知れない。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 城島火綿、ハイグレ獣人に転向完了しました! この身も心もザーメンもハイグレも、全てハイグレ魔王様に捧げると誓います!」

  城島君も洗脳が完了して、キレよくガニ股でハイグレポーズを繰り返し始める。ヒーローも洗脳されているとなれば、このままでは事態が悪化する一方だ。元凶を見付けるか、増援を求めるしかない。

  「ごめん、神尾君!」

  僕は煙玉を取り出してすぐ投げて、教室中に煙を充満させる。僕と流火、飛燕君なら飛行出来るから、逃げるのに向いてるし、神尾君の賭けもチャンスがゼロというわけではない。どの道みんなを元に戻すことを目標にするなら、これは仕方ないと割り切らないと、あの二人相手じゃすぐ制圧されてしまう。

  「ケホッ、クソが!」

  「行かせるか!」

  争いの声を後ろに、僕達は窓から飛び出して、煙舞う教室から脱出する。

  ---[newpage]

  「ちっ、ガンズ、人数分置いてあいつらを追え!」

  「了解だ」

  なんとかワイヤーショットでブレイズの足を止めはしたけど、まだ手が自由だし、この人が本気でディザイアを使えば、こんなの足止めにならない。

  「まぁいい。そんなにお望みなら、まずはテメェからハイグレ獣人にしてやるよ!」

  「よっと、そう簡単に当てられるかよ!」

  玩具の光線銃にしか見えないそれを向けられて、俺はブーストで一気に加速して光弾を回避する。発射を見てから避けられるほどの高速移動は難しいが、高性能カメラアイのおかげで動作が見えているならなんとかなるな。

  「ちっ、時間稼ぎに付き合ってやる義理はねぇな!」

  ゴウッと炎が急激に燃え上がる、それこそブーストでもしたのかというような音がしたかと思えば、ブレイズが俺の目の前まで迫っていた。やばい、早すぎるだろ!

  「さっさとハイグレになりな!」

  「うわあああ!」

  そのまま殴り掛からん勢いでハイグレ光線銃を身体に押し付けられて、ハイグレ銃を放たれる。

  目の前をチカチカ蛍光色の光が点滅する。それと共に、物凄まじい数のエラーログが流れていく。メカボディに異常が生じた場合に発生するエラーが、全身から出ているのだ。

  「ハイグレ、ハイグレ……」

  俺の身体を、他のみんなと同じように水色の変態水着が覆っている。だけど、俺の身体は鈍色の機械の身体だ。それに、皆と違い勃起する男性器も存在していない。なのに、ガニ股になってあのみょうちくりんな動きをさせられている。

  「ハイグッ、クソッ、制御、マニュアルモード……!」

  【エラー:権限がありません】

  「なっ……!」

  メカアイ越しに映る画面に、有り得ないエラーが出る。この身体の制御全ての権限がなくなっているだと!?

  【疑似陰茎を生成しろ】

  「なっ、やむハイグレッ! ハイグレッ!」

  マイクの制御も完全に奪われ、俺の口から俺の言葉ではない言葉が発声される。

  けど、ディザイアはさすがに俺の意志無しに、機械制御されるはずが……。

  【ハイグレ因子を脳に注入します】

  なんだその意味わからない命令! って脳に!? いやでもそんなこと……。

  「ハイグンホォ!」

  突然頭が真っ白になって、凄まじい快感と一緒にハイグレ水着でハイグレポーズをキメる男の集団の映像が現れる。誰も彼もチンポを立ててハイグレザーメンをハイグレの中にぶちまけて、気持ちよさそうにしている。クソッ、どうして俺にはチンポが……。

  股間の周りで、パーツに変化が訪れる。既に失われて久しい男性器の感覚が、完全に再現されて形成されていた。サイボーグには不要なパーツのそれが起立し、ハイグレに浮かび上がっている。

  ダメだ、ここから何か出した瞬間、俺が俺でなくなってしまう。

  【ハイグレ射精、開始】

  しかし、既に俺の身体は、俺の頭は俺の意志など関係なく無慈悲にハイグレ獣人としての命令を遂行する。

  「ハイグレェ!」

  何の液か分からない、ロボザーメンがロボチンポからハイグレの中に放たれる。

  【ハイグレ転向完了】

  【ハイグレ魔王様に忠誠】

  全ての映像が途切れ、黄色と青の仮面が目の前に現れ、俺に命令を下した。

  「……ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレサイボーグ獣人、神尾皇騎、ハイグレ転向完了しました! 例え機械の身体であろうとも、ハイグレは至高! これからはハイグレサイボーグとしてこのハイグレメカチンポをいきり立たせ、ハイグレ魔王様に忠誠を誓います!」

  「ハイグレッ! よし、さすが魔王様のハイグレ銃だ。サイボーグにも効くとはな」

  「ハイグレッ! ハイグレッ!」

  気持ちいい。今までずっと諦めていた快楽が、こんなにも素晴らしいなんて。機械の身体でも堪能できるハイグレのなんと素晴らしいことか。もはや人ですらないものさえ受け入れてくれるその懐の広さ、この望島学園にこそ求められるものだ。早く皆ハイグレ獣人になって、幸福になって欲しい。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  猪井達も、灰枝も、城島も澤岻も、そして俺も、皆一心不乱にハイグレをしている。クローンだって常識人だって少し変わってたって、そしてサイボーグだって、ハイグレは平等だ。そのハイグレの原点、ハイグレ魔王様は、なんて素晴らしい方なんだ。

  「よしよし、お前ら、他の奴らもハイグレ獣人にしてくるんだ」

  『ハイグレッ! 全てはハイグレ魔王様のために!』

  ハイグレ・ガンズの残したハイグレ銃をそれぞれ手にして、ビシッとハイグレをキメてから、俺達は愚かにも逃げ惑う獣人達を探して外に出た。

  ---[newpage]

  「けど、逃げるって言っても何処に!」

  「この島に逃げ場はない。外に出ることも出来なくはないだろうが……」

  「それくらいだったら、校長室に行って、テレポーターを使うんだ。多分、あの二人もそれでここに来たはずだから」

  「でもそれじゃあその先も……」

  「大丈夫、ライジング・ホープの私室のコードだけは知ってるから」

  外に逃げ出してすぐに、俺達は飛びながら作戦会議をしていた。詩成の提案なら確かに増援を求められるだろう。俺が二人を連れ出せばこの場はなんとかなるかも知れないが、海の上で遭難なんて洒落にならないから、今は、それしかない。

  学校は既にハイグレ獣人に侵略されていた。あの銃がたくさんあるのか、ハイレグ姿にされた生徒が銃を打って洗脳する姿が見て取れる。武器と結果が違うだけで、これでは虐殺だ。

  「逃がさん」

  「まずい、ガンズだ!」

  飛行中のこちらに光弾の乱打が飛んでくる。防げればいいが、そうもいかない弾なのが厄介過ぎるだろう!

  「しまっ、うわあああ!」

  「飛燕君!」

  乱射された光弾の一つに飛燕が直撃してしまい、飛燕は飛んだまま服が赤いハイレグ水着へと変わってしまう。そちらを見ている余裕もないが、何か他の皆と違うような……。

  「ハイグレェ……やっ、なんで、スリットにぃ、ハイグッ、ひぃ!」

  空中で飛行しながらも、ガニ股であの動きをしている飛燕から、既に嬌声が聞こえてくる。身体の向きがこちらに変わり見えたのは、飛燕のスリットにハイレグ水着が食い込んでしまっているところだ。

  「ハイグレェ! ハイグレッ! ハイグレッ!」

  もはやハイグレポーズの何かなど関係なくスリットでイッてしまったのだろう飛燕は、スリットから飛び出したチンポから射精し、空中にいながらも機敏な動きのポーズを繰り返し始めた。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 飛燕風唄、ハイグレ鳥人に転向完了しました! このスリットハイグレチンポでハイグレザーメンを捧げて、ハイグレ魔王様に忠誠を誓います!」

  その忠誠の言葉を聞いて満足気に頷くと、再びガンズの標的がこちらに移る。

  相手はあんな変態姿でもガンズだ。そう簡単に逃げ切れない。最悪、転送コードを知っている詩成だけでも辿り着けば、この最悪な状況もなんとかなる可能性がある。なら、俺がするべきは……。

  「詩成、今から俺が竜化する。確実に被弾するだろうが、もしかしたらあの姿にならない可能性もある」

  「……分かった。ごめん、流火、絶対に助けるから!」

  俺の後ろにいた詩成に声を掛け、詩成は一瞬迷いこそしたものの、すぐに校長室のある中央棟の入り口へと降りていく。

  「逃がすか」

  「そうは行くか! うおおおお!」

  下に降りる詩成に向けてガンズが狙いを定めようとしたのに割り込んで、俺はディザイアの力を解放して、巨大なドラゴンの姿へと変化する。普段使うような5m大じゃない、最大限力を使って、15mはあろう巨大な竜だ。

  「チッ、邪魔だ!」

  「そんなもので……うわあああ!」

  今の俺からすれば、小さな光弾。しかし、それに触れた瞬間、俺の視界は極彩色の反転に覆われ、凶悪な刺激に襲われることになった。

  「ハイ、グレ、ハイ、グレ……」

  あり得ない。頭から足先までで15mのドラゴンだぞ? なのにその身体にしっかりと、ピッチリとした白いハイグレ水着が着せられている。しかも、飛燕と同じように、スリットに食い込んでいて、中のチンポをダイレクトに刺激しているのだ。

  「ハイ……グレ……」

  竜である俺が、あんな無様なポーズを取らされている。ぶるぶる震えてなんとか抵抗を示してはいるが、動作自体を止めることが出来ない。だが、ガンズは目の前にいる。なら、時間は、稼げ……。

  「一発で足りないならば、もっと打てばいいだけのこと」

  「ハッ……なっ……!」

  ガンズの銃から、更に光弾が飛んでくる。

  ハイグレッ! ハイグレッ!

  不意に、目の前にハイグレポーズを取る男の集団が目に入る。その中にはクラスメイトの皆も……。だが、俺はドラゴンだ。最強の種族だ。皆は仲間だが、俺には最強種族としての、矜持がある。

  そう思っていたら、目の前にいる男達の姿が、様々な種類のドラゴンの姿へと変わる。そのいずれも自らの身体とは対比になるような色鮮やかなハイグレを着て、スリットにハイグレを食い込ませながらアヘ顔を晒してハイグレをしている。

  ハイグレッ! ハイグレッ!

  凄まじい勢いでドラゴンザーメンを放ち、ハイグレですら受け止めきれずに貫通してハイグレザーメンを辺りに撒き散らして、それが俺にぶっ掛けられる。

  その瞬間、俺のドラゴンへの矜持はハイグレに塗り潰された。最強種族ですらハイグレに屈し、ハイグレ射精してしまう。ハイグレは絶対。ただの竜がハイグレ魔王様に敵うはずなどない。

  「ハイッグレェ!」

  勢いよく手を引き、その瞬間にスリットチンポから盛大にハイグレザーメンを吐き出し、ハイグレを貫通してザーメンが溢れ噴き出す。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 赤竜流火、ハイグレドラゴンへ転向完了しました! 最強種族だとかイキッていましたが、所詮ハイグレの前にはドラゴンもデカいだけのチンポトカゲに過ぎませんでした! これからは心を入れ替え、至高の存在、ハイグレ魔王様に忠誠を誓いお仕えします!」

  ハイグレが止まらない。認めてしまえばこの快楽に抗うことなど出来はなしない。スリットに食い込み無様な姿を晒すことさえ、ハイグレへの屈伏を示すことが出来て恥ずかしさも気持ち良さに変わる。

  「ハイグレッ! ハイグレッ!」

  ハイグレをするだけの存在に成り下がるのが気持ちいい。ずっとチンポの怒張が止まらない。こんなことならば、詩成を逃がすべきではなかった。詩成も、早くハイグレになって、この幸せを感じて欲しい。

  ---[newpage]

  流火に盾になってもらって、僕は誰も見てないところでディザイアを使ってから、服を脱ぐ。その下には、既に偽装の為に着ていた、赤いハイレグ水着がある。この格好と先生から奪った銃があれば、仲間に見えるはずだ。さすがに恥ずかしさはあるけど、それで動けなくなる程、僕の人生は真っ当じゃなかった。

  流火の咆哮に近い声で忠誠を誓う言葉がここまで聞こえてくる。流火の強い拘りから来るディザイアの願いまであっさりねじ伏せてあんなことを言わせるなんて……。

  今は前を向くしかない。流火に託された思いを、繋がなくちゃ。

  予想通り、何人かのハイグレ堕ちしてしまった子達とすれ違ったものの、会話一つなくそのまま通り過ぎてくれた。これなら、校長室に辿り着けそうだ。

  校長室に入り、まずハイグレ化した子がいないか確認して……。

  「え?」

  そこにハイグレ化した子も、先生もいなかった。ただ、見覚えのある、白いヒーロースーツを着た、山羊のヒーローが立っていたのだ。ヒーローオブヒーロー、ヒーロー協会本部長、ライジング・ホープその人だった。

  「なんでホープが? もう……!?」

  来てくれたの? その言葉が出る前に、ホープの手に握られていた玩具の光線銃から、光弾が放たれた。

  「うわあああ!」

  咄嗟の事で回避出来ず、僕は光弾に直撃してしまった。なんで、ライジング・ホープのヒーロー姿なのに……あの二人みたいにハイグレになってないのに……!?

  「ふふふっ、やっぱり君はここに来たね」

  「ハイグレ、ハイグレ……」

  身体が勝手にガニ股になって、小さなチンチンがなんとかその存在を主張している股間の傍に当てられて、シュッと引くあの動作を繰り返す。偽装に着ていた赤いハイレグ水着ではなく、ショッキングピンクのものを着せられているようだ。

  「君をハイグレ獣人に出来たなら、こんな窮屈な姿とはおさらばだよ!」

  ホープの姿が黒いものに覆われ、その姿が変わる。紫色のハイレグ水着を着た、白に黒が被さるような毛色の狐獣人、ドッペル・ゲンガーの姿が現れた。そうか、既に城島君が堕ちてたんだから、こうなるのは予測しておくべきだった。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! さぁ、ファントムも早くハイグレ射精して、ハイグレ獣人になろうよ!」

  「ハイグレ、ハイグレ……」

  まずい、ハイグレをする度に、小さいチンチンに有り得ない刺激が走り、今すぐにでも射精してしまいそうだ。ドッペルの控え目なチンチンが玉と一緒にプルンプルン揺れるのもエロくって、自分が今そんなエロい存在になっているのかと思って、興奮してしまう。

  ダメだ、耐えないと……後、隣に行って、ポーターを起動するだけなのに……。でも、歩けない。ハイグレが止められない。歩くよりハイグレがしたい。

  「ハイグレェ……!」

  口が開いて、舌が出て、ザーメンが出てしまう。きっとだらしない顔でイッてしまっただろう。でも、既にハイグレ獣人となったドッペルが見ていても、恥ずかしさはなかった。

  ハイグレッ! ハイグレッ!

  頭の中がハイグレでいっぱいになる。たくさんのハイグレを着た男達が、真剣に、懸命にハイグレをする中、青と黄色の仮面に黒いマントを羽織り、ピンクのハイグレを着た、青い皮膚のお方の姿が見えた。誰に教えられるでもなく分かった。あれがハイグレ獣人の崇めるべき、ハイグレ魔王様なのだと。

  「ハイグレッ! ハイグレッ! 白田詩成、ハイグレ獣人への転向完了しました! これからはハイグレ魔王様のためにハイグレを捧げ続け、ハイグレ怪盗としてもお力になることを誓います!」

  ハイグレポーズを繰り返しながら、自然と出て来た忠誠の言葉に、また更に興奮してハイグレが捗る。僕はハイグレ獣人。ハイグレ魔王様の忠実なる下僕。従順なる駒。

  ピンポンパンポーン

  『はぁい、あたしの可愛いハイグレ獣人達、聞こえるかしら? この島の制圧も終わったみたいだから、全員校庭に集合なさいな』

  「「ハイグレッ!」」

  僕達はその命令に、ハイグレを以って承服しすぐ行動を開始した。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  放送の通り、望島学園にいる全員が、教師も含めて集まった。皆それぞれ色んな色のハイグレを身に纏い、並んだ端からハイグレポーズを行っていた。僕とドッペルより先にいた、白いハイグレを着てハイグレをする流火の隣に立って、僕もハイグレを始めた。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  クラスのみんな集まっていて、神尾君もその鈍色の身体を水色のハイグレに身を包みハイグレをしていた。猪井君達も、灰枝君も、澤岻君も飛燕君も、皆一様に揃ってハイグレポーズをキメている。ブレイズとガンズは、校庭の壇上にそれぞれ左右に構えるようハイグレポーズをしていた。

  「ん~、なかなか壮観ねぇ」

  壇上に、さっき頭の中に浮かんだお姿と全く同じ、ハイグレ魔王様が上がる。ああ、ハイグレ魔王様だ! ハイグレ魔王様が僕達ハイグレ獣人に、直々にお会いしに来てくださったんだ。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  皆の気持ちも昂っているのか、ハイグレの声に、動きに力が籠る。

  「あたしの可愛いハイグレ獣人達、あたしにその忠誠心を見せてちょうだい」

  『ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレ魔王様のご命令のままに!』

  皆グッと股間を突き出すようにして、ハイグレポーズを繰り返す。

  『ハイグレッ! ハイグレッ! 今ここに、ハイグレ忠誠射精を捧げます!』

  トドメに一回ハイグレをして、全員一斉にハイグレ射精をキメる。ハイグレ魔王様に見られながらのハイグレ忠誠射精は、この世のあらゆる快楽に勝る、至福の瞬間だった。こんな素晴らしきものを与えて下さったハイグレ魔王様に、永久に忠誠出来てハイグレ獣人は幸せだ。

  「いいわねぇ、こんなに可愛い子達があたしのハイグレ獣人になってくれて、嬉しいわよぉ」

  『ハイグレッ! ハイグレッ! ありがたき幸せです!』

  「さぁて、それじゃあガンズちゃん、持ってない全員に、ハイグレ銃を配りなさい」

  「ハイグレッ! ハイグレ魔王様のご命令のままに!」

  すぐにガンズが列の中を歩きハイグレ銃を支給していく。僕は先生から奪ったものがあったから配られなかった。というか、クラスメイトは流火以外皆持っていた。

  「あんた達、これからその力を使って、首都を完全に落とすわよぉ」

  『ハイグレッ! ハイグレッ! ハイグレ魔王様のご命令のままに!』

  敬礼の代わりにハイグレポーズをキメ、僕達はこの島に停留する船に乗り込む。すぐに船は改造されて凄まじい速度で首都へと直行する。ハイグレ魔王様のご命令を果たして、首都がハイグレに染まるのが、今から楽しみだ。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  船の中でもハイグレの合唱は止まない。この人数が乗るには狭い船内で汗とハイグレザーメンの臭いが充満して、皆のハイグレが更に加速する。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』

  この光景が首都の街中全てがそうなる時も、そう遠くないだろう。全てはハイグレ魔王様のために。

  『ハイグレッ! ハイグレッ!』