伝説の元ヒーローが豚淫魔妻堕ちする話

  慎ましい佇まいの道場に、空気が凍り付くほどの怒気が渦巻く。

  道場の中心には一人の老黄龍人、元ヒーローのファイトファンロンが立っていた。現役時代こそ筋肉一つ一つの隆起が浮かぶほどの肉体の持ち主であったが、引退後には子供向けに道場を開いてこそいたものの寄る年波によるものか丸く肉の付いた姿となったものの、今発せられている気迫は現役時代に全く引けを取るものではない。

  ファイトファンロンの手に握られているのは消印もない封筒と便箋、ファイトファンロンを小馬鹿にするようにファンシーな紙に書かれている内容は元とはいえヒーローとして到底看過できる物ではなかった。

  『可愛いカワイイ道場の門下生は預かったのである。解放してほしければファイトファンロンのスーツでココまで来るのである』

  ただそれだけの短い文面で、もう一枚の紙にはプリントアウトされた地図が添付されていた。場所はファイトファンロンの道場から多少は離れているものの、すぐにでも駆けつけられるような距離で、ファイトファンロンの記憶が正しければソコには場末のラブホテルがあったはずだった。

  道場に顔を出す門下生の家庭に連絡を取り、一人だけ行方知れずの子がいるのを確認してしまった以上、ファイトファンロンには放置する選択肢は残っていない。

  着なくなって久しいヒーロースーツは、現役時代から大きく体型の変わってしまった今のファイトファンロンにはキツく、全身の圧迫感とはちきれそうなまでに引き延ばされたスーツの生地に顔をしかめる。

  「ぐぅ……弛んでしまったとは思ったがココまでとは……」

  そうは言っても今の体型に合わせたスーツがあるわけでもなく、ファイトファンロンは指定された場所へと向けて道場を飛び出した。

  人並みならぬ力強さで駆け抜けてあっという間に目的地、ファイトファンロンの記憶通り寂れたラブホテルの前にたどり着く。営業しているかも怪しい外観ながら、妖しい雰囲気を滲ませるラブホテルに、ファイトファンロンは意を決して乗り込む。

  薄暗い桃色がかった照明に包まれるホテルロビーにほとんど人の気配はないが、手元しか見えないような小さな窓の開いた曇りガラス越しにスタッフがいるようだ。

  「ファイトファンロン様ですね、ご主人様よりお伺いしております……ブヒヒッ」

  スタッフの言葉にファイトファンロンはすぐさま窓を覗き込むと、そこにいたのはむちむちとした肉体に食い込むランジェリーを纏った初老の猪人であった。ファイトファンロンをおびき寄せたヴィランの支配下であることを示すように、頬を紅潮させショーツにテントを作っており、明らかに発情していると感じられた。

  「くっ、ヴィランを倒せば助けられるだろうか……」

  ファイトファンロンを害そうという意志がスタッフからは全く感じられず、ただトレーに一つのカギを載せて差し出すばかりだ。敵対してこない以上、さらわれてしまった子どもの救出を優先しようと判断し、ファイトファンロンはホテルのキーを受け取る。

  「ご主人様はこちらの部屋にてお待ちです」

  恭しくファイトファンロンを見送るスタッフを背にホテルの中を突き進む。何らかの香が焚きしめられているのか甘い匂いと熱気がまとわりつく中、扉の前を通り過ぎていくホテルのルームの向こうからベッドの軋む音や喘ぎ声が聞こえてくる。

  ホテルのキーに記されたルームナンバー、ホテルの中でも奥まった位置にあるその部屋までやってくると、扉を開けずとも漂ってくる禍々しく甘ったるい気配に思わずファイトファンロンは息を呑んだ。

  「むっふふ……、そう身構えずとも入室を許すのである」

  「……っ!」

  扉の向こうから投げかけられる声にビクンッと身体を震わせるファイトファンロンだったが、すぐに気を取り直して蹴破りそうな勢いで室内へと転がり込む。

  室内に満ちた空気は廊下に漂っていた香りよりも濃密で、嗅いでいるだけで全身が熱を持ちはじめてしまう。熱気に潤む視線の先にはでっぷりと肉を蓄えた豚人が、紐かと見紛うような扇情的な下着でベッド上に寝ころんでいた。

  思わず目を奪われるファイトファンロンはすぐに正気を取り戻して、浚われた子どもの居場所を探れば、カーテンで視界の遮られたバスルームの硝子越しに一人分のシルエットが映されている。

  「この爺を狙い、そのために幼い子を拐かすヴィランめが、覚悟……!」

  「直に見えるのは初めてであるな、ファイトファンロンよ。我が輩こそピギーバスキング、淫魔の王なのである。全盛期より揉みがいのある熟れた肉体となったものよ」

  「ふざけるな……!門下生を返してもらおう!」

  「ブフフ、そのような態度を取っていいのであるか?」

  ピギーバスキングの言葉とともに、バスルームから年若い喘ぎ声があがる。精通を迎えたかも定かではない少年にとって強すぎるピギーバスキングの淫気に、すぐに艶やかな声と湿った音が聞こえ始めるのだった。

  「幼気な少年の精力は好いのであるなぁ、ファイトファンロン?」

  「む、うぅぅ……!?や、やめろあの子には手を出すでない……!」

  ファイトファンロンもまた同じように、ピギーバスキングの淫気にあてられて呼吸に乱れが生じてしまう。聞こえてくる少年の発情がファイトファンロンの中で渦巻き熱を持ち、制止の言葉にも説得力はなくなっていた。

  「であるならば、我慢比べといこうではないか。少年の分も我が輩の力を耐えきれるのであれば、少年ともども手を引くことを誓うのである」

  ベッドの上で扇情的に誘うピギーバスキングに、性的嗜好も掠らないはずのファイトファンロンですら絡め取られていく。ふらふらとおびき寄せられていくファイトファンロンの肉厚な体躯にピギーバスキングは手を這わせ、その感触をゆっくりと深く味わいはじめた。

  「くぅ……!」

  病弱だった妻に早くして先立たれてからというもの自ら精処理をするタイプでもなかったために老齢になってからは枯れて久しかった性欲が、ピギーバスキングによって掘り起こされてしまう。

  抵抗すればバスルームの少年に危害が及ぶという思いが枷になり、ファイトファンロンはされるがままに耐えるしかない。ピギーバスキングの手業によって掘り起こされた性欲がまとわりつく甘い匂いによって増幅され、若い頃と変わらない、いやそれ以上の感度をもたらしファイトファンロンに襲いかかる。

  「な、なんだこれ、はぁっ……?!こ、このような責め苦、っ……ぅ!」

  現役時代とは大きく変わった体型に限界まで引き延ばされているヒーロースーツの上をピギーバスキングの太い指が滑ると、それだけでファイトファンロンの身体は甘い刺激に大げさなほど跳ね上がった。全身が燃えるように熱く、ヒーロースーツの圧迫感すらも今のファイトファンロンには興奮してしまう。

  「おやぁ?まだ我が輩はおまえに触れただけなのであるよ?それをスリットマンコを浮き立たせて……」

  「そんっ……?!」

  ピギーバスキングのねっとりとした吐息とともに耳元で囁かれる言葉に、思わず視線を落とせばそこには確かにヒーロースーツの上からでも分かるほどヒクついた縦の筋が浮かんでしまっていた。

  ヒーロースーツ越しにスリットをなぞられれば、何とか嬌声を堪えようとしていた口が開いてしまい、甘い吐息が漏れ出してしまう。その隙をピギーバスキングが見逃すはずもなく、ファイトファンロンはその毒牙に絡め取られていく。

  「全盛期ならば我が輩の力も跳ね除ける胆力があったやもしれぬが、久方振りの快楽はさぞ気持ちいいものであろう?」

  ピギーバスキングの言葉へ反応することすらもままならないほどの快感がファイトファンロンの中を駆け巡り、目の前の相手が敵であることも忘れて淫蕩に耽ってしまいそうになる。

  快感に呑まれるほどにピギーバスキングによる支配が強まっていき、己の全身が性器になってしまったようにすら錯覚し始めてしまう。しかし、その放出は決して許しを与えられず、ヒーロースーツを汗やガマン汁によって濡らしていくだけだ。

  「ふっ、くぅぅ……、んぁっ……」

  「そのように堪えずともよいのである、我が輩はそれすらも愛でてやるのであるよ」

  耳元をねっとりと舐られながら与えられる言葉に、ファイトファンロンの精神が解かれていってしまう。スーツ越しにスリットの土手を圧し潰されながら、対する答えとばかりにガマン汁を滲ませてしまう。

  「じ、爺の縦ワレを……」

  目を潤ませ蕩けかけた表情で、ヒーローとしての逞しさなど微塵も感じられない声で、ピギーバスキングへと口を開いたファイトファンロンを、突如大きな音と光が遮った。

  ルームのテレビが映し出し始めたのは少し前にファイトファンロン自身が通ったこのラブホテルのロビー、そこで派手に暴れる龍人のヒーローの姿だった。ファイトファンロンと色違いのスーツを身に纏った緑の龍人は、次々と襲いかかる戦闘員をモノともせずに奥へと突き進んでいく。

  「おやぁ、あれはお前の息子、チェストチンロンであるなぁ?」

  「なっ?!あ、あやつ……!」

  ファイトファンロンの窮地を嗅ぎつけたのか、この場に駆けつけて戦っている息子の、現役で力を奮う一線級のヒーローであるチェストチンロンの姿に、ファイトファンロンは正体を取り戻す。ピギーバスキングに呑まれ淫蕩に沈みそうになっていた自身を自覚する。

  「ぐっ、うぉぉぉぉぉぉっ!!」

  「むっ、小賢しいのであるな、まだ抵抗するであるか」

  雄叫びとともにピギーバスキングの手を逃れて対面するファイトファンロンであったが、感度を高められ性感を沸き立たせられてしまっては、その立ち姿もどこか間抜けに映ってしまう。スリットから伸びてヒーロースーツを押し上げる柱も隠せず息も荒いその姿に、ピギーバスキングは余裕を一切崩さない。

  「アレがここまで来るのとどちらが早いか、見物であるな」

  ピギーバスキングの支配に呑まれそうになっていた身体では、再び押し倒されてしまうのも時間はかからずに、ファイトファンロンはテレビ画面を見せつけられながらその肢体を肉付きのよい太い腕に弄ばれる。

  「我が輩の下僕どもがまるで紙吹雪とばかりに吹き飛んでおるな、流石は伝説のヒーローの息子なのである」

  「んぐぅっ、むぉっ……!」

  全身を這い回るピギーバスキングの手は的確にファイトファンロンの性感帯を責め立てつつ、絶頂を許さずに寸止めを繰り返す。

  「現役時代のお前よりも体格は良いのであるか?腕周りの凹凸も見目に映えているのである」

  「チェストチンロンの……う、でぇ……!」

  耳元の囁きに促されてファイトファンロンの視線は、テレビにアップで映されたチェストチンロンの体躯へと熱烈に注がれている。筋肉のうねりに、肩の盛り上がりに、沸き起こる衝動は……

  「そうであるなぁ?あの腕に抱かれたいのであろう、ファイトファンロンよ?」

  「そ、そんっ?!んぐぅぅっ?!」

  息子の逞しさへの劣情を見透かされた動揺と、少しでもその姿を想像してしまった興奮に、ファイトファンロンは大きく全身を奮わせた。ヒーロースーツから染み出してゼリー状で留まるザーメンを吐き出し、息子の活躍でファイトファンロンは絶頂を迎えてしまったのだ。

  「あ、そん……爺は……」

  「分かっているのである。大丈夫、我が輩に身を……」

  ピギーバスキングの手がすくい上げたファイトファンロンの精液を当人の顔へと塗りつけて、染み込んでいくピギーバスキングの言葉に包まれてファイトファンロンの意識は呑み込まれていくのであった。

  「おい親父っ!助けにきたぜっ!」

  その瞬間、チェストチンロンが扉を叩き壊して転がり込んでくる。筋肉の隆起がヒーロースーツを押し上げ、全身に逞しさを感じさせるその姿に、ファイトファンロンとピギーバスキングの二人は向き直った。

  ふらりと頭を揺らしてチェストチンロンへと向けられたファイトファンロンの視線に、言いようのない不安を感じ取り訝しげに声をあげる。

  「親父……?おい、どうし……?!」

  艶やかな吐息を漏らしながら迫り来るファイトファンロンの様子にたじろぐチェストチンロンを、ファイトファンロンの腕が捉えるともつれ込むようにその場に押し倒されてしまう。

  間近まで迫り身体が密着するほどになってようやく、ファイトファンロンの股間からスーツを押し上げ濡らす柱の存在に気づけば、チェストチンロンの顔から血の気が引いた。

  「ブッフフ、息子相手に盛りをつけてしまうとは、伝説のヒーローも一皮剥けば雄であるなぁ?」

  「チェストチンロンよ……ここまで逞しくなっておったとは……」

  「おい、離れやがれ親父っ!アイツの仕業に呑まれやがって……!」

  現役を退いたとはいえほぼ衰えのない膂力に体重もかけられてしまえば、いかにパワー型のヒーローであるチェストチンロンであっても中々抜け出すことも出来ない。

  仰向けに倒れたチェストチンロンの上に馬乗りになったファイトファンロンは、自身の尻をチェストチンロンの股間へと擦り付け始める。

  「お゛ぉ……尻に擦れるぅ……」

  「気色悪ぃ……!はなれっ、ろぉっ!」

  ファイトファンロンの下で暴れるチェストチンロンであったがファイトファンロンを除けることも出来ず、それどころか暴れたことで深く空気を、ピギーバスキングのフェロモンを取り込んでしまうのだった。

  興奮し発情しながら、ファイトファンロンは半ばピギーバスキングに操られるように自らと息子のヒーロースーツの股間を力任せに引きちぎってしまう。一度裂けてしまえば、合わない体型に悲鳴を上げていたファイトファンロンのヒーロースーツは裂け目を大きく広げ、スリットから伸びるチンポも、初物でありながら熟れた尻穴も晒け出してしまう。

  それに対し、チェストチンロンのヒーロースーツも、ファイトファンロンに引けを取らない逞しさのチンポがスリットから顔を見せてしまい、スーツの裂け目を広げていく。

  「先ほど欲情していた相手が目の前におるのであろう?初物ケツマンコを使うのを許してやるのであるよ」

  「しっかりしやがれ!そんな奴の言いなりになんかなってんじゃねぇ、ぉぉっ?!」

  ファイトファンロンを叱咤しようとするも、むっちりと肉の載った尻で股間を擦りあげられてしまうとその肉感にチェストチンロンのスリットがヒクヒクと蠢いてしまう。チェストチンロンも周囲に満ちた甘い匂いに呑まれ、全身が敏感になり始めてしまっていたのだ。

  ファイトファンロンの尻コキであっという間にスリットから飛び出したチェストチンロンのチンポはファイトファンロンのモノよりも多少短いがその分太さのある立派な塔であり、溢れてくるガマン汁をファイトファンロンのアナルに塗りつけて窄まった門にノックする。

  「お゛っ、息子チン、ポぉぉっ?!」

  「んぉぉっ?!」

  ヌプッ、とチェストチンロンのチンポの先がファイトファンロンの中へと呑まれると、腰が沈んでいくままにより奥深くへと穿たれていく。初物とは思えない名器であるファイトファンロンのアナルに、チェストチンロンは思うように力を込められずに両手をファイトファンロンの腰に添えられるだけでその体重を押しとどめることもできない。

  息子の上に跨がったまま腰を上下するファイトファンロンの表情は初貫通とは思えないほど快感に緩み、これまでの人生でも見たことのないその様子にチェストチンロンの精神すら激しく揺さぶっていく。

  ヒーロー同士の騎乗位セックス、それも実の親による逆レイプをさも楽しそうに眺めていたピギーバスキングが興奮するほど、ファイトファンロンの支配がより深いものへとなっていき、息子の上でのスクワットが激しくなる。

  「おや、じぃっ!ま、まちやがっ、あひぃっ?!チンポぉっ?!」

  チェストチンロンもまた空気に呑まれて無意識なのか下から腰を突き上げはじめてしまう。精力もまだ衰えは来ていないが最近は忙しさからめっきりご無沙汰だったチェストチンロンには、実の父親のケツマンコという事実を差し引いても有り余るほど強烈な快感が襲う。

  「ケツマンコの中で息子チンポビクビクいっとるぅ……っ!」

  「んぐぅっ……!も、もうっ……!お、おや、じぃ……!」

  親子の頭にもはやピギーバスキングのことも、助けにきたはずの子どものこともすっかり放り捨てられ、肉親との性交での快感のことしか考えられない。限界寸前のチェストチンロンのチンポがビクビク震え、今にもファイトファンロンのケツマンコの中で爆発を迎えそうになる。

  しかし、チェストチンロンのチンポを味わいながらもファイトファンロンは何か物足りなさを感じてしまう。チェストチンロンの逞しいチンポが出入りしながらも、より激しく犯されることをいつしか求めていた。

  とうとうチェストチンロンのチンポがケツマンコの奥深くを抉り、ナカへと精液が打ち付けられる。息子の射精を感じながらも、ファイトファンロン自身は絶頂まで辿りつくことができない。

  「お゛ぉ……ぁ、なん……?」

  ケツマンコで息子のチンポが暴れるのを感じながら、急に理性が揺り戻される。今の今まで実の息子のチンポを求めて自ら跨がって腰を振っていたことも、それでありながら物足りなさを感じたことも。

  己のしたことを知覚して後ずさり、刺さっていたチンポが抜けてトロリとむっちりとした股を伝う。

  「ブフフ、楽しませてもらったのであるが、まだまだ物足りないのであろう?」

  「ひぃっ?!な、何をする……?!」

  ピギーバスキングの手がファイトファンロンの内股をさすり、指に中出しザーメンを絡め取る。くちゅくちゅと音を立てながらケツマンコをかき混ぜられ、ファイトファンロンの性欲をより激しく燃やされてしまう。

  「我が輩のチンポを、そこのチンポとの格の違いを見せつけてやるのである」

  「んほぉぉっ、爺のケツマンコをぉぉっ?!」

  これからケツマンコに入るのだと誇示するように、ピギーバスキングの股間にそびえ立つチンポを揺らす。二人の龍人ヒーローよりも太さも長さも段違いに大きく、先にいくほど捻れるチンポにファイトファンロンはもう目を離すことが出来なくなってしまう。

  あてがわれてすぐにファイトファンロンのアナルを押し開いて、ピギーバスキングのチンポが蹂躙する。チェストチンロンのチンポでは感じられなかった圧倒的な快感に、ファイトファンロンはあっという間に呑まれてしまった。

  自身を逆レイプしていた時とはまるで違う、父親であるファイトファンロンの様子にチェストチンロンの雄としてのプライドすらも傷ついて大きくショックを受ける。

  「どうである、我が輩のチンポは?息子のチンポなんかよりも気持ちよかろうである?」

  「ひぎぃぃっ、激しっ、ズコズコ深くまで突かれておるぅぅっ?!」

  「すっかり我が輩のチンポのトリコであるなぁ?」

  もはやヒーローとしての自身すら快感に溶けてしまい、ファイトファンロンはすっかりチンポに屈服してしまいそうになる。いや、もう既に勝ちようのないところまで堕ちきってしまっていた。

  あとはもうピギーバスキングがファイトファンロンに摘み取るだけだ、全身に満ち溢れたファイトファンロンの精力を。

  「もうイきたいであろう?手に取るようにお前の精の高ぶりを感じるであるぞ」

  「そ、そんなことぉ……!」

  否定しようとする言葉は弱々しく、もはや一切説得力は持たない。ガン堀りされながらファイトファンロンを愛撫するピギーバスキングの手を振り払うこともできず、舌を摘まれ首筋を舐められる。

  「イきたいのであれば我が輩の妻として、眷属となることを誓うのである」

  「ひょれ、ひゃぁ……っ!」

  ズン、とケツマンコを抉られてファイトファンロンのチンポが大きく揺れる。射精を望む本能が暴れ、ヒーロー、ファイトファンロンとしての自分が擦り切れ果てていく。

  股間は今すぐにでも精液を全て吐き出したいとばかりに熱を持ち、自身を犯すピギーバスキングへの感情が溢れて止まらない。

  「爺を……!初物ゆるゆるケツマンコの爺を妻として娶ってくれ……!」

  口をついた言葉はファイトファンロンの理性の最後の一欠片を粉々に崩し、一度出た言葉はファイトファンロンを底のない深みへと引きずり込む。ピギーバスキングの中出し汁が全身に染み渡り、ファイトファンロンとしての全てがザーメンとして吐き出される。

  駆け巡るピギーバスキングの魔力の載った精はファイトファンロンをピギーバスキングの眷属として作り替えていく。下腹部に淫紋が浮かび上がり、龍人の先の長い鼻が豚のような平たく潰れた豚鼻へと変わり果てる。

  肉体の変化に耐えられなかったヒーロースーツが損傷部位が広がっていくままにボロ切れへと化していき、ファイトファンロンの終焉を見送った。

  「そ、そん……親父……」

  チェストチンロンは目の前でピギーバスキングの眷属へと堕ちていく父親の姿に、言葉を詰まらせ何も出来ないでいた。

  やがて、目を閉じ身体の変化を耐えていたファイトファンロンが目を開ければ、すぐさまただ一人を捜し求めて視線を泳がせる。視線に捉えるのは全身全霊で愛すべき主、ピギーバスキングだ。

  「このような爺を妻として召し上げていただけるとは……これからは旦那様の妻、ピギーバスファンロンとしてご奉仕させていただきますぅ」

  自身をピギーバスキングのメスとして、愛されるために媚びへつらう。そんな父親の姿は、チェストチンロンを絶望させるのに十分すぎた。

  もっとも、ファイトファンロン、いや、ピギーバスファンロンにとってもうチェストチンロンのことなど一切眼中になく、一瞥をくれることすらしない。

  「ブフフフフ、実に愛いではないか……!これからは我が輩の妻として、愛してやるのである」

  「あ、ありがとうございますぅ、感激の至りでございます……!」

  腰を抱き寄せピギーバスファンロンへと口付けを落とせば、それだけでピギーバスファンロンは腰砕けになってピギーバスキングへとしなだれかかる。そのまま闇へと融けていき、後に残されたのは絶望に包まれたチェストチンロンばかりだった。

  『ピギーバスキング様親衛隊!またも快挙!』

  『ヒーロー機関陥落間近、自ら眷属化を望む者も!』

  それから時は流れ、世界は様変わりしてしまった。元伝説のヒーローを手にしたピギーバスキングはその支配を広げ、ピギーバスファンロンはその手足としてよく働いた。いかなるヒーローであっても元伝説のヒーロー相手に叶うことはなく、ピギーバスキングに捧げられ、次に会ったときには眷属や餌としてピギーバスキングに仕えているのだ。

  そんな世情でチェストチンロンはといえば、主がいなくなり廃墟と化した実家の道場で廃人のように引きこもっていた。父親がピギーバスキングの妻となったあの光景が脳裏から消えることなく、ヒーローとして、それどころか人としての生活すらままならないほど、精神が傷ついてしまったのだ。

  筋肉の塊のようだった身体は見る影もなく肥え太り、布団にくるまったまま周囲に食事の残骸が積み重なる。垂れ流されるニュースの見出しがピギーバスキングを賞賛するモノへと変わっていく変遷を聞いては、震えて涙した。

  「ぐすっ……親父ぃ……」

  退行を起こしたように道場に残されていた元ファイトファンロンの胴着を胸に抱き、残り香に包まれる。

  「ブフフ、父を求めて引きこもるなど、これは寂しい思いをさせたであるな?」

  その時、久しくチェストチンロン以外が足を踏み入れることなどなかった道場に彼以外の声が響き渡る。そこに立っていたのは、一時も忘れることなど出来なかった豚の淫魔王、ピギーバスキングだ。そしてその隣には黒いレースのランジェリーに身を包むピギーバスファンロンが。

  「寂しい思いをさせた……だが、旦那様はお前も娶ってやらないこともないとおっしゃった」

  記憶にある父親のぶっきらぼうながらも優しさを感じさせる在りし日と同じ声色で、変わり果てたチェストチンロンへと手を伸ばす。優しく抱きしめ、むちむちとした肉感を堪能する。

  「ほれ、親子で旦那様の妻となろうではないか」

  「あ、あぁ……そう、だな……」

  全身を包み込むピギーバスファンロンの温かさと魔力に、チェストチンロンの瞳は暗く濁っていく。ピギーバスキングの妻となることを受け入れられるように、ピギーバスキングの素晴らしさを注ぎ込まれて。

  ピギーバスキングの眷属となる魔力がチェストチンロンへと染み込んでいき、ピギーバスファンロンと同じような姿へ変貌していく。

  「……ピギーバスチンロン、今ここに旦那様の妻として魂も全てを捧げさせていただきます!」

  「愛いのう、これからは親子ともども愛でてやるのであるよ」

  チェストチンロンとしての人生を捨て、ピギーバスチンロンとして、父親と同じようにピギーバスキングの妻となることを宣言する。その隣で息子の門出を祝福するピギーバスファンロンと二人、これからはピギーバスキングの妻として、先兵として、力を遺憾なく奮い続けるのであった。