明かりのないトンネルに入り、客車のライトで鏡のように写る儂の顔はどこか固くぎこちない。普段は付け人を伴い外出していたこともあり、一人での旅などいつぶりだっただろうか。そんな緊張もあるにはあるのだが、儂の顔を錆び付かせているのはもっと別の理由といえるだろう。
目的地は山間にある片田舎、今では緩やかに老齢人口が増えて衰退して行っているという地方の田舎町だ。思えば、儂の生まれ育ったあの町に帰るのは相撲部屋に入った高校を卒業して以来かもしれない。
相撲部屋に入り、我武者羅に励み、昇進してついには横綱となるまで、師匠とは中々会う機会に恵まれなかった。師匠の名から頂いた猛里 拓(タケリザト ヒロム)という四股名を胸に横綱にまで上り詰め、五連続本場所優勝と先場所では二十連勝を迎えて、ようやく胸を張って会えると思えたのだ。
そう、儂は久しぶりにあの町へ、師匠へ会いに行く。
儂の顔を写していた窓硝子が眩く光を放ったかと思うと、次の瞬間にはそこに青く若い稲草が広がっている。民家が点在しているよりも、遠景の山に囲われた田畑が目に付くのどかな風景。電車の先は遠くに見えた集落に向けてもう少しの旅路を走る。
あの先が儂の郷里、師匠との相撲をとり続けた日々の積もった町だと思うと、自然と固く引き絞っていた口元が緩む。あの町で生まれた儂は小学校に入った頃には、忙しい両親が帰ってくるのが遅かったこともあり、半ば放置子のように家では孤独だったように思う。
純粋に家で一人の儂を心配したのか、はたまた世間体を気にしたのかは分からぬが、親に習い事を薦められたのはそう遅いことではなかった。算板教室に学習塾、スポーツ少年団などにいくつか連れて行かれたが、ピンとくるモノも無かった儂は、そんな最中に師匠と出会ったのだ。
『ほう、良い足腰をしておる。どうかね……』
元力士だったという師匠は引退後に地元で相撲教室を開いたのだという。師匠の相撲教室へ連れて行かれた儂はそこで初めて相撲に触れた。幼い時分は小柄でぼてっとした体つきであったが、相手と組合い力比べをするという初めての経験に目を白黒させたことを今でも覚えておる。しかし、それで魅力に取り憑かれてしまったというのもまた事実。
師匠の元で相撲を学び、高校時代には相撲部で自慢ではないが全国大会にも進むことが出来たのも、師匠がいなければ成し得ぬことであっただろう。卒業後には相撲部屋へ弟子入りする事が正式に決まったときには、我が事のように共に喜んだものだ。
「~~降り口は左側になります」
思い出に浸っていたところを割り込むように、鼻にかかったような声のアナウンスが響く。いつの間にか町の中心地近くまで乗り入れていた電車は徐々にスピードを落とし始めていた。
駅へと降り立ったのは儂の他には数名程度で、ホームへ儂らを残して再び電車は走り出す。その様を見送ってから改札を抜ければ、幾ばくか変わった建物に混ざり、見覚えのある建物もある懐かしい寂れた駅前の姿があった。
シャッターを閉じたままの軒先が所々散見される商店街を通り抜け、住宅街へとはいると記憶の残る建造物や公園などが現れ始める。走り込みをした河川敷や、師匠と共に訪れた銭湯などの前で立ち止まり、その時の記憶に思いを馳せる。
今はもう親も住んでいない、元実家と言えるだろうアパートの前に差し掛かり、師匠にもうすぐ着くと連絡を入れていなかったことを思い出す。相撲に没頭しだす前にはよく足を運んでいた小さな公園でベンチに腰掛けて携帯電話を取り出した。
「えー、もうすぐ、着きます。師匠に……」
どうにも携帯の液晶画面の入力は細々として覚束ないものだ。書いている内容が口から漏れ出てしまうというのも普段ならば付け人の後輩が教えてくれるのだが、周りに誰もいないのだから少しばかりはいいだろう。
何とか文面を打ち終えることの出来た画面を確認して、送信する。メールの作成に四苦八苦している間に一休みも出来てしまったことだし、あと数十分もあれば十分に着くことだろう。
昔住んだこの町を見てから師匠に会おうと思い立ち、駅前でタクシーに乗ることもしなかったのだが意外と思い出が残っているものなのだな。相撲ばかりの生活だが、それ以外にもしっかり儂はここで生きていたのだと、どこかセンチメンタルな気持ちになる。
いや、きっと久方ぶりに師匠と会うため緊張しているのだろうな、とても柄ではない考えだ。そう思い、両頬を張る。ベチンッと鋭い音が立ち、むっちりとした頬肉が揺れる衝撃を感じる。うむ、発気よし!師匠に会いに行こうではないか。
「あぁらあら、もしかしてそこにいらっしゃるのは猛里さんじゃないでしょうかぁ?」
公園を出ようとした儂に声をかけたのは季節外れのコートを着込んで中折れ帽を被った太ましい……おそらくは男であった。どうにも間延びしながらも低めのその声に、どことない警戒心を抱く。
「うむ、そうだがお主は……?」
「むっ、ふぅ、ふぅ、アナタのファンですよぉ。ワタシはぁ、ダルバニーと言いましてぇ、是非ともアナタには……」
自己紹介をしながら中折れ帽に触れて浮かせる。その下から現れたのは黒く長い……髪?いや、髪にしては垂れることなく持ち上がるソレは細く伸びる、耳のようで。
「ワタシのお店でバニー姿で傅いていただきたいモノですねぇ!」
風に吹かれて翻ったコートの内が晒されると、でっぷりと太ったウサギの相貌をした奇怪な人物がそこにあった。その面妖で、醜悪に粘ついた笑みを浮かべるそのウサギに思わず数歩後ずさるも、ダルバニーと名乗った其奴は儂を狙いにじり寄ってくる。
ダルバニーとやらは立て板に水とばかりに己の欲望を宣い、自らの妄想に悦に入るという変質的な様を見せつけてくるため、とてもではないがまともに相手にしたいものではない。
その欲望の根幹は全て此奴の性癖なのかは分からぬがバニースーツなどと言う破廉恥な格好を儂にさせたいという、とてもおぞましい嗜好からくるものらしい。
「わ、儂はそういったことを好かぬ故……」
言葉尻を濁しながら足早にこの場を去ろうとした儂を逃がすつもりはない様で、見た目にそぐわない俊敏性を遺憾なく発揮したダルバニーは公園の出口を塞いで儂の前に立ちふさがる。強硬な手段でもない限り此処を押し通ることなど出来そうにないだろう。瞬間、相手から仕掛けにきたつもりなのか儂を掴もうと伸ばされた腕を掻い潜り、儂は相手と強く組み合うつもりでの突撃を撃ち出す。
「うぐぅっ?!よもや横綱のぶつかりを味わえるなんてねぇ!!いやはや凄まじい衝撃ですよぉ」
儂がダルバニーのコートを掴んだために倒れることも飛ばされることもなかったが、衝撃を直接受けてのダメージは堪えるだろう。しかし、肉の厚さだけではなく人とは違う相貌によるものなのか、手応えほどのダメージは入っていないようだ。
組み合ったことでダルバニーとやらの獣臭さが鼻にかかり、くらりと頭を揺さぶる。むわりとコートの中で蒸れ立つダルバニーのエキスが儂の鼻孔を、脳を侵略し犯していく。これは、何だ。こんな臭いを。とてもではないがいい香りなどではない、酸っぱいような雄の臭いに体の芯が痺れて思うさま力を込めることが出来なくなる。
「おやおやぁ、抱きついて体を預けてくださるなんて感激ですよぉ」
「う……ぐぅ、どういう……ことだ……」
ねっとりとダルバニーの舌が儂の首筋を舐り、徐々に上がっていき口を奪われてしまう。いや、そうではない、そんなはずはないのだが。本当は儂の頭が下を向いていき、ダルバニーの舌を受け入れようと口を近づけていたのだ。
口を重ねてダルバニーの口から流し込まれてくる唾液を夢中になって飲み干してしまう。決して美味などではないダルバニーのエキスに、儂は虜となって受け入れていく。喉を流れていく度に、全身にダルバニーが浸透していくように感じる。
「えぇえぇ、ワタシのチカラを感じていただけてるようですねぇ。ワタシの体液を接種した方はワタシの思い通りに従ってくれるんですよぉ」
恍惚としながら儂の肉体を確かめるように全身をまさぐる手を、儂は振り解くことすら思うようにできない。
「それではとっても素晴らしい世界を見せて差し上げましょうねぇ。ほぉら、あんよが上手ですよぉ」
ダルバニーのかけ声に合わせて一歩ずつ儂の足は動き出す。ダルバニーに腰を抱き寄せられながら向かうのは師匠の家とは別の方向。拒むことのない儂の体は促されるままダルバニーの案内する先へと導かれていった。
そして連れ込まれた先はテナントの看板も見あたらない寂れた雑居ビルだ。階段を昇らされている間も、ダルバニーの手つきは儂の尻から内股にかけてをその感触を味わうようにまさぐられている。
普段から人が出入りしている様子の殆どない埃っぽい一室へと通された儂の前に、大きさだけはしっかりとしたマットレスが敷かれている。ダルバニーは興奮を抑えきれなくなったように呼吸が浅くなり、喉元からは毛色の悪い籠もった笑いがこぼれてきているため一層の嫌悪感が沸いてしまう。
「そのベッドでのお楽しみはまだとっておきましょうねぇ。そのためにも、ま、ず、はぁ……」
マットレスの上に載せられた折り畳まれた黒いものを指差して、ダルバニーはむふふと卑俗な表情を浮かべた。儂の体が勝手にその黒いモノの前へと歩み出て、さも大事なモノを扱うような優しさで腕を伸ばす。
合皮製由来の硬さのある布地の一端を掴み、持ち上げていくと横幅の大きな衣服ののようなものだと分かる。前面らしき側の二つ山形になったラインを掴んで垂れているその姿は、実物は見たことなどなかったが存在だけは聞き及んだことのあるコスチュームだ。
カタリ、とコスチュームに包まれていたアクセサリーが、ダルバニーについているものを同じ形をした模造の耳が音を立てて落ちる。まさか、これがいわゆるバニー服などという、破廉恥極まる衣装だというのか。
「こ、このような破廉恥な……!」
ダルバニーへと投げ返してやりたいと思えども、自由に動くことのない儂の体は大事なものだと言わんばかりにバニー服を掻き抱く。
「むっふぅふぅ、そのお着物を脱ぎぬぎしてワタシ好みのバニー姿を見せてくださいよぉ」
「このようなモノを……くっ、なぜ勝手に……!」
「ワタシのエキスを体内に含んだら何でも言うとおりにしてくれるいい子になってくれますからねぇ」
だから、その帯を解いて着物なんて脱いでしまいましょうねぇ。
そんなダルバニーの言葉が儂の中に染み込んでいき、パサリと儂の手からバニー服が離れてマットレスへと落ちる。代わりにその手が掴んだものは浴衣の帯であり、何をしようとしているのかを理解して、抵抗したい心とを裏切って儂の体は勝手に帯を緩めてしまう。
目の前のダルバニーを楽しませようとねっとりと焦らしながら浴衣の合わせを開いていく。やめろ、このようなことをしたくなど……!どんなに拒否しようとしても儂の体は儂の意志を無視してダルバニーへと媚びを売ってしまう。
「この……!下郎めが……ぁ!」
「そんなヒドいことを仰らないでくださいよぉ、おぉ怖いコワい」
大げさに、わざとらしく怖がる素振りを見せるダルバニーに、演技だと分かりきっているのに激しく心が揺さぶられる。あぁ、何故だ、どうして目の前の相手が怖がっていることに尋常ではない罪悪感が襲ってくるのだ。
「えぇえぇ、バニースーツを着てくださればきっとこの怖さも消えてしまうでしょうに……」
「くっ、き、着れば……よいのだな?」
意を決して着物をはだけさせれば、腕を着物の袖が滑り落ちていく。床に落ちる軽い音がいやに耳に残り、儂はダルバニーに褌一枚の姿を晒す。相撲廻しで相手の前に向かうのとは訳が違う、薄い前垂れの揺れる様が無性に儂の羞恥を駆り立てる。
バニー服を再び手に取ると、どのように身に着けるのかを観察しようとしてダルバニーにより待ったの声がかかった。
「全部着替えないとダメに決まってるでしょぉ?ちゃんと褌も脱いで、まずは網タイツを履いてくださいねぇ」
「むっ?!ふ、褌も脱ぐのか……」
前垂れの下に手を潜り込ませ、結び目を解けば儂の褌は足下の着物の上にハラリと落ちた。ダルバニーに全身を余すところ無く晒していることがとても恥ずかしい。しかし、抗うことの出来ない身は、その様を無理矢理正当化しようと初めての感情を作り上げていくようだ。
「おやおやぁ、タイツを履く前にそんなにしてしまうなんて、横綱さんは満更でも無いようですねぇ?」
「こ、これは……!なにかの間違いで……!」
「いいんですよぉ分かってますって。ワタシのためを思ったら気持ちいいんですもんねぇ?」
二つ大きく垂れ下がった儂の睾丸の間で、ピコンと勃ち上がる愚息をダルバニーは優しく指で弾く。たったそれだけ。それだけで儂の頭は真っ白に弾けた。
「ふっ、んぎぃぃっ?!お゛っ、おほぉぉっ!!……ぉ?」
全身を千擦りで達した時のような快感が貫く。しかし、儂の愚息からは子種が吐き出されることはなく、大きく震えるのみであった。確かに絶頂をしたはずなのに性感のみで射精が一切伴わない、ダルバニーの術中により深みへと沈んでいく。抵抗も何も考えられずに空っぽになった頭にダルバニーの支配が染み込んでいくのを感じるが、もはや抵抗をしていた理由がぼやけてしまう。
あぁ、そうだ、儂はバニー服を着ようとしていたのだな。
何をしようとしていたのかをぼんやりと思い出して、バニー服の下に置かれていた網タイツを手に取る。網タイツへと潜り込んでいく儂の足が、編み目の大きな格子に押し当てられてみちみちと窮屈そうに歪ませる。
「ふっ……くっ……」
下半身に網タイツが食い込んでいく感触に、儂の口からは艶めいた吐息が漏れ出る。儂の下半身を満足げに眺めるダルバニーは格子に割れた尻肉を撫でつけて、着替えの続きを促す。
次は……なるほど、バニー服の背面がファスナーとなっているのだな。大きく背中の開いたバニー服の腰元あたりまで伸びるファスナーを開いて足を通す。股のV字が鋭い合皮のバニー服は儂の股下に食い込むとまで引き上げられ、前面は上乳がはみ出る露出の大きいものだと着てみて実感をする。
「なっていませんよぉ、着こなしが全くなってません」
「ぬぅ、す、すまん……」
ダルバニーの叱責にショックを受けながらも、細かい修正のために儂の体をまさぐるダルバニーの手を受け入れる。脇下に流れた乳を前面へと寄せると、豊満な胸の谷間が作られり。そして、儂自らでは手の届かない背面のファスナーにダルバニーが触れると、ゆっくりとファスナーのタブが持ち上げられる。
ファスナーの悲鳴のような鈍い音がしながらもなんとかファスナーが閉め切られ、合皮で硬さのあるボディスーツが儂の胴を締め付ける。大きく張り出した腹が圧迫されながらもまん丸に膨らみ、胸は中心へと寄せて生地に押さえられたことでまるで女性の乳のように谷間が作られていた。
「いいですねぇ、とってもステキですよぉ」
「くっ……そのように、見るでない……!」
「さぁさぁ、あとはこちらの装飾を付けてくださいよぉ」
黒いバニースーツとは対照的な白い付け袖を手首に留め、蝶ネクタイ形の飾りが付いた付け襟をボタンで留める。
兎の耳を模したカチューシャを頭に射し込み、最後に高さのある赤いピンヒールのパンプスに足を通せば、とうとう儂の姿はフルセットのバニーガール姿となってしまった。初めて履くパンプスにバランスを取るため足はガニ股で構えてしまい、ハイレグからこぼれてしまいそうな膨らみを開け広げに見せつけてしまう。
くっ、このような格好をせねばならぬとは……!バニー姿になったとしても一向に儂の体は自由に動く気配すらなく、目の前のダルバニーに鑑賞されるために堂々とバニーの立ち姿を披露する。
鍛えられた様子もなくむちむちと肉付きばかりの良いダルバニーの手がバニー姿の儂の肉を触る。その様子は品質を見極める目利きのそれであり、儂という価値を品定めしているようだ。その視線は儂の身に着けていた着物や褌にまで及び、横綱の着用済み衣服に与えられる付加価値すらも見越しているのだろう。
「やはりアナタくらいの肉感がなければ映えませんねぇ!いやぁ、見込んだ通りなんとしてもワタシのモノにしてしまいたいですよぉ」
ダルバニーはそう言いながら褌を手に取ると、顔へと近づけていく。毛並みと同系色で質感の違いでそこにあるのだと辛うじて分かる鼻へと、儂の褌を、それも一番儂の臭いが染み付いているであろう股間部周りにあった布地を押しつける。
鼻が鳴るほどの深い呼吸音が部屋に響き、数瞬の後に悦の混じった吐息が漏れる。
「ふむぅ、これはこれは……相撲ばかりでお遊びをされることも少なかったのでしょうかねぇ。もっぱらご自身で処理されることもなく寝ている際に汚してしまうんですかねぇ、とてもお盛んな香りが染み付いておりますよぉ」
饒舌にまくし立てられる内容が何に対してのモノなのかをすぐに理解して、全身の血流が顔へと集中しているような錯覚に見舞われる。発火しているのではないかと思えるほど顔が熱い。
このような辱めに激昂しようとする儂と裏腹に、受け入れている肉体に流されるようにどこかこの姿に悦を感じている儂が……
「……はっ?!い、いや、そんなはずは……」
「んんぅ?どうされましたぁ?気に入っていただけたみたいですかぁ?むっふふぅっ」
儂の内心を見透かしたようにダルバニーの手付きはイヤらしく儂を追いつめ、女子を愛撫するかのようにバニー服の乳袋を弄んでくる。まるで儂の体ではないようにその甘美な感触へと沈んでしまいそうになるのを、理性が押しとどめて儂を保つ。
「ふっ、くぅ……こ、このような真似は……や、やめ……」
「どうされましたぁ?はっきりと仰っていただかないと分かりませんねぇ。土俵のアナタはあんなに毅然と振る舞っていらっしゃったのにねぇ?」
「ち、乳房を……女子のようにその……弄ぶでないっ」
ダルバニーの言葉に促されて口から漏れ出た言葉に、とてつもない羞恥を覚える。よもや儂がこのようなふしだらな言葉を……それも辱めを与えてくる張本人へと伝えねばならぬとは……
「むふふぅ……いいですよぉ、とっても気持ちいいでしょうねぇ。どうぞもっと溺れていただいていいんですよぉ」
事実、ダルバニーが言うように乳を捏ねられてこのような気持ちになるなど初めてのことで、儂は快感に戸惑い状況にみるみる深みへと流されてしまっていた。しかし、それを自覚したところで反抗する手段もなく堪える事しかできないのではどうしようもないのだ。
「おやおやぁ、このように乳首をビン勃ちさせるとは……とってもヤらしいですよぉ」
「ふごぉっ?!や、やめろっ!!捏ねるなっ潰すなぁ!……お゛ぉっ?!」
瞬間、頭が弾けた。一体何が起こったというのか。いや、この感覚は知らないわけではないのだ。爆発的な快感の暴走に、尿道を外へと迸る感覚。まさか、一切触れずにダルバニーに乳をコリコリと弄ばれて、射精を迎えたというのか。
射精の快感に足がガクガクと揺れると不安定なピンヒールでは踏ん張ることも出来ずに儂の体はマットレスへと仰向けで崩れ落ちる。その様にダルバニーが愉悦の笑みを浮かべているのをぼんやりと思い浮かぶ。
合皮の生地では水分が浸透していかずに、身じろぎすると粘ついた水音が響く。そんな儂の上に覆い被さるようにダルバニーが跨がると、儂の顎下をねっとりと撫でつける。
「いやはや、まさかあの横綱さんが乳首イキに弱いなんて思いませんでしたねぇ。試合で見ていてエッチだろうと思ってましたがココまでとはねぇ」
「そん……くっ……」
ダルバニーの挑発する声色に反論しようとしても言葉が見つからない。反論など儂がしていいものでは……
「楽しませていただきましたので、そろそろワタシのモノになっていただきましょうねぇ?」
「なっ?!ど、どこを触って……?!」
黒い毛に覆われたダルバニーの手が儂の下半身へと伸びていき、割れ目に食い込んでくるほどパツパツの臀部を撫でる。尾てい骨の下辺りで生地の重なりで隠されていたファスナーのスライダーを摘み、ゆっくりと引き下げられ会陰まで開かれていく。
尻肉を押さえつけていた布地に割れ目が作られたことでこぼれ出るように割れ目が開いていくのを感じ、その下からは編み目の大きなタイツが食い込む尻が露わとなっていることだろう。
「おほぉ……!これはハリもよく肉厚ですねぇ!」
「も、揉むな……く、ぅぅ、なぜこのように感じるのだ……?!」
これまでは相撲の試合などで尻に相手の手が当たることなど何も思わなかった。しかし、今こうしてふしだらなバニー姿で臀部の割れ目から手を潜り込ませられてまさぐられていることにとてつもなく感じている儂に困惑する。
「それはワタシのエキスがよぉく馴染んできている証左ですよぉ、ワタシ好みに支配して作り替えて差し上げますからねぇ」
チュパチュパと指に唾液を絡ませるように音を鳴らしながら舐り、とろりと透明な汁が垂れる指を見せつけてくる。その指は儂の胸の谷間を掠め、腹の大きな稜線に沿って進み、儂の両足の間へと潜り込んでいく。
「それではメインディッシュを味見させていただきましょうかねぇ。大きく足を開いてくださぁい」
「くっ、ぁ……!」
ダルバニーの指示に応じて儂の両足が大きく開かれる。両膝を抱えようかというほど引き上げられた状態で割り開いた両足のせいで、儂のふぐりで小山になった膨らみも、その下で割れ目から覗いているであろう肛門もきっと下から見るダルバニーには曝け出されてしまっているだろう。
他の者に触られたことなどなかった菊座をダルバニーの太い指が無遠慮になぞり、つつき、揉み解す。ダルバニーの唾液が儂に影響を与えているのか、みるみるとその場所が熱を持ったように疼き、触れられるだけで痺れるような快感が儂を飲み込んでいく。
儂の尻がダルバニーの指先に吸い付いて離すまいとする。ダルバニーが儂の中に入ってくる事にとてつもない幸福が芽生えてしまう。きっとこれがダルバニーの言っている支配ということなのだろう。今にして思えばダルバニーへとぶつかっていった際にエキスを嗅いで、唾液を飲まされただけで儂の体はダルバニーの思うとおりに動くようになってしまったのだろうが。そんなエキスを今は尻をほじくられて染み込まれていっているのだ。
グチュグチュと尻の穴が鳴る中で頭が快感に漂白され、儂の中にダルバニーが入ってくる。儂の大事なもの全てがダルバニーに取って代わられていく。こんなの無理だ、抗いようがない……!
「お゛っ!!そこはっ……!!やめっ……!」
「そんなこと言って気持ちよさそうに咥え込んでるじゃないですかぁ?」
指を引き抜かれて代わりに突き出されるのは、先走りにヌラヌラと塗れたダルバニーの巨根と言うべきサイズのアレだった。ダルバニーのその大きさに目が離せず、無意識にゴクリと喉が鳴ってしまう。これから何をされてしまうのかこんな経験など初めてであるのに想像できて……
「物欲しそうな顔してらっしゃいますよぉ、そんなに期待しなくてももちろん気持ちよくして差し上げますって」
「くっ、そ、そんなわけっ……」
慌てて取り繕っても視線をダルバニーの男根から離すことが出来ず、そんな儂の様子にダルバニーは心底悦に入った笑みを浮かべていた。きっと儂の内心など全て見透かして笑っているのだろう。
儂の菊門にプックリと丸く膨れた亀頭が押しつけられて、つつかれる。よもや儂が雄に犯されるなど思いもしなかったのに、全身が、いやもう心底から儂はダルバニーへの屈服を求めてしまっていた。きっともうダルバニーに犯されてしまえばもう後戻りも出来ないほど支配されてしまう。ダルバニーのためにバニー姿で奉仕するド変態豚になってしまうだろう。そのことを考えて浮かぶ儂の表情は。
「は、はやく儂をダルバニー……さまのだ、男根で……その、し、躾をしてくだされ……!」
欲に負けてダルバニー様に媚びる豚ウサギへと墜ちてしまっていた。自ら尻を擦り付けてダルバニー様の男根の熱を感じ、それだけで儂の尻の穴がトロトロに緩みダルバニー様を受け入れたいと訴える。
「いい子になりましたねぇ!他の生き方なんて忘れちゃうくらい気持ちよくしてあげますよぉ!」
バチュン、と音が鳴ったような気がした。勢いよく腰を儂の尻へと押しつけてダルバニー様の男根が儂の中に入ってくる。ミチミチと指とは比べものにならない太さの男根が儂の尻の穴を押し広げる。
「お゛っ、ぼっ……ん゛ぉっ……?!」
異物を尻に入れられるなど初めてだというのに、痛みなど微塵もなくそれどころか頭がおかしくなるほどの幸福感と快感が暴れ回っている。
ダルバニー様を受け入れていることが幸せでたまらない……!
儂はダルバニー様を悦ばせるためのデブバニーとして人生を捧げなければ……!
ダルバニー様を愉しませたい……!
頭の中がダルバニー様で埋め尽くされて、ダルバニー様の望むように作り替えられてそのほか全てが潰れて消えていく。ダルバニー様の腰が引かれるのに従って下半身へと集まっていき、肉同士がぶつかる音を立てて儂の尻とダルバニー様の腰が密着するのに併せて儂のおちんちんからいらないモノがピュッピュと飛び出していく。
「んほぉっ、おちんちんから全部飛んでいくぅ……!」
「むっふっふぅ、そうですよぉ、アナタのいらないモノを全部吐き出してしまいましょうねぇ」
ダルバニー様の好む通りに全てが変わっていってしまう。男根などと呼ぶよりもダルバニー様はおちんちんという方が好きなようだ。そうか、儂の尻はオメコと言えばいいのだな……
そうして儂の全てがダルバニー様の好みになっていく。儂が拒もうとしていたのはこんなに気持ちよいことだったとは……ダルバニー様へと抵抗していたことへの罪悪感が膨れ上がる。
「いえいえ、そんなことを思うよりも淫らにワタシを悦ばせてくれればとっても嬉しいんですよぉ」
「は、はいぃ……どうぞ儂を好きなようにしてくだされぇ……」
沸き起こった罪悪感すらダルバニー様の前に蕩けて消えていく。ダルバニー様が腰を打ち付けるために儂へと体重をかけて押しつぶしてくることに幸せが氾濫する。ダルバニー様の背に腕を回して抱きつき、顔が快感に蕩けてしまう。
激しくダルバニー様が腰を振り、その度に儂は浅く激しい喘ぎ声を上げる。ダルバニー様が儂のオメコで気持ちよくなってくださっている!儂のオメコの中でダルバニー様のおチンポ様が暴れ回ってくださっている。
儂のおちんちんは栓が壊れて溢れるままに先走りやら子種やらを噴き出しており、既に股間周りはすっかり濡れてハイレグな布の端からも零れ出ている。そんなところにダルバニー様がのしかかり体を密着させてしまうのだから。
あ、そんな、ダルバニー様のお召し物が儂の不浄で汚れるなど……!ダルバニー様の一挙手一投足が愛おしく、儂を繰り返し絶頂へと押しやっていく。
「いいですよぉ、とぉっても気持ちいいです。さぁて、中に注がれるのと外に出されるの、どちらがよろしいでしょう?」
「お゛ぉっ、な、中に……儂のオメコにお願いします!!」
ダルバニー様の子種を求めて儂のオメコがキュンキュンと締め付けてしまう。儂のとは比べものにならない立派な男根が儂の中で暴れるのを感じ、それがさらに儂を興奮させる。
「ワタシのザーメンを中に欲しいんでしたらぁ、何をしたらいいか、お分かりですねぇ?」
ダルバニー様も絶頂が近いのか、少し呼吸が荒くなっている中で儂の耳元で語りかけてくださる。その言葉が耳へ脳へと染み込んでいき、儂が何をするべきなのかを叩き込んでくる。
「儂はダルバニー様の変態バニーとしてっ、横綱などとどうでもいい地位を捨てて一生奉仕させていただきますっ。どうぞ儂のオメコに子種を注いでダルバニー様でいっぱいにしてくだされぇっ!」
「むふふぅ!一番ワタシのエキスが濃い精液を中に出されたらもう一生ワタシの能力が解ける事は無くなるでしょうねぇ!その体も心も何もかもワタシのモノ、それでもいいんですかぁ?」
「構わんっ、儂の全てはダルバニー様のモノでございます!」
ドクン、と儂の奥が大きく疼く。ダルバニー様の先走り汁が儂のオメコを、ダルバニー様の子種を受け入れるための最終調整をするように変えていくのを感じる。儂の全てがダルバニー様のモノになるための準備を整え、儂の中身がダルバニー様をお迎えしようと全身が訴える。
一筋目尻から雫がこぼれたのは一体何故なのかも分からないまま、儂は儂を捨て去った。
「ふっ、くっ、うぅ……!!」
「おほっ、入ってくるっ……!ダルバニー様が入ってきておる……!」
儂のオメコを叩きつけてくるダルバニー様の子種が儂の中を暴れ回る。ダルバニー様のお力が儂の全てを駆けめぐって全身を幸福感が包んでいく。初めて中出しされた悦びと幸せに儂の頭は真っ白になり、押し流されるままに絶頂を迎える。しかし、犯されていた間にも何度も繰り返しイき狂っていたために、儂のふぐりは既に空っぽになるまで絞り出されてしまっており透明な汁のみがピュッピュとこぼれるだけだ。
全身を淫液に濡らした儂から離れるダルバニー様を再び求めて、ユルユルとなったオメコが開閉してせっかく注いでいただいたダルバニー様の子種を垂れ流してしまう。もったいない、そう思っても圧倒的な快感に沈みきった儂の体は絶頂の余韻に浸るだけしかできない。
「おやおや、すっかり汚れてしまいましたねぇ。こちらで拭いてはいかがですかぁ?」
そう言ったダルバニー様の手には儂の荷物から取り出したのであろう、丁寧に折り畳まれた布があった。見間違えようもない、昔の儂の大事なものの象徴ともいえる相撲廻しだ。
音を立てて床へと落ちた相撲廻しを、ダルバニー様にぞんざいに扱われているのを見ても何の思いも湧いてこない。相撲のことも、横綱としての誇りもダルバニー様に比べれば何の価値も無いことを儂は思い知ったのだ。
相撲廻しを手にとって何の迷いもなく儂の濡れた股座へと押しつける。水分の吸いが悪い廻しでは拭うのも一苦労で、一通り拭い終えた頃には儂とダルバニー様の淫液が染み付いて強い匂いを放つようになっていた。
「それでは確認しましょうか、その相撲廻しとワタシのバニー服、どちらがアナタに相応しいと思いますかぁ?」
ダルバニー様の問いかけに儂は疲労で重い体に鞭打ち立ち上がる。大股開きで胸を張り、大口を開いて出た言葉は。
「もちろん、ダルバニー様にいただいたバニー服でございます!変態デブバニーとしてダルバニー様のご期待に添えるよう精進いたします!」
ダルバニー様の望む答えだった。
[newpage]
もう既に日も沈んでしまった住宅街で、大きな屋敷の離れに明かりが灯っている。相撲教室の稽古場として使われているその離れで落ち着き無く歩き回っているのは儂の師匠のようだ。
儂が連絡をしたのに一向に訪れないことできっと心配をかけてしまったのだろう。今もスマートフォンに何度も視線を落とし、儂からの連絡がないかと気にしているのだろうな。そんな師匠の様子を、儂は外からこっそりと覗き込んでいた。
師匠は大きな屋敷で一人暮らしをしておるため、今は本邸の方には誰もいないようで屋敷は真っ暗になっておる。まだ警察などには連絡をつけておらぬのか、稽古場の方にも師匠一人の気配しか無いようだ。
「むふふぅなるほどぉ、あちらがアナタのお師匠様ですかぁ。お爺さんの様ですが、たしかにお年のわりにワタシ好みですよぉ」
「おほっ、あ、ありがとうございます……!」
ダルバニー様に尻を撫でつけていただき、声が漏れて顔が蕩けてしまう。クチュりとダルバニー様の指が儂のオメコの縁をふにふにと押しつけて、トロトロオメコから腸液が溢れてくる。先ほどまでのダルバニー様の雄を思い返してしまうと、腰砕けになってしまいそうだ。今すぐにでもオメコにハメていただきたくなってしまうではないか……!
しかし今はそういう状況ではない。ダルバニー様に師匠も気に入っていただけたのなら、やるべき事が出来たのだからな。
「そ、それでは師匠もダルバニー様の変態バニーとして……!」
「えぇ、それもいいでしょうねぇ。それにしてもお師匠様を変態バニーにしたいなんて……酷いお弟子さんですねぇ」
「わ、儂の全てはダルバニー様のモノですので……儂の大切なものも全てダルバニー様に捧げたいのです……!」
ダルバニー様にすがりついてカクカクと腰を揺らしてしまう。あの師匠が儂と同じように変態デブバニーとしてダルバニー様にご奉仕をする姿を想像し、それだけでダルバニー様を求めて全身が疼く。
あぁ、今すぐにでもこの肉がミチミチと詰まったバニー服を師匠にお披露目して、この素晴らしさを今すぐ師匠にも教えたい。師匠ならばきっと儂と一緒にダルバニー様をよく悦ばせてくれるだろう。
「ワタシ思いのいい子ですねぇ、えぇ、その姿をお師匠様に見せて差し上げましょうねぇ」
「はっ、わかりましたっ!」
お許しが出たことで儂は稽古場へと向かっていく。まだ師匠は稽古場の土俵際で忙しなくしているようで、建物の奥から物音が聞こえている。儂は正面の玄関へと回ると、ガラス戸を叩く。ドスンドスンと奥から駆けてくる音が聞こえてきて、衝突するのではないかという人影がガラス戸越しに現れる。
「おいヒロム君かい?!昼に連絡をくれたっきりで一体何、が……」
大きな音を立てて横へとスライドするガラス戸の向こうから相撲廻しを身に着けた師匠が顔を覗かせながら、儂を心配していたとの叱責を飛ばしていたがその言葉が不意に途切れていく。師匠の目に映るのは儂の変態デブバニーとしての晴れ姿、ダルバニー様のおかげで着こなせるようになりガニ股で痴態を見せつける儂の姿だ。
「ヒ、ヒロム……君……?なにを……?」
師匠の愕然としている姿に儂の体は浅ましく昂ぶってしまう。我慢できずに儂の両手は豊満な自身の胸へと伸びていやらしく揉みしだき始める。お゛っ、ほっ、乳首コリコリ潰すのがとても感じてしまう……!オホ顔チクニーを師匠が見ておる……!
儂のド変態バニー姿に呆然とする師匠の隙をついてダルバニー様は玄関の中へと儂を連れ立って押し入り、鍵をかけてしまう。他に出口など稽古場の奥の方にある勝手口くらいのものだが、この場所からでは遠すぎて逃げ出す前に儂が取り押さえることも容易い。
ダルバニー様と儂が一歩ずつにじり寄っていく度に師匠は後ずさりして稽古場へと追い込まれていく。儂とダルバニー様も土足のまま稽古場まで上がり込めば、土俵のある土間まで追いつめられた師匠は俵に足を引っかけてとうとう尻餅をついてしまった。おっと、堅められているとはいえ儂の体重がかかったピンヒールでは稽古場の土間に深く刺さってしまうため歩き辛いな。肉体の衰えで儂が子供の頃よりも肉付きが緩み、垂れの目立つようになったなどと思いながらも儂は師匠の上に覆い被さる。土間に突き刺さってしまうため、うまく踏ん張ることも出来ない儂は師匠を押しつぶすような格好になり、巨漢二人が一つの大きな肉塊になっているようだ。
「ふぅ、ふぅ、師匠……師匠もダルバニー様の下でデブバニーとして奉仕しようではないか」
「ぐっ、ヒロム君……!目を覚ましなさい!土俵の上でこのようなことを……!以前の君はこんな事せんかったであろう!」
師匠の必死な説得と抵抗も今の儂には何の心にも響かない。それよりもダルバニー様の素晴らしさを師匠にも分かってもらいたい、師匠と共にダルバニー様を悦ばせたいという欲求の方が儂を突き動かしていた。しかし、ダルバニー様にいかに変態デブバニーとして相応しくしていただいたとはいえ、儂だけでは師匠のことを説得するのは難しいだろう。だからこそダルバニー様はそんな儂に策を授けてくださっていた。
「師匠……今すぐダルバニー様の特別なエキスを、儂のオメコにたっぷり注いでくださった子種を注ぎますよぉ……これで師匠もダルバニー様の素晴らしさが分かります」
「や、やめ……んぶぅっ?!」
儂の股下へと手を伸ばして指先に何とか届くファスナーのスライダーを摘みゆっくりと降ろせば、たっぷり中出ししていただいたために今にも噴いてしまいそうな蒸れた尻が自由になる。儂のムダ子種が股座越しに伝ってきてブレンドされ、今にもオメコから噴射させてしまいそうにひくついているのがきっと師匠にも見えていることだろう。
師匠の上半身の方へと股間をすり寄せていき、とうとう儂は師匠の上胸に腰掛けるように押さえつける。しかし、儂のオメコが目指すのはもう少し先だと腰を揺すれば、師匠もこれから何をされそうになっているのか理解したのだろう、より一層身じろぎして抵抗しようとしていた。
「お゛ほっ、師匠の息が儂のオメコに当たりましたぁ」
「えぇえぇ、見てれば分かりますよぉ。せっかく注いであげたんですからこぼさないようにしっかりとやってくださいねぇ」
ダルバニー様のお許しを聞いて僅かばかり上げていた腰を下ろせば、儂のオメコと師匠の口がキスをした。儂のふぐり越しに師匠の涙目で目を見開く表情が見える。あぁ師匠、儂が顔に乗っては苦しいだろうがすぐにそんなのもどうでも良くなります。儂の下腹部にたっぷり溜められたダルバニー様の子種が、満を持しての出番に熱く暴れているように感じる。
何とか口を閉じようとしていた師匠の口を、ぷっくりと熟れた儂の肉ヒダが押し開く。口を完全に開かせることなどできる堅さではないが、密着しているのだから勢いに任せて押し入ることなどきっと出来るだろう。
「おぉっ?!ダルバニー様のお子種逆噴射してしまうぅ!師匠の口マンコにダルバニー様のエキスを注がせていただきますぅ!!」
「っ??!!」
ブピュ、だかの汚い破裂音と共に儂のオメコから勢いよくダルバニー様の子種が逆流していく。一番最初こそ何とか拒もうと口を固く結んでいたのを感じる師匠の唇が、ダルバニー様のエキスが注がれていくのに従い、緩み、仕舞いにはベロベロと儂のオメコに残った子種を残さず浚おうとする舌の動きすら感じる。それに、師匠の目つきも驚愕に見開いたところからゆっくりと蕩けていく様を股越しに見ることが出来た。
儂のオメコを師匠の顔へと押しつけてやれば、呼吸を塞がれるほどの肉圧もあるのにも拘わらず師匠自身が吸い付いてくる。師匠のクンニは拙く動きもぎこちないが、あの師匠が夢中になって儂の中で熟成されたダルバニー様のエキスを味わっていること自体がとてつもない興奮材料と言えるだろう。
「ふがっ、ふごぉっ……!」
「んほぉっ、師匠のクンニっ、師匠がクンニをしておるっ」
「んっふっふぅ、どうですぅ?尊敬している自慢のお弟子さんをクンニしてあげるのはぁ?」
師匠はダルバニー様の声も聞こえていないのか夢中になって儂のオメコにむしゃぶりついておる。しかし、それではいかんのだ。やはり師匠にはダルバニー様のための変態デブバニーとして共に励んでもらいたいのだからな!
師匠の顔面を潰していた儂の尻が浮き、儂の蒸れた汗やムダ子種に師匠の唾液、そしてなにより中出しされていたダルバニー様の子種でドロドロに汚れた師匠の顔が自由になる。ダルバニー様の能力が浸透していっているのだろう、これまで儂に一度も見せたことのない助平な表情で放心しておる師匠の頬を一発軽く張ってやる。
「ぉ……わ、私は……」
「師匠、ダルバニー様のお言葉を聞き逃すなんて不躾ではないか?」
「まぁまぁ、まだワタシの支配が染み込んでいないようですからねぇ、あまり急ぎすぎてはいけませんよ」
「はい、わかりました……」
儂の詰問にダルバニー様が待ったをかけられ、師匠の近くへと歩み寄ってくる。汁塗れの顔面を愉しそうに眺められたダルバニー様は今度は儂の耳元へと口をお寄せになった。
「顔の周りが汚れてしまってますからねぇ、きれいにして差し上げなさい」
慌てて一度立ち上がると、今度は体を重ねるように再び師匠に覆い被さる。師匠の顔脇に両手をついて師匠の肉体を床と儂の体でサンドしてやる。師匠の廻しに儂の蒸れて鼠蹊部の隙間から汁の垂れる股間を押しつけて汚しながら、儂は師匠の顔へと舌を這わせていく。
ブレンドされた汁が一滴も師匠の顔から落ちてしまわないようにねっとりと舌で掬い上げては師匠と口を重ねて流し込む。ダルバニー様のエキスが馴染んでいくにつれて、流し込もうと口付けすると師匠の方から舌を絡ませてくるようになる。あぁ、師匠とベロチューをしている……!
カクカクと腰が揺れるとその度に儂のバニー服と師匠の廻しが擦れ合い、師匠の廻しが淫らな染みで汚れていく。土俵の上で廻しを、師匠を汚していくことがとても興奮してしまう。
師匠の顔に広がっていた汁溜まりを粗方師匠の口へと注ぎ込み終えると、ダルバニー様に肩を叩かれて立ち上がるように促される。師匠の上から退くと、ダルバニー様のエキスに犯されて価値観も何もかもが作り替えられていっているのだろう、快感に呑まれてアヘ顔で声にもならない喘ぎを漏らして痙攣していた。
「あひ……ぉ……?」
「お師匠様の方がアナタよりもワタシの支配の染み込みが速いようですねぇ?」
「師匠も儂のようにダルバニー様の良さが分かってきたのでしょうな」
「えぇ、それならちゃんとお師匠様のお世話をしてあげるのが良いお弟子さんですよぉ」
ダルバニー様が言葉と共に儂の身に着けるのとは色違いの、真っ赤な特大サイズのバニースーツを儂に手渡した。儂が師匠の着付けをしてやれということだろう、儂は頷いてまだ倒れたままの師匠に手を伸ばす。
師匠の腋下に腕を差し込み組み合うようにして師匠を吊り上げる。土俵に足を付けさせて組み合うも、師匠はまだ快感に腰砕けになっているようで儂に体重を預けてされるがままになっていた。師匠の首筋に顔を埋め、加齢と汗の香りを肺一杯に取り込む。久しぶりに触れ合う師匠の香りは幼い頃に嗅いでいたときよりも加齢臭が強くなっているが、それがまたたまらない。
「ほら師匠、これから師匠も儂と一緒になれるんだ……まずは邪魔な廻しを緩めるぞ」
「お……ほぉ……?」
まだ現在進行形で作り替えられていっているせいで反応が鈍い師匠と口を重ね、師匠の背に回した腕を布の端に手に掛けると引っ張り解いていく。トサリ、と土俵に廻しの端が落ちて解けていくのも師匠は気にする余裕もないらしく、蕩けた顔で儂の口に吸い付くのに夢中となっている。
ようやく長い布地の全てが師匠から剥がれ、土にとぐろを巻いて捨てられる。土俵際で行われる片やバニー姿の儂と、片や全裸となった師匠の組み合い。この場にこの光景を不浄だと思う者はおらず、師匠も快感に流されて儂の股間と積極的に擦り合いを無意識にか堪能しておるようだ。
「んっ……ふぅ、師匠もコレを着てバニー姿でダルバニー様に奉仕する気持ちよさを理解して欲しい」
「ダル、バニー……さまぁ。そう……だな、私もバニーを……」
ようやく自立するようになった師匠はまだ夢現のような状態で、それでも儂の手渡す物を素直に身に着けていく。皮膚の弛みが儂とお揃いの目の大きい網タイツに押しつけられて肉感が強調される。カフスと付け襟、桃色兎の耳を装着すると、いよいよメインといえる赤いバニースーツを手渡す。
テラテラとした光沢のあるエナメルのような生地のバニースーツに師匠は躊躇いなく足を通す。儂のよりも萎れたようなふぐりが股下の布地に包まれ、ハイレグのラインが肉厚な下腹部に食い込む。
ダルバニー様にしていただいたように儂は師匠の胸を寄せて乳を作ると、儂の物よりは幾分慎ましくみえる谷間が出来上がる。やはり現役ではない老骨の師匠よりも儂の方が魅力的な肉付きでバニー服を着こなせるな。
「むっ、んっ……、堅い生地が体に食い込んでしまうな……」
「だが師匠、とても似合っておるぞ。さぁ、後ろのファスナーを閉めよう」
師匠と抱き合い、背面に手を伸ばしてファスナーのスライダーを引き上げる。最後に真っ赤なピンヒールを手渡せば、土俵の上であろうと足を通す。師匠もまたヒールを土俵にめり込ませながら、ふらふらと慣れないヒールの履き心地になんとか立ち上がる。
「えぇえぇ、お似合いですよぉ」
疎らに拍手を送りながらダルバニー様は儂と師匠のバニー姿を鑑賞する。儂と師匠はよく見ていただけるように二人並んでダルバニー様の方へと向き直り、大股開きで両手を頭の後ろに添えた。ダルバニー様の視線が儂と師匠の豊満な乳を、大きく丸い腹の突き出すバニースーツを、むちむちに食い込む網タイツを舐めるように滑る。
ダルバニー様の反応を見ているだけで儂の頭は幸福感に包まれて、快感にショートする。ダルバニー様への愛おしさが無限に溢れてきて、全てを差し出して奉仕したい衝動が暴れ回る。
「それでは最後の確認をさせていただきましょうかねぇ」
ダルバニー様のねっとりとした笑みに何をするべきなのかを理解して堂々とした立ち姿をダルバニー様へと捧げる。
「儂は猛里などという横綱の地位を捨てっ、変態デブバニーとしてダルバニー様に全てを捧げて奉仕させていただくことを誓うっ!」
「私もヒロム君とともにダルバニー様の下で変態デブバニーとして奉仕することを誓いますっ!」
「えぇえぇ、お二人ともいい子に宣言できましたねぇ!」
ダルバニー様の笑い声が稽古場に響く中、儂と師匠はともにダルバニー様に仕えることの幸福におちんちんを気持ちよく震わせるのであった。その日、儂と師匠は世間から姿を消した。
[newpage]
『第~~代横綱である猛里、本名、旭野 拓(アサヒノ ヒロム)さんが行方不明となって今日で一月となりました。行方不明となった当日は恩師に会いに行くと相撲部屋の親方に伝えており、訪問先の六十九歳の男性も同様に行方不明となっていることもあり……』
ライトの落とされた室内にスピーカーから流されているのは数日前のニュース音声だ。儂と師匠の失踪について伝えられたその内容をダルバニー様は録音していたらしい。ニュース音声と入れ替わるように大きくなっていく艶めかしい音楽に、室内のあちこちから荒い息遣いが漏れ出てくる。
前奏が最高潮に達して大きいドラムが響くのと同時に、ステージに二つスポットライトの光柱が伸びる。照らされる二つの細い直立ポールの前に、大きな人影が二つ。ステージ上をドギツい桃色の照明が照らされればそこにいるのが儂と師匠だというのがよくわかるだろう。
BGMのリズムに合わせて腰を揺らしながら後ろ手にポールを掴む儂と師匠はゆっくりと腰を沈めポールでバランスをとりながら蹲踞を観客へと見せつける。肉厚な両腿の間で揺れるバニーのもっこりとした膨らみに観客の視線が集中しているのを感じ、誘惑するように腰をくねらせれば興奮した歓声で沸き立つ。
客席はダルバニー様と通じている大物や権力者などの身なりの良い男が多く、儂と同類のむちむちしたバニー姿の給仕がしなを作り接客をしている。ここはダルバニー様が経営する会員制の風俗店、ダルバニー様好みのデブで淫乱なバニーが給仕し奉仕するショーパブだ。
「さぁ本日のメインショー、変態力士バニーのヨコヅナとオヤカタによるバニーショーです!」
ステージの端で黒服がマイクを手に儂と師匠を紹介すると、客席から拍手が沸き起こった。儂と師匠はその期待に応えるために腰をくねらせ、でっぷりとした尻をポールへと擦り付ける。
儂と師匠のような巨漢を支えられるほどの強度はポールにないため、ポールによじ登ることなどは出来ない。しかし、出来ないなりにもポールを掴んでクルリと周り、観客にファスナーの閉じられた臀部を見せつけるなどのパフォーマンスを演じる。
「ダルバニー様の忠実なデブバニー、ヨコヅナの蒸れオメコと」
「ダルバニー様の忠実なデブバニー、オヤカタの蒸れふぐりを」
「「見ったいか、そぉれ……」」
かけ声に合わせて腰を振り、股下から手を伸ばしてゆっくりとファスナーを下げていく。師匠も同じように観客を愉しませるように自らのふぐりをもみ込んでおる。ヨコヅナは儂の、オヤカタは師匠の源氏名だ。ダルバニー様に付けていただいたその名は、儂は言わずもがなではあるが、師匠の物は儂のに合わせてそれっぽいと言うことで付けていただいたものだ。
ショー前のアナウンスで使われるくらいなのだから、儂が世間で行方不明と騒がれている横綱本人であることも観客はよく分かっているのだろう。しかし、ここにそんな倫理を尊重するような者などいない。よしんばいたとしても他の者が、何よりもダルバニー様が握りつぶせるほどの権力が集まっているのだ。
「むっふふぅ、ワタシのかわいいデブバニーたち、とても可愛らしいですよぉ」
「お゛っ、ダルバニー様ぁ……!」
ステージに上がってきたダルバニー様に下半身がジュンと濡れる。師匠の方もオメコが疼いて蕩けた顔で尻を振っており、ダルバニー様に掘っていただくのを今か今かと待ち望んでいるようだ。儂と師匠の熟れオメコが二つ、ファスナーが開いた割れ目から曝け出されると、観客の熱狂が最高潮になる。
客席では隣で給仕するバニーの内股に手を差し込み手の甲でバニーのふっくらしたふぐりを弄ぶ客に、儂たちの姿を肴に自身の股間に手を伸ばす者、そしてこの後に行われるイベントの参加権を買い付ける方など、店内を淫欲が支配していた。
「んほぉぉ、ダルバニー様の指チンポぉ……!」
「オメコがぐりぐり抉られておるぅ……!」
それは儂と師匠も同じこと。ダルバニー様の奴隷バニーとしての誇りを持ってこのステージ上で淫らな様を見せつけることの気持ちよさに溺れているのだ。もはや自由を得たとしても、儂はダルバニー様の下にいることを選ぶだろう。
「それでは力士バニー二匹の利用権をご購入された方はステージへお越しください」
司会の言葉に従い客席のかなりの人数がステージへと群がるのが見え、これから沢山の陰茎にハメられると思うと全身を期待が貫いていく。ダルバニー様所有のバニーと言うだけあって、儂も師匠もただこの店に入れるだけの財力では手が出ない金額らしい。登壇した客の中には儂も知っているような企業の重役や大物の姿がある。
ステージ上でダルバニー様の機嫌を損ねない程度ならばどんなことも儂と師匠にすることが出来るのだから、彼らの目は淫欲にギラついて股間も大きくテントを張っている。
手始めにと動いたある客は儂の眼前にギンギンになった陰茎を突きつけた。自身で剥いたのだろう亀頭の雁首に分厚そうな皮が引っかかっており、その皺一つ一つに、そして何よりも雁首の笠にねっとりと恥垢が溜まっておる。ダルバニー様のものとはまた違う強烈な匂いに儂はたまらず喉奥までぐっぽりと咥え込んだ。
雁首を舌で舐り、皺の一つ一つを丁寧に掃除していく。口の中に溜まっていく恥垢を舌の上で転がしながらその味を深くまで楽しむと、喉奥を恥垢の取れた亀頭がノックし始めた。儂の頭を掴んでオナホールを扱うが如く腰を打ち付ける客は、儂が舌で後押しするとあっという間に子種を吐き出してしまうのだった。
「んっ、はぁぁ……恥垢と子種をお恵みありがとうございます……」
舌の上で混ぜられた客の恥垢と子種をよく見えるように大きく口を開き、わざとらしく音を立てて咀嚼する。劣情を煽られた客たちはより一層儂と師匠の肉体へと夢中になって盛り始めるのだった。
その後も手扱き、パイズリ、オメコと儂のあらゆる部位に観客の劣情がぶつけられ、全身を雄の匂いと精液が包んでいく。師匠もとても幸せそうにパイズリしながらフェラチオをしており、赤ら顔で蕩けた表情を浮かべていた。
ステージのフィナーレには儂と師匠が互いに向かい合い、濃厚に舌を絡ませる。そして、儂らに向けて観客たちは子種のシャワーをぶちまけるのだった。
ショーを終えた後はこの参加権よりも高額な儂と師匠の指名権を購入した客へのご奉仕が待っていることだろう。ダルバニー様に悦んでいただくため儂と師匠はその身を売る。それが今の儂にとって、何よりも喜ばしい幸福なのだ。