【skeb】『俺の能力『落とし穴』が本当は『堕とし穴』だったから、ヒーローを感覚遮断落とし穴に嵌めて滅茶苦茶する』

  毎日のように、ヒーローとヴィランが戦うこの世界。かと言って全獣人が能力者というわけでもないから、俺のように退屈な日常を送る獣人の方が多い。そんな退屈に耐え兼ねて、俺は一般人の寄り付かない通りを何気なく、けど程々に注意深く歩く。

  俺の名前は[[rb:荒井>あらい]]ユウセイ。ユウセイは勇しいの『勇』に誠実の『誠』

  で『勇誠』と、完全に名前負けしている、アライグマ獣人だ。灰毛ベースで目元が特徴的な黒い模様に、縞模様の大きな尻尾、低身長ながら顔に可愛げがないから、ゴミパンダなんて言われる方のアライグマだ。

  名前負けしてるのは何も種族だけじゃなくて、性格の方も無縁だと思ってる。悪戯好きで人が驚いたり困ったりするのを見るのが楽しいタイプだ。子供の頃から色んな悪戯をして来たものの、大人になると悪戯じゃ済まないせいで、まぁまぁ欲求不満だったりする。

  あーあ、なんか都合のいい能力にでも目覚めないかなぁ。

  なんてアホな事を考えていると、目的の闇市的なところに着いた。闇市なんて言ってるけど、能力によって作ったものとかって正式に売るのが色々面倒みたいで、こうして人目の付かないところで売り捌いているそうだ。実際人通りは疎らで活気があるとは言えないまでも、ちょいちょい露店が出ているみたいで、変な機械とか、能力で出した格安の飲料とか謎の木の実とか、そういうものが売っている。

  「……お?」

  いつもみたいな大量の不思議な発明品を売ってる横で、注射器を売ってる露店がある。あんまこの通りで表で見て分かるヤバい薬とか売ってるのいないんだけど、大丈夫な奴か?

  「能力覚醒薬……?!」

  おいおい、そんなもの売ってるのか?

  「おや、興味があるかい?」

  「あるっちゃあるけど……」

  能力覚醒薬なんて胡散臭いにも程がある名前の注射器しか売ってない、黒いフードを被った多分鼠獣人の店員、売人? に声を掛けられる。どう考えても『能力』のところのないお薬に見えるんだけど。

  「安心しな、誤魔化した名前のドラッグじゃない。ただちょっと、実験台が欲しいだけだ。ついでに小遣いもな」

  「いや、それはそれでどうなんだよ……」

  けど、興味はある。後は額次第か?

  「……いくらなんだ?」

  「そうだな、三万ってところか」

  嫌にリアルな金額だ。普通の薬ならもっと安くしてから依存させそうだし、無茶苦茶高かったら詐欺かなって思うけど……。

  「……よし、買った!」

  「ふむ、良いだろう。どれ、手を出せ」

  「今打つのか?」

  「試験品とはいえ、発明品を持って行かれては困るからな」

  結構本格的だな。取り敢えず俺は手を出して、注射を受ける。

  「痛っ!」

  普通に声が出るくらい注射が痛い。液体が入って来てるのが分かるくらいなんか入って来てるのが分かる。

  「クソッ、痛かっただけじゃ……!」

  なんだ? 身体が、熱い……! これが、能力の覚醒……?!

  『ピット・フォールン』

  頭に言葉が浮かぶ。

  「ピット・フォール……ン?」

  「ほうほう、ピット・フォール、落とし穴か」

  「落とし穴……?」

  なんか、えらく馴染みのあるものが出てきたな。昔、悪戯に掘ったなぁ、落とし穴。どんな力なんだろう。

  使い方が、なんとなく頭に浮かぶ。すぐ近くの地面に足を強く踏みしめて能力を発動させる。見た目には変わってないけど、多分これで落とし穴が出来たっぽい。けど、どう見てもコンクリートの地面に穴開けられるのか?

  

  「よっとぉ!?」

  取り敢えず自分で一歩踏んでみたら、本当に落とし穴になっていて、急に足元が崩れて無くなって、俺はそのまま自分の作った落とし穴に落ちた。ってもそんなに深くなくて、中には何もない落とし穴だ。

  「ってて……これ、結構凄くね? って、あれ?」

  穴から這い出たら、もう薬売ってた鼠獣人の姿は無かった。なんだよ、実験だってんならもっと聞くことくらい……。

  「おいテメェ、ここで何やらかしてんだぁ?」

  「げっ……!」

  奥の方から、怖いお兄さん達がぞろぞろ歩いて来ている。この辺を仕切ってる悪の組織の末端とかだろうな。黒い全身タイツみたいなボディスーツ着てて、レスラーみたいなマスクしてるし。っていうか、あの鼠、他の組織の縄張りで実験やってたのかよ!

  「いやでも能力者なら……あ、おい!」

  「組織とかゴメンだから!」

  「逃げられると思ってんのか!」

  俺は一目散に表通りの方へと走る。折角遊べる能力手に入れたのに、組織に所属しようものならそんな自由はないだろう。ピチピチスーツはエロいと思うけど、それじゃ割に合わない。

  すぐ力を使って、自分のすぐ後ろ、走って追って来るヴィランの前に落とし穴を作る。出来ればこう、粘着テープとかトリモチ的なので足止め出来ればいいんだけど!

  「おわっ!」

  見ていた割にあっさりと三人のヴィラン達はあっさり落とし穴に落ちた。けどすぐ出て来ちまうか?

  「なんだこのネバネバ!」

  「クッソ! 取れねぇ!」

  お? 案外思った通りのものが出来てるみたいな声してるな。んじゃ、今のうちにさっさと逃げちまおう。

  ---[newpage]

  ヴィランから逃げて、自宅のほど近くの空き地で能力の実験をすることにした。まず落とし穴を作れるのは俺が足を踏みしめた場所を中心に、半径3m程度しかなく、その範囲内に丸い穴を開けられる。だから穴のサイズは基本直径3mが限界だ。

  次に、上に何かある場所に穴は作れなかった。足元に穴を開いて即落とすなんてことは出来ない。まぁ、落とし穴ってそういうもんだよな。

  それから、深さは通常2mくらいが限界で、中に物もセット出来るものの、棘とか酸みたいな殺傷能力のあるものは出てこなくて、トリモチ的な粘着力のあるネバネバとかクッションとか、柔らかいものくらいしか出てこなかった。後は入り口より少し中の広さを調整出来たりもした。

  他には自分が開けた穴なら、中に呼び出したもの以外何もない時に限り任意に消すことが出来るということ。そして、穴の先に繋がる場所があれば、穴は貫通出来るというものだ。ただ、壁に横の穴を開けたり、上に穴を開けることは出来ず、あくまで下にしか使えない。

  後、ある程度地面として見れないと穴は開けられない。そもそも、俺が踏みしめた地面の延長にしか穴は開けられないし、足を置いても物とかだと穴は開けられなかった。これが出来れば、金庫とか開けて簡単に中身を盗れるかと思ったけど、そんなに簡単じゃないか。屋上とかはいいから侵入自体は出来るけど、その先が難しそう。

  さて、色々検証したから、次は悪戯の実践だ。いつもよりちゃんとした格好をして、表通りを歩きつつ、ターゲットを見繕う。不幸に不幸を重ねたって面白くないから、調子に乗ってる奴とかがいいなぁ。

  「おい!」

  と、コンビニにでもって思ったところで、自動ドアが開いた瞬間に怒声が耳に飛び込んで来た。見れば壮年の狼獣人が、店員に何か怒鳴っていたのだ。正直何言ってるのかなんて聞きたくもないから、内容は省くけど、概ねしょうもないことっぽい。

  足元に作れれば一発だけど、ちょっと待ってから、他の人が落ちないように、おっさんが出て来るのを待っておく。ちょっと露骨だけど、まぁ別にバレたっていい。その時はさっさと逃げちまえばいいさ。

  一頻り無意味に怒り散らかした狼のおっさんは、買い物さえろくにせずに出て来る。待ってた俺の前を通るその直前に、一回足踏みをして、落とし穴を目の前に設置した。

  「おわぁあ!」

  いきなり目の前から消えていく狼のおっさん。おお、こんなにしっかり落ちるとは、これだけでもう面白い。

  「な、なんだこれは! おい! そこの奴! 見てないで助けんか!」

  俺が穴を覗き込んで中の様子を見てみると、そこには白いトリモチが身体中に着いて地面に這い蹲っている狼おっさんの姿があった。そんな状態なのに、俺に向かって怒鳴れるのは、筋金入りの老害って感じだ。

  「ぷっ、いい気味だぜ。その体勢なら、土下座でもしたらどうだ? されたって嫌だけどな!」

  煽るだけ煽って、俺はその場を離れる。穴の中からまともな言葉じゃない喚き声が聞こえて来たけど、落とした俺が助けるはずがない。

  けど、ちょっとはスカッとしたけど、言っちゃえば口だけの老害だし、爽快感とは程遠いな。白いトリモチに引っ掛かってる姿は別の何かを連想して、なかなかスケベだとは思ったけど……。

  「……そうだ!」

  折角だったら、エロい事に使おう。というわけでまず思い付きを実行するための、前提の実験をやってみよう。

  入り口を狭く、そして中を広く出来る。狭くしておいたら、身体の途中で引っ掛かるように出来るか。取り敢えずその辺の体格良さそうな奴の進行方向に、想像した落とし穴を作り出す。

  「うおっ!」

  なんの警戒もしてない、肩幅の広い熊獣人が落ちて、途中でお腹が引っ掛かる。そのまま落ちるかと思ったけど、案外上手くいった。

  「なっ、なんだよこれ!」

  困惑している熊のおっさんは、両手を地面に着いてから、腕の力だけで自分の身体を引っこ抜こうとしている。これで簡単に抜けたら意味ないけど、どうかな?

  「んー!」

  必死に自身を引っこ抜こうとしているものの、熊おっさんが抜ける気配はない。足が宙ぶらりんの状態では、踏ん張れないし力が出ない様子。これなら、応用すればエロい事に漕ぎ付けられそうだ。

  「おっ?」

  取り敢えず落とし穴を広げておいて、特に恨みもない熊のおっさんが脱出できるようにしておく。町中を穴ぼこにしちゃうと、ヒーローに襲われるだろうし。

  次に、落とし穴の中の形を調整してみる。開ける穴自体は小さいから、作れる穴自体の大きさを考えれば、上手く行けそうだけど、どうだろうか。

  「っと……よし、行けそうだな」

  実験用に作った穴の近くに落とし穴を作り、自分で落ちる。ちゃんと中で落とし穴同士が繋がっていて、まだ閉じている元の穴も見えた。これなら、落とし穴にハマった奴の下半身が丁度ここで見えることになる。

  これが出来るなら、むしろヒーローを呼び出したいな。やっぱりエロいことをするならヒーローだ。良い体がピチピチスーツに包まれて、公然猥褻だろって言いたくなるような状態のヒーロー。

  すぐ抜け出せるようなパワー系でも、そもそも穴に落ちそうにない飛行系でもないヒーローがいるところがいいな。それでいてスーツ姿がエロいとなると……。

  ということで、地下鉄に乗って隣町までやって来た。あらゆる種類の店舗が並ぶ地区で、いつ来たって人通りのある場所だ。

  早速町中穴ぼこにしてやるか! と思ったけど、何か上にあるとダメなのを忘れていた。人通りが多過ぎると、全然穴を作れない。小さいのならすぐ作れるけど、大きい穴の方が、すぐにヒーローは来るだろうし。

  仕方なしに、見かけた自然を保護する名目だけの公園にでもと、適当に樹木のアーチの下に落とし穴を仕掛けながら歩いていく。もう何処を歩いても落とし穴に落ちる状態だ。

  「わぁ!」

  そして、たまたま通りがかった人が落ちていく。駆け寄ろうとして隣に行った奴も落ち、向こうから来た奴も落ち、また落ちと、割とすぐに穴が増えていった。

  「なんだ、これは!」

  と、さすがに道はレンガ造りだったのにこの穴ぼこは異常だと、すぐに通報が入ったようで、ヒーローが現れた。ヒーロースーツの上からでも筋肉の形が浮き上がる獅子獣人、キング・レオだ。全身赤がベースで胸元に黄色で王冠のマークが描かれたボディスーツを着ていて、金のギザギザした、これまた王冠モチーフの目元を覆うマスクをしているヒーローの一人で、三人組の一人だ。後、青のカイザー・タイガーと、緑のエンペラー・レオパルドの三人。いつ聞いてもヒーローの名前か? って思っちまう。センスがヴィランの幹部だろ。

  今はヴィランの出現ではなかったからか、来たのは一人で好都合だ。キング・レオの能力は『インフィニット・アーマリー』、様々な武器を呼び出す力で、その武器を振ったり投げたりする、割と物騒な力だ。

  「ヴィランの仕業か?」

  レオはナイフを手に呼び出したかと思えば、落とし穴地帯と化したアーチ通りに投げ込む。するとタイルが崩れて穴が開く。一つ確認したからか、どんどんナイフを道に投げ、落とし穴を暴いていく。

  「崩れ方からして能力か。こういう時は大抵……」

  急に後ろを振り返り、こちらの方を見て、そして、明らかに俺をしっかり見据えてくる。え? いやいや、今能力使ってないんだから、さすがにバレなくないか?

  「お前だな!」

  「へ?」

  そして、ものの見事に俺を指差してそう宣言してくる。嘘だろ? 勘で当てて来たのか?

  「な、なんで……」

  「こういうことする奴は大体傍で見てるからな! というわけで、確保!」

  タシンッ

  「おわっ!」

  ちょっと距離があったから、目の前に落とし穴を作る。目測でしかないけど、多分これで……。

  「クソッ、落とし穴と分かっていたというのに!」

  しっかりハマった。今回は胸元で引っ掛かってる。ガチムチで雄っぱいデカいから、確実に引っ掛かると思ったんだ。

  「んぐぐぐ!」

  さて、ヒーローが脱出の努力をしている内に、その下半身を拝むとしますか。すぐ目の前に穴を作って、一歩前へ出て穴に落ちる。穴はちゃんと繋がってて、ヒーローのジタバタする足と股間と、腹筋の割れた腹が見えた。

  蹴られないように注意しながら、股間に触れる。このヒーロースーツを破いて弄れば……?

  「んん……?!」

  固い。ちょっと引っ張れるけど、こんなん俺の手で破れるわけないだろ! ってのがすぐに分かる硬さしてる。

  「お前、ろくでもないことしてるな!」

  「おわっ!」

  レオの足が横にもジタバタ動いて、ちょっと当たって痛い。クソッ、前後にやる分には当たらないだろうって高括ってたのに、横に当てて来るのかよ。

  ともかく、これじゃエロい事する前に顔面ボコボコになるし、他のヒーローも来たらいよいよ捕まって終わりだ。ともかくさっさと逃げてしまおう。

  「あっ、テメェ、待て!」

  「待てって言われて待つヴィランがいるかよ!」

  俺は穴から這い出て、とっとと逃げ出すことにした。一応追われないように何個か落とし穴を仕掛けつつ、とっとと自然公園から出て、一旦電車は避けてから、歩いて自宅の方へとなるべく裏道を通って帰ることにした。

  「あーもう、足パンパンだしクッタクタだぜ……」

  帰った時にはもう夕方で、結局公園を穴ぼこにして終わってしまった。

  にしても、まさかヒーロースーツがあんなに硬いとは。いや、ヒーローってあんな恰好で戦ってるんだから、防御力あるよなぁ、あんなエロいピッチリスーツでも。

  はぁ、仕方ない。飯食って風呂入って、シコッて寝るか。

  粗方一日を終わる準備をしてから、パソコンに向かってオカズを探していつもお世話になっているイラストサイトを見る。

  「……ん?」

  ふと、ある触手絵が目に留まる。ただの触手絵かとも思った。穴に嵌まった男が、下半身を触手で滅茶苦茶にされているというものだ。ただ、男の方はあんまり気にしていないような顔をしているのに、下半身は触手に犯されてチンポが肥大化している。

  「感覚遮断……」

  どうやら穴の中にある下半身が感覚遮断されていて、無茶苦茶になってるのに気付いていないってシチュエーションらしい。

  「これ、出来ないかな」

  っても、落とし穴の能力でそんなこと出来るか? 植物は試してないし、もしかしたら……。

  「よし……!」

  そうと決まれば即実践。部屋の外に出てから空き地で実験をする。中に触手のある、引っ掛かる落とし穴。あの感覚遮断穴を……。

  『ピット・フォールン発動』

  なんだ? 身体から、ごっそり力が抜けていく……それに、今の声みたいなの……。

  感覚で分かる。目の前に、落とし穴が出来た。身体から力が抜けたせいで、危うく自分が落ちるところだったけど、本当に出来るとは……。

  いや、違うんだ。さっきの声で、理解した。俺の力は『ピット・フォールン』で、ただの落とし穴じゃなかった。『堕とし穴』ってところか? 今までは副次的なものを、真の力抜きでやってたに過ぎなかったんだ。

  目を閉じると、穴の中の様子が見えた。吸盤のないタコの足みたいな触手が蠢いていて、獲物を待ち構えている。俺が動かそうとすると、触手達も動く。

  これ、ちゃんと感覚遮断とか出来てるのか? 実験しようにも、もう一個設置出来そうにもないし……仕方ない、これもヒーローにエロい事をするためだ!

  「っと……!」

  落ちるって分かってても、ちょっと怖いな。そんでもって、しっかりと胸元くらいまで埋まってしまう。試しに腕の力で抜け出そうとしたものの、ビクともしなかった。

  そして、下半身の感覚が全くない。っていうか、足を動かしているかも、そもそも動かせているのかさえ分からない状態だ。目を閉じて穴の中を見てみると、俺の下半身が見える。しまった、ズボンは脱いでおいた方が良かったか。

  触手を操って、足に搦めてみるも、本当に感触がない。もっと過激に触手を操って、ズボンを溶かせないかやってみる。殺傷能力はなくとも、俺の力が本当に『堕とし穴』なら……。

  絡み付いていた触手から謎の液体が出て、ズボンを、パンツを溶かす。うっ、ちょっと勿体ないけど、これが出来るなら、きっとヒーロースーツにも行けるはず!

  大して大きくもないブツが見える。触手を動かして、自分のチンポに搦めて動かしてみるも、しっかり勃起してるくせに俺は全然感じてない。柔らかそうだしと尻に触手を突っ込ませてみても、痛みも快楽もない。これなら、ヒーローに危機感を持たせないで済むか?

  後は、あのシチュエーションだとチンポを肥大化させてたりしてたっけか。さすがにそんなことには……え、ちょっ、待って、なんか、マジでチンポ、デカくなってね?

  ヤバイヤバイ、さっさと出ないと。えーっと、穴を広げて出れば……。

  「んひぃ!」

  脱出しようとした瞬間、とんでもない刺激が下半身を襲い、今まで感じたことのないような快楽が駆け上がって、チンポから小便でも出てるのかってくらい、臭いザーメンが飛び出す。やべぇ、頭が真っ白になって、そのまま脳みそ溶けそう……。

  って、自分の能力でこんなアホな自滅して堪るか! 折角エロいことが出来るって分かったのに、トンでる場合じゃねぇよ!

  なんとか触手を引っ込めて、堕とし穴から這い出て、息も絶え絶えながら堕とし穴を閉じる。下半身露出したまま外にいるわけには行かないからさっさと部屋に戻って、シャワーを浴びながら、自分のモノとは思えないくらい大きくなってしまったチンポを観察する。指で丸を作ってチンポを掴んだら、その指が届かなかった。

  風呂から上がってパンツを穿いたら、収まらなかった。こりゃ、パンツ買い替えないと生活に支障を来すな。なんか擦れてムラムラして来るし。ムラムラしてるのはいつもか。

  けど、チンポデカくなった上にヒーローにエロい事出来るなら、パンツの総取り換えくらい安いもんだ。よーし、ヒーロー堕とす計画、しっかり立ててやる。

  ---[newpage]

  あれから数回、ちょっとした印象付けのために、変装してヴィランとして活動している内に、ヒーローに追われるようになった。ちゃんと深追いしてくれないと、計画が台無しだからな。

  「またお前か!」

  今日もまた、キング・レオが出動してきた。担当地区だからある意味当然だ。

  「今日という今日は捕まえる!」

  「嫌だね!」

  すぐにヒーローから背を向けて走る。度々落とし穴を作って逃げてたから、結構警戒して追って来るから、意外とすぐに追い付かれることはない。問題は……。

  「うわっ! 相変わらず物騒なヒーローだなぁ!」

  投げ槍とかが飛んで来るから、ちゃんと避けないといけないってことだ。っていうか、刺さってる、やたら豪勢な槍を見ると、当たったら足が貫通しかねないようなの、ヒーローとしてどうなんだ。

  なんとか人気のない路地裏に入り込み、第一段階は達した。

  「ええい、やり辛い、とっとと捕まれ!」

  「やっべ!」

  『ピット・フォールン発動』

  更に色んな武器を投げて来て、いよいよ避けようがないから俺はもう一つ穴を作って飛び込む。よし、ここだ!

  「おわっ!」

  追い詰めたと思って距離を詰めて来たレオが、声からして落ちたようだ。

  「ふぅ……あっぶねぇ……」

  穴から出ると、ちゃんとレオは下半身が埋まった状態になっていた。

  「どういうことだ?!」

  「いやぁ、別に、一回に一個しか作れないわけじゃないからさ」

  「何!?」

  そう、わざわざ数回に渡って、落とし穴が開くまで一個しか作れない能力としてやって来たんだ。最初の時点で矛盾してるはずなのに、意外と効果あったみたいで助かった。

  「じゃあ、そういうことで!」

  「こら、待ちやがれ!」

  俺は武器が飛んで来る前に路地に入り、逃げたフリをして近くの建物にこっそり忍び込み、レオの様子を伺う。さて、やっとお楽しみの時間だ。

  「ふーーーん! ふぅ……クソッ、抜けない」

  取り敢えずレオの腕力だけでは抜けないようだ。武器で無理矢理周辺を壊される前にさっさとやることやってしまおう。

  視界を穴の中に移して、触手を動かす。まずはヒーロースーツ越しに下腹部に触手を絡み付かせる。これだけじゃ手を出せないから、服だけ解かす液の力を見せてくれ!

  触手から出る謎の液体が、音もなくヒーロースーツを溶かし、股間をオープンさせる。やったぜ、さすがエロトラップの触手様だぜ。後は好き放題弄り倒すばかりだ。

  「全く……おーい、誰かー!」

  レオが声を上げるのを他所に、まずレオのまぁまぁデカいチンポに触手を絡ませつつ、別の触手を尻に捻じ込む。さーて、まずはチンポを改造してやるか。レオはガタイ良いから、俺のなんかよりずっとずっとデカくたって、きっとお似合いだ。

  「……仕方ない。こちらキング・レオ。応答したれし」

  呼んでも近くに誰もいないから、仲間に連絡をしている。近くの地区を担当しているチームの仲間だろう。呼んでくれるのは大いに結構だから、こっちも急ごう。

  既に俺の腕くらいありそうな爆根の尿道に触手を突っ込んで、チンポを勃起させてキンタマも巨大化させる。後はこう、淫紋的なので性欲を高められればいいんだけど……。

  と、思案していると、触手の先っぽがレオの下腹部を撫で回す。まさかとは思ったけど、触手がハートマークと♂マークを合わせたような、ピンクの淫紋を描いていた。実は俺の能力、凄くね?

  「……おっ、おーい! こっちだ!」

  おっと、もう来たみたいだ。後二回、なんとか使えるか?

  『ピット・フォールン発動』

  足踏みをして、壁の向こうに堕とし穴を作る。近くの空きビルに潜んでいて、位置を完全に把握出来てないから不安はあるけど、近くにしか作れないと分かってるはずだから、目の前を警戒しないと信じるしかない。

  「随分情けない姿ですねぇ、キング」

  「はぁ、お前が先に来るのかよ、エンペラー」

  どうやら来たのは緑のエンペラー・レオパルドのようだ。他の二人に比べればガタイがいいわけじゃないにしても、豹獣人として普通にマッチョな部類だが、なんか、目元だけとはいえ仮面してるくせにイケメンヒーロー扱いをされている。

  「まぁ、貴方が頼むなら、助けて上げなくもぉ!?」

  あ、あれは落ちたな。

  「情けないのはどっちだよ」

  「言ってる場合ですか! 全く……そもそも警告くらいしたらどうです」

  何か言い争い始めたけど、すまし顔のイケメンヒーローの下半身の改造開始だ。

  とりあえずヒーロースーツを溶かして、出て来たチンポに触手を巻き付け、ケツにも触手をぶち込む。このまま巨根にしてもいいけど、いっそレオの爆根を捻じ込めるような、デカケツにしてしまうか? 出来んのかな。

  触手が何本かレオパルドの尻を撫で回し、ケツの肉に突き刺さる。どうなるのかと思ったけど、マジで尻の肉だけが大きくなっていき、エロ絵でしか見ないようなデカケツになった。

  「大体貴方は、いつも報告が雑なんですよ。最初から分かっていればこちらで警戒も……」

  なんて言ってるレオパルドのデカケツに、触手が何本も入り込み、尻穴を拡張していく。チンポも程々に大きくなって、かなり下品な下半身が出来上がっていく。

  仕上げにこっちにも性欲増強の淫紋を刻んでおこう。ここまで増強したら、ヒーローはどうなっちまうのか。

  「おーい、二人共、何やってるんだ?」

  「カイザー!」

  おっ、青担当のカイザー・タイガーも到着したようだ。こっちもレオに引けを取らないマッチョマンで、股間の気になるヒーローだ。

  後一回ならギリギリ『ピット・フォールン』を使えそうだ。位置が分からないけど、警告されちゃいそうだから……。

  「待ちなさいカイザー。周囲に落とし穴がある可能性があります」

  「落とし穴? ああ、あのアライグマの?」

  「そうだ。俺を助けようとしてエンペラーが落ちたんだ」

  「余計な事を……とはいえ、他にも罠があり兼ねませんから、慎重にお願いしますよ」

  さすがに情報共有されちまうよな。ちょっと小窓から様子を見てっと……。

  タイガーは弓、現代的なコンポジットボウを構える。確か矢が無限に撃てたり、追尾したり出来るんだとか。今は矢の後ろにロープを付けていて、それを二人の間に打ち込んだ。真っ直ぐ歩いてはくれないか。

  「よいしょっと。先にエンペラー、掴んでくれ」

  「分かりました」

  先に軽い方から行くみたいで、レオパルドがロープを掴み、それをタイガーが引っ張る。もしかして、ここか?

  『ピット・フォールン発動』

  タイガーの後ろに堕とし穴を設置する。これで最後だから、頼むから落ちてくれ!

  「んー! うおおお?!」

  ロープを引っ張って、後ろに下がったタイガーは、そのまま堕とし穴に嵌まった。さすがに自分が歩いてきたとこは警戒してないよな。

  「え? さっき俺、ここ歩いたのになんで……」

  「あの野郎、まだ近くにいやがるな!」

  「ふぅ……仕方ありませんね」

  おっと、マズいか? 多分レオパルドが本気だしたら、抜けられなくもないよな。多分街を壊すようなことをしたくないからやらなかっただけだし。二人は既に済んでるからいいけど、タイガーはさっさと弄らないとな。

  「にしても、なんか足の感覚ないんだけど」

  「そういやそうだな。どうなってんだ?」

  カイザーは感覚遮断にいち早く気付いたようだ。キングはあまり気にしていなかったようだけど、まさか下半身が大改造されているとは思わないか。

  「何かろくでもないことになっていかねませんね。少々手荒になりますが、やるとしましょう」

  「こうなっちゃしょうがないか」

  エンペラー・レオパルドの能力は氷の力だ。なんでも凍らせちまう能力で、氷柱を飛ばしたり触れば直接凍らせるようなことも出来るようで、絶対交戦したくなかった相手でもある。

  そっちは一旦見ないことにして、タイガーの下半身改造を始める。二人と同じようにヒーロースーツを溶かして、チンポとケツを御開帳する。すぐに触手を絡ませて、肥大化液を沁み込ませた。タイガーのチンポも素でデカいなぁ。もっとデカくしちゃおう。

  うおっ、寒っ! レオパルドの能力、建物の中まで遠慮無しかよ。本当に壊されそうだな……。

  バゴンッ!

  「へっ、おほおおおお!」

  「なっ、あひいいいい!」

  一旦触手任せにしてから視界を戻して外を見ると、穴が崩れて感覚遮断が切れたせいか、レオとレオパルドが、ヒーローに有るまじき喘ぎ声を上げている。レオはその爆根から噴水かのようにザーメンをぶちまけていて、レオパルドの方もレオに比べれば小さいものの、十分巨根なチンポからザーメンを吐き出している。

  「えっ、何だぁ? 二人共、どうなってんだそれ!」

  「お、俺が、聞きてぇよぉ!」

  「ひっ、なんて下品なっ、あっ、おっ……!」

  あんな状態なのに穴から這い出て、すげぇことになってる下半身を見て驚愕している。レオの下半身はケツもチンポも馬鹿デカくなって、竿は身長2mオーバーのレオの胸元くらいあるし、タマもバカデカ過ぎて膝くらいまである。レオパルドのチンポも普通に巨根で、ケツはとんでもなくデカくなっていて、そこだけ超肥満みたいなことになっていた。

  「なっ、なん、なんで、こんな……!」

  「キ、キング、お、抑えなさい……!」

  「え、じゃ、じゃあ……まさか、俺も……?」

  自分のバカデカチンポを抱いて擦り始めたキングを見て、カイザーは嫌な予想をして、顔を青ざめさせている。あーあ、可哀そうに。必死に抜けられないかと腕の力で必死になってるや。

  「……エンペラー、めっちゃエロいケツしてんな」

  「は? ちょっ、何してるんです!」

  「これも、入るんじゃないか?」

  レオは、バカデカチンポをレオパルドのデカケツの割れ目に当てる。レオパルドは拒否する言葉を発している割に、逃げたりしない様子。なんかマスクがズレて見えてる顔が蕩けてるし。二人共発情の淫紋がちゃんと効いてるのか?

  「お、お前ら何して……!」

  「キング、止めっ、あひいいい!」

  止められなくなったようで、レオはデカチンをレオパルドのデカケツに押し込み、触手で拡げられた尻穴に捻じ込んだ。互いに涎と涙で顔をぐちゃぐちゃに濡らしてとんでもない顔になっていて、とてもヒーローには見えない。

  バチンッバチンッ!

  「おっおっ……!」

  「あひんっ! おほぉ!」

  レオパルドのデカケツが波打ってデカい音を立てている。それに合わせてヒーロー達はヒーローらしからぬとんでもない声で喘いでいた。ヤバイ、エロ過ぎて俺のチンポも勃っている。いっそシコりたい。でも、タイガーの改造もしないとな。

  ハチャメチャなセックスの音を聞きながら、こっちもまたエグいことになってきているタイガーのチンポを、デカチンにしていく。折角だからチンポの淫紋強めにして、二人に混ざれるようにしよう。

  「あああああ! 出る、出ちまう!」

  「おおおあああああ!」

  その声を聞いて、視界を戻すと、今まさにレオがレオパルドのケツで射精して、二回目でもとんでもない量のザーメンを出していた。レオパルドの腹が、ザーメンで膨らんで、ケツのデカさもあってフィクションの超肥育されたデブみたいだ。あれでもザーメン出してるから、レオパルドも快楽を感じてるだろう。

  「クソッ、チンポが、治まらねぇ!」

  「はひぃ、まっ、待って、お腹が、おおっ!」

  ザーメンがケツから零れ出ているのか、こっちにまで雄臭さが立ち上って来ている。こりゃもう、タイガーも解放しちゃおう。

  「お、お前らあああああ!」

  落とし穴を開き、感覚遮断を解除されたタイガーは、その瞬間天に向かって怒張したデカチンからザーメンが噴き出す。レオ程ではないにしても十分爆根と言える大きさのチンポは、ホースで放水でもしてるんじゃないかって勢いだ。

  「カイザー……」

  「キング、お前のケツ、空いてるな」

  タイガーの下腹部には、♂マークを交差させた、雄特化の淫紋を入れた。レオは時間あったからケツもガバガバだし、多分行けるはず。

  「カイザー!? おぼぉ!」

  「あああ、すっげぇ!」

  バカデカチンポがレオのケツに無理矢理捻じ込まれ、異形化した下半身を持つ三人のヒーローの3Pが始まった。薄壁なんかじゃとても遮れない淫猥な水音と肉のぶつかる音がして、もう俺は自分のチンポを握ってシコッていた。

  「ぐるるるるる!」

  「あがっ、気持ちっ、いい……! ケツも、チンポも、頭、おかしくなる……!」

  「あひんっ、やっ、ああぁ! お腹が、ぐちゃぐちゃで……!」

  だらしない、淫欲に毒された獣達が、獣も真っ青な、異常なセックスで快楽を貪る姿は、ヒーローに有るまじき姿だというのに、上半身はしっかりヒーロースーツに身を包み、目元を覆うマスクもズレているだけで残っているのが、むしろ背徳感あってエロいと感じる。

  「あがあああ! イグゥ!!」

  「おっ、まっ、また……!」

  「ああっ!」

  タイガーがチンポを打ち付けて、言葉通り射精したようで、レオもそれに釣られてイキ、レオパルドもまたイッたようで、他二人に比べたら少ないザーメンを吐き出していた。レオの腹もタイガーのザーメンで膨れ、入り切らないのかザーメンが溢れて地面に水溜まりを作っている。

  「んんっ!」

  そして、俺も射精した。あー、気持ちいい。人生で一番最高のおかずだった……。

  ヒーロー達の方を見ると、レオパルドが倒れ、そのデカケツにレオが倒れ込み、そのレオにタイガーが倒れ込んでいた。よっぽど気持ち良かったのか、快楽が強過ぎたのか、射精が疲労だったのか、鍛え上げられたヒーローでもトンじゃったみたいだ。

  あーあ、俺もこのまま寝たいけど、さすがに帰ろう。あんなヤバいことになってるけど、まぁ多分ヒーロー協会のなんか凄い技術で治してもらうだろうし、いいや。

  賢者タイムで気怠い身体を起こして、俺はその場を後にした。