自然光など届くはずもない地下深くに埋もれた遺跡、デュランディル時代の物らしき施設の壁に背中を強く打ち付け、チェインメイルを身に纏うドワーフは肺の空気を残らず吐き出してしまう。ずっしりとした体躯に重みのある装備を身につけていたドワーフを壁へと吹き飛ばしたのは、身の丈が3mを越える真っ赤な体躯の魔神だ。ザルバードという種の魔神は口の端から炎をくすぶらせながら、嗜虐的な笑みを浮かべている。
「くっ、かはぁっ……!」
打ち付けられた衝撃で意識が遠のき、生命の危機を全身が訴えている。走馬灯とでもいうのだろうか、どうしてこんなことになっているのかがフラッシュバックした。
神官戦士の冒険者、ドワーフのドルクスはリカントの拳闘士、ライオードとタビットの操霊術師、ウィルプスを連れてアル・メナス時代の遺跡を探索していたのだ。しかし、機械仕掛けの遺跡自体がデュランディル時代の遺跡の研究機関だったのか、崩落した床の先は長らく人の立ち入った様子のない古い遺跡だった。
その奥で遭遇したのが遺跡に封じられていた魔神、ザルバードだ。魔法文明からずっと遺跡に封じられていたザルバードは久方ぶりに見た人族たちに興奮し、炎の息吹をドルクスたちへとばらまいた。ドルクスこそ種族の加護によって炎に巻かれることはないものの、仲間たちはそうもいかない。ウィルプスが最初に倒れ、ライオードも痛々しい損傷を受けてしまっていた。
『ライオード!儂が囮になるからお主はウィルプスを連れて逃げるのだ!』
『だが爺さんは……!』
『儂に奴の炎は効かん!なに、儂もすぐに追いついてみせるとも!』
ザルバードの猛攻を盾で受け止め、ヘビーメイスを振りかぶり、ドルクスとザルバードは互いに一歩も引かず打ち合い続けながら仲間たちを逃がす。個体として特出した強度を持つザルバードへの有効打を決めることも出来ず、ザルバードもまたドルクスへの攻撃も致命的な威力へは届かない。
イーヴの聖印を胸に提げるドルクスに魔神を相手に退くことなど決してなく、しかし自らの攻撃も決定打足り得ないことも理解していた。だからこそ自らを囮としてまだ年若い仲間たちを逃がしたのだ。
そしてどれくらい戦いが続いたのだろうか、ドルクスの疲労が蓄積してきた所をザルバードによって吹き飛ばされたのだ。まだ余力のありそうなザルバードに軍配が上がり、追撃によってドルクスの意識が刈り取られてしまった。
次に目を覚ました頃には遺跡の最奥部に、ザルバードのねぐらで捕らわれており、ドルクスの様子をザルバードは興味深そうに眺めていた。
「グフフフ、目を覚ましたか……仲間のためにその身を囮にするなど、いじらしいではないか」
魔神語によって語りかけてくるザルバードに、ドルクスは鋭い目で睨み返す。その様子で言葉が伝わっているのを感じ取ったザルバードは含み笑いを漏らしながら、ドルクスの様子を可笑しそうに眺めてくる。
身につけていた装備も服も全て取り払われ、多少ゆとりのある長さの鎖が両手足を繋いでおり、ザルバードへと襲いかかろうにもギリギリ届かずに重たい反響音とともに手足が引き戻されてしまう。
「くっ、このような……殺せっ」
ドルクスのぶっきらぼうな態度にザルバードはドルクスの身体を押さえつけ、品定めをしていく。
「そう言うな、我は長らくこの遺跡から出ることも出来ず暇を持て余していたのだ。少しばかりはこの退屈を埋めてはくれまいか」
「魔神なぞのために……!」
怒りと興奮のあまり暴れる鎖の音に言葉尻が掻き消えてしまう。久方ぶりに見る新鮮な人族の反応が心底面白いのか、ザルバードはどこからともなく4つのダイスを取り出しドルクスへと見せつけた。手の上で転がしながらザルバードはそれぞれのダイスに細工などされていないことを示し、ドルクスへと放り投げる。反射的に顔の前に手を広げて掴んでしまうドルクスに、ザルバードは語りかけた。
「この遺跡にも人族が訪れなくなって幾星霜……我は悦楽に飢えているのだよ。ゲームで我を楽しませることが出来るのなら解放も吝かではないのだが……」
「卑劣な!そのような口車に……!」
「まだ内容も何も言っておらぬではないか。ルールは極めて簡単なものだ、お前はただそのダイスで全て『1』を出せばいい」
ザルバードの言葉にドルクスは驚きに目を見開く。聞いただけでは破格の条件なのだ、それだけで自由になるのであれば……と動揺が生じてしまう。しかし、イーヴの神官として賭事のようなゲームに乗るなど、それも持ちかけてくる相手も魔神だという事実に葛藤し答えに窮すドルクスへ、ザルバードはその心につけ込むようゲームへの誘いをかける。
「お前が逃がした人族たちは果たして遺跡の外へと逃れられたのだろうかね?」
ドルクス自身が自由になることよりも身を挺して逃がした仲間二人の安否についての心配を突かれ、精神に揺さぶりをかけられていく。
「グフフフ、悪い話ではなかろう?ゲームをやり抜いてみせるのならお前の持っていた物も返してやっても良いのだぞ?」
そう言って取り出すのは盾型のメダルに、魔神とその上に交差する2つの剣の意匠があしらわれたネックレスだ。ドルクスが普段から身につけ、どんな時も手放すことのないイーヴの聖印がザルバードの手の内で弄ばれていた。
「それはっ?!返せっ、返すのだこの魔神め……!」
「血気ばかり盛んではないか、それで、どうするのかね?」
「くっ……!分かった、全て『1』を出せば返すと言うのだな……!」
魔神が仕掛けてくるゲームだからと、何が仕掛けられていたとしてもおかしくないと思いながらも、ドルクスは誘いに乗ることしかできない。それを分かっていてザルバードに愉悦の笑みが浮かんだ。
「そうでなくては……!さぁ、それではゲームに参加するのならば名乗りを上げてもらおうか」
「このドルクス・バッカニア、必ずや貴様のゲームなど打ち勝ってみせるぞ……!」
ドルクスの言葉に呼応するように遺跡の床面が妖しく輝き、室内に魔力が満ちていくのを肌で感じる。そして、ザルバードの魔力がドルクスの全身に、さらにはその内側にまでも浸食してくるような感覚にドルクスに怖気が走る。
「もし万が一にでも、途中でリタイアしたいと言うのならお前の全てを差し出してもらおう」
「なにっ……?!そんなこと先ほどは……!」
ドルクスの反論を遮るようにドルクスの手から4つのダイスがこぼれ落ちる。それがゲームの始まりとなった。
床を転がるダイスの音にドルクスは妙な緊張を覚え、対するザルバードは余裕のある表情でダイスの出目を待つ。元々強い勢いで振られたものではなかったため、ダイスはすぐに落ち着いてその動きを止めた。
「ほう、『2・4・1・6』か……一発目で出ても興醒めなのでな、楽しもうではないか」
「くっふざけるでな……ぐっ、ぅ……?」
『1』のゾロ目とはほど遠い出目とザルバードの言葉に反論しようとしたドルクスであったが、すぐさま己の異常を思い知らされることになる。ザルバードへと掴みかかろうとしていた腕に力が入らなくなり、いや、正確に言うならば自信の意志とは全く関係なく片手が真っ直ぐ上へと伸びたのだ。
「これより、敗北者ドルクス、1回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!……なにぃっ?!」
自分が何を言ったのか、その瞬間は理解できなかったが、それを理解するのと自身の身体が再び意志とは関係なく動き始めるのは同時だった。ドルクスの片手は真っ直ぐ上げたまま、手首に填められた手枷と鎖を鳴らしながらもう一方の手は下へと、ドルクス股間に揺れる陰部へと伸びる。
大ぶりでふてぶてしい二つの玉に手を添えて、柔らかく揉みしだき始める自身の手とその感触にドルクスは激しく動揺する。時折玉同士を擦り合わせる強い刺激に思わず苦しげな声が漏れると、ずっと伸ばされたままだったもう一方の手が股間へと下がり始めてずんぐりと太いが短い竿を掴む。このような状況で興奮などしているはずもないドルクスの陰茎は芯も入らず掴んだ指によって圧迫されて変形する。
「ぐっ、こ、このような……悪趣味を……!」
「グフフ、せいぜい楽しむがいい、そうでもしなければ人族の生涯をかけても終わりはせぬぞ?」
「ふっ、くぅ……!」
イーヴ教徒として禁欲的な生活を続けてきたドルクスにとって一体いつ振りになるのかも分からない手淫に、魔神を前にしているにもかかわらずドルクスの陰茎に堅さが生まれる。粘ついた汁音と共に陰茎を擦り上げる速さも動きもスムーズになり、ドルクスの呼吸が浅く早くなっていく。
「うっ、くっ、ぅぅ……!こ、この……!」
「年甲斐にも無く盛んなようだな、すっかり勃ち上がっておるではないか」
「み、見るな……このように辱めてどういうつもりだ……!」
「何度も言っているではないか、我は飢えているのだよ悦楽にな。精々淫らに喘いで楽しませてくれたまえよ」
ザルバードの言葉にまともに反応することもできないほど、ドルクスはオナニーの快感を堪えようと必死になっていた。ギシリ、と歯を食いしばる音が鳴り、鼻息を荒げるドルクスをあっという間に快感は飲み込んでいく。腰を突きだして半分皮の被っていたチンポを根本まで剥き降ろして射精する用意を整える。
「ぐぅっ、イ、イってしま……ぁ?」
とうとう射精してしまいそうになった瞬間、ドルクスの腕がピタリと止まってしまう。あと一回でも擦り上げれば尿道を熱いザーメンが噴き上がっていくだろうに、その一擦りを腕が拒む。
魔神を前に射精してしまうだろうと思っていたドルクスの顔は拍子抜けで間抜けな顔を晒し、その様をザルバードは可笑しそうに大笑いして鑑賞する。
「先ほどの出目であれば次は数時間後になろうか、それまでは好きに過ごすがよいぞ」
「くっ、な、何を……」
気づけばドルクスの思う通りに動くようにこそなったものの、オナニーの続きだけはピクリともしない。不完全な燃焼にどっと疲労が押し寄せて地べたに崩れ落ちるドルクスの前に、食材を一緒くたに纏めて固めたような保存食と水が差し出される。
手足に填められていた鎖も外れ、最低限の寝床まで存在しており、その間には一切手を出さないとでもいう意思表示のつもりなのかザルバードもドルクスから距離をとる。
「精々次の挑戦までその身を休ませることだ」
一人残されたドルクスはしばらくは所在なさげに戸惑っていたものの、やがて開き直りでもしたのか食事を掴むと半分ほどの量を口へと含む。味にこだわりのない最低限の品質で口の中の水分が持って行かれてしまうような保存食を水で流し込み、寝床へと倒れ込んだ。
室内を探索しても抜け道などは無く、武器になるようなものも見つからない。手持ちぶさたになってしまうほど、先ほどの生殺しにされた快感を思い返してしまい、思わず手が股間へと伸びそうになってしまう。
「……っ、い、いかん。奴の思い通りになど……!」
しかし、一度意識してしまえば頭の中がオナニーの快感ばかりになってしまい、全身が火照りを帯びて汗ばみ、自身の雄の臭いにすら劣情を揺さぶられる。これまで教義によって奥底へと沈められていた性欲が一気にドルクスへと襲いかかり、股間に熱が集中していってしまう。
ドルクスこそ気づいていなかったが与えられていた食事には、精力のつくもの、催淫剤など様々な成分が練り込まれていた。だからこそいつぶりかのオナニーで寸止めだったとはいえ、ここまでムラムラと性欲を高ぶらせてしまっていたのだ。
かろうじて性欲を押さえ込む自身との格闘を続けているうちに、いつの間にかザルバードが部屋の中へと入ってきていた。入ってきたことすら気づくことができないほど、余裕のないドルクスはザルバードに話しかけられてようやく相手の姿があったことに気づく。
「まだ1回オナニーで寸止めしただけなのに余裕がなさそうではないか?」
「くっ……!だ、黙れ!ダイスを振ればいいのだろう!」
「まだそんなこと言ってないというのに随分と乗り気ではないか……オナニーが待ち遠しいのかね?」
「なっ……!」
思わず激昂し殴りかかろうとしたドルクスであったが、その拳はザルバードの顔を捉える直前で制止してしまう。どんなに殴ろうとしても一向に動く様子のない拳を驚愕と困惑に包まれながら見ていると、その種明かしがザルバードの口によって語られる。
「ゲームにそぐわぬ行為は興醒めであろう?お前の身体は今、ゲームのルールから逸脱する行為を封じられている状態だ。でなければ、自死すら厭わぬだろうからな?」
そう言いながらザルバードは儂の手にダイスを握らせる。ダイスの固い感触に儂の腕は勝手に手の内を投げようと構え始めた。ザルバードの言う通りドルクスにはその動きを止めることが出来ずに、ゲームのルールに従ってしまう。
カラン、カラン、とダイスの転がる音が数度続いて、その音も静まってしまうとダイスの上面に刻まれた『1・5・2・1』の出目が見えた。
「これより、敗北者ドルクス、2回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!ふぐぉっ!チ、チン……!」
「そのような老齢でチンポと言うことすら恥じらうなど、存外掘り出し物ではないか」
恥ずかしい宣言をしてオナニーを始めるドルクスの姿を嗤いながら鑑賞するザルバードに、怒りを向けようとするもその怒りすらオナニーの与える快感に揺らぐ。収まることなくくすぶり続けていた性欲に再び勢いが灯り、先ほどよりも早い時間でドルクスのチンポは射精を求めて大きくしゃくりあげた。
「ふぅっ、ふっ……!ぐっ、ぅぅ……!」
「もう出そうなのかね?先ほどよりも随分と早いではないか」
「くっ、おのれ……!」
強く言い返すこともできずに、ドルクスを残して再びザルバードの姿は消えてしまう。二度目の寸止めによって息も荒く、ギンギンになった亀頭から雫を垂らすドルクスは半ば無意識にオナニーを続けようとするも、チンポを掴む直前でどうしてもドルクスの手は制止してしまった。
その後も不定期なインターバルの長さに翻弄されながら何度も何度もドルクスは寸止めオナニーを繰り返す。
「これより、敗北者ドルクス、13回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!」
ある時は寸止めの快感も抜けきらないような数分後に再びダイスを振ることになり、先走りで足下に水溜まりを作った。
「これより、敗北者ドルクス、79回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!ふぉっ、ま、待て、まだ動かさな……!」
ある時は精力剤をたらふく盛られた食後すぐ、熱を持つほど働いているふぐりを揉みながら扱かされた。
「これより、敗北者ドルクス、248回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!くひぃっ、や、やめろっ、こんな辱めをっ……!くっ、腰を止めさせろぉっ!」
ある時はガニ股で両手は頭の後ろで組みながら、腰を強く前後に振りベチンベチンと自身の突き出た腹にチンポを打ち付けさせ絶頂寸前まで追いつめられた。
「これより、敗北者ドルクス、625回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!んぎぃぃっ?!ぞれはぁぁっ!?ふぃっ、んほぉぉっ?!」
ある時はねっとりとした液に浸した布で自らの亀頭を磨かされ、言葉を忘れるほど喘ぎ散らかした。
ある時は数分、長いときには半日近くもザルバードが現れないこともあるなど、不定期に訪れるゲームのタイミングに、ドルクスの身体はたとえその時に寝ていようが勝手にゲーム参加のためダイスを握り、オナニーを強制させられる。ゲームの度にドルクスの精神に少しずつ小さなヒビが入っていき、抵抗しようという気概すら擦り潰されていってしまう。
「グフフ、すっかりオナニーにも抵抗がなくなったようであるな。どうかね、我に敗北を認めて盛大に子種を噴き出したくはないのかね?」
「しゃせ……い、いや、そ、そんな訳あるか……!」
「反論も弱々しいではないか、愛いものであるぞ」
ドルクスにダイスを握らせながら、ザルバードは軋む精神へと更なる揺さぶりをかけてあざ笑う。普段のドルクスでは全く揺らぐことすらなかったような射精への誘惑にすら、言葉を詰まらせ生唾を呑み込んでしまいそうになり、慌てて抵抗を取り繕うような有様だ。
「えぇと、今度は何止めだっただろうかね?」
「くっ、842回目であろう。分かっておるだろうに……!」
毎回何度目かの挑戦なのかすら宣言させているため分からないはずはないことをわざとらしく聞き返すザルバードに、ドルクスが反論する語勢にはすっかり強さは見られなくなってしまっている。
そしてドルクスの手からダイスがこぼれ落ちていけば、大きく跳ねて高い音を立てる。ややあってようやく制止したダイスは、全て『4』を示していた。
4つのゾロ目が出たことにドルクスの顔が興奮によって明るくなるが、すぐに水を差すようなザルバードの笑いが耳に付く。
「喜んでいるところ悪いが、出さなければいけないのは1ゾロだと分かっているのかね?とはいえゾロ目なのだから、特別なコトをしようではないか?」
「何をするつもりだ!」
これまでのオナニーと違い、ドルクスの腕はチンポへと伸びることはなくザルバードの方へと差し出される。ザルバードはドルクスのゴツゴツした手へと棒状のモノを握らせた。
その形状はドルクスの股間に聳えるのとは違い、太く立派な雄々しい一物だ。
「グフフ、我の一物を模したディルドである。どう使うかはお前の身体が理解しているだろうよ」
「これより、敗北者ドルクス、842回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!ま、まさか……や、やめろ、儂にそのような趣味は……!」
これから何をさせられようとしているのかを理解してドルクスの顔からサッと血の気が引いていく。しかし、ドルクスの肉体は精神の動揺すら一切関係なく淡々とディルドを受け入れるための準備を始めてしまう。
指へと唾液を絡ませ、肉厚な臀部の谷間へと、窄まっていながらもヒクついたアナルを指先で叩く。これまで正常な用途以外では用いたことのないアナルであるのにかかわらず、食事に盛り続けられていた薬物のせいか抵抗なく節ばった指を呑み込んでしまう。
「んほぉ……?!な、なんじゃ、こ、こんな……?!ケツがぁ?!」
大きな音を立てるように激しく動かされる指にドルクスの処女アナルはトロトロに解されていく。指が増えてもアナルは悲鳴を上げるようなこともなく、肉の襞を広げて難なく受け入れてしまう。
尻を弄ばれる初めての感覚に、そして初めてのはずなのに淫らな穴となっているアナルにドルクスの口からは絶えず喘ぎ声がこぼれる。その喘ぎを塞ぐように掴んでいたディルドを口へと持って行き、自らの手でディルドを口へと突き入れ激しくピストンを重ね始める。
「んごぉっ、ごぇ、ぉ、がっ……!」
自らの手によってディルド相手にイラマチオさせられて喉奥を太いディルドが何度もノックする。苦しさから生理的な涙も流しグズグズになった顔を晒し、アナルも自らの手によってトロマンへと変えられてしまう。
アナルがディルドを受け入れられるようになったことを示すように、咥えさせられていたディルドを抜き出し、唾液にテラつく太い棒を今度はアナルへと添える。
「ひっ……」
「そう怯えるでないぞ、慎ましいお前のチンポもさらに萎んで見窄らしいではないか」
手が押し込むだけでアナルがディルドによって壊されてしまうのではないかという恐怖にドルクスは弱々しい声を漏らす。すっかり縮こまってしまったチンポを嘲られても気にする余裕もない。
指で解したよりも太く堅いディルドが一切意志通りに動くことのない腕に握られているのだ。後少し軽く押し込んでしまえばディルドがドルクスのアナルを破壊してしまう、そんな思いがドルクスを支配する。
「そんなに恐ろしいのであれば……どうだね、ギブアップするのかね?」
「……!儂は決して屈しな、ぉっほぉぉぉ?!?!」
ドルクスの言葉が不自然に途切れて上擦ったみっともない声になる。言い掛けている最中にミチミチと音を立てながら、ディルドがドルクスの未貫通アナルを押し広げ始めたのだ。
自らの手によって押し入れられていくディルドの圧にドルクスの口からは喘ぎ声ばかりが溢れてくる。暴力的で頭の中を全て押し流してしまうほどの快感の濁流にドルクスは呑み込まれるしかなく、腕が勝手に動かすディルドの激しさに頭が真っ白になっていく。
ズボズボと自らのアナルを破壊し、ケツマンコとしての役割を教え込む。自らのアナルはチンポを咥え込むための物であると、ザルバードのチンポを模したディルドの形を覚えさせていく。
「ぐひぃっ、こ、こん、なっ……儂のケツがぁ、あひぃっ?!」
「処女ケツマンコだったろうに、随分と好色なようだ」
「お゛っ、ほぉっ、お、おま……んひぃぃっ?!」
ゴリッ、とドルクスの腸壁を強く抉り、反論しようとした言葉を快感が吹き飛ばす。チンポを擦り上げて叩き込まれていたのとは別のオーガズムに、ドルクスはなす術なく呑まれていく。
下腹部へと溜まっていくのは射精欲とはまた違う解放欲、人生初のメスイキが迫っていた。しかし、その高まり続けていた欲情も爆発する寸前で急激に止められてしまう。グポン、と鳴らしながら引き抜かれたディルドとすっかり拓かれたアナルに泡だった橋が伸びて切れる。
「ぁ……、ひぐっ……」
「すっかりケツマンコほじられて骨抜きになっているようだな」
ビクンと時折身体を震わせながらアナルをクパクパと開閉させるドルクスはザルバードの言葉にもほとんど反応することなく倒れたままだ。そのままザルバードが部屋を去ったことにも気づかないほど、快感に浸ってしまっていた。
初めて与えられた尻での快楽はドルクスの疲弊していた精神へと重大なダメージを残す。尻を掘られる快感をドルクスは知ってしまった以上、忘れることなど出来ないだろう。与えられたゲームのインターバル中ずっとメスイキ一歩手前の快感を反芻してしまい、再びザルバードが訪れる頃にようやく多少の理性を取り戻したものの一向に揃うことのないダイスに翻弄されていく。
「これより、敗北者ドルクス、937回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!」
それからは、4つダイスのうち同じ目のダイスがあっただけでアナニーをさせられるようになってしまい、インターバルの時間も短くなっていたように感じてしまう。
しかし、それが本当に短くなっているのか、それともただインターバル中は快感の余韻に何も考えられなくなっているだけなのかもドルクス分からなくなっていた。自らのチンポを何度も擦り、尻のディルドを激しく出し入れしているのも、身体が勝手に動いているのか、自分から寸止めを狙って責め立てているのか、もはや分からない。
ただドルクスは終わらない寸止め地獄に精神を磨耗させていくだけだ。ダイスを振る挑戦回数ばかりが伸びていき、それでも一回も射精もメスイキもさせられることはない。
「これより、敗北者ドルクス、1021回目の敗北寸止めオナニーをさせていただきます!」
チンポとアナルを同時に責める腕が疲労でパンパンになろうと、貪欲に快感をもたらしてドルクスを喘がせる。すっかり目の色も濁り、理性を蕩けさせたドルクスは自らの与える快感に呑まれきってしまっていた。
寸止めが発動しても、もはや射精のことしか考えられないほど知能は鈍り、射精を求めて動かない腕を動かそうと言葉にもならない音を呻く。もうダイスが何を出しているのかもほとんど見ていない。どうせ全て1ゾロは出ないだろうと、次はどんなオナニーで快感を得られるのだろうという考えが支配していた。
「グフフ……もう次の挑戦が待ち遠しいようであるな。よかったな、今回はほぼ間髪入れずに次のダイスを振れるようだぞ?」
そう言いながら握らされたダイスを力なく床へと落とす。一つだけ指に引っかかって時間差で落ちた四つのダイスは大きく跳ねて転がり、『1』の目を示す。これまでで一度もなかった『1』が三つ並ぶ姿に、霞のかかっていたようなドルクスの頭が一気に晴れた。
「ま、まさか……!」
「おやおや、リーチではないか」
大きく跳ねた先で転がっていく残り一つのダイスを凝視しとても強く祈る。『1』が出ればこの長かったゲームが終わるのだ。『1』が揃えば解放される、そう思うと同時にドルクスの精神にはどこか引っかかりを感じてしまう。
もし、『1』が出なければ、と。そうなればまた寸止めオナニーをずっとさせられてしまうだろう。ケツマンコをグリグリ抉り、チンポを扱いて、寸止めで射精は禁じられてしまうだろう。きっとエスカレートしていけばザルバード以外の遺跡に棲む蛮族に見せつけながら公開オナニーでもさせられてしまうのではないか。ケツマンコとチンポ以外の全身も性感帯としてモロ感になるまで弄ばれてしまうのではないか。
そんな思いが、ドルクスを駆けめぐってしまう。そんな揺らぎを示したかのように転がっていたダイスのバランスが崩れ、動きを止めた。
その上に示されていたのは……
「おやおや、『2』か。『1・1・1・2』とは惜しかったね」
「あ……、うぁ……」
ゲームの終わりを告げるものでは無かった。
全身の力が抜け、目の前が真っ暗になる。解放されることが不意になったことへの絶望ではなく、限界以上に高ぶり続けている性感を吐き出すことが出来なかったことへの絶望によって。
その絶望を自覚してしまったドルクスは。
「も、止めてくれ……!な、何でも……、儂の敗北も認めて何でもする……チンポからザーメンを出させてくれぇ……」
反抗の意志が粉々に砕け散り、ザルバードの足下へとすがりついた。ドルクスが心から敗北を認めたためかダイスを振ったのにオナニーを始めることはなく、打ち倒すべき魔神であるザルバードに平伏し弱々しい声で懇願する。
チンポをギンギンに堅くし、ケツマンコと呼べるアナルも疼かせて、何とか許しを得ようと尊厳を捨てる姿に、ザルバードは奥底からこみ上げてくる笑いを隠そうともしない。
足蹴にされながら仰向けに転がれば、無防備に丸い腹を晒し、獣に倣うように服従を示す。腹や胸、さらには顔に局部まで踏まれるのも受け入れながら、ドルクスはただ射精をしたい一心でチンポを震わせていた。
「おやおや、諦めるのかね?それならば己の全てを放棄して我に絶対の服従を誓えるか?」
「わ……分かった……!だから早く……!」
ザルバードの足に縋り付き、懇願を繰り返すドルクスの耳元でどうすればいいかを囁きかける。ゾクリとザルバードの吐息が耳から入り込み、言葉とともに浸透していく。
膝立ちになり両手を胸の前で組み、ザルバードへと祈りを捧げるように口を開く。
「わ、儂……ドルクス・バッカニアはザルバード様との戦いに負け!温情で持ちかけていたゲームにもギブアップしてしまい!射精したさに儂の全てをザルバード様へと捧げさせていただきます!これからはザルバード様の奴隷として誠心誠意、魂を込めて奉仕させていただきます!」
「グフフ、ゲェハッハッハァァ!良かろう、まずは一発吐き出させてやろうか。その後にその魂を捧げてもらおうぞ。性欲に浮ついたままではつまらぬものだ」
無防備な股間に足を乗せられて太く短いドルクスのチンポを弄ばれる。捕らわれて初めて自らのものではない刺激が、主人となったザルバードによる足コキがこれまでとは比べものにならない快感がドルクスを貫く。
既に限界を振り切っても寸止めをさせられ続けていた性欲は、ゆるゆると与えられる微弱な足の振動にもあっという間に振り切ってしまう。ザルバードの足裏へと叩きつけられる黄ばみががかったザーメンがニチャネチャとチンポと足裏に音を立てて塗り広げられていく。
「お゛、ほ、んほぉぉ……」
「惚けていないで、何をするべきか分からぬのか?」
「はひぃ、足を舐めて綺麗にさせていただきますぅ」
待ちこがれ続けていた射精にバカになってしまった頭で何をするべきかを考えて、差し出されていたザルバードの足裏を丁寧に舐め取り始める。皺の一つ一つにまで舌で丁寧に自らの出したザーメンを舐め取っていく。口の中がとても濃い雄の苦みで一杯になりながらも、許しが出ていないことから飲み込むことなく口内を転がす。
自身のザーメンを味わいながらようやく惚けていた頭の靄が晴れてくる。しかし、ザルバードへの服従宣言をしてしまったドルクスにはもう反抗の意志は消え去っていた。
「はひぃ、儂のザーメン……口の中がくっせぇぞぉ……!」
「そうかそうか、どれ、少し見せてみるといい」
そう言ってザルバードが受け皿代わりに差し出したのはドルクスの所持していたイーヴの聖印メダルだった。とても大切にしていて、寝る前には普段から丁寧に磨いていたためか綺麗に輝くそのメダルに、ドルクスは何の躊躇いもなく口の中のザーメンを垂らしていく。
今のドルクスにはザルバードへの忠誠心と比べれば、イーヴの教えなど何の価値もないものへと落ちてしまっていた。吐き出したザーメンを再び舐め取り、咀嚼して味わいまた聖印へと吐き出す。そうしていくうちに薄汚れていく聖印をとてもおかしそうに鑑賞していたザルバードだったが、ようやく見飽きたのかドルクスへと施す仕上げの準備へと取りかかり始めた。
従えている遺跡内の蛮族に持ってくるよう命じたのは大きな鉄の固まりだ。長い鉄の棒の先には飾りとなる細工。ザルバードの信奉する第二の剣に連なる神の聖印を示す模様が、そこにあった。
「この聖印をお前に刻んでやろう。本当に我への隷属を望むのであれば、炎に抗うことの適うお前にも受け入れられるだろうよ」
ザルバードの吐き出す炎の息吹によって赤白色になるまで熱せられた焼き鏝を手に、ザルバードはドルクスを仰向けに寝かせる。ドルクスはそれに従い、手足の力を抜いて焼き鏝の向けられた腹を大きく晒していた。
ドルクスの腹部に超高熱の焼き鏝が近づき、その熱がドワーフの腹を炙る。本来ならばドワーフという種に炎の影響は与えられない。剣によってドワーフという種族に与えられた炎身の加護が、ドルクスの腹へと押しつけられそうな焼き印の熱にすらも打ち勝つことだろう、本来ならば。
「お、お願いします……!儂にザルバード様の奴隷だという証を……!」
ドルクスの言葉とともに、大きく張り出した腹部に焼き印が押しつけられた。腹部に生えた毛ごと腹の肉に焼き鏝の熱が伝えられていく。
「んぎぃぃっ……!がっ、あっあぁぁぁ……!!」
本来ならば味わうはずのない肉の焼けていく激痛に、喉奥から裂けるような叫びを上げるドルクスは、しかしそれでも口元は狂気的な笑みを浮かべる。この痛みすらザルバードへの服従の証に思えて幸福感が氾濫していた。
痛みすらも凌駕する幸福感が、全てを性感へと塗り替えてチンポから精液として噴き出していく。金玉の中にあったドルクスの子種を全て吐き出すまで射精は続き、焼き鏝を離される頃には空撃ちでチンポを震わせてしまうほどだ。
「お、ほ……。ありが、とう……ございますぅ……」
「これでお前は我のモノ、全てをかけて我に尽くすが良いぞ」
ザーメン濡れのドルクスを優しく抱き、髭に覆われた唇を奪う。ドルクスは口に差し込まれるザルバードの舌に口内を弄ばれ、幸せに包まれる。
「グフフ、まずは我に従う遺跡の蛮族たちに紹介してやらねばいけないな」
「はひぃ……ご主人様のお望みの通りに……」
ザルバードの笑いが地下深い遺跡に響き、ザルバードに包まれてドルクスは底のない幸福感に沈んでいくのであった。