【skeb】『対洗脳チームに所属するヒーローに洗脳は効かないけど、既に洗脳されていただけだった』

  獣人の暮らす世界。人々の中に特殊能力を持つ者が現れ、その力で世界は発展した。しかし、ヴィランと呼ばれる特殊能力犯罪者が現れ蔓延りだし、世界は平和と呼ぶには些か危険であった。

  だが、ヴィランが世界を征服を成功させるようなことはなかった。世のため人のために力を奮う能力者、ヒーローの存在があったからだ。かつてのヒーロー像から、ヒーロー達は各々を象徴するボディスーツを身に纏い、各々の特殊能力でヴィランと戦う。

  能力というものは多岐に渡る。科学力を押し上げた、天才的頭脳を持つような力もあれば、圧倒的な暴力を可能にする力や、自然の驚異を体現させられるような力といった、分かりやすいものから、獣人個人の精神に対してのみ作用するような、目に見えないような力まで存在している。

  目に見えない力、その中で洗脳能力に分類される力に、ヒーローは苦戦させられていた。どんな強靭な肉体を持っていても、破壊力のある力があっても、精神を操られては抵抗出来ず、その力がむしろ脅威にさえなってしまう。

  そこで、一人の科学者が『対洗脳研究』を掲げてヒーロー協会に打診して、協会は『対洗脳研究室』を設立し、科学者は室長となった。その研究により、ヒーローに対して対洗脳措置を施すことで、洗脳能力者への対抗が可能になるとして、一部の精鋭達に措置が施さた。

  『ヴィラン出現。洗脳能力を保持しているため、対洗脳チームは出動してください』

  「分かりました。では、ウィンド・ファング、フレイム・クロー、出動して来てください」

  『はい!』

  狐獣人の室長に対して、細マッチョの狼獣人とゴリマッチョの虎獣人の二人は敬礼して出動する。

  「ゲヒャヒャヒャヒャ!」

  既に街は混乱に陥り、蛙獣人のヴィランによる洗脳が一般人へと及んでいる。

  「く、来るなぁ! おほぉ!」

  ヴィランの放つ音波を浴びた獣人は、服が弾け飛び、その場でガニ股になり両手を頭の後ろで組み、チンポを勃起させて腰を振るという奇行に走り出す。洗脳音波を浴びてすぐは羞恥で顔を真っ赤にさせるものの、すぐにその顔はアヘ顔になってしまい、先走りを、そして精液を撒き散らすのであった。

  「ウィンド・ファング、参上!」

  「フレイム・クロー、参上だぜ!」

  男達が変態行為に勤しむ阿鼻叫喚の中、二人のヒーローが到着する。ウィンド・ファングは緑と白を基調にしたボディスーツで、フレイム・クローは赤と白を基調にしたものだ。二人共頭を半分覆うようなヘッドギアをしており、目元はバイザーのレンズに覆われている。

  「ゲヒャ!? 良い所なんだから邪魔するなぁー!」

  蛙獣人のヴィランの口から放たれる音波が二人のヒーローを襲う。特別製のヒーロースーツが破れることはないが、洗脳効果は受けてしまう。

  「おほっ!」

  「んほぉ!」

  二人のヒーローは、ヒーロースーツ姿のまま他の男達と同じようなポーズを取りながら腰を振り始める。

  「ゲヒャヒャ! ヒーローだって所詮は男、オイラの力に……」

  勝ち誇るヴィランを他所に、ヒーロー二人のバイザーが光り、その内側に『オーバーライト』の表示が浮かぶ。すると、変態行為をピタリと止め、蛙ヴィランに向かって飛び掛かり、風と炎で加速したその拳をヴィランの腹に叩き込んだ。

  「ゲバァ! なっ、なんでぇ……!」

  「ふんっ、俺達に洗脳なんて効かない」

  「そうだ。ヒーローはいつまでもお前達のようなヴィランに屈しない」

  倒れたヴィランに手錠を掛けて、フレイム・クローがヴィランを担ぎその場を後にする。

  「さすがヒーローだ!」「私達の生活も安泰だわ!」

  「けど、どうやって抵抗してるだろう?」「いいじゃないか、ヒーローが勝ってるんだから」

  「それもそっか!」

  ---[newpage]

  「ふぅ……」

  ヒーローからのヴィラン討伐、並びに連行の報告を受け、心配はしていませんでしたが、想定外の事態が起こらず安堵しました。

  私は狐野(きつねの)コトシロ。『対洗脳研究室』の設立者であり、室長である科学者です。名の通り狐獣人で、標準的な狐色の毛色に、ヒーロー達と比べれば標準体型、やや細身なくらいでしょう。

  「ただいま戻りました」

  二人のヒーロー、ウィンド・ファングとフレイム・クローが戻ってきました。先程交戦し、捕らえて来た蛙獣人のヴィランもそのまま担いで来たようです。元々全裸だったのを、公序良俗のためにパンツだけ穿かせていますね。

  「おっと」

  『オーバーライト実行』

  手動でヒーロー二人のバイザーに、オーバーライトを起動する信号を送ります。『オーバーライト』、『OverWrite』は文字通り上書きを意味する言葉ですが、『OverLight』と誤解された方がいくらか都合がいいためカタカナ表記を使っています。

  その機能は、ヒーローが洗脳された際に、洗脳された人格を別の人格で上書きすることで、洗脳状態を回避するというものです。身も蓋も無い言い方をすれば、洗脳を洗脳で上書きしてしまうというもの。とはいえ現状、ヴィランに対策されないようにとして、この方法を知るのは私だけです。

  オーバーライトしたまま戻って来たヒーロー達の、バイザーで隠している目に生気が戻ります。

  「おうドクター、こいつどうするんだ?」

  「いつも通り装置にセットしておいてください。その後で本部に報告を」

  「分かったぜ!」

  クローは私の指示した通りに、様々な装置の取り付けられた椅子に蛙獣人を座らせて、その手を手摺りに置き拘束具を起動させます。両足も開いた状態で拘束し、頭にヘッドギアを装着させました。

  「さて……」

  報告のためにファングとクローの二人が研究室から出て行ったのを確認してから、部屋の扉を完全封鎖しておきます。万一の事故を防ぐために、そして如何なる存在の侵入も許さないために。

  実験開始前に、現在のヴィランの脳波に合わせて機器を調整しておきます。現時点では簡単に瞬時に洗脳出来るようなものではないので、それを実現するためにも洗脳能力を持つヴィランでの実験は欠かせません。

  次に、ヴィランの身体に白いラバーを垂らし身体に纏わせて、頭以外を覆うボディスーツを形成します。この可変リキッドは対洗脳チームのヒーロースーツにも使っているもので、色も形も自在に変化させられる優れものです。私が作ったものです。むしろ、この研究室の発明品のほぼ全てがそうです。

  「ぬおっ!」

  準備が整ったので、スーツから電気刺激を与えてヴィランを起こします。

  「おはようございます」

  「な、なんだこれは! ここは何処だ!」

  「ここは対洗脳研究室、貴方はこれから、私の実験台となって貰います」

  「なんだと!? そんなこと許されるわけがゲロォ!」

  強めの電流を流しておきます。別にどれだけ騒いでいても大して支障はないのですが、立場というものを分からせておきたくなったまでのことです。

  「無辜の民に無差別に洗脳を行ったヴィランに、何の許しが必要ですか。せいぜい自らの軽率さを悔いるといいです」

  『オーバーライト実行』

  「なっ、何を、頭があああ!」

  オーバーライトの初期実行には精神的抵抗がほぼ確実に起こります。自我という自我を一度白紙にするので、本能的に抵抗しているようです。とはいえ幾度も実験を行い、廃人化するようなことはなくなりました。

  まずはヘッドギアに催眠映像を流し、従順な人格で上書きして、命令を忠実に遂行する存在へと変えます。脳が認識する言葉をそのまま実行する状態、とでもいいますか。もう少しある程度の制御は行えているのですが、詳細は割愛します。

  「貴方の名前を教えてください」

  「蛙音ヒビキです……」

  資料の通り、と……。

  「貴方の名前は31番です。復唱して下さい」

  「私の名前は31番です……」

  実験体のヴィランをわざわざ名前で呼ぶなんて必要ありませんからね。効果が出ているか分かりやすいので、いつもまずはこの命令から始めています。

  「貴方の能力について教えて下さい」

  「私の力は、服だけ破壊する音波で、男を変態にする力です……」

  ヒーローのバイザー越しに確認していたデータと報告通りですね。音による洗脳に副次効果もありと。完全な見えないタイプの洗脳ではないにせよ、応用を効かせられる能力ではあるでしょう。

  「では、ターゲットに音波を放ってください」

  「はい……」

  バイザーにターゲットを映し、収音機に音波を放つよう命令します。31番は命令通り口から音波を放ち、データを提供します。波形は多少特殊ではありますが、複雑な命令には向きそうにありませんね。初期化には役立ちそうではあります。

  「もういいです。次に移りますので、そのまま受け入れ続けなさい」

  「はい……」

  初期化から次の段階に移りましょう。あまり趣味には合いませんが、洗脳能力は研究したいので、しばらくは研究室に置く事になりますから、適切な処置をしておきましょう。

  白紙状態の内に、服従と従順の喜びを深層心理に刻み込みます。ヴィランはほぼ全員が反抗心に溢れているのばかりなので、しっかりと教育して、無害化しておく必要がありますからね。しばらく掛かりますから、コーヒーでも飲みましょうか。

  「ファング……は報告ですか。仕方ないですね。28番、コーヒーを淹れなさい」

  「はい!」

  私は立ち上がり、足元にいる、種にしては筋量の多い、兎獣人に向けてそう命令します。四つん這いで私の椅子になっていた、黒いラテックスの、腕まで覆うグローブと膝まで覆うソックス、ビキニとクロップトップ兎獣人はすぐに立ち上がり、ドリップコーヒーを淹れ始める。28番は強制発情させる能力を持っているのですが、今では従順な下僕です。

  「お待たせしました、ドクター!」

  「どうも」

  改めて普通の椅子に座り、カップに入ったコーヒーを飲みつつ、すぐ傍にいる28番の股間を、玉を下から撫でます。普通ならセクハラ以外の何物でもありませんが、喜ぶように人格を調整しているので問題ありません。

  「ありがとうございます!」

  この通りです。元は能力で相手を無理矢理発情させて強姦していたような屑のヴィランでしたが、今では自分を物扱いしてくれる主人に尽くすような、立派な奴隷です。

  『こちらウィンド・ファング、並びにフレイム・クロー、報告を完了したので戻って来ました』

  「ご苦労様です」

  コーヒーブレイクの間にヒーロー二人も戻って来ました。入室許可をして、二人を中に入れます。

  「今処理中ですか?」

  「ええ。もう少しで二段階目が終わります」

  「そっかぁ。ドクター、こいつ戦力になりそうなのか?」

  「どうでしょうね……この兎よりは音波という能力は扱い易いでしょうが、何処まで調整が効くか次第でしょうね」

  「となると、処置要員行きですか?」

  「そちらの可能性が高そうですね」

  処置要員は、洗脳被害にあった一般人に対して処置を行い、正常に戻す要員です。ヴィランを倒したからと一般人がすぐ元に戻るわけではありませんから、処置要員は望まれる存在ではあります。

  深層心理への定着は完了したようです。次にそれを元にする、オーバーライト用の人格を設定しましょう。ヴィラン用であれば、あらゆる面での従順さ、素直さ、奉仕の精神を設定しておく必要があります。

  「さて、こちらの準備は整いましたし……」

  『オーバーライト実行』

  二人のヒーローに、オーバーライトを行い、ヒーローとしての人格から奉仕者の人格を上書きします。それと共に二人のヒーローのスーツが変化して、足全体が曝け出され、腕の方も二の腕から肩に掛けて露出しました。

  ファングのスーツは緑の、クローのスーツは赤のバニースーツのような形状に変わりました。胸元は女性の身に着けるそれよりもピッタリ引っ付いています。フレイムの方は胸筋が発達しているので胸に見えなくもないですね。二人共ヒーロースーツ姿とは違い、股間の面積は少なく、男性器の形が露骨に浮かび上がっています。

  二人の目は、透明化したバイザー越しに、トロンとして発情している様子が見えます。抑えてはいないので、すぐに勃起してその性器を浮かび上がらせることでしょう。

  「ご主人様、ご用命を……」

  「ひとまず並んで立っていなさい」

  「はい……!」

  最早命令とさえ言えないものですが、そんなことにさえ気合を入れて返事しているのは可愛いものです。

  私に見られて興奮したのか、ヒーロー二人の性器が固くなり上向きになり、ラバースーツにくっきりとその形を浮かび上がらせます。先程まではまだヒーローとしての体裁を保てていましたが、今や享楽を待つ娼夫でしかありません。そのギャップが堪らないというものです。

  そのまま戯れてもいいのですが、31番の調整を済ませましょう。従順さも必要ですが、何より反省の意志を表に出す事で、洗脳されたのではなく反省したヴィランとして協会に協力させることが重要です。あまりこの研究室での事を気取られたくはありませんからね。

  ---[newpage]

  「……後は時間の問題ですね」

  「あんっ!」

  傍に居たファングの勃起した性器を指で撫でます。大の男がそれだけでビクビクと身体を振わせて、続きを期待していますね。とはいえ、クローにも……。

  『ロック・ホーン、帰還したぞ!』

  『アクア・フィン、戻ったよー』

  おや、他の出動中のヒーローも戻って来ましたか。こちらから入れて上げなくては入れませんからね、クローはお預けです。

  帰って来たのは、クローよりも遥かに筋骨隆々の、黄色と白のヒーロースーツを着た黒毛の牛獣人と、ホーンと並ぶと一層小さく見える、青と白のヒーロースーツを着た背の低い鮫獣人です。フィンはこの中で最年少、ホーンは最年長です。

  「報告を」

  「おう、ヴィランは倒したぞ」

  「僕がやったんだよ!」

  「そうですか。ご苦労様でした」

  『オーバーライト実行』

  大して中身のない報告が済んだので、戻って来た二人もファングとクローのように、それぞれのメインカラーのバニースーツのような恰好にして、奉仕者としての人格へ上書きします。スリットのアクア・フィンの股間は平らですが、ロック・ホーンの股間は丸みと呼ぶには膨らみ過ぎているものです。

  「あはぁ、ドクター様ぁ~」

  「ああ、ドクター、なんだっていい、命令を……!」

  すぐに二人の性器は固くなり、フィンは小さいながら鮫獣人の二本のヘミペニスがスーツ越しに浮かび上がります。そしてホーンの方はというと、胸元まで届かんばかりの巨根が浮かび上がり、その異形とさえ言える状態を見せ付けます。

  「そうですね……丁度先程最終段階も終わったので、ロックは31番のオーバーライトが完全なものか、それで奉仕させて確かめるとしましょう」

  「了解しました!」

  「クローは、今日はフィンとそのままで兜合わせをしていてください」

  「はーい!」「了解だ!」

  「ファングは私の奉仕を。28番は……椅子で」

  「「はい!」」

  それぞれに指示をして、まずは31番を装置から解放します。あらゆる拘束を解き、ヘッドギアを外してから、スーツを着せたまま解放しました。現状しょっちゅうオーバーライトすることもないですから、ヘッドギアは必要ないでしょう。

  「おら、お前に奉仕ってやつを教えてやる!」

  「はい! よろしくお願いします!」

  反省し素直に生き、教えを請う。元ヴィランであろうと受け入れられるためには、こういった姿勢が必要です。反抗心なく命令に従順であれば、なお受け入れられるのは容易ですからね。

  31番はロック・ホーンの前に立ち、改造を施したホーンのその巨根を、スーツ越しに蛙の長い舌で舐め回し始めます。ホーンは刺激に目を細め快楽を味わいつつも、31番の大きな頭を掴み股間に押し付けていますね。

  「はぁ、はぁ、凄い……!」

  私の趣味ではないだけで、使いたい者もいるでしょうから、31番にもしっかり男性同士の性行為や性的要素に対して無条件の興奮と幸福を覚えるように刷り込んであります。そのため無駄に巨根であるホーンのそれに対して、無条件に興奮して奉仕を止められないのでしょう。あの調子ならば、オーバーライトは完璧であると言えます。

  フレイム・クローとアクア・フィンの方は、身長差があるのでフィンが自身の能力で水玉を作りそこに立って、健気に身長差を埋めてスーツ越しに腰を振って性器を擦り合わせています。

  「んっ、あっ……!」

  「ふぅ、ふぅ……!」

  性欲の制御も射精の制御もしていないので、ヒーロー達は感じるままに性快楽を享受しています。なかなか見物ですが、物欲しそうにしているファングの相手もして上げましょうね。

  「あはんっ!」

  四つん這いになって既に待機していた28番の背中に腰を下ろして、白衣を脱いでから椅子に掛け、ズボンとパンツも下ろします。刺激的な絵面を見て少し血が巡っています。

  「ああ、ドクター……」

  ウィンド・ファングは膝を付いてすぐにマズルを私の股座に捻じ込み、私の男性器を咥えて刺激してきます。バイザー越しとはいえ顔の良い狼獣人がこうも心酔して私の性器を求める様が愛おしです。

  「いい具合ですよ、ファング……」

  ファングに触れはしませんが、言葉だけでファングの尻尾は大きく揺れ、動かす舌も早くなります。

  「解放しましょうか」

  「おぼぁ!」

  「あひっ!」

  「おほっ!」

  ヒーロー達の股間部分を解放して、その隆起した性器を解放します。ホーンの性器が解放され、舐めていただけだった31番はその大きな口でなんとかホーンの巨根を咥えて更に刺激しています。最早奉仕というより、自らチンポを求める存在と化していますね。

  フィンの二本の性器の間に、クローの性器が挟まり、尚も互いに腰を振って快楽を貪っています。命令に従っているだけではありますが、当人達の感じている快楽は本物です。

  「んふっ!」

  そして、触れてもいないで私の性器を貪っていただけのファングの男性器も、完全に勃起していたので、私が足で刺激してあげます。気持ち良さそうに声を上げているものの、決して私の性器は離さず、舐めているのが、オーバーライトによる人格上書きによって形成された人格がいかに忠実であるのかが良く分かります。

  「ふむ……能力の用途からして、元々その気があったのでしょうか。31番にとって抵抗のないものだったようですね。でしたら、下も使わせますか」

  気持ち良さに感けて実験を忘れてはいけませんね。31番の傾向から、もう少し忌避感の強い行為を以って確かめた方が良いでしょう。

  31番のスーツを変形させて、股間部分だけ露出するようにします。男性器は勿論、尻も丸見えになる状態です。

  「ホーン、尻を犯して上げなさい」

  「はい!」

  ホーンの巨根を使う時は、懲罰的な意味合いしかありません。31番の身体を軽々と持ち上げ、ホーンはその巨根を31番の尻に当て、凶器とさえ言えるモノを捻じ込もうとします。

  「痛い痛い痛い!」

  「むっ、入らないな」

  「ふむ、オーバーライトも万能ではありませんからね。クロー、フィン、射精しなさい」

  「「んああああ!」」

  すぐに命令通り二人は射精し、互いに向き合っていた状態だったためそのまま精液を掛け合います。フィンに用があるので、お預けも可哀そうなのでイかせて上げましょうね。

  「フィン、そこの蛙獣人のアナルを拡張しなさい」

  「はふぅ……はい!」

  アクア・フィンの名の通り、この子の力は水を操る力です。水にある程度、人が乗ることが出来る程の硬さを自在に持たせることが出来るので、手間なく拡張できるのです。

  「おぼっ!」

  31番の尻穴に触手の様に水が入り、どんどん広げていきます。すぐに穴が拡がっていき、十分使える程度には拡がったことでしょう。

  「もう、十分でしょう」

  「よし、挿れるぞ!」

  「おごおおお!」

  水が取り除かれ、代わりにホーンの凶器的性器が挿れられ、31番の悲鳴が響く。幸い意識していなければ能力は発動しなかったようです。腹に形が出てしまう程ですから、声が出ない方がおかしいというものです。

  「あぐっ、おごっ、ひぎい!」

  「俺の、チンポで、しっかり反省しろよ!」

  ヒーロー達は娼夫と表現しましたが、彼らはこれでも自分達をヒーローと自認してはいるのです。ただ、性的奉仕で市民に、もとい私に尽くし、性行為によってヴィランを退治し改心させるという、エロヒーローですがね。

  「ふぅ……あちらが済む前に、限界を迎えそうですね……ファング、出すので飲み下しなさい」

  「んんっ!」

  指示していた間にもずっと奉仕されていたのもあり、私は限界を迎え、ウィンド・ファングの口の中に精を放ちます。種族柄もあってフェラが上手いので、指名しがちです。

  「あぁ……ドクター……」

  言われた通りに精液を飲み干したのを見せるために、ファングは口を開けて舌を出して見せます。それを確認してから、頭を一撫でしてあげると、目を細め飼い犬のように尻尾を振って見せます。

  「おごっ、あがあああ!」

  そう和んでいると、背後から頭を押さえられている状態の31番の、悲鳴ながら嬌声混じりの声がします。まだ痛みは伴っているのでしょうが、性器は露出し勃起し、オーバーライトした快楽はちゃんと機能しているようです。これならば、もういいでしょう。

  「そろそろいいでしょう。ロック・ホーン、31番、射精していいですよ」

  「おおうっ! おら、ヒーローザーメンくれてやるぞ……!」

  「あぐっ、げこおおお!」

  二人共既に限界だったようで、31番の精が飛び散り、ホーンの射精で31番の腹は膨れ上がり、入りきらなかったものがボタボタ零れ落ちる始末です。あまりに適性が高いと外でボロを出しかねないので、もう少しマイルドに調整しておきましょうか。

  「ロック・ホーン、微調整をするので31番を装置に」

  「はい!」

  ロック・ホーンが自らの性器を抜き取ると、大量の精液が31番の尻から零れてしまいます。はぁ、やらせておいてなんですが、研究所内でこんなに精液を撒き散らかされても困りますね。

  「他のヒーローは、それの掃除をお願いしますね」

  『はい!』

  ヒーロー達のスーツを性器が収まる形に戻しておいて、ヒーロー達の清掃を見守ります。背面は尻に食い込むような状態なので、こちらもなかなか良い眺めなのです。

  後は31番を調整して、今日のところは終わりでしょう。

  『オーバーライト実行』

  片付けが終わり、ヒーロースーツを元に戻した上で、ヒーロー達を通常の人格へと上書きします。

  「お疲れ様です、ドクター」

  「お疲れドクター!」

  「ドクター、またねー!」

  「またな、ドクターさんよ!」

  「ええ、皆さん、また明日」

  何事もなかったかのようにヒーロー達は研究室から出て行き、調整の済んだ31番を連れて行きます。

  「さてと……」

  この研究室はヒーロー協会の地下に、かなり大きく取ってある施設になります。この部屋は処置室で、他にも研究室がいくつかあります。そして、この部屋には、私の居室と直通になっているのです。秘密を守るため、そして常に研究が出来るようにするためと申請して、通したものです。

  「おかえりなさいませ、ご主人様!」

  居室に戻ると、ベッドメイクをしている灰毛の鼠獣人の姿が目に入ります。28番とほぼ同じ格好をしている、11番です。違うのは、エプロンをしていることですかね。番号で呼ぶ通り、彼もまた洗脳能力を持っているヴィランでしたが、今は表に出さない洗脳奴隷です。鼠の割に目見が良いので徴取したものです。

  「服をお預かりします!」

  「はい」

  11番に白衣を脱がせ、そのまま上も脱がせて上裸になります。下は自分で脱いで渡しておいて、シャワーを浴びることにします。研究室は快適ですが、それとこれとは別ですからね。

  疲労感と一緒に汗と抜け毛を流し、全身を軽く拭き取り全身ドライヤーを浴びて乾かし、裸のまま居室に戻ります。すぐに11号が渡して来たビキニを身に着け、晩御飯として栄養食を齧り、日中に回し続けていた頭に栄養を与えます。能力の恩恵で人の理から外れた頭脳を持っていますが、その分のエネルギーが無尽蔵に沸いてくるわけではありませんからね。

  一日を終える前に、一通り今日得たデータやヴィラン事件の詳細、ヒーロー協会に入ったデータに目を通しておきます。後は、明日の奴隷の用意をしておきましょうか。

  「お疲れ様です、11番、28番」

  居室から更に奥に、奴隷の保管室があります。そこには、今まで調整したヴィランの内、好みのタイプやそう調整出来るタイプの獣人を、培養液理のカプセルに保管しています。

  「「ありがとうございます!」」

  二人はそれぞれの番号の割り振られた、空のカプセルの中に直立し、そこにある呼吸器を自ら嵌めて、培養液が満たされていく中真顔で立ち尽くし、そのまま目を閉じてカプセルの中に浮かびます。するとスーツが初期化され、白いスーツが二人の身体を覆い尽くしました。

  それから二つのカプセルを開き、白いボディスーツに身を包んだ山猫獣人と豹獣人を取り出します。培養液が抜けるとすぐに目を覚まし、マスクを取り自分達から出てきます。

  「明日は14番が研究室に、24番がこちらの管理です」

  「「はい、ドクター! 仰せのままに!」」

  ---[newpage]

  数日後。対洗脳研究室に、新人のヒーローが配属されることになりました。期待の新人ということで、対洗脳の成果を上げている我が研究室にて処置を行って欲しいと。なので今日はヴィランを研究室に入れていません。

  「自分、サンダー・フェザーと言います! どうかよろしくお願いします!」

  やって来た白頭鷲の鳥人、サンダー・フェザーはビシッと敬礼して挨拶してきます。新人というだけあって身だしなみもしっかり整っていて、しかしヒーローながらこちらに配属ということで、まだヒーロースーツは着ていません。

  「ええ、こちらこそよろしくお願いします。私は狐野コトシロ、お気軽にドクターとでもお呼び下さい」

  「はい、ドクターさん!」

  とても素直な子です。いえ、子というのは成人済みなのでどうかと思いますが。しかし、新人をねぇ……まぁいいでしょう。他のヒーローとは違うタイプの、顔のいい子ではありますしね。

  「では、まずこれを頭に被って下さい」

  私はまずバイザーを渡します。ヒーローがデータや通信を受け取るために標準装備しているものなので、これを怪しむようなヒーローはいません。

  「これがバイザーマスクってやつですね!」

  「ええ。対洗脳チーム特別性のものですよ」

  言いながら素直にバイザーを装備して、目元から頭の裏までバイザーが装着されます。

  「右側のボタンを押して下さい」

  「こうですか? おお!」

  サイズが完全に合っているとは言えない状態でしたが、バイザー自体が調整を行い、フェザーの頭部にピッタリと嵌まります。

  「次はこれを」

  次に腕輪を渡します。ヴィラン達のように常にスーツを装着するわけではないので、ヒーロースーツは容易に着脱可能なものにしてあります。

  「それを右手に着けて、変身、サンダー・フェザーと宣言してください」

  「変身、サンダー・フェザー!」

  腕輪に話しかけるように変身を宣言すると、腕輪から白い光が放たれてフェザーの身体を包み込み、光が弾けるとヒーロースーツ姿になっていました。紫と白のヒーロースーツで、対洗脳チームの他のヒーロー達と色違いのスーツになっています。

  「おお! さっきまで服着てたのに!」

  「それが変身アイテムになります。戻る時は解除、サンダー・フェザーと宣言して下さい。今は必要ないので試さなくていいですよ」

  「はい!」

  本当に素直なので、フェザーは試しませんでした。さて、ここからが本番です。

  「ではサンダー・フェザー、そちらの椅子に座って下さい」

  「はい!」

  開いたカプセルの中にある椅子に座るフェザー。多少見た目が怪しい気もしますが、訝しむこと一つせずにとは……ある意味危険ですね、これは。あまり若過ぎるヒーローに措置を取るのはどうなのかと思いましたが、ある意味必要なことでしょう。

  「では手を手摺りに置いてください」

  「こうですか?」

  「ええ」

  能力が雷なので、抵抗されても困りますから、能力封じをしておく必要がありますからね。律儀に乗せた両手を拘束しておきます。そして、カプセルを閉じて、足も拘束しておきます。

  「え? なんッス、これ?」

  「措置に必要なことです。出来るだけ、大人しくして置いて貰えると助かります」

  『オーバーライト実行』

  すぐにオーバーライトを行い、フェザーの人格の上書きを開始します。ヒーローに対しては念入りに行い、決してボロが出ないようにしなくてはなりませんからね。

  「え? なっ、頭が……!」

  すぐに人格を塗り潰していたのですが、フェザーは思ったより精神が強いようですね。わざわざ自らヒーローの道を進んだ者というのは、精神の強い人が多いのです。

  『対洗脳チーム、帰還したぜ』

  「ああ、入って下さい」

  今日は事が事なので、慎重にカメラ映像から誰の存在も無い事を確認してから、ヒーロー四人を入室させます。

  「そうか、今日は新人が入る日だったんだな」

  「あっ、先輩……助け……!」

  「最初はキツいだろうが、すぐ慣れるから我慢しろ!」

  ぞろぞろ入って来た先輩ヒーローに助けを求めたフェザーでしたが、ロック・ホーンはあっさりその手を払います。彼らはしっかり深層にまで洗脳を施しているので、この行為も普段であれば対洗脳のトレーニングだと思っているのです。

  「やっ……あ……」

  多少時間は掛かりましたが、どうにか白紙化に成功しました。さて、殆ど一日掛かりでの調整になりますから、まずはしっかりとこの対洗脳チームの意義として、洗脳を受け入れるベースを作ります。かつ元の人格をしっかりと根付かせておくことで、幾度もオーバーライトを行っても、元の人格が決して消えることの無いようにします。

  慎重に人格データを抽出して、奥底にしっかり残していきます。なおかつ、概念や常識は真っ新で、洗脳されることに対する抵抗や、私に従う事の正しさ、性的なものに対する抵抗を無くし、むしろ受け入れ望み、積極的に行う下地を作ります。

  『オーバーライト実行』

  暇をしているヒーロー達をハイレグ姿にして、四人侍らせながら状態を見守ります。始めこそ大きな抵抗がありましたが、白紙化した後は素直な人格な分、特にトラブルなく進行しました。

  「フェザーも、良い感じになりそう?」

  「ええ、順調ですよ。このまま行けば、今日中には皆とお揃いのスーツが似合うヒーローになりますよ」

  「それは楽しみです」

  既に一度も射精させていないまま放置していて、洗脳しているとはいえ我慢し難くなっているようです。オーバーライトしてしまえばその性欲も上書き出来ますが、ヒーローが性に飢えている様もまた見物なので放置です。

  ようやく完了して、しっかりと基礎は出来上がりました。これで、彼も晴れて対洗脳チームの、洗脳ヒーローの仲間入りです。

  「……」

  『オーバーライト実行』

  「!」

  真っ新な状態でカプセルから出て来たフェザーに、スケベヒーローの人格を上書きして、ヒーロースーツを変形させます。他のヒーローと同じく、紫色のバニースーツのようなスーツになりましたが、鳥類故に股間は平らでした。であればもっと食い込ませましょうか。

  「あひんっ!」

  キュッと引き締め、総排泄孔の割れ目が僅かに分かるようになりました。

  「さて、貴方はなんですか?」

  その言葉に、フェザーはビシッと敬礼し、しかしその顔は蕩けていました。

  「俺はサンダー・フェザー、この総排泄孔で皆さんにご奉仕して、悪いヴィランのチンポを搾り取る、エロヒーローッス!」

  恥ずかしげもなく、そう宣言するサンダー・フェザー。

  「そうですか」

  『オーバーライト実行』

  今から性行為をしてもいいですが、まず一つ実験をします。

  「……あれ?」

  エロヒーローの人格から元の人格へと切り替えます。それに伴いフェザーのスーツは元に戻りましたが、他のヒーロー達は相変わらずスケベスーツのままです。

  「すみません、ボーっとしてたッス!」

  一度ヒーロー達の姿を見回しましたが、そこに何も言いません。明らかな異常ではありますが、オーバーライトしておいたことでそこに疑問を持たなくなっています。

  「いえ、良いのです。これで貴方も今日から対洗脳チームの仲間です。それでは……」

  『オーバーライト実行』

  再びフェザーのスーツをエロ衣装に変形させて、エロヒーローの人格を上書きします。

  「では皆さん、歓迎会をして上げて下さい」

  こうして、また一人ヒーローが、私のものになりました。

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